目次
NHKが提供する見逃し配信サービス「NHK+」。
動画配信サービス「NHKオンデマンド」とは何が違うのか?
「何ができるの?」「見れない番組はある?」など、NHK+の基本情報をまとめて解説。
NHK+(プラス)とは
「NHK+」は、NHKが提供する、NHKの番組専用の見逃し配信サービスです。
スマホ・タブレット・パソコンから視聴でき、番組放送中と終了後から1週間まで、NHKと契約している方なら誰でも使えるサービスです。
●NHK+でできること
・追っかけ視聴(放送中の番組を最初から視聴)
・見逃し配信(放送後一週間)
・スマホ、タブレット、PCでの視聴
●NHK+でできないこと
・過去の動画の視聴
・NHK未契約での使用
・オフライン視聴
NHK+の料金は?無料で見れる?
先述した通り、NHK+は「NHKと契約している人が使える」サービスです。
そのためNHK+を使用するには受信料を月額2,230円(衛星契約)、または月額1,260円(地上契約)支払う必要があります。
「契約してないけどNHKで見たい番組がある」
という人にはNHKオンデマンドがおすすめです。
NHKオンデマンドは受信契約の有無にかかわらず契約可能な動画配信サービスで、月額料金は990円(税込)と、受信料よりも安くなっています。
●NHK+とNHKオンデマンドの違い
NHK+ | NHKオンデマンド | |
月額 | 地上契約:1,260円 衛生契約:2,230円 | 990円(税込) |
チャンネル | 総合テレビ Eテレ | 総合テレビ Eテレ BS1 BSプレミアム |
作品数 | 放送中番組 | 過去作約7000本 月々約500本追加 |
配信形態 | 同時配信 見逃し配信(放送後1週間) | オンデマンド(VOD) |
備考 | オフライン視聴× 録画× | 単品レンタル○ オフライン視聴× 録画× 無料トライアル× |
●U-NEXT経由で無料体験可能
U-NEXTで経由でNHKオンデマンドの見放題を契約すると、最大一ヶ月間無料で楽しむことができます。
NHK+で見れるのは総合・Eテレ
NHK+で見れるのは、基本的に「総合テレビ」と「Eテレ」で放送された番組です。
しかしBSで放送された番組が、総合やEテレで再放送された場合、配信の権利しだいでNHK+で配信することがあります。
▼配信中の番組はこちらから確認
NHK+でリアルタイム配信をいつでもどこでも楽しめる
NHK+の利点は、インターネット回線でNHKが見れるということ。
つまり、スマホ・タブレット・PCからいつでもリアルタイムで見たい番組を視聴することができるのです。
オリンピック・野球などのライブ中継をスマホで視聴
NHK+は見逃し配信だけでなく、放送と同時にも配信されるので、野球・サッカーなどの試合やオリンピックの中継なども、テレビのない外出先ですぐ見ることができます。
また、中継の途中から見る場合も「追っかけ視聴」があるので、試合の最初から見ることも可能です。
NHK+で見れない番組
残念ですが、NHK+では見れない番組もあります。
BS(衛星放送)の番組は配信されない
先述した通りNHK+で配信されるのは「総合テレビとEテレの番組」です。
そのためBSで放送された番組はNHK+で配信されることはありません。
紅白歌合戦は”見逃し”配信なし
また紅白歌合戦はライブ配信のみで、見逃し配信は行っていません。見逃したくない人・リアルタイムで見ない人は録画をしておくのがいいでしょう。
NHK+の評判
●メリット ・見たいときにニュースを見れる ・見逃した番組をすぐ見れていい |
●デメリット ・ゴールデンタイムの視聴が重くてできない ・お気に入り番組の登録ができない ・音声がずれる ・再生リストの並びが新→古の順なので不便 ・他のアプリに影響して困ってる ・全体的に機能が洗練されていない感じ |
機能面やシステム面でどうにも課題が山積みのようですね。
ちなみに「NHK+使用後、他の動画アプリが起動できなくなる」という類の口コミは2022年の投稿では見かけなくなったので、現在は改善されているのかもしれません。
●総評
そもそも、良い評価があまりないのは、このアプリが「誰のためのアプリか分からない」という部分も大きいでしょう。
スマホやタブレットで見れるとなれば「外出先で、リアルタイム視聴したい」と考える人が使うのは明白です。しかし、このアプリは『オフライン視聴の機能なし』『人が集中する時間は重くて見れない』という二重苦を背負っています。
使いたいと考える人のために作られていないのであれば、良い評価がもらえないのは仕方ないのではないでしょうか。
NHK+をテレビで見る方法
インターネットに接続しているテレビ受信機、または外付けデバイスでAndroid TV OS 7.1 以上、Fire OS 6 ・FireOS7 を使用している場合、アプリストアでテレビ向けアプリをダウンロードすることができます。
●動作確認済み機器
AndroidTV | シャープ アクオス(2017年以降) ソニー ブラビア(2017年以降) 東芝「レグザ」(2021年以降) FUNAI テレビ(2020年以降) |
---|---|
Amazon Fire TV (外付けデバイス) | Amazon Fire TV Cube(第2世代) Amazon Fire TV Stick 4K Fire TV Stick 4K Max Fire TV Stick(第3世代) Amazon Fire TV(第3世代) |
Chromecast (外付けデバイス) | Chromecast with Google TV |
AndroidTVのダウンロード方法
リモコンの「ホーム」ボタンを押し、アプリ一覧から「Google Playストア」を選びます。
※「Playストア」と表示されている機種もあり
「Google Playストア」内の「検索(虫めがねのアイコン)」から、「NHKプラス」を検索。
「NHKプラス 」が表示されたら、インストールボタンを押します。
Amazon Fire TVのダウンロード方法
Amazon Fire TVのリモコンの「ホームボタン(家のアイコン)」を押し、

