『ファンタスティックプラネット』は、ルネ・ラムー監督が手掛けたフランスとチェコスロバキアの合作アニメ映画です。
原作は、ステファン・ウルによって生み出されたSF小説「オム族がいっぱい」になります。
切り絵アニメーションの手法を活用した独特な世界観が、一部のファンの間で絶大な人気を誇っているカルトアニメとして知られています。
そのため、どのような作品なのか気になっている人もいるでしょう。当記事では、ネタバレありで徹底考察していきます。
更新日 : 2025年03月26日

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『ファンタスティックプラネット』は、ルネ・ラムー監督が手掛けたフランスとチェコスロバキアの合作アニメ映画です。
原作は、ステファン・ウルによって生み出されたSF小説「オム族がいっぱい」になります。
切り絵アニメーションの手法を活用した独特な世界観が、一部のファンの間で絶大な人気を誇っているカルトアニメとして知られています。
そのため、どのような作品なのか気になっている人もいるでしょう。当記事では、ネタバレありで徹底考察していきます。
独創的な世界観と個性的な設定がふんだんに盛り込まれているこの作品。続いては、物語を彩るキャラクターたちを見ていきましょう。
この作品の主人公。
巨人族・ドラーグ人の悪ガキに母親を殺されますが、ティバにより愛情を持って育てられました。
ドラーグ人が使う学習装置を使って、ティバと共に勉強する中で高い知能を持つようになります。
原作では、隣の家で生まれた子どもとして登場。そしてティバはその家から譲ってもらい、テルと名付けられました。
巨人族・ドラーグ人の少女。
テールの名付け親であり、育ての親でもあります。ドラーグ人の生命維持活動である瞑想をするようになってからは、あまり構わなくなります。
友人とオム族(あらすじでは人間と表記)バトルを楽しんだり、人間のようなアイラインを引いたりする少女です。
ティバの父親であり、惑星イガムのテレーズ県知事。
人間に対しての考え方は穏健派ですが、扱いは丁寧ではありません。
娘と外を歩いている時に人間の赤ちゃんを見つけ、飼いたいというので許すことにしました。
原作では、人間族の抹殺計画を立案・実行した人物として描かれています。
つまり、敵側の総大将のような存在になっています。そのため、映画とは印象が違うと感じる人も多いでしょう。
惑星イガム・ゴアム県の知事。
人間に対する考え方は強硬派です。季節ごとに人間狩りを行っています。
独特の描写だけではなく設定に関しても、作品を観てみると気になる点があるはずです。
その中でも特に気になっている人が多いポイントをピックアップし、考察していきましょう。
巨人族・ドラーグ人にとって、瞑想は生命維持活動です。そのため、1日の大半を瞑想に費やしています。
どことなく恐怖を感じる奇妙な描写ですが、芸術性を感じられる場面です。
色々な姿のドラーグ人が登場するのも魅力の1つ。ぜひ、あなたの目でチェックしてみてください。
『ファンタスティックプラネット』は、宮崎駿作品のモデルになった事でも知られています。
宮崎駿監督がこの作品を観て「日本のアニメには美術が不在だ」と痛感。
「風の谷のナウシカ」では、美術やクリーチャーデザインに多大な影響を及ぼしました。
『ファンタスティックプラネット』を観ると、巨神兵や王蟲などの原型らしきキャラクターが登場しています。
「風の谷のナウシカ」が好きな人や宮崎駿監督の作品が好きな方は、彼の作品がどのような影響を受けたのか垣間見られるでしょう。
また「進撃の巨人」も『ファンタスティックプラネット』がモデルなのでは?と、話題になることがあります。
似た世界観を感じられますが、作者・諌山創さんが「マブラヴ」というゲームを参考にしていると語っています。
そのため「進撃の巨人」のモデルは『ファンタスティックプラネット』説は、真実ではありません。
続いては『ファンタスティックプラネット』と似ている、「進撃の巨人」や「約束のネバーランド」を比較してみましょう。
モデルにしているなどの情報はないですが『ファンタスティックプラネット』のような、独特な世界観や設定が魅力的なアニメになっています。
「進撃の巨人」は、巨人と人間が対峙する作品になっています。その点が『ファンタスティックプラネット』とよく似た部分です。
異なるのは「進撃の巨人」に登場する巨人の多くは、知性がありません。
『ファンタスティックプラネット』では、巨人が知性を備えたうえで人間をまるで虫けらのように駆除する恐ろしさがあります。
そして、知性があるからこその結末になっています。
反対に「進撃の巨人」の場合は、知性がない巨人ならではの表情や理解し合えないと言う絶望感がより恐怖心を煽るのです。
また「進撃の巨人」では、巨人を駆逐するための立体機動装置という道具を使用しています。
『ファンタスティックプラネット』では立体機動装置こそ使っていませんが、人間が巨人族・ドラーグ人を倒す際にロケットを作って形勢逆転をしています。
「約束のネバーランド」も『ファンタスティックプラネット』と似た部分があります。
では、どのような点が似ていると言えるのでしょうか?
