2014年に公開された映画『マレフィセント』は、ディズニー名作アニメ作品『眠れる森の美女』に隠された物語を悪役マレフィセントの視点から描いた作品で、日本興行収入65億円を超える大ヒットを記録しました。
それから5年後の2019年に、続編として公開された『マレフィセント2』。アンジェリーナ・ジョリーが再び演じた“超リアル”なマレフィセントのビジュアルや、成長したエル・ファニングの美貌が注目され話題となりました。
今回は、そんな『マレフィセント2』をネタバレありで分かりやすく解説!さらに、ネット上にある『マレフィセント2』に対するレビューや評価をまとめてご紹介していきます。
・映画『マレフィセント2』ってどんなストーリーだっけ?
・結局ラストはどうなったんだっけ?
・他の人はどんな感想を持ったのかな?
そんな方はぜひ読んでみてください!
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映画『マレフィセント2』の概要
『マレフィセント2』作品概要
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タイトル
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『マレフィセント2』(原題:Maleficent: Mistress of Evil)
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監督
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ヨアヒム・ローニング
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出演者
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アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング
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配給
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ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
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公開
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2019年10月18日(日米同時公開)
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上映時間
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118分
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『マレフィセント2』は、2019年に公開されたディズニー実写映画。
本作は前述したように、2014年に公開された『マレフィセント』の続編として製作されました。
前作のロバート・ストロンバーグ監督に代わり、本作でメガホンを取ったのはノルウェー出身のヨアヒム・ローニング監督。
2012年に映画『コン・ティキ』が「アカデミー賞 外国語映画賞」にノミネートされたことで注目を集め、後に2017年公開『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の監督を務めています。
ディズニーとの仕事は本作で2度目となりますね!
『マレフィセント2』あらすじをネタバレなしで紹介
永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は人間と妖精の間に平和をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。
しかしその婚礼には、マレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた……。
迫り来る危機から愛するオーロラ姫を救うために、マレフィセントが背負った驚くべき運命とは—。
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オーロラとフィリップ王子が結婚することになり、祝いの場に招待されたマレフィセント。しかしそれは妖精の国を滅ぼすための巧妙な罠だったのです。マレフィセントとオーロラの絆は引き裂かれ、妖精たちと人間たちの争いが始まってしまう……という展開で物語が進んでいく『マレフィセント2』。
前作では『眠れる森の美女』の物語をベースに、マレフィセントの視点から描くことで新たな解釈を加えたストーリーが展開されました。しかし本作は、前作のラストから5年後、妖精の国の女王となったオーロラとそれを見守るマレフィセントの身に降りかかる過酷な試練を描いた、完全オリジナルのストーリーとなっています。
『マレフィセント2』登場人物/キャスト紹介
『マレフィセント2』の主要な登場人物とキャストをご紹介していきます。マレフィセントの新たな敵として登場するイングリス王妃や、前作に比べ出番が増えたフィリップ王子に注目ですよ!
マレフィセント/アンジェリーナ・ジョリー
本作の主人公で、大きな翼と立派な角を持つ妖精。“永遠の眠り”の呪いが解け、目を覚ましたオーロラと共に妖精の国で暮らしています。
前作に引き続き、アンジェリーナ・ジョリーがマレフィセントを演じました。彼女のこの作品に対する思い入れは人一倍強く、前作同様に製作にも参加。キャストとしてだけでなく、プロデューサーとしての手腕も発揮しています。
そんな彼女が、本作で特にこだわったのが空中を飛翔するシーン。思い描く翼のアニメーションを実現するために、アンジェリーナ専任のアニメーション・スーパーバイザーを雇ったのだとか。
オーロラ/エル・ファニング
妖精が暮らすムーア国の女王。マレフィセントを「ゴッド・マザー」と呼んで慕っています。平和を望み、妖精と人間が手を取り合って生きる世界になることを願うオーロラを、前作同様エル・ファニングが演じます。
実の姉で女優のダコタ・ファニングの影響で、2歳8か月のときに女優デビューを果たしているエルファニング。21歳という若さながら知名度や出演作品の数などは、同年代の役者に比べ圧倒的です。
あふれんばかりの笑顔が印象的な、今最も注目を集める若手女優の1人といっても過言ではありません。
イングリス王妃/ミシェル・ファイファー
フィリップ王子の母であり、人間の国アルステッドの王妃。幼い頃の不遇な経験から妖精を憎んでおり、マレフィセントを含む妖精たちを絶滅させようします。
そんな歪んだ性格の持ち主イングリス王妃を演じたのは、アメリカの週刊誌『ピープル』による「世界で最も美しい人物」に2度も選ばれたことのある大女優ミシェル・ファイファー。
これまでに『危険な関係』や『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』、『ラブ・フィールド』などの作品に出演し、「ゴールデングローブ賞 主演女優賞」や「ベルリン国際映画祭銀熊賞 (女優賞)」を受賞している実力派女優です。
ディアヴァル/サム・ライリー
かつて人間に捕まっていたところをマレフィセントに助けられたカラス。
マレフィセントの良き理解者で、彼女に忠義を尽くしています。マレフィセントの魔法によって、他の生き物に姿を変えることが可能。前作同様サム・ライリーが演じています。
フィリップ王子/ハリス・ディキンソン
イングリス王妃の息子、アルステッドの王子。とても温和な性格で、オーロラと結婚し人間の国と妖精の国が一つになることを望んでいます。
前作ではブレントン・スウェイツが演じたフィリップ王子ですが、本作では『ブルックリンの片隅で』や『キングスマン:ファースト・エージェント』で知られる、俳優のハリス・ディキンソンが演じています。
映画『マレフィセント2』が視聴できる動画配信サービス
映画『マレフィセント2』のネタバレ解説を見ていく前に、本作をまだ未視聴の方やもう一度視聴したい方に向けて、本作を配信しているサービスをご紹介していきます。
映画『マレフィセント2』を配信している主な動画配信サービスは以下の通りです。
動画配信サービス
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月額料金
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配信状況/追加料金
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Disney+
(ディズニープラス)
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990円(税込)
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見放題
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Amazon
プライム ビデオ
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600円(税込)
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レンタル/299円(税込)
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music.jp
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1,958円(税込)
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レンタル/299円(税込)
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GYAO!ストア
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都度課金
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レンタル/299円(税込)
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TELASA
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618円(税込)
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レンタル/385円(税込)
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クランクイン!ビデオ
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990円(税込)
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レンタル/440円(税込)
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上記の中でも特におすすめしたいサービスが「ディズニープラス」!
