自宅のインターネット環境は光回線を利用しているという人が増えています。そのメリット、デメリットにはどんなことがあるのかをまとめました。
光回線とは光ファイバーケーブルを使って通信を行う回線のことです。光ファイバーは電気信号を光に変えて伝達することができるため、電磁波の影響を受けず大容量のデータを長距離に渡って伝送できます。
光回線が利用できるエリアには、収容局(電話回線や光ファイバーが収容されている局設備)から主に電柱を経由して光ファイバーケーブルが張り巡らされています。そしてそれを集合住宅や一軒家に工事などで引き込んで使用するわけです。
光回線でインターネットへ接続するメリットは以下の通りです。
最大のメリットは高速通信ができることです。最大1Gbpsでの通信が可能です。
※Mbps とは1秒間に送ることができるデータの量をあらわしていて、1Mbpsだと1秒間に日本語を約6万5千文字送ることができます
光回線はADSLとは違い、収容局からの距離によって速度が左右されることがないため、安定した通信が可能です。動画やオンラインゲームをストレスなく楽しむためには、光回線による安定した通信が欠かせないと言っても過言ではないでしょう。
インターネットへの接続に関すること以外のメリットは以下の通りです。
光ファイバーケーブルを活用したひかり電話(光IP電話)を利用することができます。通常の電話回線よりも使用料金が安いのが最大のメリットです。また、通常の電話回線から切り替える際、電話番号を変更する必要がないため、切り替えもスムーズです。ただ、ひかり電話は一部の電話サービスを使う際に制限があったり、停電中には使用することができなかったりといったデメリットもあります。
チューナーがあれば、アンテナがなくてもテレビでさまざまな放送を見ることができます。回線がフレッツ光の場合は地上デジタル放送、BSデジタル放送を視聴可能です。契約内容によっては、スポーツ専門チャンネル、アニメ専門チャンネルなど、各種専門チャンネルを視聴することもできます。
回線がauひかりの場合は基本的に地上デジタル放送、BSデジタル放送を見ることはできませんが、利用料を支払えば各種専門チャンネルを視聴可能です。
ADSLに比べ料金が高かったり、一から工事をするとなると手間がかかったりします。また、TVや電話が地震などの影響で利用できなくなった場合、復旧するまでに時間がかかるとまとめて使えなくなってしまいます。
以上が光回線の主なメリットとデメリットです。自分の状況に合わせて利用するかしないかを考えましょう。
2016年8月更新