【2025年最新版】おすすめホラー映画ランキング60選！初心者向けからトラウマ級の最恐ホラーまで！

ホラー映画の魅力とは？おすすめホラー映画をジャンル別に紹介！

ホラー映画はやはり「怖い」こと、それ自体が魅力です。

しかし単に怖いだけでなく「クリーチャーや建物、衣装などの造形が美しい」「設定が面白い」「張り詰めた緊張感」「独特な不気味な雰囲気」など、ホラーだからこそ味わえる魅力がたくさんあります。

「怖いから…」というだけで見ないのはもったいない！

そこで当記事では、以下の6つのジャンルにわけておすすめのホラー映画を紹介していきます。

「名作ホラー映画」や「初心者向けのホラー映画」、「トラウマ級のホラー映画」など、様々なホラー映画をピックアップしました。

ぜひホラー映画を見るときの参考にしてみてくださいね。

絶対に見たい！「名作」おすすめホラー映画ランキング【10選】

まずは、絶対に見ておきたいおすすめの名作ホラー映画を紹介します。

『羊たちの沈黙』や『シャイニング』、『エクソシスト』など有名どころの人気ホラー映画をピックアップ！

ホラー映画が好きなら一度は見ておきたい名作の数々を紹介していきます。

『羊たちの沈黙』（1991年）

（引用：U-NEXT）

FBIの訓練生・クラリスは、女性を誘拐して皮を剥ぐ連続殺人鬼の捜査に加わることに。

彼女の任務は獄中の天才精神科医・レクター博士の協力を得ることだった。

 

クラリスは自分の過去を語ることと引き換えに、レクターから事件の手掛かりを聞き出すが…。

（引用：U-NEXT）

殺人鬼の捜査を軸に物語が展開する、『羊たちの沈黙』。

サスペンスやサイコスリラーの要素が強いため、ホラー映画が苦手な方でも挑戦しやすいのではないでしょうか。

「“悪”を捉えるためにさらに強力な“悪”の力を借りる」という、現代では見かけることも多い構図の先駆けとなった本作。

圧倒的な緊張感の中で紡がれるストーリーと、出演時間は約16分と短時間でありながら、映画史に残るほどの怪演で強烈なインパクトを残す、アンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクターの恐ろしさに注目です。

第64回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「脚本賞」の主要5部門を受賞した名作中の名作！

この主要5部門を受賞した作品は3作品のみで、2025年時点では『羊たちの沈黙』がこれを達成した最後の作品であり、「作品賞」を受賞した唯一のホラー映画です。

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『遊星からの物体X』（1982年）

（引用：U-NEXT）

1982年の南極。アメリカ南極観測隊基地に1匹のイヌが逃げ込んできた。

そのイヌをノルウェー基地の隊員が執拗に追いかけてきた。

 

状況を把握するためマクレディやコッパー医師がノルウェー基地を訪れると、そこには無残な死体があちこちに転がっていた。

（引用：U-NEXT）

SFホラー映画の金字塔である、『遊星からの物体X』。

未知の生物と対峙する恐ろしさと、誰が敵か味方かわからない状況下で疑心暗鬼に陥っていく人間模様の恐ろしさ、2つの恐怖を描いた作品です。

緊迫感のあるストーリー展開はもちろん、クリーチャーの造形も高く評価されています。

手に汗握るハラハラする演出やグロテスクな描写は強いものの、ジャンプスケア（ビックリさせる演出）は控えめであるため、「幽霊的な怖さは苦手…」「驚かされるホラー映画は苦手…」という方にもおすすめです。

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『エイリアン』（1979年）

2087年。資源を積んで地球に帰還するノストロモ号は、とある惑星で正体不明の地球外生命体に遭遇。

乗組員の体内に寄生したエイリアンはその腹を食い破って逃走。

 

船内で次々とエイリアンの仲間になっていく仲間たち。

最後に残された女性乗組員のリプリーは正体不明の生命体を相手に一人闘うことに…。

（引用：DMM TV）

『エイリアン』はSFホラーの古典であり、『遊星からの物体X』と同じくSFホラー映画の金字塔の1つです。

公開時のキャッチコピー「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない。（In space no one can hear you scream.）」通りのストーリーで、逃げ場のない宇宙空間で恐ろしい生命体と遭遇する恐怖が描かれています。

人気シリーズとなり続編やスピンオフも次々に制作され、2024年には、『エイリアン』と『エイリアン2』の間の時代を舞台とした『エイリアン：ロムルス』が公開されました。

恐ろしくもありながらどこか魅力的なエイリアンの造形と設定は、シリーズ化されるのも納得の出来栄えです。

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『シャイニング』（1980年）

コロラドの山中にある、オーバールック・ホテル。

閉鎖される冬季の管理人を務めることになった小説家志望のジャックが、妻子を連れて同ホテルを訪れる。

 

やがて、息子のダニーが幻覚を見るようになり、ジャックの周囲でも奇怪な現象が次々と起きるように。

（引用：U-NEXT）

スタンリー・キューブリック監督が手掛けた『シャイニング』は、原作者であるスティーヴン・キングから酷評を受けたものの、視聴者や批評家からは高く評価されている作品です。

こだわりが強いことでも有名な監督で、驚くべき数のリテイクを重ねたうえで完成した本作では、それゆえの狂気的な演技や映像の美しさを堪能できます。

「人間の狂気」と「スピリチュアル的な怖さ」が上手く絡み合った難解なストーリーで、考察する楽しさも本作の魅力の1つです。

インパクトに残る場面の数々はたくさんの作品にオマージュされているため、1度は見ておくと今後の映画人生がより豊かになるかもしれません。

2019年に公開された『ドクター・スリープ』は、映画版『シャイニング』の続編というよりは、（原作の小説版『シャイニング』の続編である）“小説版『ドクター・スリープ』の実写化”です。そのためアドベンチャー感が強いですが、映画版『シャイニング』の要素も取り入れられています。

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『悪魔のいけにえ』（1974年）

1973年、テキサス。

ワゴン車に乗ってドライブ旅行に繰り出すサリーやフランクリンら、5人の若者はヒッチハイカーの男を乗せることに。

 

異常な言動を繰り返す彼に恐れを抱いて車から降ろしたサリーたちだったが、それを機に想像を絶する恐怖と遭遇する。

（引用：U-NEXT）

『悪魔のいけにえ』は、チェーンソーを振り回す人間の皮を被った大男、レザーフェイスが登場するホラー映画です。

ホラー映画の金字塔として語り継がれており、続編やリメイク版、ゲームも制作されるなど、大人気コンテンツとなりました。

すでにミイラ化したグランマ、ミイラのような見た目のグランパ、金銭に執着する長男のコック、自傷癖など異常な言動が目立つ三男のヒッチハイカー、そして見た目のインパクト抜群な四男のレザーフェイスによる、「ソーヤー家」のキャラクターが魅力的です。

そんな不気味な一家に追い詰められるまさに地獄のような状況で、圧倒的な緊張感と狂気を味わえます。

2026年1月9日（金）より公開50周年を記念して『悪魔のいけにえ』の4Kリマスター版が全国の劇場で上映決定！この機会に迫力のある映画館で視聴してみるのもおすすめです。

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『ローズマリーの赤ちゃん』（1968年）

（引用：U-NEXT）

不吉な噂が絶えない古いアパートに越してきた若夫婦・ガイとローズマリー。

ある時、隣家の娘が亡くなり、ローズマリーは形見のペンダントを受け取る。

 

その後、ガイとローズマリーは日付を決めて子供を作ろうとするが、ローズマリーは失神してしまい…。

（引用：U-NEXT）

悪魔の誕生を描いた不朽の名作『ローズマリーの赤ちゃん』。

悪魔の怖さだけでなく、それが自分に宿るおぞましさ、そして自分の目的のために他者を利用する人間の怖さが描かれた、嫌な空気が漂う不気味な恐怖を味わえる作品です。

悪魔＝アンチキリストの誕生を描いた本作は、そのテーマ性から「呪われている」と言われています。

制作にかかわった人々が病に侵されたり、殺人容疑をかけられたり、本作の監督の妻であり女優のシャロン・テートがカルト集団に襲われ殺されてしまうなど、不吉な事象が多く起こりました。

そんな背景も、本作を恐ろしいものにしている要因の1つです。

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『エクソシスト』（1973年）

（引用：U-NEXT）

人気女優のクリスはロケのため、一人娘・リーガンと仮住まいを始める。

間もなくその家で不可解な現象が起こり始め、さらにリーガンの言動や形相は悪魔そのものとなっていった。

 

万策尽きたクリスはカラス神父に悪魔払いの儀式を行うよう頼むのだった。

（引用：U-NEXT）

『エクソシスト』は、悪魔に取り憑かれてから悪魔祓いに至るまでの様子を丁寧に描いた、悪魔祓いの古典的作品です。

本国アメリカでは、1973年の興行収入で第1位の大ヒットを記録しました。

悪魔に取り憑かれるとどのようになってしまうのか、「悪魔祓いをおこなう」という結論に至るまでにどのような道筋を歩むのか、そのプロセスや苦悩がリアルに描かれています。

