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【ハンニバル/羊たちの沈黙】を見る順番|全シリーズ4作品の時系列とあらすじを解説

あいづ

更新日:2023-1-27

<プロモーション>

アカデミー賞で作品賞、監督賞をはじめとする5部門独占の快挙を成し遂げた『羊たちの沈黙』。


その後、続編として発表されたアメリカ・イギリス・イタリア合作映画の『ハンニバル』。


今回は、アメリカの人気作家トマス・ハリスの原作小説が元となった『ハンニバル』シリーズの視聴順番を解説していきます。


「ハンニバルシリーズの視聴順番を知りたい」

「ハンニバルのあらすじやみどころを知ったうえで見進めたい」

「マッツ・ミケルセン等の俳優情報を知っておきたい」


という方は是非、目を通してみてください!


その他にも、『ハンニバル』『羊たちの沈黙』のタイトルの由来や、名作として知られている理由も説明します。

『ハンニバル』は公開順と時系列順どっちがおすすめ?ドラマ版はいつに見るべき?


『ハンニバル』を視聴する際、おすすめなのは公開順です。


登場人物などが引き継がれるので、第1作目の『羊たちの沈黙』から見ることをオススメします。


また、ドラマはスピンオフなので、全シリーズ視聴後に見るとよいでしょう。

おすすめ順

時系列

タイトル

公開年

1

1991年

『羊たちの沈黙』

1991年

2

2001年

『ハンニバル』

2001年

3

1980年〜1983年

『レッド・ドラゴン』

2002年

4

1944年〜1952年

『ハンニバル・ライジング』

2007年

5

2013年~2015年

『ハンニバル(ドラマ)』

2013年


ちなみに、2023年現在、動画配信サービスで『ハンニバル/羊たちの沈黙』全シリーズが見放題で視聴できるのはU-NEXTだけ!


今なら無料トライアルに登録すると、600円分のポイントが付与されるので、『ハンニバル/羊たちの沈黙』全シリーズはもちろん、他の有料作品もレンタル可能です。


気になる方はお試ししてみてくださいね!




予備知識①『ハンニバル/羊たちの沈黙』が名作なワケ

『ハンニバル/羊たちの沈黙』が名作の理由として


「ドラマ版のマッツ・ミケルセンがセクシー」

「若き日のジョディ・フォスターが美しい」

「よくわからないけどグロい要素満載で面白い」


などが挙げられますが、一番の理由はやはり作品全体に仕掛けられた心理戦でしょう。


ただスリリングなだけではない本作は、“ホラー映画”のカテゴリーに属するもので史上初、アカデミー賞 作品賞に輝いた作品でもあります。


そんな作品に隠された名作の要素を探してみるのもよいかもしれません。


予備知識②『ハンニバル/羊たちの沈黙』の意味とは?

シリーズのタイトル ”ハンニバル”は、登場人物のハンニバル・レクター(英: Hannibal Lecter)から来ています。


そんな”ハンニバル”の由来は公表されていませんが、”Hannibal” という名は、「人食い」を意味する英語 “cannibal” と掛けていると思われます。 


作品を視聴していただければその理由は分かるでしょう。


そして映画のタイトル ”羊たちの沈黙”(英:the silence of the lambs)は


ヒロインであるクラリスが幼少期に悲鳴を上げる子羊たちを殺す(食肉処理のため)叔父を見てしまったトラウマからきています。


このトラウマは、現在事件を担当するクラリスの「悲鳴をあげる被害者たちを助けたいのに助けられない」「悲鳴がなりやめば(事件が解決すれば)過去のトラウマは解消される」といった苦悩とリンクしています。


