前代未聞のラスト「マキマ定食」の謎と誕生秘話を紹介

ak

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マキマ定食とは漫画「チェンソーマン」のラストを飾った伝説的な回&食事シーン。


少年漫画においてラスボスとの決着を食事シーンで済ませたのは、漫画「範馬刃牙」のエア味噌汁と並んでチェンソーマンだけではないでしょうか?

本記事ではマキマ定食の概要と誕生秘話や各所の反応を紹介していきます。


△ネタバレ注意△


目次

【マキマさんって】マキマ定食とは?【こんな味かぁ】


マキマ定食とは、漫画『チェンソーマン』96話「こんな味」に登場したとある食事シーン。


マキマとの激闘の末、辛くも勝利したデンジが帰宅したアパートの一室で自身に振る舞った晩餐でもあります。


「俺あんな目にあっておいて…まだ心底マキマさんが好きなんだ」


「だから…さ、俺も一緒に背負うよマキマさんの罪」


積もった心境を吐露しながら、器用に肉と野菜を炒め、ご飯と味噌汁もちゃんと盛り付けていく。


食えるものなら調理せずとも食べていた序盤のデンジと違い、成長した姿を読者に見せてくれます。


しかし、ここからが藤本タツキ劇場の真骨頂。



「マキマさんと俺…一つになりゃいいんだ…」


「マキマさんってこんな味かぁ…」


そう、デンジが冷蔵庫から取り出し調理していた食材は『解体されたマキマ』だったのです。




 【生姜焼き】マキマ定食のメニュー【ヤバジュース】



冷蔵庫に封印されるかのように積まれたマキマの肉。


劇中では生姜焼きを食べる描写のみでしたが、メニュー自体は他にも考案されていました。


マキマのフルコース

ヤバジュース

マキマの血液

ミキサーにかけられていることから果肉たっぷりかもしれない

刺身

艶がある刺身 レバ刺し?

ナゲット

こんがり揚がったナゲット

肉団子

タレつきの肉団子

肉まん

綺麗に蒸された肉まん

カツ

一口大にカットされたカツ

ハンバーグ

愛情たっぷりハンバーグ

肉だけカレー

ごろっとした肉が入った満足カレー

ステーキ

焼き加減はミディアムレア

野菜たっぷり豚バラ鍋

マジ闇鍋

マキマに捨てるところなし

寿司

綺麗にサシが入った肉寿司

???

細麺のパスタにも見えるが、髪の毛そのままにも見える

ちなみにチェンソーマンのコラボカフェが期間限定で開催されました。



「ファミリーバーガー」など劇中のキャラにちなんだメニューが用意されていたようですが、流石にマキマ定食に関するメニューはなかったようです。



マキマ定食に関する各所の反応



ここからはマキマ定食が与えた影響や読者の反応などを紹介していきます。


担当編集者「それは多分無理かな…」


ある意味、一番最初にこのエピソードを読んだ読者でもある編集者林氏。


2021年末に行われたジャンプフェスタでは、作者藤本タツキ先生とともに当時を振り返っていました。


林編集者「(ネームを見て)それは多分無理かな…」


インタビューによると、タツキ先生はネームを見て難色を示されてもマキマ定食を変えるつもりはなかったそうです。


タツキ先生「ジャンプに載せられないならTwitterでもネットに載せるつもりだった」


その後、編集から猛抗議(ネーム変更)の電話が鳴り続けた際は「この電話取らなかったらどうなるんだろう」と逆にワクワクしたと語っていました。


反抗期が無かったことから、ちょっとした非行のように感じたそうです笑。


とはいえ、編集との協議は免れなかったようで、マキマ定食以外の別案に行く方向に。


それでもタツキ先生も別案は無視する気でいたそうで、編集との協議を重ね粘り強く訴えた結果、マキマ定食で物語を締めることができたようです。


林編集者帰り際に確実にそっち(別案)で行かない顔して帰っていった


打ち合わせの帰り際、タツキ先生の考えはしっかりバレていた。


Twitterの反応


Twitter上は阿鼻叫喚と思いきや、冷静に場面を考察している人が多かったですね。

特にタツキ先生ファンからは「またやってくれたな」という声も。


ファンアートという名のマキマ定食(生姜焼き)の写真が多く投稿されていました。











海外の反応


チェンソーマンファンが集う海外の掲示板(reddit)でも、驚きの声が多かったです。

他にも食後のデンジを心配している声もありました。


1)チェンソーマンに食事シーンが多いのは

Is this what all the weekly comments about food were leading up to?

