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【チェンソーマン】デンジの忠犬?サメの魔人『ビーム』について解説

オっさん

更新日:2022-7-6

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デンジ(チェンソー様)大好きサメの魔人『ビーム』。

基本的な情報と、彼が溢した「俺たちの願い」とは何だったのかについて解説していきます。



サメの魔人『ビーム』とは

デンジのバディである血の魔人パワーが「血抜き」を行う間の代役として登場。

上半身裸スタイルで、鼻から上はサメの被り物のような形をしている。


性格

マキマ曰く「本来は会話できないくらい凶暴」らしいが、デンジの前でのビームはまるで犬のよう…。

デンジのことを「チェンソー様!」と呼び、出会い頭から抱きつこうとするくらい慕っている様子。


能力


壁や床の中を泳ぐようにすり抜け、空中を飛ぶように泳ぐ。あとサメの姿に変身できる。

恐らくサメ映画でサメがやったことは大抵できるのだろう。サメは空を飛ぶし、ゾンビにもなるし(ゾンビ・シャーク)、電気ショックだって放てちゃう(シャーク・ショック)スーパーモンスターなもので。


●シャークネードかな??

レゼ戦にて台風VSサメの対戦があったが、あれは竜巻によってサメが降ってくる映画『シャークネード』のオマージュなのだろうか?


闇の悪魔戦にて死亡

パワーの代役として登場したビームでしたが、その後【刺客編】に突入した後もマキマの命令によりデンジと共に戦うことになる。

サンタクロースの策略により地獄に落とされた公安一行+α。闇の悪魔と戦うことになるも、誰も手も足も出ず、ビームが一縷の望みをかけてデンジのエンジンを吹かすが、それを闇の悪魔に見られバラバラにされ殺されてしまう。


「会話できないほど凶暴」?かわいいビームの生態

サメの魔人でとても凶暴(らしい)なビーム。

作中ではデンジとともにいる様子しか無いのでその凶暴さは鳴りを潜め、ただのちょっとおちゃめな悪魔になっています。


チェンソー様には絶対服従

ビーム

「チェンソー様言う事絶対!」

「チェンソー様!最強!最高!」


マキマに連れてこられたビームは、デンジをチェンソー様と呼び絶対服従を宣言。

ここだけ見ると、たしかにコミュニケーションが難しそうな雰囲気ではありますが、それでもパワーよりは意思疎通がしっかりできている感じがありますね。


健気なビーム

デンジがレゼに嵌められ殺されそうになったとき。

デンジが倒れて動けなくなったとき。

自分がボロボロの状態になってまでデンジを早川アキのいる公安の施設まで運びます。なんだか健気でかわいいですね。

●「ボム、銃の悪魔の仲間」

ビームが早川アキにそう伝えますが、どうやらマキマによって口止めされている模様。この情報のどこかにマキマが『知られて困る』ものがあるようですね。

もしかしたら、公安の人間が銃の悪魔につながる情報を手に入れて、既に死んでいる事や誰が殺したかなど知られないようにしていたのでしょうか?でも、ただそれだけの為に「話したら殺す」という約束までするのでしょうか。もっとマキマにとって都合が悪いものがありそうですね。


「チギャウ…」→手のひらクルー

ビーム

「チェンソーのチェーン使って移動してた!チェーン飛ばして引っ掛けて建物から建物へ…!」

デンジ

「じゃあやってやるぜ!ビーム!サメになれ!」

ビーム

「はい!」


ボム側に台風の悪魔が参戦し、場は荒れ混沌と化します。 

ボムと台風の悪魔に対抗するため、ビームは「チェンソー様」の戦い方をデンジに伝えますが、どうにも正確に伝わらなかった様子。



小さく否定するビームでしたが、デンジが「これが正解だよなぁ!」と問えば速攻180度意見を変えて「正解!正解!正解!」とデンジ全肯定botと化すのでした。かわいいですね。


サメの悪魔「ビーム」名前の由来

ビームの名前の由来は『智天使ケルービーム』です。

日本では「ケルビム」と呼ばれることが多いので、そちらの呼び方のほうが馴染みがあるかもしれませんね。

●ケルビムとは

単体ではケルブ、複数形でケルビム。それは各々が4つの顔と4つの翼を持っており、4つの顔とは獅子と牛と鷲と人間であった。


『チェンソーマン』には天使の名前を名乗る悪魔が8体登場しています。

この8体は、すべてチェンソーマン(キャラ)の信者だとマキマは言います。


登場悪魔

由来の天使

階位

セラフィム

熾天使:セラフィム


上位

ビーム

智天使:ケルービーム

ガルガリ

座天使:ガルガリン

ドミニオン

主天使:ドミニオン


中位

ヴァーチェ

力天使:ヴァーチャー

パワー

能天使:パワー

プリシン

権天使:プリンシパリティ


下位

未登場

大天使:アークエンジェル

エンジェル

天使:エンジェル

彼らが天使の名前を名乗るのは、もしかしたらチェンソーマン(キャラ)を神と仰ぐ自分たちを、神の使徒だと主張しているのかもしれませんね。


銃陣営VS支配陣営

~チェンソーマン~

ビームのセリフにより、ボムの悪魔は銃の悪魔の仲間だったことが判明しています。対してビームたち天使の名前を名乗るチェンソーマンの信奉者たちは皆マキマのもとに集まって(集められ?)ていました。

