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ディズニーアニメ『ライオン・キング』あらすじ紹介!ネタバレ感想やストーリーが伝えたいことを解説!

おさとう

更新日:2023-2-21

<プロモーション>

その名を知らないものはいないと言っても過言ではない、ディズニーアニメーション不朽の名作『ライオン・キング』。


1994年に公開されると瞬く間に人気を博した本作。その興行収入は約9.8億ドルを記録し、公開から約30年経った現在でも、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品において『アナと雪の女王2』『アナと雪の女王』『ズートピア』に次ぐ4番目の好成績を残しています。


劇団四季によるミュージカルも広く知られているほか、2019年には「超実写版」と銘打ったフルCGリメイク作品が公開され、再び注目を集めました。


今回はそんなディズニーアニメ映画『ライオン・キング』についてご紹介!


・『ライオン・キング』ってどんなあらすじ?

・『ライオン・キング』の内容が伝えたいことって何?

・アニメ版と実写版、劇団四季版でストーリーに違いはある?


などといった内容の記事になっています。


記事前半はネタバレなし、後半はネタバレを含む内容となっているのでご注意ください。


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ディズニーアニメ『ライオン・キング』のあらすじを短くご紹介!


命あふれるサバンナの王国で、未来の王を約束されているシンバは、ある悲劇で父のムファサを失う。そして、王位を狙う闇に生きるライオンのスカーの企みにより王国を追放される。新たな世界で彼は仲間と出会い、自分が生まれてきた意味、使命とは何かを知っていく。

舞台となるのはサバンナの王国・プライドランド。偉大な王である雄ライオンのムファサと、その妻である雌ライオンのサラビの間に生まれた、王子シンバの誕生の儀式が行われるところから物語が始まります。


その後すくすくと成長したシンバは、好奇心旺盛でやんちゃな男の子になっていました。


ある日、シンバは叔父にあたるムファサの弟・スカーから、「ゾウの墓場」について聞かされます。


シンバは幼なじみの雌ライオンであるナラと、ムファサの執事であるサイチョウのザズーを連れて「ゾウの墓場」へと向かいました。


しかし、そこにはライオンの敵であるハイエナが待ち伏せをしており、危険な状況に陥ってしまいます。そこへ助けに現れたムファサによって、シンバたちは難を逃れました。


ムファサの登場によって逃げ出したハイエナたちのもとに、一匹のライオンの影が忍び寄ります。影の正体はスカーでした。実はハイエナたちにシンバを襲わせたのは、スカーだったのです。


スカーはムファサとシンバがいるせいで王位に就くことができず、彼らを妬んでいました。


後日、スカーはシンバをムファサからの贈り物があると言って谷底に呼び出します。そこで待っていろと言ってシンバを置き去りにしたスカーは、ハイエナたちに合図を送りました。


スカーに指示されたハイエナたちはヌーの群れに襲いかかります。ハイエナの襲撃に驚いたヌーの群れは暴走し、谷底をもの凄い勢いで突進していきます。シンバはヌーの群れがやってくるのに気が付き、間一髪のところで木の枝に登りました。


離れた所にいたムファサのもとに現れ、シンバが谷底にいることを伝えるスカー。ムファサはシンバを助けるため一目散に谷底に向かうのでした。


谷底に着いたムファサは、なんとかしてシンバを助け出します。危うい場面こそありましたが、ムファサも崖にしがみつき助かったかに思えた瞬間、その先にいたのはスカーでした。


スカーはムファサの両手に爪を立て、崖から落としました。


ヌーの群れの下敷きになったムファサは死んでしまいます。真相を知らないシンバはムファサの死に責任を感じ、スカにーにそそのかされるままにプライドランドから逃げ出しました。


スカーはムファサとシンバが死んだと伝え、プライドランドの王となることを宣言。


一方、父と故郷を失ったシンバは、砂漠で意識を失っているところを助けてくれたミーアキャットのティモンとイノシシのプンバァに出会い、自由気ままに暮らし始めていました。


