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【ネタバレ感想】ムーンナイト第2話|紛れもないヒーローの物語!

クマミ

更新日:2022-4-8

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早くも話題沸騰中のマーベル新ドラマ『ムーンナイト』。

先日配信された第2話では、第1話で謎の包まれていた物語のベールが明らかになり、さらに物語に引き込まれる内容となっていました。

今記事では、そんなムーンナイト第2話についてネタバレありの感想や考察を紹介していきたいと思います。

それでは、いってみましょう!

 

ムーンナイト第2話「スーツ召喚」あらすじ

 

対処する間もなくスティーヴンは神々の戦いに巻き込まれ、彼の前には謎めいたパートナーが現れる。

あらすじ引用:ムーンナイト第2話「スーツ召喚」

 

前回の第1話では、臆病な主人公スティーヴンがもう一人の人格マークと交代したことによって白い包帯のようなものを纏ったヒーロー、ムーンナイトに変貌したところで終わりました。

 

第2話では、自身のもう一人の人格であるマークの存在を自覚したスティーヴンが彼の秘密に迫っていき、前回からの謎が明らかになった部分も。

 

特に、ヴィランであるアーサー・ハローの目的がアメミットを復活させることや、敵対するムーンナイトの力の根源、コンスの存在など今作の根底部分が分かってより物語に入り込めるようになったのではないでしょうか。

 

また、ラストでは物語の舞台がエジプトへ移動。

1話でメインであったスティーヴンに変わって、マークが主人格になったこともターニングポイントの一つでしょう。

第2話の感想や気になるポイントを基に、今後の展開や良かったシーンなどを振り返っていきましょう!

 

 

【ネタバレあり】第2話で気になったポイントから今後の展開を予想&考察

 

それでは、ここからは第2話で気になったシーンやストーリーをそれぞれポイントに絞って見ていきましょう!

今作『ムーンナイト』の二重人格という設定にそって、それぞれのポイントを二つの事象と掛け合わせて考察・解説していきます!

視聴したアナタは今話でどんな表裏一体を感じましたか?

 

【スティーヴン×マーク】一つの肉体に宿る二つの心

 

第2話序盤では、スティーヴンが自身の内に秘めるもう一人の人格マークの素性に迫る様子が描かれていきました。

 

この部分で印象的だったのが、スティーヴンとマークはどちらかが肉体の制御権を持っている場合、もう一人の人格とは鏡を通じて会話をする点。

スティーブンはマークが利用していた貸倉庫で、壁越しに映ったマークと喋っていました。

 

どちらもオスカー・アイザックが演じていますが、しっかりとスティーヴンとマークの演じ分けがなされていて流石でした!

 

一方の人格が制御権を持っている間は、もう一方の人格が閉じ込められてしまうというのはかなり酷…。

『ムーンナイト』の物語は、この性格や資質の全く違う二人がどのような結末を迎えるのかに焦点が当たっていくのではないでしょうか。

 

 

【レイラ×スカラベ】マークを知る女性はまさかの妻であった!?

 

マークという存在が傭兵であること、そして月神であるコンスの存在に恐れをなしたスティーヴンが出会ったのは、前話で携帯に連絡してきた女性レイラ。

何も知らなかったスティーヴンでしたが、彼女はマークの妻であることが判明しました。

 

スカラベの情報を知っているレイラは、マークと共にエジプトの秘密を捜索していることが示唆されます。

この物語のキーオブジェクトであるスカラベを知っていることからも、マークと長年行動を共にしてきた人物なのではないでしょうか。

 

しかし、スティーヴンの人格に関しては全く知らない様子であることや、スティーヴンが自身もレイラのことを知らなかったことを踏まえて考えると、元々は彼の肉体にはマークの人格のみ存在していた説が浮上します。

 

レイラの好きな詩人を愛し、マークの記憶を持っていないにも関わらずエジプトに関する象形文字(ヒエログリフ)を独自に研究し解読できるようになっていたスティーヴンは、もしかするとマークの願望が生み出した元々いなかった人格かもしれません。

スティーヴンとレイラの短い会話の中でも、スティーヴンはレイラに対して好意的な感情を持っているように見えました。

 

マーク・スペクターという人物が、凄腕の傭兵であるということで愛するレイラと共に過ごせないと感じ、スティーヴンを生み出したと考えると納得がいきます。

 

 

【スカラベ×アメミット】アーサー・ハロウの野望と道しるべ

 

そして今回スカラベを狙うヴィラン、アーサー・ハロウの過去と野望も明らかになりました。

 

なんと、彼は元ムーンナイトであったことが判明。

コンスに力を授かるものをアバターと作中で呼ばれていましたが、アーサーがマークの前任者であることがわかりました。

 

また、アーサーはスカラベがアメミットの墓を指し示すことを利用して、アメミット復活を画策しているようです。

 

スカラベが指し示していた場所は、現段階では定かではありませんがラストシーンでマークが到着していた場所がエジプトであったことから、そこにある可能性は高いといえるでしょう。

 

スカラベがアメミットの墓を指すコンパスのような働きをすることが判明しましたが、コンスが執拗に追い求めていることを踏まえるとまだまだ隠されている秘密がありそうです。

 

 

【コンス×アメミット】悪を裁く正義と悪を根絶やしにする理想

 