ディズニー作品に限らず、ピクサー作品やマーベル作品などの豊富なラインナップの動画を楽しめることから着々とユーザーを増やし続けている、今注目の動画配信サービスです。
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気になる方は以下の記事をチェック!
【ネタバレ】映画『マレフィセント2』の評価・レビューまとめ
ここでは、ネットで見つけた映画『マレフィセント2』を視聴した人の評価や感想を見てみましょう!
【高評価】「映像が美しい」「マレフィセントのオーロラへの愛が泣ける」
高評価の内容は、「映像美に感動する」「マレフィセントとオーロラの親子愛が泣ける」などでした。
闇の妖精が暮らす孤島をマレフィセントが飛んで回るシーンや、中世のゴシックな装いをしたアルステッドの城など、前作以上に壮大なスケールで作りこまれた世界の美しさに感動する方が多いようです。
本作でプロダクション・デザイナーを担当したのは、これまでにアメリカ版『GODZILLA』や映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でその手腕を発揮してきたパトリック・タトポロス。
タトポロスは前作を見直してから制作に取り組み、ムーア国のイメージを崩さないように気を付けつつ、新たな城や街並みに合わせてデザインのアップデートを行ったそうです。
また前作以上に、マレフィセントとオーロラの親子愛を感じられるストーリーとなっていることが、人気の理由となっています。
【低評価】「オーロラにイライラする」「ラストがひどい」
低評価の内容は、「オーロラにイライラする」「ラストがひどい!納得できない」などでした。
ストーリーの展開上仕方のないことなのかもしれませんが、イングリス王妃にあっさりと騙されてしまったり、マレフィセントをまったく庇わなかったりするオーロラに対して、イライラした視聴者もいたようです。
また、直前まで殺し合っていた妖精と人間が、一緒になってオーロラとフィリップ王子の結婚式に参加していることに、違和感を抱いたという意見も多く見られました。
命を奪われた仲間や家族もいるはずなのに、そんなにすぐ感情を切り替えられるだろうかと、どうも釈然としないラストだったと感じる方が一定数いるようです。
【ネタバレ感想】『マレフィセント2』のラストは本当に“ひどい”のか?
『マレフィセント2』を視聴して初めに抱いた私の感想は「この終わり方には納得できない」というものでした。
本作でマレフィセントや妖精たちは、人間たちから散々ひどい仕打ちを受けます。
晩餐会ではイングリス王妃に侮辱され、ジョン国王が呪いで眠ってしまったときには「何もしていない」と言ってもオーロラに信じてもらえず、さらには鉄の弾丸で死にかけるほどのケガをするマレフィセント。
平和を望んでいたコナルは、人間の兵士によって殺されてしまいましたし、ムーアの妖精たちは教会で虐殺まがいの行為をされています。
これだけの事があって妖精たちが簡単に人間を許せるわけがない、そう感じたのは私だけではなく、ネット上にも同じような感想を抱いた方が多く見られました。
そこで、「なぜ明らかにご都合主義なハッピーエンドを描いたのか」について考えてみました。
本作のラストシーンで描かれたのは「理想的な多様性のある世界の実現」です。
他者に寛容で、違いを受け入れ尊重することの重要性は多くの人が理解しています。しかし、現実社会では様々な理由から人々は分断され、偏見や差別から逃れることはできていません。多様性という言葉が荒唐無稽に感じられてしまうのはそのためでしょう。
だからと言って、偏見や差別を認めてしまうことはあってはならない。どれだけ理想論的であっても、「許し合うこと、理解しようとすることを諦めてはいけない」というメッセージを伝えるために、あえて『マレフィセント2』は非現実的なラストだったのかもしれませんね。
まとめ
もしかすると本作のラストは、「この終わり方に納得できない」と感じる人にこそ見てほしい、という思いで描かれたものだったのではないでしょうか。
今回は映画『マレフィセント2』のネタバレを含むあらすじを解説してきました。
1作目からさらに迫力を増したアクションシーンや、マレフィセントの新たなる敵イングリス王妃の悪役っぷり、成長したオーロラと出番の増えたフィリップ王子の活躍など、見どころ満載の作品でした。
また、前作以上にマレフィセントというキャラクターが魅力的に描かれていた事が印象的です。ディアヴァルと笑顔の練習をするマレフィセントの姿を見られるというだけでも、ファンにとっては見る価値のある作品なのではないでしょうか!
『マレフィセント2』は、ディズニープラスで見放題配信中です。
まだ見ていない方ももう一度見たいという方も、ディズニーNo.1人気悪役マレフィセントの活躍をぜひご覧ください!
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