ADSLのサービス終了の時期が近づいています。ADSLの解約をするにはどうすればいいのでしょうか。解約金やレンタル機器の返却など解約するにあたって注意したいこと、注意をしないと損をしてしまうこともあるので、それらについても解約方法とあわせて説明します。また、引き続きインターネットを利用するための乗り換え先についても解説していきましょう。(2021年7月現在の情報です。)
ADSLは以下のスケジュールで終了となることが予定されています。ADSLがサービスを終了すると、他のインターネット回線と契約しない限り、インターネットを利用できなくなるので注意が必要です。
・NTT東日本・西日本のフレッツ・ADSL
2023年1月31日(火)をもってサービス提供を終了。
・Yahoo! BB ADSL
2024年3月末をもってサービス提供を終了。
NTTフレッツADSLの場合、ADSLと同時に契約しているはずのプロバイダーとの契約はそのまま続くことになり、プロバイダー料金のみ請求が継続して発生してしまう可能性があります。
また、サービス終了まで余裕があるからとギリギリまで次の乗り換え先を決めないでいると、終了時期が近づくにつれ乗り換え希望者の申し込みが殺到して手続きに時間がかかってしまうかもしれません。できれば早めの対応をしておいたほうが賢明です。
では、ADSLの解約の方法と流れを説明します。
ADSLの解約手続きの申請は電話で行います。申請窓口の電話番号は、各公式サイトの「各種お手続き」や「お客様サポート」などに掲載されています。NTTフレッツADSLもYahoo! BB ADSLも、公式サイトや営業所からは解約手続きができないので注意してください。
なお、Yahoo! BB ADSLの解約手続きは、「Yahoo! BB ADSLを契約した時の電話番号」もしくは「連絡先として登録している電話番号」から電話をかけないと解約手続きが行えません。さらに「186」をつけて電話番号を通知して電話をかけるよう指示されています。本人確認のために「カスタマーID」も必要なので手元に用意しておきましょう。
続いて、NTTフレッツADSLの場合はプロバイダーの解約申請を行いましょう。プロバイダーはネットで解約手続きができるところが多くなっていますが、それぞれの公式サイトで確認して手続きを行うようにしてください。
さらにモデムなどのレンタル機器(ケーブル類を含む)を返却することになります。レンタルではなく買い取っている場合は返却の必要はありませんが、ADSLの解約連絡のときに念のためモデムの返却について聞いておいたほうがいいでしょう。解約したのにレンタル機器を返却しないでいると機器代金を請求されることがあります。
返却の手順は下記のとおりです。
モデムなどの返却については解約連絡の際に案内がありますので、指示に従ってください。通常はフレッツADSLの解約手続きを行うとモデムの回収用キットが自宅に送られてくるので、そこに機器を入れ、指定のコンビニか郵便局から荷物を送ることになります。
解約日に合わせてモデムを取り外して返却するよう指示があります。モデムをレンタルしていた場合は機器受け取り時のダンボールか、ない場合はダンボールを用意し、緩衝材を使って梱包、元払いで下記の住所に荷物を送ります(配送業者の指定はありません)。利用停止付きの翌月20日までに返却しないと違約金が発生するので要注意です。
ADSLを解約するときに解約料はかかるのでしょうか。それぞれ説明します。
NTTフレッツADSLの場合は、2年などの契約期間の縛りがないため回線自体の解約料はかかりません。
ただし、同時に契約しているプロバイダーの解約に際しては解約料(解約金・違約金)が発生する可能性があります。NTTフレッツADSLを解約してもプロバイダーは自動的に解約とはなりません。
契約しているプロバイダーで解約金が適用されるかどうか、金額はいくらなのかはプロバイダーによって異なります。マイページなどから確認できる場合もありますが、確実に知りたい場合はプロバイダーのサポートに問い合わせてみましょう。
