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『怪獣8号』第1話感想:怪獣という名の災害に世界が激震

クマミ

更新日:2024-4-19

『怪獣8号』第1話感想記事サムネイル

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放送開始前から注目を集めていた春アニメ、『怪獣8号』。

4月13日から遂に放送が開始され話題を呼びました。

 

待ちに待った第1話はどうだったのか、筆者の感想や反響をお伝えしていきます。

 

『怪獣8号』は、月額550円(税込み)で利用できる配信サービスDMM TVで視聴可能です。

視聴環境がない方は、この機会にぜひ登録してみてください!

 

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『怪獣8号』第1話「怪獣になった男」

 

『怪獣8号』第1話「怪獣になった男」が放送・配信開始。

気になる内容を見ていきましょう。

 

『怪獣8号』は、毎週土曜日23:00からテレ東系列で絶賛放送中。

DMM TVでは放送終了直後23:30に最新話更新です!

 

非現実な災害、怪獣

今作の物語の舞台は、現実と非現実が入り混じる日本。

怪獣大国と呼ばれるこの世界の日本では、頻繁に怪獣が街に出現し、その対処を行う行政機関、討伐庁日本防衛隊が存在しています。

 

怪獣と防衛隊

 

地震大国と呼ばれる現実の日本に当てはめられたこの設定は、怪獣という非現実の世界を描きつつも、非常にリアル。

怪獣のエネルギーを計測し指標化した数値をフォルティチュードと呼んでおり、マグニチュードを想起させる言葉となっていました。

 

原作漫画にはなかった冒頭の怪獣登場描写では、怪獣出現をアラートする4灯の信号機や、警報にしたがって避難する人々、そして防衛隊の活躍をスマホを見てチェックする一般人といった、より詳細な掘り下げが多く見られ、怪獣という災害が存在する世界観を強く印象付けていたのではないでしょうか。

 

怪獣アラートを伝える4灯信号機

 

防衛隊員志望のレノとカフカの過去

防衛隊の迅速な対応によって、早々に爆散した怪獣フィリノソマ

全長60mもの怪獣の肉片と血の雨は、街を広範囲に渡って汚染しました。

 

怪獣のインフラが整ったこの世界では、怪獣の死体を処理する清掃業が存在し、職員である日比野カフカに焦点が当たっていきます。

 

日比野カフカ

 

幼き頃に怪獣の被害を受けたカフカは、幼馴染のミナと共に防衛隊になる約束をした過去を持つ人物。

防衛隊試験に挫折を味わった彼は、防衛隊第3支部の隊長にまで上り詰めたミナをテレビで見る現実にくすぶっています。

 

そんな彼が働く清掃業に、防衛隊志望のレノがバイトとして入社。

志を強く持つレノは、道半ばで夢を諦めたカフカになぜ夢を諦めたのかと詰め寄ります。

 

市川レノ

 

二人が仕事を終えたころ、フィリノソマの余波で現れた怪獣が彼らを強襲。

ここで、災害の中心となる怪獣を本獣、付随して現れる怪獣を余獣と定義しているのも、地震になぞられた興味深い点でした。

 

カフカとレノを襲った余獣

 

かつて自身も持っていた怪獣を倒す夢を持っているレノを守るため、1人囮になるカフカ。

彼の姿に魅せられたレノは、助太刀に入りますが余獣の力の前に万事休すの状態となってしまいます。

 

再起を図るカフカに衝撃の結末…!

その矢先、ミナ率いる防衛隊第3支部が到着。

圧倒的な軍事力で、カフカたちが苦戦していた余獣を駆逐します。

ミナはカフカを一瞥しますが、声をかけることなく立ち去りました。


亜白ミナ

 

救助されたカフカは、病室で己の無力さやミナと遠く距離が離れてしまったことを痛感。

しかし、同じく救助されたレノから助けてもらったお礼と、防衛隊員になるべきだと助言を受けて、再び防衛隊員を目指す決意を固めます。

 

その瞬間、現れた小さな余獣がカフカの身体へと侵入。

カフカは、怪獣のような姿へと変貌してしまいます。


怪獣8号となったカフカ

 

