2022年7月13日、「チェンソーマン」第二部連載スタート
ジャンプ+にて連載
第一部公安編は週刊少年ジャンプにて掲載されていましたが、第二部学園編からは「少年ジャンプ+」上で連載されるようです。
現在、編集者の林士平氏が週刊少年ジャンプではなくジャンプ+で、多くの漫画作品を担当しており、それに合わせた移行と言われています。
◇ジャンプ+とは
「少年ジャンプ+」は週刊少年ジャンプの漫画作品が読めるアプリ。
他にもウェブコミックも配信しており、『SPY×FAMILY』・『ダンダダン』・『ダンダダン』・『地獄楽』といった本誌顔負けの作品などが掲載されています。
また、藤本タツキ先生の初連載作品『ファイア・パンチ』や人気読み切り作品『ルック・バック』なども配信されています。
第二部の前に新規読み切り作品公開
さらに、7月4日にジャンプ+にて藤本タツキ先生の新作読み切りが掲載されることも発表されました。
「フツーに聞いてくれ」というタイトルで、原作を藤本タツキ先生、作画を遠田おと先生が担当しています。
藤本タツキ先生が原作を担当するのは初めてのことですが、「にくをはぐ」というジェンダーをテーマにした傑作読み切りを執筆した遠田おと先生とコンビを組むと言うことで、どのような化学反応が起きるのかとても楽しみです。
遠田おと先生の代表作である「にくをはぐ」は現在、ジャンプ+で無料で読めるので新作の前にチェックしてください。
第二部は学園が舞台
学生服を着込んだデンジが胸元のスターターを握って幕を閉じた第一部。
その姿から、続編では「デンジの高校生活が見られるのでは」とファンの間では予想されていました。
そして、ついに先日のジャンプフェスタで藤本タツキ先生が「デンジが学校に通う」と名言し、公式「第二部学園編」が発表されました。
詳しい内容が明かされていない分、どんな学園物になるのか、新しい悪魔はでるのか、そもそもデンジは周りの高校生と上手くやっていけるのか、など予想の楽しみがつきないですね。
デンジの新たなバディ? 吉田ヒロフミ再登場
まだまだ情報が少ない第二部ですが、すでに登場が決まっているキャラクターがいます!
それが「吉田ヒロフミ」。
第一部では、高校生デビルハンターとして登場しました。僅かな登場回数ながらも、その容姿や強敵と互角に渡り合った実力から、多くのファンを獲得しています!
契約している悪魔は「蛸の悪魔」。
他の悪魔に比べて、派手なワザは少ないですが、蛸足や墨を使った煙幕などを披露しています。
また、吉田は体術に長けており、岸辺にステゴロ最強と認められているクァンシにも果敢に挑んでいます。
まだ能力すら判明していない頃に行われた「キャラクター選挙ではトップ10にランクイン」しており、第一部終了後に行われた「第2回キャラクター選挙では、第6位に入賞。
これには作者の藤本タツキ先生も驚いたそうで、「キャラの背景を多く書いている訳ではないのに、(人気の秘訣は)色気なのかな?」と語っていました。
活躍が期待されているキャラクターですが、一部のファンからは「この作品で活躍すると死んでしまうのでは?」と嬉しいような悲しいような声が届いたそうです。
デンジとバディを組む姿を見られるとよいですね!
吉田ヒロフミの基本定府
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職業 |
民間デビルハンター
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年齢 |
不詳(高校生)
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契約している悪魔 |
蛸の悪魔
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初登場 |
第7巻
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公式キャラクター人気投票 |
第1回「10位」、第2回「6位」
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◇劇中での活躍
吉田ヒロフミは、世界からの刺客編で登場。民間のデビルハンターですが、マキマからデンジ護衛の依頼を引き受けます。
デンジや公安退魔特異4課に合流した吉田は、アメリカから送り込まれた「3人兄弟の刺客」の1人を路地裏で瞬殺。
その後、デパートで人形の悪魔に苦戦しているデンジの援護に回りながら、突如参戦してきた中国からの刺客「クァンシ」と交戦します。
蛸の悪魔を召喚し、蛸墨の目くらましで華麗にクァンシの背後を取るも、簡単に受け流されて逆に窮地に立たされてしまいます。
そこに現れた岸辺がクァンシの魔人たちを人質として突きつけたことで、休戦状態となりました。
岸辺とクァンシとの交渉が決裂すると、吉田は再びクァンシと対決。
「リベンジいいか?」
吉田はクァンシと格闘戦を仕掛け、さっきのお返しと言わんばかりに顔に一撃をお見舞いします。
流血させることはできたものの致命傷にはならず、今度はクァンシにデパートの窓から放り投げられてしまいます。
吉田は空中で蛸足を召喚することで、落下死を免れるのでした。
ちなみに岸辺とは登場以前から付き合いがあるようで、互いの実力を認めています。
他にも2人とも似た形のピアスを着けています。
第二部では2人の関係性も明らかになるとよいですね!
