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ドコモ光の回線速度が遅い原因と解決する方法

ドコモ光の回線速度が遅い原因と解決する方法

ドコモ光を利用していて、回線速度・通信速度が遅いという不満を持ったことはないでしょうか。あるいは、これからドコモ光を利用しようとしていて、速度が気になるという方もいるかもしれません。この記事では、ドコモ光の回線速度が遅いと感じたときに考えられる原因と、解決方法について解説していきます。

  1. ドコモ光の回線自体が遅いということはありません
  2. 利用環境により実測値が遅くなることがあります
  3. ドコモ光が遅い主な原因
  4. ドコモ光が遅い原因の調べ方
  5. ドコモ光が遅いのを解決する方法
  6. IPv6(IPoE)対応の光回線ならDTI光がおすすめです

ドコモ光の回線自体が遅いということはありません

はじめにお伝えしたいことは、ドコモ光の回線自体が遅いということはないということです。順を追って詳しく説明していきます。

ドコモ光は、NTT東西のフレッツ光回線などの設備を使って、NTTドコモが提供しているプロバイダー一体型のサービスです。フレッツ光回線とプロバイダーの支払いを一つにまとめた光コラボレーションの一種と言えます。

ドコモ光の特徴としては、フレッツ光回線とプロバイダーがセットになっているので料金が安く手続きも簡単なこと、約25社のプロバイダーから好きなプロバイダーを選べること、ドコモのスマートフォンを使っていればドコモ光セット割(ドコモのスマートフォン料金が毎月1,000円割引になるなど)が使えることなどが挙げられます。

ところが、ドコモ光を使っているユーザーから「速度が遅い」という声をまれに聞くことがあります。Webサイトを見る程度ならさほど不満を感じなくても、動画を見ようとすると重かったりカクついたり、オンラインゲームをプレイしようとするとスムーズに動作しなかったりと、自分の好きなコンテンツを思うように楽しめないケースがあるとの声です。

しかし、あらためてお伝えしますが、ドコモ光の回線そのものが遅いのかといえば、決してそういうわけではありません。速度が出ない原因の多くは、ユーザーによって異なるそれぞれの利用環境にあります。

利用環境により実測値が遅くなることがあります

ドコモ光の回線はフレッツ光と同じものであり、最大通信速度は1Gbpsです。ただし、最大通信速度はあくまでも理論上の数値であり、家庭でインターネットを使っていて1Gbpsが測定されることはまずありません。実際の速度は実測値と呼ばれます。

実測値はもともと、最大通信速度よりもかなり低くなってしまうものです。ただそれでも、フレッツ光回線を使っていれば、下り速度で100Mbps前後は出るのが一般的です。この程度の速さであれば動画視聴はもちろん、オンラインゲームをしていてもストレスを感じることは少ないでしょう。利用環境に恵まれていれば、300~400Mbpsという数値が出ることもあります。逆に、もしもいつも10Mbps程度しか速度が出ないという場合は、何かしら利用環境に大きな問題があると考えられます。

ドコモ光が遅い主な原因

ドコモ光が遅い原因が利用環境にあるとしたら、具体的に何が問題になっているのでしょうか。主な原因を挙げてみます。

PC・スマートフォン・周辺機器に問題がある

何年も前のPCやスマートフォンを使用しているなど、デバイスのスペックが十分でないと様々な処理が重くなって、サイトや動画が表示される速度が遅いと感じることがあります。

メモリが少ない場合や、ハードディスク(スマートフォンの場合は内蔵ストレージ)の容量が残り少ない場合もマシンのパフォーマンスが落ちてしまいます。また、有線LANやWi-Fiを利用している場合は、ルーターやモデム(ONU)の性能が低い、もしくは不具合が起きていて速度低下を招いている可能性もあります。

マンションなどの集合住宅でVDSL方式を導入している

マンションなどの集合住宅では、光回線を契約していても建物内では既存の電話回線(アナログ回線)を使って各戸への配線をしている場合があります。これをVDSL方式と呼びます。

VDSL方式では電線から集合住宅の共用スペースまでは光回線を利用しますが、そこから各戸の室内までは電話回線を利用しているため、速度が遅くなってしまいます(一般的には最大100Mbps程度とされています)。一戸建てなどの光配線方式は最大1Gbpsとされていますから、それと比べると遅いと感じる方もいるかもしれません。

