『空飛ぶ広報室』は有川浩による小説を原作とするドラマで、実在する職場「航空自衛隊の広報室」を舞台に、普段なにしているのかあまり知られていない自衛隊の仕事を「広報室」という視点から描く、面白い作品となっています。
この記事では、そんな『空飛ぶ広報室』の配信情報をまとめるとともに、作品の概要やキャスト情報、ほか自衛隊協力作品なども紹介していきます。
<この記事で分かること>
・『空飛ぶ広報室』配信情報
・『空飛ぶ広報室』作品概要、原作との違い
・主要キャストの他出演作品
・自衛隊協力作品3つ
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▼日本の漫画原作作品例
・デビルマン
・ケンガンアシュラ
・僕だけがいない街
・極主婦道
・天空侵犯
・幽遊白書
『空飛ぶ広報室』あらすじ・作品概要
▼あらすじ
実写映画化が決定した 「図書館戦争」 シリーズ、大ヒットドラマ 「フリーター、家を買う」 など数々のヒット作を生み出してきた人気作家・有川浩の話題のベストセラー小説。
美人テレビディレクターと航空自衛隊の元戦闘機パイロットという異色コンビが、考え方も立場も違いながらも、「 幼い頃からの夢を絶たれ、ただ今人生の壁にぶち当たっている 」 という共通点から、お互いに理解を深め惹かれ合い、成長していく姿を描いていく。そして、そんな2人を軸としながら、ひと癖もふた癖もある航空自衛隊の 「 チーム広報室 」 の個性的なメンバーが、ある時は衝突したり、ある時は感化し合いながら、自分たちの仕事への姿勢を見直し、新しい目標を見つけ、プロとしても人間としても成長していくという群像劇も描いていく。
原作
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有川ひろ「空飛ぶ広報室」(幻冬舎刊)
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放送期間
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2013年4月14日~6月23日
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話数
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全11話
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脚本
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野木亜紀子
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プロデュース
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土井裕泰
磯山晶
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演出
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土井裕泰
山室大輔
福田亮介
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制作
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TBS
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協力
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防衛省/航空自衛隊
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主題歌
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安室奈美恵「Contrail」
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キャラ/キャスト
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稲葉リカ/新垣結衣
空井大祐/綾野 剛
柚木典子/水野美紀
片山和宣/要 潤
槙 博巳/高橋 努
比嘉哲広/ムロツヨシ
藤枝敏生/桐山 漣
坂手はじめ/渋川清彦
香塚ともみ/三倉茉奈
大津裕一/前野朋哉
佐藤珠輝/大川 藍
桐谷隆史 (キリー)/桐谷健太 (特別出演)
峰永圭介/阿部丈二
村瀬勝彦/池内博之
阿久津 守/生瀬勝久
鷺坂正司/柴田恭兵
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原作との違い|主人公が入れ替わっている
原作小説を読み、こちらのドラマを知って見ようと思っている人は驚くかもしれませんが、ドラマ版は稲葉リカが主人公として描かれているため、原作よりも恋愛描写へ比重が置かれています。
原作小説の場合は空井大祐視点で物語が進むため、ドラマよりもより仕事方面の描写が目立ちます。
もう同じ場所で戦えない仲間のために、世間の無理解な言動という攻撃から彼らを守るため、新しい場所で決意新たに奮闘する空井大祐の姿がとても印象に残る作品です。
