「デジモン」TVアニメシリーズは、2025年の新作を含め全10作品。
新シリーズの始まりをきっかけに「デジモン」に興味を持ってくれた人へ向けて、「デジモン」を見るおすすめの順番や、シリーズそれぞれの個人的なおすすめポイントをまとめていきます。
<この記事の内容>
- おすすめの順番/見方
- シリーズ一覧
- シリーズごとのあらすじ
- シリーズごとの見どころ紹介
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更新日 : 2025年08月14日
<プロモーション>
「デジモン」TVアニメシリーズは、2025年の新作を含め全10作品。
新シリーズの始まりをきっかけに「デジモン」に興味を持ってくれた人へ向けて、「デジモン」を見るおすすめの順番や、シリーズそれぞれの個人的なおすすめポイントをまとめていきます。
<この記事の内容>
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1999年から放送開始した「デジモンシリーズ」は、2025年10月に放送される新作を含めて現在10作品あります。
これから全部見ようとすると大変ですので、ここではおすすめの見方を紹介します。
TVアニメの「デジモン」は、初代と「02」以外シリーズを跨いだ時系列は存在していません。
基本的には独立した並行世界という設定なので、シリーズごとにデジモンの設定もコロコロ変わります。
デジモンと人が合体する作品もあれば、人がデジモンになって戦う作品もあり、作品ごとにストーリーの傾向やコンセプトやテーマも全然違います。
なので、「デジモンを見てみたい」という人は、公開順など気にせず、気になる作品から好きに見てください。
TVアニメシリーズ | ||
放送 | タイトル | 備考 |
1999年 | デジモンアドベンチャー | |
2000年 | デジモンアドベンチャー02 | 前作の3年後 |
2001年 | デジモンテイマーズ | デジモンと合体 |
2002年 | デジモンフロンティア | 人がデジモンに変身 |
2006年 | デジモンセイバーズ | マサルダイモン |
2010年 | デジモンクロスウォーズ | 3期まで続く長編 |
2016年 | デジモンユニバース アプリモンスターズ | 世界観が一新 |
2020年 | デジモンアドベンチャー: | 初代のリメイク |
2021年 | デジモンゴーストゲーム | オカルト要素が強い |
2025年 | デジモンビートブレイク | 2025年10月放送 |
劇場版 | ||
公開 | タイトル | 備考 |
1999年 | デジモンアドベンチャー | 初代の前日譚 |
2000年 | デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム | |
2000年 | デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸!! | |
2000年 | デジモンアドベンチャー02 後編・超絶進化!!黄金のデジメンタル | |
2001年 | デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲 | ぼくらのウォーゲーム続編 |
2001年 | デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い | |
2002年 | デジモンテイマーズ 暴走デジモン特急 | |
2002年 | デジモンフロンティア 古代デジモン復活!! | |
2006年 | デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー!バーストモード発動!! | |
2015年 | デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」 | 初代の6年後 |
2016年 | デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」 | |
2016年 | デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」 | |
2017年 | デジモンアドベンチャー tri. 第4章「喪失」 | |
2017年 | デジモンアドベンチャー tri. 第5章「共生」 | |
2018年 | デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」 | |
2020年 | デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆 | 初代の10年後 |
2023年 | デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING | 前作の2年後 (初代の12年後) |
▼太一たちとデジモンたちのサバイバルが今始まった!!
「デジモン」シリーズ第1作。
世界中がおかしかった年の夏、太一たち七人の少年少女は日本で見えるはずのないオーロラから飛来した謎の機械の力によって、異世界デジタルワールドに吸い込まれてしまう。
謎と危険に満ちたその世界で待っていたのは、なぜか太一たちの名前を知る奇妙な生物“デジタルモンスター”だった…!
第37話 完全体総進撃!きらめくエンジェウーモン
選ばれし子どもたちには、それぞれの素質や個性を示す”紋章”が与えられます。
『勇気』『友情』『愛情』『知識』『純真』『誠実』『光』『希望』。
しかし、この”紋章”を与えられたからといって、子どもたちは初めから”紋章”が示すような行動が出来るわけでも、自分がその”紋章”にふさわしいとも思っていません。
「勇気と無謀の履き違え」「愛情なんて勝手な押し付け」など、子供らしい未熟さと葛藤。そこを乗り越え成長し、強敵を倒す展開は、とても少年心に刺さる王道展開です。
そして「アドベンチャー」の名前の通り、子どもたちは様々な選択を迫られます。自分が選ばれたことを疎んだりもします。
第21話 コロモン東京大激突!
