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【ネタバレ注意】アニメ映画「時をかける少女」の物語を解説! 最後のやりとりの意味とは?

更新日 : 2025年03月25日

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1967年発行のSF小説「時をかける少女」

実写映画やテレビドラマなど、今まで9度も映像化されている大人気作です。

 

その中でも最も多くのファンに親しまれているのが、細田守が監督を務めた2006年公開のアニメ映画版!

 

本作は原作小説とは設定が異なる部分も多く、視聴者による考察が非常に盛り上がっている作品なんです。

この記事では、アニメ映画版「時をかける少女」の物語をおさらいしながら、本作の謎をファンによる考察と筆者の見解を交えながら解説していきます!

 

もちろんネタバレを大いに含む内容となっていますので、これから初めて視聴する予定の方は要注意。

 

また、細田守監督の最新作情報や、”時かけ”をお得に視聴できる動画配信サービスも紹介しますので、興味の湧いた方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

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アニメ映画「時をかける少女」とは?

 

 

アニメ映画「時をかける少女」は、2006年7月に角川ヘラルド映画より公開。

公開当初はそこまで注目されなかったものの、視聴者からの口コミを中心に話題を集め、9ヶ月以上に渡って公開されるロングヒット作品となりました。

 

その結果、国内外の映画祭などで数多くの賞を受賞し、高い評価を受けます。

 

公開から約15年が経った今でも『夏に見たくなる映画』として不朽の名作です。

金曜ロードショーなどでの地上波放送でもお馴染みになりつつありますね!

 

日本を代表するアニメ映画監督、細田守の出世作

 

 

そんな大ヒット作、アニメ版「時をかける少女」を生み出したのは、国内アニメ映画界で指折りの実績を誇る細田守監督。

 

実は細田さんは、本作のヒットによって世にその名を知らしめました。いわゆる出世作ですね。

 

後の作品にも受け継がれる細田さんの作風は、この頃から色濃く現れています。

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本当に見るべきおすすめの作品が見つかるはず!

そして、今なおアニメ映画界の第一線で作品を作り続ける細田さんですが、2021年7月に最新作「竜とそばかすの姫」が公開!

 

現実世界と、インターネット上の仮想世界<U>を舞台とした物語となっています。

 

 

こちらのビジュアルですが、構図や表情から「”時かけ”のビジュアルを意識したのかな…」なんて想像をしてしまいますね。

 

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アニメ映画「時をかける少女」を視聴する方法は?

 

まだ”時かけ”を見たことがない方は、先に内容を知ってしまうと面白さが半減してしまいます。

なので、時間があるならこの記事を読む前に一度作品を視聴してもらいたいところ。

 

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【ネタバレ解説】「時をかける少女」のあらすじ紹介 

 

ではこの項目より、アニメ版「時をかける少女」のあらすじをネタバレ解説していきます。

作品を見たことがない方でもイメージしやすいよう、詳細まで分かりやすく紹介していきますよ。

 

「時をかける少女」の主要キャラクター

 

本編に入る前に、本作の主要キャラクターについて簡単に紹介していきます。

それぞれのキャラクターの特徴や関係性が分かっていれば、より物語が頭に入ってきやすいはず。

 

“時かけ”を見たことがない方や、視聴したけど記憶が曖昧な方は、ぜひ一度目を通してみてくださいね。

 

紺野真琴(CV:仲里依紗) 

 

本作の主人公。東京の下町にある学校に通う高校2年生です。

みため通りボーイッシュな性格で、放課後に男友達の千昭、功介とはグラウンドでキャッチボールをしたり、カラオケに行く間柄です。

 

特にこれといった特技も無く、学力も中の下の平凡な少女ですが、ある出来事をきっかけに「タイムリープ」の能力を手に入れました。

 

これを境に、彼女や友人たちの周りに変化が起こり始めます。

 

間宮千昭(CV:石田卓也)

 

この春転校してきた、真琴のクラスメイト。元々周りと群れる事を好まない一匹狼な性格でしたが、真琴と功介とは良い友人関係を築いています。

 

そうした日々を過ごす中で真琴に好意を持ち、その気持ちを伝えました。

しかし、今までの関係性を壊したくない真琴はタイムリープで告白をなかったことにしてします。

 

タイムリープを繰り返す真琴の違和感にいち早く気付きますが、一体彼の正体は…?

