更新日:2025年4月8日
主にスマホで利用されるSIMカードには、複数の種類が存在します。さらに、SIMカードごとに機能が異なることはご存知でしょうか。今回は、SIMカードの種類と機能の違い、サイズ変更の方法についてご紹介します。
SIMカードは「標準サイズのSIM(miniSIM)」「microSIM」「nanoSIM」の3つの種類が基本です。さらに、端末に内蔵される「eSIM」、サイズが変更できる「マルチカットSIM」があります。それぞれのサイズは次の通りです。
大きさは25mm×15mmです。2008年発売のiPhone 3Gや2009年発売のiPhone 3GSなどで利用されていました。日本では「標準SIMカード」とも呼ばれますが、国際規格ではクレジットカードサイズのものが標準SIMカードです。そのため、標準SIMカードよりも小さなSIMカード、という意味でminiSIMと呼ばれるのです。最近の端末ではminiSIMを利用している機種はほとんどないので、実質的にはmicroSIMかnanoSIMのいずれかを選ぶことになります。
標準サイズのSIMをひとまわり小さくした15mm×12mmの大きさがmicroSIMです。iPhone4、iPhone4Sや2012年以降のさまざまなAndroid端末が対応しています。microSIMも2025年現在では利用される機会がほとんどなくなっています。ただし、中古のスマホなどで利用する機会もあるため、microSIMについても覚えておくとよいでしょう。
nanoSIMの大きさは12.3mm×8.8mmであり、SIMカードのなかで最も小さなSIMカードです。iPhoneではiPhone 5以降、XperiaではXperia Z3以降の端末が対応しています。2025年現在では、SIMカードといえばnanoSIMを指すと考えてよいでしょう。nanoSIMは次に紹介するeSIMと併せて、現在主流のSIMカードとなっています。
ここまでに紹介した3種類のSIMカードは、取り外し可能な小型のカードでした。対してeSIMは、はじめから端末に内蔵されているタイプのSIMです。SIMカードには契約者情報などが記録されており、端末に物理的に挿入することで利用できるようになる仕組みです。eSIMではそれらの情報を「プロファイル」としてダウンロードして書き込みます。そのため、物理的なSIMカードの交換が不要で、オンラインで手続きを完了させることが可能です。
マルチカットSIMは、1枚のSIMカードからminiSIM/microSIM/nanoSIMの3つのサイズに切り離して使えるSIMカードです。端末ごとに利用可能なSIMカードのサイズは異なりますが、マルチカットSIMであれば3種類に対応できるため、SIMカードのサイズを間違えることがありません。ただし、誤って小さなサイズに切り離してしまうと大きいサイズには戻せないため注意が必要です。
SIMカードはサイズだけでなく、機能によっても次の3種類に分けられます。
特に明示されていなければ、スマホで利用される一般的なSIMカードは音声通話SIMです。音声通話・データ通信・SMSとすべての機能が利用できます。近年では月額料金を抑えたプランを実現するために、データ通信専用SIMやSMS対応データSIMもよく利用されます。データ通信専用SIMやSMS対応データSIMでは、一般的な電話機能が利用できません。もちろん、通話アプリを利用すれば、音声通話は可能です。昨今では、LINEなどのSMSによる認証が必要なサービスも少なくないため、そのようなサービスを利用する場合にはSMS対応データSIMが必要になります。
SIMカードのサイズを変更する方法は、サービス提供元にサイズ変更を申し込む方法と自分で変更する方法との2つがあります。
SIMカードを発行したNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルなどの携帯キャリア、もしくはMVNOにサイズ変更の申し込みをすると、手数料(サービス提供会社によって金額は変わります)が発生しますが、サイズ変更してもらうことができます。ここで注意しなければいけないのは、変更の手続きに数日かかり、その間は利用できなくなること。普段から連絡をとる方には事前に変更することを伝えておきましょう。
SIMカードのサイズ変更を自分で行うケースは、サイズを大きくするケースと小さくするケースの2つがあります。
サイズを大きくするケースはSIM変換アダプターを使って行います。SIM変換アダプターに今利用しているSIMカードを設置することで、ひとまわり大きいSIMカードとして利用することができます。ただ一度設置すると外せなくなることが多く、ちょっとズレたから調整したいという際に無理に取ろうとすると、破損して利用できなくなることがあるので、扱いには十分に注意しましょう。
サイズを小さくする場合はSIMカッターでSIMカードをカットします。SIMカッターで今利用しているSIMカードをカットして、ひとまわり小さいサイズのSIMカードとして利用できます。自分でカットすると、カットしすぎてしまった、側面が中途半端に剥がれてしまったなど、さまざまな失敗をしてしまう可能性があるので、こちらも十分に注意してください。
また、自分でSIMカードのサイズを変更した場合、サイズ変更手数料はかかりませんが、完全自己責任でサービス提供元からの補償は得られません。また、SIMカードを返却する時に破損とみなされて、紛失手数料を求められる可能性もあります。
手間はかかってしまいますが、安心安全で確実なサービス提供元でサイズ変更を申し込む方法をおすすめします。
SIMカードにはサイズ・機能ともに複数の種類が存在します。SIMカードのサイズは機種によって利用可否が異なるため、変更したい場合は事前に確認することが重要です。また、SIMカードの機能もプランと紐付いているため「何ができて何ができないのか」という点は、しっかりと把握しておきましょう。SIMカードのサイズは自分でも変更することは可能ですが、サービス提供元に相談するほうが安全です。最近ではeSIMやマルチカットSIMも登場しているため、これらの活用も検討するとよいでしょう。
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