そんな冒険を通して過去や悩みを克服し、”紋章”の意味を心で理解したとき、パートナーデジモンが進化するのです。
この「子どもたちの成長」と「デジモンの進化」のリンクが巧みに描かれたことによって、「デジモンアドベンチャー」は大人になった今でも色褪せない作品となっています。
以前クラウドファンディングしていた「25周年作品」がついに形になりました!
こうして大人になったあとも作品が作られていると、太一たちとともに歳を取ってきたんだなぁと、感慨深くなります。
▼再び始まった“選ばれし子供たち”の戦い
「デジモン」シリーズ第2作。
あの夏の日から3年。平和を取り戻したデジタルワールドに“デジモンカイザー”と名乗る少年が現われ、混乱を巻き起こしていた。
カイザーはデジモンの進化を抑制するダークタワーを各地に立て、デジモンたちを操ることができるイービルリングで支配地域を広げる。その頃、お台場に引っ越してきたタケルは本宮大輔と出会う。
第23話 デジヴァイスが闇に染まる時
本来であれば「選ばれし子ども」として「優しさの紋章」を与えられていたデジモンカイザーを名乗る少年、一乗寺賢。
彼のパートナーデジモンであるワームモンは、そんなおかしくなってしまったパートナーに元に戻ってもらおうと、ムチで打たれても、邪険に扱われても、役立たずと罵られようと、ずっとそばで見守っていました。
いつか元の優しい賢ちゃんに戻ってくれると信じ、覚悟を決めたワームモンは、自身の力を主人公に託して消滅します。
第21話 サヨナラ、賢ちゃん…
一乗寺賢とワームモンの関係性や、一乗寺賢のトラウマや両親との齟齬、犯した罪と向き合うことが丁寧に描かれているのが、すっごく良いです。賢ちゃんとワームモンが再会するシーンで、きっと2人を好きになります。
また、困難を乗り越えたからこそ言えるワームモンの「もっと悩んでよ苦しんでよ。生きるってそういうことだもん。」という鋭い言葉も、印象的でしたね。これまでの2人のストーリーがあったからこそ光るセリフです。
幼馴染負けヒロインムーブをする、勝ちヒロインイモムシはいいぞ。
▼カードスラッシュ! キミもテイマーを目指せ!
「デジモン」シリーズ第3作。
ごく普通の少年だったタカトが見つけた青いカードは、カードリーダーを本物のデジヴァイスに変える不思議な力を秘めていた。
画面に映るデジモンのタマゴ、デジタマをドキドキしながら見守るタカト。しかし次の日の朝、デジタマは空っぽになっていた。生まれたはずのデジモンを探しに行ったタカトは…。
第13話 デジモン捕獲指令! 災いの予感
デジモンをただのウイルスとして排除しようとする大人と、デジモンに寄り添う子供たちの対立構造が、子供向けのアニメとは思えないなかなか重厚な設定です。
利便性のために作った誰かのプログラムが、後々大変な事件を引き起こすという、これまで勧善懲悪みの強かった「デジモンアドベンチャー」とは一変し、大人にも、デジモンにも、「ただの悪」というのが存在しない構造が魅力的です。
子どもも、大人も、デジモンも、それぞれ相手を想うがゆえに考えることがあって苦悩があって、失敗しながらも頑張って生きてる、というのがよく描かれています。
とくにインプモンの「強くなりたい」という願いから始まった暴走が、1人の少女の大事なパートナーを殺してしまうという展開は、当時の子供達にとって衝撃的なシーンでしたね。
第35話 その名はデュークモン! 真なる究極進化
なお、「デジモンアドベンチャー」とは異なり、殺されたデジモンは転生せず、データを吸収(経験値としてロード)されて完全消滅します。
このあたりの設定もシビアで大好きです。
今作ではデジモンカードゲームの販促の意味もあったのでしょう。
これまでの選ばれし子どもたちと違い、テイマーはデジモンカードでパートナーデジモンをサポートするという設定も良かったですね。
▼スピリットエボリューション! 人間がデジモンへ進化する!
