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実写映画「美女と野獣(2017年)」あらすじ|アニメとの違いや見どころをネタバレありで紹介!

たみ

更新日:2022-5-16

<プロモーション>

1991年、ディズニー長編アニメ映画「美女と野獣」が公開されました。

同名フランス民話を元に制作された作品で、公開されてから現在まで愛され続けています。

 

そんな、数多くあるディズニー映画の中でも人気の高い作品が、実写化されました。

2017年に公開された実写映画「美女と野獣」は、世界的に大ヒットを記録。

 

主人公のプリンセス・ベルをエマ・ワトソンが演じたことでも話題を集めました。

 

今回は、そんな実写映画「美女と野獣」のあらすじを紹介!

さらに、アニメとの違いや見どころもネタバレありで詳しく解説します!

 

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実写映画「美女と野獣」作品情報

原題

Beauty and the Beast

監督

ビル・コンドン

音楽

アラン・メンケン

公開日

2017年3月17日(日本:2017年4月21日)

 

実写映画「美女と野獣」の監督を務めたビル・コンドンは、映画監督や脚本家として活躍。

様々なジャンルの映画に携わっています。

今作のようなミュージカル映画にも携わっており、「シカゴ(2002年)」や「グレイテスト・ショーマン(2017年)」では、脚本を担当しました。

音楽を担当したアラン・メンケンは、ディズニー映画音楽には欠かせない作曲家です。

アニメ版と実写版の「アラジン(1992年/2019年」や、CGアニメ映画「塔の上のラプンツェル(2010年)」など、数多くのディズニー映画の音楽を作曲。

アニメ版「美女と野獣(1991年)」の音楽も、アラン・メンケンが担当しています。

 

キャラクター&キャスト

 

ベル

【キャスト】エマ・ワトソン

【日本語吹き替え版】昆夏美

 

今作の主人公。

赤ん坊の頃に母を亡くし、小さな村で父・モーリスと二人で暮らしている。

 

読書と発明が好きな美しい娘だが、村人には変わり者だと思われており、孤独を感じている。

いつか自由で広い世界を見たいと願う、好奇心旺盛な性格。

 

野獣

【キャスト】ダン・スティーヴンス

【日本語吹き替え版】山崎育三郎

 

元は若く美しい王子だったが、魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった。

魔女に渡されたバラの花びらが散るまでに真実の愛を知らなければ、永遠に野獣の姿になってしまう。

 

怒りっぽい性格だが、本当は繊細で優しい心の持ち主。

 

モーリス

【キャスト】ケヴィン・クライン

【日本語吹き替え版】村井國夫

 

ベルを大切に思っている優しい父。

芸術家で、オルゴール職人として生計を立てている。

 

ベルが赤ん坊の頃に妻を亡くした。

罪悪感から、その真相については頑なに口を閉ざしている。

 

ガストン

【キャスト】ルーク・エヴァンス

【日本語吹き替え版】吉原光夫

 

今作の悪役(ディズニーヴィランズ)。

 

ベルの住む村で暮らす人気者。

セクシーで男前だが、怒りっぽくうぬぼれや。

 

ベルと結婚したいと強く願っており、何度もアプローチするも毎回断られている。

 

ル・フウ

【キャスト】ジョシュ・ギャッド

【日本語吹き替え版】藤井隆

 

ガストンの相棒で、常に行動を共にしている。

 

怒りっぽいガストンの機嫌を取るのが上手。

ガストンの言うことに従っているが、根は優しい性格で、ガストンの言動に不信感を抱いている。

 

コグスワース(置き時計)

【キャスト】イアン・マッケラン

【日本語吹き替え版】小倉久寛

 

王子の城で執事として働いていたが、魔女の呪いによって置き時計に変えられてしまった。

 

生真面目な性格で、野獣の機嫌を常に伺っている。

ルミエールに小言を並べ、二人で言い合いをするのが日課。

 

ポット夫人(ティーポット)

【キャスト】エマ・トンプソン

【日本語吹き替え版】岩崎宏美

 

キッチンを仕切る料理番で、チップの母。

魔女の呪いで、ティーポットの姿に変えられてしまった。

 

優しく世話好きで、ベルに親身になってくれる頼もしい存在。

 

チップ(ティーカップ)

 

【キャスト】ネイサン・マック

【日本語吹き替え版】池田優斗

 

ポット夫人の息子で、魔女の呪いによってティーカップの姿になった。

 