訳のわからないレノとカフカは、病室から逃げ出しますが、怪獣の姿となったカフカ討伐の連絡を受けたのは、ミナでした。

 

 

 

【感想】映画さながらの圧倒的クオリティ

駆逐対象である怪獣が存在する世界で、怪獣となってしまった主人公カフカの衝撃的な展開で幕を開けた『怪獣8号』。

 

筆者は、原作既読済みなのですが、元々評判の良かった1話を丁寧にさらに詳細に描くことでより魅力的になっていると感じました。

前述したように、原作にはなかった冒頭の怪獣登場シーンから分かる物語舞台の人々や日常描写は、この世界における怪獣の認識や世界観の導入として非常に秀逸。

 

立ち向かう防衛隊員の戦闘描写も少ない時間ではありましたが、かなり動きが見られたので今後のバトルシーンにも期待が持てます。

 

原作漫画と比べるとコミカルさが減り、清掃業シーンが淡々と進む印象でしたが、こちらも、怪獣が日常的に出現する人々たちの生活感が得られるようなものだったのではないでしょうか。

原作の設定を活かして、動くアニメーションにうまく落とし込んだ演出の一つだったと感じます。

 

その他にも、良かったと感じたシーンはいくつかあったのですが、本作の根底を支えているのは音楽や音響だと感じました。

特撮作品にオマージュを捧げた怪獣の雄叫びはもちろん、都度流れる劇伴が、それぞれのシーンの感情の持っていきかたや、作品トーンやテンポ感を上手くコントロールしてくれていて非常に見やすい作品になっていたのではないでしょうか。

 

映像美と劇伴が生む作品の空気感が感じられる描写の数々は、アニメ映画と見間違うほどのクオリティ。

今後続いていく展開にも、どのように作品を魅力的にみせていくのかに期待がかかります。

 

 

【評判】ネットの反応まとめ

その他の人が感じた感想をネットの反応などを元に、見ていきましょう。

 

アニメ初見派

アニメ初見派の方々は、多くの人が作品に好感触である印象を受けました。

 

「めちゃくちゃ面白かった!」「2話目が気になる!」

 

と、早くも作品を楽しみにしている方の感想をいくつかピックアップ。

 

 

 

 

 

個人的に、最後のEDがとても良かったという意見に共感です。

OPも2話以降流れるのでしょうか…。

早く映像と共に、聴いてみたいですね!

 

原作既読派

 

原作既読派の方々の意見は、面白い!この製作体制で良かった!

という意見もある中、「原作と違った」「原作からなんでこうなった…」というネガティブ寄りな意見も。

 

 

 

キャラデザに関しては、確かに原作漫画と違った印象を受けるデザインとなっているので、賛否が生まれる箇所であると感じます。

 

また、原作漫画の現在連載中の部分の展開が遅い…相対的にアニメの序盤部分は面白かったのにな…と感じる方も多くいました。

 

 

ここ最近の原作『怪獣8号』は大規模な戦闘描写が続いている上、掲載が隔週となっているため、リアルタイムで最新話をチェックしている原作勢としては毎週掲載されている漫画と違ってテンポの悪さを感じてしまっているのかもしれません。

 

今期アニメ化されるエピソードとは、話数が離れているため関係がありませんが、それだけ注目されている作品だということは覚えておきましょう。

 

『怪獣8号』第1話感想まとめ

最後に記事をまとめていきます。

 

『怪獣8号』第1話感想まとめ

●怪獣が出現する現実と非現実が入り混じる世界観を描く、ジャンプ+原作漫画のアニメ化作品


●第1話では原作にはなかった怪獣が出現する世界の人々の日常描写と、作品の持つ温度感を伝える劇伴が好印象


●ネットの反応では、初見派は好印象が多かったのに対して、原作既読派はネガティブな意見も多く見られた

 

※本ページの情報は2024年4月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

クマミ

トイストーリーと共に育ち、大人になってしまった人。 好きな映画はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーです。 おいしいウィスキーを飲みながらオシャレな映画が見たいこの頃。 皆さんが作品を見たくなるような記事を書くため精進中!

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