「デジモン」シリーズ第4作。
小学5年生の神原拓也は、弟の誕生日の日に携帯へ“未来を決めるゲーム”という謎のメールを受け取る。
直感的にそのメールに何かを感じた拓也は指示通り駅に向かった。その途中、同じメールを受け取った謎の少年と、拓也は地下にある謎の電車へと乗り込む。電車の中には卓也のほかに、織本泉、柴山純平、氷見友樹という三人の子供たちも乗っていた。
やがて電車は異世界であるデジタルワールドへと到着する。電車の正体はトレイルモンというデジモンだったのだ。到着した場所で眠っていた火のスピリットに選ばれた拓也は、火の闘士・アグニモンへと“スピリットエボリューション”する。
デジモンへと進化する能力を手に入れ、伝説の十闘士の一人となった拓也。こうして泉、純平、友樹に加えて、そこで出会ったボコモンとネーモン、そして謎の少年・源輝二と共に、デジタルワールドを旅する冒険が始まる。
第21話 五闘士全滅!? 恐るべき闇のパワー!
これまでデジモンは「パートナーとの絆」を通して子どもたちの成長を描いてきました。
しかし、今作では子どもたち自らがデジモンとなり、自分たちで戦い、困難を乗り越えていくこととなります。
今までパートナーデジモンとは「ともに戦う」といっても、子どもたちはほぼ見て応援するだけ。「結局戦ってるのデジモンだけじゃん!」とは、子どもながらに思っていました。
パートナーデジモンがいなくなったことで賛否の別れた作品ですが、これまでもやってきた「過去を克服し成長する子供」という部分や、「選ばれし子供が敵になる」胸熱設定、「戦うか逃げるか選択を迫られる」展開など、共通した王道展開は変わらず健在です。
第22話 我が家へ! 拓也たった一人の帰還
なにより「人間がデジモンになって戦う」というシリーズの中でも珍しい設定、これがとても良いです。
パートナーデジモンに戦いを丸投げするのではなく、戦いの辛さ、痛み、自分のミスで仲間が傷つく恐怖など、子どもたちが直接感じ、成長していくストーリーは、これまでのデジモンとは違った良さがあります。
しかし、子供にとっては「人がデジモンに変身する」という設定は少年心にとても刺さり、後年、当時の子供達がネット環境を手に入れ発言できるようになると、評価は好転しました。フロンティアもいいぞ。
▼拳に宿れ、君のデジソウル!
「デジモン」シリーズ第5作。
三度の飯よりケンカが好きな少年・大門大。ある日、大の前に、恐竜のような姿をした奇妙な生物が現れる。
その奇妙な生物・アグモンは、異世界であるデジタルワールドからやってきたデジタルモンスターだった! 大とアグモンは、ケンカを通じて意気投合。ところが、アグモンはデジモン事件の捜査組織・DATS(ダット)から追われている、はぐれデジモンだった。
追われる大とアグモンの前に、成熟期デジモン・コカトリモンが出現。コカトリモンに一撃を加えた大の拳に、デジソウルが宿る。
大のデジソウルを受け取ったアグモンは、ジオグレイモンに進化してコカトリモンを倒す。その様子を見たDATSの司令官・薩摩は、大とアグモンをDATSにスカウト。かくして、ケンカ番長・大門大は、アグモンとともに人間界に迫る脅威に立ち向かうことになる!