元気いっぱいで好奇心旺盛。

カップが欠けている理由は、人間の姿の頃に歯の一部が欠けていたから。

 

ルミエール(燭台)

【キャスト】ユアン・マクレガー

【日本語吹き替え版】成河

 

かつては城の給仕長だったが、魔女の呪いで燭台に変えられてしまった。

 

人をもてなすことが得意で、明るく人懐っこい性格。

コグスワースと小言を言い合うが、お互いに敬意を持っている。

 

プリュメットの恋人。

 

プリュメット(羽ぼうき)

【キャスト】ググ・バサ=ロー

【日本語吹き替え版】島田歌穂

 

城で働くメイドの一人。

魔女の呪いによって、羽ぼうきの姿になった。

 

ルミエールの恋人で、少し気の強いところも魅力的。

 

カデンツァ(ハープシコード)

 

【キャスト】スタンリー・トゥッチ

【日本語吹き替え版】松澤重雄

 

少し神経質な音楽家。

魔女の呪いで、ハープシコードの姿に変えられた。

 

マダム・ド・ガルドローブの夫。

 

マダム・ド・ガルドローブ(衣装だんす)

【キャスト】オードラ・マクドナルド

【日本語吹き替え版】濱田めぐみ

 

カデンツァの妻で、ヨーロッパで評判のオペラ歌手。

しかし、今は魔女の呪いで衣装だんすの姿に。

 

呪いの進行が原因で、眠っていることが多い。

 

ベルを華やかなドレスで着飾り、ベルをサポートしようと奮闘する。

部屋にいてあまり動かないため、夫のカデンツァとはしばらく会えていない。

 

 

実写映画「美女と野獣」あらすじ

魔女の呪いで、醜く恐ろしい野獣の姿に変えられてしまった王子。

 

魔女は王子に1輪のバラを渡し、バラの花びらが散るまでに真実の愛を知らなければ、永遠に野獣の姿のままだと言いました。

 

呪いを解くには、真実の愛を知るほかありません。

 

しかし、野獣の姿では誰からも愛されないと、王子は城に閉じこもっていました。

 

野獣の住む城に、村に住む美しい娘・ベルが訪れます。

ベルは村人から“変わり者”と言われ、孤独を感じていました。

 

初めは野獣を恐れていたベルでしたが、野獣と共に過ごすうちに、彼の優しい内面を知ります。

野獣もまた、優しいベルに心惹かれていきました。

 

野獣は真実の愛を知り、呪いを解くことができるのでしょうか……。

 

 

実写映画「美女と野獣」アニメ版(原作)との違い

 

キャラクターの違い

ベルの母

 

アニメ版では、ベルの母については一切描かれていません。

わかることは、ベルが幼い頃に亡くなってしまったことだけ。

 

実写版では、魔法の本という新たな要素により、ベルの母のことが明らかになりました。

ベルの母は、疫病にかかり亡くなってしまったのです。

 

ベルの父(モーリス)

 

アニメ版のベルの父は発明家で、比較的陽気な性格。

 

実写版では、オルゴール職人として生計を立てる芸術家で、物静かな性格です。

 

また、実写版では疫病にかかった妻(ベルの母)を置いて家を出たことに、罪悪感を抱いていました。

 

罪の意識から、母が亡くなった経緯について頑なに口にしなかったモーリス。

しかし、ベルが魔法の本によって当時のことを知り、罪悪感があることをベルに打ち明けました。

 

実写版ではベルの父の心境も丁寧に描かれています。

 

ル・フウの性格

 

アニメ版のベルの父は発明家で、比較的陽気な性格。

 

実写版では、オルゴール職人として生計を立てる芸術家で、物静かな性格です。

 

また、実写版では疫病にかかった妻(ベルの母)を置いてアニメ版のル・フウは、まさにガストンの手下。

頼りなく、少し間抜けなキャラクターです。

 

実写版のル・フウはひょうきん者ではあるものの、アニメ版より少し頼りになる存在。

ガストンと共にいる点では一緒ですが、手下というよりは良き友人といった立ち位置です。

 

実写版では、怒りに我を忘れるガストンをなだめたり、ガストンのストッパー役としても活躍。

ベルの父を森で置き去りにしたことに罪悪感を抱いていたり、ガストンの言動に疑問を感じている描写があるなど、良心を持っているキャラクターとして描かれています。

 

また、彼は同性愛者でガストンを好いている、という設定が実写版で新たに追加されました。家を出たことに、罪悪感を抱いていました。

 