手に汗握る悪魔祓いの様子に、きっと夢中になってしまうでしょう。

邪悪な悪魔との対峙の行く末とは…結末まで目が離せません。

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『サスペリア』（1977年）

（引用：DMM TV）

ニューヨークからドイツのバレエ学校にやってきたスージー。

（中略）ハードなレッスンが始まるが、不安や疲労がたまったスージーは倒れてしまい、目が覚めると寄宿舎のベッドにいた。

 

そこで彼女は、以前から学校で何人もの人間が行方不明になっているという謎めいた話を聞かされる。

（引用：DMM TV）

『サスペリア』は、鬼才ダリオ・アルジェント監督による「魔女3部作」シリーズの第1作目です。

なお、1975年公開の同監督による映画「サスぺリアPART2（原題：Profondo Rosso）」は続編ではなく、本シリーズとはまったく別の作品である点にご注意ください。

『サスペリア』の魅力は毒々しく奇抜で鮮やかな色彩と、ゴブリンによる恐怖を煽る音楽でしょう。

行方不明者が多発するバレエ学校で一体何が起こっているのか、先が読めない恐怖と、オカルト色のある「阿鼻叫喚」がふさわしい展開で視聴者を引き付けます。

2018年公開のルカ・グァダニーノ監督によるリメイク版もおすすめ！オリジナル版とは異なる埃をかぶったような薄暗い雰囲気ですが、洗礼されたおぞましさと、政治や時代背景を絡めた深みのある複雑な作品に仕上がっています。

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『オーメン』（1976年）

（引用：DMM TV）

6月6日6時。妻が死産した駐英大使は、同じ日に生まれた孤児を引き取りダミアンと名付け育てる。

 

ダミアンの周辺では不吉な殺人事件が多発、事件を追う大使はエクソシストであるブーゲン・バーゲンから、ダミアンこそが地上に復活した悪魔の子であることを知らされる…。

（引用：DMM TV）

悪魔の子・ダミアンを巡って巻き起こる不可解な事象を描いた『オーメン』。

悪魔や悪魔主義を示す数字「666」をモチーフにしながら、邪悪な存在が巻き起こす“不吉”を徹底的に描いています。

次々に起こる不吉な現象の中で、登場人物たちが核心に近づいていく緊迫感も詰まった本作。

見た目は可愛らしい子供だからこそ、そのおぞましさと邪悪さが際立っています。

2024年にはシリーズ第1作目の前日譚にあたる『オーメン：ザ・ファースト』が公開されました。より徹底・洗礼された“悪魔崇拝”の詳細と、ダミアンがどのようにして誕生したのかが描かれるため、こちらの視聴もおすすめです。

DMM TVで『オーメン』を視聴する！

『エルム街の悪夢』（1984年）

（引用：U-NEXT）

エルム街に暮らす女子高生ナンシーの親友ティナが、顔の焼けただれた鉤爪の男フレディが現れる夢を見るように。

やがて、夢のなかで襲われた彼女は絶命してしまう。

 

他の友人もフレディの悪夢に悩まされ、ナンシーも夢のなかで彼と対峙することになるが……。

（引用：U-NEXT）

 

レザーフェイスが登場する『悪魔のいけにえ』や、ジェイソンが登場する『13日の金曜日』などのように、ホラー映画のアイコン的存在となった鉤爪の男フレディが登場する『エルム街の悪夢』。

「夢の中で襲われると現実でも死んでしまう」という恐ろしい設定が魅力的です。

眠ることへの恐怖と、夢というコントロールできない逃げ場のない恐怖に追い詰められます。

緊張感を募らせる音楽や、手作り感のある造形や演出にも注目してみてください。

シリーズ全7作品に加え、『13日の金曜日』とのクロスオーバー、さらに2010年にはサミュエル・ベイヤーが監督を務めるリメイク版も制作されました。

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まずはコレから！「初心者向け」おすすめホラー映画ランキング【10選】

続いては、初心者におすすめのホラー映画を紹介します。

「まったく怖くない」というわけではありませんが、怖さが控えめなものや、設定が面白く視聴しやすいものを中心に、おすすめのホラー映画をピックアップしました。

上記10作品について、それぞれ紹介していきます。

「ホラー映画に慣れていない」という方は、ぜひこれらの作品からホラー映画に挑戦してみてくださいね。

『シックス・センス』（1999年）

（引用：DMM TV）

（前略）高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者からの凶弾に倒れてしまう。

リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かることに。

 

コールは常人にはない特殊な“第6感”、死者を見ることができる能力を持っていた。

コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。

 

そして彼には予想もつかない真実が待ち受けていた…。

（引用：DMM TV）

ホラー映画の中でも名作として、長年愛され続けている『シックス・センス』。

「どんでん返し」系の展開や緻密なストーリー性で人気を博している、M・ナイト・シャマランが手掛けています。

本作も伏線が張られた複雑かつ重厚な構成で、ホラー映画にジャンル分けされているものの怖さはかなり控えめ！

ヒューマンドラマとしての要素が強くありながらも、「ホラー」だからこその表現を用いている、切なくも心温まるストーリーが魅力的です。

ここまで魅力をお伝えしましたが、事前知識を入れずにまず見ていただきたい…！

初めて視聴したときと、2回目以降に視聴するときで違った楽しみ方ができる、何度でも見たくなる作品です。

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『ゲット・アウト』（2017年）

白人の恋人・ローズの実家に招待された黒人のカメラマン・クリス。

ローズの家族から過剰なまでの歓迎を受けた彼は、黒人の使用人たちの奇妙な態度に動揺する。

 

翌日、白人ばかりのパーティで黒人の若者を見つけたクリスは、思わず彼を撮影するが…。

（引用：U-NEXT）

本作で鮮烈な監督デビューを果たした、ジョーダン・ピールが手掛ける『ゲット・アウト』。

怖くはあるものの霊的な怖さではなく、サイコスリラーの要素が強いため、ホラー映画を普段あまり見ない方にもおすすめです。

本作の魅力はなんといっても、度肝を抜かれるようなストーリーではないでしょうか。

恋人の家族が開いたパーティーで、主人公が目にする不可解な言動や襲い掛かる不快感の数々。

その真意とは一体―先の読めない展開に夢中になってしまうこと間違いなしです。

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『エスター』（2009年）

（引用：U-NEXT）

赤ん坊を死産で失い悲嘆に暮れるケイトとジョン夫婦は、表面だけでも普通の生活に戻そうと、養子を迎えることを決意する。

 

地元の孤児院を訪れた夫婦は、少女・エスターに惹きつけられ、引き取ることに。

だが、ケイトはエスターの本性に気づき始める。

『エスター』は、『シックス・センス』や『ゲット・アウト』と同様に、衝撃的な展開を楽しめる名作ホラー映画です。

養子に迎えた聡明な少女・エスターの“何やらおかしい”言動…彼女の狙いとは一体何なのか、驚くべき真実が明かされます。

ミステリーやサイコスリラー要素が強く、独自性が光る奇妙なストーリーも面白いため、ホラー映画に慣れていない方にもおすすめです。

2022年には前日譚が描かれる『エスター ファースト・キル』も公開されました。前日譚ではあるものの、視聴する際には公開された順番通りに『エスター』から見るのがおすすめです！

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『サユリ』（2024年）

夢の一戸建てマイホームに引っ越してきた神木家。

しかし、家族7人の幸せの時間も束の間。

 

どこかから聞こえる奇怪な笑い声とともに、一人ずつ死んでいく家族―。

中学3年生の則雄は、同級生の住田に突然話しかけられ、「気をつけて」と言われる始末。

 

そんな神木家の恐怖のどん底に突き落とす呪いの根源は、この家に棲みつく少女の霊“サユリ”だった…。（後略）

（引用：DMM TV）

押切蓮介による漫画『サユリ』を実写映画化した本作。

あまりネタバレになることは言いたくありませんが、前半と後半で一気に展開が変わることが魅力的です。

本作も、事前知識を入れずにまずは視聴していただきたい一作…！

なすすべなく恐怖と絶望に陥るものの、それに対抗しようとする様子が描かれる、単なるホラーには留まらない作品です。

思わず笑ってしまうほどの衝撃的な展開から「初心者向け」としておすすめしていますが、恐ろしい描写もしっかりあるためご注意を！

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『ハッピー・デス・デイ』（2017年）

高飛車でパリピな女子大学生・ツリーは、今日もパーティで男を物色。

見知らぬ男・カーターのベッドで目覚めたツリーは、どこか既視感にとらわれていた。

 

その日も男を漁っていると謎の殺人鬼に殺され、またカーターのベッドで目覚めるのだった。

（引用：U-NEXT）

『ハッピー・デス・デイ』はタイムリープをテーマにしたホラー映画です。

ホラー要素はそこまで強くなく、コメディ要素やティーン映画らしい展開がある、楽しんで視聴できるホラー映画に仕上がっています。

何度も何度も殺されてはタイムリープを繰り返し続ける主人公・ツリーを、きっと応援したくなること間違いなし！

面白い設定とテンポよく進むストーリーはもちろん、タイムリープによって徐々に変わっていく、主人公のキャラクター性も魅力的です。

上映時間も比較的短めなため、サクッと視聴したい方もぜひ視聴してみてはいかがでしょうか。

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『ブラック・フォン』（2021年）

マジシャンだという男に拉致され、地下室のような密室に閉じ込められた少年・フィニー。

すると突然、断線している黒電話のベルが鳴り、死者からのメッセージが聞こえてくる。

 