しかし、航空自衛隊や公務員の広報の仕事、自衛隊に対するマスコミのあり方など、普段知ることがない「目立たない」人たちの努力や苦悩が描かれているという軸は変わらないので、原作を読んだ人も、これから原作を読もうと思っている人も、男性と女性それぞれの視点の違いを楽しめる良い改変ではないかと、個人的には思います。
キャスト/出演作品
登場する主要キャラを演じるキャストさんと、そんなキャストさんたちの他出演作品をいくつかご紹介。
稲葉リカ(演:新垣結衣)
稲葉リカ
帝都テレビのニュース番組 「帝都イブニング」 ディレクター。
勝気で上昇志向が強い。子どものころから報道記者になるのが夢で、帝都テレビに就職後希望通りの報道部の記者となり、誰よりも意欲的に奔走したが、その強引な取材方法はトラブルになることが多く、報道局から異動し情報番組のディレクターに。自衛隊特集コーナーを担当することになり、夢に破れた苛立ちと、取材でスクープをモノにできたら記者に戻れるかも…という気負いから、航空幕僚監部広報室のアテンド役である空井に対して挑発的な言動を繰り返す。空井や広報室のメンバーと衝突を繰り返すうちに人との関わり合いの大事さを再認識していくように。
そして、広報官としてひたむきに努力する空井の姿を見て、自分も仕事への意識を変えていく。
出演作品
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・「らんま1/2」天道あかね
・「掟上今日子の備忘録」掟上今日子
・「獣になれない私たち」深海晶
・「恋するマドリ」ユイ
ほか
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空井大祐(演:綾野剛)
空井大祐
航空自衛隊の元戦闘機パイロット。タックネームは 「スカイ」。
今は航空幕僚監部広報室の広報班に所属している。小さいころからブルーインパルスのパイロットになることだけを目指し、航空自衛隊に入り戦闘機パイロットになり、ブルーインパルスへの内示がでたが、不運にも交通事故に巻き込まれてしまう。歩けるまでには回復したが、パイロットに戻ることは出来ず、P免 (パイロット罷免)。失意のままに空幕広報室に配属される。事故に遭ってから、空井は一度も自分の感情を出さず、当たり障りのない笑顔でふるまっていたが、上司の鷺坂からリカのアテンド係を任され、広報室メンバーとさまざまなプロジェクトに取り組むことで人間としても成長していく。
出演作品
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・「仮面ライダー555」澤田亜希
・「すべてがFになる」犀川創平
・「ハゲタカ」鷲津政彦
・「新宿スワン」白鳥龍彦
ほか
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鷺坂正司(演:柴田恭兵)
鷺坂正司
航空幕僚監部広報室室長。見た目は普通のおじさん。芸能ネタが大好きで、ミーハー体質だが、またの名を 「詐欺師・鷺坂」 と噂されるだけあって、一般企業の営業マン並みの交渉術を持つ。空井が 「当たり障りのない穏和な能面」 を被っていると見抜き、わざとリカのアテンド役にさせ、空井に航空自衛隊の広報官としての使命をあたえようとする。
出演作品
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・「あぶない刑事シリーズ」大下勇次
・「パパ!かっこつかないゼ」磯野辰男
・「刑事定年」猪瀬直也
・「北のカナリアたち」川島行夫
ほか
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柚木典子(演:水野美紀)
柚木典子
空幕広報室報道班所属。
広報室の紅一点。美人だが、オヤジかと思われるほどのガサツな言動で周りをガッカリさせることが多い。ガツガツした言動をくり返すリカとは当然ソリが合わず、顔を合わせる度に互いに殺気を飛ばしあっている。
出演作品
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・「踊る大捜査線」柏木雪乃
・「女子アナ。」大月真琴
・「お義母さんといっしょ」荒巻たま代
・「逃げる女」梨江子
ほか
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航空自衛隊の協力|ブルーインパルスの隊員がエキストラ出演
『空飛ぶ広報室』では、航空自衛隊や防衛省の協力によって実際に使われている施設や道具などが登場します。
主人公たちの職場「防衛省航空幕僚監部総務部広報室広報班」も実在する職場であり、実際にその職場で働かれている方たちの撮影協力も得ているため、おそらくリアルに近い描写がされているのかと思います。
ドラマ10話と11話(最終話)では、ブルーインパルスの隊員もエキストラとして登場し、実際に飛ぶ様子が少しだけ見れます。
出演した隊員が2022年のF15DJ墜落事故で殉職(死亡)していた
2022年1月31日に石川県・小松基地の航空自衛隊F15戦闘機が墜落する事故が発生しました。
この事故で亡くなられたのは、飛行教導群司令の田中公司1佐(52)と、同群飛行教導隊の植田竜生1尉(33)の2名。
田中1佐(52)はブルーインパルスの隊長を務めたこともあるパイロットで、『空飛ぶ広報室』にもエキストラ出演していた方でした。
自衛隊が撮影協力した作品3選
この作品で自衛隊に興味、またはミリタリー系ヒューマンドラマが面白いと感じた方におすすめする、自衛隊協力作品をご紹介。
図書館戦争