Yahoo! BB ADSLの場合、「Yahoo! BB バリュープラン」などで契約していて契約満了月以外に解約すると「解除料」がかかります。「Yahoo! BB バリュープラン」の場合の解除料は10,450円(税込)です。
なお、Yahoo! BB ADSLの場合は回線とプロバイダーの契約は一体になっているので、プロバイダーのみの解約手続きは必要ありません。
Yahoo! BB ADSLの解約がそうであるように、NTTフレッツADSLと共に契約しているプロバイダーの解約も、契約満了月や契約更新月に解約すると解約料が0円になることがあります。
プロバイダーの場合、契約満了月の翌月が契約更新月となっていて、その契約更新月(1カ月間など)以外に解約やコース変更をすると解約料や手数料がかかる、というケースが多いでしょう。したがって、解約をするならその更新月のタイミングに合わせるのがベストです。
もうひとつ、解約料を支払ったとしても、乗り換え先のキャッシュバックキャンペーンを利用して解約料による出費を軽減するという方法もあります。
光コラボ事業者の中には、ADSL回線からの乗り換えユーザーを対象に、1万~1万5,000円程度のキャッシュバック、さらに工事費無料などのキャンペーンを行っているケースがあります。今このタイミングで乗り換えをすれば、解約料を支払ってもお釣りが来るというケースもあるので調べてみるといいでしょう。
ADSLを解約する際は、レンタル機器の返却や解約料以外にも次のような点に注意する必要があります。
ADSLはそもそもアナログの電話回線を利用したインターネット回線です。しかし、ADSLには、
・電話共用タイプ(タイプ1)
・ADSL専用タイプ(タイプ2)
という2種類があります。タイプ1はもともと利用していた電話回線を使って音声通話とADSL通信を共用しています。そのためすでに「NTTの電話加入権」を所有しているはずです。
一方、タイプ2はADSL専用のアナログ回線を新規で導入して使っています。こちらは電話加入権不要タイプとも呼ばれるADSL専用型なので、電話加入権は所有せず、電話を使っている場合はBBフォンなどのIP電話(インターネット回線を利用した電話)を使っているはずです。
したがって、タイプ2で電話を使っていた方は、ADSLを解約すると電話が使えなくなり、電話番号もなくなります。タイプ1の場合、電話はそのまま使えて、電話番号が変わることもありません。これはNTTフレッツADSLもYahoo! BB ADSLも同じです。
タイプ2で同じ電話番号で電話を使い続けたい場合は、電話加入権を購入すれば可能です。もしも固定電話は使いたいけれど電話番号を変えても構わないのであれば、次に光回線に乗り換える場合は光電話を利用したほうが価格的にお得です。
Yahoo! BB ADSLには、Yahoo! BB「プレミアム」プランというプランがあります。これは「Yahoo! BB」と「Yahoo!プレミアム」がセットになったプロバイダープランです。
Yahoo!プレミアムはYahoo!ショッピングやLOHACO、ヤフオク!などを利用する際にさまざまな特典が付く月額508円(税込)の有料サービスです。
注意したいのは、このYahoo!プレミアムは、Yahoo! BB ADSLを解約しても自動解約されないことです。Yahoo!プレミアムを継続して使いたい場合はそのままでもいいのですが、必要ないと判断した場合は別途、解除の手続きをしてください。
NTTフレッツADSLの場合、解約月の料金は日割り計算をして請求されますが、Yahoo! BB ADSLの場合は日割りでの請求は行っておらず、ひと月分の料金が請求されます。
プロバイダーの解約も日割りが可能な場合と月割りになる場合があります。日割りにしてもらえない場合が多いのでこの点も確認しておきましょう。
ADSLの解約をし、その後も引き続きインターネットを利用するのであれば、手続きの順番にも気をつけてください。ADSLの解約日(サービス停止日)と乗り換え先の回線の開通日のスケジュールを合わせておかないと、インターネットができない期間ができてしまうためです。
特に光回線やCATVなどの固定回線を選ぶ場合は、先に乗り換え先を決めて契約し、その開通日に合わせてADSLの解約をしましょう。
