【チェンソーマン】刺客編でも謎の多い「サンタクロース」について解説

オっさん

更新日:

ドイツからの刺客『サンタクロース』。

ドイツから依頼を渡された『おじいちゃん』、次に若い女性の『師匠』、そして人形化した青年トーリカ。


一応、原作時間においてのサンタクロースは『師匠』という女性です。

そうなると『おじいちゃん』は何者だったのか、トーリカはなぜ『師匠』に育てられたのか、ちょっと解釈に困る点が出てきてしまいます。


この記事では、作中で明言されなかった3人の関係や、サンタクロースの正体を紐解いていきます。

目次


【キャラ解説】サンタクロース

年齢

不明

身長

不明

体重

不明

所属

ドイツ

契約悪魔

人形の悪魔

その他

『師匠』と呼ばれる女性が一応サンタクロース本体

性格

たぶん、精神性が人間じゃない。

精巧な人形を作るため、弟子である青年トーリカを愛情持って育て上げ、そして彼からの信頼が最高まで高まった瞬間に裏切り、人形にする。

トーリカへの接し方から、どことなく自分の容姿良さを理解している節がある。

子供を生贄にしたり、趣味のために子供を手に入れたりと、人でなしな部分が目立つミステリアスなキャラだが、闇の悪魔に力を分けてもらって調子に乗っちゃう三下感もある。


契約悪魔&能力

●人形の悪魔

触れた人間を人形に変えることができる。これは人形化した人間も同じ能力を持つため、ネズミ算式に人形は増えていく。

また、特別な感情を植え付けた(大事にした)人間を人形にすると、限りなく人間に近い人形が完成する。

闇の悪魔の肉片を取り込んだ後は能力が強化され、人形同士を合体させたり、痛みを共有し分散させたりなどできるようになる。


●呪いの悪魔

対象を釘で4回刺すことで相手を呪い殺すことができる。

早川アキの場合は3回だったので、対価の重さによって能力の使い勝手が変わる模様。


●地獄の悪魔

3人の子供の命と『おじいちゃん』の命を対価にすることで、対象を地獄に落とすことができる。


●闇の悪魔

地獄に居る一度も死を経験したことがない悪魔。

自分のいる周辺に闇のフィールドを展開し、見えない謎の攻撃をする。

唯一明確になっている能力は『闇の中では無敵』ということ。

ところで、サンタクロースは現世に居ない闇の悪魔とどうやって接触したのだろうか…?


目的(依頼)

ドイツからの本当の依頼内容は『マキマの殺害』。

サンタクロースはマキマに対抗する力を得るため、闇の悪魔と契約し、その契約条件が「チェンソーの悪魔の心臓を渡す事」だった。


トーリカの師匠が『サンタクロース』の正体

サンタクロースとして最初に登場するのは『おじいちゃん』でしたが、サンタクロースの本体はトーリカから『師匠』と呼ばれていた女性


●純粋な人の肉体は捨てている

闇の悪魔の肉片を取り込むことで人形の化け物になっていたため、おそらく純粋な人間の肉体は捨てていたと思われる。

彼女の身体が既に人形化されていたとすると、彼女が『最初のサンタクロース』とは言えないかもしれない


●「師匠はあと半年しか生きられないんです」

これはトーリカの言葉。

人形化しているのなら寿命はないのではないか?それとも嘘だったのか?


しかしこれ自体は不思議な事ではないでしょう。無機物だってこの世にあるなら劣化し壊れてしまう。しかも『おじいちゃん』の死んだ様子を見る限り、人形化していてもしっかり血が通っている。生モノだったら無機物よりも劣化しやすいでしょう。


『師匠』が呪いの悪魔と契約していたのなら、高確率で寿命は削られている。

今の肉体にガタが来たから、次の肉体を用意する。そのためにトーリカを育てていたと考えてもおかしくはないでしょう。


●サンタクロースはマキマの目的を知っていた?