つまり、『羊たちの沈黙』というタイトルは、そんなクラリスの葛藤を表しています。


予備知識③『ハンニバル/羊たちの沈黙』は全シリーズ毎回監督が違う

『ハンニバル/羊たちの沈黙』の原作小説はトマス・ハリスが全てを書き上げていますが、映画やドラマシリーズの監督は毎回違います。


よって、ストーリーはある程度原作に忠実でも、その作品ごとの色や撮り方などに違いが見られます。


それもこのハンニバルシリーズの個性だと考えて視聴すると面白いかもしれません。


以下、全シリーズの監督とその代表作をまとめています。

タイトル

監督

代表作

『羊たちの沈黙』

1991年

ジョナサン・デミ

『メルビンとハワード』

『フィラデルフィア』

『レイチェルの結婚』

『ハンニバル』

2001年

リドリー・スコット

『エイリアン』

『ブレードランナー』

『テルマ&ルイーズ』

『グラディエーター』

『オデッセイ』

『ハウス・オブ・グッチ』

『レッド・ドラゴン』

2002年

ブレット・ラトナー

『ラッシュアワー』

『天使のくれた時間』

『X-MEN:ファイナル ディシジョン』

『ハンニバル・ライジング』

2007年

ピーター・ウェーバー

『真珠の耳飾りの少女』

『終戦のエンペラー』

『ハンニバル(ドラマ)』

2013年

(脚本・製作総指揮)

ブライアン・フラー


『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』


『ハンニバル』シリーズのあらすじ、キャスト、みどころを紹介

①『羊たちの沈黙』1991年|女性FBI訓練生と捜査協力

ハンニバル‗順番‗羊たちの沈黙

若い女性が皮を剥がされる連続殺人事件が発生。FBI訓練生のクラリスは、複数の猟奇殺人を犯して獄中にいる天才精神科医(ハンニバル・レクター)から助言を得るよう命じられる。一方、彼は協力の条件として、彼女に自分の過去を明かすことを要求する。

『羊たちの沈黙』1991年

監督

ジョナサン・デミ

クラリス役

(FBI訓練生)

ジョディ・フォスター

ハンニバル・レクター役

アンソニー・ホプキンス

受賞歴

第64回アカデミー賞 主要5部門

(ビッグ・ファイブ)を受賞。


主演男優賞受賞:アンソニー・ホプキンス


主演女優賞受賞:ジョディ・フォスター


【みどころ】

ストーリー構成の上手さはもちろん、カットやカメラ回しで場の緊張感を持たせる手法、現実と潜在意識にある記憶の境界線を上手く表現している部分など…


ただのホラー映画とは一線を画した、恐怖と並行して美しさを楽しめる本作は第64回アカデミー賞 主要5部門を受賞。作品賞を受賞した唯一のホラー映画と言われています。


特に皆さんに注目してもらいたいのが、ハンニバル・レクターの新たな犯罪者像。


それまで映画で登場していた連続殺人犯の犯人像は”いかにも”な怪しい男性ばかりでしたが、ハンニバルは優雅で知的で気品漂うその姿で、今までの概念を変えるかのような犯罪者として登場しています。


2時間ある本作中で彼は約16分しか出演してないのですが、口をそろえて視聴者が印象的だったと言うのはハンニバル・レクターです。


そんな彼の繊細な演技、また彼を際立たせたクラリス役のジョディ・フォスターの役作りにも注目してみてください。




②『ハンニバル』2001年|羊たちの沈黙から10年後のお話

ハンニバル‗順番‗ハンニバル

アメリカ中を震撼させたバッファロー・ビル事件から10年。FBIのベテラン捜査官となったクラリスに、レクター博士から1通の手紙が届く。一方、レクター博士はイタリアで名を変え、名家の蔵書を管理する職についていた。

『ハンニバル』2001年

監督

リドリー・スコット

クラリス役

(FBI捜査官)

ジュリアン・ムーア

ハンニバル・レクター役

アンソニー・ホプキンス


【みどころ】

今回は、ハンニバル・レクターが、脱獄し普通の社会に溶け込んでいる恐怖がフィレンツェの刑事の視点から語られます。


もちろん、脱獄して社会に紛れ込んでもハンニバルの奇行は前回よりも加速しているので乞うご期待(ご注意を)!