新たなキャラクター

 

実写版では、カデンツァ(ハープシコード)という新たなキャラクターが登場。

カデンツァは、マダム・ド・ガルドローブ(衣装ダンス)の夫です。

 

召使いたちの呪いが解け、元の姿で再会するシーンでは、キャラクターが増えていることや、召使いたちと関わりのあった村人たちが記憶を取り戻す、という設定が追加されているため、アニメ版より実写版の方が喜びに満ち溢れているように感じました。

 

ストーリーの違い

魔女の呪いと魔法のバラ

 

アニメ版では、バラの花びらが全て落ちるのは21年後

落ちるまでの期間が明確になっています。

 

そして、魔女が魔法(呪い)をかけたのは王子、召使い、城。

 

実写版では、バラの花びらがいつまでに落ちるかは明らかになっていません。

 

魔法をかけられたのは、王子、召使い、城、そして村人たち

村人たちには、城と王子たちの記憶を失う魔法がかけられています。

 

王子が野獣になるまで

アニメ版では、王子が野獣になるまでの経緯は、語り部によって昔話をするように伝えられます。

そのため、なぜ野獣になったのかはわかるものの、そのときの状況について具体的には描かれていません。

 

実写版では王子が野獣になるシーンが映し出されているため、状況がよりわかりやすく描かれています。

 

老婆に化けた魔女を冷たくあしらう王子の姿も、実写版でしか見ることができません。

呪いをかけられてしまうほど、王子が傲慢で冷酷な性格だったということが、実写版ではよりわかりやすいのではないでしょうか。

 

モーリスが捕まった理由

 

モーリス(ベルの父)が森で迷い、オオカミに追われて城に辿り着くまではアニメ版と実写版も変わりませんが、その後、野獣に捕まるまでの経緯や理由が異なります。

 

【アニメ版】

城に入ったモーリスが、召使いのルミエール(燭台)に促され、野獣の椅子に座り暖を取りました。

そして、モーリスが召使いたちにもてなされているところに野獣が現れます。

 

野獣は醜い自分の姿を見に来たのだと勘違いし、不法侵入したことに怒りルミエールを捕まえます。

 

【実写版】

城の庭でバラを見つけたモーリスが、ベルの土産にとバラを取ってしまいます

その様子が野獣に見つかり、盗人として囚われてしまいました。

 

また、実写版では、ベルがルミエールの身代わりになる場面で別れの会話をしますが、アニメ版では別れの言葉を交わすことなくベルは閉じ込められてしまいます。

 

魔法の本

 

実写版では魔女から渡されたものの1つに、“魔法の本”が新たに登場。

 

行きたいと願った場所に行ける本です。

ベルと野獣はこの魔法の本を使い、ベルが幼い頃のパリへ。

これにより、ベルの母が亡くなった原因や、当時何があったかが明らかになりました。

 

結末

 

大筋は変わりませんが、アニメ版と実写版では、村人に閉じ込められたベルが城に行くまでが大きく異なります。

 

【アニメ版】

魔法の手鏡によって野獣の存在を知ったガストンは、村人たちを連れて野獣を殺しに行きます。

 

ベルとベルの父は、野獣に密告するからと地下室に閉じ込められてしまいました。

ベルたちを助けるため、ティーカップのチップが奮闘します。

 

魔法の手鏡によって父の危機を知ったベルが、父を助けるべく城から家に戻ったとき、実はチップが鞄に潜んでベルに着いてきていたのです。

チップは地下室の近くにあった車のような道具を起動させ、それを突進させて地下室の扉を壊します。

この道具は、ベルの父の発明品でした。

 

地下室から脱出したベルは、急いで城へ向かいます。

 

また、実写版では野獣が息を引き取った後、ベルは野獣にキスをします。

アニメ版でベルが野獣とキスをするのは、元の王子の姿になってからです。

 

そして、アニメ版では、召使いたちが本物の家財道具になることはありません。

 

本物の家財道具になってしまった、という絶望を乗り越えている実写版では、呪いを解けた召使いたちが元の姿で再会を喜び合うシーンが丁寧に描かれているため、より感動が伝わってきやすいです。

 

 

実写映画「美女と野獣」考察&感想

世間の評価

 

実写映画「美女と野獣」は、世界的に大ヒットを収めた作品です。

 

興行収入は全世界で12億ドルにのぼりました。

日本での興行収入は124億円で、2017年の映画興行収入で第1位に輝きました。

 

この124億円にのぼった興行収入は、日本国内で公開されたミュージカル映画の中で歴代1位。

また、ディズニー実写映画の中でも、歴代1位を記録しています(2022年4月現在)。

 

実際に、実写映画「美女と野獣」を見た人の感想を紹介します!

