※下記にご案内するiptablesの設定はあくまでも一例となります。iptablesは非常に自由度の高い設定となるため、他にもさまざまな設定内容があります。
チェイン | 説明 |
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-P (policy) | 指定したチェインのポリシーを変更 |
-A (--append) | 指定したチェインに新しいルールを追加 |
-D (--delete) | 指定チェインのルールを削除 |
-N (--new-chain) | 新しいユーザー定義チェインを作成 |
-X (--delete-chain) | 指定したユーザー定義チェインを削除 |
-F | ルールの初期化(※policyの設定は初期化されません) |
条件 | 説明 |
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-j (--jump) ターゲット | 条件に合った際のアクションを指定 |
-p (--protocol) プロトコル名 | プロトコル名(tcp, udp, icmp, all)を指定 |
-s (--source) IPアドレス | 送信元アドレス(IPアドレスかホスト名)を指定 |
-d (--destination) IPアドレス | 送信先アドレス(IPアドレスかホスト名)を指定 |
--sport 送信元ポート番号 | 送信元ポート番号(80, httpなど)を指定 |
--dport 宛先ポート番号 | 宛先ポート番号(80, httpなど)を指定 |
-i (--in-interface) デバイス | パケット入力のインターフェースを指定 |
-o (--out-interface) デバイス | パケットを出力するインターフェースを指定 |
アクション | 説明 |
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ACCEPT | パケットの通過を許可 |
DROP | 通過しようとするパケットの破棄 |
LOG | ログの取得 |
REJECT | パケットを拒否し、ICMPメッセージを返信 |
※ポリシーは、<チェイン>にはINPUT、OUTPUT、FORWARDのみ指定でき、<アクション>にはDROP、ACCEPTのみ指定できます。
※ポリシーにDROPを設定する場合は、該当チェイン内に事前に必ず必要なACCEPTの設定を行ってから、ご設定ください。
例:INPUT内のどのルールにもマッチしないパケットを全て破棄する場合
例:INPUT内のどのルールにもマッチしないパケットを全て受信する場合
※<チェイン>は、組み込みチェインとユーザチェインの両方で指定できます。
例:外部からの3843番ポートへのアクセスを許可する場合
例:外部からの1234番ポートへのアクセスを拒否する場合
例:自ホストからのアクセスを全て許可する場合