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実写版「わんわん物語」あらすじ!アニメ版との違いなど気になる疑問点をネタバレありで解説!

たみ

更新日:2022-5-23

<プロモーション>

実写映画「わんわん物語」は、ディズニープラスの目玉コンテンツとして制作された作品です。

 

アメリカではディズニープラスのサービス開始と同時に配信され、ディズニーのリメイク作品としては、初めて劇場公開されませんでした。

 

こういったディズニー映画の新たな試みで注目を浴びる中、本物の犬たちが活躍していることでも話題になった本作。

 

当記事では実写映画「わんわん物語」のあらすじに加え、アニメ版との違いを紹介します。

さらに、ストーリー上の疑問や犬たちの種類など、気になる部分をネタバレありで詳しく解説!

 

「わんわん物語」を深掘りしていきます!

 

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実写映画「わんわん物語」とは

作品情報

 

原題

Lady and the Tramp

監督

チャーリー・ビーン

音楽

ジョセフ・トラパニーズ

公開日(※ディズニープラス配信日)

2019年11月12日(日本:2020年6月11日)

 

監督を務めたチャーリー・ビーンは、「パワーパフガールズ・ムービー(2002年)」に脚本家として、「レゴニンジャゴー ザ・ムービー」に監督として携わっていました。

主にCGアニメ映画で活躍している監督で、実写映画の監督を務めるのは今作品が初めてです。

 

音楽を担当したのはジョセフ・トラパニーズ。

映画やドラマの音楽を手掛ける作曲家で、「グレイテスト・ショーマン」などで知られています。

 

キャラクター&キャスト

 

犬たち

レディ

 

主人公のメスの犬。

ディア家の飼い犬で、強気な性格。

 

【キャスト】ローズ/(声優)テッサ・トンプソン

【日本語吹き替え版】行成とあ

 

トランプ

 

オスの野良犬。

のらりくらりと自分の好きに生きる、自由奔放な性格。

 

【キャスト】モンテ/(声優)ジャスティン・セロー

【日本語吹き替え版】咲野俊介

 

トラスティ

レディの近所に住むオスの老犬。

鋭い嗅覚が自慢だが、年老いて鼻が利かなくなってきている。

 

【キャスト(声優)】キアシー・クレモンズ

【日本語吹き替え版】宝亀克寿

 

ジョック

レディの近所に住むメスの犬。

明るい性格で、飼い主に色々な服を着せられているが、まんざらでもない様子。

飼い主には「ジョクリーン」と呼ばれている。

 

【キャスト(声優)】アシュリー・ジェンセン

【日本語吹き替え版】雨蘭咲木子

 

ペグ

メスの野良犬で、ブルと共に過ごしている。

しっかり者で、野良犬収容所ではリーダーのように振舞っていた。

 

【キャスト(声優)】ジャネール・モネイ

【日本語吹き替え版】塩田朋子

 

ブル

オスの野良犬。

ペグと共に、外や収容所で過ごす。

どこか抜けている、のんびり屋。

 

【キャスト(声優)】ベネディクト・ウォン

【日本語吹き替え版】楠見尚己

 

人間たち

 

ジム・ディア

レディの飼い主でダーリングの夫。

優しい性格だが、心配性で少し気弱な一面も。

 

【キャスト】トーマス・マン

【日本語吹き替え版】花輪英司

 

ダーリング・ディア

ジムの妻。

しっかりしている、強く優しい女性。

 

【キャスト】キアシー・クレモンズ

【日本語吹き替え版】水野貴以

 

エリオット

野良犬の捕獲員。

何の恨みがあるのか、トランプを執拗に追っている。

 

【キャスト】エイドリアン・マルチネス

【日本語吹き替え版】後藤光祐

 

セーラおばさん

ダーリングの叔母。

犬を毛嫌いしている。

 

【キャスト】イヴェット・ニコール・ブラウン

【日本語吹き替え版】和優希

 

 

実写映画「わんわん物語」あらすじ

 

 

家族からの愛情に包まれて育った、飼い犬のレディ。

しかし、飼い主に赤ちゃんが生まれたことで、生活は一変。

 

ないがしろにされ、辛い日々を送っているレディは、ひょんなことから外に飛び出してしまう。

困っているところを野良犬のトランプに助けられ、“家に帰るまで”と、レディはトランプと共に過ごすことに。

 

そして時間が経つにつれ、お互いにかけがえのない存在になっていく。

しかし、そんな二匹の前に野良犬の捕獲員が現れ、逃げ遅れたレディは捕まってしまう。

 

レディはどうなってしまうのか。

そして“家族”とレディの関係はいかに……。

 

 

★「わんわん物語」は、レディやトランプをはじめとする犬たちが活躍する物語。

人間には聞こえませんが犬たちが喋ります。

 

 

アニメ版「わんわん物語」のおさらい!

