「ガチで痛いコダック」が話題に
『ガチで痛いコダック』とは、イラストレーターの「リベンセイ」氏がXに投稿したポスト。
2025年5月6日に投稿されたポストは、投稿されるやいなや話題となり、1週間後の現在では、445万件のインプレッションを集めるほどに。
内容は机に突っ伏して苦しい“頭痛”に耐えるコダックとそれを見守るトレーナーの様子を、作者の実況でおくったアニメーション。
頭痛に悩む人とそれを絶妙な距離感で気遣う周りの人という実生活でありそうなシチュエーションを見事に再現していますね。
頭痛に悩む人の解像度がやばい
手書きの可愛く味のあるアニメーションのほかにも、このポストへの反響が大きかったのは、「頭痛に悩む人」の“あるあるネタ”でした。
「何か食べたら吐く…」
頭痛を紛らわせるために何か食事や飲み物を取ろうとすると、逆効果。
薬を飲むために食事しないといけない時は、ホントに辛いですよね。
「入った方がしんどいか」
コダックをモンスターボールに入ろうと提案するトレーナー。
本来ならモンスターボール内の方が快適なはずですが、ちょっとでも動くとしんどくなるため、そのままが良いという。
辛いから病院へ行きたいけど、外に出るのが辛い。分かります…分かります。
コダックがいつも頭を抱えている謎

そもそも、何で頭を抱えているのか?
まずは、コダックの生態など基本事項をおさらいしていきたいと思います。
かわいいコダックの生態
分類 | あひるポケモン |
タイプ | みず |
高さ | 0.8m |
重さ | 19.6kg |
性別 | 50%♂・50%♀ |
特性 | しめりけ/ノーてんき/すいすい |
コダックは、1999年に発売された『ポケットモンスター赤・緑』から登場するポケモンです。
黄色い体と頭に生えた3本の黒い毛が特徴で、体つきは動物のカモノハシに似ていますが、分類はあひるポケモン。
二本足で立つ姿や丸いフォルムは大人、色味は子供のあひるを彷彿とさせますね。
また、本来なら羽に当たる部分も手となっているため、ひっかいたり、物を掴んだりすることができ、コダックの愛嬌の一つともなっています。
アニポケでは、初代TVシリーズ第27話「スリーパーとポケモンがえり!?」から登場したことで有名。
▷アニポケの主な登場回
・初代TVシリーズ第27話「スリーパーとポケモンがえり!?」
・初代TVシリーズ第93話 「さよならコダック!またきてゴルダック?」
・新ポケットモンスター 第57話「恋はコダック」
いつも頭痛に悩まされている
先述の通り、コダックといえば常に頭を抱えていることで有名ですよね。
初代ポケモン図鑑には、
「いつも ずつうに なやまされている。この ずつうが はげしくなると ふしぎな ちからを つかいはじめる。」
と記載されており、辛い頭痛を紛らわすために頭を抱えているそう。
一方で、慢性的な頭痛がどうして起きているかは解明されていないようです。
頭痛が高まると超能力を発揮する
コダックは、頭痛のストレスが高まると不思議な念能力を発揮することができます。
といっても、当の本人は不思議な力を使っているときは記憶がなく、タイミングも自在にコントロールすることもできないので、トレーナーからすると時限爆弾を抱えているようなものですね。
また、ストレスがかかると頭痛に追い打ちをかけるようなので、大事にケアしていきたい。
ちなみにコダックは水タイプですが、この性質から「ねんりき」といったエスパータイプの技を覚えます。
【ゴルダック】進化後は頭痛が収まる?