 

津田功介(CV:板倉光隆)

 

真琴と中学時代からの同級生であるクラスメイトです。家は病院を営んでおり、本人も医学部志望。

スポーツ万能かつ成績も優秀でまじめな性格ゆえに、だらしない真琴に対して物申すことも。

 

ボランティア部に所属しており、部の後輩である果穂に好意を持たれています。

 

芳山和子(CV:原沙知絵)

 

真琴の叔母であり、美術館で絵画を修復する仕事をしています。

 

真琴が初めてタイムリープをしたときに相談した相手であり、それに対して落ち着いた様子でタイムリープについて説明をしたりと、不思議な府に気の女性。

そのため真琴は「魔女おばさん」と呼んでいます。

 

彼女も若い頃にタイムリープを経験していて、真琴にも助言を与えます。

しかし基本的には深く肩入れせずに見守っている様子です。

 

早川友梨(CV:垣内彩未)

 

真琴と仲のいいクラスメイトの1人。千昭のことが気になっており、真琴に話題をよく持ち掛けています。

 

ある出来事がきっかけでケガを負ってしまいますが、それがきっかけで千昭と交際することに?

 

藤谷果穂(CV:谷村美月)

 

真琴の下級生でボランティア部に所属する女子生徒。

 

以前のボランティア部の活動で果穂の祖母が功介と知り合い、功介によくしてもらった祖母が何度も功介の話をしたことをきっかけに、功介に好意を持ちます。

 

引っ込み思案な性格ですが、友人たちから背中を押され告白をすることに。

 

主人公・真琴が理科準備室で見た不思議な空間

 

主人公・真琴の見た夢の中からストーリーが始まります。

真琴は夢の中で、男友達の功介、千昭とキャッチボールをしていました。

 

目が覚めると、いつものように学校に間に合うかギリギリの時間。真琴は自転車を飛ばして学校に急ぎます。

 

今日の真琴はとことんツイてなく、

 

・抜き打ちの小テストが行われ、勉強不足で失敗

・調理実習でボヤ騒ぎを起こしてしまう

・中庭でプロレスごっこをする男子が投げ飛ばされた先にいて、下敷きになってしまう

 

など、ひどい1日を過ごしていました。

 

そして放課後、真琴は日直の仕事で理科室へ。

すると理科室の黒板には「Time waits for no one.」という言葉が書かれており、真琴はボンヤリとそれを眺めていました。

そんな時、理科準備室の方から物音が聞こえてきます。

 

気になった真琴は中に入りますが、突然現れた人影に驚き転倒!

床に落ちていたクルミのようなものを肘で砕いてしまいます。

 

その瞬間、真琴の視界は異次元のような不思議な空間に変わりました。

しかし少し時間が経つと、先ほどの理科準備室に戻ります。

 

真琴はこの不思議な体験を功介と千昭に話しましたが、「頭、大丈夫か?」と軽くあしらわれしまうのでした。

 

下り坂で自転車のブレーキが故障! 「死ぬ」かと思ったら時間が巻き戻った?

 

学校が終わり、母からお使いを頼まれていた真琴は叔母の勤める美術館に自転車で向かいます。

途中の下り坂で、道の先にあった切が閉まるのを見た真琴はブレーキをかけようとしますが、なんとこのタイミングでブレーキが故障してしまいます!

 

真琴の乗った自転車はどんどん加速し、そのまま踏切に激突!