 

【あらすじ】

クリスマスの夜、ジムは妻のダーリングにメスの子犬をプレゼントした。

子犬はレディと名付けられ、二人に愛情を注がれながら元気に成長していく。

 

そのうち、ジムとダーリングの間に赤ちゃんが生まれ、レディは新たな家族とともに幸せな毎日を過ごしていた。

 

そんなある日、ジムとダーリングが旅行で家を空けることになる。

留守番をしていたレディだったが、ひょんなことから外に飛び出してしまった。

 

困っているレディを助けてくれたのは、オスの野良犬・トランプ。

共に過ごしていく内に、二匹はお互い惹かれ合っていく。

 

しかし、レディが野良犬の捕獲員に捕まってしまい……。

 

アニメ版「わんわん物語2」とは

「わんわん物語2」は、アニメ版「わんわん物語」から半年後の物語。

 

アニメ版「わんわん物語」公開45周年を記念して制作された作品で、劇場公開はされていません。

 

2001年2月27日(日本では2001年8月22日)に発売されました。

 

レディとトランプの間に生まれた子犬・スキャンプが主人公の作品です。

 

【あらすじ】

レディとトランプの間に生まれた4匹の子犬は、元気いっぱいに成長していく。

幸せな生活を送る子犬たちだったが、悪戯好きなスキャンプは自由な生活に憧れ、ある日外に飛び出してしまった。

 

野良犬のエンジェルやバスターと出会い、スキャンプは野良犬としての自由でスリル溢れる生活を楽しみ始める。

喜びに満ちていたスキャンプだったが、次第に自分を心配する家族のことが気になるようになっていく。

 

自由な暮らしと温かい家族たち。

スキャンプはどちらを選ぶのか…。

 

 

実写&アニメ版「わんわん物語」の疑問

 

レディやトランプたちの犬種は?

 

レディ…アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエルは、元々は猟犬ということもあり、小さいながらも筋肉質な体型です。

人懐っこく明るい性格で、好奇心旺盛。

 

トランプ…雑種

雑種という設定ですが、見た目はミニチュア・シュナウザーに似ています。

ただ、大きさからテリア系の血が入っているのではないかという意見が多く、中でもエア・デールテリアが混ざっているのではないかと推測されています。

実際にトランプを演じた犬も、テリア系が混ざった雑種です。

 

トラスティ…ブラッドハウンド

レディの近所に住む老犬・トラスティの犬種は、ブラッドハウンドです。

猟犬として活躍することが多く、嗅覚は全犬種の中で一番鋭いと言われています。

 

ジョック…スコティッシュ・テリア

レディの近所に住むジョックの犬種は、スコティッシュ・テリア。

小型犬ですが、元々は猟犬です。

勇敢ですがプライドが高く、頑固で気難しい性格。

 

ペグ…雑種

野良犬のペグの犬種は明かされていませんが、見た目や野良犬という設定から、雑種であると言えるでしょう。

また、ペキニーズが混ざっていると考えられます。

 

ブル…雑種

ペグとよく一緒にいるブルも、ペグと同様に雑種だと考えられている野良犬です。

また、見た目からブルドッグが混ざっていると推測できます。

 

セーラおばさんの飼い猫(デヴォン、レックス)…デボンレックス

セーラおばさんが飼っている二匹の猫の種類はデボンレックス。

細い身体と、大きな目と耳が特徴的です。

劇中ではレディの家を荒らす悪者のように描かれていますが、実際には犬のように人懐っこく、活発で好奇心旺盛な性格です。

 

保健所の犬はその後どうなった?

