『怪獣8号』は集英社によるWebコミック配信サービス『ジャンプ+』にて掲載されている漫画を原作とするアニメ。
2020年7月にジャンプ+で連載を開始し、第1話がいきなり100万閲覧数を突破し話題を呼びました。その後も順調に閲覧数を伸ばしていき、現在では『SPY×FAMILY』と肩を並べるジャンプ+の看板作品となっています。
そんな『怪獣8号』に登場する主人公・日比野カフカ。
彼には「防衛隊員になって怪獣を倒したい」という想いはあるものの、才能も実力もなかった。一度敗れた夢を再度目指す決意を固めた折、突然怪獣に寄生され自身が怪獣となってしまう。
この記事では、人の心を持ち怪獣となれる主人公・日比野カフカについて紹介するとともに、彼の魅力について語っていきたいと思います。
※作品のネタバレを含む内容のため要注意
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【怪獣8号】日比野カフカ(ひびの かふか)のプロフィール
怪獣専門清掃業者「モンスタースイーパー」で働く32歳の清掃員。防衛隊員になるというかつての夢を諦めたものの、幼馴染の亜白ミナが防衛隊第3部隊隊長として脚光を浴びる姿に割り切れない思いを抱いていた。しかし防衛隊員を志す若者・市川レノとの出会いをきっかけに、再び夢を追う決意を固める。
基本情報(身長・年齢・その他)
所属
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日本防衛隊第3部隊→留置→第1部隊
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階級
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???
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年齢
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32歳
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身長
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???
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誕生日
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8月5日
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声優
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福西勝也
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後先考えず、人の心配も押し退け突っ走る、はた迷惑なお人よしで善人。
怪獣を倒す上で必ず必要なバトルスーツへの適性が皆無だったため、これまで何度も入隊試験を落ちていた。
このたび怪獣の力を手に入れたことにより、初めて入隊試験をパスし、はれて夢にまで見た防衛隊員となる。
声優:福西勝也
生年月日
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2月24日
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所属
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賢プロダクション
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出身
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奈良県
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出演作品(キャラ)
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東京リベンジャーズ(龍宮寺堅)
スターダスト(デヴィッド・ボウイ)
ミッドナイト・ランナー(カン・ヒヨル)
6アンダーグラウンド(シックス)
沈黙の鉄槌(デズモンド・パッカード)
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戦闘能力|怪獣となり人として戦う
ただのおっさん日比野カフカ(32)の戦闘能力と、怪獣8号としての戦闘能力をそれぞれ解説。
人間としての戦闘能力、驚異のゼロ
入隊試験の二次試験で、怪獣と戦う上で必ず必要なバトルスーツの解放戦力値が驚異の0%をたたき出し、圧倒的素質の無さを見せつけた日比野カフカ(32)。
おそらくこのスーツへの適性の無さが、いままで防衛隊になれなかった原因なのでしょう。
解放戦力値とは
防衛隊員が戦闘時に着用しているスーツは怪獣の筋繊維や細胞から作られた特殊な兵器であり、この兵器とのシンクロ率(=解放戦力値)が高ければ高いほど、スーツの性能を引き出すことができ、攻撃能力や身体能力が飛躍的に向上する。
カフカは0%なのでまったく使いこなせておらず、せっかくのSFスーツがただの重いコスプレスーツと化している。
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●30代の衰えを感じる身体
怪獣解体作業に10年従事していたこともあり、腕の筋肉はあるが、お腹は中年太りによりビール腹になっている。
周りの10代や20代の鍛えられた体を見て流石に本人も不味いと感じたのか、入隊後は酒やタバコは控え、身体強化を頑張っているもよう。
怪獣8号としての能力
怪獣の強さを表す単位「フォルティチュード(マグニチュード的な感じ)」が9.8を記録する大怪獣。おしっこは乳首から出る。
フォルティチュードと大怪獣
『怪獣8号』の世界において、大怪獣とは怪獣のサイズではなく、フォルティチュード8.0を超える強力な怪獣の事を指す。
フォルティチュード8.0を超えた大怪獣は、台風のように発見順に番号を振られ、そういった識別コードを与えられた大怪獣の事を「識別怪獣」と呼んでいる。
カフカは8番目に発見された大怪獣ということで「怪獣8号」の識別コードが与えられた。
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大怪獣は標準装備として、高い防御力と、周辺の建物を吹き飛ばすレベルの攻撃力をもつ。
フォルティチュード9.8のカフカも例にもれず、大怪獣に相応しい防御力と攻撃力を持っている。
他にも、身体を自由に変形させることができ、状況に応じて最適な形に体を変えることが可能。
足の形を変えて踏ん張りを聞かせることでパンチの威力を高めたり、
傷口を牙に変えて真剣白刃取りもどきをしたり、
跳躍力を高めるため足に空気穴らしきものを作ったり、
足の裏に空気穴を作って立体的に動き回ったり、
など戦闘状況に応じて体を自由に変形させている。
また再生能力も非常に高く、腕や足を切り落とされても次のコマではもう生えているなど、欠損であろうと一瞬で修復していた。
カフカが自決覚悟で心臓を潰した時も、瀕死にはなったものの無事回復している。
ただし回復には体力をかなり消耗するようで、体力が切れると上手く再生できなくなるため、そこまで万能ではないようす。
しかし、これらの能力は他の大怪獣にも大なり小なり同様の行動が見られ、怪獣8号固有の能力であるとは言い難い。
ただ…他の大怪獣と比べると、身体の変形の自由度はかなり高いように見受けられるため、やっぱり固有能力、なのだろうか?