一方、フィニーを捜す妹・グウェンは、兄の失踪に関する不思議な予知夢を見て…。

（引用：U-NEXT）

『ブラック・フォン』は筆者イチオシのホラー映画です！

恐ろしい男に誘拐され、さらにその密室にある電話からは死者からのメッセージが聞こえる…。

それだけ聞くと恐怖しかなさそうですが、少年ジャンプのような熱い展開も楽しめるストーリーが魅力です。

ただし、驚かせる描写―ジャンプスケアは一級品のためご注意ください。

2025年11月には続編『ブラック・フォン2』も公開されました。

主人公たちも続投した完全な続編のため、まずは第1作目の『ブラック・フォン』から視聴してみてくださいね。

決して初心者向けではありませんが、同監督による『フッテージ』も筆者のお気に入りのホラー映画です。

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『M3GAN／ミーガン』（2022年）

玩具会社の研究者・ジェマは、子供の最高の友達となる人間のようなAI人形・M3GAN（ミーガン）を開発していた。

 

ある日、両親を亡くした姪のケイディを引き取ることになったジェマは、ミーガンに「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示するが…。

 

（引用：U-NEXT）

『M3GAN／ミーガン』は、コメディ感のあるストーリー性と、華麗に“敵”を懲らしめるAI人形・ミーガンのキャラクター性で話題になりました。

両親を亡くした少女・ケイディのもとにやってきたミーガンは、「ケイディを守る」という指示に、手段を選ばず忠実に従います。

ミーガンの魅力は、“愛”に溢れた可愛らしさ、圧倒的なパワーと身体能力を兼ね備えた強さ、そしてド派手で過激すぎる対処法ではないでしょうか。

怖さはあれど、可愛らしさと笑える要素もある『M3GAN／ミーガン』を好きになる方はきっと多いはずです！

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『ドント・ブリーズ』（2016年）

親と決別し、街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマネーと友人のアレックスとともに、大金を隠し持つと噂される盲目の老人の家に強盗に入る。

 

しかしその老人は目が見えない代わりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚を持っていて…。

（引用：U-NEXT）

『ドント・ブリーズ』は、強盗に入った家で盲目の老人に襲われる恐怖を描いたホラー映画です。

元軍人であり戦闘能力が高く、圧倒的な聴力を持った老人が迫る様はまさに恐ろしい…！

ですが、あくまでも「強盗しにきた若者」が襲われているため、どこかスカッとするでしょう。

それだけに留まらない恐怖体験も描かれていますが…手に汗握る展開と、ある意味“悪”を成敗している様子には、ホラーだけではない魅力が詰まっています。

90分以内の比較的短めの作品であるため、手軽に見られるホラー映画を探している方にもおすすめです。

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『28日後…』（2002年）

動物保護活動家たちが霊長類研究所を襲撃し、精神的な怒りを促進するウイルスに感染した実験用チンパンジーを解放。

その直後、ウイルスが外に漏れてしまう。

 

それから28日後、交通事故で昏睡状態だったジムは病院で意識を取り戻すが、人の気配が全くなく…。

 

（引用：U-NEXT）

危険なウイルスに感染した人々―いわゆるゾンビから逃げる様子を描いたサバイバル・ホラー映画『28日後…』。

これまでゆっくり歩いたりさまよっていたゾンビたちが「走るようになった」きっかけの映画の1つともいわれています。

全速力で襲い掛かるゾンビの恐怖と、ゾンビが蔓延る世界での対立や支配しようとする人間の暴力性の恐怖を描いた本作。

おしゃれな演出が多くロードムービーっぽさもあるため、ホラー映画初心者にもおすすめです。

2025年6月には『28年後…』が公開され、2026年1月にはその続編『28年後… 白骨の神殿』も公開決定しました。『28日後…』と『28週後…』、『28年後…』はそれぞれ主人公が異なるため、最新作を急いで追いたい場合には『28年後…』からの視聴もおすすめです。

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『IT／イット “それ”が見えたら終わり』（2017年）

ある静かな田舎町で児童失踪事件が相次ぐなか、内気な少年・ビルの弟が大雨の日に外出し、おびただしい血痕を残して姿を消す。

 

ビルが自分を責め悲しみに暮れていると突然目の前に「それ」が現れ、ビルは「それ」の恐怖に取りつかれてしまう。

（引用：U-NEXT）

『IT／イット “それ”が見えたら終わり』は、全世界興行収入7億ドルを超える大ヒットを記録したホラー映画です。

原作は同じですが、トミー・リー・ウォレス監督による1990年公開のテレビミニシリーズ『IT』とは繋がりはありません。

恐怖演出はもちろんしっかりありますが、少年たちが恐ろしいピエロ・ペニーワイズに立ち向かうというアドベンチャー感もあり、比較的見やすいホラー映画に仕上がっています。

続編では大人になった主人公たちが再びペニーワイズと対峙する様子が描かれており、冒険感も健在！さらにU-NEXTでは、第1作目の前日譚が描かれるドラマ『IT／イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。』が独占配信されています。

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本当に怖い！「トラウマ級」おすすめホラー映画ランキング【10選】

続いては、トラウマ級に怖いホラー映画を紹介します。

「霊的な怖さ」はもちろん、「人間の怖さ」や「病気の怖さ」など、様々なジャンルの“恐怖”を描いたホラー映画を集めました。

とびきり怖いホラー映画を見たい方は、ぜひチェックしてみてくださいね！

『ソウ』（2004年）

（引用：U-NEXT）

薄汚れた広い浴室で目覚め、戸惑う若者・アダムと医師のゴードン。

 

やがて、「時間内に相手を殺して逃げろ」というメッセージを受け取り、離れた場所に鎖でつながれて身動きできない2人は、知恵を絞りながらも、エゴまみれの醜いサバイバルゲームを開始する。

 

（引用：U-NEXT）

ホラー映画の中でも人気の高い『ソウ』シリーズ。

中でも第1作目の『ソウ』は、原点にして頂点とも言われている名作です。

密室に閉じ込められ、「制限時間内に相手を殺さなければならない」という状況下で、徐々に狂っていく2人の様子と、なぜその2人が捕らわれたのかが明かされる謎解きのようなストーリーが、恐ろしくも視聴者の心を掴みます。

このサバイバルゲームに隠された真実とは…低予算でありながらも見応えのあるストーリーが展開する衝撃作です。

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『へレディタリー／継承』（2018年）

グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。

娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に悲しみを乗り越えようとする。

 

だが、アニーたちはエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかず…。

 

（引用：U-NEXT）

『へレディタリー／継承』は、今やホラー映画の監督として名を馳せているアリ・アスターの長編映画監督デビュー作です。

「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」「21世紀最高のホラー映画」とも称されており、奇抜で斬新かつ衝撃的で残酷なストーリーが展開します。

残酷で救いのない恐怖が襲い掛かるだけでなく、中盤で雰囲気が一変し、また別の恐怖に包まれることに…。

恐怖の根源とは一体何なのか、恐ろしくも目が離せない展開に注目です。

本作『へレディタリー／継承』と『ミッドサマー』、『ボーはおそれている』はそれぞれ「究極の恐怖」「究極の祝祭」「究極の狂気」の“究極3部作”と言われています。続きもののようなストーリーなどの関連性はありませんが、アリ・アスター監督自身も「3部作のようなもの」と発言しました。

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『邪悪なるもの』（2023年）

教会が終わった、神なき世界。

悪魔に魂を乗っ取られ、体が腐敗していく者―“悪魔憑き”の存在が人々の生活に暗い影を落としていた。

 

“悪魔憑き”は適切に処理されなければならず、7つのルールを守らなければ、悪魔の力が伝染病のように広がり、やがてこの世の終わりが到来するという。

 

ある日、ペドロとジミーの兄弟は村の外れに変死体を発見し、さらには近隣の住民が“悪魔憑き”を隠していることに気付くのだが…。

 

（引用：DMM TV）

強烈かつ容赦ないスプラッター表現でも話題になった『テリファー』を手掛けた監督、デミアン・ルグナによる『邪悪なるもの』。

日本では2025年1月と比較的最近公開された知る人ぞ知るホラー映画ですが、こちらも『テリファー』と同様に容赦ないトラウマ級のホラー映画に仕上がっています。

この世の終わりから逃れるために“悪魔憑き”を処理しようとする主人公たちと、彼らを何度も襲い掛かる絶望的すぎる状況の数々。

“悪魔憑き”に対する7つのルールの存在が、本作をより恐ろしいものに仕上げています。

救いのない絶望を味わいたい方は、覚悟のうえで視聴してみてはいかがでしょうか。

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『TALK TO ME／トーク・トゥ・ミー』（2022年）

母を亡くした高校生のミアは、気晴らしに仲間とSNSで話題の「#90秒憑依チャレンジ」に参加してみる。

 

ミアたちはそのスリルと強烈な快感にのめり込み、チャレンジを繰り返していくが、仲間の1人にミアの母の霊が憑依し―。

 

（引用：DMM TV）

『TALK TO ME／トーク・トゥ・ミー』は、登録者数679万人を誇るYouTubeチャンネル「RACKARACKA」で知られる、人気YouTuberであるフィリッポウ兄弟が、長編映画監督としてデビューしたことで話題を集めました。

