公開日:2016年1月19日
更新日:2022年3月9日
※記載の通信速度は、特筆ない限りすべてベストエフォートであり、規格上の最大速度を実効速度として保障するものではありません。
なお、ご利用環境により通信できなかったり、通信速度が低下する場合があります。
今や多くの方がWi-Fiルーターを自宅に設置し、ノートパソコンやスマートフォンなどの端末と接続してインターネットを利用しています。しかし、実際にはWi-Fiルーターとはどんなものなのか、どんな種類を選べばよいのかよくわからない……という方もいるのではないでしょうか。今回はWi-Fiルーターの規格や種類などについて解説します。
Wi-Fiルーター(無線LANルーター)とは、Wi-Fi(無線の電波)でノートパソコンやスマートフォン、ポータブルゲーム機など、無線LAN機能付きの端末をインターネットに接続するための機械です。通常、複数の端末を同時接続する機能も備えています。
自宅やオフィスで使用する場合には、インターネット回線(モデム)とWi-FiルーターをLANケーブルでつなげば、Wi-Fiを使ってノートパソコンやスマートフォンなどの端末からインターネットを利用できるようになります。
スマートフォンなら、携帯電話の回線を使ってインターネットを利用できますが、Wi-Fiを使ったほうがパケット通信料を気にせず、しかもWi-Fiの規格によっては高速でインターネットを使えます。ちなみに、キャリアと契約をしていないSIMカードなしのスマートフォンでも、Wi-Fiルーターを使えばインターネットにつなげられます。
Wi-Fiルーターの種類は、Wi-Fiの通信規格の違いによって分けたり、「無線LANルーター」とも呼ばれるような、自宅に引かれた光回線をWi-Fiで接続するため、中継器のように使用する「据え置きタイプ」か、自宅にインターネット回線が無くても使用できる「モバイルタイプ」か、という用途によって分けたりすることができます。
Wi-Fiルーターに用いられている通信規格というのは、異なるメーカーの機器同士を無線で接続し、共通の手順によって通信できるようにするための決まりごとです。この通信規格は、現在のところ6種類あります。
また、据え置きタイプというのは、自宅などで使用されている一般的なWi-Fiルーターで、自宅に引かれたインターネット回線と接続して使用します。これに対し、モバイルタイプは自宅のインターネット回線に関係なく、Wi-Fiルーターを移動中や外出先でも使いたいというニーズに応えるために作られた、持ち運びができるタイプのWi-Fiルーターです。
Wi-Fiルーターが発する電波には、「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯があります。古いWi-Fiルーターは2.4GHzの電波しか使用できませんでしたが、最近のWi-Fiルーターは2.4GHzと5GHzのどちらの周波数帯の電波も使用できるものが主流です。スマートフォンも、そのどちらの周波数帯で接続するかが選べるようになっています。
2.4GHzと5GHzの違いと特徴は次のとおりです。
電波が遠くまで届きやすく、障害物も回り込みやすいという特徴があります。ただし、2.4GHzという周波数は、Wi-Fi以外にも電子レンジやIHクッキングヒーター、Bluetoothなどもよく使用しているため、2.4GHzで接続していると電波干渉が起こってつながりにくくなることがあります。
Wi-Fi専用の周波数なので家電などと干渉することなく、安定した通信ができるのがメリットです。反面、障害物には弱いという弱点があります。
Wi-Fi(無線LAN)には、1997年に策定された「IEEE 802.11」という名前の標準規格があります。定めたのはIEEE(アイトリプルイー、米国電子学会)という学会です。このIEEE 802.11という規格は年を経るにつれ世代が変わっていき、現在、6つの規格があります。最近のWi-Fiルーターには、複数の規格が採用されているケースが多いです。
また、近年になってWi-Fi Alliance(アライアンス)という別の業界団体が、Wi-Fiという名称(ブランド名)の普及と通信規格の新旧をわかりやすくすることを目的に、最新の「IEEE 802.11ax」という規格の正式名称を、「Wi-Fi6」と呼ぶことを発表しました。同時に少し世代をさかのぼって、「IEEE 802.11n」という規格は「Wi-Fi4」、「IEEE 802.11ac」という規格は「Wi-Fi 5」とすることになりました。以下、6つの規格を挙げていきます。
※末尾にアルファベットの付かない「IEEE802.11」、「IEEE 802.11ac/WiGig」といった規格もありますが、一般家庭のWi-Fiルーター向けには普及しておらず、本記事では除外しています。
スピードが遅くて電波干渉にも弱いのですが、壁などの障害物には強く、伝送距離も比較的長い規格です。通信速度(最大)は11Mbps。周波数帯は2.4GHz。
11bと互換性があり、対応機器が多い規格です。大容量データのやり取りもスムーズ。通信速度(最大)は54Mbps。周波数帯は2.4GHz。
高速で電波干渉が少なく、安定性のある規格です。通信速度は54Mbps。周波数帯は5GHz。