プロバイダーに問題がある

同じ光回線を使っていても、プロバイダーが変われば速度も違ってきます。後述しますが、最も速い速度が期待できるのはIPv6(IPoE)という新しい接続方式に対応しているプロバイダーです。既存のIPv4(PPPoE)と呼ばれる接続方式にのみ対応しているプロバイダーの場合、夜間や休日など多くのユーザーがアクセスする時間帯になると極端に速度が落ちてしまうことがあります。

インターネットの接続先に問題がある

接続先、つまり閲覧しようとしているサイトや、利用しようとしているサービス側に問題があるケースも考えられます。ただし、メジャーなサイトやサービスであれば、大抵は一時的に障害が起きているだけなので、時間が経てば問題は解決されるでしょう。

ドコモ光が遅い原因の調べ方

まず、自分が使用している回線の速度を調べてみましょう。下記のような速度測定サイト(スピードテストサイト)にアクセスすると、どれくらい回線速度が出ているのかを、大まかではありますが、調べられます。

Speed Test

調べた結果によって、どこに問題があるのかをある程度、絞ることができます。

不十分な速度の場合:PC・周辺機器、集合住宅が原因の可能性あり

速度測定サイトで調べるとやはり回線速度が遅かった……という場合は、PC・周辺機器、集合住宅が原因となって速度が遅くなっている可能性があります。

十分な速度の場合:プロバイダー・インターネットの接続先が原因の可能性あり

速度測定サイトで調べると十分な速度が出ているのに、体感速度は遅い……という場合は、プロバイダー・インターネットの接続先が原因で速度が落ちている可能性があります。

ドコモ光が遅いのを解決する方法

ここからはドコモ光が遅いときの解決方法をご紹介します。できることから一つずつ試してみて、利用環境を改善していきましょう。

スマートフォン・PCを再起動する

一時的に速度が落ちているときは、まずスマートフォンやPCの再起動を試してみましょう。アプリなどを立ち上げすぎていて使用可能なメモリが少なくなっているときなどは、これだけで速度が改善することがよくあります。

スペックの高いスマートフォン・PCに買い替える

10年近く前に買ったスマートフォンやPCを使っているような場合は、現在のネットサービスを利用するにはスペックが十分でない可能性があります。古いスマートフォンやPCを使っていて、体感速度が遅いと感じるようであれば、買い替えるのもひとつの方法です。

PCのメモリを増設する

PCの場合、メモリの容量がネットの体感速度に影響します。Windows10で現在のメモリ容量を確認するには、「スタート」を右クリックして「システム」を選び、次に「実装RAM」という項目を見ます。メモリ容量は2GB程度だとサイトや動画の閲覧に影響が出る可能性があります。その場合はメモリの増設を検討しましょう。

外付けハードディスクやドライブにデータを移す

PCの内蔵ハードディスクの容量が残り少ない場合もマシンのパフォーマンス低下が起き、ネットの体感速度が遅くなる可能性があります。

Windows10では、「スタート」右クリックから「システム」を選び、「ストレージ」をクリックすると内蔵ハードディスク(ローカルディスク)の使用容量と空き容量がわかります。空き容量が不足しているようなら、「一時ファイル」の削除や、保存している文書ファイルや画像ファイルなどを削除するか、外付けハードディスクなどへ移動させましょう。

ルーターを再起動する

ルーターに問題があって速度が遅くなっているときは、ルーターの再起動を試すと改善されることがよくあります。再起動は電源をいったん切り、数分してから再び電源を入れればOKです。モデム(ONU)の再起動も試してみましょう。

LANケーブル・LANポートを最適な規格に変更する

LANケーブルには「カテゴリー」と呼ばれる規格があります。カテゴリーの数字が大きいほど通信速度は速く、「CAT6」の通信速度は1Gbps、「CAT7」は10Gbpsなどと決まっています。ドコモ光の回線速度を十分に活かすには、CAT6以上のLANケーブルを使うのがおすすめです。カテゴリーの数字は、よほど古いケーブルでなければ、ケーブルにプリントされているはずです。

LANポートにも有線LANの規格があります。最も伝送速度が速いのは「1000BASE-T」で、1Gbpsをサポートしています。Windowsでは、デバイスマネージャーから「ネットワークアダプター」の項目を開くと有線LAN規格を確認できます。例えば「Realtek PCle GBE Family Controller」や「Broadcom NetLink(TM) Gigabit Ethernet」という表記があれば、1 Gbps規格に対応したLAN機器が搭載されています。