果たしてシンバは、自分の過去と向き合い、スカーからプライド・ランドを取り戻すことができるのか……。


『ライオン・キング』は、シンバが自身の過去と向き合い、自分が何者なのかを思い出すまでの成長を描いた作品です。



『ライオン・キング』の登場キャラクター

アニメ映画『ライオン・キング』の主な登場キャラクターをご紹介します。


シンバ

シンバ_キャラクター画像

本作の主人公で、ムファサの息子。プライドランドの王子として生まれた。好奇心旺盛でやんちゃな少年時代を過ごす。


叔父にあたるスカーの計略によって、父ムファサが自分のせいで死んだと思い込み、プライドランドから逃げ出した。


砂漠で倒れていたところをティモンとプンバァに助けられ、オアシスで長い年月を過ごす。


ムファサ

ムファサ_キャラクター画像

シンバの父であり、プライドランドの偉大な王。身体的な能力と知性を兼ね備えており、プライドランドの動物たちからも尊敬されている。


スカーの計略によって、ヌーの群れの暴走に巻き込まれたシンバを救おうとした際に命を落とした。


スカー

スカー_キャラクター画像

ムファサの弟でシンバの叔父。黒く長いたてがみと痩せた身体、左目に傷跡があるのが特徴。


シンバが生まれたことで王位継承順位が下がったことを妬ましく思っており、ハイエナトリオを言葉巧みに操り、ムファサとシンバの殺害を企てる。


残忍な性格で、崖にしがみつくムファサの両手に爪を立て、突き落として殺した。また、シンバにムファサの死の原因をなすりつけプライドランドから出ていくように差し向けた後、ハイエナトリオに殺害を命じた。


ティモン&プンバァ

ティモン_プンバァ_キャラクター画像

砂漠のオアシスに暮らすミーアキャットとイボイノシシ。プライドランドから逃れ、砂漠で倒れていたシンバを助けた。


ティモンは陽気なお調子者で、プンバァはのんきでおっとりとしている。


父と故郷を同時に失い傷心するシンバに、「ハクナ・マタタ(心配ないさ)」の精神を教え、親友となった。


ハイエナトリオ(シェンジ・バンザイ・エド)

シェンジ_バンザイ_エド_キャラクター画像

スカーに協力する3頭のハイエナ。いつもお腹を空かせており、スカーから王になるのに協力すれば腹いっぱいの食事ができると言われ従う。


シェンジはしっかり者で頭の回転が速く、実質的なリーダー。バンザイは気性が荒く口が悪い。エドはいつもニヤニヤしているが無口なので何を考えているか分からない。


ナラ

ナラ_キャラクター画像

シンバの幼なじみで本作のヒロイン。白い体毛と青い瞳が特徴。


勝ち気な雌ライオンで、幼い頃にシンバと取っ組み合いをしたときには圧倒するなど、体力がある。



ディズニーアニメ『ライオン・キング』配信状況

アニメ映画『ライオン・キング』を配信している主な動画配信サービスを調べました。

アニメ映画『ライオン・キング』配信概要

動画配信サービス

配信状況

ディズニープラス

見放題

Amazon Primeビデオ

レンタル/407円(税込)~

dTV

レンタル/330円(税込)

DMM TV

レンタル/330円(税込)

music.jp

レンタル/299円(税込)


上記の中でも、特におすすめの動画配信サービスがディズニープラスです。


ディズニープラスは、ディズニー作品だけでなくピクサー作品やマーベル作品など、豊富なラインナップの動画を楽しめることから、着々とユーザーを増やし続けている今注目の動画配信サービス。


月額料金990円(税込)のみで、『美女と野獣』や『ダンボ』など、配信されている全ての作品を見放題で視聴できます


ディズニー作品は権利上の都合、他の動画配信サービスでは月額料金とは別途課金が必要になる「レンタル作品」となっていることがほとんど。表を見ていただくと分かる通り、『ライオン・キング』を見放題で楽しめるのはディズニープラスだけとなっています!


また、アニメ続編に当たる『ライオン・キング2/シンバズ・プライド』『ライオン・キング3/ハクナ・マタタ』も見放題で配信されているほか、未公開シーンなどここでしか見れない特典映像も配信中です!


ディズニー好き、『ライオン・キング』好きなら登録必須のサービスとなっています!


▽ディズニープラスの登録方法はこちらをチェック!


ディズニープラスはアニメ版も実写版も見放題!


2019年にフルCGでリメイクされた“超実写版”『ライオン・キング』も、ディズニープラスで配信されています。


同作はMCU作品の「アイアンマン」シリーズなどで知られるジョン・ファヴローが監督を務め、CGであることを疑うほどリアルな映像が話題を呼びました。


前述した通り、ディズニープラスではアニメ版も実写版も見放題で楽しむことが可能なので、2つを見比べてみるのもおすすめですよ!


▽実写版『ライオン・キング』の解説はこちらの記事をチェック!


さらに、2024年には実写版の続編としてムファサの過去を振り返る『ムファサ:ザ・ライオン・キング(原題)』の公開が予定されています。公開後にはディズニープラスでも配信されることでしょう。


詳しいあらすじなどは明らかになっていませんが、映画『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞を受賞したバリー・ジェンキンスが監督に起用されるそうです。


まだまだ不明なことが多いですが、続報に期待しましょう!



