シリーズ4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』概要
はじめに、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の作品情報をまとめましたのでご覧ください!
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』概要
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公開日
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アメリカ・日本:2011年5月20日
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監督
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ロブ・マーシャル
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キャスト
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ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス
ジェフリー・ラッシュ、イアン・マクシェーン他
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上映時間
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141分
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興行収入
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世界:1,045,713,802ドル/日本:約88.7億円
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シリーズ4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は、前作からおよそ5年ぶりとなる2011年に公開されました。
元々3部作の予定だった『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズですが、ジョニー・デップが「再びジャック・スパロウを演じたい」と懇願したことを受けて製作が決まったのが本作。
前3作品で監督を務めたゴア・ヴァービンスキーに代わり、本作はディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』や『メリー・ポピンズ リターンズ』で知られるロブ・マーシャルがメガホンを握りました。
元々ブロードウェイの舞台振り付け師だったロブ・マーシャルは、2002年にブロードウェイの名作ミュージカル『シカゴ』を映画化し、「アカデミー賞 最優秀作品賞」を受賞しています。
監督がロブ・マーシャルに代わり、ミュージカルを彷彿とさせる華やかでスタイリッシュな演出がなされた本作のアクションシーンは、前作以上に興奮を誘うものに仕上がっています。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』あらすじ紹介(ネタバレなし)
孤高の海賊ジャックの前に、かつての恋人である女海賊アンジェリカが現れる。彼女が敵か味方かさえ分からないまま、ジャックは共に永遠の命をもたらすという“生命の泉”を探す旅にで出る。
時を同じくして、イギリス海軍に寝返った元海賊バルボッサや、史上最恐の海賊“黒ひげ”もまた、この禁断の宝“生命の泉”を求めて動き出していた。
行く手を阻む美しくも恐ろしい人魚たち。それぞれの野望と裏切りが渦巻くなかで、“生命の泉”にたどり着くのはいったい誰なのか……!?
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は、ジャック・スパロウが元恋人のアンジェリカと再会し、永遠の命をもたらすと言われる“生命の泉”を探す旅に出ることから物語が始まります。
前3作品のメインキャラクターであるウィル・ターナーとエリザベスに代わり、新たに登場した女海賊アンジェリカとジャックのやり取りは見ていて新鮮。
アンジェリカはどこか信頼しきれないヒロインで、「いつかジャックが裏切られるのではないか」と不安を煽られ、映画を見ている間絶えずハラハラさせられました。
ジャックの因縁の相手バルボッサや、海賊からも恐れられる史上最恐の海賊“黒ひげ”も登場し、それぞれの思惑が複雑に絡み合っていくなか、ジャックは“生命の泉”にたどり着くことができるのか。
地上でのシーンが増えたことで、さらに冒険感を増した本作は、『パイレーツ』シリーズのファンはもちろん、前作まであまり興味が湧かなかったという方にもおすすめの作品となっています!
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』登場人物&キャスト紹介
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の、主要な登場人物とそのキャストをご紹介していきます。
主役はもちろんジョニー・デップ演じるジャックスパロウ!
本作の主人公、キャプテン・ジャック・スパロウ!
海賊船「ブラックパール号」の船長。女癖が悪く嘘吐きですが、実は剣の名手で頭の回転も速いです。本作ではかつての恋人アンジェリカに再会したことがきっかけで、“生命の泉”を探す冒険に出ることになります。
【ジョニー・デップ】
説明不要の人気ハリウッド俳優ジョニー・デップが、本作でもジャックを演じています。
1984年に公開されたホラー映画『エルム街の悪夢』で映画デビュー。その後1990年公開のティム・バートン監督作品『シザーハンズ』で主演を務めたことで注目を集めました。
これまでに計8回ティム・バートンとタッグを組んでおり、『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』は、日本でも大変人気のある作品ですよね。
ペネロペ・クルス演じるジャックの元恋人アンジェリカ!
