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【鬼滅の刃】怖い人?酷い人?「風柱・不死川実弥」って実はとっても優しいお兄ちゃん

オっさん

更新日:2024-4-19

アニメ「鬼滅の刃」キャラ解説・不死川実弥_サムネ

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アニメ『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴による漫画を原作とした作品。単行本(全23巻)の累計発行部数が1億5000万部を突破したジャンプの人気漫画です。

 

この記事では、そんな「鬼滅の刃」に登場する柱の一人、風柱・不死川実弥について解説していきます。

 

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【鬼滅の刃】不死川実弥(しなずがわさねみ)のプロフィール

アニメ「鬼滅の刃」不死川実弥

 

階級

柱(風柱)

誕生日

11月29日

身長

179cm

体重

75kg

年齢

21歳

出身地

東京府 京橋區(現:中央区 京橋)

趣味

カブトムシを育てること

好物

おはぎ

声優

関智一

 

鬼殺隊最高位、柱の一人であり、風柱の称号を与えられた剣士。

初登場は炭治郎が参加した柱合会議。

 

柱たちが人を食わない鬼を連れた炭治郎を認める認めないと議論していた場で、炭治郎から乱暴に禰豆子を奪い、人を襲わせるためわざと自分の腕を切りつけ血で誘惑する。

 

お館様に対しては、その初登場のインパクトと粗暴な口調からは想像できないほどまともな敬語を使ったため、炭治郎から「知性も理性も全くなさそうだったのにすごいきちんと喋りだしたぞ」と、とても失礼なことを思われていた。

 

声優:関智一(幼少期:関智一)

 

出演作品

・機動武闘伝Gガンダム(ドモン・カッシュ)

・新世紀エヴァンゲリオン(鈴原トウジ)

・カードキャプターさくら(木之本桃矢)

・ふたりはプリキュア(メップル)

・Fate/stay night(ギルガメッシュ)

・PSYCHO-PASS サイコパス(狡噛慎也)

・妖怪ウォッチ(ウィスパー、ほか)

・呪術廻戦(パンダ)

ほか

 

 

生年月日

1972年9月8日

出身

東京都

所属

アトミックモンキー(名誉会長)

劇団ヘロヘロQカムパニー座長

余談

同じ苗字の声優・関俊彦(土井先生の中の人)と間違えられるため、自身のことを「汚い方の関」と言い、もう一人のことを「きれいな関」と言った。

 

人物|仲間思いで好戦的

鬼に対して人一倍の殺意を向ける、好戦的な人物。

炎柱・煉獄杏寿郎が殉職した知らせを聞いたときは「醜い鬼どもは俺が殲滅する」と、さらに鬼への殺意を募らせた。

 

凶暴な顔面と乱暴な話し方からは想像がつかないほど、柱の中ではおそらく一番の常識人。モラルに反する行いをする人間(前田まさお)に対してしっかり怒れる常識人であり、鬼殺隊の良心。

 

弟の玄弥いわく「母親似」とのことで、ヤンキーのような言動や仕草は放浪時代に自身を守るために身に付けたもののよう。

実際、母親や弟に対しては柔らかい口調で話すので、本来の彼は粗暴とは正反対の性質を持った人物なのだろう。

 

また、鬼に対して人一倍好戦的なのは、1匹でも多く鬼を殺せばそれが弟の幸せにつながると考えているからであり、どこまでいっても家族思いの優しいお兄ちゃんであることがわかる。

 

戦闘能力|風の呼吸の使い手

「風の呼吸」は炎・岩・雷・水と並ぶ、基本となる五大流派の一つ。


鬼に痛みを殆ど感じさせず殺す「水の呼吸」とは対極の、鬼に最大限痛みを与えて殺す呼吸となっており、ファンブックに載っていた鬼のインタビュー「各呼吸の切られ心地」では「思いやりの欠片もない」と、鬼から苦言を呈されるほど。


ほかの呼吸で現れる炎や水のエフェクトがただの演出でダメージ判定がないのに反し、この風の呼吸はエフェクトではなく、実際に風を発生させており、風エフェクトにもしっかりとダメージ判定がある。

 

現在は風の呼吸を習得しているものの、始まりは自己流の喧嘩殺法。

鬼殺隊に入る前の放浪していた時代、実弥は己の特殊な稀血を散布し、鬼を血で酩酊させ、陽の光が出るまで嬲り殺すという戦い方をしていた。

 

のちに親友となる兄弟子・粂野匡近と出会ったことできちんと鬼の殺し方を習うが、身に染み付いた喧嘩殺法がなくなることはなく、それが型にはまらない柔軟な戦い方を生み、現在は実弥の強みとなっている。

 

己の血を使うこともそうだが、武器や過程にこだわりはなく、必要とあらば砂でも火炎瓶でも銃でも使って相手の隙を作る。まさに喧嘩殺法。

 

稀血の中でも特殊

稀血は鬼の好む血であり、鬼にとってのご馳走。それを飲めば鬼の力が飛躍的に上がるレアアイテム。

不死川実弥の血は稀血と呼ばれる鬼の好む血ではあるが、普通の稀血とは異なり鬼は実弥の血の匂いを嗅いだだけで酩酊してしまい、千鳥足になり、理性を失う。

その強力さを理解していたため、自身の血の誘惑に打ち勝った禰豆子を不承不承ながらも認めざるを得なかった。

 