電車は目前に迫り、体を宙に投げ出された真琴は死を覚悟します…。

 

しかし、次の瞬間でした。

真琴の時間は巻き戻り、真琴を撥ねたはずの電車は何事もなかったように踏切を通り過ぎていきました。

 

何が起こったのか分からなかった真琴ですが、ひとまずはお使いを済ませるため美術館へ向かいます。

 

“タイムリープ”を駆使して、すべてを自分に都合のいい事に変える真琴

 

無事に美術館に到着した真琴は、叔母・和子の元に向かいます。

そして和子に、先ほどの踏切での出来事を話しました。

 

それを聞いた和子は、落ち着いた様子で「それ、タイムリープよ。」とどういう現象なのかを真琴に教えます。

真琴はその話を半信半疑で聞いていました。

 

美術館から帰った後、河川敷で水切りをする少年を見て、踏切でタイムリープした瞬間のことを思い出す真琴。

その時のように川に向かって勢いよく身を投げ出した次の瞬間、真琴は前日の夜にタイムリープしていたのです。(7/13夕方から7/12夜にタイムリープ)

 

「私、飛べんじゃん…飛べんじゃん!」

 

こうして自由自在に時間を巻き戻せる能力を手に入れた真琴は、まったくツイていなかったはずの7月13日をやり直せることになりました。

 

タイムリープを使って二度寝をしたことで、遅刻ギリギリではなく余裕たっぷり登校し、抜き打ちの小テストも内容を知っていたので満点。

失敗してしまったはずの調理実習も別のクラスメイトとグループを交換する事で回避。

こんな調子で、あらゆる出来事を自分の都合のいい展開に変えていくのでした。

 

その後も真琴は、友人とのカラオケの時間を実質的に延長させるためや、晩御飯の献立を変えるためなど、些細な“得”のためにもタイムリープの能力を使い始めます。

 

タイムリープについて教えてくれた和子に、その事を伝えると「真琴がいい目を見ている分、悪い目を見ている人もいるんじゃないの?」と諭されますが、あまり深く考えようとはしませんでした。

 

今までの友人関係が変わることを恐れ、千昭からの告白を”タイムリープ”で無かったことに

 

 

ある日の放課後、真琴や千昭といつも一緒にいた功介が後輩の果穂から告白を受けます。

しかし、功介はその告白を断りました。理由は「勉強の支障が出るから」という彼らしいもの。

 

そんな話を聞いた帰り道で、2人きりになった真琴と千昭。

そこで真琴は千昭に告白を受けました。

 

「真琴、俺と付き合えば?」

 

しかし今までの関係を壊したくない真琴は、このことをタイムリープを使ってなかったことにしてしまいます。

 

「私に『好きだ』って言った癖に!」変わってしまった未来に納得の行かない真琴

 

それから数日後、先日の調理実習で真琴の代わりに損を被った生徒・高瀬が中庭でいじめられるトラブルが発生。

頭に血が昇った彼は、そのいじめに対して反撃。いじめっ子たちに向かって消火器を噴射します。

 

さらに、その原因を作った真琴に対しても怒り、持っていた消火器を投げつけてきました。

それを見た千昭が間に現れ、真琴に消火器が当たるのを防ごうとします。

 

今度危ないのは千昭の方。

 

真琴はとっさに直前にタイムリープし、間に入った千昭を突き飛ばすことで消火器を回避させます。

しかしその代わりに壁に当たった消火器が跳ね返って、近くにいた友梨に直撃し、ケガを負ってしまいました…。

 

その後、千昭は保健室で治療中の友梨の元を訪れます。

友梨は元々千昭のことが気になっていたこともあり、2人は急接近。すぐに付き合うことになったのでした。

 

真琴は、タイムリープする前に自分に告白していたのに、あっさりと友梨に付き合うことを選んだ千昭に納得の行かない様子。

 

「私に『好きだ』って言った癖に!」

 

真琴の腕に現れた謎の数字 → “タイムリープ”の残り使用回数だった

 