「90秒憑依チャレンジ」を通して、SNSに縛られる現代社会ならではの若者の苦悩や葛藤も描いた、考えさせられることもあるホラー映画です。

自分や友人が霊に取り憑かれる様子でさえも、エンタメとして消化してしまう若者たち。

主人公・ミアに襲い掛かる恐怖とは―過激かつ残酷な表現で描かれる結末を見届けてみてください。

DMM TVで『TALK TO ME／トーク・トゥ・ミー』を視聴する！

『冷たい熱帯魚』（2010年）

小さな熱帯魚店を経営する社本と妻の妙子は、娘の美津子が万引きしたと連絡を受け、スーパーへ向かう。

そこで警察への通報をされそうになったとき、同じく熱帯魚店を経営する村田幸雄の介入でお咎めなしに。

 

社本よりはるかに大きい店構えを持つ村田は、若い女の子を全寮制の寮付きで雇っており、美津子もそこで面倒を見ても良いと申し出る。

再婚相手の妙子と美津子の不仲に悩んでいた社本はその申し出を受け入れる。

 

完全に村田のペースに乗せられた社本夫婦は、熱帯魚の養殖ビジネスに協力することになるが、どんどん深みにはまっていく…。

 

（引用：DMM TV）

『冷たい熱帯魚』は、1993年に起こった「埼玉愛犬家連続殺人事件」をベースに制作された映画です。

サイコスリラーやクライムの要素の方が強いですが、ホラー映画としても扱われています。

『冷たい熱帯魚』の恐ろしさは、何と言ってもでんでん演じる村田幸雄でしょう。

一見、気さくで面倒見が良く優しい村田ですが、その実、裏では想像も絶することをしていたのです。

その二面性の恐ろしさは、多くの人のトラウマになったのではないでしょうか。

狂気に満ちた世界観と、迫力のある演技に注目です。

DMM TVで『冷たい熱帯魚』を視聴する！

『ジェーン・ドウの解剖』（2016年）

ベテラン検死官トミーは、同じく検死官の息子オースティンと遺体安置所を営んでいる。

ある嵐の夜、警察から緊急の依頼が入る。

それは、謎の惨殺事件の現場から全裸で見つかった身元不明の美女“ジェーン・ドウ”の死体の検死解剖だった。

 

通常の検死だと思われたが、メスを入れ解剖を進めるにつれ、体内が焼かれ切断されているなど、異常な状態が判明。

 

やがてあり得ない物の数々が体内で見つかり、起こり得ない現象が次々と発生、衝撃と戦慄が走る。（後略）

 

（引用：DMM TV）

ホラー映画に慣れた方にもおすすめな『ジェーン・ドウの解剖』。

美しく謎めいた女性の遺体、そして検死解剖時に不可解な現象が起こり始め、逃げることもできないという、恐怖のための設定が盛り込まれています。

「遺体からおかしなものが出てくる」「遺体の状態が異常」というだけでも恐ろしいですが、ジャンプスケア（驚かせる演出）も多いのが本作の魅力です。

真相に近づくにつれてより過激になっていく現象…果たして真実と結末とは？

逃げられないという状況の怖さと、不可解すぎる気味の悪さが光ります。

「ジェーン・ドウ」とは「身元不明の女性」を指す言葉です。

DMM TVで『ジェーン・ドウの解剖』を視聴する！

『ミスト』（2007年）

（引用：U-NEXT）

田舎町で家族と共に暮らすデヴィッドは、ある日息子と共にスーパーマーケットへ出かけるが、街全体が突如濃い霧に包まれ、店内は缶詰め状態に。

 

やがて霧から逃れてきた人々から「霧の向こうに怪物がいる」と聞かされたデヴィッド達は、次第に混乱し始め…。

 

（引用：U-NEXT）

『ミスト』は、スティーヴン・キングの小説をもとに制作されたホラー映画です。

「霧の中に怪物がいる」という恐怖だけでなく、スーパーマーケットに閉じ込められ、そこで巻き起こる、追い詰められた人々による狂気的な人間模様も描かれています。

そして、『ミスト』は衝撃的な結末でも有名です。

監督は原作とは異なる展開を描き、その衝撃的な結末に原作者スティーヴン・キングも絶賛しました。

先の見えない霧、そこに潜む怪物、そして窮地に陥った人間の恐ろしさを体感できます。

U-NEXTで『ミスト』を視聴する！

『死霊のはらわた』（1981年）

（引用：U-NEXT）

テネシー州の深い森の中にある廃屋に、休暇を楽しむ男女5人がやってきた。

その地下には古い本とテープレコーダーがあった。

 

テープを再生すると、死者を蘇らせる呪文が解き放たれ、まずシェリルが襲われる。

そして、次々と死霊に取りつかれてしまう。

 

（引用：U-NEXT）

『死霊のはらわた』は、初代『スパイダーマン』シリーズを手掛けたサム・ライミの、初長編映画監督作品です。

「最も重要なカルト映画」「史上最高のホラー映画」「最も成功したインディペンデント映画（インディーズ・自主制作映画）」のひとつであると評価され、日本でもスプラッター・ホラー映画ブームの火付け役となりました。

死霊に取り憑かれた友人に襲われ、生き残るためには「死霊を倒す方法」に従ってその友人を手にかけなければならない…という恐ろしい状況を、過激なスプラッター表現とともに描かれています。

死霊（に取り憑かれた友人）との戦いはバイオレンスでありながら、低予算による手作り感や、今見ると笑えてしまうような描写もあり、そのユーモアやシュールさも本作の魅力です。

U-NEXTで『死霊のはらわたを視聴する！

『震える舌』（1980年）

郊外の団地に三好昭と妻の邦江、娘の昌子の三人家族は住んでいた。

その付近には、まだ葦の繁みがあり、ある日昌子は湿地の泥の中を蝶を追って捕虫網をふりまわしていた。

 

数日後、母の邦江は昌子の小さな異常に気づいた。

食事中、昌子は食物をポロポロこぼし、トイレに立って後ろ姿は鷲鳥のような歩き方をしている。

 

風邪かなと邦江は心配したが、その直後に昌子は絶叫をあげて倒れる…。

 

（引用：DMM TV）

三木卓の同名小説を原作とした、破傷風菌に感染した様子を描く『震える舌』。

医療ドラマとしてではなく、「新しい恐怖」としてホラー・オカルトらしい方向性で制作されました。

ただ、実際のところはホラー映画らしさは少なく、医療ドラマ・ヒューマンドラマの要素が強いため、ホラー映画に慣れていない方でも視聴しやすいでしょう。

しかし、破傷風の恐ろしさはまさにトラウマレベルです。

筋肉のけいれんやこわばりが起こることから、「悪魔の病」「悪魔憑き」とも呼ばれており、そんな病の恐ろしさと治療の大変さをリアルに描いています。

DMM TVで『震える舌』を視聴する！

『ミッドサマー』（2019年）

アメリカで暮らす大学生のダニーと恋人のクリス、その仲間たちは、交換留学生であるペレの故郷スウェーデンで夏至におこなわれる祝祭に誘われる。

その村では、90年ぶりに9日間の浄化の儀式がおこなわれ、人々が着飾って様々な出し物をするのだという。

 

人里離れたヘルシングランド地方、森の奥深く、美しい花々が咲き乱れる“ホルガ村”を訪れた5人は“白夜”のもと、優しく穏やかな村人たちから歓待を受ける。

 

しかし、閉鎖空間の中、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。

妄想、トラウマ、不安、恐怖…それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

 

（引用：DMM TV）

『ミッドサマー』は夜になっても暗くならない、白夜が訪れるスウェーデンを舞台にしており、“明るい”ホラー映画として話題になりました。

美しいホルガ村で主人公たちに襲い掛かるのは、ホルガ村で暮らす彼らにとっての“普通”の儀式。

こちらの常識が通用しない―そんなカルトの怖さを描いた本作は、普通のホラー映画とは毛色が異なり、怖さよりも気持ち悪さを強く感じる方が多いです。

カルトホラーを描きながら、“絶望や愛憎が入り混じった、“アリ・アスター監督らしさ”が伝わってくるホラー映画に仕上がっています。

各動画配信サービス（サブスク）では通常版に加え、未公開シーンなどが追加されたディレクターズカット版（R18+）も配信されています。

DMM TVで『ミッドサマー』を視聴する！

不気味な空気漂う！「日本の」おすすめホラー映画ランキング【10選】

続いて、日本のホラー映画を紹介します。

日本のホラー映画は、「日常にあるかもしれない現実感」と「ジメジメとした重い空気感」が特徴的です。

その後のホラー映画に強い影響を与えた名作や、普通のホラー映画とは一線を画す奇抜なもの、公開されたばかりの新作など、様々なホラー映画をピックアップしました。

どれも日本のホラー映画らしい空気感と恐怖が味わえますよ。

『リング』（1998年）

ちまたに勃発する原因不明の突然死。

呪いが込められたビデオテープの存在の噂は、都市の人々の間に急速に広まっていった。

 

浅川玲子は、ある事件を追いかけるうちにそのビデオテープを見てしまう。

そのビデオには、見たものを7日間の期間で確実に死に追い込むという、恐怖の呪縛が潜んでいた。

 

玲子は別れた夫の高山竜司に相談するが、彼もまたそのビデオを見てしまう。

息詰まるような限られた時間の中で、彼らは生き残りをかけてその謎に挑む。

 