 

実写版では、レディが捕獲員に捕まり野良犬収容所(保健所)に行った際に、たくさんの野良犬たちと出会います。

 

ペグブルは名前がわかっていて劇中で活躍しますが、ほとんどの犬たちは名前も出ないキャラクターです。

 

ペグとブルは、実写版では最終的に新しい飼い主に引き取られ、幸せに暮らしている様子が描かれています。

また、野良犬収容所(保健所)にいた二匹の子犬の兄弟も、レディの近所に住むジョックの飼い主に引き取られていました。

 

実写版ではその他の犬たち、アニメ版ではペグとブルを含む野良犬収容所(保健所)の犬たちが、その後どうなったかは描かれていません。

 

全ての犬たちが新たな家族に迎えられたりと、幸せな結末を迎えた様子は描かれておらず、野良犬たちがその後どうなったのかは視聴者の想像に委ねられています。

 

全員がハッピーエンドではないという現実で、保護犬について考える余地を与えたかったのではないでしょうか。

 

シャム猫が指しているものは?

 

セーラおばさんが飼っている猫の種類は、アニメ版ではシャム猫で、名前はサイ&アム

 

鋭い目つきが特徴的で、発音も独特。

顔の造形と、アジア訛りの英語を喋っていることから、アジア人への人種差別をしていると指摘されています。

 

サイ&アムが歌う「シャム猫の歌」も、中国などのアジアの国を彷彿とさせるような、アジア感溢れる音楽です。

 

実写版はどう撮影した?

 

本物の犬たちを起用したことで話題になった実写版。

 

実際にCGを一切使っていないわけではなく、喋るシーンなどでは口元をCGで表現するなど、実写とCGを融合して撮影されています。

 

犬たちは、撮影の3ヶ月前からトレーニングを開始したそう。

 

また、トランプ役を演じた犬のモンテは、保護シェルターから救出された2歳の保護犬です。

 

モンテは元々殺処分シェルターにおり、安楽死させられる寸前だったところを、米アリゾナ州の動物保護団体HALO Animal Rescueが救出し、保護しました。

 

今作品で犬のトレーナーを務めたマーク・フォーブスが、映画に出演できる犬を探してHALO Animal Rescueを見に来た際、モンテと出会います。

 

そしてモンテは見事、実写映画「わんわん物語」の主役に抜擢!

 

HALO Animal Rescueは映画撮影の条件として、“トレーナーのマークがモンテを家族として引き取ること”を提示し、マークはそれを快諾。

 

こうしてモンテは映画のスターになっただけでなく、新たな家族を手にしました。

 

モンテには、まるで「わんわん物語」のような背景があったのです。

 

実写版のDVDは発売される?

 

実写映画「わんわん物語」のDVD制作や発売などの情報は、現在発表されていません(2022年4月時点)。

 

ディズニープラスのオリジナル作品であるため、今後もDVDは発売されないと考えられます。

 

ディズニープラスで独占配信されているため、他の配信サービスでの配信もされないでしょう。

 

 

実写映画「わんわん物語」アニメ版との違い

 

 

キャラクターの変化

 

ジョック

レディの近所に住むスコティッシュ・テリアは、実写版で性別が変更されました。

アニメ版ではオスの犬でしたが、実写版ではメスの犬に。

 

また、実写版では飼い主が「ジョクリーン」という女の子らしい愛称で呼んでいます。

(「ジョクリーン」と呼ぶのは彼女の飼い主だけ。)

 

アニメ版のジョックは中年程度のおじさん犬で、トラスティとジョックは、おじさんコンビとして活躍。

 

レディが保健所から出てきたとき、励まそうと考えたトラスティとジョックが、レディにプロポーズするというシーンがありました。

 

その場面に遭遇したトランプとジョックが言い合いをするという展開も。

 

そういった、ジョックがオスならではのシーンは、実写版では見ることができません。

 

男女比のバランスを取るために変更されたと考えられていますが、残念だと感じる人が多いようです。

 

しかし、実写版のジョクリーンも登場場面は少ないものの、少し世話焼きなおばさん犬として、レディやトラスティを励ますような、明るいキャラクターとして活躍しています。

 

また、実写版では飼い主が着せ替え好きという要素も追加されており、様々な衣装に身を包むジョックを見ることができます。

 

シャム猫

 

アニメ版でのセーラおばさんの飼い猫は、メスのシャム猫

実写版ではデボンレックスという種類のオス猫に変更されています。

 

それに伴い、名前もサイ&アムから、デヴォン&レックスに変更。

 