●行間を読む(2024年4月時点)
カフカが怪獣に寄生されたときの「ミツケタ」。
防衛隊が使うバトルスーツの解放戦力値。
識別怪獣兵器に適性うんぬんがあること。
そして怪獣9号の人に寄生する能力。
もしかして怪獣って、そもそも人と融合するように作られているのでは…?
解放戦力値=シンクロ率ってこと…?
怪獣9号は見た限り(104話)平安時代から存在していて、人に寄生する能力もそのころから持っていたようなので、作中のネームド怪獣の中ではおそらく最古の怪獣と、現時点では言えるでしょう。
彼から怪獣が派生したからみんな融合する特性を持っているのか、それとも怪獣自体がそういう特性を持つ生物なのか。
カフカと融合した怪獣の魂胆と合わせて気になるところですね。
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人物・過去|ヒーロー願望が強い正義漢
自分の命を顧みず人を助けようとしてしまう、正義感と無鉄砲さを持つ。
怪獣の力を得た後は、強大な力を得たことでその行動は助長されてしまう。
自身を「先輩」と慕う市川レノの心配をよそに、「怪獣の力を使えば助けられそう」と思った瞬間には後先考えず走り出ししてしまうため、わりと早い段階でカフカが怪獣8号だということが露呈する。
防衛隊入隊試験をなんども落ちている
そんな自己犠牲精神旺盛で、考えなしの無鉄砲な、物語のヒーローに殉じるような正義の心を持つカフカだが、過去に防衛隊入隊試験になんども落ちている。
幼馴染である亜白ミナと共に試験を受けた時には、亜白ミナだけが試験に受かり、とんとん拍子に特異な能力が発見され、彼女は順調に出世街道を進んだ。
そんな幼馴染の姿に誇らしい気持ちになりながらも、カフカは夢に見た防衛隊員になれず怪獣専門清掃業者でダラダラと10年働き続けてしまっている自分に鬱屈とした感情を抱いていた。
部屋に散らばる酒の空き缶や中年太りした腹を見る限り、ほぼ毎日のように飲酒して、タバコ吸って、自分を慰めていたように思える。絵にかいたような落ちぶれた中年の様相…。
●怪獣との融合で欲望が顕在化?
私は「疎遠になった5歳年下の幼馴染の女のケツ追っかけて、執着して…30独身拗らせおじさんが過ぎるだろ(ドン引き)」と思っていました。
大衆の前で立場もわきまえず亜白ミナを呼び捨てにして仲良しアピールしたり、戦闘中に幼少期の思い出を口にして幼馴染マウントを取ったり、とてもまともな大人のやることではないなと。
でもそれは怪獣と融合したことによる弊害かもしれません。
“識別怪獣兵器”という大怪獣(フォルティチュード8.0以上の怪獣)をベースとした装備のデメリットに「本来の人間性や欲望が強く表に現れる」という記述がありました。
カフカの、まともな大人とは思えない言動や行動は、もしかしたら怪獣と融合したことで欲望が抑えきれなくなったことが原因かもしれません。
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識別怪獣兵器の使用者は、大怪獣の膨大なエネルギーとその細胞に同調する影響で脳が活性化して神経伝達物質と伝達速度が以上に高まる。
結果、本来の人間性や欲望が強く表に現れる。
性格によっては・・・己の身を亡ぼしてしまうほどに。
「怪獣8号」62話より抜粋
日比野カフカのかっこいいシーン・名言
ただのおっさんが人に勇気を与える。
ただのおっさんでも誰かのヒーローに
第1話の、まだカフカが怪獣の力を手に入れる前の無力なとき。それでもカフカは自分の命を顧みず、市川レノの命を優先した。
防衛隊員になる資質は持ち合わせていなくとも、心は誰よりもヒーローとなる資質を持っていた。
人として防衛隊員として
怪獣10号に立川基地が襲撃され、第3部隊が絶体絶命のピンチに陥った時、カフカは自分が“怪獣8号”であるとバレることを恐れず変身し、怪獣10号の最後の攻撃から仲間を守った。
その結果、カフカは拘束されることとなり、人か怪獣か問われることとなった。
「弾丸を生身で受け止める生き物をこの世界では人間とは呼ばんのだ怪獣8号。」と、キコルの父・四ノ宮功に言われ、攻撃され、自分の命が危険にさらされようとも、それでもカフカは人であることを選んだ。
作戦を無視してでも仲間の命を優先
俺はまだいまいち
自分のことは信じられねぇ
けどよ
お前らのことなら
100%全開で信じられるよ
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拘留され四ノ宮功と戦った際に、命の危険を感じた怪獣に身体の制御を奪われたことが功を奏し、怪獣として一皮むけた日比野カフカ。
第45~46話で、上官から怪獣に変身するタイミングを伝えられていたにもかかわらず、四ノ宮キコルが怪獣9号と会敵し、彼女の危機を察知すると、作戦を無視して変身し彼女の下へと駆けつける。
以前よりも進化した怪獣9号を相手取り、圧倒的パワーで粉砕する姿がかっこいい。
まるでダメなオッサン「日比野カフカ」迷場面
大人としての慎みや思慮深さをどこかに落としてきた日比野カフカ(32)。
立場を弁えない発言で周囲がドン引き
①隊員任命式の場で
単行本2巻の隊員任命式の場で、自分の立場も状況もわきまえずブチかました発言に周囲はドン引き。大人として恥ずかしいからやめてくれ。
②戦闘中にて
どうだ見たか怪獣!
流石カフカ隊副隊長
亜白ミナの力だ!
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第76話にて、怪獣を撃破した亜白ミナに対し通信を繋げた状態で幼少期のごっこ遊びの思い出を口にして、幼馴染マウント。痛い…痛いよ…。
コメント欄「はよ行け」
すげぇ…!
大怪獣の動きを
一瞬で封じちまった…!
これが怪獣6号の力…!
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亜白ミナが怪獣9号に捕まり絶体絶命の中、助けに行きたいカフカは「一般人」と「亜白ミナ」どちらを優先させればいいか決められないでいた。
そんな中、助けに来てくれたのは各地に散らばっていた元・第3部隊の同期達。
ここはとっとと先を急いで亜白ミナを助けに行かないといけないシーンのはずなのに、レノと感動的なおしゃべりをして、カフカはぜんっぜん先に進まねぇ…!感嘆してないではよいけ!!!しゃべるより足ぃ動かせ!!!!
主人公なのに不人気(なお1位は保科)
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総得票数
82,900票
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1位
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保科宗四郎
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23,686票
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2位
