シリーズ3作目「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」作品情報
原題
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Pirates of the Caribbean: At World’s End
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監督
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ゴア・ヴァービンスキー
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音楽
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ハンス・ジマー
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公開年月日
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2007年5月25日
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シリーズ
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第3作目
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今作は、シリーズ第1作目、第2作目に続きゴア・ヴァービンスキーが監督を務めました。
そして「パイレーツ・オブカリビアン」シリーズにおいて、監督がゴア・ヴァービンスキーである最後の作品です。
5月23日から5月25日にかけて全世界同時上映された今作品は、公開から17日で60億円もの興行収入を記録しました。
本シリーズでは、最速で60億円を突破しています。
キャラクター&キャスト
ジャック・スパロウ
自由を愛する海賊。
ブラックパール号の船長だが、ヘクター・バルボッサにたびたび船長の座を奪われている。
あまり本心を表に出さないため、何を考えてるのかがいまいち読みづらい。
「ブラックパール号の船長になる代わりに、13年経過したら手下として100年間働く」という契約をデイヴィ・ジョーンズと交わしており、とうとう13年が経過してしまった。
デイヴィ・ジョーンズの手下になると自由が奪われてしまうため、何とか契約から逃れようと彼の心臓を狙っている。
【キャスト】ジョニー・デップ
【日本語吹き替え版】平田広明
ウィル・ターナー
突如カトラー・ベケット卿に死刑を宣告され、撤回するにはジャック・スパロウの持つコンパスを取ってくるよう命令された。
ジャックにコンパスを貰えないか聞いたところ、彼の口車に乗せられて、ともにデイヴィ・ジョーンズと戦うことに。
しかし、デイヴィ・ジョーンズの船フライングダッチマン号で、亡くなったと思い込んでいた父ビル・ターナーと再会し、ビルをフライングダッチマン号から解放することが1番の目的になった。
【キャスト】オーランド・ブルーム
【日本語吹き替え版】平川大輔
エリザベス・スワン
港町ポート・ロイヤルの総督の娘であり、ウィル・ターナーの恋人(画像右)。
カトラー・ベケット卿によって、ウィル・ターナーとともに逮捕されてしまったが、脱獄してウィルたちと合流した。
ウィルやジャック・スパロウ、ヘクター・バルボッサとともに、海賊としてカトラー・ベケット卿とデイヴィ・ジョーンズに立ち向かう。
【キャスト】キーラ・ナイトレイ
【日本語吹き替え版】弓場沙織
ジョシャミー・ギブス
ブラックパール号の航海士。
ジャック・スパロウとは古い仲のようで、互いに信頼している様子。
【キャスト】ケヴィン・マクナリー
【日本語吹き替え版】青森伸
ヘクター・バルボッサ
ブラックパール号の元船長。
ジャック・スパロウとブラックパール号の船長の座を争い続けている。
1度はジャックに殺されたものの、ティア・ダルマによって蘇った。
カトラー・ベケット卿、デイヴィ・ジョーンズと戦う中で、人間に閉じ込められた海の女神カリプソを解放しようと試みる。
【キャスト】ジェフリー・ラッシュ
【日本語吹き替え版】壤晴彦
ティア・ダルマ
謎多き魔女。
ジャック・スパロウやヘクター・バルボッサを手助けしながら、ともにブラックパール号に乗っている。
デイヴィ・ジョーンズについて、どうやら深く知っている様子だが……。
【キャスト】ナオミ・ハリス
【日本語吹き替え版】高乃麗
ビル・ターナー
ウィル・ターナーの父。
苦しみから逃れるためにデイヴィ・ジョーンズと契約を交わしてしまい、彼の手下としてフライングダッチマン号で働き続けている。
【キャスト】ステラン・スカルスガルド
【日本語吹き替え版】柴田秀勝
カトラー・ベケット
東インド貿易会社の総督。
権力を何よりも重視しており、海の世界を支配しようと考えている。
そのためにジャック・スパロウの持つ“欲しいものの場所を示すコンパス”を求めている。
自分にとって邪魔な存在には容赦のない冷酷な性格で、デイヴィ・ジョーンズの心臓を脅し材料に使って彼を手駒にした。
【キャスト】トム・ホランダー
【日本語吹き替え版】横島亘
デイヴィ・ジョーンズ
さまよえる幽霊船、フライングダッチマン号の船長で、タコのような怪物の姿をしている。
数多くの船乗りを襲っては死を仄めかして脅し、手下を増やしてきた。
残忍な性格の持ち主だが、かつて恋に苦しめられたという人間らしい一面も。
彼の心臓はその身体にはなく、宝箱に保管されている。
【キャスト】ビル・ナイ
【日本語吹き替え版】大塚芳忠
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また、「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」はシリーズの第3作目にあたる作品です。
シリーズは現在全5作品。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを見る上で、どの順番で見ればいいかわからないという方は、以下の記事を確認してみてください!