 

過去|母親殺し

実の弟に対して暴言を吐きなんども鬼殺隊をやめろと辛く当たる実弥の悲しい過去。

 

父親がDV

父親(不死川恭梧)は母(不死川志津)や子供に日常的に暴力を振るい、その暴力性と大柄な体躯から、実弥たちから「バケモノのよう」と思われていた。

 

乱暴で横柄な態度は家庭内のみならず外でも変わらなかったようで、最期は他人から恨みを買い、刺されて死亡する。

 

●黄泉比良坂で息子を突き放す

不死川実弥が生死の狭間で「子供を殺した私は天国にはいけない」と泣きくれる母に「お袋背負って地獄を歩くよ」と優しく笑って黄泉の道を歩こうとすると、突然現れた父により母を奪われ突き飛ばされます。


鬼滅の刃の年代は諸説ありますが、第一話が大正元年(1912年)12月という説を推すならば、年齢的に不死川父は日露戦争(1904年–1905年)に参加していた可能性がありますね。

暴力に加え多産DVとなかなかのクソ野郎でしたが、死後ぶっきらぼうながらも家族を思いやれる彼は、もしかしたら生前は戦争によるPTSDに悩まされていたのかもしれません。

 

母と弟を思いやる優しいお兄ちゃん

 

 

家族は俺達二人で守ろう

親父は刺されて死んじまった

 

7人兄弟の長男である実弥は、父が死に母が子どもたちを養うため朝から晩まで、子どもたちが起きている時間に寝ている姿を見せないほど働き詰めな姿を見て、そんな母を支えようと、実弥はワガママも言わず、下の兄弟たちの面倒をみていた。

 

年の近い弟の玄弥と、これから家族で頑張ろうと話した矢先、悲劇は起こる。

 

鬼になった母親を殺す

夜、家に獣が侵入したと思った実弥は、家族を守るためナタを持ち獣と相対する。

 

抵抗する獣を日が出るまで嬲り続け、あたりが明るくなり獣の姿が見えるようになると、獣だと思っていたのは自身の母親だったと気がつく。

 

大事にしたいと、玄弥と一緒に支えていきたいと思っていた相手を、知らなかったとはいえ殺してしまった実弥は呆然とする。

 

そして、陽の光で鬼となった母が消える寸前、玄弥は実弥が母を殺した現場を見てしまい、悲しみと動揺にまかせて兄に対して「人殺し!」と罵ってしまった。

 

戦友を犠牲に風柱に

そのまま玄弥と別れ、しばらく鬼を殺しながら放浪していた実弥は、風の呼吸の使い手であり後に親友となる粂野匡近に発見され、鬼殺隊へと入隊する。

 

匡近とともに階級が最高位の「甲」となり、お互いどちらが先に風柱になれるかと切磋琢磨する穏やかな日々は、下弦の壱討伐任務にて崩れる。

 

幻惑系の血鬼術を使う下弦の壱によって操られた民間の少女を庇うため致命傷を負った匡近はそのまま帰らぬ人となる。

親友が殺され激怒した実弥は畳み掛けるように下弦の壱を攻撃し、無事撃破。

その時の功績により、彼は風柱へと就任することとなった。

 

●同じ長男属性で馬が合った?

実弥が風柱就任後渡された匡近の遺書には「弟が鬼に殺されその復讐のために鬼殺隊へ入った」「実弥を弟と重ね気にかけていた」という事が書かれており、匡近も実弥と似た境遇である事がわかった。

母を殺し荒れていた実弥と仲良く慣れたのは匡近の朗らかな人柄のおかげでもあっただろうけど、もしかしたら同じ長男としてお互い馬が合ったのかもしれない。

実弥は実弟以外の末っ子属性と相性が悪いだろうことは、冨岡義勇への態度を見ていればわかるだろう…。

 

人間関係|鬼いちゃんSANEMI

自分に厳しく、他人にも厳しい。

しかし小動物と懐に入れた人物に対してはとことん優しく、また一般的なモラルから外れた行動を許さない常識人で善人である不死川実弥の交友関係を紹介。

 

不死川玄弥|俺は兄ちゃんだからな

アニメ「鬼滅の刃」不死川玄弥

 

不死川実弥の実弟・不死川玄弥。

家族で唯一生き残った弟には、鬼狩りなんて血なまぐさいことは無縁の、幸せな生活を送ってほしいと願っていた。

危ない鬼は全て自分が排除するから、どうか自分の知らないところで幸せに生きてほしい。

 

しかし、そんなお兄ちゃん心も虚しく、玄弥は兄を追いかけて鬼殺隊に来てしまった。

 

なんとか諦めさせようと厳しく接するが、弟も弟で「兄ちゃんだけに大変な思いをしてほしくない。2人で家族を支え合おうって言ったじゃん。」と、剣士としての才能がなくても兄の助けになりたい一心で鬼殺隊にしがみつく。