デジモンセイバーズというアニメがどういう作品かを如実に表したこの1枚が好き過ぎる pic.twitter.com/FXDs2Bkx6z
— あきなり@青眼使い(自称) (@aknr_yugioh) November 16, 2023
主人公の立ち位置がおかしいと評判の一枚。
アグモンに戦わせるよりも先に、自分からデジモンに殴りかかる主人公・大門大(だいもんまさる)。
人間の強度を遥かに超える強さを持つ異色の主人公を、ファンたちは敬意を込めて「マサルダイモン」と呼びます。
第2話 燃えろ怒りのデジソウル 闇にひそむフライモン
そんな悪目立ちをしてネタとして語り継がれる主人公ですが、ストーリーは「スクライド」や「機動武闘伝Gガンダム」を思わせる、熱い王道な少年漫画展開で意外と良いです。
これまで「アドベンチャー」~「フロンティア」までは、幼すぎる子どもたちが理由もわからず巻き込まれ戦わざるを得ない状況に追い込まれていました。
今作では中学生の主人公が組織に所属し、最初から自らの意思で戦いに参加するという、これまでの「選ばれし子どもたち」とはまた違った切り口となっています。
第21話 人間界大パニック デジモン軍団進撃
そのため、これまでのように主人公が戦いが嫌になって逃げちゃうとか、なんで自分が戦わなくちゃいけないんだと文句を言うとか、そういった場面はありません。
そんな葛藤すっ飛ばし、真っ直ぐ行って敵をぶっ倒す感じが、いかにも「漢なら、こう!」という、少年心くすぐる展開です。
惜しむらくは、レギュラーキャラであるヒロインの演技が最後まで棒読みだったことです。
当時、家事をしながら聞いていた母ですら「この子、変身の決めセリフ下手ね。」と酷評していたくらいです…。
クロスウォーズにて登場した大門大。
大量発生した究極体・ベリアルヴァンデモンを殴りつけ、ドミノ倒ししてしまいます。ついでにコピーとはいえヴァンデモンをワンパンで消滅させます。
並行世界でもやっぱりマサルダイモン。
▼あらすじ
ある日、工藤タイキは不思議な歌を聞く。そして、今にも死にそうな息づいと、助けを呼ぶ声…。
「俺には、放っておけない!」
タイキの心と声の主・シャウトモンの心が結ばれたとき、謎のデバイス・デジモンクロスローダーがあらわれた!消え入りそうなシャウトモンのメロディがクロスローダーに吸収され、タイキは異世界へと引きずり込まれてしまう。
異世界・デジタルワールドでタイキが目にしたのは、デジモンたちが軍団を作って戦う姿だった。デジタルワールドでは、覇権を目指すバクラ帝国が破竹の進撃を続けており、平和なシャウトモンたちの里は、今まさにバクラ軍の攻撃を受けていたのだ。
タイキが望むのはデジタルワールドの覇権か、それとも…?いま、想像を超える戦いが始まる!
第78話 伝説のヒーロー大集結! デジモンオールスター決戦!!
今作では唯一無二のパートナーデジモンではなく、冒険の中でデジモンを捕まえて、仲間を増やして次の街へ、と、だいぶポケモンに寄せてきた設定となっています。
これまでのシリーズは「勝てない→進化→強くなって倒す」という展開でしたが、今回はデジモン同士を合体(デジクロス)させ、状況に応じて異なる特色のデジモンを戦わせるシステムになっており、これまでとはまた違った戦闘の楽しさがあります。
進化が好きな人も安心してください。第2期から再び導入されます。
また、デジモンを捕まえて仲間にする、という設定上これまでスポットが当たらなかったマイナーデジモンも登場してくれるのが嬉しいポイントですね。
第3期では主人公を主人公の後輩に交代して物語が進みます。
そしてなんやかんや世界の危機にまた陥って、なんやかんや平行世界の英雄(別シリーズ主人公)たちを呼んで戦います。
そんな最終決戦の緊迫した中、解説のテントモンさんが仲間のオメガモンに対してちょっと扱い雑なのがクスッと笑えました。
テントモン「(デジクロス)ちゃいますな、あのオメガモンはただの合体。」
間違っていないけど言い方。
ジョグレス(合体)とジョグレス進化 |
「ジョグレス(合体)」とは2体のデジモンが合体して別のデジモンとなることを指します。 「ジョグレス進化」は、2体のデジモンが合体し別のデジモンにレベルアップすることを指します。 つまり、ウォーグレイモン(究極体)×メタルガルルモン(究極体)=オメガモン(究極体)は「ジョグレス」、ただの合体。 エクスブイモン(成熟期)×スティングモン(成熟期)=パイルドラモン(完全体)は「ジョグレス進化」ということですね。 ついでにデジクロスは複数体(制限なし)が合体するシステムを指します。 |
▼アプリの数だけモンスターがいる――。
主人公の少年・新海ハル(中1)は、選ばれし人間だけが扱える“アプリドライヴ”を手に入れ、検索アプリのモンスター・ガッチモンと出会う。
ガッチモンによると、スマホの奥に広がるインターネットの海で、今“凶悪なるラスボス人工知能・リヴァイアサン”がとんでもないことを企んでいるらしい。日々、友達に比べて自分はどこか脇役っぽいと感じていたハルは、その騒動を巡って、初めて大きな一歩を踏み出す。
「なるんだ!ボクがホントの主人公に!」
その決意のもと、ガッチモンとペアリングし、バディーとなったハルは、“アプモンチップ”となって現実世界に出てきたガッチモンを、“アプリドライヴ”によって実体化=“アプリアライズ”させて、敵のアプモンに立ち向かう!