シリーズの新たなヒロインは、ジャックの元恋人で女海賊のアンジェリカ。
元々はスペインの修道女でしたが、ジャックと恋に落ち海賊となった経緯を持ちます。剣の腕前はジャックに勝るとも劣らず。口も達者で、騙しのテクニックはジャックを出し抜くほどのものです。
アンジェリカは、実は“黒ひげ”の娘で、死の予言から黒ひげを救うために“生命の泉”を探しており、ジャックを利用しようと考えていました。
【ペネロペ・クルス】
アンジェリカを演じるのは、スペインの人気女優ペネロペ・クルスです。
1992年にスペイン映画『ハモンハモン』で映画女優デビュー。その後ハリウッドに進出し、2008年公開の映画『それでも恋するバルセロナ』でアカデミー助演女優賞を受賞しました。
翌年、本作の監督ロブ・マーシャルのミュージカル映画『NINE』に出演し、2年連続となるアカデミー助演女優賞ノミネートを果たしました。
現在も女優業に精力的に取り組んでおり、2021年のヴェネチア国際映画祭では、映画『Parallel Mothers(原題)』で最優秀主演女優賞を受賞しています。
ちなみにペネロペの夫は、シリーズ5作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』でサラザール役を務めた俳優ハビエル・バルデム。作品こそ違いますが、同じシリーズに夫婦そろって出演しているなんて素敵ですね!
イアン・マクシェーン演じる史上最恐の海賊“黒ひげ”!
冷酷で残虐な史上最恐の海賊“黒ひげ”。アン女王の復讐号の船長で、ゾンビにした船員を引き連れている。アンジェリカの父親。死の予言を恐れて“生命の泉”を探している。
ちなみに、“黒ひげ”という海賊は実在した海賊。エドワード・ティーチという名前の海賊で、17世紀にアン女王の復讐号に乗って海賊行為を行っていたという伝説がある。
【イアン・マクシェーン】
そんな伝説の海賊“黒ひげ”を演じるのは、イギリスの俳優イアン・マクシェーン。ロンドンにある王立演劇学校で演劇を学び、1969年公開の『The Wild and the Willing』で映画俳優デビューしました。
1984年公開『ドーバー海峡殺人事件』や2005年公開『美しい人』などに出演しているほか、2007年公開『シュレック3』や2008年公開『カンフーパンダ』などに声優としての出演もしています。
イギリス海軍に寝返った?!ジェフリー・ラッシュ演じるバルボッサ!
ジャックの因縁の相手であり永遠のライバル、バルボッサ。“黒ひげ”との戦闘で片足を失っており、イギリス海軍の船長として“生命の泉”を探している。表向きはイギリス国王に忠義を尽くしているように見えるが、本当の目的は……。
【ジェフリー・ラッシュ】
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ作品には欠かせないバルボッサを演じるのは、おなじみオーストラリア出身の俳優ジェフリー・ラッシュです。
大学卒業後にロンドンで演劇を学び、帰国後はクイーンズランド・シアター・カンパニーに所属して数多くの舞台に出演します。そして1981年に映画『Hoodwink(原題)』でスクリーンデビュー。1996年に映画『シャイン』でアカデミー賞主演男優賞に輝きました。
また、ジェフリー・ラッシュは、演劇界における三大賞(アカデミー賞、エミー賞、トニー賞)をすべて獲得した俳優としても知られています。
期待の新星アストリッド・ベルジュ=フリスベ演じる美しき人魚シレーナ!
“生命の泉”で行う儀式に人魚の涙が必要だったため、“黒ひげ”によって捕獲された人魚シレーナ。落下する瓦礫から宣教師フィリップを助けたために逃げ遅れ、捕まってしまった。やがて自分に優しくするフィリップに恋心を抱く。
シレーナと言う名前はフィリップが付けたもので、ギリシャ神話に登場する半人半鳥の怪物「セイレーン」をイタリア語にした「Sirena(シレーナ)」に由来すると思われる。
【アストリッド・ベルジュ=フリスベ】
人魚シレーナを演じるのは、スペイン系フランス人女優兼モデルのアストリッド・ベルジュ=フリスベ。2007年にフランスのテレビシリーズ『Sur le fil(原題)』で女優デビューを果たし、2010年からはファッションモデルとしても活動しています。
本作が初めてのアメリカ映画への出演となり、英語で演技をするのも初めての挑戦だったそうです。撮影期間中は、“透き通る白い肌”を守るために日光に当たってはいけないと指示されていたんだとか。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を見るならディズニープラスがおすすめ!
ネタバレ解説の前に、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』をまだ見ていない方やもう一度見たい方に向け、本作を配信している主なサービスをご紹介していきます。
2023年現在、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は以下の動画配信サービスで配信されていることが確認できました。
配信サービス
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月額料金
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配信状況・追加料金
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Disney+
(ディズニープラス)
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990円(税込)~
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見放題
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music.jp
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1,958円(税込)
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レンタル
299円(税込)
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Amazon
プライムビデオ
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600円(税込)
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レンタル
299円(税込)
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クランクイン!ビデオ
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990円(税込)
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レンタル
330円(税込)
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※過去にはU-NEXTでも配信されていましたが、2023年1月に配信終了しています。
気になる方は以下の記事をチェック!