第二部で再登場するかもしれないキャラクター
最後に吉田以外にも、第二部で登場しそうなキャラクターを紹介します。
◇岸辺
第一部のラスト、中国から誘拐してきたナユタという少女をデンジに紹介しました。
ナユタは転生した?支配の悪魔で、岸辺は「育て方を間違えるとまた次のマキマを誕生させる」と語りました。
そして、彼女をデンジに預けるとその場から消えて行きました。
ラストでは他にも用事があって忙しいと語り退場した岸辺ですが、筆者の予想ではマキマ復活を阻止するためにも、デンジたちの修行にも、外せないキーパーソンであることに間違い無いでしょう。
◇ナユタ(支配の悪魔)
マキマの記憶を無くし、少女の姿に生まれ変わった支配の悪魔。
ポチタはデンジに「支配の悪魔は他者と対等な関係を築きたかった」と語り、家族のように接してあげることが彼女のためであると助言します。
そのため、第二部ではデンジとの間に兄妹のようなシーンが見られるかもしれませんね。
悪魔は死んだあと次の世界(地獄)に転生しますが、人間界に戻ってきています。
地獄に転生したのちすぐに殺されてしまったのかも。
第二部でここら辺のエピソードで明かされるとよいですね。
ちなみにチェンソーマンに食べられると悪魔は転生せずに消滅すると言われています。
◇ポチタ
デンジの心の友であるポチタ。
真の姿はチェンソーの悪魔であり、デンジが変身した時よりも見た目が禍々しく、戦闘能力も格段に上がっています。
また、食べた悪魔の「存在や記憶・記録を消す」という固有の能力を持っており、非常に恐れられています。
第一部ラストではポチタはデンジの夢に現れ、「誰かに抱きしめてもらうことが私の夢だった」と語りました。
支配の悪魔の境遇と同じくポチタも恐れられており、誰にも抱きしめてもらえませんでしたが、デンジが叶えてくれたということですね。
そして、「支配の悪魔はずっと他者と対等の関係を築きたかった」と語り、デンジに彼女の夢も叶えてあげてほしいとアドバイスします。
第二部でもデンジの親友としても、チェンソーの悪魔としても活躍してほしいですね。
◇東山コベニ
公安退魔特異4課の新人として、デンジらと任務に当たっていた彼女。パワーには文字通りパワハラをされたり、悪魔には地獄に落とされたり、せっかく退職したのにチェンソーマンに半ば強引にデートに付き合わされたり、作中きっての不幸キャラですね。
第一部ラストではマキマに命を狙われる可能性から、家族と疎遠になってしまったことが、かえって、自分の負担が一つ減ったと安堵しました。
リアクション豊かな彼女ですから、第二部でも場を盛り上げてくれること間違いなしでしょう!