有線接続にする

Wi-Fiを使っている場合、有線接続にするだけで速度が向上する可能性があります。安定性も、一般的にWi-Fiよりも有線のほうが優れているとされています。Wi-Fiが遅い、安定しないと感じているなら、有線LANへの変更を試してみてください。

ルーターと端末を近づける・あるいは中継機を利用する

Wi-Fiルーターを使うときは、ルーターとPCやスマートフォンの距離が近いほうが通信は安定します。なるべく両者を近づけるか、どうしても遠い距離で使いたいなら中継機を導入するようにしましょう。

アクセスポイントを変える

アクセスポイントとは、Wi-Fiが使える端末を、家庭内LANに接続するための装置のことです。Wi-Fiルーターには大抵、「アクセスポイント機能」と「ルーター機能」(複数の端末にインターネット回線を接続させる機能)という2つの機能が備わっています。

ややこしいのは最近のモデムにはルーター機能付きのものが多いことです。Wi-Fiを使用するためにWi-Fiルーターも使うとなると、複数のルーターが共存することになります。しかし、複数のルーターを同時使用していわゆる二重ルーターになると設定が複雑になり、本来の速度が出ないこともあります。そのため2つのルーターがあるときは1つを「アクセスポイントモード」にして、ルーター機能をオフにするのがおすすめです。

2.4GHz以外のチャンネルを使う

Wi-Fiを使うときは2.4GHz帯ではなく、5GHz帯を使うほうが通信速度は速く、安定するとされています。2.4GHzは近所のルーターや電子レンジなどの電化製品でも使われる無線帯域なので混雑して不安定になりやすいという短所があるためです。

ただし、壁などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすいのは2.4GHzです。つまりスマートフォンなどを使用する場合はWi-Fiの設定から5GHzのチャンネルを選んで、なおかつルーターの近くで使うのが理想的ということになります。

ファイアウォールを無効化する

ファイアウォールを導入していることが原因で速度が低下するケースもあります。一度、ファイアウォールを無効化して速度が速くなるか試してみましょう。ただし、ファイアウォールの無効化は不正アクセスなどのサイバー攻撃を受ける危険性を広げることになります。速度低下に関係していない場合は、必ず有効に戻しておきましょう。

もし、関係していることがわかったら、ファイアウォールの設定を見直して速度が落ちない環境を作る必要があります。また、常駐型のセキュリティソフトが速度低下の原因になっていることもあるので、こちらも一度確認してみるとよいでしょう。

集合住宅でVDSL方式を導入している場合は接続方式をIPv6(IPoE)に切り替える

VDSLは構造的に光ファイバーを建物内に引き込みにくい場合に採用される方式です。そのため、管理会社などに相談したとしても、この方式自体を変更することは難しいでしょう。しかし、ユーザー側で接続方式をIPv6(IPoE)に切り替えると、VDSLでも速度が上がる可能性があります。もしくはVDSLの使用をやめて、WiMAXなどのWi-Fiルーターを使用するという方法も考えられます。

IPv6(IPoE)対応のプロバイダーに変更する

プロバイダーに問題があって通信速度が遅いという場合は、IPv6(IPoE)対応のプロバイダーへの変更を検討しましょう。ドコモ光では基本的にプロバイダーを自由に変更できます。

IPv6(IPoE)接続は、同じ光回線でも従来の接続方式と違って混雑しにくい仕様になっており、安定した高速通信が期待できます。現在、10Mbps程度の速度しか出ていないといった場合は、劇的に速度が向上する可能性もあります。

IPv6、IPoEについての詳しい説明はこちら

IPv6(IPoE)対応のルーターに変更する

IPv6(IPoE)接続を利用するには、対応プロバイダーに変更するだけではなく、ルーターも対応しているものを用意する必要があります。まず現在使用しているルーターがIPv6(IPoE)接続に対応しているかどうかを確認してみてください。

プロバイダーによっては無料でIPv6(IPoE)対応のルーターをレンタルしている場合があります。現在IPv6(IPoE)非対応のルーターを使っている方はそういったサービスを行うプロバイダーを選ぶと良いでしょう。

ドコモ光の回線速度が遅いと感じているなら、本記事を参考に解決法を探ってみてください。利用環境を変えても速度がなかなか速くならないというときは、IPv6(IPoE)対応のプロバイダーへの変更が最も効果が期待できます。

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