 

そして兄は弟に鬼殺隊を止めてもらおうと更に辛く当たる。

弟は兄に嫌われていると思いながらも、認めてもらうために必死にしがみつく。

まさに負のループ。

 

お互いがお互いを想い合っているのにこのすれ違い。かなしいね。

 

冨岡義勇|柱としての自覚を持てや

アニメ「鬼滅の刃」冨岡義勇

 

実力に反して自己肯定感が低空飛行な冨岡義勇は、常に「俺みたいな人間に柱は務まらない。力不足だ。」と、ある意味他の柱と一線引いた状態。

そんな自分を「実力不足の柱」と思い込んでいる冨岡義勇は、柱による一般隊士育成計画「柱稽古」にも不参加だった。

「こんな自分が誰かを指導するなんてできっこない」という後ろ向きな気持ちからの不参加だったが、真面目な長男気質の不死川実弥には冨岡義勇の行動が許せなかった。

 

柱は上の立場として下の者たちを導く義務がある、仲間を無駄死にさせないために鍛える使命がある。

 

長男らしく、自身の立場に付随する役割への責任感を持っている不死川実弥は、はたから見たら「柱としての義務や責任を放棄している」冨岡義勇にめちゃくちゃ怒っていた。

 

しかし、長男気質な実弥とは正反対の末っ子気質な義勇には、そんな実弥の真っ当すぎる怒りは全く伝わらなかった。なんか不死川の機嫌が悪い程度にしか思ってなかった。

 

暖簾に腕押し、糠に釘。たぶんきっと水と油。実弥は諦めたほうが良い。

 

●似た境遇なのにここまで違う

不死川実弥は、兄弟子であり親友であり自分を鬼殺の道に導いてくれた恩人・粂野匡近を下弦の壱討伐で亡くしている。

冨岡義勇は、兄弟弟子であり己を引っ張ってくれる兄のような友人・錆兎を最終選別で亡くしている。

二人共大事な友人によって生きながらえ柱になったのに、そこにある心の持ちようはこんなにも違う。コレが長男属性と末っ子属性の差か…。

 

アニメ「鬼滅の刃」錆兎

 

産屋敷耀哉|俺達はてめぇの捨て駒か

アニメ「鬼滅の刃」産屋敷耀哉

 

善良な人間から次々死んでいく

(中略)

下弦の壱は匡近と二人で倒したのに

柱になったのは俺だけだった

 

親友の粂野匡近を下弦の壱の討伐で亡くしたばかりの不死川実弥は、安全圏から指示を出すだけの産屋敷に苛立っていた。

親友や仲間を犠牲にしながらも下弦の壱の討伐を成功させた不死川実弥は、その功績から風柱に就任。柱としての顔合わせの場で、産屋敷へ件の苛立ちを直接ぶつけてしまう。

 

しかし、産屋敷の鬼舞辻無惨を殺すためならば自身すらも捨て駒とするという発言と「死んだ隊士をすべて覚えている」という行動から、実弥は「安全圏から指示するだけのクソ」という認識を「共に鬼を滅することを望む同志」であるとあらため、産屋敷を自身のボスであると認めると同時に、尊敬をするようになる。

 

一般隊士「こわいっス…」前田「しっきんした…」

言動が粗暴なのと、顔が怖いのも相まって、一般隊士から普通に怖い上司と思われている。さもありなん。

 

そして、前田は「縫製係」という立場を悪用し、女性隊士に過度なセクハラを行ったため、言動に似合わず常識人でモラルのある不死川実弥にどちゃくそに怒られ、失禁したという過去がある。

 

Q.カナヲちゃんのキュロットパンツがどんどん短くなっていませんか?

【鬼殺隊服縫製係・前田まさお氏の証言】

いいえ?なってませんが?何を根拠に言ってらっしゃるんでしょうか。そちらがそういういやらしい目で見てるから短く見えるのではないですか?とても正気とは思えない信じられない。早口ですか?気のせいですよ鬱陶しいですね。別に怒ってないですよ。もう帰りますので。なんで不死川さんを呼ぶんですか?やめて!!

 

不死川実弥の胸元が開いてて、ファンから「スケベ柱」と呼ばれているのも、前田のせいかもしれない…。

 

【余談】ヒロアカ第5回人気投票にて評を得る

ヒロアカ第五回人気投票

 

ヒロアカの人気投票にて、「五条悟」「殺せんせー」に並び、不死川実弥も1票入っている。

 

いやなんで?

 

ちなみに我妻善逸は「モンキー・D・ルフィー」に並び4票入り、107位に。

 

だからなんで?

 

まとめ:不死川実弥

玄弥の「兄ちゃんは母親似」という独白の通り、実弥が瀕死の玄弥に覆いかぶさる姿が母親がDV親父から子供を守る姿と完全に一緒で、追い詰められたときにする行動が母親と同じって…本当に母親似なんだなぁって、シンプルに泣く。

 

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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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火薬とファンタジーと筋肉が好き。趣味はボディメイク。ポケットに無限大な夢を詰め込んで冒険に出かけたい人生だった。アウトラインギリギリをアクロバティックに疾走したい。

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