現在マークをアバターにしているコンス。

まだまだ謎の多いコンスは、悪が発生してから裁く存在であると前任者のアーサーの口から語られました。

しかし、アーサーはそれでは遅いと付け加えています。

 

実際に、前回スティーヴンに襲い掛かった巨大なジャッカルを倒すために出現したムーンナイトは破壊の限りを尽くしています。

彼の行った裁きの被害によって、スティーヴンは博物館での仕事を解雇されていました。

とんだとばっちり…笑

 

そして、アーサーが新たに欲しているアメミットの力は、悪になりえる可能性のあるものを事前に根絶やしにするというもの。

アーサーの野望は、悪になりえる可能性をアメミットの力を利用して全て排除し、理想の世界を作るというものでした。

それには、小さな子どもですら犠牲にしえるというアーサーの崇高な理想はかなり狂気的です。

 

対して、反発するスティーヴンとマーク。

その背景には、コンスを身に宿しているということもあるのでしょうか。

 

悪に対して絶対的な力を持って鉄槌を下すコンスの正義、悪の可能性を摘み取るアメミットの正義、どちらの意思も神といえど一つの個体が持つ利己的なもの。

だからこそ、正義の難しさと時にその行いが支配につながってしまうことを表現しているように感じます。

 

 

【コンス×スティーヴン】スーツ違いで発現したMr.ナイト

 

前回では、マークの人格がコンスの力を纏ってムーンナイトへと変貌を遂げていましたが、今話でスティーヴンがその力を引き出すことに成功しました。

 

しかしレイラからスーツと言われていたため、スティーヴンが纏ったのはムーンナイトのエジプトを彷彿とさせる戦闘服ではなく、社会人が着るスーツ笑

その風貌とスティーヴンの人格が初めて戦闘するため、かなりコミカルになっていました。

この状態のマスクがデッドプールにも見えたのは、筆者だけではないハズ笑

 

今後スティーヴンの人格ではこのスーツ姿、マークの人格ではムーンナイトそもそもの姿と使い分けられて登場しそうです。

 

まだまだスティーヴンが戦闘慣れしていないため、Mr.ナイトの姿が本来の姿よりも劣っているように感じますが、今後の展開次第ではスティーヴンがこの姿で活躍するというアツイ描写も期待できるのではないでしょうか。

コンスの力を完全に引き出してアメミットに立ち向かうスティーヴンの雄姿を楽しみにしましょう!

 

 

【ネタバレ感想】紛れもないヒーローの物語!コンスの正義に二人の人格は…?

 

第1話でスティーヴンの中にいることが明らかになったもう一人の人格マーク。

今回は、その存在が深堀されたことで『ムーンナイト』という作品のテーマが二項対立であると筆者は感じました。

 

前回はマークの人格が現れることで、災難が降りかかり疑心暗鬼になっていたスティーヴン。

そのスティーヴン目線のみで描かれていたストーリーであったため、同じように視聴者もマークの存在を恐れるような作りになっていたのではないでしょうか。

 

しかし今話で明かされたマークはという人物は傭兵として任務をこなす、悲劇の主人公。

そういった仕事をしている代償として、日常生活を送ることができない人物として描かれます。

これは、任務を着実に行う凄腕マークと冴えないスティーヴンが対比されているように感じました。

 

そして同じ肉体に二つの人格を持つ彼らのキーマンとなるのは、ムーンナイトの力を提供する月神コンス。

第1話でも登場していた鳥の頭蓋骨を持つ巨大なクリーチャーの姿をしているコンスは、スティーブンだけにしか見えない神秘的な存在のようです。

ムーンナイトの力を授けると言った意味で、スティーヴンたちの味方であるように思えますが、実際には自身の正義を執行するためにスティーブンたちの体を利用していました。

 

また、コンスはその力を引き出すアバターをマークからレイラに乗り換えようとしている様子。

このことから、マークはコンスに従うしかなくスティーヴンにとっても厄介の種となっています。

力を授けるコンスという存在が身勝手で強制力があるというのは、ヒーローものとしては異例の存在。

彼の存在をスティーヴンとマークが今後どのように昇華していくのかが気になるところです。

 

アメミットの力を利用しようとしているアーサーを止めるには、そのコンスの力を用いるしかない…。

このジレンマが正義を行う上で必要な力という存在になり、よりフォーカスして物語が展開されていくように感じます。

 

揺れ動くスティーヴンとマーク。

どちらの人格が生き残ることができるのか、そしてコンスの身勝手な正義は制御できるのか…。

今後のストーリーがどう運んでいっても、面白くなるようなそんな予感がする第2話でした!

 

 

ムーンナイト第2話「スーツ召喚」についての感想・考察まとめ

 

いかがでしたか?

第2話は、スティーヴンとマークにより焦点が当たった展開が描かれていきました。

 

物語の導入部分が終了し、第3話からは本格的にストーリーが動き出す予感。

エジプトに到着したマークはアーサーたちにどのように迫っていくのか、レイラの動向やスティーヴンの再登場など気になること盛りだくさん!

来週も楽しみです!

 

※本ページの情報は2022年4月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

クマミ

トイストーリーと共に育ち、大人になってしまった人。 好きな映画はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーです。 おいしいウィスキーを飲みながらオシャレな映画が見たいこの頃。 皆さんが作品を見たくなるような記事を書くため精進中!

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