一方『羊たちの沈黙』でFBI訓練生であったクラリスは、あれから10年の時が経ち、ベテランの捜査官となりハンニバルと再会。


本作では、犯罪者であるハンニバルがクラリスにだけに抱く感情や、二人だけの間にある奇妙な信頼関係が濃く表されています。


ただの捜査官と犯罪者とは言い切れない二人の関係性と、第三シリーズに繋がるハンニバルの過去とリンクする言動に注目です。


ちなみに今回のクラリス役は、「同じ役は引き受けない」と宣言し断った前作のジョディ・フォスターに代わり、ジュリアン・ムーアが担当。


「クラリスがジュディだったら完璧だった作品」とまで言われるほど前作のジョディ・フォスターの演技には光るものがあったのでその点は残念ですね。


ちなみにラストシーンは演者の意向により原作小説『ハンニバル』とは違うものとなっています。原作を読んだ方はその違いも楽しんでみてください。



③『レッド・ドラゴン』2003年|刑事グラハムと捜査協力

ハンニバル‗順番‗レッドドラゴン

天才精神科医のレクター博士が連続猟奇殺人犯であることを見抜き、重症を負いながらも彼を逮捕したFBI捜査官ウィル・グレアム。ある日、元上司のクロフォードが突然彼の前に現れ、満月の夜に2つの家族を惨殺した殺人鬼咬み付き魔の捜査を依頼する。


『レッド・ドラゴン』2003年

監督

ブレット・ラトナー

ウィル・グレアム役

(元FBIの捜査官)

エドワード・ノートン

ハンニバル・レクター役

アンソニー・ホプキンス


【みどころ】

本作は第一作目の映画『羊たちの沈黙』の前日譚。ハンニバルシリーズの中では1番グロが少ない印象で、全体的に落ち着いています。


それについては賛否両論あり、人によっては「過去一番!」や「つまらない」など意見が分かれている模様。


その理由の一つに、この第三作目あたりからハンニバルの人間性が感じられるというのもあるようです。


気品ある孤高の犯罪者、ハンニバルには常人には理解できない所にいてほしい!と期待してしまうのもあるのかも。


ただ、第一作目から順々に視聴してきた人にとって、物語のラストが『羊たちの沈黙』に繋がる構成はとても面白く感じると思うので是非視聴してもらいたいと思います!


また、今作は特に名優ぞろいでした。


エドワード・ノートンをはじめ、フィリップ・シーモア、ハーヴェイ・カイテル、『ハリー・ポッター』シリーズで、最も恐ろしい闇の魔法使いであるヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズまで…  そんなキャスティングも楽しんで見てくださいね。



④『ハンニバル・ライジング』2007年|ハンニバルの幼少期~青年期を描く

1944年のリトアニア。名門貴族の家系に生まれたハンニバルだったが、戦禍で両親を亡くした幼い妹ミーシャと2人で山小屋に隠れ住んでいた。そんなある日、残忍な逃亡兵グループが山小屋を乗っ取ったことで、か弱いミーシャは彼らに殺されてしまう。

『ハンニバル・ライジング』2007年

監督

ピーター・ウェーバー

ハンニバル・レクター役

ギャスパー・ウリエル


【みどころ】

まず初めに皆さんに伝えなくてはいけないことは、本作は”レクター博士ファン”にとって「たまらない」か「最悪」な作品になるかもしれないということ!(笑)


ハンニバルの過去が明かされる本作では、彼が何故、連続猟奇殺人犯になったのかが描かれているので、そんな本作を見て納得する人と「レクターの過去はこんなハズではない..」と混乱する人と2パターンの視聴者がいるようです。


あと個人的に印象に残っているのは、本作に日本要素が多く含まれていること!オリジナル武道(?)や日本刀を使ったシーンは日本人の私たちには少し違和感がありますが、これもまた新鮮かも。


また、日本から来たという設定の女性(コン・リー演じる)は凛々しい美しさでキャスティングぴったりでした。


ちなみに本作を視聴した私の感想としては、青年期のハンニバル・レクターをイケメンフランス人俳優(ギャスパー・ウリエル)が演じているだけで大満足!ですが、2022年に37歳という若さで亡くなってしまったのが、残念過ぎます..。