（引用：DMM TV）

日本のホラー映画ブームの火付け役となった『リング』。

「呪いのビデオ」を巡り、今やホラー映画のアイコン的存在となった「貞子」について描かれています。

「日本のホラー映画の最高峰」と言われるほど高く評価されており、呪いや人間の怖さはもちろん、重厚なストーリーが魅力的です。

鈴木光司による原作小説は謎解きをメインとしたミステリーで、本作では原作よりもオカルト感が強くなっているもののミステリー要素もしっかりあるため、ホラー映画としてもミステリー映画としても楽しめます。

DMM TVで『リング』を視聴する！

『黒い家』（1999年）

この人間には心がない―。

 

若槻慎二は生命保険会社の北陸支社で保険金の支払査定に忙殺されていた。

ある日、顧客・菰田の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。

 

以来菰田とその妻・幸子から執拗に保険金請求されるが、彼らの不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。

信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。（後略）

 

（引用：DMM TV）

『黒い家』は、人間の闇を描く、“ヒトコワ”系の先駆けともいえるホラー映画です。

常人の理解を超える、サイコパスな人間の恐怖がこれでもかというほどに描かれています。

そんな菰田幸子を演じる大竹しのぶの怪演は、今でも語り継がれるほどです。

ホラー映画というよりもサイコスリラーとしての要素が強いため、いわゆる霊的なホラー映画が苦手な方にもおすすめ。

「人間が結局1番怖い…」そう思わざるを得ない、何をするかわからない人間の恐怖が詰め込まれています。

DMM TVで『黒い家』を視聴する！

『来る』（2018年）

幸せな新婚生活を送る秀樹の勤務先に、ある日謎の訪問者が現れる。

その人物は秀樹と妻しか知らない誕生前の娘の名を口にし、取り次いだ後輩は謎の死を遂げる。

 

2年後、周囲で起きる不可解な現象に悩んだ秀樹は、オカルトライター・野崎に相談を持ちかける。

 

（引用：U-NEXT）

『来る』は、普通のホラー映画とはひと味違う、変わり種のホラー映画を見たい方におすすめです。

謎めいた“怪異”や“呪い”といった怖さだけでなく、人の怖さも描かれています。

個性豊かな登場人物たちや、賛否両論を呼んだ一気に空気感が変わる予想を裏切る衝撃的な展開も唯一無二の魅力です。

エンタメ感も強いため、ホラー映画が苦手な方でも視聴しやすいのではないでしょうか。

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『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』（2025年）

敬太は幼い頃、弟・日向が自分と出かけた山で失踪するという過去を持ち、今は失踪した人間を探すボランティア活動を続けていた。

 

そして、ある日突然母から古いビデオテープが送られてくる。

それは、日向がいなくなる瞬間を映したビデオテープだった。

 

霊感を持つ同居人の司はそのテープに禍々しい雰囲気を感じ、敬太に深入りしないように助言するが、敬太はずっと自分についてまわる忌まわしい過去を辿るべく動き出す。（後略）

（引用：DMM TV）

『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は、ドラマ『イシナガキクエを探しています』で演出を手掛けた、ホラー界の新星・近藤亮太の映画監督デビュー作です。

さらに、『呪怨』や『犬鳴村』などを手掛けるホラー映画の巨匠・清水崇が総合プロデューサーを務めました。

「かつて少年時代の自分を心底震え上がらせたJホラーを、もう一度正面から作りたい」という思いで制作された本作。

静かでありながら気味が悪く不穏な空気が続き、ジワジワと追い詰められるような恐怖…まさに古き良き日本のホラー映画を味わえます。

DMM TVで『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』を視聴する！

『オーディション』（1999年）

（引用：DMM TV）

7年前に妻を亡くして以来、男やもめの暮らしを続ける主人公・青山。

彼は、再婚相手を探すためのオーディションで、「麻美」という名の美しい女性と出会う。

 

次第に惹かれあっていく二人。

だが、「麻美」の異常なまでの愛情は、青山を恐怖のどん底に突き落とす…！

 

（引用：DMM TV）

日本だけに留まらず世界的にも高く評価された、『オーディション』。

様々なホラー映画に影響を与えた本作は、2003年に映画プロデューサーのスティーヴン・ジェイ・シュナイダーによる『死ぬまでに観たい映画1001本』に選出されました。

本作は霊の怖さではなく人の怖さを描いた、いわゆる“ヒトコワ”系のホラー映画です。

不穏で謎めいた空気感と現実と悪夢が入り乱れるような表現、そしておぞましすぎる描写が、本作の恐ろしさであり魅力でしょう。

「キリキリキリ…」がきっと頭から離れなくなるはずです。

DMM TVで『オーディション』を視聴する！

『仄暗い水の底から』（2002年）

親権を主張し、自立するため新居探しを始め、淑美と娘の郁子は「なにか」を感じるマンションに行き当たる。

室内の湿気、水道水の不味さ、雨漏り、子供の足音。

 

（中略）淑美の狂おしいまでの娘に対する思いがある存在をもひきつけてしまったのだ。

 

郁子が通う幼稚園で2年前に女の子が行方不明になった事件。

その未解決事件とともに、淑美と郁子の運命は大きく変わり始める。

 

（引用：DMM TV）

『仄暗い水の底から』は、鈴木光司による同名ホラー短編集のうち、第1編『浮遊する水』を原作としています。

なぜ主人公・淑美が住む部屋で不可解な現象が起こるのか、真実に迫るとともに明かされる切ないストーリーが魅力的です。

また、「水」を多く用いて表現される恐怖描写は、日本のホラーらしいジメジメとした不快で気味の悪い空気感をより増長させています。

2005年には、ハリウッドリメイク版『ダークウォーター』も公開されました。

DMM TVで『仄暗い水の底から』を視聴する！

『残穢 -住んではいけない部屋-』（2015年）

小説家である「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から、1通の手紙が届く。

「今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」

 

好奇心を抑えられず、調査を開始する「私」と久保さん。

すると、そのマンションの過去の住民たちが、引っ越し先で、自殺や心中、殺人など数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。

 

彼らはなぜ、“音”のするその「部屋」ではなく、別々の「場所」で、不幸な末路をたどったのか。

 

（中略）すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは？

予定調和を許さない驚愕のラストまで、目が離せない。

 

（引用：DMM TV）

『残穢 -住んではいけない部屋-』は公開当時から「怖い！」と話題を集めたホラー映画です。

 

日本のホラー特有のじわじわとした怖さや不気味さが強く、多くの視聴者を恐怖に陥れています。

 

「実際に起こったことなのでは…？」と思えるほどのリアルな描写で、現実に起こり得るのではないかと、視聴した後も怖さを引きずってしまうでしょう。

 

徐々に真相に迫っていく中で伏線もしっかり張られているため、ストーリーも見応えがあります。

DMM TVで『残穢 -住んではいけない部屋-』を視聴する！

『呪怨 劇場版』（2003年）

（引用：DMM TV）

（前略）幸枝の息子・勝也が帰宅すると妻が倒れていた。

この家に引っ越して以来、一家は不吉なことに見舞われ続けていた。

 

やがて勝也の妹・仁美が不審に思いこの家にやって来るが、どこか様子のおかしい勝也に門前払いされてしまう。

これを機に、仁美にも不吉なことが憑きまとうようになり…。

 

（引用：DMM TV）

『呪怨 劇場版』は「伽椰子」や「俊雄」といった、今や日本のホラーのアイコン的存在となった人物が登場するホラー映画です。

『呪怨 ビデオオリジナル版』『呪怨2 ビデオオリジナル版』の公開後、じわじわと人気を集め、『呪怨 劇場版』が公開されました。

普段の生活の中に霊が現れるという描写が特に恐ろしく、「布団の中にも霊が出てくる」という多くの人にトラウマを植え付けた描写も有名です。

時系列が入り乱れてストーリーが展開するため、より謎めいた恐怖を体感できます。

繋がりもあるため、気になった方はビデオオリジナル版も視聴してみてください。

DMM TVで『呪怨 劇場版』を視聴する！

『着信アリ』（2003年）

（引用：DMM TV）

ある日、友人の携帯に届いた奇妙なメッセージ。

そこには、友人の声で身の毛もよだつような悲鳴が録音されていた。

 

発信者の番号は友人本人の番号。着信時刻は3日後の時刻。

 

その場はいたずらだと軽く片付けたが、数日後その友人は録音とまったく同じ悲鳴をあげて着信時刻に死んだ。

 

同様のことが次々起こる。携帯を通じて伝播する死の予告。

そして、とうとう自分の携帯が鳴った…。

 

（引用：DMM TV）

秋元康によるホラー小説シリーズを原作とした『着信アリ』。

名監督・三池崇史を迎え豪華キャスト陣も集結した本作は、日本だけでなく世界的にも人気を集め、2008年には設定を新たにしたハリウッドリメイク版『ワン・ミス・コール』も公開されました。

「携帯電話」を巡って巻き起こる逃れられない「死の予告」を描いているため、視聴後に着信音が怖くなった方も多いでしょう。

なぜこのようなことが起こっているのか、謎に包まれたストーリーも魅力的です。

DMM TVで『着信アリ』を視聴する！

『事故物件 恐い間取り』（2020年）

TV番組の出演を条件に、「事故物件」で暮らすことになった芸人の山野ヤマメ。

その部屋で撮影した映像には白い“何か”が映っていた…。

 

