現在、フレッツ光を利用していて、光回線の利用料金を安くしたい人にとって「光コラボ」への転用は魅力的な選択肢です。ただ、「転用」とはどういうことなのかわからない人も多いでしょう。今回は光コラボに関する気になるポイントについてまとめました。
光コラボに変える、乗り換えるといった表現ではなく、「転用」という表現をあえて使うのはなぜでしょう。これは「フレッツ光」を利用しているユーザーが、フレッツ光を解約して「光コラボ」を行っている事業者と契約する際、今ある光回線を「転用」できることからそう呼ばれています。そのため、工事などは基本的に必要ありません。
では、光コラボへ転用するにはどんな手続きを行えばよいのでしょうか。まず現在、フレッツ光を契約しているNTT東日本かNTT西日本から「転用承諾番号」を受け取ります。次にこれから契約する光コラボ事業者に「転用承諾番号」を伝え、光コラボへの転用申し込みを行えばOKです。
転用の申し込みはWebサイトからの申し込み、メールでの申し込み、電話での申し込みが可能で、その際はフレッツ光の「お客さまID」、契約者の電話番号、契約者名、住所、支払い方法などの情報を伝える必要があります。光コラボ事業者への転用申し込みが終了すれば、早ければ1週間程度で回線が開通します。
最後に、光コラボへの転用の際に多くの人が気になることや、注意したい点についてご案内しましょう。
プロバイダーを変えた場合には、プロバイダーで使っていたメールアドレスは、前のプロバイダーとそのまま契約を続行していない限り、使えなくなります。以前と同じプロバイダーを利用していれば、当然、使えます。Gmailなどのフリーメールももちろんそのまま使えるので安心してください。
別のプロバイダーと契約した場合は、前に契約していたプロバイダーを自分で解約しないと、転用後、両方のプロバイダーの利用料を支払うことになってしまいます。ただちに解約手続きをしておきましょう。
ただし、以前のメールアドレスを使い続けたい場合には、大手のプロバイダーでは「メールのみコース」といったサービスが利用できることもあるので調べてみましょう。このサービスは月額100~300円程度で利用できます。
通常、NTT東日本/西日本は解約の際、契約期間やプランによって違約金が発生することがありますが、光コラボへの転用では違約金は発生しません。一方、プロバイダーを変更する場合は、契約期間などによって違約金が発生することがあるので要注意です。
光コラボへの転用は、回線工事の必要がなく、簡単に月々の利用料金を安くできるケースが多いですが、上記のように気をつけるべきポイントがあることもおぼえておきましょう。光コラボへの転用を検討する際は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
2016年6月更新