⑤ドラマ『ハンニバル』2013年|『レッド・ドラゴン』のスピンオフドラマ

ハンニバル‗順番‗スピンオフドラマ

ウィル・グレアムは、自閉症スペクトラムの一種として、あらゆる犯人に共感し、その動機や犯行当時の感情を再現できる「純粋な共感」という能力を持ったFBIアカデミーの講師であった。FBI行動分析課長ジャック・クロフォードは、ミネソタ州で発生した若い女性ばかりを狙う連続殺人事件の捜査のため、ウィルの特殊な能力に着目する。彼の適正を調べるため、クロフォードは高名な精神科医であるハンニバル・レクターにウィルの精神鑑定を依頼するのだが…

『ハンニバル(ドラマ)』2013年

監督

デヴィッド・スレイド

ウィル・グレアム役

(元FBIの捜査官)

ヒュー・ダンシー

ハンニバル・レクター役

マッツ・ミケルセン


【みどころ】

このドラマ版は『レッド・ドラゴン』で登場したウィル・グレアム捜査官を主役としたオリジナルストーリー。ハンニバル・レクターが野放しになっていた頃のお話とも言えます。


本作は第3シーズンで終了してしまいましたが、続編の制作を模索する声が度々聞かれるなど、根強い人気を誇っています。


その理由はやはり、知る人ぞ知る、俳優マッツ・ミケルセンの色気ではないでしょうか…。


私のマッツファンの友人は「マッツが大好きなのでもうその時点で100点満点。よって、実際作品が面白いのかは判断ができない…」というほどまでに、彼に魅了されています(笑)


実際に『羊たちの沈黙』や『ハンニバル』シリーズに直結する部分は少ないし、ストーリーの構想が少し甘い?と感じる部分はありましたが、マッツの演技はもちろん、演出がグロテスクかつ派手で美しいです。


正直、映画よりも衝撃的なシーンが多いので、映画シリーズで限界を感じた方は視聴を避けた方がいいかもしれません。


個人的に、ドラマの各エピソードごとのタイトルが、シーズン1はフランス料理、2は日本料理、3はイタリア料理とフルコースメニューのように表記されている部分が粋だなぁと感じました。


そんな部分も込みで楽しんで視聴してみてください!



『ハンニバル』シリーズの続編はあるの? 

2023年現在『ハンニバル』シリーズやテレビドラマともに続編の発表はされていません。


ドラマ『ハンニバル』は放送当時、6シーズンを予定していましたが、シーズン3で制作費用の関係で打ち切りとなっています。


また『ハンニバル・ライジング』では初期作品への疑問が残る伏線がありました。


よって、将来的にドラマまたは映画シリーズの続編が発表される可能性はありそうです。


『ハンニバル』は公開順に視聴するべし|U-NEXTなら全シリーズ視聴可能!

『ハンニバル』を視聴する際、おすすめなのは公開順です。


登場人物などが引き継がれるので、第1作目の『羊たちの沈黙』から見ることをオススメします。


また、ドラマはスピンオフなので、全シリーズ視聴後に見るとよいでしょう。


おすすめ順

時系列

タイトル

公開年

1

1991年

『羊たちの沈黙』

1991年

2

2001年

『ハンニバル』

2001年

3

1980年〜1983年

『レッド・ドラゴン』

2002年

4

1944年〜1952年

『ハンニバル・ライジング』

2007年

5

2013年~2015年

『ハンニバル(ドラマ)』

2013年


ちなみに、2023年現在、動画配信サービスで『ハンニバル/羊たちの沈黙』全シリーズが見放題で視聴できるのはU-NEXTだけ!


今なら無料トライアルに登録すると、600円分のポイントが付与されるので、『ハンニバル/羊たちの沈黙』全シリーズはもちろん、他の有料作品もレンタル可能です。


気になる方はお試ししてみてくださいね!


※本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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あいづ

筋トレ、ダンス、散歩、猫が好き。よく言語を映画やドラマから勉強していて、最近はフランス語にハマっています。皆さんの疑問がスッと解決する記事づくりを心がけています!

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