2019年(正化31年)。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年が経ち、メディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げる日本。
念願の”図書隊員”として採用された笠原 郁は、両親に、図書隊の中でも危険の伴う防衛員志望だとは言い出せないまま、軍事訓練に励む毎日を送っていた。郁は高校時代、書店でメディア良化隊員に本を奪われそうになったところを、一人の図書隊員に救われたことがある。その「正義の味方ぶり」に憧れ、顔も憶えていない図書隊員を王子様と慕い、自分も図書隊に入隊して本を守ることを決意したのだ。やがて、卓越した運動能力と情熱が買われ、郁は、エリートによる精鋭部隊である“ライブラリー・タスクフォース(図書特殊部隊)”に配属されるのだが・・・。
『空飛ぶ広報室』と同じ作者による作品です。
表現の規制が行き過ぎた時代に、唯一表現が許された最後の砦「図書館」。日本という民主主義国家でどうしてこうなってしまったのか?というツッコミは脇に置いて、面白い設定だと思います。
自衛隊協力の作品ですが、この作品の魅力はミリタリー部分ではなく、新卒女性のヒューマンドラマです。
夢と希望とほんの少しの恋心をもって入隊した主人公が、「仕事」という現実の厳しさ(やりたい仕事だけやればいいというわけではない)に直面しながらも、「与えられた仕事」に責任と誇りを持って取り組むようになっていく成長物語が魅力的な作品です。
実写映画だけでなく、アニメ化もされているので、もっとちゃんとストーリーを見たいという人はアニメがおすすめです。
沈黙の艦隊
日本の近海で、海上自衛隊の潜水艦が米原潜に衝突し沈没した。艦長の海江田四郎(大沢たかお)を含む全76名が死亡との報道に衝撃が走る。だが実は、乗員は無事生きていた。事故は、日米政府が極秘に建造した高性能原潜「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だったのだ。 ところが、海江田はシーバットに核ミサイルを積載し、突如反乱逃亡。海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を全世界へ宣言する。 やまとを核テロリストと認定し、太平洋艦隊を集結させて撃沈を図るアメリカ。やまとを追いかける、海自ディーゼル艦「たつなみ」。その艦長である深町(玉木宏)は、過去の海難事故により海江田に並々ならぬ想いを抱いていた。
こちらは1988年~1996年にかけて連載していた日本の同名漫画を原作とする、Amazonのオリジナル作品です。
この作品は「海上自衛隊潜水艦部隊」の撮影協力を得ているため、実際の海上自衛隊潜水艦が使用されているほか、キャストたちの動きにもリアルさを持たせるため道具の使い方や動きの指導をしてもらうなど、リアルな描写が追求されています。
ミリタリー関連だけではなく、日米関係の緊張、内閣の苦悩、海江田の目的など…ストーリーも丁寧に描かれ、戦闘描写と人間ドラマのバランスが良く、ミリタリー好きもストーリー重視派も楽しめるドラマに仕上がっているのではないでしょうか。
シン・ゴジラ
東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。首相官邸では総理大臣以下、閣僚が参集されて緊急会議が開かれ、内閣官房副長官・矢口蘭堂は、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘。周囲は矢口の意見を一笑に付すものの、直後、海上に巨大不明生物の姿が露わになった。慌てふためく政府関係者が情報収集に追われる中、謎の巨大不明生物は上陸。普段と何も変わらない生活を送っていた人々の前に突然現れ、次々と街を破壊し、止まること無く進んでいく。政府は緊急対策本部を設置し、自衛隊に防衛出動命令を発動。そして、川崎市街にて、“ゴジラ”と名付けられたその巨大不明生物と、自衛隊との一大決戦の火蓋がついに切られた。果たして、人智を遥かに凌駕する完全生物・ゴジラに対し、人間に為す術はあるのか?
自衛隊協力といったらこれは外せない。自衛隊は怪獣と戦うものだから(偏見)。
怪獣という自然災害に挑む政府の人たちの奮闘(とグダグダ)が生々しくて、怪獣が日本に現れたらこうなるかもしれないと思わせるリアルさがとても面白い作品です。
特撮ではまず描かれない、怪獣から避難する民間人や逃げ遅れた民間人の描写なども、この生々しさに拍車をかけているでしょう。
『現実VS.虚構』というコンセプト通り、ゴジラという存在に対して現実的な方法で挑むのは、とてもロマンに溢れています。現実的だけどロマンは捨てていない、大人たちの熱いストーリー。
が、そこに横槍するアメリカ。
ゴジラとアメリカという板挟みで頭を抱える大人たちには、「日本まじでこうなりそうだな…」という嫌なリアルさがあって、それがまた魅力的に思える作品となっています。
まとめ:ドラマ『空飛ぶ広報室』が見れる配信サービス
ドラマ『空飛ぶ広報室』を気に入った人は、きっと『図書館戦争』も気にいるかと思います。
同じ作者なので作風も似ていますし、仕事への向き合い方を考えるヒューマンドラマとミリタリーを絡めた面白さが共通していて、ミリタリーライト層が楽しめるストーリーになっています。(逆を言うと濃厚なミリタリー好きにはファンタジー過ぎて楽しめないかも…)
ぜひ、気になった方は無料トライアルで『空飛ぶ広報室』と、ついでに『図書館戦争』も見てみてください。