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【チェンソーマン第二部開始】今後の展開を予想&考察|マキマが消したかった戦争の悪魔が登場!?

オっさん

更新日:2022-7-13

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ついに第二部が始まりました『チェンソーマン』!

開始直後から藤本タツキ節の効いた、人間の嫌なところを詰め込んだ胸糞展開でしたね。


まだ一話目なので、今回は考察や展開予想よりも、読んでみて感じたことを中心に書いていきます。(あまり深掘りしても大外れしたときが恥ずかしいですからね…)

チェンソーマン第二部98話を読んで


最初になんとなく感じたことは

「今度は概念的悪魔たちの戦いが始まるのかな~?」

ということですね。


初っ端から『正義の悪魔VS戦争の悪魔』という、強そうな概念を元にした悪魔が戦っているので、今回は「刀」「爆弾」「銃」のような物質的悪魔ではなく、もっと上位的存在がデンジの前に立ちはだかるのかな、という印象を受けました。


そして、『戦争の悪魔』といえば、第一部でマキマが「消えたほうが幸せになれる存在」として上げていた悪魔の一人です。



敵は『ヨハネの黙示録の四騎士』?


マキマ

「例えば『死』『戦争』『飢餓』」

「この世にはなくなったほうが幸せになれるものがたくさんあります。」


マキマが第一部で「消えた方がいい」と上げていたのは、『ヨハネの黙示録の四騎士』と呼ばれる者たちと一致します。

(四騎士の中には『支配』もいるので、もしかしたらこの四体は敵対関係にあったのかもしれませんね)


第一の騎士ホワイト・ライダー支配
第二の騎士レッド・ライダー戦争
第三の騎士ブラック・ライダー飢餓
第四の騎士ペイル・ライダー死(疫病)

戦争を司るレッド・ライダーは、

「手に大きな剣を持ち、地上の人間に戦争を起こさせる役目を持つ存在。」

とされています。


まだ『戦争の悪魔』が何を考えて核兵器を求めているのかわかりませんが、このレッド・ライダーの役割を見ると、とりあえず「戦争を起こしたい」とは考えていそうですね。

目的は謎ですが、悪魔の生態を考えると『戦争の悪魔』が戦争を起こすことは、自身のパワーアップに繋がるでしょうから、彼女が戦争を起こしたいと思うことは不思議ではありません。


他にも『死の悪魔』や『飢餓の悪魔』など、今までマキマを恐れて表舞台に出てこなかったであろう悪魔たちが、今後大暴れするかもしれないですね。


余談:マキマの臓物リングは王冠?

支配を司るホワイト・ライダーは王冠を被っている。

マキマの頭上にある臓物の輪を見て「なんで支配の悪魔に天使の輪?」と疑問を持っていたが、もしかしたらアレは天使の輪じゃなくてホワイト・ライダーの王冠を元にデザインされていたのかも。



戦争の悪魔のモチーフ(元ネタ)


『戦争の悪魔』の梟の姿は、最初に『邪眼は月輪に飛ぶ』という漫画の『ミネルヴァ』を連想しましたね。目をかっ開いてる不気味な描写がなんとなく似ていると感じました。



そしてミネルヴァの梟と言えばアテナ、アテナと言えば戦争の女神


●戦女神アテナ

ギリシャ神話で技術・学芸や戦いなどを司り、梟を聖鳥とする女神。オリュンポス十二神の一柱。ローマ神話に登場するミネルヴァと同一視されている。


『戦争の悪魔』のモチーフは恐らくこのアテナではないでしょうか。


ちなみにアテナは女神です。つまり、戦争の悪魔は女性型の悪魔…!?いいキャラしてるぞ戦争の悪魔。

なんとなく悪魔は自分の性自認と一致する人間を選んでいる気がするので、戦争の悪魔が女性型の悪魔という予想はあながち外れていない気がします。(それとも人間に憑依することで性自認が起こるのか?)