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」あらすじ【ネタバレなし】
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」と「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」は2つ合わせて1つの物語になっている2部作です。
まず、簡単に前作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」のあらすじを紹介した後、今作「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」のあらすじを紹介します。
~前回までのあらすじ~
デイヴィ・ジョーンズが操る巨大クラーケンに襲われ、命を落としたジャック・スパロウ。
ジャックの死を惜しむウィル・ターナーやエリザベス・スワン、ジョシャミー・ギブスをはじめとするブラックパール号の船員たちに、魔女ティア・ダルマがジャックを蘇らせる方法があると伝えます。
それを聞いたウィルたちは、ティアによって蘇ったヘクター・バルボッサとともに、ジャックを救うべく“世界の果て”を目指すことに……。
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エリザベスの故郷である港町ポート・ロイヤルでは、東インド貿易会社のカトラー・ベケット卿が、海賊を厳しく取り締まっていました。
海賊行為をおこなった者や海賊に関わりがある者は、見世物のように次々に処刑されていきます。
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れたベケット卿は、それを脅しに使い、海賊たちにも恐れられるデイヴィ・ジョーンズさえも操って、海を支配しようと計画していました。
一方、ウィルやエリザベス、バルボッサたちは“世界の果て”と呼ばれる、生と死の狭間にあるデイヴィ・ジョーンズの墓場に行き、ジャックを救出します。
その後、9人の伝説の海賊が集まる評議会に赴いたバルボッサは、人間の中に閉じ込められた海の女神カリプソを解放し、海を支配しようとするベケット卿と、彼の手下となったデイヴィ・ジョーンズと戦うことを提案。
それぞれの思念がぶつかり合い、ついに決戦のときがやってきました。
ジャックたちが迎えた結末とは……!?
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」意味がわからない方必見!疑問箇所を考察&ネタバレ解説!
評議会とは?
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」では、選ばれし9人の海賊の長(船長)たちによる“評議会”がおこなわれていました。
力を持った選ばれし9人の海賊たちが、意見を出し合い、相談する場です。
何か海賊たちにとって大きな不都合などが起こったときに開かれるようで、最初の評議会は海の女神カリプソを封印するためにおこなわれ、今作ではカトラー・ベケット卿と戦うために、第4回目の評議会が開かれました。
銀貨を持っている海賊の長が評議会に参加できるのですが、劇中では銀貨ではない小物も参加できる証として提示されています。
第1回目の評議会の際、女神カリプソの封印に銀貨を用いることになりました。
しかし、当時集まっていた9人の海賊たちは一文無しで銀貨を持っていない者も多く、その代わりに小物(ガラクタ)を使用することになります。
第2回目以降の評議会では、この封印に使った銀貨や小物などを参加できる証として提示するようになりました。
なぜ銀貨ではないのに銀貨と呼び続けているのかというと、「海賊の長の印=ガラクタ」では格好がつかないから、とギブスが劇中で話しています。
また、銀貨は他のものに交換することもどうやら許されている模様。
劇中ではバルボッサが部下のラゲッティの義眼を参加できる証として提出していました。
このことから、かなり緩い決まりのように見受けられます。
評議会に参加できる者は海賊たちの中で周知されているように描かれていたため、形として提出しているだけなのかもしれません。
最初の子供は誰?
