公開日:2016年4月27日
更新日:2022年3月9日
Wi-FiとBluetooth……どちらも無線で使用するものだということは知っている人も多いでしょう。では、両者には具体的にどんな違いがあるのかはご存知でしょうか。今回はWi-FiとBluetoothの違いとそれぞれの特徴について解説します。
※記載の通信速度は、特筆ない限りすべてベストエフォートであり、規格上の最大速度を実効速度として保障するものではありません。
なお、ご利用環境により通信できなかったり、通信速度が低下する場合があります。
Wi-Fiとは無線LANの規格のひとつである「IEEE 802.11」という通信規格を使用している機器であることを示すブランド名です。Wi-Fi対応機器同士であればメーカーや製品の違いを気にすることなく通信が可能です。
代表的なWi-Fi対応機器には自宅で使うWi-Fiルーターがあり、これを利用すればWi-Fi対応のノートパソコンやスマートフォン、タブレットをインターネットに接続できます。また、最近では外出先で使えるモバイルWi-Fiルーターも注目を集めています。
Wi-Fiの主な用途は2つあります。
1つ目はまず、パソコンやスマートフォンを無線でインターネットにつなげることです。スマートフォンは通常のモバイル回線(4G(LTE)や5G)でインターネットに接続することもできますが、Wi-Fiを使えばデータ通信量を消費することなく高速通信ができます。動画を長時間見るときなどでも安心してインターネットにつなげて楽しむことができるというわけです。
2つ目は自宅内にネットワーク(ローカルエリアネットワーク、LAN)を構築できることです。あまり使っている人は多くないかもしれませんが、これを利用すると同じネットワーク内に接続している機器同士でデータを簡単に共有できるようになります。スマートフォンに保存した写真をネットワークに接続したプリンターで印刷するといったことも簡単にできます。
BluetoothもWi-Fiと同じように無線規格のひとつです。「IEEE 802.15.1」というのがその通信規格名です。Wi-Fi は50~100メートル程度の無線通信を想定して作られていますが、Bluetoothは数メートルから10メートル程度の近距離無線通信を想定して作られた規格です。最近ではスマートフォンやタブレットの多くにBluetooth機能が備わっており、Bluetooth対応のイヤホン、スピーカー、キーボードなどを利用できます。
Bluetoothはパソコンとキーボードやマウスをワイヤレス接続したり、スマートフォンとイヤホンやヘッドホンをつなげたりするのによく使用します。とくにBluetoothでスマートフォンに接続して使用するタイプのイヤホンは、最近利用者が増えています。
他には、スマートフォンとBluetoothに対応したスピーカーを接続することで、スマートフォンで音楽の再生や停止、音量調整、曲変更などを行い、スピーカーで音を出すこともできます。また、最近のカーナビもBluetooth対応のものが増えています。スマートフォンに入っている曲を車内のスピーカーで聴いたり、電話がかかってきたときにハンズフリーで応対できたりといった機能が利用できます。
両者を比べると、Wi-FiはBluetoothよりも通信距離が長く、通信速度も速いという違いがあります。Wi-Fiの通信距離は50~100メートル程度、Bluetoothは10メートル程度とされています。通信速度は、Wi-Fi 5と呼ばれる11acという規格で867Mbps、Wi-Fi 6と呼ばれる11axという規格では約9.6Gbpsという速さです。Bluetoothの場合は最大24Mbpsです。
一方、Bluetoothは消費電力が少ないという点で優れています。スマートフォン用ワイヤレスイヤホンなど長時間使用するものにBluetoothが多く採用されているのはそのためです。Bluetoothであればスマートフォン、イヤホン双方ともバッテリー消費を抑えることができます。Bluetoothでインターネットに接続することも可能で、その場合はWi-Fiよりも速度は落ちますが、バッテリー消費を節約しながら長時間使い続けることができます。
また、Bluetoothはペアリングが容易です。ペアリングとは例えばスマートフォンで初めてワイヤレスイヤホンを使うときに、お互いの機器を認識させる作業です。一度ペアリングをしてしまえば、次回からは電源をオンにするだけで自動的に接続されるようになります。
このようにWi-FiとBluetoothはそれぞれ特徴が違います。似た部分もあるのですが、基本的にはそれぞれの特徴を活かせる用途に用いられています。
最近のスマートフォンにはテザリングという機能が備わっています。テザリングとはスマートフォンをアクセスポイント(無線LANの親機)として使用することで、ノートパソコンやタブレット、ゲーム機器などをインターネットに接続する方法のことです。
このテザリングを行う際、スマートフォンとそのほかの各端末を接続するためにWi-FiかBluetooth、もしくはUSBを使います。各機器を利用したテザリングの特徴は以下の通りです。
Wi-Fiは最も多くの機種が対応しており、通信速度はまずまず高速で、安定した通信ができます。ただしスマートフォンのバッテリー消費量が大きいというデメリットがあります
通信速度は遅く、やや不安定です。また、スマートフォンとパソコンなどが近くにある必要があります。ただし、少ない電力で長時間利用できるというメリットがあります
最も高速で安定した通信が可能ですが、有線で接続する必要があります
同じ無線規格でも、Wi-FiとBluetoothはこのテザリングに象徴されるように、通信可能距離だけでなく、通信速度とその安定性、さらには消費電力にも違いがあります。
以上のように、Wi-FiとBluetoothにはそれぞれ似たところと異なるところがあります。違いや特徴を理解して、2つの無線規格を上手に使い分けましょう。
DTI WiMAX 2+は、家でも外でもインターネットを使えるモバイルWi-Fiルーターです。パソコンやスマートフォン、タブレット、ゲーム機などをWi-Fiで接続してインターネットを利用することができます。Wi-Fiなので速度が速く、快適な通信が可能で、複数台のWi-Fi接続機器を同時に使うことも可能です。
さらに、DTI WiMAX 2+はBluetoothでパソコンやスマートフォンと接続してインターネットを利用することも可能です。速度が遅くなる、複数台接続ができない、接続できる距離が短いといったデメリットがありますが、かわりにWi-Fiで接続するよりもバッテリー消費を押さえて長時間使えます。
DTI WiMAX 2+の魅力は大きく分けると5つあります。
DTI WiMAX 2+の通信速度は、+5G通信なら下り最大で約2Gbps(使用機器により最大速度が異なります)、WiMAX 2+通信で下り最大440Mbpsなので、動画をサクサク鑑賞することができます。また、重いデータも高速でダウンロード可能です。※
※「ギガ放題プラスプラン(2年)」では、 ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。(これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客様のご利用状況をふまえ、速度制限条件等を2022年2月1日より変更致しました。)
DTI WiMAX 2+は月間の通信量が無制限なので、残りの容量を気にする事なく使う事ができます。※
※ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
DTI WiMAX 2+のモバイルタイプの機器なら、ご自宅でのご利用だけでなく、スマートフォンなどを外で使用する場合にも使用できるので、スマートフォンなどで契約しているデータ通信容量を圧迫せず、データ通信をご利用いただく事ができます。
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