この変更は差別的表現をなくすためだと考えられます。

前項でも、サイ&アムの描写がアジア人差別だと指摘されていることについて触れましたが、現代に合わせて変更したのでしょう。

 

また、サイ&アムが歌う「シャム猫の歌」も実写版では聞くことができません。

この歌も、歌詞に人種差別的な要素があることが指摘されていました。

 

代わりに、実写版では猫たちの新たな歌が登場。

「お気の毒レディ(What a Shame)」という歌で、デヴォン&レックスが歌います。

 

曲調もアジアを連想させるような音楽から、ジャズやブルースのような、テンポの良い曲に変わっています。

 

ボリス

 

保健所にいるオスの犬で、アニメ版だけで登場。

 

ロシアの作家、マクシム・ゴーリキーの言葉を引用して話す、哲学者のようなキャラクターです。

 

ダーリング

 

レディの飼い主でジムの妻・ダーリングも、アニメ版と実写版で違いがあります。

 

白人から黒人の女性に変更され、実写版では、物怖じせずに自分の意見をはっきりと言う、しっかりした強い女性に。

 

ちなみにセーラおばさんも白人の女性から黒人の女性に変わっています。

 

その他のキャラクター

 

アニメ版には「エリオット」というキャラクターは登場しません。

野良犬の捕獲員は登場しますが、名前はなく、登場シーンも少なめ。

 

また、アニメ版では、ジムとダーリングの間に生まれた赤ちゃんの性別は男の子で、名前も出てきません。

 

ストーリーの変化

 

レディの心境

 

アニメ版でも、赤ちゃんが生まれるまでの間、レディがジムとダーリングからないがしろにされてしまいます。

しかし、アニメ版だと赤ちゃんが生まれた直後から、以前のようにレディは愛情を受けるのです。

 

レディと赤ちゃんはすぐに対面し、レディにとって赤ちゃんは大切な存在になります。

 

セーラおばさんに留守を頼むシーンで、実写版では、ジムとダーリングが赤ちゃんを連れて外出しますが、アニメ版では赤ちゃんを置いていき、それに対してレディが怒るという場面も。

 

トランプと出会って共に過ごした後も、実写版では「家に帰るべきかわからない」とレディが言いますが、アニメ版では赤ちゃんを心配し、迷わず家に帰ろうとします。

実写版のレディの方が可哀想で、動物への接し方を、より視聴者に訴えかけているように感じ取れました。

 

また、アニメ版ではトランプとの冒険に困惑しているような描写が多いですが、実写版では冒険を心から楽しんでいる様子。

 

トランプと恋に落ちるまでの過程が、実写版の方がわかりやすいのではないでしょうか。

 

動物園のビーバー

 

ペットショップに連れられて、口輪をつけられてしまったレディ。

 

アニメ版では、トランプと動物園に行き、ビーバーの力を借りて口輪を外します。

 

実写版ではこのシーンはカットされてしまったものの、ビーバーの銅像が登場。

銅像に口輪を上手く引っ掛けて、口輪を外すことに成功しました。

 

違いはありつつも、アニメ版を彷彿とさせるような展開に仕上がっています。

 

トランプの過去

 

実写版では回想シーンと共に、トランプにも家族がいたこと、飼い主に赤ちゃんが生まれたことにより、捨てられてしまったことが語られます。

 

悲しい過去と共に、トランプが自由を好む理由と、レディに寄り添う理由がより明確に。

 

アニメ版では、捨てられた過去があるのかなと何となく察することはできるものの、トランプの過去が詳しく語られることはありません。

 

セーラおばさんへの対応

 

レディの面倒をきちんと見ておかず、さらにはレディに口輪をつけたセーラおばさん。

 

そんなセーラおばさんに、アニメ版では特にお咎めなし。

レディがいないことに気づいたセーラおばさんが野良犬収容所に連絡し、ジムとダーリングが家に帰るより先に、レディが家に帰ってきたからだと考えられます。

 

しかし、実写版ではジムとダーリングが、野良犬収容所にいるレディを迎えに行きます。

家に帰ったジムとダーリングは、セーラおばさんを追い出し、二度と留守を頼まないと告げました。

 

ジムとダーリングの間に生まれた赤ちゃんを、セーラおばさんは非常に可愛がっていたため、セーラおばさんにとって辛い宣告だったのではないでしょうか。

 