ディズニーアニメ『ライオン・キング』の内容が伝えたいこと


ここからはアニメ映画『ライオン・キング』が持つメッセージ性について、ネタバレを含みつつ考察していこうと思います。


※以降『ライオン・キング』のネタバレを含む内容となっていますのでご注意ください!


「思い出せ。お前が誰かを。」

シンバは自分のせいでムファサが死んでしまったと思い込み、その過去を悔やんでいました。


ティモンとプンバァと出会い、「ハクナ・マタタ」という考え方で過去から目を背けることで生きてきたシンバ。しかし、偶然にもプライドランドを抜け出してきたナラに出会い、過去を見つめ直さざるをえなくなります。


そんな時、シンバの前に現れたのはムファサの旧友であり呪術師のラフィキでした。「お前は誰だ」とシンバに問われたラフィキは、「あんたこそ何者だね?」と問い返します。シンバは「それが分からなくなった」と言って目を伏せます。


自分はどうしたいのか、何を成すべきなのか、自分自身のことが分からなくなってしまうことは、現代社会に生きる私たちにとっても身近なことではないでしょうか?


仕事に就いた頃は志を持っていたのに、忙しさに悩殺されていき業務を淡々とこなすだけの日々を送っている人。純粋な気持ちで始めた活動が才能という壁に直面し、距離を置くことを選んだ人。過去に過ちを犯し、自分に自信を持つことができない人。


王の資格がないと悩むシンバは、ムファサの幻影を目にします。ムファサの幻影は「今のお前は本当のお前ではない」「生きるべき世界で役目を果たせ」と語ります。そして「思い出せ。お前が誰かを」と続けます。


それを聞いたシンバは過去の出来事と向き合い、自分が真の王者であることを認めプライドランドに帰ることを決意しました。


ときには「ハクナ・マタタ」のようにつらい事実から逃げることも必要です。考え込んでしまい、自分を追い詰めてしまうのであれば距離を置くことも悪いことではありません。


しかし、いつまでも現実逃避を続けていれば、シンバのように自分自身を見失ってしまうことになります。


映画『ライオン・キング』は、過去や現実と向き合うことで自分自身を取り戻すことの大切さを伝えようとしているのです。


全てが関わり合う“生命の環”


映画冒頭で流れる「ナーン ツィゴンニャー ババギ チババー」という歌詞で始まる『サークル・オブ・ライフ』。誰もが1度は聴いたことがあるのではないでしょうか?


タイトル通り“生命の環”をテーマにした曲であり、映画そのもののテーマを歌った曲でもあります。


作中、ムファサがシンバに命の大切さや自然の偉大さを伝えるシーンがあります。世界はバランスによって成り立っており、あらゆる生き物に敬意を払う必要があると語るのです。


たとえば、ライオンがシマウマを食べ、そのライオンが死に土となり、そこから生えた植物をシマウマは食べます。いわゆる食物連鎖です。


このように『ライオン・キング』では、自然界では全ての生き物が深く関わり合っているからこそ、共存のために他者に敬意を持つことが重要であると伝えています。



【ネタバレ】ディズニーアニメ『ライオン・キング』の感想

ムファサとラフィキとサラビとシンバ

ここからはアニメ映画『ライオン・キング』の感想を、ネタバレを含みつつお伝えしていきます。


躍動感あふれる動物たちのアニメーションに興奮!

フルCGによる“超実写”リメイクもされた『ライオン・キング』ですが、アニメ版にはアニメ版の良さがありました。


自然豊かなアフリカの風景とそこに暮らす動物たちの姿が、伝統的な2Dセル画によって微細に表現されています。


特にストーリーの終盤、プライドランドに戻ったシンバがスカーと決闘するシーンは迫力満点です。火の粉が舞うなかで互いにパンチを繰り出すアクションは、緊張感があり思わず手に汗を握るほど!


その他にも、色彩豊かなアニメーションとポプな曲調で演出されたミュージカルシーンも印象的で、見ていて楽しかったです。


愛と誇りは“魔法”にも勝る!