「なんだろこれ? 90…?」

その夜、真琴は自宅のお風呂で自分の腕に「90」という数字が書かれていることに気付きます。

 

千昭が友梨と付き合ったことで、真琴と功介は2人だけでキャッチボールをすることが多くなりました。

周りから見れば、その光景は付き合ってるようにも見えるもの。

 

結果的に功介に告白を断られてしまった果穂は、その様子を悲しそうに見つめていました。

 

後日、真琴はその様子について果穂の友人たちに詰められます。

 

「やっぱ先輩たち、付き合ってんですか!?」

 

彼女たちと話をしている内に、功介が果穂の告白を断った原因は、自分(真琴)にあると知ります。

 

「勉強に支障が出る」と言っていましたが、

具体的には

 ⇒ 真琴が先日の小テストで満点を取ったことで「負けていられない」と感じたことが原因

だったのです。

 

責任を感じた真琴は、タイムリープを駆使して功介と果穂をくっつけようと試行錯誤。

その結果、なんだかんだで関わりのなかった2人を出合わせることに成功します。

 

やり切った真琴は満足そうに背伸びをしたとき、自分の腕の数字が「01」に減っていることに気付きました。

この時、真琴はこの数字がタイムリープの残り回数なんじゃないかと感じ始めます。

 

真琴のタイムリープに千昭が気付いてしまう

 

功介と果穂の一件がひと段落し、理科準備室に現れた人影の正体を探ろうとしていた真琴の元に、突然1通のメールが届きました。

 

「なんかオレ、告られたみたい。自転車借ります。」

 

メールの送り主は功介でした。

この日は本来、踏切で自転車のブレーキが壊れて死を覚悟した日!

 

功介は、ケガをしてしまった果穂を実家の病院に連れて行こうと真琴の自転車を借りようとしていたのでした。

慌てた真琴は、功介に電話を入れるも繋がらず、事故を起こさせない為に急いで踏切まで走ります。

 

しかし功介には会えず、そのまま電車も通り過ぎて行きました。

近くを歩いていた人に事故があったか聞いてみるも、起こっていないとのこと。

 

そこに一件の電話が掛かってきました。しかし、電話をしてきたのは功介ではなく千昭。

他愛のない話をしていましたが、千昭が突如衝撃的な質問をしてきます。

 

「お前、タイムリープしてね?」

 

動揺した真琴は、つい最後の1回のタイムリープを使ってしまいます。

真琴の腕に刻まれた数字は「00」になっていました。

 

もったいない使い方をしてしまったと後悔する真琴でしたが、ひとまず功介も助かったであろうことに安心したその瞬間。

 

真琴に声をかけてきたのは、自転車で下り坂を駆け降りる功介と果穂でした!

 

功介はブレーキが故障しているのに気付くこともなく、坂を下って行ってしまいます。

真琴も猛ダッシュで転びながら功介を追いかけますが、追いつけず。

 

いよいよ功介たちが自転車ごと電車に突っ込んでしまう…と思ったその時。

「止まれ!止まれ!」と絶叫する真琴が目を開けると、なんと時が止まっていたのでした。

 

千昭の正体は”未来人”。タイムリープの謎とルールが明かされる

 

「やっぱり真琴か」

 

状況が飲み込めない真琴の元に現れたのは、真琴の自転車を手で押す千昭でした。

それを見て、千昭もタイムリープができることを悟った真琴。

 

「俺、未来から来たって言ったら…笑う?」

 

千昭は、自分が未来の世界から来た事を告白しました。

 

現代に千昭が来た理由は「どうしても見たい絵があったから」。

千昭の時代には、自由に時間を行き来できる装置が開発されていました。

 

その装置とは、理科準備室で真琴が割ったクルミのようなもの。

ところが千昭は、未来から持ってきたこの装置を落としてしまいました。

 

