フレッツ光を使ってきたけれど何らかの理由があって解約したい……というときにはどのような手続きをすればよいのでしょうか。解約にあたって解約金や違約金が発生するのかも気になるところです。
今回はフレッツ光を解約するための方法や手順、条件によって発生する解約金・違約金などについて詳しく解説していきます。(※2023年7月現在の情報です)
フレッツ光とは、NTT東日本、NTT西日本が提供している光回線のことです。NTTの光回線網は北海道から沖縄まで張り巡らされており、全国の95%をカバーしているとされています。
フレッツ光の回線速度は下り最大1Gbps(理論値)と高速で、全国に多くのユーザーがいます。また、インターネットサービスのほかにひかり電話という電話サービス、フレッツテレビやひかりTVなどのテレビサービスも提供しています。
さて、ここからは何らかの理由でフレッツ光を解約する場合の手順を説明していきます。解約の流れは以下のとおりです。
現在、フレッツ光を利用している方は、同時にプロバイダーとも契約をしているはずです。そのプロバイダーに連絡して解約(退会)手続きを行いましょう。
プロバイダーのWebサイトを見るか、サポートセンターに連絡をすれば解約の方法がわかります。プロバイダーによって、サイトで行う、電話やメールで行う、書面に記入して郵送するなど、さまざまな解約方法が用意されています。
注意したいのは、フレッツ光の解約よりも先にプロバイダーを解約すると、その日からインターネットが使えなくなってしまうことです。解約日は合わせるようにしましょう。
もし、フレッツ光は解約するものの、回線業者を変えるだけでプロバイダーは同じところを利用したいという場合はプロバイダーの解約をする必要はありません。
NTT東日本・NTT西日本共通で、以下の電話番号が解約についての申し込み・問い合わせ先となっています。
0120-116116
受付時間:午前9時~午後5時(土日・祝日も営業、年末年始を除く)
ダイヤル後、ガイダンスに従って進み、オペレーターに解約を申し出ます。その際、本人確認のため「お客さまID」が必要です。
また、土日・祝日も電話を受け付けていますが、電話が混み合ってなかなかオペレーターにつながらないこともあります。平日の午前中に電話をすると、スムーズにオペレーターと通話できる可能性が高くなるでしょう。
また、NTT東日本では、個人契約の場合、インターネットで解約の申し込みを受け付けています。フレッツ光解約お申し込みページにアクセスし、「お客さまID」や住所、氏名などの必要事項を記入して、手続きを行います。
解約手続きに必要な「お客さまID」は「開通のご案内」や「請求書」を見れば掲載されていますので、事前に確認しておきましょう。
解約の申し込みが受け付けられると、次にNTTからレンタルしているONUやホームゲートウェイ、無線LANカードなどの機器を返却することになります。
NTTから機器の返却キットが送られてくるので、返却物をその中に入れて指定の配送会社へ集積依頼をするか、コンビニから返却手続きをしてください。着払いになっているので、返却にあたって代金がかかることはありません。
なお、機器につながっている光ケーブルをカットする際は、返却キットに入っている光ケーブルCUTツールを使います。
物件によっては光回線設備の撤去工事が必要なことがあり、その場合はオペレーターから指示があります。ですが、一戸建て・集合住宅どちらにおいても、撤去工事の必要がないケースがほとんどです。
フレッツ光を解約すると解約金が発生する場合があります。具体的な金額とその算出方法を説明します。
NTT東日本のフレッツ光には、2年間契約を結ぶ代わりに戸建ては毎月の料金が770円(税込)割引き、マンションなど集合住宅は110円(税込)割引きになる「にねん割」という割引サービスが用意されています。
これを利用している方は、申し込んだ日の翌月から数えて24カ月間が契約期間となっており(実質25カ月間)、自動更新されます。
申し込んだ日の翌月から25カ月目と26カ月目は「更新月」となり、この間に解約をすれば解約金は発生しません。
更新月以外の契約期間内に解約すると、一戸建ての場合は10,450円(税込)、マンションの場合は1,650円(税込)の解約金が発生します。
※「にねん割」は2023年9月30日(土)をもって新規申込受付を終了し、2024年3月に満了月を迎えたお客さまから順次提供を終了いたします。なお、2023年9月30日(土)以前に「フレッツ光」と同時に「にねん割」をお申込みいただいた場合の開通期限は、2024年3月31日(日)です。
一方、NTT西日本のフレッツ光には、フレッツ光ネクストの利用開始日の料金月を1カ月目として24カ月目の末日まで契約することを約束し、かつ以降2年ごとの自動更新を約束した方を対象に、割引契約期間に応じた割引がされる「光はじめ割」があります。
この場合も申し込んだ日の翌月から数えて24カ月間が契約期間となり(実質25カ月間)、自動更新されます。申し込んだ日の翌月から数えて25カ月目と26カ月目のみが解約金が発生しない「更新月」となりますが、その他の契約期間内に解約をすると一律11,000円(税込)の解約金が発生します。
フレッツ光の初期工事費は一括払いと分割払いのどちらかを選べます。そして分割払いを選んでその支払いが完済していないタイミングでフレッツ光の解約をすると、その残額を一括支払いすることになります。
