スマホを変更する際、SIMカードはどのサイズを利用すべきか迷いますよね。SIMカードは3つの種類があり、サイズが異なります。今回は、SIMカードの特徴とサイズ変更の方法についてご紹介します。
SIMカードは「標準サイズのSIM(miniSIM)」「microSIM」「nanoSIM」の3つの種類があります。それぞれのサイズは下記です。
大きさは25mm×15mmです。2008年発売のiPhone 3Gや2009年発売のiPhone 3GSなどが対応しています。最近の端末では標準SIMを利用している機種はほとんどないので、実質的にはmicroSIMかnanoSIMのいずれかを選ぶことになります。
標準サイズのSIMをひとまわり小さくした15mm×12mmの大きさがmicroSIMです。iPhone4、iPhone4Sや2012年以降のさまざまなAndroid端末が対応しています。
nanoSIMの大きさは12.3mm×8.8mmです。iPhoneではiPhone 5以降のiPhone 5s、iPhone 6などが対応しており、XperiaではXperia Z3以降の端末が対応しています。
端末によって利用できるSIMカードのサイズが異なるので、必ず利用前に確認した上でお申し込みください。
SIMカードのサイズを変更する方法は、サービス提供元にサイズ変更を申し込む方法と自分で変更する方法との2つがあります。
SIMカードを発行したNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルなどの携帯キャリア、もしくはMVNOにサイズ変更の申し込みをすると、3000円前後の手数料(サービス提供会社によって金額は変わります)が発生しますが、サイズ変更してもらうことができます。ここで注意しなければいけないのは、変更の手続きに数日かかり、その間は利用できなくなること。普段から連絡をとる方には事前に変更することを伝えておきましょう。
SIMカードのサイズ変更を自分で行うケースは、サイズを大きくするケースと小さくするケースの2つがあります。
サイズを大きくするケースはSIM変換アダプターを使って行います。SIM変換アダプターに今利用しているSIMカードを設置することで、ひとまわり大きいSIMカードとして利用することができます。ただ一度設置すると外せなくなることが多く、ちょっとズレたから調整したいという際に無理に取ろうとすると、破損して利用できなくなることがあるので、扱いには十分に注意しましょう。
サイズを小さくする場合はSIMカッターでSIMカードをカットします。SIMカッターで今利用しているSIMカードをカットして、ひとまわり小さいサイズのSIMカードとして利用できます。自分でカットすると、カットしすぎてしまった、側面が中途半端に剥がれてしまったなど、さまざまな失敗をしてしまう可能性があるので、こちらも十分に注意してください。
また、自分でSIMカードのサイズを変更した場合、サイズ変更手数料はかかりませんが、完全自己責任でサービス提供元からの補償は得られません。また、SIMカードを返却する時に破損とみなされて、紛失手数料を求められる可能性もあります。
手間はかかってしまいますが、安心安全で確実なサービス提供元でサイズ変更を申し込む方法をおすすめします。
2017年1月更新