最後に、ADSLのおもな乗り換え先の候補と、それぞれの特徴について説明します。
最も有力な候補は光回線です。光ファイバーケーブルを使ったインターネット回線で、ADSLよりも高速かつ安定した通信ができます。高画質の動画視聴やオンラインゲーム、Web会議などもストレスなくできるでしょう。
デメリットはADSLよりも月額料金が高くなりやすいことです。ただ、現在は光コラボと呼ばれる、NTTのフレッツ光と同じ光回線を使った、プロバイダーなどの事業者が提供しているサービスを選択できます。この光コラボの中には月額料金が抑えめで、乗り換えの際のキャッシュバックなど特典を用意している業者があるので、比較検討してみることをおすすめします。
自宅だけではなく外出先でもインターネット回線をよく使うという方なら、モバイルルーターも有力な乗り換え候補になります。モバイルルーターは携帯電話と同様にモバイル回線(無線電波)を使ってインターネットと接続できる通信機器(端末)です。パソコンやスマートフォンとはWi-Fiで接続できます。WiMAX 2+というモバイル回線を使うWiMAXのモバイルルーターなら、通信環境によりますが実測値で30Mbpsくらいの速さです。
モバイルルーターの便利なところは、一般的なスマートフォンよりコンパクトなので気軽に持ち歩けることと、自宅でも工事不要で使えることです。機種を選び、申し込みをしてモバイルルーターが届いたら、Wi-Fiの接続設定をすればその日のうちに使えるようになります。自宅ではWi-Fiではなく有線LANを使いたいという場合は、クレードルが用意されている機種を選ぶと(クレードル代は別にかかります)LANケーブルでも接続できます。月額料金はプランにもよりますが、3,000~4,000円程度です。
ホームルーターはモバイルルーターを建物内だけで使えるようにした製品です。据え置き型で、充電式ではなくコンセントから電源供給します。パソコンやスマートフォンとはWi-Fiの他に、最初から有線LANでも接続できます。
外に持ち歩くことはできませんが、自宅内で固定回線の代わりに使いたいのであれば、ホームルーターも選択肢に入るでしょう。
CATVはケーブルテレビのことで、テレビ用のケーブルをインターネット回線としても利用できます。速度は業者によってバラツキがありますが、光回線よりは遅く、モバイルルーターと同程度です。
インターネット専用として利用する場合には、CATVは速度のわりにやや割高に感じることが多いでしょう。しかし、有料テレビ番組が見られることを考えれば便利です。都心のアパートやマンションでは、最初からCATVが使えるようになっている物件も意外に多いようです。
これまでADSLを利用していて特に不満もなかったという方も、そろそろ乗り換え先を決めて乗り換えを実行するタイミングです。解約の手続きには若干面倒な部分もありますが、この記事を参考に、スムーズな解約・乗り換えをしてください。
ADSLを解約した後もインターネットを使用するのであれば、光コラボへの乗り換えをご検討ください。
DTIでは、最低利用期間の縛りや解約時の違約金が無く※、しかも特典が豊富でおトクにご利用いただける光コラボ「DTI 光」をご提供しています。
※開通月は解約手続きができません。開通月翌月での解約をご希望の場合、当月の利用料金が発生いたします。
DTI光には「2年以上利用すること」などといった契約期間の制限はありません。そのため、いわゆる「2年縛り」と呼ばれるような、特定の期間中に契約解除しないと違約金がかかるといったこともありませんし、自動更新されることもありません。いつでも違約金なしで解約できます。
※開通月は解約手続きができません。開通月翌月での解約をご希望の場合、当月の利用料金が発生いたします。
DTI光では、以下の特典をご用意しており、これから光回線を用意する方はもちろん、既に光回線をご利用されている方でもおトクな料金でご利用いただけます。
フレッツ光からの転用、他社光コラボからの事業者変更なら、月額基本料がなんと2,900円~(税込3,190円~)(※1)と、とてもおトクになります!