NTT東日本の場合、戸建て向けの屋内工事ありの分割払い額は初回3,300円(税込)+2回目以降550円(税込)×30回払い、屋内工事なしの分割払い額は初回3,300円(税込)+2回目以降168円(税込)×29回払い+最終回188円(税込)です。
また、集合住宅向け屋内工事ありの分割払い額は初回3,300円(税込)+2回目以降440円(税込)×30回払い、屋内工事なしの分割払い額は初回3,300円(税込)+2回目以降168円(税込)×29回払い+最終回188円(税込)です。
また、戸建て、集合住宅のいずれの場合も、工事を土日祝日に行う際には、追加料金3,300(税込)円が必要で、分割払いでは初回に支払わなければなりません。
分割払いを選択していて契約から30カ月以内に解約する場合は、工事費残額が請求されます。たとえば戸建て向けの屋内工事ありの分割払いが550円(税込)×3回分残っていれば、1,650円(税込)が一括請求されます。初期工事費については忘れがちなので注意しましょう。
NTT西日本では、日割り計算した金額(月額利用料金×利用日数÷暦日数)のみが請求されます。
NTT東日本では日割り計算はされず、解約月の月額利用料金がそのまま発生します。
フレッツ光の解約金や工事費の残額のほかに、フレッツ光の解約に伴って以下の費用がかかることもあります。
プロバイダーを解約した場合にかかる解約金です。プロバイダーと契約した際、最低利用期間が決められている場合や更新月が設定されている場合には、解約のタイミングによって所定の解約金が発生する可能性があります。
解約金の金額は3,000円程度から数万円までさまざまです。これらの条件や金額はプロバイダーによって異なります。
最近の光コラボレーションなどは最低利用期間を設けず、いつでも解約できて解約金も発生しないという会社も増えつつあります。
フレッツ光を解約するときは、ほかにも次のような注意事項があります。
ひかり電話はフレッツ光と組み合わせて利用できる、光回線を使った電話サービスです。月額基本料金、通話料とも通常の固定電話よりも安く設定されています。
フレッツ光の契約をした際、通常のアナログ電話から移行してこのひかり電話を使っているという家庭も多くあります。その場合、フレッツ光を解約するとひかり電話も利用できなくなります。
また、フレッツ光以外の光回線(NURO光など)を提供している回線業者に乗り換えた場合、その業者でも光電話サービスを提供していることがあります。
しかし、もともとフレッツ光で使っていたひかり電話の番号を引き継げるかどうかは条件により異なります。以下の場合は、電話番号を引き継げません。
フレッツ光メンバーズクラブは、フレッツ光を利用する個人客向けにインターネット上で提供している会員プログラムです。フレッツ光を契約して会員になると毎月ポイントが貯まり、そのポイントをいろいろな商品や便利なサービスと交換できるというプログラムです。
フレッツ光を解約すれば、当然、それまで貯めていたポイントは使えなくなります。貯まっているポイントは解約前に使い切ってしまいたいところです。
では、フレッツ光の解約金を支払わなくてもすむようにするにはどうすればよいのでしょうか。その方法を2つご紹介します。
にねん割と光はじめ割は、解約金が発生しない「更新月」を確認しておき、そのタイミングで解約するようにしましょう。
いずれの場合も、利用開始日から25カ月目と26カ月目(満了月の翌2カ月間)が「更新月」となります。
いつがその更新月に該当するのかよくわからないときは、NTT東日本の場合は「フレッツ光メンバーズクラブ」の「ご契約・ご利用情報」で、NTT西日本の場合は「CLUB NTT-West」の「ご契約内容の確認・お手続き」で確認できます。
もしくは、前出のコールセンター(0120-116116)に直接、電話して問い合わせることも可能です。
もう一つの方法は、フレッツ光を解約して光コラボレーション(光コラボ)に乗り換える、「フレッツ光の光コラボへの転用」を行うというものです。
光コラボとは、NTT東日本・西日本が所有する光回線である「フレッツ光」を、プロバイダーをはじめとするさまざまな業種の事業者が借り受けて、回線サービスとプロバイダーサービスを一本化して提供する販売モデルのことです。
そして、「フレッツ光の光コラボへの転用」は、形としては現在のフレッツ光を解約し、契約先を光コラボ事業者に変更することを意味します。この転用を行う場合、フレッツ光を途中解約したとしても解約金が発生しません。しかも、現在のフレッツ光の光回線をそのまま転用(流用)できるので、ほとんどの場合、新たな工事は不要です。
転用について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
「フレッツ光の転用とは? メリットとデメリットについて解説」
ほかにも、光コラボ事業者によって接続方式が異なるので、回線速度や安定性が向上する可能性がある、月額料金が安くなる可能性が高い、といったメリットもあります。
また、光コラボは回線サービスとプロバイダーサービスがセットになっているので窓口が一つになり、料金の支払いも一本化されてわかりやすくなるというのもうれしいポイントです。
フレッツ光の工事費を分割払いしている場合は、工事費の残額を乗り換え先の光コラボ事業者に分割払いすることが一般的で、条件によっては残額免除や減額される可能性もあります。