「マキマ、貴方の夢はここで終わり」

たぶん、最初はマキマの正体くらいしか知らなかったでしょう。ドイツがマキマ殺害を依頼するくらいですので、そのくらいサンタクロースが把握していても不思議ではありません。

ただ、公安の岸辺すら把握していなかったマキマの夢を、他国に居たサンタクロースが初めから把握していたとは思えません。

これはおそらく、闇の悪魔の肉片を取り込んだことで、闇の悪魔が持つ知識も授けられたのではないでしょうか。実際、闇の悪魔はデンジを人質にマキマを地獄におびき出していました。なので、『闇の悪魔が把握していた→闇の悪魔の肉片を取り込んだサンタクロースも把握した』と考えるのが自然ではないでしょうか。


コスモとの勝負に負け発狂したのち死亡

闇の悪魔の肉片を手に入れ強化されたサンタクロースだったが、クァンシの仲間『コスモ』の本気のハロウィンに敗北する。

最期は「ハロウィン…」としか喋らなくなり、無抵抗で炎に焼かれて死んでいく。



解説&考察|『おじいちゃん』の正体とは

『おじいちゃん』の正体は、おそらく「サンタクロースの趣味で作られた人形」であり、『師匠』の前のサンタクロースで、そしてトーリカのあり得たかもしれない未来の姿ではないでしょうか。


●国が認知しているサンタクロース

ドイツが直接接触をして依頼を渡したのは『おじいちゃん』です。あくまで可能性の話ですが、ドイツにとっては彼がサンタクロースだったのだと思います。

しかし物語の中でサンタクロースの正体として現れるのは『師匠』という女性。

『師匠』が『おじいちゃん』を操作しているのかと思えば、彼の自我らしきものが描写されているため、そういうわけでもないようです。

ここから推測できることは、『おじいちゃん』の正体がサンタクロースの前任者で、今は師匠にその役割が移動している、ということです。


師匠・トーリカ・おじいちゃんの関係

おじいちゃん

「私の心臓と…愛する子供たちを…捧げます。」


精巧な人形を作る条件は『慈しみ合う心』…つまり愛でした。

ここからはあくまで憶測の域を出ない話になります。


【憶測①】彼らに境界線はない

単純にサンタクロースという存在に垣根がないパターン。


「全ての人間がサンタクロースになれる」という言葉通り、人形化した人間も自身の体の延長線上のようなものである可能性

この場合、『おじいちゃん』はサンタクロースの子機的存在になりますね。


しかしそうなると『おじいちゃん』が心臓を捧げた時に「私の心臓」と言ったことが謎なままです。

この推測で行くと、「私の心臓=サンタクロースの心臓」という事になり、地獄の悪魔との契約で死んでしまうため、この推測は成立しません


【憶測②】親となり、子となり、また親となる

前述通り、『おじいちゃん』は『師匠』がサンタクロースとなる前のサンタクロースだったというパターン。


『おじいちゃん』がまだ子供だった『師匠』を愛情もって育て、そして人形にし、次のサンタクロースの肉体とした…。

そうやって、親となり子となり、また親となって、サンタクロースというのは身体を変えながら生きてきたのではないでしょうか。


服を気分で変えるように、自身のボディを一から育てるというのがサンタクロースの『趣味』なのかもしれません。

そうなると、ドイツからの報酬に美男美女を求めたのも、次の自分の肉体を手に入れるためと、理由がハッキリとするので収まりがいいですね。



解説&考察|サンタクロースの『趣味』と養子の末路


養子のうち3人は作中で地獄の悪魔との契約で生贄にされていました。

では残った1人はどうなる予定だったのでしょうか。


①寿命の話が本当の場合
「トーリカを次の肉体にしようと思ったけど、今回の依頼で使い潰しちゃうから新しい子用意しなきゃなぁ」
②寿命の話がウソの場合
「信頼を裏切られたときの表情が最高。トーリカがそろそろ完成するし、新しいおもちゃが欲しいな。」