上記の中でも、特におすすめの動画配信サービスがディズニープラスです。
ディズニープラスは、ディズニー作品だけでなくピクサー作品やマーベル作品など、豊富なラインナップの動画を楽しめることから、着々とユーザーを増やし続けている今注目の動画配信サービス。
月額料金990円(税込)のみで、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ全5作品はもちろんのこと、ディズニーランドのアトラクションから着想を得た映画『ジャングル・クルーズ』など、配信されている全ての作品を見放題で視聴できるサービスとなっています。
ディズニー作品は権利の都合上、他の動画配信サービスでは月額料金とは別途課金が必要になる「レンタル作品」となっていることがほとんど。
しかし、ディズニーが公式に運営している動画配信サービスディズニープラスであれば、他ではレンタル扱いになっている作品や配信されていない作品を、見放題で視聴することができます。
さらにディズニープラスでは、映画本編に加えて未公開シーンやサイドストーリーなどの特典映像がたくさん配信されており、ディズニーファンなら絶対に加入しておきたいサービスとなっているのです。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの配信状況について詳しく解説した記事では、シリーズ全5作品を実質無料で視聴する方法もご紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください!
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』5つの謎をネタバレ徹底考察!
ここからは、映画を見た方が気になるであろうポイントを5つピックアップして、徹底考察していきたいと思います!
ジャック・スパロウとアンジェリカの関係は?
本作で初登場となった女海賊アンジェリカ。ジャックのかつての恋人であったことが映画本編でも描かれていましたが、具体的にどのような経緯が2人の間にはあったのでしょうか。
アンジェリカは1700年初頭に、“黒ひげ”の娘として誕生します。しかし、生まれて間もない頃に母親が亡くなり、娘を育てることはできないと考えた“黒ひげ”によって、スペインの修道院に預けられました。
成長し、神に忠誠を誓う修道女として生きていたアンジェリカ。そんな彼女の前に、売春宿と間違って修道院を訪れたジャック・スパロウが現れます。2人は恋に落ちました。純潔ではなくなったアンジェリカは、修道女から海賊になります。
しかし、自由を愛するジャックは、そんなアンジェリカを捨てどこかへ行ってしまうのでした。
以上が、ジャックとアンジェリカが作中で再会するまでの経緯となります。
なぜ2人が別れを選んだのか、その理由は明らかにはされていませんが、おそらく自由を求めるジャックにとって、自分を愛しそばにいようとする女性は邪魔に感じたのかもしれません。本作のラストでアンジェリカを孤島に置き去りにしたのも、同様の理由だったのでしょう。
【ネタバレ】アンジェリカは本当に黒ひげの娘だった?
作中、ジャックはアンジェリカのことを「騙しの達人」であると言っていました。
事実、アンジェリカは当初ジャックに対して「“黒ひげ”を騙して自分が娘だと信じ込ませた」と言っていましたが、その発言こそがジャックを騙すためのものでしたよね。
そうなると気になるのが「アンジェリカは本当に“黒ひげ”の娘だったのか?」です。
結論から言うと、アンジェリカは実際に“黒ひげ”の娘だったと思われます。
そうでなければ、ラストでバルボッサに剣を刺された“黒ひげ”を助けようとはしませんし、真っ先に人魚の涙入りと言われた聖杯を手に取った“黒ひげ”に対して文句の1つでも言うでしょう。
ちなみに本作では描かれていませんが、伝説の海賊“黒ひげ”には14人の妻がいたと言われています。もちろん子供もたくさんいたのでしょう。“黒ひげ”にとってアンジェリカは「大勢いる子供の内の1人」程度の存在だったのかもしれません。
一方、アンジェリカにとって“黒ひげ”は唯一の家族で、命に代えてでも助けたい相手だったのでしょう。
【ネタバレ】史上最恐の海賊“黒ひげ”の能力は何?
作中では“黒ひげ”が使う超常的な能力について、断片的にしか描かれておらず、詳しい説明もなかったので、どんな能力なのかよく分からなかったという方もいるのではないでしょうか?