実写版ではこのように、レディにひどいことをしたセーラおばさんに、“罰”が与えられています。

 

レディとトランプの喧嘩

 

そもそも捕まるに至った理由もアニメ版と実写版とでは異なりますが、レディが収容所から家に戻った後、トランプと再会するシーンにも違いがあります。

 

アニメ版では、トランプが大勢の女の子と色恋沙汰になっていたことを収容所で知り、レディはショックを受けました。

そして再会したとき、レディはトランプに対して怒ります。

 

実写版ではトランプが女遊びが激しいといった描写はあまりなく、収容所でもそういった話を聞くことはありませんでした。

レディとトランプが再会したときも、レディは再会を喜んでいます。

 

また、収容所でレディにトランプのことを教えるのはペグ。

これはアニメ版と実写版で共通しており、ペグは歌に乗せてトランプのことを伝えます。

 

歌のタイトルはどちらも「彼がトランプさ(He’s a Tramp)」

 

しかし、アニメ版と実写版で歌詞が異なり、アニメ版では女遊びが激しいことを協調。

そんな歌を歌うペグもまた、昔はトランプに恋していたのではないか、と思わされるような内容です。

 

結末

 

アニメ版では、野良犬管理所に連れて行かれたトランプを、トラスティとジョックが救出します。

 

【アニメ版の詳しい結末】

トラスティとジョックは、レディを傷つけたトランプのことを初めは好いてはいなかった。

 

レディの家に入ったトランプが、捕獲員に連れて行かれたときも、特にジョックは「やっぱりな」という反応。

しかし、トランプがレディ家の赤ちゃんの部屋に侵入したネズミを退治し、赤ちゃんを守ったことを知り、トランプの救出に向かったのだ。

 

トラスティとジョックはトランプの乗った馬車を追いかけ、何とか馬車を止めることに成功しましたが、トラスティが転倒した馬車に巻き込まれてしまう。

 

そして翌年のクリスマスの日。

トランプはジムとダーリングに引き取られ、レディとの間に四匹の赤ちゃんが生まれていた。

三匹はレディにそっくりで、一匹はトランプそっくり。

 

レディの家にジョックが訪れる。

そしてそこにはトラスティの姿もあった―トラスティは怪我をしたものの、無事だったのだ。

 

レディやトランプたちは、子供や仲間たちとクリスマスを楽しむのだった。

 

細かな違い

【ペットショップの店員】

アニメ版:レディに口輪をつけることを問題視する様子はなく、すぐに口輪を用意する。

 

実写版:レディに口輪をつけることに否定的で、最初はおもちゃなどを渡そうとする。

 

【トランプと再会するシーン】

アニメ版:三匹の野良犬に囲まれたレディを見て、トランプは身体を張って野良犬と戦い、追い払う。

 

実写版:一匹の野良犬に追い詰められているレディを見て、言葉巧みに野良犬を騙して追い払う。

 

【レディが捕獲されたシーン】

アニメ版:トランプが思い出作りにニワトリを追いかけようと、レディに提案。

騒ぎを聞きつけた捕獲員が現れ、逃げ遅れたレディが捕まる。

トランプはレディが捕獲員に捕まったところを見てはいない。

 

実写版:操車場でレディとトランプが話しているところに、トランプが操車場によくいるという情報を得た捕獲員が現れる。

追い詰められたトランプをレディが助けたものの、レディは逃げ遅れて捕まってしまう。

トランプはレディが連れて行かれるところを見ていた。

 

【野良犬収容所の雰囲気】

アニメ版:新たに来たレディにあまり吠えることなく、野良犬収容所にいる犬たちは悲しそうにしている。

 

実写版:野良犬収容所たちは新たにやって来たレディに吠えたりと、怖い場所として描かれている。

 

 

実写映画「わんわん物語」感想

 

 

新たに蘇った名作

 

1955年に公開されてから今日に至るまで、愛され続けている「わんわん物語」。

 

そんな名作を実写リメイクした今作品は、ストーリーやキャラクターなどでアニメ版と異なる部分が意外と多いです。

 

アニメ版と大筋は同じですが、全く新しい「わんわん物語」を楽しむことができます。

 

アニメ版はキャッチーでテンポ感が良いところが魅力的。

実写版では、自分が構ってもらえなくなったことにレディが困惑する様子や、レディとトランプが恋に落ちるまでの過程を丁寧に描いています。

 