ただし、残額を一括返済しなければならなくなるケースもありますので、乗り換え先の光コラボ事業者に問い合わせてみることをおすすめします。
一方、転用のためにプロバイダーを解約した際に解約金が発生した場合、これを無料にすることはできません。ただ、それでも光コラボへの転用にあたり、キャッシュバックキャンペーンが利用できるようなケースは少なくありません。キャッシュバックを上手に活用すれば解約金と相殺できる可能性はあります。まずはお得なキャンペーンを行っている光コラボを探してみるとよいでしょう。
キャッシュバック特典ありで、最低利用期間もない光コラボをお探しならDTI光がおすすめです。
DTIでは、最低利用期間の縛りや解約時の違約金が無く※、しかも特典が豊富でおトクにご利用いただける光コラボ「DTI 光」をご提供しています。
※開通月は解約手続きができません。開通月翌月での解約をご希望の場合、当月の利用料金が発生いたします。
DTI光には「2年以上利用すること」などといった契約期間の制限はありません。そのため、いわゆる「2年縛り」と呼ばれるような、特定の期間中に契約解除しないと違約金がかかるといったこともありませんし、自動更新されることもありません。いつでも違約金なしで解約できます。
※開通月は解約手続きができません。開通月翌月での解約をご希望の場合、当月の利用料金が発生いたします。
DTI光では、以下の特典をご用意しており、これから光回線を用意する方はもちろん、既に光回線をご利用されている方でもおトクな料金でご利用いただけます。
フレッツ光からの転用、他社光コラボからの事業者変更なら、月額基本料がなんと2,900円~(税込3,190円~)(※1)と、とてもおトクになります!
■ お申し込みの方全員
・「ようこそ割」→ 12カ月間基本料金 最大440円 割引(※2)
・Wi-Fiルータープレゼント
■ 新規開通の方
・工事費相当額(最大26,400円)割引(※3)
■転用/事業者変更の方
・「のりかえ割」→ 6カ月間基本料金550円割引
※1 DTI 光マンションタイプ:3,960円(税込)/月への転用、事業者変更で、月額割引特典を適用した1か月目(開通月の翌月)~6カ月目の料金。別途、契約事務手数料などの初期費用や、有料のオプションプランにご加入の場合はオプション料金がかかります。
※2 DTI光 ファミリープランの場合。マンションプランの場合は220円の割引となります。
※3 新規基本工事(派遣工事)費の分割払い相当額を毎月の利用料金から値引きします。新規基本工事費の分割払いは24回払いとなり、開通月の翌月から起算して24カ月のご利用で実質無料となります。無派遣工事における工事費、追加工事費、オプションサービスの工事費などは割引の対象になりません。
DTI 光なら、ほかサービスとのセットで各種割引が受けられます。DTI光とauのスマートフォンなどを同時利用する場合は毎月最大で1,320円(税込)の割引(auセット割)、DTI光と格安SIMカードサービス「DTI SIM」をまとめて契約して同時利用する場合は毎月165円(税込)割引(SIMセット割)となります。
DTI光ではIPv6 IPoE + IPv4 over IPv6接続方式による「IPv6(IPoE)接続サービス」を利用可能です。従来の接続方式の光回線を使っていて、速度が遅い、繋がりにくい時間帯があると感じている方でも、DTI光に切り替えることで安定性と速度が向上することが期待できます。
※IPv6(IPoE)接続方式のご利用には、別途「IPv6(IPoE)接続サービス」へのお申し込み(月額料金無料)、IPoE接続対応機器(ホームゲートウェイ、ブロードバンドルーター)のご用意が必要となります。(「DTI 光スタート特典」にてプレゼントをしているWi-Fiルーターは「IPv6(IPoE)接続サービス」に対応しております。)
フレッツ光の解約を機に、光回線からモバイル回線に切り替えることを検討している方には、通信性能が高く月額費用も安い、DTI WiMAX 2+がおすすめです。DTI WiMAX 2+の魅力は大きくわけると5つあります。
DTI WiMAX 2+の通信速度は、+5G通信なら下り最大で約2Gbps(使用機器により最大速度が異なります)、WiMAX 2+通信で下り最大440Mbpsなので、動画をサクサク鑑賞することができます。また、重いデータも高速でダウンロード可能です。※
※「ギガ放題プラスプラン(2年)」では、 ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。(これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客様のご利用状況をふまえ、速度制限条件等を2022年2月1日より変更致しました。)
配達時間が選べ、自宅で利用する場合も工事や配線作業は必要ありません。届いたその日から、自宅でも外出先でも、すぐにインターネットを利用できます。
DTI WiMAX 2+のモバイルタイプの機器なら、ご自宅でのご利用だけでなく、スマートフォンなどを外で使用する場合にも使用できるので、スマートフォンなどで契約しているデータ通信容量を圧迫せず、データ通信をご利用いただく事ができます。
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