番組は盛り上がり、ネタ欲しさに事故物件を転々とするヤマメ。

しかし、人気者になっていく一方、次々と怪奇現象に巻き込まれていく。

 

そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた―。

 

（引用：DMM TV）

『事故物件 恐い間取り』は、芸人・松原タニシによるノンフィクション書籍を原作として制作されたホラー映画です。

興行収入は23億円を超えるヒットを記録し、2025年7月には続編となる『事故物件ゾク 恐い間取り』も公開されました。

「恐い間取り」と記載があるものの、雨穴原作の映画『変な家』のような間取り自体への怖さはなく、実話に基づくリアルな怖さを描きつつも全体的にコメディ要素もあり怖さも控えめです。

賛否両論あるものの、ハマる人にはハマる意外な結末にも注目してみてください。

DMM TVで『事故物件 怖い間取り』を視聴する！

世界観に魅了される！「洋画の」おすすめホラー映画ランキング【10選】

続いては、洋画のホラー映画を紹介します。

海外では日本よりもホラー映画市場が充実しており、数もジャンルも豊富で選ぶのも悩ましいほど…！

当記事では「独特な世界観」に着目して作品をピックアップしました。

ジワジワと怖さを表現することが多い日本のホラー映画とは異なり、洋画のホラー映画は派手な演出や独特な世界観が描かれるものも多いです。

奇抜さが光るホラー映画をピックアップしているので、きっと見てみたくなる作品が見つかるはずです！

『サブスタンス』（2024年）

50歳を超え、容姿の衰えにより仕事を失った元人気女優・エリザベスは、新しい再生医療・サブスタンスに手を出す。

 

薬を接種するとエリザベスの背を破り、若く美しい肉体が現れる。

抜群のルックスとエリザベスの経験を持つ“スー”は、一気にスターとなるが…。

 

（引用：U-NEXT）

見る人に強烈なインパクトを残す、2024年公開の新星ホラー映画『サブスタンス』。

幽霊的な怖さや身震いするような恐怖はありませんが、殴られるような迫力と容赦ないグロテスクな描写が凄まじい、サイコスリラーの要素が強いホラー映画です。

若さと美しさに固執する女優と、彼女をそうさせた周囲を描き、昨今問題視されている外見を重視する「ルッキズム」を風刺するような内容にもなっています。

しかし、そんなストーリーを忘れてしまうほどの、笑ってしまうくらい激しい画の数々が魅力的。

“B級ホラー映画”を彷彿とさせる、独特で勢いのあるストーリーが展開するため、ハマる・ハマらないはあるかもしれませんが、グロテスクな表現に耐性があるならぜひ1度視聴してみてください。

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『ゴーストランドの惨劇』（2018年）

（前略）新居に到着したその日の夜、突然の惨劇が一家を襲う。

2人の暴漢が家に押し入ってきたのだ。

 

しかし、娘を守ろうとする母は必死に反撃し姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする―。

 

あの惨劇から16年後。

妹・ベスは小説家として成功したが、姉・ヴェラは精神を病み、今もあの家で母と暮らしていた。

 

久しぶりに実家に戻ったベスを母は迎え入れるが、ヴェラは地下室に閉じこもっていた。

そして、ベスに向かって衝撃の言葉をつぶやく―。

 

（引用：DMM TV）

『ゴーストランドの惨劇』は、トラウマ必至の残虐表現で話題のスプラッター・ホラー映画『マーターズ』を手掛けた鬼才パスカル・ロジェ監督によるホラー映画です。

本作は日本でもジワジワと人気を集め、「本当に怖いホラー映画」の1つとしてよく挙げられています。

パスカル・ロジェ監督らしい容赦ない暴力と絶望が描かれているだけでなく、多くの伏線が張り巡る見応えのあるストーリーが魅力的です。

果たして真実を見抜けるか―仕掛けられたトリックにきっと翻弄されるでしょう。

DMM TVで『ゴーストランドの惨劇』を視聴する！

『Pearl パール』（2022年）

（前略）ある日、父親の薬を買いに町に出かけ、母に内緒で映画を見たパールは、そこで映写技師に出会ったことから、いっそう外の世界への憧れが募っていく。

 

そんな中、町で、地方を巡回するショーのオーディションがあることを聞きつけたパールは、オーディションへの参加を強く望むが、母親に「お前は一生農場から出られない」といさめられる。

 

生まれてからずっと“籠の中”で育てられ、抑圧されてきたパールの狂気は暴発し、身体を動かせない病気の父が見る前で、母親に火をつけるのだが…。

 

（引用：DMM TV）

主人公役ミア・ゴスの怪演で大きな話題を集めたホラー映画、『Pearl パール』。

「女優になりたい」「田舎町を出たい」そんなごく普通の夢を抱えた主人公・パールが、同時に危険すぎる狂気を纏っているという、そのアンバランスさが魅力的です。

自分の夢のためならどんなことでもする、そんなパールの恐ろしさには誰もが驚愕してしまうはず。

最後の独白シーンと、笑顔で迎えるエンドロールの「純粋な狂気」からは目が離せません。 

本作で爆発したミア・ゴスの魅力と演技力には、これからきっと映画界でよりその名を馳せるだろうと思わされます。

『X エックス』『Pearl パール』『MaXXXine マキシーン』は、タイ・ウェスト監督によるXトリロジー3部作です。『Pearl パール』は第2作目にあたりますが、『X エックス』を見ていなくても楽しめます。

 

本作の視聴後に『X エックス』を見るのも面白いので、気になった方は3部作も見てみてくださいね！

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『NOPE／ノープ』（2022年）

半年前に事故死した父から牧場を受け継いだOJは、事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいた。

 

一方、OJの妹・エメラルドは、その飛行物体を撮影して、“バズり動画”を世に放つことを思いつく。

2人は監視カメラを設置し、飛行物体の撮影に挑むが…。

 

（引用：U-NEXT）

 

『NOPE／ノープ』は、衝撃的な展開と斬新な視点で社会風刺を描いた『ゲット・アウト』や『アス』を手掛けた、深みのあるストーリー性が人気のジョーダン・ピール監督によるホラー映画です。

「見たら死ぬ」という今ではよくある設定を用いながらも、今まで見たことのないような映画体験をさせてくれる本作。

正体不明の「何か」は一体何なのかを追うSF色が強い展開で、緊張感のあるストーリーはもちろん画の美しさや造形に惹かれる方も多いのではないでしょうか。

様々な要素や伏線が散りばめられているので、少々難解な細かなストーリー性を考察するのはもちろん、あまり深く考えずに娯楽映画としても楽しめます。

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『死霊館』（2013年）

1971年、ロードアイランド州ハリスヴィル。

人里離れた一軒家に引っ越してきたペロン一家は、その翌朝から数々の怪現象に襲われる。

 

“何か”の存在を確信した妻は、超常現象研究家のウォーレン夫妻に助けを要請。

夫妻は家の由来を調べ、不気味な事実を知る…。

 

（引用：U-NEXT）

『死霊館』は、実在する超常現象研究家のウォーレン夫妻を主人公としたホラー映画です。

家に引っ越してきてから何かおかしい…そんなホラー映画でお決まりの展開を、不気味で邪悪な雰囲気満載で楽しめます。

そして何より『死霊館』の面白いところは、その現象を調査し解決しようと奮闘するところです。

一体何がこの現象を起こしているのか、見えにくい真実を探る様子は緊迫感があり、またその「何か」によって起こる恐ろしい現象に摩耗していく姿には手に汗握ります。

今やホラー界の人気シリーズとなったその始まりを、ぜひ一度視聴してみてください。

『死霊館』シリーズや関連作品は「死霊館ユニバース」と呼ばれています。「死霊館ユニバース」に属する作品は、『死霊館』シリーズや『アナベル』シリーズ、『死霊館』シリーズで登場した悪魔を掘り下げた『シスター』シリーズなどです。『死霊館』シリーズだけも楽しめますが、ほかのシリーズも視聴するとその世界観が広がりますよ！

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『ザ・メニュー』（2022年）

（前略）太平洋に浮かぶ孤島の人気レストランを訪れたカップル。

目当ては予約が取れない超一流シェフが振舞う極上のフルコース・メニュー。

 

ただそこには想定不可能な“サプライズ”が添えられていた―。（後略）

 

（引用：DMM TV）

奇抜で奇妙な設定と、ホラー映画らしからぬ華やかな料理の数々で魅了する『ザ・メニュー』。

サイコスリラーとブラックコメディの要素が強い、一風変わったホラー映画です。

予約の取れない超一流シェフのフルコースが振る舞われるという設定上、豪勢で美味しそう（？）な料理がたくさん出るため、視覚的にも楽しめます。

ただし、ホラー映画である以上もちろんそれだけには留まりません。

豪華でありながらどこか不気味なこのレストラン…なぜここに人々が集められたのか、ここに集められた人々の共通点とは？

真実に迫るにつれて雰囲気は徐々に変化し、社会風刺のスパイスが効いたストーリーが展開していきます。

その驚きの理由と主人公たちが迎える結末に、最後まで目が離せなくなるでしょう。

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『イノセンツ』（2021年）

ノルウェー郊外の住宅団地。

夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。

 

近所の庭や遊び場で、新しい力を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめるのだった。

 