実写版の方がわかりやすい展開なのではないでしょうか。

 

また、実写版では“保護犬”についてより視聴者に訴えかけているように感じ取れました。

 

捕獲員のエリオットは、トランプを追いかけまわす悪役のようなキャラクターですが、実際に野良犬は狂犬病などの恐れがあるため、捕獲することに必死になるのにも頷けます。

 

「わんわん物語」での捕獲員は、あくまで野良犬を捕獲するだけ。

収容所に連れて行き、時が来れば犬たちは、殺処分という悲しい運命を辿ることになるのです。

 

そんな犬たちを救えるのは捕獲員以外の人たち。

 

実写版ではレディの飼い主のジムとダーリングがトランプを、ジョックの飼い主が二匹の子犬を、そしてペグとブルも新たな飼い主に迎えられました。

 

トランプ以外は、実写版だけの展開です。

 

収容所(保健所)にいる犬を家族として迎え入れることの提案と、そういった犬たちがたくさんいることを、実写版ではより色濃く描いているように感じました。

 

ペットショップ以外にも家族を待っている犬たちがいます。

迎え入れるかどうかは別として、それを知っているのと知らないのでは大きな差があるのではないでしょうか。

 

アニメ版は比較的子供向けですが、実写版はぜひ大人にこそ見て欲しい作品です。

 

世間の評価

 

実写版「わんわん物語」を見て、犬たちが可愛く、誰でも楽しめる映画だと感じました。

 

ただ、捕獲員が野良犬を捕獲することやそれに必死になることは理解できるのですが、それにしても捕獲員のエリオットはトランプだけを執拗に追いかけまわしていました。

 

エリオットがなぜトランプを目の敵にしているのかを、もう少し掘り下げて欲しかったなと個人的に思います。

 

しかし、あまりエリオットについて深く描いてしまうと、“悪役”としての役割も薄れてしまうのかもしれません。

 

では、世間の評価を見てみましょう!

 

https://twitter.com/rei_r_f_g0101/status/1513766288975269888?s=20&t=S1S061p5pxTahk1F1r6yQA

 

 

見た人の感想は軒並み好評。

特に犬好きな人が楽しんでいます。

 

その中で、アニメ版との違いに首を傾げる人も。

 

個人的には実写版の方がレディやトランプについて深く知ることができるので、素敵な変更だと感じましたが、テンポ感やディズニーらしいポップ感は、やはりアニメ版の方が強いです。

 

アニメ版と実写版を見比べるのも、リメイク作品の楽しみ方の一つになりそう。

 

心温まる冒険物語

 

飼い犬のレディが野良犬のトランプと共に冒険する、実写映画「わんわん物語」。

 

完全な実写ではなく、表情などでCGを使用しているため、犬たちの感情も伝わってきやすいです。

 

今まで見たことのなかった街の景色に目を輝かせるレディの姿には、見ている方もワクワクさせられます。

 

冒険している姿を楽しめるだけでなく、動物との接し方について訴えかけられる作品です。

 

犬好きな人や、動物を飼っている人は、ぜひ見てみてください!

 

また、セーラおばさんの飼い猫・デヴォン&レックスが、レディの家を荒らすシーンは、猫を飼っている人なら「あー、あるある」とつい笑ってしまうはず。

 

猫たちの登場シーンは少ないですが、猫好きな人もぜひチェックしてくださいね!

 

 

実写映画「わんわん物語」を見るなら!

 

実写映画「わんわん物語」は、現在ディズニープラスでのみ配信されています。

 

ディズニープラスでは、実写版はもちろん、アニメ版の「わんわん物語」も配信中!

 

他にも、アニメ映画「101匹わんちゃん」や、悪役を主人公にした実写映画「クルエラ」など、豊富なディズニー作品が視聴できます。

 

今作品、実写映画「わんわん物語」のように、ディズニープラスでしか見ることができない、オリジナル作品も様々。

 

もちろん、国内外の映画やドラマ、アニメなど、ディズニー以外の作品も多様に配信されています。

 

ぜひチェックしてみてください!


 

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※本ページの情報は2022年5月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

たみ

動物が好き。ディズニーも好き。 好きな映画のジャンルは洋ホラーですが、最近はMCUを追うなどジャンル問わず色々見てます。 疑問を解消できる記事や、読み進めたくなるような記事を目指します!

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