それを理科準備室で発見したものの、既に使用済み。誰かが悪用していないかと千昭は心配になりました。

その点では、拾ったのが真琴で安心している様子です。

 

千昭が見たかった絵とは、真琴の叔母・和子が美術館で補修していた絵のことでした。

 

しかし、功介を救うために使ったタイムリープで、千昭は未来に戻ることができなくなってしまいます。

千昭の腕には「00」の数字が刻まれていました。

 

千昭がタイムリープを使わなかった世界線では、功介と果穂は死んでしまい、真琴も責任を感じて泣き叫んでいて、こうするしかなかったのです。

 

「帰らなきゃいけなかったのに、いつの間にか夏になった。お前らと一緒にいるのが、あんまり楽しくてさ。」

 

真琴は、美術館の絵がもうすぐ見れるようになることを伝え、3人で見に行こうと提案します。

 

しかし千昭が言うには、未来の世界のルールでは「過去の住人にタイムリープの存在を知らせてはならない」というのです。

ルールを犯した自分は真琴たちの元にはもう居られないと言い、消えてしまうのでした…。

 

時間が巻き戻ったことで、タイムリープの回数が「01」に復活。真琴はもう一度千昭に会いにいく

 

翌日、千昭は表向きには学校を自主退学。

 

「借金があってヤクザに追いかけられていた」とか「年上の女との間に子供ができた」など様々な噂が立てられていました。

 

そんな噂を聞いていられなくなった真琴と功介は、教室を飛び出してしまいます。

 

功介は「千昭、真琴の事が好きだったのに、何も言わずに行っちまうなんて…」と話すと、真琴は千昭が真剣な思いでした告白をなかったことにした自分に激しく後悔します。

 

真琴は泣きながら屋上へと走っていきました。

 

その後美術館で落ち込む真琴に対して、和子はこんな言葉をかけます。

 

「自分は高校時代、好きだった相手と遠く離れ今も待ち続けている。けど真琴は、待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えにいくタイプでしょう?」

 

その夜、真琴は自宅で自分の腕に刻まれた数字が「01」に復活していることに気付きました。千昭が時間を巻き戻したことで、真琴が使った最後の1回はなかったことになっていたのです。

 

真琴はこの1回を使って、千昭がタイムリープを利用する前の時間に戻り、千昭のタイムリープ回数を元に戻すことを試みます。

 

7月13日の理科準備室にタイムリープした真琴は、その場にいた友梨に「私、千昭のことが好きだ。ごめん」と告げると理科準備室を出ていくのでした。

 

そこで功介に出会った真琴は、果穂たちとも一緒に野球をすることを提案し、自分の自転車を勝手に使ったら罰金! と告げます。

 

功介と果穂が付き合うことと、真琴の自転車で事故を起こさせないためのフォローですね。

 

そして真琴は千昭のいるグラウンドまで、全力疾走します。

 

真琴は千昭にタイムリープする前の未来で起こったことを告白。

千昭がリストバンドで隠している数字が「01」に戻っていることを確認し、これまでのことをすべて打ち明けました。

 

真琴は、千昭の見たかった絵を未来へ残すことを約束します。

 

こうして真琴は千昭を見送るのですが、千昭の姿が見えなくなると涙が止まらなくなってしまいました。そこへ戻ってきた千昭はこう呟きます。

 

「未来で待ってる。」

「うん。すぐ行く。走っていく。」

 

翌日、真琴は功介たちと野球をしながら「これからやることが決まった」と言って青空を見上げるのでした。

 

「時をかける少女」本編では明かされなかった謎を考察

 

さて、ここまで“時かけ”の物語を紹介してきましたが、内容はなんとなく掴めましたか?

実はこの作品は、ただ本編を見るだけや内容を見ただけでは分からないポイントがいくつかあるんです。

 

この項目では、“時かけ”の5つの謎について考察していきます。

作品の謎を紐解くことで、違う視点で物語を見れたり、知る前より“時かけ”を楽しめるはず。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

考察1:黒板に書かれた「Time waits for no one.」の意味とは? 書いたのは誰?