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鳴海弦
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17,976票
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3位
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市川レノ
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16,771票
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4位
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日比野カフカ
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5,048票
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順位だけ見れば、4位とまずまずの結果ですが、カフカへの投票数が総得票数に比べて少ないわ、1位との差が歴然だわ、3位とも倍以上差がついてるわ、これは不人気と言わざるを得ない。
他のキャラクターに魅力的な子が多かったから仕方ないですね。
アニメ「怪獣8号」は4月13日から放送開始!
4月13日より毎週土曜23:00~
テレ東系列ほかにて放送
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各種動画配信サービスにて、毎週土曜23:30より順次配信開始。
※配信サービスによって配信日時が異なる場合あり
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配信
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月額
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無料期間
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DMM TV
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〇
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月額550円
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30日間
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dアニメストア
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〇
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月額550円
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31日間
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U-NEXT
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〇
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月額2,189円
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31日間
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Amazonプライムビデオ
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〇
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月額600円
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30日間
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ディズニープラス
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〇
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月額990円
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×
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Hulu
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〇
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月額1,026円
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×
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ABEMAプレミアム
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〇
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月額960円
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×
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特徴
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アニメに強い
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まとめ:日比野カフカ
デビルマン
泉新一(寄生獣)
ナルト
金木研(東京喰種)
デンジ(チェンソーマン)
虎杖悠仁(呪術廻戦)
…
もう何度使い古されたか分からない「異形の力を得て人として戦う主人公」。
全人類この設定が好きなんじゃないかって程、この設定はどの時代でもリバイバルされますよね。
異世界転生アニメが1993年に既に存在していたり(『紺碧の艦隊』)、ゲームに閉じ込められる設定も1997年には出てたり(『moon』)、男女入れ替わりは平安時代にもうあるし(『とりかえばや物語』)…。
どの時代の日本人も、考えること同じって思うと、なんだか愛おしいなオタク国家。