映画冒頭の海賊たちが処刑されるシーンでは、幼い少年が海賊の歌(評議会の招集の歌)を歌っていました。
海賊や海賊とつながりがあるだけで、子供でも関係なく処刑されるという凄惨さが描かれたシーンです。
この少年は名前があるキャラクターではなく、ただの海賊の子供です。
ウィル・ターナーとエリザベスの子供ではないかという意見もインターネット上で見られますが、2人の子供が生まれるのはこの処刑からしばらく経った後です。
時期が矛盾してしまうので2人の子供ではないでしょう。
また、この少年は評議会に参加できる証の銀貨らしき物を持っていました。
前項で説明した通り、銀貨は他のものに交換することができるので、評議会に参加できる名高い海賊が持っていた銀貨と、少年が持っていた何かを交換したのではないかと考えられます。
ベケット卿はなぜコンパスや心臓を欲しがった?
カトラー・ベケット卿は、前作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」から、ジャック・スパロウの持っているコンパスを欲しがっていました。
ジャックのコンパスは一般的なコンパスのように北を指すのではなく、欲しいものの場所を示します。
ベケット卿はこのコンパスを使って、デイヴィ・ジョーンズの心臓を探そうとしていました。
ベケット卿の1番の目的は、海の世界を支配すること。
海賊にも恐れられるほどの力を持つデイヴィ・ジョーンズを操ることができれば、自分の思い通りになると考え、そのために脅しの材料として彼の心臓を求めていました。
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、評議会がおこなわれることを知ってからは、評議会に集まる海賊たちを殲滅させるため、評議会の場所を探し求めるようになります。
権力におぼれたベケット卿にとって、求めるものの場所を指すコンパスは、非常に重要なものだったのです。
巨大クラーケンの死因は?
デイヴィ・ジョーンズが操っていた巨大クラーケンは、今作では死骸のみの登場でした。
巨大クラーケンを倒すシーンは描かれていなかったため、困惑した方もいるかもしれません。
映画の序盤のカトラー・ベケット卿とデイヴィ・ジョーンズの会話の中で、「クラーケンは見せしめのために殺させた」と、ベケット卿が話しています。
海を支配しようとするベケット卿にとって、自分の意思では操れない、強大な力を持った巨大クラーケンは邪魔な存在でした。
そのため、デイヴィ・ジョーンズに巨大クラーケンを殺すように指示したのです。
自分で殺すのではなく“殺させる”ところに、ベケット卿の凶悪さが感じられます。
ティア・ダルマの正体は海の女神カリプソ?
海の女神カリプソは、かつて第1回目の評議会に集まった海賊たちによって、人間の身体に封じ込められました。
その人間こそ、謎多き魔女ティア・ダルマです。
ティア・ダルマ=カリプソということになります。
カリプソが封印された理由は、気まぐれで海を荒らすことが多かったから。
気まぐれな性格なことに、かつての恋人デイヴィ・ジョーンズも苦しめられていました。
正体だけでなく、カリプソの魔術についても気になる部分が多いです。
カリプソ(ティア・ダルマ)はバルボッサを蘇らせているものの、ジャック・スパロウを蘇らせることはできないと言っていました。
バルボッサはただ死んだだけでしたが、ジャックは肉体も魂も罰を受ける生と死の狭間、デイヴィ・ジョーンズの海の墓場に連れていかれまったため、蘇らせることができないという理由でした。
つまり、ジャックは完全には死んでいなかったからだとも読み取れます。
もう1人、エリザベスの父についても、蘇らせることはできないとしていました。
エリザベスの父はジャックと違い、ただ死んだだけのはずですが、蘇らせられない理由については明かされていません。
気まぐれだからなのか、もしくはメリットがないからだと考えられます。
バルボッサは蘇ってからというもの、カリプソの解放に奮闘していました。
解放はカリプソにとっての1番の願いです。
バルボッサがそう動くと知っていたのか、バルボッサを上手く操っているのかは定かではありませんが、何か考えがあって蘇らせたのかもしれません。
デイヴィ・ジョーンズがタコのような姿なのはなぜ?