 

真琴がタイムリープをするきっかけとなった理科準備室。

部屋の黒板には「Time waits for no one.」と、チョークで書かれていて、真琴もこの言葉を不思議そうに眺めていましたね。

 

「Time waits for no one.」を直訳すると「時間は誰も待ってくれない」という意味。

 

作中では特に言及されていませんでしたが、この言葉は千昭が書いたものだと推測できます。未来から現代に来ていた千昭は、いつか未来に帰らなくてはいけないことを分かっていて、真琴や功介との別れに向けての言葉だったのかもしれません。

 

カラオケのシーンで千昭が歌っていた曲にも注目です。よく聞いてみると、実は「Time waits for no one.」というフレーズを繰り返す曲を歌っていますね。

 

これらの理由から、この言葉を書いたのは千昭だと推測できます。

 

考察2:千昭が未来から来た理由とは?

 

千昭は未来から現代にやってきた理由を「どうしても見たい絵があった」と言っていました。

その絵とは、和子が美術館で補修していた『白梅二椿菊図』のこと。

 

千昭はなぜこの絵を一度見てみたかったのでしょうか?

彼は未来から来たことを真琴に打ち明けた時に、こんなことを言っていました。

 

「川が地面を流れてるのを初めて見た。自転車に初めて乗った。空がこんなに広いことを初めて知った。なによりこんなに人がたくさんいる所を初めて見た。」

 

千昭のいた世界は、現代と比べてひどく荒廃してしまっているようですね。

『白梅二椿菊図』は、現代より数百年前の大きな戦争や飢餓が起きた時代に描かれたものです。未来もこのような時代を迎えてしまったのでしょうか。

 

しかしそんな時代を乗り越え、現代の文化は大きく発展を遂げました。

 

千昭はその時代の絵を見ることで、未来の現状を変えるための希望を見出したかったのではないかと推測できます。

 

考察3:”魔女おばさん”芳山和子はなぜタイムリープのことを知っていたのか?

 

作中で実際にタイムリープをしていた真琴と千昭以外に、唯一タイムリープのことを知っている登場人物がいました。

それは、真琴の叔母である和子。真琴にタイムリープのことを教え、相談にも乗っていた人物です。

 

彼女はなぜタイムリープの事を知っていて、非現実的とも言える真琴の相談にも応えることができたのでしょうか?

 

そのヒントは、彼女の名前にあります。

芳山和子とは、原作小説及び本作以前に公開されている映画・ドラマ「時をかける少女」の主人公と同姓同名なのです。

実写映画版・時をかける少女

(引用:Amazon)

 

細かな設定や結末こそ異なりますが、原作でも主人公は真琴と似たような体験をしています。

 

タイムリープのことを知っていて、自分の経験を元に真琴にアドバイスをする…。

彼女が、原作主人公が大人になった姿だと仮定すると辻褄が合いますよね。

 

興味の湧いた方はこれらの作品もチェックしてみると、より本作を楽しめるはずですよ。

 

 

考察4:”「未来で待ってる」→「走っていく」の本当の意味とは?

 

本作を代表するシーンとも言える、千昭と真琴の別れ際の台詞。

 

千昭「未来で待ってる。」

真琴「うん。すぐ行く。走っていく。」

 

このやりとりにはどんな意味が含まれているのかを考察していきます。

 

言葉通り受け取ると、未来に帰らざるを得なくなってしまった千昭が「真琴が未来へ会いに来てくれるのを待っている」

という意味にとれますね。

 

ただし現実的に考えて、千昭の時代まで真琴が生きているというのは不可能。

そこで気になるのが、物語最終盤の千昭が未来に帰った後の「私もさ、実はやること決まったんだ。」という真琴の台詞です。

 