「約束のネバーランド」に巨人は登場しませんが、知性がある鬼が出てきます。
鬼が人間を食べる設定は異なりますが、知性があるという点は『ファンタスティックプラネット』の巨人族・ドラーグ人とよく似ています。
「約束のネバーランド」に登場する鬼は、人間を美味しく食べるために家畜のように扱っています。
それも相違点ではありますが、飼い慣らすという意味では似ている部分と言えるでしょう。
また「約束のネバーランド」では、肉を食べることに疑問を抱いていないように感じられます。
一方『ファンタスティックプラネット』では、ドラーグ人が会議をして知性があるような人間を駆除して良いのか議論しているシーンが描かれています。
人間と対峙しているという点や飼いならすと言う点は共通項ですが、巨人族・ドラーグ人と鬼では人との向き合い方が大きく異なるのも面白い部分です。
『ファンタスティックプラネット』は怖い雰囲気を持つ作品なので、トラウマになるのでは?と心配になってしまう人もいるでしょう。
実際に観た人の感想をご紹介するので、どのような作品か気になっている方は視聴する際の指標にしてみてください。
定期的に観たくなる、
— ⁿᵉᶜᵒ𓌅 (@neco40877472) July 9, 2019
『ファンタスティック・プラネット』
全編に溢れる狂ったビジュアルの中でも、
この瞑想シーンは群を抜いてる。
悪い夢のようで美しくもあるんだよな。#FANTASTICPLANET#シュール#SFpic.twitter.com/AsxVsELKjf
瞑想により他の惑星に住む異星人と交流して種の交換をするシーンは、特に印象に残りやすい場面です。
この作品ならではの魅力が凝縮されている描写でもあります。
ファンタスティック・プラネット(1973)
— 和泉萌香 (@moekaizumi) February 19, 2017
シュールで毒っ気たっぷりのフランスのアニメ。巨神兵やガリバー旅行記、進撃の巨人を連想させるシーン多数。不気味で忘れられないこと間違いなしな絵本のような世界を楽しめる。"人がゴミのような"映画。#1日1本オススメ映画pic.twitter.com/KUwJKqOUAR
ストーリーも描かれ方も独特なので、どこか不気味だと感じてしまうのも確かです。
しかしその不気味さにハマり、中毒になってしまったという人もいるほど。
描写などに抵抗がないなら、観ておいて損はない作品だと言えるでしょう。
フランス、チェコスロバキア合作『ファンタスティック・プラネット』すごく気になる…。40年以上前の映画なんだね。怖いもの見たさって奴ですが観ておきたい。絵がトラウマレベル。笑 pic.twitter.com/pVwQvKkhCZ
— あんにゅ/コアラモード. (@a_n_n_u) October 3, 2017
『ファンタスティックプラネット』を観た人の中には、ホラー映画よりも怖いと感じる方もいます。
内容もそうですが、作画も怖さを引き立てる要素になっていると考えられます。
『ファンタスティックプラネット』は、カンヌ国際映画祭において初めてアニメ映画が審査員特別賞を受賞した作品です。
印象深いキャラクターや唯一無二な作風が詰まった、魅力たっぷりのアニメになっています。
しかし、観てトラウマのようになってしまうのでは?と心配になる人もいるでしょう。
確かに独特な世界観は恐怖を感じられるような形で描かれていますが、観てみると意外とハマるという人も少なくありません。
『ファンタスティック・プラネット』動画配信サービスDMM TVでも配信されています。
どのような作品なのか気になっている人や独特な世界観の作品が好きな方は、ぜひDMM TVでチェックしてみてください。