そしてアテナ繋がりで思いつくのが「コケピー」、もとい鶏。

アテナと同じオリュンポス十二神の神の中に、雄鶏を聖鳥とする神がいます。それがアレス。


●戦神アレス

戦争における栄誉や計略を表すアテナに対して、戦場での狂乱と破壊の側面を表す戦神アレス。戦いの神でありながら人間に敗北している。


『ブタがいた教室』パロディで、登場した家畜が豚ではなく鶏だったのは、『戦争の悪魔』のモチーフと掛けていたのかもしれませんね。人間よりも強い存在のはずなのに人間に負けてるところもそっくりです。


パロディ詰め込んだ第一話~元ネタはこれか?~

上記で登場した『ブタがいた教室』から始まり、第一話にはなんとなく既視感のある描写が多々見られます。

たぶんパロディなんだろうな、と思ったものをまとめてご紹介します。


●元ネタ『ブタがいた教室』

書籍『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』(ミネルヴァ書房 2003年)を元にした日本の実写映画『ブタがいた教室』のパロディ?

チェンソーマンと違い、最後にはブタを食う。


●元ネタ『100日後に死ぬワニ』

委員長のセリフ「100日後には死んでる」はこの作品を彷彿とさせる発言。パロディ通り、ちゃんとコケピーは死ぬ。


●コケピーの名前の元ネタは?

少女と地球外生命体タコピーの交流を描いた漫画『タコピーの原罪』という漫画から名前を拝借?

それともパロディ元の『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』のPちゃんから拝借?

豚のPちゃんではなく、鶏のPちゃん=コケピー?


●違法建築の元ネタは?

中国の有名違法建築「九龍寨城」ぽい。あと、藤本タツキ先生は弐瓶勉作品が大好きだと公言しているので、「BLAME!」を意識しているかも。都市のコンセプトや建造物の描写がとてもBLAME!に似ている。


●田中脊椎剣の元ネタは?

とても語感が良い。なんとなく『ボボボーボ・ボーボボ』の田中ソードを思い出す。


●爆発シーン

藤本タツキ本人の読み切り漫画『サヨナラ絵梨』の最終話と似たような描写。


正義は『ルールを守ること』じゃない正義の悪魔

天使の悪魔同様、正義と悪魔という相反する存在…のような正義の悪魔。

まあでも、世の中『ジャスティス・ハラスメント』なんて意味の分からない概念まで誕生してますから、正義が悪魔になっても不思議ではありませんね。


●ジャスティス・ハラスメント

何でもかんでも「それ、ハラスメントですよ」「私、間違ったこと言ってます?」と相手を己の正義感で締め付け傷つける事。正義の強要。


この『正義の悪魔』や委員長の正義は『自分の中の正しい行い』であって、交通ルールなどを守ることは正義に含まれていません。

彼女にとっての正義は彼女のハッピーエンドで、田中先生と結ばれること。その過程で誰を蹴落とそうが関係ありません。なんてったって、彼女が正義で、他は悪ですから。


あれ、戦争の悪魔いいヤツでは…?

それと比べて戦争の悪魔は…。


なんとなく直前までの『薄ら寒い学校』の話とか、『身勝手な正義の権化』とか、『生徒と枕する教師』とか、胸糞悪い描写があったせいで「あれ、戦争の悪魔って偽悪的に振る舞ってるだけの良いやつでは…?」と思ってしまいました。


体乗っ取る前に「生きたいなら体を貰うぞ」って聞いてるし…。これ、もしかしたら三鷹ちゃん生きている…?


魔人でも悪魔人間でもない、第三の選択肢『共生』があったりするのでしょうか。こう、某漫画の『もう一人の僕』的な。

戦うときは『戦争の悪魔』が表に出て、日常は三鷹ちゃん、みたいな二重人格キャラって美味しいですよね。


まとめ

始まりましたねチェンソーマン第二部!

初っ端から藤本タツキ節が効いた、人間のイヤーなところがふんだんに詰め込まれた一話でした。今後戦争の悪魔がデンジにどうアプローチしていくのか楽しみです。

敵になるのか、それとも味方になるのか…。今のところ、戦争の悪魔がそこまで胸糞悪い悪魔に見えないので、核兵器求めているのにも何か理由があるのかも…?


※本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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オっさん

火薬とファンタジーと筋肉が好き。趣味はボディメイク。ポケットに無限大な夢を詰め込んで冒険に出かけたい人生だった。アウトラインギリギリをアクロバティックに疾走したい。

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