可能性があるとしたら大体この2パターンでしょうか。

どちらの理由にせよ、手に入れた養子が最終的にトーリカと同じ末路を辿るのは間違いないでしょう。


考察|サンタクロース(師匠)は結局何者なのか

闇の悪魔の肉片を取り込んだ『師匠』が人形の化け物に進化したことから、純粋な人間ではないことは確実でしょう。


●魔人の可能性は低い

まず、「純粋な人間じゃない」ということで「彼女は魔人か?」という疑問が出るかと思いますが、その可能性は低いように思います。

①頭部に魔人の特徴がない

人形だから頭部が変化しなかったという可能性もなくはないですが、とりあえず頭部は人と変わらないので人間であるとします。

②本人がそう言っている

「私は人形の悪魔と契約しています。」

彼女が人形の悪魔であるならこの言葉は出ません。

③魔人と悪魔は契約できない

3巻で早川アキが言っていた言葉です。この言葉通りであるならば、闇の悪魔や地獄の悪魔と契約したサンタクロースは人間であるということになります。

以上の事から、サンタクロースは「何らかの理由で肉体を人形化している人間」ということが推測できます。


①既に最初の肉体を捨てている可能性

サンタクロースは痛みを他の人形に分散したり、精神攻撃(情報)を分散したりと、確実に本体と人形に何らかの繋がりがあることが示されています。


つまり、この繋がりを利用すれば、自身の人格を別の人形に埋め込み、新たな自分とすることも可能なのではないでしょうか。


●この場合の趣味

この場合、サンタクロースの言う「趣味」にも「次の肉体を用意する」という理由を見いだせるので、なんとなく収まりがいい気がします。


②自分の肉体を人形化している可能性

最初から最後まで『師匠』が本体の可能性。自分の美貌と若さを永遠のものとするため、人形の悪魔と契約し、自身の肉体を人形化した…みたいなパターン


『師匠』は自分の容姿の良さを理解しながらトーリカを誘惑していたように見えるので、仮に『師匠』が徹頭徹尾サンタクロースだったとするなら「自分の美貌を損ないたくない」という感情があったとしても不思議ではないでしょう。


●この場合の趣味

この場合、サンタクロースの「趣味」は本当にただの胸糞悪い趣味でしかなくなり、ついでにトーリカに話していた「あと半年しか生きれない」も嘘ということになります。

子供を引き取り、愛情いっぱいに育て、そして最後に裏切る。ある種のキュートアグレッションのような「信頼を寄せていた相手に裏切られるときの戸惑い、絶望した表情が最高」っていう性癖を満たすための「趣味」ということになってしまいますね。


③すべての人形はサンタクロースの可能性

上記どちらか、またはどちらとも内包しながらのパターン。

人形とサンタクロースに境界線はなく、全ての人形はサンタクロースであるという可能性。


●この場合の趣味

この場合、サンタクロースが精巧な人形を作る理由は「避難できる肉体はたくさんあっても困らない」ということになりますね。

肉体一つが死んでも、精巧な人形がある限りサンタクロースは不滅です。


まとめ

「スワンプマン」という思考実験があります。

「テセウスの船」や「哲学的ゾンビ」と似たようなものです。

『Aさんが沼の近くで雷に打たれて死んだ。何らかの化学反応で、沼からAさんと全く同じ肉体情報と記憶をもったスワンプマンが生まれた。はたしてこのスワンプマンはAさんと言えるのか。』

という問題。

一応正解とされている回答は「何もかもコピーされていたとしても、そこには歴史がないのでスワンプマンは同一人物とは言えない。」というものです。

スワンプマンがコピーした人間の記憶を持っていても、実際に体験したわけではなく、スワンプマンが歩んだ歴史もないため、別人と判断される。というのが、この思考実験の一つの正解とされています。

この内容でいうと、「①既に最初の肉体を捨てている可能性」のサンタクロースは既に死んでいることになりますね。


※本ページの情報は202207月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

執筆
オっさん

火薬とファンタジーと筋肉が好き。趣味はボディメイク。ポケットに無限大な夢を詰め込んで冒険に出かけたい人生だった。アウトラインギリギリをアクロバティックに疾走したい。

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