コダックは進化するとゴルダックになります。
色味が青くなり、一回り大きくなった体が特徴で、進化前のおとぼけた表情から鋭い顔つきに変わっています。
進化後もエスパータイプの技が使えるのは変わらず。しかし、憑き物が取れたようなスッキリとした表情のように頭痛はもう起きていない模様。
また、額に備わった赤い玉は、念能力に関する器官。
進化前は無意識に発動していた力を自在にコントロールできるようになっています。
「ゆうぐれ みずべに すがたをみせる。ひたいが あやしく ひかるとき じんつうりきを つかいこなすという。」(ポケットモンスター 金・銀)
ちなみに泳ぎが得意で不思議な力を使うことから、河童がモデルだそう。
【ぬいぐるみ】コダックの人気がやばい話
上記のミーム人気以外にも、アニポケではカスミの手持ちとして登場したり純粋なキャラクターとして人気もあるコダック。
2016年に行われた公式人気投票企画「ポケモン総選挙」では、720種中141位にランクイン。
さらに、2020年開催「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」では、カントー地方部門で23位、
2021年開催「キミにきめた」では、同部門22位にランクイン。
ポケモン界の名バイプレイヤーとして不動の人気を誇っていますね。
中国でも社会現象となった広場コダック
お馴染みのポーズをしたぬいぐるみ、まるで一緒に旅をしているかのようなリュック、果てはクチバシからお茶が出る急須まで、バラエティに富んだグッズが目白押しですね。
さて、コダックの日本での人気はもちろんのこと、実はここ最近、お隣中国でも人気が急上昇しています。
その火付け役となったのが、中国のKFCとポケモンのコラボグッズ。
6月1日(中国で子どもの日)におもちゃセットとしてリリースされた「踊るコダック」です。
▷中国では公園や広場でお馴染みの「広場舞(広場ダンス)」を中毒性の高い音楽に合わせて踊るコダック。
これが中国のネット界を騒然とさせ販売開始とともに売り切れに。何と、主役であるピカチュウの在庫はあるのに。
さらに在庫を求めたコダックファンがマクドナルドに在庫の問い合わせが殺到する珍事件も発生したとか。
また、ファンの間では、コダックに付箋や簡単な旗を持たせて推し活の宣伝などに使うアクロバティックな楽しみ方も発生していました。
▷これにはポケモンのプロデューサーもニッコリ。日本でも似たグッズがでるといいですね。
コダックだけじゃない?人間のような仕草や愛嬌が人気のポケモンたち
コダック以外にも人間味溢れるポケモンはいっぱい。記事の最後に有名どころを集めてみました。
恋するために人語を覚えたロケット団のニャース
「ロケット団のニャース」といえば、アニポケでお馴染みのポケモン。ロケット団のムサシやコジロウのパートナーとして、サトシやピカチュウを追いかけまわしています。
ロケット団のニャースといえば、本来のニャースと違って、2足歩行かつ人語を介すことで有名ですよね。
ツッコミ役として掛け合いを回したり、月を見ながらギターを弾いたり、人間よりも個性が強く、ピカチュウよりもよっぽどレアなポケモンです。
ちなみにニャースが喋るようになった経緯は、「マドンニャ」というメスのニャースとの恋模様にあります。
「人間みたいだったら、付き合ってあげる」という彼女の言葉を真に受けたニャースは必死に頑張った結果、数少ない人語を話せるポケモンに成長。
しかし、これは彼女の方便だったため、恋は実ることはありませんでした。
猫のままでいて欲しい?「ニャオハ立つな」
「ニャオハ」は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』から登場する薄緑色のふわふわした体毛に覆われた猫に似たポケモン。プレイヤーが最初に選ぶポケモン、通称御三家の内の1匹です。
愛くるしい表情や子猫のような佇まいにゲーム発売前から話題を集めていたポケモンで、特に進化後の“すがた”の予想が注目されていました。
というのも、過去の御三家の進化事例から、4足歩行の猫っぽい進化前から2本足で人間のような見た目に進化してしてしまうことがあったからです。
そのため、SNS上では「ニャオハ立つな」という声が多くあがり、その年のトレンドワードとなりました。
ちなみに最終進化後の「マスカーニャ」は、仮面やマントをイメージした体毛が特徴のスタイリッシュな獣人系ポケモンとなっています。
進化前ののほほんとした表情から一転し、ミステリアスな雰囲気をまとっており、こちらも人気なポケモンですよ。
カビゴンの寝顔が人間そっくりなのは理由がある
「カビゴン」は、丸っとしたビッグシルエットと食事と睡眠にしか興味がない性格が人気のポケモン。
特に( ˘ω˘)スヤァと言わんばかりの寝顔は愛嬌満載で、グッズ化されるほど。
ちなみにカビゴンのモデルは、初代ポケモンのゲームプランナーの西田氏。確かに大柄な体格と柔和な笑顔がそっくりですね。
「頭痛が超しんどいコダック」のまとめ

イラストレーターの「リベンセイ」氏がXに投稿した『頭痛が超しんどいコダック』に関する情報をお伝えしました。
コダックが慢性的な頭痛に悩まされている理由は確かではなかったので、筆者的に「進化後に現れる赤い玉が、進化前は親知らずのように脳を圧迫している」とか、一晩考えてみましたが、あんまりしっくりきませんでした。
頭痛の事を考えていると、頭も痛くなってきたので、ここらで筆をおきたいと思います。
まぁ、頭痛で辛い人がいたら、そっとしておきましょう。
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