そこで、“黒ひげ”がどういった能力を使ったのかと、その能力の仕組みについて考察していきたいと思います。
作中で明らかになっている“黒ひげ”の能力は以下の通りです。
・呪いの人形を使って相手を苦しめることができる。
・船をボトルシップにすることができる。
・船員をゾンビにすることができる。
・風や潮の流れを操ることができる。
・船を操ることができる。
これらの内、「呪いの人形」と「ボトルシップ」の能力は、ブードゥー教の魔術によるものだと考えられます。
ブードゥー教とは、西アフリカやカリブ海で進行されている民間信仰の1つ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでは、ティア・ダルマがブードゥー教の預言者として登場していましたね。
本作に登場する「呪いの人形」はブードゥー人形と呼ばれるもので、日本における藁人形のようなものです。日本ではその可愛らしい見た目から、2006年頃に女子高生を中心にブームが巻き起こったので、知っているという方も多いのではないでしょうか?
「魔除けになる」や「肌身離さず身につけることで、願いを叶えてくれる」として人気を博したブードゥー人形ですが、その本来の姿は呪いの人形。扱いには注意が必要かもしれません。
「ボトルシップ」については全く情報がなかったため、あくまで推察になってしまいますが、後述する「トリトンの剣」とは関係がないことから、おそらくブードゥー魔術の1つなのでしょう。
残る「船員をゾンビにする」「風や潮の流れ、船を操る」という能力は、“黒ひげ”が所有していた「トリトンの剣」の力によるものだと考えられます。
「トリトンの剣」について作中では言及されていませんが、『パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉/公式ビジュアルガイド』に記載がありました。
「トリトンの剣」は「死者をこの世に呼び返す不思議な力を持っている」とされています。この不思議な力を使って、“黒ひげ”は船員をゾンビにしていたのでしょう。
さらにこの「トリトンの剣」には「風も潮の流れも思うままにできる不思議な宝石」が埋め込まれているそうです。この宝石の力も加わったことで、“黒ひげ”は風や潮の流れ、船を操ることができたのだと考えられます。
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ラストで人形を手にしたアンジェリカのその後は?
エンドロール後のポストクレジットシーンで、孤島に置き去りにされたアンジェリカのもとにジャックを模したブードゥー人形が流れ着き、それを手に取ったアンジェリカがニヤリと笑う様子が描かれていました。
この意味深なシーン、その後アンジェリカはどうなったのか気になりますよね。
しかし、続編にあたる『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』では、このことに関して一切触れられていません。おそらく「色々想像しながら、続編に期待してね!」くらいの意味で作られたオマケ映像だったのでしょう。
あくまで想像の範囲ですが、アンジェリカの勝気な性格であれば、ブードゥー人形をめった刺しくらいにはするのではないでしょうか?
“黒ひげ”が死んだ後も「ボトルシップ」の呪いが持続していたことから、ブードゥー人形の効力は失われてはいないと思われます。そうなると、人形をめった刺しにされたジャックは、死んでしまっていてもおかしくありません。
しかし、『パイレーツ~/最後の海賊』でジャックはもちろん死んでおらず、ピンピンしています。このことから、おそらく人形の呪いには有効範囲があり、アンジェリカが人形に何をしても、あまり意味はなかったのでしょう。]
【ネタバレ】人魚シレーナと宣教師フィリップは最後どうなった?
人魚シレーナと宣教師フィリップの愛の模様は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の見どころの1つです。
映画の最後では、シレーナが瀕死のフィリップにキスをして海の底へと引きずり込んでいきました。どうやらこのシーンの解釈が、映画を見た人のなかで2つに割れているようです。
1.シレーナは海の底に連れ去ったフィリップを食べた。
2.シレーナとフィリップは人魚の住処で一緒に暮らした。
作中の説明にもあった通り、「人魚は人間の男を襲って食べる」とされていますので、フィリップがシレーナに食べられてしまった可能性も無くはないと思います。
しかし、シレーナのフィリップに対する「私ならあなたを助けられる」という発言や、船乗りの「人魚にキスされると水中でも息ができる」という発言を考慮すると、2人は海の中で幸せに暮らしたと考えるのが妥当でしょう。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のトリビア紹介
ここからは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の意外な事実や知られざるトリビアをご紹介します。
前作に引き続きキース・リチャーズがジャックの父親として出演
シリーズ3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』に登場したジャック・スパロウの父親キャプテン・ティーグが、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』にも登場しています。
ティーグ役を演じるのは、イギリスの伝説的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のギタリスト、キース・リチャーズです。
ジョニー・デップとキース・リチャーズは元々友人で、ティーグ役にキース・リチャーズを推薦したのはジョニー・デップだったんだとか。さらに、ジョニー・デップはジャック・スパロウの役作りでキース・リチャーズの動きを参考にしていたそうです。
『パイレーツ~/生命の泉』公開時のインタビュー動画では、本当の親子のような2人のやり取りが伺えます。キースに「彼は本物の役者だ」と言われ、ジョニーが照れ笑いを浮かべる光景は見ていて微笑ましいものですね。
アマンダ・サイフリッド似で話題!美しくも怖い人魚タマラを演じた女優ジェマ・ワード
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』で、主要キャラクターではないにもかかわらず注目を集めたキャラクターがいます。それは、“黒ひげ”たちを襲った人魚タマラです。
美しく艶めかしい人魚たちのなかでも、ひときわ魅力的だったことで注目を集めた人魚タマラを演じたのは、オーストラリア出身のモデル兼女優ジェマ・ワード。人形のように美しい顔立ちがアメリカの女優アマンダ・サイフリッドに似ていると話題になりました。
見比べてみると確かにそっくり!勘違いしてしまうのも頷けますね!