「功介や千昭とずっと3人でいられる気がしていた」と言っていたり、進路相談でも担任の先生の話を適当に受け流したり、言わばモラトリアムの最中にいた真琴。

将来のことをまったく考えていなかった彼女が決心をした理由は、千昭との別れにあるはずです。

 

千昭は、現代で修繕が完成した『白梅二椿菊図』の絵を見ることができませんでした。

「どうしても見たい絵がある」と言って現代へやってきたのですから、千昭のいる時代ではこの絵はなんらかの理由で無くなってしまったようです。

 

つまり「未来で待ってる」という台詞は、真琴に『白梅二椿菊図』の絵を未来に残してほしいと託したのではないでしょうか。

 

そしてそれに応えた真琴は、“絵を未来に残すこと”→“やること”になったのではないかと考察できます。

 

真琴が『白梅二椿菊図』を未来へ残し、それを千昭が見ることこそが2人の再会を意味するのではないでしょうか。

 

アニメ映画だけじゃない! 実写版「時をかける少女」の人気作も要チェック

 

アニメ映画として有名な「時をかける少女」ですが、こちらは筒井康隆著の小説「時をかける少女」が原作となっており、現在に至るまで数多くのドラマや映画作品が制作されています。

原作小説を基にした作品を含めると、その数なんと9作品!

映像メディア化された「時をかける少女」一覧

公開(放送)年媒体主演
1972年連続ドラマ島田淳子
1983年実写映画原田知世
1985年単発ドラマ南野陽子
1994年連続ドラマ内田有紀
1997年実写映画中本奈奈
2002年単発ドラマ安倍なつみ
2006年アニメ映画仲里依紗
2010年実写映画仲里依紗
2016年連続ドラマ黒島結菜

 

こうして表で振り返ってみると、周期的に「時をかける少女」は映像化されています。

正に、作品自体が時をかけて様々な年代の人に届いているようですね!

 

初のメディア化作品である”時かけ”は1972年に放送されたテレビドラマ「タイムトラベラー」。

コチラは、青少年向けSFテレビドラマとしてNHKで放送された作品。

タイトルは変更されていますが、「時をかける少女」が原作となっています。

 

その後は、考察3で解説した1983年に公開された実写映画版「時をかける少女」を始め、ドラマや映画など様々な形で「時をかける少女」が映像化。

 

2000年以前には、単発ドラマ、連続ドラマ、実写映画がそれぞれ制作され、南野陽子、内田有紀、中本奈奈など当時の名だたる女優さんが主演を務めています。

 

2000年代に入ってからは、今回紹介したアニメ映画で声優を務めた仲里依紗さんが主演を務める映画や、新進気鋭の若手女優黒島結菜が抜擢されたテレビドラマなど青春ストーリーの金字塔である「時をかける少女」は世代問わず愛されている作品だと感じざるを得ません!

 

どの作品にも、アニメと異なる設定やそれぞれに独自の魅力があるので、気になる方はぜひ視聴してみてください!

 

U-NEXTでは原田知世さんが主演を務めた1983年版と中村奈奈さんが主演を務めた1997年版の映画作品を視聴することが可能です。

 

 

まとめ:「時をかける少女」のネタバレ解説&考察

 

アニメ映画「時をかける少女」をより楽しむための、ネタバレ解説&考察でした。

公開から約15年が経つ今でも多くのファンに愛される本作。

 

その魅力、奥深さを知るきっかけになればいいなと思います。

 

本記事の考察を頭に入れて作品を見返してみれば、違う視点から物語を楽しむことができるかも。

また本作の謎について、自分なりに考察してみるのもいいですね。

 

本作を見たことがない方や、久しぶりに見てみたくなったという方は、動画配信サービスU-NEXTの無料トライアルを利用すれば、“時かけ”を今すぐ視聴することができます。

 

ぜひ、一度チェックしてみてくださいね。

 

 

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本記事で紹介した大名作「時をかける少女」は果たして何位にランクインしたのか?

 

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