■ お申し込みの方全員
・「ようこそ割」→ 12カ月間基本料金 最大440円 割引(※2)
・Wi-Fiルータープレゼント
■ 新規開通の方
・工事費相当額(最大26,400円)割引(※3)
■転用/事業者変更の方
・「のりかえ割」→ 6カ月間基本料金550円割引
※1 DTI 光マンションタイプ:3,960円(税込)/月への転用、事業者変更で、月額割引特典を適用した1か月目(開通月の翌月)~6カ月目の料金。別途、契約事務手数料などの初期費用や、有料のオプションプランにご加入の場合はオプション料金がかかります。
※2 DTI光 ファミリープランの場合。マンションプランの場合は220円の割引となります。
※3 新規基本工事(派遣工事)費の分割払い相当額を毎月の利用料金から値引きします。新規基本工事費の分割払いは24回払いとなり、開通月の翌月から起算して24カ月のご利用で実質無料となります。無派遣工事における工事費、追加工事費、オプションサービスの工事費などは割引の対象になりません。
DTI 光なら、ほかサービスとのセットで各種割引が受けられます。DTI光とauのスマートフォンなどを同時利用する場合は毎月最大で1,320円(税込)の割引(auセット割)、DTI光と格安SIMカードサービス「DTI SIM」をまとめて契約して同時利用する場合は毎月165円(税込)割引(SIMセット割)となります。
DTI光ではIPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続方式による「IPv6(IPoE)接続サービス」を利用可能です。従来の接続方式の光回線を使っていて、速度が遅い、繋がりにくい時間帯があると感じている方でも、DTI光に切り替えることで安定性と速度が向上することが期待できます。
※IPv6(IPoE)接続方式のご利用には、別途「IPv6(IPoE)接続サービス」へのお申し込み(月額料金無料)、IPoE接続対応機器(ホームゲートウェイ、ブロードバンドルーター)のご用意が必要となります。(「DTI 光スタート特典」にてプレゼントをしているWi-Fiルーターは「IPv6(IPoE)接続サービス」に対応しております。)
ADSLの解約後もインターネットを利用したいけれど、月額費用は抑えたい…という方は、光回線よりもお安く利用できるDTI WiMAX 2+がおすすめです。光回線とは違い、工事不要で利用可能なのも嬉しいポイント。DTI WiMAX 2+の魅力は大きくわけると5つあります。
DTI WiMAX 2+の通信速度は、+5G通信なら下り最大で約2Gbps(使用機器により最大速度が異なります)、WiMAX 2+通信で下り最大440Mbpsなので、動画をサクサク鑑賞することができます。また、重いデータも高速でダウンロード可能です。※
※「ギガ放題プラスプラン(2年)」では、 ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。(これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客様のご利用状況をふまえ、速度制限条件等を2022年2月1日より変更致しました。)
配達時間が選べ、自宅で利用する場合も工事や配線作業は必要ありません。届いたその日から、自宅でも外出先でも、すぐにインターネットを利用できます。
DTI WiMAX 2+のモバイルタイプの機器なら、ご自宅でのご利用だけでなく、スマートフォンなどを外で使用する場合にも使用できるので、スマートフォンなどで契約しているデータ通信容量を圧迫せず、データ通信をご利用いただく事ができます。
ギガ放題プラスプラン(2年)にお申し込みいただくと、キャッシュバック特典があるので、WiMAXをお得にはじめる事ができます。
※ご利用開始月を1カ月目として、13カ月目まで継続してご利用いただいているお客様に、キャッシュバックのご案内をメールにてお送りします
※本特典は、予告なく変更または終了する場合があります
DTI WiMAX 2+ に申し込みDTI会員になると、全国の宿泊施設やレジャー施設やスポーツクラブ、インテリアの購入、レストランや居酒屋の飲食などが特別優待価格で利用できます。
※ DTI光、DTI WiMAX 2+の各種特典内容は予告なく終了または内容を変更させていただく場合がございます