「誌上で食事に関する言及が多かったのはこのため?」


2)タツキ作品の常…?

Why do all of Fujimoto’s works have cannibalism in them?

「なぜ藤本作品にはカニバリズムが出てくるのか」

-First fire punch, now chainsaw man…

「最初はファイアパンチ、次はチェンソーマン…」

-I'm starting to like him even more

「もっと彼が好きなりそう」

-Something wrong with Fujimoto? This is jump, man!

「藤本タツキはどうかしたのか? これは(少年)ジャンプだぞ!」


3)どうやってマキマを殺したんだ?

People talk about Denji eating Makima. But no one is talking about how he’s gonna shit her out

「みんなデンジがマキマを食べるとか言ってるけど、でも誰もデンジがマキマをどうやって倒したかについて話すべきだ」


4)作品を通してデンジは成長したんだね

Denji is so much more mature now

「デンジはもう大人になったんだな」

-Quite honestly, I never would have guessed that Denji himself would be able to come up with this idea. But the plot lead us in this direction all along.

「正直なところ、デンジ自身がこんなアイデアを思いつくとは思ってもいなかったよ。でも、本筋はずっと前から定まっていたんだね」

-So that's why they went to the Burger Joint…

「だから、ハンバーガー屋に立ち寄ったのか」

-He's got Power's Nobel prize winning blood

「デンジはノーベル賞を受賞したパワーの血を受け継いでいるからなw」


一部コメントを抜粋してみました。

味の考察(謎)や他のエピソード議論も盛んだったりするので、興味がある方はこちらから覗いてみてください。


マキマ定食に関する考察


最後に、マキマ定食に関する読者が疑問に思った点の解説を紹介していきます。


マキマを倒す唯一の方法!?



そもそも、デンジがマキマをなぜ食したかというと、マキマのある契約が関係しています。


というのも劇中でも語られていた通り、マキマは自身に対する攻撃を「全て日本国民に肩代わりさせる」契約を内閣総理大臣と結んでいます。


つまり、この契約が存在する限りはマキマは通常の攻撃で倒すことができないのです。


そこで、デンジが閃いたのが、「マキマを攻撃以外で殺す」こと。


デンジはマキマを解体から食するまで愛を持って行うことで、“攻撃判定”を受けず、マキマの契約が働くことなく、マキマを殺すことに成功しました。


最初から最後までマキマを愛していたデンジ、デンジのなど眼中になくチェンソーマンラブだったマキマ、結果的にお互いの望みがある意味叶っているのが皮肉ですね。


筆者的にデンジにとって初恋感あるのは、マキマよりもレゼの方が強い気がしますが…。



 チェンソーマンに食べられると存在が消える?


チェンソーマンには「チェンソーマンに食べられた悪魔は存在ごと消えてしまう」という特殊な能力があります。


過去には、ナチス、アーノロン症候群、第二次世界大戦、エイズ、核兵器、比尾山大噴火、租啞などの悪魔が消された模様。


マキマを完全に殺すなら、チェンソーマンになって食べれば良かったのにと思いますが、あの状態には変身できない事情(助け求む声が必要?)があったか、デンジのマキマへの愛が優っていたのでしょう。


というわけで、デンジの姿のまま食べられたので、支配の悪魔(マキマ)の存在は消えず、ナユタという少女として転生しました。


余談ですが、デンジに食され地獄に転生した支配の悪魔は速攻殺されたんですね。



マキマ定食まとめ 


マキマ定食について経緯や読者の反応をまとめてみました。



筆者的にまともに生活できず、ろくに料理すらできなかったデンジの成長した姿が垣間見えるいい回だったと思います。


2022年に放送予定のアニメでは今回のエピソードまで放送するかはわかりませんが、アニメで表現されたマキマ定食はまた違った味わいがありそうですね。


※本ページの情報は202206月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

執筆
ak

"映画・ゲーム・アニメが好きなライター。 お気に入りの映画は「インサイドマン」「トゥルーグリット」です。 最近では料理番組を見ては、夜な夜なキッチンを汚し中。 皆さんが作品を視聴するきっかけになる記事をお届けします!"

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