◇チェンソーマンの眷属
チェンソーマンの眷属
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セラフィム |
元の悪魔は不明、昆虫の頭部と翅を生やしている
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ビーム |
サメの魔人
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ガルガリ |
暴力の魔人
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ドミニオン |
元の悪魔は不明、4つの目と4つ耳、手足が獣の蹄になっている
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ヴァーチェ |
元の悪魔は不明、2本指の手足、頭部がない
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パワー |
血の魔人
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プリンシ |
蜘蛛の悪魔
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エンジェル |
天使の悪魔
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第10巻第83話で突如現れた、チェンソーマンの眷属たち。
マキマ曰く、過去にチェンソーマンを守るために命をかけて戦っていた模様。
8人の悪魔(魔人)それぞれに天使の階級名に因んだ名前が付けられています。
パワーやビームなど、一部見覚えのある悪魔がいたり、全く素性が明かされていない悪魔もいたりするので、第二部でのチェンソーマンとの共闘が期待されています。
ちなみに本来の天使階級には「大天使・アークエンジェル」が存在します。
そのため、「銃の魔人」がその枠に入るのではないかと予想されています。
第一部のラストを振り返る
続編がスタートする前に、第一部のラストシーンを振り返っておきましょう。
◇マキマ対岸辺
秘密裏に対マキマ部隊を整えた岸辺は、地獄の悪魔を召喚し、マキマを地獄に叩き落とそうとします。
マキマはチェンソーマンに助けを求め、地獄の悪魔を殺害に成功しますが同時にチェンソーマンは地獄に落ちてしまいます。
その後、自分の目的は「チェンソーマンを使って不必要な概念を消し去り、新世界を作る」と宣言。
しかし、チェンソーマンは助け求めた相手すらも殺す存在であり、チェンソーマンは地獄から今度はマキマを殺しにやってくるのでした。
◇マキマ対チェンソーマン
マキマは支配の悪魔であるものの、自分より恐れられているチェンソーマンを支配下にするには、戦って勝ち取るしかありません。
そこで、レゼをはじめとした武器人間と呼ばれるメンバーで結成した「公安退魔特異5課」で迎え撃ちます。
激闘の最中、マキマはチェンソーマンが「ヒーローとして」戦う姿を人々に見せ、彼に対する恐怖心を無くすことで弱体化させます。
瀕死のチェンソーマンを追い詰めますが、彼の血液から復活したパワーに抵抗されてチェンソーマンの確保に失敗しました。
市街地での死闘からしばらくして、マキマの前に再びチェンソーマンが現れます。
弱った姿のチェンソーマンに対して「わざわざ自分の前に死ににきたか」と嬉しげに語りかけるマキマ。
墓標に腰掛けたチェンソーマンは「あんたの作る新世界にはクソ映画はあるのか?」と答えます。
その返答にマキマはチェンソーマンではなくデンジの人格が表立っていると気がつき不快感を覚える。
そして、公安職員共々総攻撃を仕掛け、チェンソーマンを満身創痍の状態に追い込みます。
倒れこむチェンソーマンにマキマは「私の手で殺してあげる」とタイマンを申し込みながら、自分の血液を分け与えます。
マキマは息を吹き返したチェンソーマンに何度か殺されかけるものの、最後は渾身の連撃を浴びせタイマンに勝利。
多くの悪魔からも恐れられた本来のチェンソーマンに戻らないことに苛立ったマキマは、ついに彼の心臓を引きちぎるのでした。
チェンソーマンの心臓を手に勝利の余韻に浸るマキマ。
しかし、背後からチェンソー持ったデンジが現れ、油断していたマキマは袈裟斬りにされます。
地面に膝をつくマキマに「さっきまで戦っていたのはデンジから独立したポチタ」と明かします。
さらにチェンソーはパワーの血液で出来たものであり、傷の治りが遅いのはパワーの血液が邪魔をしていると語ります。
また奇襲が成功した理由は「マキマは匂いでしか人間を判断しておらず、興味のない人間の匂いは覚えていない」とデンジが閃いたから。
そして、困惑するマキマを岸辺が引き取り対決に幕がおります。
◇マキマ定食
アパートに帰宅したデンジは慣れた手つきで、冷蔵庫から食材を取り出し、炒め物や味噌汁を作ります。
そして、マキマの罪を一緒に背負い一つになると決めたデンジは「料理されたマキマの肉体」を愛を持って完食するのでした。
マキマは殺されたり、攻撃されたりすると、他者の肉体にその攻撃を変換する契約があります。
そのため、愛情を持って接する(食べる)ことが彼女の復活を阻止したと思われます。
◇支配の悪魔ナユタ
それからしばらくして、デンジは公園で、かつてマキマが飼っていた犬の散歩をしながら、岸辺と会話します。
そして、支配の悪魔がナユタという少女になって復活したと明かされ、彼女の面倒を見るように頼まれるのでした。
漫画「チェンソーマン」第二部のまとめ
第二部はアニメ化と合わせてファンには嬉しい知らせ。
公開されるまでは、タツキ先生の読み切り作品や第一部を振り返って気長に待ちましょう。
新キャラクターなど情報が公開され次第、追記していきます!