「探す」もしくは「その他アイコン」から、アプリストアを選択します。
キーボードから文字入力、またはFire TV Stickのマイクボタンを押しながら音声入力で「NHKプラス」と検索。
「NHKプラス」 が表示されたら、ダウンロードボタンを押します。
Chromecast with Google TVのダウンロード方法
Chromecastのホーム画面で「検索」もしくは「アプリ」を選択。
次に検索画面でキーボードから文字入力、またはChromecastリモコンの
Googleアシスタントボタンを押しながら音声入力で「NHKプラス」を検索してください。

「NHKプラス」が表示されたら、インストールボタンを押します。
AndroidTVも外付けデバイスもない場合
HDMIケーブルで、テレビとパソコン(またはスマホ・タブレット)をつなぎ、ミラーリングで見ることが可能です。


HDMIケーブルで、パソコン(またはAndroidスマホ・タブレット)とテレビを繋いだら、テレビ画面の表示をリモコンで「HDMI」に切り替えると、すぐにスマホ・PCの画面がテレビに映し出されます。
※iPhoneの場合は追加で変換アダプタを付ける必要があります。
アプリのダウンロード方法
スマートフォン・タブレットアプリのダウンロードは「App Store(iOS)」「Google Play(Android)」から「NHKプラス」と検索し、表示されたアプリをインストールします。

NHK+の注意点
●データ通信量がかかる
『オフライン視聴』ができないので、データ通信量がかかります。外出先での利用には注意が必要です。
●同時配信に対応していない番組もある
ライブ中継を楽しめると書きましたが、ごく一部の番組で同時配信に対応していない場合があります。
その場合は画面に「この番組は同時配信しておりません。放送でご覧ください。」と表示されます。自分の見たい番組が『同時配信(リアルタイム視聴)可能か』はあらかじめ確認しておくといいでしょう。
まとめ:これから契約する人は「NHKオンデマンド」がオススメ
NHK+は「総合テレビとEテレの番組を見逃し配信するサービス」なので、衛星契約でBS放送が見れる人でも、(そもそも配信していないので)NHK+でBSの番組を見ることはできません。
もしこれから「NHKの番組が見たい」「BSも見たい」と、契約を考えているのならば、そのどちらも叶えてくれる『NHKオンデマンド』がオススメです。