 

 

 

 

 

 

「良かった」「美しかった」などの、好感の高い感想が目立ちました。

世間からの評価も良いようです!

 

再現度の高さや、映像の美しさ、そしてエマ・ワトソンの美しさを称賛する声が多いように感じます。

 

しかし、中にはこんな感想も。

 

 

野獣の見た目の変化に違和感を覚えたという人がいるようです。

 

 

比較してみると、特に角がアニメ版と大きく異なることがわかります。

 

これは、「角が前向きに生えているとベルに当たってしまうから」だと考えられています。

さらにアニメ版より角を大きくし、より怪しさや怖さを強くしているのではないでしょうか。

 

アニメ版の野獣はどこか可愛さも感じられ、アニメだからこそキャッチーさもあるキャラクターです。

そういった愛らしさのあるアニメ版の野獣が好きな人にとっては、少し残念な変更なのかもしれません。

 

野獣や、家財道具の姿の召使いたちなど、キャラクターたちの見た目は変化が大きいため、初めは違和感があったり、アニメ版の方が好きだと感じる人がいるのも頷けます。

 

しかし、ストーリーは新たな要素を加えつつアニメ版を忠実に再現しているため、従来の「美女と野獣」ファンの人でも物語を楽しめるはず!

 

【考察】伝えたいこととは

 

実写映画「美女と野獣」が伝えたいことは、やはり「見かけで判断しないこと」なのではないでしょうか。

そして、「本当の美は内側に宿る」ということも。

 

野獣になる前の王子は、たしかに若く美しい外見でしたが、性格は傲慢で冷酷。

美しいとは言えない内面性を持ち合わせていました。

 

魔女の呪いによって野獣に変えられてしまいましたが、それは王子の内面が外見に反映された結果なのでしょう。

 

魔女は王子に“真実の愛を知る”という試練を与え、ベルと出会った王子は優しく美しい心を取り戻しました。

 

ベルは初めこそ恐ろしく怒りっぽい野獣に怯えていたものの、共に過ごすうちに野獣のやさしさに気づきます。

もしベルが野獣を外見だけで判断し、近寄ることがなければ呪いは解けませんでした。

 

野獣になった王子だけでなく、ベルもまた、人を見た目だけで判断してはいけないということを学んだのではないでしょうか。

 

現実でも、どうしても人は人を見た目で判断してしまいがちです。

ベルのように、歩み寄ってその人の素敵な内面性を見れるように心がけることが大切だと感じます。

 

【感想】語り継がれる真実の愛の物語

 

実写映画「美女と野獣」は、アニメ版を忠実に再現しつつ、違和感のない変更を上手く組み込んだ作品だと感じました。

 

ミュージカル映画でもある今作品は、ベルが住む村で村人たちが集まって歌っているシーンが見応え抜群!

人数の多さから、迫力を感じられるワンシーンです。

 

ベルと野獣が城で踊るシーンでは、しっとりとしたミュージカルが魅力的。

画面映えする鮮やかな黄色の美しいドレスを着たベルが優雅に舞い、非常にロマンティックなシーンに仕上がっています。

 

テンポの良い明るく楽しいミュージカルから、静かに堪能できるミュージカルと、1作品で全く異なるミュージカルを楽しむことができるのは、実写映画「美女と野獣」の魅力です!

 

また、実写版では魔法のバラの花びらが1枚散るたびに、城が少しずつ壊れていきます。

これはアニメ版にはない表現で、呪いが深刻な状況であることが強く伝わってくるはず。

どんどん崩れていく様は迫力があり、ハラハラする展開も実写版の魅力です。

 

初めて見る人はもちろん、アニメ版を見たことがある人も、最初から最後まで新たな気持ちで楽しめるでしょう!

 

 

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また、アニメ版「美女と野獣」はもちろん、アニメ版の続編である「美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント」「美女と野獣 ベルのファンタジーワールド」が視聴可能。

 

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※本ページの情報は2022年5月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

たみ

動物が好き。ディズニーも好き。 好きな映画のジャンルは洋ホラーですが、最近はMCUを追うなどジャンル問わず色々見てます。 疑問を解消できる記事や、読み進めたくなるような記事を目指します!

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