他のアプモンの力を借りる“アプリンク”。そして、新たなアプモンに進化する“アプ合体”を駆使し、ハルは騒動を起こすアプモンとアツく戦い、ネットの海に潜む人口知能について知っていく。
すべての鍵を握るのは優しさ。仲間とともに現実と向き合い、自分の人生の選択をしていく新感覚バディストーリー。
48話 起動!人類アプリ化計画!
異世界ファンタジーみの強かったこれまでとは一味違う、よりデジタルに焦点を当てた物語。
どちらかといえば「デジモンサイバースルゥース」のようなSFみが強いストーリーです。
インターネット黎明期に作られたデジモンアドベンチャーと比べると、現実でデジタルが身近になり、それによってストーリーも「発達した人工知能によって人はどうなるか」といったポストヒューマンSFみが強まっているんですよね。
ちなみに、この世界では「デジタルモンスター」というコンテンツが存在しており、そのコンテンツから生まれた存在としてデジモンも登場します。
45話 大激突!? ガッチモンVSアグモン!
メインキャラクターの中に「影が薄いな」と思うようなキャラがおらず、それぞれ丁寧に描かれ、ちゃんと活躍しているので、回を追うごとにキャラクターたちを好きになっていきます。
デザインや演出が子供向け感強く、さらに笑いどころが分からないギャグが挟まったりして、要所要所でマイナスポイントはあるものの、物語の主軸はしっかりしており、結果に対しての説得力があるストーリーになっているため、全体を通したシナリオの仕上がりはとても良いです。
▼あらすじ
西暦2020年。首都圏を中心に大規模なネットワーク障害が発生していたある日、東京に住む小学5年生の八神太一を始めとする「選ばれし子供たち」は不思議な現象に巻き込まれデジタルワールドへ。パートナーの「デジモン」と出会い、未知の世界の冒険が始まる!
第17話 東京決戦 オロチモン
昔と違い、アニメは「1〜3話切り」というのが多くなっている印象です。
だからなのか、1話目でサイバーテロと戦ってアグモンがグレイモンに進化。
2話目でデジモンによってミサイルを投下されるという絶体絶命状態。
リメイク前では最終回近くで登場したオメガモンも第3話で登場。圧倒的格好良さを見せつけてきます。
第3話 そしてデジタルワールドへ
太一たち主人公が「デジモンたちと何をなさなければいけないのか」というのが序盤で示されているのが、現代的でいい再構成ですね。
第1話から太一たちの行動に紋章が共鳴していて、ここですでに伏線を張っているのは良いスタートでした。
しかし、紋章にまつわる成長物語が省略されていたため、「子どもの成長→紋章が反応→デジモン進化」という、子どもの成長とパートナーの進化という繋がりが弱くなっているのは、過去作ファンとして残念なポイントではあります。
ただ、そういった葛藤パートが少ないおかげで戦闘がサクサク進み、「少年が思い描く冒険譚」となっているので、現代の「なろう系」や「最強主人公」に慣れている人たちにとってはストレスフリーな作品かと思います。
▼ヤツらは君のそばにいる
新しいテクノロジーが発展した、ほんの少し先の未来。SNSでは「ホログラムゴースト」と呼ばれる真偽不明の怪奇現象の噂が飛び交っていた。
中学1年生の天ノ河 宙は、父が残した「デジヴァイス」という謎のデバイスを起動したことで、普通の人には見えない未知の生き物――「デジモン」たちの姿が見えるようになる。
父から預けられたやんちゃなデジモン「ガンマモン」と出会ったその日から、宙は様々な怪奇現象に巻き込まれていく。人間の時間を盗む「口縫い男」や、夜な夜な徘徊して人間をさらう「ミイラ男」……。
ホログラムゴーストは、すぐそばで私たちを狙っているのだ。ここから先は、誰も知らない世界の裏側の物語。宙はガンマモンや仲間たちとともに、デジモンたちが生きる不思議な世界に足を踏み入れていく。
怪談話をモチーフにした、新しい角度のデジモンです。
この作品のポイントは、何と言っても人外に関するあらゆる「癖」が存分に描かれているところですね。