怪物のような見た目をしたデイヴィ・ジョーンズも、元々は普通の人間でした。
デイヴィ・ジョーンズは、かつての恋人である海の女神カリプソに、死者を導くという使命を任されます。
10年間仕事をし続ければ1日だけ陸に上がることができ、カリプソと会えるという約束でした。
愛するカリプソのために10年間職務を全うし、陸に上がったデイヴィ・ジョーンズでしたが、そこにカリプソの姿はありませんでした。
深い悲しみに苦しんだデイヴィ・ジョーンズは、死者を導く仕事を放棄してしまいます。
そのために、タコのような怪物の姿になる呪いがかかってしまいました。
また、デイヴィ・ジョーンズだけでなく、フライングダッチマン号全体に呪いがかかっているため、船員たちも怪物のような姿をしているのです。
ウィル・ターナーはその後どうなった?
デイヴィ・ジョーンズとの戦いの末、ウィル・ターナーは彼の心臓を刺したことで、デイヴィ・ジョーンズに代わってフライングダッチマン号の船長になりました。
前項で説明したように、フライングダッチマン号には呪いがかかっていましたが、ウィルが船長になったことで呪いが解け、船員たちの姿が元の人間の姿に戻っています。
しかし、フライングダッチマン号は死者を導く仕事を任された船である、ということに変わりはないため、ウィルはその職務を果たし続けなければなりません。
また、船長になったウィルは、デイヴィ・ジョーンズのように陸に上がることができなくなりました。
10年間働けば、1日だけ陸に上がることができます。
死者を導く仕事を何年間し続けるのかは説明されていません。
もしかしたら、永遠にし続けなければならないのかも……。
フライングダッチマン号に仕事を任せたのはカリプソなので、彼女がウィルをフライングダッチマン号から解放する未来もあるかもしれません。
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」感想
ロマンと切なさのあるストーリー
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」では、デイヴィ・ジョーンズについて深く描かれていました。
彼のかつての恋や、かかってしまった呪い……。
凶悪な存在ではあるものの、ただの悪役ではないと思わされるストーリーに仕上がっています。
怪物のような見た目とは裏腹に、恋に苦しめられたという人間らしさのあるデイヴィ・ジョーンズ。
かつての恋人カリプソを思いながら、オルガンで切ない旋律を奏でるシーンは印象的です。
そして、今作の1番の見どころはやはりデイヴィ・ジョーンズとジャックたちの最終決戦でしょう!
ジャックたちブラックパール号の船員以外の海賊たちも集まり、全員が声を上げて己を奮い立たせるシーンには、胸が熱くなること間違いなし!
大雨の中、ジャックたちの乗るブラックパール号と、デイヴィ・ジョーンズたちの乗るフライングダッチマン号がぶつかり合うシーンも圧巻です。
特に、渦に飲まれるかもしれないという危険な状況の中、自信と威厳たっぷりに舵を取るバルボッサの格好良さが光っていると感じました!
ジャックだけでなく、ウィルやエリザベス、バルボッサ、デイヴィ・ジョーンズといった各キャラクターたちが大活躍している作品です!
何度でも楽しめる作品
前作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズチェスト」の続編である今作品は、2部構成の後編にあたります。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズが完結したわけではないですが、デイヴィ・ジョーンズが関わる話は今作品でひと段落つきました。
前作から前編・後編として展開されてきた壮大な物語には、様々な伏線や小ネタが仕掛けられており、特に各キャラクターの騙し合いが繰り広げられているのが特徴的です。
中には少し難しかったと感じる方もいるはず。
しかし、考察をしたり解説を読むことで新たな一面を見つけることができたり、物語をより深く知ることができるため、一度だけでなく、何度でも楽しめる作品です!
ぜひ色々な考察・解説をチェックしてみてください!
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」を見るならディズニープラスがおすすめ!
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」を配信サービスで視聴するなら、ディズニープラスがおすすめです!
ディズニープラスなら、現在全5作品ある「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズが全て見放題で視聴可能。
一気見したい方や、繰り返し楽しみたい方にうってつけです!
もちろん他のディズニー作品も豊富に配信されており、今作品で主演を務めたジョニー・デップが活躍する「ローンレンジャー」や「アリス・イン・ワンダーランド」なども見放題で見ることができます。
ぜひ海のように広がる「パイレーツ・オブ・カリビアン」の世界に浸ってみてください!
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