（引用：DMM TV）

『イノセンツ』は、大友克洋による漫画『童夢』にインスピレーションを受けて制作されました。

『童夢』をそのまま実写化したわけではなく、「子供たちが超能力に目覚める」「団地が舞台」など、『童夢』を思い出させる描写を数多く取り入れつつ、新たなストーリーが展開します。

派手な展開が楽しめる『童夢』とは対照的に比較的静かで、だからこそジワジワと息が詰まるような恐怖を味わえるでしょう。

無邪気な子供が膨大な力を得たらどうなるのか、純粋無垢な子供が純粋なままではいられなくなる、子供だからこその危うさと脆さが、静かに、そして残酷に描かれています。

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『胸騒ぎ』（2022年）

イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦のパトリックとカリン、その息子のアーベルと出会い、同世代の子供を持つ者同士で意気投合する。

 

“お元気ですか？少し間があいてしまいましたが、我が家に遊びにきませんか？”

後日、パトリック夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪ねる。

 

オランダの田舎町。

豊かな自然に囲まれたパトリックの家に到着し、再会を喜んだのも束の間、会話の中で些細な誤解や違和感が生まれていき、それは段々と広がっていく。（後略）

 

（引用：DMM TV）

デンマークとオランダが贈る、不穏すぎるホラー映画『胸騒ぎ』。

徹底的に不快感や違和感を映し出し、まさにタイトル通り「胸騒ぎ」がする状況下でストーリーが進みます。

そしてその小さな違和感は、あまりにも残酷で理解不能なほどの狂気をもたらします。

目を塞ぎたくなるほどの恐るべき結末に、思わず唖然としてしまうはずです。

ヒトコワ系とカルトホラーが入り混じった恐怖が描かれており、その真意は難解ではあるものの、必ず衝撃と恐怖を与えられるでしょう。

2024年には『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』というタイトルでハリウッドでリメイクされました。不快感と狂気性はオリジナル版の方が強いですが、派手な展開やコメディ要素が追加され比較的わかりやすいストーリーに仕上がっているため、こちらもおすすめです。

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『キャビン』（2012年）

女子大生のデイナたち5人は、夏休みに山奥の古ぼけた別荘を訪れるが、地下室で謎の日記を見つけたことから仲間が次々と殺されていく。

 

ところが、この一連の出来事の裏には、彼らがシナリオ通りに死んでいくようコントロールする謎の組織の存在があった。

 

（引用：U-NEXT）

『キャビン』は、ホラー映画への愛が詰まったホラー映画です。

若い男女で山奥の別荘に行くというお決まりのスタートから、「すべてとある組織の”シナリオ”である」という驚きを迎え、先の読めない展開が続きます。

怖さはあるものの設定が面白く、登場キャラクターたちも個性豊かなため初心者にもおすすめです。

ですが、「ホラー映画あるある」と「ホラー映画のオマージュ」が数多く盛り込まれているため、ホラー映画をたくさん見てきたホラー映画好きにこそ見ていただきたい…！

ぜひ散りばめられたあるあるやオマージュを楽しんでみてください。

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『スケアリーストーリーズ 怖い本』（2019年）

ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは地下室で一冊の本を見つける。

 

ページを開くとそこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。

 

作家志望のステラはこっそり本を持ち帰るが、翌日から仲間がひとり、またひとりと消えていく。

 

（中略）彼らの身を案じていたステラたちは、本の余白ページにひとりでに文字が浮き出て、新たな物語が書かれていくのを見てしまう。

しかも主人公は消えた仲間たちで、それぞれが“いちばん怖いもの”に襲われる物語がそこにあった。

（引用：DMM TV）

『スケアリーストーリーズ 怖い本』の監督を務めたのは、不気味でありながら明確な恐怖に見舞われる『ジェーン・ドウの解剖』を手掛けたアンドレ・ウーヴレダルです。

さらに、魅力的なクリーチャーとダークファンタジーで高い人気を誇る鬼才ギレルモ・デル・トロが脚本・制作に携わりました。

子供たちが主人公でありながら、「友人たちが行方不明になり、本にその友人が主人公の恐ろしいストーリーが書かれる」という逃れようのない恐怖が襲いかかります。

そして何より本作の魅力は、その物語に登場する恐ろしいモンスターたちです。

見るからに恐ろしいカカシのハロルドや、怪しげな笑みを浮かべる青白い女ペール・レディなど、インパクトに残るモンスターたちが数多く登場します。

恐ろしくもどこか魅力的な造形のモンスターたちに襲われる―まさに“モンスターのオムニバス”なクリーチャー好き必見のホラー映画です。

DMM TVで『スケアリーストーリーズ 怖い本』を視聴する！

今アツい！「韓国・アジアの」おすすめホラー映画ランキング【10選】

近年は、アメリカやヨーロッパなどの洋画のホラー映画だけでなく、韓国やタイ、インドネシアなどアジアのホラー映画も人気が高く、盛り上がりを見せています。

アジアのホラー映画は、「日本のホラー映画のようなジメジメとした怖さ」と「洋画のホラー映画のような派手で血みどろの怖さ」のまさにいいとこどりで恐怖を演出している作品が多いです。

最後に、そんな“新たな恐怖”を与えてくれるアジアのホラー映画を紹介していきます！

アジアのホラー映画ブームの火付け役の1つでもある『新感染 ファイナル・エクスプレス』や、「怖すぎる！」と話題になった『コンジアム』など、特に人気の高いホラー映画を集めました。

ぜひアジアが描く恐怖を味わってみてくださいね！

『新感染 ファイナル・エクスプレス』（2016年）

ソウル発プサン行きの高速鉄道「KTX」で謎の感染爆発が発生。

疾走する密室と化した列車内で感染者たちが凶暴化し始める。

 

そんな列車に乗りあわせた父と娘、出産間近の妻と夫、高校生の恋人同士らは安全な終着駅を目指して絶体絶命のサバイバルを繰り広げる。

 

（引用：U-NEXT）

『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、いわゆる“ゾンビ”に襲われる恐怖を描いたパニック・ホラー映画です。

圧倒的なスピードで凄まじい動きを見せるゾンビを臨場感のあるカメラワークで映し、視聴者に緊張を与えます。

また、ゾンビによる恐怖だけでなく、人間の醜さや愚かさによる恐怖や、緊迫した状況下だからこそ際立つ家族愛など、心理描写がしっかり映し出されているのが魅力的です。

「大切な人がゾンビになってしまったら…」という最悪な状況に陥ったらどう行動するのか―ホラー映画ならではの展開で複雑な心境や成長が描かれているため、ヒューマンドラマらしい要素も楽しめます。

U-NEXTで『新感染 ファイナル・エクスプレス』を視聴する！

『哭声／コクソン』（2016年）

平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。

彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。

 

この男について謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。

そして必ず殺人を犯した村人は、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。

 

事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く…。

 

（引用：DMM TV）

『チェイサー』や『哀しき獣』といったクライム映画を生み出した、スピード感ある展開と過激な暴力表現で知られるナ・ホンジン監督によるホラー映画『哭声／コクソン』。

霊界と交信できる能力を持つ、“シャーマン”と呼ばれる特別な人物によって成り立っている宗教、シャーマニズムやキリスト教の要素を取り入れたストーリーが展開します。

また、サスペンスやサイコスリラーの要素が強く、考察の余地がある余白を残した構成になっているのも魅力的です。

誰が敵か味方かわからない、先の読めない展開に思わずのめり込んでしまうでしょう。

DMM TVで『哭声／コクソン』を視聴する！

『女神の継承』（2021年）

タイ東北部の村で脈々と受け継がれてきた祈祷師一族の血を継ぐミンは、原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように凶暴な言動を繰り返すようになってしまう。

 

途方に暮れた母は、祈祷師である妹のニムに助けを求める。

ミンを救うため、ニムは祈祷をおこなうが、ミンに取り憑いていたのは想像をはるかに超えた強大な存在だった。

 

（引用：DMM TV）

 

『女神の継承』は、韓国・タイ合作のホラー映画です。

ドキュメンタリーを模したモキュメンタリー形式で描かれているため、実際に起こったかのような没入感と臨場感を味わえます。

「祈祷師を継承していく一族」を中心にストーリーが展開しますが、そこで描かれる知り得ない宗教観と儀式はどこか怖く感じるでしょう。

先祖代々宿してきた精霊を受け継ぐはずだった娘・ミンの様子は、なぜこんなにもおかしくなってしまったのか…。

その原因を探るストーリー性も魅力的で、核心に迫るにつれて不穏になっていく空気感には緊張と恐怖を与えられます。

序盤はテンポが遅めではありますが、真実が近づくと同時にスピード感も恐怖も絶望も増していく、緩急のついた怒涛の展開に注目です。

DMM TVで『女神の継承』を視聴する！

『呪詛』（2022年）

かつてある宗教施設で禁忌を破り、呪いを受けたリー・ルオナン。

 

そして6年後、あの時の呪いが今度は自分の娘に降りかかったと知り、必死で我が子を守ろうとするが…。

 