アヤタラモンは好きな男を監視して、関わる自分以外の生命体を排除しようとして、最終的に自分が人間になろうとして死ぬ。
第24話 歪ンダ愛
メイクラックモンは自分が相手に向ける愛情と同じだけの愛情を返してもらおうとし、ヤンデレストーカー化。
第50話 オカエシ
かなりオカルト要素が強く、デジモンを「人間と相容れない人外」として描いているので、人間がデジモンに喰われて死んだりもします。
ついでにチョーさん演じるメイクーモンも、存在を忘れられ消滅します。
ゲームでも不憫枠をやらされていたメイクーモン。デジモン制作陣はメイクーモンになにか恨みがあるのでしょうか。イイゾモットヤレ
第32話 オマエハ誰ダ
基本、こんな調子の一話完結オムニバス形式で進むので、メインキャラ加入回がある最初の数話を見たあとは、気になる話を虫食いで見ても問題ないのが、社会人にありがたい作品です。
<公式サイト>
放送 | 2025年10月5日 毎週日曜日、朝9時から フジテレビほかにて放送 |
声優 | 天馬トモロウ(CV.入野自由) ゲッコーモン(CV.潘めぐみ) 咲夜レーナ(CV.黒沢ともよ) プリスティモン(CV.田村睦心) 久遠寺マコト(CV.関根有咲) キロプモン(CV.久野美咲) 沢城キョウ(CV.阿座上洋平) ムラサメモン(CV.濱野大輝) |
DMM TVサービス概要 | |
月額料金 | 550円(税込) |
総配信数 | 約19万本 |
無料トライアル | 14日間 |
特徴 | アニメに強い 高コスパVOD |
備考 | 新規登録で550P付与 OP/EDスキップ機能 早送り・巻き戻しの秒数設定 プロフィール登録最大4つ |
DMM TVは、2022年12月からサービス開始した比較的新しい動画配信サービス。
月額550円(税込)で利用でき、約19万本もの作品が配信されています。
特にアニメに力を入れているサービスとなっており、アニメ配信数は約6,200本以上と豊富な品揃え。
アニメ作品の配信に力を入れているほか、芸人たちが過酷なロケに挑むバラエティ『大脱出』や、人気漫画を原作とするドラマ『ケンシロウによろしく』など、ここでしか見ることのできない魅力的なオリジナル作品の配信も充実。
そんなDMM TVには14日間の無料トライアルが用意されています。この無料トライアルを利用することで、『デジモン』を見放題で視聴することが可能です!
期間内に解約すれば料金は発生しないので、まだ無料トライアルを利用していない方は、ぜひ1度試してみてください。
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タイトル | 特徴 |
デジモンアドベンチャー | 与えられた紋章の意味を知る物語 |
デジモンアドベンチャー02 | 前作の3年後 勝ちヒロイン幼馴染イモムシ |
デジモンテイマーズ | 子供と大人、それぞれのドラマが熱い ラスボス系ヒロイン鬱展開 |
デジモンフロンティア | 人がデジモンになる、変身ヒーロー系冒険譚 |
デジモンセイバーズ | ステゴロ主人公による少年漫画系 |
デジモンクロスウォーズ | デジモンをたくさん捕まえて合体させて戦う |
アプリモンスターズ | サイバーパンク風味のポスト・ヒューマンSF |
デジモンアドベンチャー: | 初代のリメイク |
デジモンゴーストゲーム | 人と相容れない人外たちのイカれた愛情 |
デジモンビートブレイク | 2025年10月5日放送開始 |
「デジモン」はよく「ポケモン」と比べられて『世代交代に失敗した』だの、『オワコン』だの、『え、まだアニメやってたん笑』と、下げられることが多々あるのですが、「デジモン」と「ポケモン」両方好きな私に言わせれば…
「どっちも良い所あるんだから比べんな(素人は黙っとれ――)」
2025年の新作アニメで、デジモンがまた子どもたちに夢と希望を与えてくれたら、懐古厨はとっても嬉しい。