WiMAX 2+の利用を検討していて、「そもそもWiMAX 2+とLTEとは何が違うのか?」という疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はWiMAX 2+はLTEの一種なのですが、大手キャリアが提供しているLTEとは異なる特徴を持つ、「もう一つのLTE」でもあります。両者の違いを理解することで、WiMAX 2+をもっと賢く便利に使うことができるようになります。今回はWiMAX 2+とLTEの違いについて解説していきます。
「WiMAX 2+」(ワイマックス・ツープラス)とは、UQコミュニケーションズ株式会社、あるいはMVNOと呼ばれる同社の回線を借り受けている通信事業者が提供しているサービス(無線通信技術の規格の一つ)のことです。UQコミュニケーションズはKDDIグループの電気通信事業者です。
WiMAX 2+を利用すると、専用のモバイルルーター機器を使うことで、室内外で高速通信によるインターネットを楽しむことができます。
WiMAX 2+の前には、「WiMAX」というサービスがありました。WiMAX 2+はWiMAXよりも通信速度が大幅に高速化された後継サービスとして2013年に登場。その後、ほとんどのユーザーが新しい形式であるWiMAX 2+を利用するようになり、旧サービスであるWiMAXは2020年にサービス終了となることがアナウンスされています。現在ではWiMAXと言えばWiMAX 2+を指すのが一般的で、最近のWiMAXルーター機器はWiMAX 2+に対応しているものがほとんどです。
WiMAX 2+はLTEの一種でもあります。
LTEには2種類の方式があり、現在、日本の携帯キャリアで利用できるのは「FDD-LTE」です。FDD-LTEは「電話通信」から発展したLTEで、比較的低い周波数帯の電波が利用されており、「ドコモXi」および「LTE-Advanced」、「au 4G LTE」、「SoftBank 4G LTE」などが該当します。
これに対し、「TD-LTE」は「無線通信」から発展したLTEで、比較的高い周波数帯の電波が利用されています。WiMAX 2+はこのTD-LTE互換の4G(第4世代移動通信システム)回線です。
WiMAX 2+は2.5GHz帯=Band41という周波数帯を使用しています。従来のLTEでは2GHz帯や800MHz帯が利用されていましたが、WiMAX 2+は高周波数となっているため、より高速な通信が可能となりました。
また、2015年2月にはWiMAXで使用していた帯域のうち20MHz分をWiMAX 2+用に切り換えると共にキャリア・アグリゲーション(CA:複数の周波数帯の電波を束ねてデータ通信をする技術)を導入。周波数帯の合計が40MHzとなって以前と比べて高速化が実現されました。
さらに2020年3月末以降は、現在、WiMAX向けに利用されている10MHz分もWiMAX 2+向けに切り換えることが予定されています。これによりWiMAX 2+向けの周波数帯は合計50MHz幅となり、現在よりもさらに高速化することが可能と言われています。
現在は利用機器や提供エリアの対応状況により、システム上の下り最大速度は758Mbpsが一部エリアで提供中、440Mbpsが順次全国に拡大中となっています。
WiMAX 2+では、通常のWiMAX 2+による通信に加え、オプションとして「au 4G LTE」を使うことができます。
au 4G LTEは本来、auのスマートフォン、タブレット、iPhoneなどの端末向けに提供されている高速データ通信サービスです。2012年9月のiPhone 5の発売と同時にサービスが開始されました。
WiMAX 2+に比べてau 4G LTEは800MHz帯という低い周波数帯を使用しています。そのためWiMAX 2+よりも通信速度はやや落ちるものの、遠くまでよく届き、ビルなどの遮蔽物があっても電波が届きやすいという特徴を持っています。
WiMAX 2+は高速通信ができて大量のデータを送れるという強みを持つ一方、周波数が高いため直進性が強く、屋内、地下、地下鉄など障害物に遮蔽されるような場所では電波が届きづらいという弱点があります。
現在では地下街や地下鉄の駅でもつながりやすくなってきていますが、それでもビルの密集したエリア、大きな建物や山の陰、室内の奥まった場所などはWiMAX 2+が苦手とする条件の場所と言えます。また、WiMAXの全国実人口カバーは1億人、屋外基地局は20,000局、実人口カバー率も全国政令指定都市で99%以上を達成していますが、それでも地方や郊外ではつながりにくいことがあります。
しかし、オプションでau 4G LTEを併用することによって、屋内や地下、ビルの密集したエリア、地方などでも、WiMAX 2+だけの場合よりも安定してインターネットを利用できるようになります。
LTEオプションを利用するには「ハイスピードプラスエリアモード」に対応したWiMAX 2+対応機器が必要です。申し込みは不要で、対応機器で「ハイスピードプラスエリアモード」に切り換えるとau 4G LTEが利用できます。オプション料金は月額1,000円程度(利用した月のみ)となっていますが、3年契約プランを選べば無料で利用できるプロバイダもあります。
モバイルWi-Fiルーターの利用を検討している方は、WiMAX 2+と携帯キャリアが提供しているLTEの違いを理解しておきましょう。現在ではWiMAX 2+のオプションとしてau 4G LTEを利用することで、それぞれの特徴を活かしながら快適にインターネットを楽しむことができます。より幅広いエリアでインターネットを利用したいという際にご利用ください。
WiMAX 2+の利用を検討されている方におすすめなのが、DTI WiMAX 2+です。DTI WiMAX 2+の魅力は大きく分けると5つあります。
DTI WiMAX 2+の通信速度は、+5G通信なら下り最大で約2Gbps(使用機器により最大速度が異なります)、WiMAX 2+通信で下り最大440Mbpsなので、動画をサクサク鑑賞することができます。また、重いデータも高速でダウンロード可能です。※
※「ギガ放題プラスプラン(2年)」では、 ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。(これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客様のご利用状況をふまえ、速度制限条件等を2022年2月1日より変更致しました。)
配達時間が選べ、自宅で利用する場合も工事や配線作業は必要ありません。届いたその日から、自宅でも外出先でも、すぐにインターネットを利用できます。
DTI WiMAX 2+のモバイルタイプの機器なら、ご自宅でのご利用だけでなく、スマートフォンなどを外で使用する場合にも使用できるので、スマートフォンなどで契約しているデータ通信容量を圧迫せず、データ通信をご利用いただく事ができます。
ギガ放題プラスプラン(2年)にお申し込みいただくと、キャッシュバック特典があるので、WiMAXをお得にはじめる事ができます。
※ご利用開始月を1カ月目として、13カ月目まで継続してご利用いただいているお客様に、キャッシュバックのご案内をメールにてお送りします
※本特典は、予告なく変更または終了する場合があります
DTI WiMAX 2+ に申し込みDTI会員になると、全国の宿泊施設やレジャー施設やスポーツクラブ、インテリアの購入、レストランや居酒屋の飲食などが特別優待価格で利用できます。
※2019年2月27日段階の情報です