アニメ映画『ライオン・キング』には、魔法の杖を持ったフェアリー・ゴットマザーも、どんな願いも叶えてくれるランプの魔人も登場しません。


しかし本作には、そういった“魔法”にも勝る力が描かれています。それは愛と誇りです。


幼いシンバはスカーにそそのかされ、、ムファサに危険だから近寄るなと言われた「ゾウの墓場」へと立ち入ったとき、ハイエナトリオに狙われ窮地に陥ります。それを救ったのはムファサでした。


ムファサは言いつけを破ったシンバを叱りますが、その言葉は愛に満ちたものでした。「王でも怖いものがあるの?」と聞くシンバに対して、ムファサは「今日がそうだった。お前を失うかと思った」と口にします。


また、前述したようにシンバが自分を見失ってしまったときにも、ムファサは幻影となってシンバに王の誇りを思い出させる手助けをしました。


このようにシンバは、ムファサの愛によって幾度もピンチから救われることになるのです。


ディズニーというとファンタジーを思い浮かべてしまいますが、本作では“魔法”以上に愛や誇りこそが大切であるということが描かれていると感じました。


スカーに同情する人も多いのではないか?

本作のヴィランであるスカーは、狡猾で残忍なキャラクターです。シンバをそそのかして危険な目に合わせたり、兄であるムファサを死に追いやったりと、悪行が目立ちます。


しかし、見方を変えるとそれほど憎むべきキャラクターではないとも感じました。


スカーは自分が王になれないことに不満を抱き、ムファサやシンバを陥れようとしました。他人を欺いたことは肯定できることではありませんが、王になりたいという野心を持つこと自体は決して悪いことではありません。


そして、スカーが王になるにはムファサとシンバを排除するほかになかったことも事実です。


はじめから王になることが約束されたシンバと、王にはなれないことが決まっているスカー。


現実に、何かに挑戦したくてもそれが許されない、欲しいものが手に入らないどころか手を伸ばすことさえできない、そんな状況に置かれている人も少なくないのではないでしょうか?


スカーはそんな状況を変えるため、手段こそ褒められたことではありませんが、自らの知力を尽くして行動し、王の座を手に入れました。仮にスカーに統治能力があり、プライドランドが荒廃することがなかったとしたら、彼は偉大な王として英雄視されていたかもしれませんね。



【ネタバレ】アニメ版・実写版・劇団四季版『ライオン・キング』のストーリーの違いを解説

結論からお伝えすると、『ライオン・キング』はアニメ版・実写版・劇団四季版でストーリーに大きな違いはありません。


細かい部分では、ハイエナトリオのバンザイとエドが実写版ではオリジナルキャラクターになっていたり、アニメ版の人気挿入歌「準備をしておけ」がほとんどセリフになっていてミュージカル要素がなくなっていたりします。


以下、それぞれの『ライオン・キング』の魅力と留意点をまとめてみました。


『ライオン・キング』アニメ・実写・劇団四季、それぞれの魅力と留意点

アニメ

▽魅力

・表情豊かな動物たちが楽しめる

・ミュージカルシーンが多い


▽留意


実写

▽魅力

・迫力ある風景

・動物たちがリアル


▽留意

・ミュージカル要素が少ない

・動物の表情が乏しい

劇団四季

▽魅力

・生の歌声が圧巻
 

▽留意

・景色などはある程度想像力が必要


以下の記事では、アニメ版と実写版のストーリーやキャラクターの違いを細かく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください!


ディズニーアニメ『ライオン・キング』あらすじ&ネタバレ解説まとめ

今回は1994年に公開されたディズニーアニメ映画『ライオン・キング』について、ネタバレを含みつつあらすじを解説しました。


公開から約30年経った今なお愛され続けている不朽の名作『ライオン・キング』は、愛と誇りをテーマにした壮大なストーリーの作品です。


アニメ映画『ライオン・キング』配信概要

動画配信サービス

配信状況

ディズニープラス

見放題

Amazon Primeビデオ

レンタル/407円(税込)~

dTV

レンタル/330円(税込)

DMM TV

レンタル/330円(税込)

music.jp

レンタル/299円(税込)


『ライオン・キング』が見放題で見れるのはディズニープラスだけ!


ディズニープラスでは、続編の『ライオン・キング2/シンバズ・プライド』『ライオン・キング3/ハクナ・マタタ』も追加料金なしで視聴することができます。


ぜひこの機会にディズニープラスに登録して、『ライオン・キング』を見てみてください!



▽実写版『ライオン・キング』のあらすじ解説記事はこちら!

※本ページの情報は2023年2月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

おさとう

純文学・詩・エッセイなどを好み、深夜に散歩することを日々のささやかな楽しみとする20代。スマホのロック画面は『ナイト・オン・ザ・プラネット』のウィノナ・ライダー。読者の皆さんが新たな気付きを得られる記事を目指して書きます。

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