なにか同じ目的がなければ『仲間』なんてものは生まれません。彼らはもしかしたらチェンソーマンを巡って対立関係にあったのかもしれないですね。

チェンソーマン殺したい銃の悪魔

VS

チェンソーマン手に入れたいマキマ

+チェンソーマンの信奉者たち


考察|「俺たちの願い」とは何だったのか

ビーム

「チェンソー様…どうか蘇って…俺達の願いを…。」


まず一つ言えるのは、この「俺たち」にマキマは含まれていないということです。

ビームの発言からは「チェンソーマンに何かしてもらいたい」というニュアンスが含まれているように感じます。

しかしマキマの目的は「チェンソーマンを下し自分のものにしたい」というものでした。

チェンソーマンを求めているのはどちらも同じですが、結果が異なります。これが10巻でマキマが言った「信仰の違い」でしょう。


マキマ

「私と信仰の違いこそありましたが、あなたを守るために命をかけて戦ってくれました。」


チェンソーマンの能力から考えられること

●チェンソーマンの能力とは

チェンソーマンには、食べた悪魔を完全に消滅させる能力を持っています。

悪魔は現世で死んだとしても、地獄で転生します。人間に〈恐怖〉という悪魔を生み出す材料がある限り、悪魔は生まれ続けるのです。

しかし、チェンソーマンに食べられた悪魔はその根源である〈恐怖〉も消し去ってしまうため、地獄で転生することなく、完全に消えてしまいます。



チェンソーマンを特別視するのは、恐らくこの能力が大きいでしょう。

ただ「強い」という要素だけなら【刺客編】で登場した闇の悪魔のように、一度も死を経験していない超越者なる存在がいるのですから、ただただ純粋な強さによってビームたちから信仰されていたという可能性は低いでしょう。

なら、「俺たちの願い」というのはチェンソーマンの能力が重要である可能性が高いと考えられます。


悪魔という生き方からの解放?

チェンソーマンの能力はどう考えても悪魔にとって最悪なものです。この能力からビームたちはどんな希望を見出したのでしょうか。


●助けてくれたヒーロー

天使の悪魔によると、4課の悪魔はみんな地獄でチェンソーのエンジン音を聞いているという。つまり、彼らは地獄で「ナニカに殺されている」が「チェンソーマンに食べられていない」のです。

チェンソーマンは助けを求めた悪魔も殺していたとマキマ言っています。でも、多分食べてはいなかったのでしょう。

助けを求めた悪魔を助けに来たチェンソーマン。悪い悪魔は食べて、助けを求めた悪魔は殺して現世に送っていた。4課の悪魔がエンジン音を聞いたのは、そんな流れだったのかもしれません。

ビームたち天使の名前を名乗る悪魔にとって、助けてくれたチェンソーマンは正にヒーローだったのでしょう。


●弱小悪魔の下剋上

悪魔の強さというのは元となった根源(恐怖)によって確定しています。つまり、弱小悪魔が頑張ったところで闇の悪魔のような強者になることは一生ありません。

殺され、転生し、また殺され、また弱者として生まれる。上位者がいる限り弱者であるという立ち位置から逃れることができない彼らの希望は、悪魔を完全に殺せるチェンソーマンだったのではないでしょうか。

いずれチェンソーマンが超越者をも下し、悪魔の序列を壊してくれる。そんな願いがあったのかもしれないですね。


ビームは2部で復活する?

ビームは死んでしまったので、地獄で生まれ変わった彼はただのサメの悪魔です。

地獄には既にチェンソーマンがいないので、彼が再び天使の名前を名乗り、チェンソーマンの信者になるという確率は低いように思えます。

二部でサメの悪魔が登場しても、もうあのチェンソー様至上主義のビームは見られないでしょう…。


まとめ

ビームはチェンソーマンについての記憶がハッキリしているようですが、パワーや天使の悪魔はおぼえていないようですね。同じチェンソーマンの眷属なのに、この違いって一体何なんでしょう?

そしてマキマはそんな記憶のない『チェンソーマンの信奉者』であるパワーと天使の悪魔を自分の目的のために良いように使っていますね。さすがマキマ、汚い。



※本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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オっさん

火薬とファンタジーと筋肉が好き。趣味はボディメイク。ポケットに無限大な夢を詰め込んで冒険に出かけたい人生だった。アウトラインギリギリをアクロバティックに疾走したい。

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