11gや11aよりもさらに高速で安定性のある規格です。ハイビジョンの動画を楽しむことも可能。通信速度は300Mbps、450Mbps、600Mbps。周波数帯は2.4GHzと5GHz。
2014年1月に正式に制定されたWi-Fi規格です。離れた場所でも高速通信ができるのが特徴。最大通信速度は6.9Gbps です。周波数帯は5GHz帯です。
2019年に登場した第6世代のWi-Fi規格です。最大通信速度が約9.6Gbpsと非常に高速で、混雑に強く、省エネであることが特徴です。iPhoneは、SE(第2世代)、iPhone 11シリーズ、12シリーズ、13シリーズが対応、Android端末にも対応機種が増えています。周波数は2.4GHz帯と5GHzの2つです。
なお、Wi-Fiの規格には「下位互換」があるため、Wi-Fi6採用のWi-Fiルーターを購入したとしても、現在使っているWi-Fi6未対応のスマートフォンなどの端末を買い換える必要はありません。
Wi-Fiルーターには、自宅やオフィスで使用する「据え置きタイプ」のほかに、バッテリー内蔵で外出先へ持ち運んで使える「モバイルタイプ」があります。
据え置きタイプは、同時に接続できる台数がモバイルタイプよりも多いというメリットがあります。一般的な据え置きタイプのWi-Fiルーターは、自宅やオフィスに引かれた光回線と接続して使用し、コンセントにつないで電源供給し、有線LANとWi-Fiの両方を利用することができます。
これに対し、モバイルタイプはWiMAX(ワイマックス)などのモバイル回線を受信して使用します。そして、少しややこしいのですが、同じモバイルWi-Fiルーターの中にも、外に持ち運んで使えるモバイル型と、「ホームルーター」と呼ばれる据え置き型の2種類のルーターがあります。なお、モバイルタイプのWi-Fiルーターを使用するには、通信事業者との契約が必要になり、毎月の利用料も発生します。
ホームルーターは、室内専用のモバイルルーターです。機器自体でインターネット回線(モバイル回線)を受信しますので、据え置きタイプと違って光回線の開通工事は不要です。また、通信料金も光回線よりも安くなる場合があります。Wi-Fiだけではなく有線LANでパソコンなどの端末と接続することもできます。その一方で、モバイルタイプと比べると持ち運びが難しいというデメリットがあります。
モバイルタイプのWi-Fiルーターは、4G(LTE)や5Gなどのモバイル回線(携帯電話の回線)と、Wi-Fi(無線LAN)という2つの通信機能を備えています。電波でインターネット回線(モバイル回線)を受信し、受信した回線をWi-Fiで発信してスマートフォンなどの端末機器で受信します。
つまり、モバイル回線の電波が届く範囲であれば、家でも外でも、スマートフォンやタブレットなどでWi-Fiを使えるわけです。もちろん、1台で複数台の端末と同時接続できる(台数には制限があります)ので、仕事や旅行先でWi-Fiを使いたいという方にとっては、非常に便利な機器です。
Wi-Fiルーターを選ぶときは、以上のポイントを押さえておけば、自分に適したものを見付けられるでしょう。もし、光回線をはじめ高速なインターネット回線を利用しているのなら、Wi-Fiルーターもスピードの速いものを選ぶほうがよく、外でもWi-Fiを使いたいなら、モバイルルーターが便利でしょう。Wi-Fiルーターを選ぶときは、今回の記事をぜひ参考にしてください。
DTI WiMAX 2+には、自宅で利用する据え置き型のホームルーターと、外出時にご利用可能なモバイル型の2種類があります。
速度や接続台数を優先されるのであれば、据え置き型のホームルーターがおすすめです。
外でも動画をサクサク観たい、スマートフォンの通信制限がわずらわしいという方には、モバイル型のWi-Fiルーターがおすすめです。
DTI WiMAX 2+の魅力は大きく分けると5つあります。
DTI WiMAX 2+の通信速度は、+5G通信なら下り最大で約2Gbps(使用機器により最大速度が異なります)、WiMAX 2+通信で下り最大440Mbpsなので、動画をサクサク鑑賞することができます。また、重いデータも高速でダウンロード可能です。※
※「ギガ放題プラスプラン(2年)」では、 ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。(これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客様のご利用状況をふまえ、速度制限条件等を2022年2月1日より変更致しました。)
DTI WiMAX 2+は月間の通信量が無制限なので、残りの容量を気にする事なく使う事ができます。※
※ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
DTI WiMAX 2+のモバイルタイプの機器なら、ご自宅でのご利用だけでなく、スマートフォンなどを外で使用する場合にも使用できるので、スマートフォンなどで契約しているデータ通信容量を圧迫せず、データ通信をご利用いただく事ができます。
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