ジェマ・ワードは10代でスカウトされ、2002年頃からモデル活動を開始。ファッションブランド「プラダ」や「バーバリー」のモデルを務めた後、女優業に転向しました。
しかし2008年、当時交際中だった俳優のヒース・レジャーが急死したことを受け、精神的に不安定になってしまい活動を休止、引退がささやかれるようになります。そんな中で出演したのが本作でした。その後、引退こそしなかったものの、目立った活躍を見せなくなります。
ですが、2014年におよそ6年ぶりとなるランウェイ復帰を果たしモデル業を再開。昨年2021年には、Amazonプライムビデオで配信されたドラマ『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』で、主演のニコール・キッドマンと共演し女優としても活躍しています。
現在34歳となったジェマ・ワード。今後のどんな活躍をみせてくれるのか、期待してしまいますね!
アンジェリカ役を姉妹で熱演!ペネロペ・クルスの妹が代役を務めていた!
キーラ・ナイトレイ演じるエリザベス・スワンに代わり、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのヒロインとして登場した女海賊アンジェリカ。
すでにご紹介したように、ジャックの元恋人にして“黒ひげ”の娘という大役を演じたのは、スペインの人気女優ペネロペ・クルスです。
ですが、実はもう1人アンジェリカを演じた人物がいました。それが、ペネロペの妹モニカ・クルスです。モニカはペネロペの3歳下の妹で、ダンサーや女優、ファッションデザイナーとして活躍しています。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』撮影時、ペネロペが長男レオナルドを妊娠中だったことから、危険なアクションシーンや台詞のないカットでモニカが代役を務めていたそうです。
ペネロペとモニカ、まるで双子のように容姿が似ている2人だからこそ実現することができたと言えるでしょう。映画を見ながらペネロペとモニカ、どちらがアンジェリカを演じているシーンなのか予想するという楽しみ方もできそうですね!
【月額1,490円】2023年7月よりスタート!Huluとディズニープラスのセットプランがお得
2023年7月、ディズニープラスとHuluがセットプランをリリース!
人気の動画配信サービス2社のコンテンツを、月額1,490円というお得な料金で視聴可能となりました。
Huluは2023年7月現在、約10万本の映画やドラマを見放題で楽しむことができる人気動画配信サービス。
国内外の人気ドラマ・オリジナルドラマ・バラエティ番組等の配信を強みとしています。
日本テレビ系列のサービスとなるため、現在放送中のドラマも最速で見逃し配信されているのもポイントです。
【2つのサービスを個別に登録する場合】
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『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』ネタバレ解説&考察まとめ
今回は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』をネタバレありで解説&考察をしてきました。
最後に記事の内容をまとめます。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』ネタバレあらすじ解説まとめ
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・『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は、2011年に公開されたシリーズ4作目
・新たに監督を務めたのはロブ・マーシャル。
・新ヒロインアンジェリカを、スペイン人女優ペネロペ・クルスが演じた。
・“黒ひげ”の能力はブードゥー魔術と「トリトンの剣」の力によるものだった。
・アマンダ・サイフリッドに似ている人魚タマラを演じた女優はジェマ・ワード。
・『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを見るならディズニープラスがおすすめ!
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新たなヒロイン、史上最恐の敵を迎えパワーアップして帰ってきたシリーズ4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』。
ジャックの父親キャプテン・ティーグの再登場や、ジャックとバルボッサの共闘など、シリーズのファンにとって嬉しい展開もあり、見応えのある作品でした。
いい加減な性格でどこか掴めないけれど、やるときはやる頼れる海賊ジャック・スパロウ。彼の活躍を思う存分楽しみたい方は、ぜひディズニープラスに登録してみてください!