（引用：Netflix）

『呪詛』はNetflixオリジナルのホラー映画で、配信後に映画好きの間で「怖すぎる」と話題を集めた注目作です。

「憑依状態」になった6人家族がお互いに攻撃し合い、その末に長女が亡くなったという不可解で残酷な、台湾・高雄市で実際に起こった事件をモチーフに制作されました。

「とある人物が撮影していた映像が見つかった」というファウンド・フッテージ形式で、ブレて狭い一人称視点のカメラワークには、恐怖と緊張感を増長させられるでしょう。

時間軸が混在していることもありストーリーは少々難しいですが、不気味で気持ち悪い宗教や呪い、人間の狂気といったジメッとした怖さに加え、心臓が跳ねるようなジャンプスケアもある、“嫌な恐怖”が詰まっています。

Netflixで『呪詛』を視聴する！

『破墓／パミョ』（2024年）

巫堂ファリムと弟子ボンギルは、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、桁違いの報酬で依頼を受ける。

すぐに、先祖の墓が原因だと気づき、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドクと葬儀師ヨングンも合流する。

 

やがて、4人はお祓いと改葬を同時に行なうが、掘り返した墓には恐ろしい秘密が隠されていた…。

 

（引用：KADOKAWA）

不審な墓を巡ってストーリーが展開する『破墓／パミョ』は、韓国のホラー映画の歴代興行収入を塗り替えた大ヒット作です。

本作の魅力は、豪華キャスト陣が演じる風水師、巫堂、葬儀師、法師が一堂に会し、宗教観や怪談、精霊、歴史など様々な要素が絡めたストーリーが展開するという、独特な世界観です。

後半で雰囲気が一変するその構成には賛否両論ありますが、それによってよくあるホラー映画とは一線を画す独自性のあるものに仕上がっています。

また、オカルトホラーではあるもののミステリー要素も強く、怖さの表現も控えめでエンタメとしても楽しめるため、ホラー映画が得意ではない方でも視聴しやすいでしょう。

DMM TVで『破墓／パミョ』を視聴する！

『哭悲／THE SADNESS』（2021年）

謎の感染症に長い間対処し続けてきた台湾。

専門家たちに“アルヴィン”と名付けられたそのウイルスは、風邪のような軽微な症状しか伴わず、不自由な生活に不満を持つ人々の警戒はいつしか解けてしまっていた。

 

ある日、ウイルスが突然変異し、人の脳に作用して凶暴性を助長する疫病が発生。

感染者たちは罪悪感に涙を流しながらも、衝動を抑えられず思いつく限りの残虐な行為を行うようになり、街は殺人と拷問で溢れかえってしまう。（後略）

 

（引用：DMM TV）

台湾発のホラー映画『哭声／THE SADNESS』は、新型コロナウイルスの世界的流行から着想を得て制作されました。

本作の特徴は、何と言っても過激でグロテスクすぎる表現です。

痛々しい描写だけに留まらず、内臓が飛び散り画面はほとんど血の赤で染まるほど、スプラッター表現・ゴア表現、性的な描写が激しいため、苦手な方はご注意ください。

そしてそれだけではなく、「ゾンビ化した人々が理性を保っている」という悲しい面もある設定も本作の魅力です。

エログロ満載で、スピード感溢れるストーリーが展開します。

DMM TVで『哭悲／THE SADNESS』を視聴する！

『コンジアム』（2018年）

YouTubeで恐怖動画を配信する人気チャンネル「ホラータイムズ」が一般参加者を募り、コンジアム精神病院を訪れる。

 

主宰者・ハジュンら7人の男女はさまざまな機材を装備して建物内に潜入。

探索を続けるうちにサイトへのアクセス数は順調に伸びていくが…。

 

（引用：U-NEXT）

 

『コンジアム』は、訪れた心霊スポットで起こった恐怖を、一人称視点のPOV形式で描いたホラー映画です。

アメリカのニュースチャンネル・CNNの「世界七大禁断の地」の1つにも選ばれた、韓国の京畿道広州市に実在する心霊スポット、「昆池岩（コンジアム）精神病院跡」を舞台にしています。

「心霊スポットを訪れる」という身近な設定と、POV形式の撮影方法が合わさり、本当に今そこに行っているかのような臨場感と緊迫感が、恐怖心を煽る本作。

動画映えのために「元々仕掛けておいた演出」を超え、本当に怪奇現象が起こってしまう―ジャンプスケア満載でその恐怖と絶望を味わえます。

韓国では特に大ヒットし、公開したその週の興行収入は第1位を記録。最終的に、『破墓／パミョ』『箪笥＜たんす＞』に次ぐ韓国ホラー映画歴代第3位の興行収入を記録しました。

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『箪笥＜たんす＞』（2003年）

長い入院生活を終え、ソウル郊外の一軒家に帰ってきたスミとスヨン。

父の後妻である継母は、この美しい姉妹を笑顔で迎えるが、スミは彼女に敵意を表し、スヨンはおびえるばかり。

 

そんな不穏な空気が流れる家の中では、やがて奇妙な現象が起きるようになり…。

 

（引用：U-NEXT）

2003年公開の『箪笥＜たんす＞』は韓国で社会現象を巻き起こすほど大ヒットし、2024年にその記録が破られるまで、韓国のホラー映画の歴代興行収入第1位の座を長らく守り続けていました。

これまでに何度も映像化されてきた韓国に伝わる古典的な怪談『薔花紅蓮伝』をベースとしたもので、サスペンス・ミステリー要素が強く、伏線が張り巡る謎めいたストーリーが魅力的です。

家の中で起こる不可解な現象、姉妹や継母との確執、そして崩壊していく家庭…様々な恐怖が散りばめられています。

ジメジメとした怖さと、複雑かつ切ないストーリーに注目です。

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『呪餐 悪魔の奴隷』（2022年）

（前略）慎ましく暮らしていたリニたちの周囲を度重なる不幸が襲い始める。

アパートのエレベーターが落下し、多くの住民が命を落とし、父親も重傷を負う。

 

さらに、死者の埋葬もままならないまま、局地的な大嵐が襲い下層階が浸水。

停電も併発し完全に孤立してしまう。

 

リニたち住人は、暗闇を纏った寒々しいアパートで、多数の遺体と一夜を過ごさなければならなかった―。

 

（引用：DMM TV）

 

インドネシアが贈るホラー映画『呪餐 悪魔の奴隷』。

インドネシアでは歴代興行収入第3位に輝く特大ヒットを記録しました。

「多数の遺体がある暗いアパートの中に閉じ込められてしまう」という、それだけでも怖すぎる状況下で、容赦なく恐怖が襲い掛かります。

暗い闇、宗教が絡んだ不気味な空気感、緩急のあるジャンプスケアなど恐怖描写が盛りだくさんです。

地獄絵図のような空間に詰め込まれた恐怖の中で、徐々に真相が明らかになっていくストーリー性も楽しめます。

『呪餐 悪魔の奴隷』は、1980年のイスラム教圏の古典的ホラー映画『夜霧のジョギジョギモンスター』をリメイクした、2017年公開の映画『悪魔の奴隷』の続編です。前作との繋がりがしっかりあるため、『悪魔の奴隷』を先に視聴しておくことをおすすめします！

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『オクス駅お化け』（2023年）

その数字を、言ってはいけない。

大都市ソウルに実在する地下鉄の《オクス駅》。

 

バズらせることが全ての駆け出しの記者が、ある人身事故にまつわる奇妙な目撃談を記事にした―。

やがて真相を追ううちに、不気味な変死が次々と起こり始める…。

 

（引用：DMM TV）

『オクス駅お化け』は、脚本に『女優霊』や『リング』で知られる高橋洋が、さらに脚本協力として『テケテケ』や『サユリ』を手掛けた白石晃士が加わった、日本のホラー映画界を率いてきた人物が携わった日韓合作のホラー映画です。

高い人気を誇るウェブ漫画『オクス駅お化け』を原作としつつ、冒頭に取り入れた後は独自のストーリーを展開させ、新たな恐怖を生み出しました。

ジワジワと追い詰められるような日本のホラー映画らしい恐怖と、社会的かつ陰湿な韓国のホラー映画らしい恐怖が上手く絡み合っています。

真相に迫っていくミステリー仕立てのストーリーであり、恐怖演出はあるものの比較的シンプルなホラー映画に仕上がっているため、ホラー映画に慣れていない方にもおすすめです。

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ホラー映画を見るならココ！おすすめの動画配信サービス（サブスク）【3選】

ここまで、数多くのおすすめホラー映画を紹介してきました。

ホラー映画を視聴するうえで、

「ホラー映画はどこで見るのがいいんだろう？」

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このような疑問はありませんか？

そこで、ホラー映画の視聴におすすめな動画配信サービス（サブスク）を紹介します！

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（引用：Hulu）

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おすすめホラー映画まとめ

当記事では、名作や初心者向けなど様々なジャンルにわけておすすめのホラー映画を紹介しました。

知っているホラー映画や気になるホラー映画はありましたか？

最後にまとめとして、当記事で紹介した中でも特に筆者おすすめなホラー映画を紹介します。

ホラー映画の市場は広がり続けており、今回紹介できなかった魅力的なホラー映画もまだまだあり、劇場公開もたくさんされています！

まだ配信はされていませんが、2025年11月公開の映画『WEAPONS／ウェポンズ』も独自性のある構成と謎めいたストーリー、衝撃的な結末などが魅力的な面白いホラー映画でした。

怖さやグロテスクさだけではない魅力が詰まったホラー映画を、ぜひ楽しんでみてくださいね！

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