ネタバレなし『愛がなんだ』|作品概要・簡易あらすじ
作品名:愛がなんだ|公開年:2019年|★評価:3.48(Yahoo!映画参照)
猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちた。その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。会社の電話はとらないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されると残業もせずにさっさと退社。友達の助言も聞き流し、どこにいようと電話一本で駆け付け(あくまでさりげなく)、平日デートに誘われれば余裕で会社をぶっちぎり、クビ寸前。大好きだし、超幸せ。マモちゃん優しいし。でも・・・。
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ネタバレ『愛がなんだ』見どころ|イライラする!報われない “それぞれの愛”
映画『愛がなんだ』の見どころは、「テルコのキャラ」と「ナカハラ」です!
葉子に“同情するとコッチが損する”と言われていたテルコ。
マモちゃんにどれだけ都合よく扱われても、死にたいと絶望するわけでもなく追い詰めたりもしません。
お花畑なテルコの言動にはイライラさせられますが、食べて象を見てラップして回復。
部屋もキレイ。
一見マモちゃん中心に動いているテルコの人生も、“マモちゃんになりたい”という夢を叶えるための時間なのです。
それが正解なのかは、さておき。
ただ尽くして傷ついているだけじゃないので、ムカムカと胃もたれすることが無い不思議な魅力があります。
そして、応援したい登場人物「ナカハラ」の表情や声・セリフ!全部が見どころです!
好きな人のために離れようと決断でき、自分の“辛い”という気持ちに耳を傾けられる人物。
一番「好き」という気持ちが想像しやすいので、その分痛いくらいに刺さってしまうのです…。
葉子の願いに嬉しそうに「はい。」と答える声も、テルコに責められ「そうっすね」答える声も、短いセリフに感情が詰まっています。
ナカハラと葉子の今までを想像できてしまう言動の一つ一つが、幸福と苦しさを行ったり来たり。
泣きそうになりながら少し笑うナカハラに、報われてほしいと願わずには居られません。
ネタバレ『愛がなんだ』|相関図・痛々しい“リアル”な魅力
映画『愛がなんだ』の登場人物を、相関図で整理!
各見出しでは、5人のプロフィールを丁寧に解説しています。
加えて、独断で選んだおすすめシーン・セリフをピックアップ。
それぞれの報われない愛や自己中心的な言動、なんだかリアルで引き込まれてしまう登場人物達の性格を考察しています。
言動から読み取れる過去や、生き方に注目しました。ぜひ、合わせてチェックしてみてください。
山田テルコ(岸井ゆきの)|マモちゃんのためのテルちゃん
大好きなマモちゃんの事だけを考えて生きる28歳。
呼び出されれば飛んでいき、気を遣いすぎ・尽くしすぎて敬遠されるタイプ。
マモちゃんとは友人の結婚式で出会い、声をかけられた時から一目ぼれしてしまう。
マモちゃん中心の生活で仕事は上の空、ついにはクビに…。
しかし、恋愛運と仕事運は反比例にあると独自の見解があり全然落ち込んでいない。
マモルに都合よく扱われ、一時連絡が途絶えるが「マモちゃんになりたい。」と語っている。
「好きとどうでもいい」しかないと語っており、好きな人以外はどうでもよくなってしまう極端な性格。
● ピックアップおすすめシーン
「土鍋・深鍋・2人用」
このシーンから朝早く追い出されるまでの、テルコの表情に注目。
マモちゃんとの未来を夢見て、目一杯に「わたし幸せだ!」という顔をするテルコ。
早朝、不機嫌なマモルはテルコを家から追い立てます。
その時、ベットにいるテルコの表情が「普通の形では一緒に居れない、じゃあ…。」と、愛を超えた感情が芽生えたように感じました。
「マモちゃんになりたい。」と思ったのは、ずっと一緒にいたいという幸せな感情からではなく「離れない」という気持ちなのではないでしょうか…。
田中マモル(成田凌)|馬鹿でクズで腹立つ!マモちゃん
出版業界で働く、27歳。テルコとは結婚式の二次会で出会っており、マモちゃんと呼ばれている。
テルコを都合よく扱うが、恋人ではない。
自身を貧相で“カッコ悪い側”と評しており、自己中心的な言動とは裏腹に自己肯定感が低い。
すみれに片思いをしていて何かと尽くしているが、脈なしだと感じている。
● ピックアップおすすめシーン
「おはよ。なに食おっか、昼。」
飲み会の次の日、隣で寝ていたマモルが言ったセリフです。
マモルとテルコが幸せだったシーン。
お昼に起きてカフェに入り、アツアツの焼き芋を半分こ。
迷った挙句、袋に入った方の焼き芋をテルコにあげるマモルの優しさにほっこりします。
そこからダラダラと半同棲気味になって、2人一緒に歯を磨いたり、料理をするテルコに追いケチャップしたり。
マモルが自己中心的になっていない、唯一の場面じゃないでしょうか…。
ちなみに、「追いケチャップ」は成田凌さんのアドリブだそう!テルコ役の岸井ゆきのさんの照れ顔にも注目です。
坂本葉子(深川麻衣)|寂しさを隠す言動がリアルなアラサー
テルコの親友。ナカハラの片思い相手であり、恋人のようで恋人ではない関係。
葉子は妾の子として育ち、無神経な父親を嫌っている。
ひねくれた性格で、我儘・リアリスト。
テルコには呆れているが、マモルに追い出された時は家に招いたり、落ち込んでいる時には差し入れを持っていく温かい一面も多い。
● ピックアップおすすめシーン
「死ねばいいのにって思ってた。見下してるからそう言うことができるんでしょ?」
テルコの部屋で、葉子が自分の両親について話すシーン。
なぜ、葉子はナカハラの好意を都合よく利用するのか合致がいく場面です。
妾である母は父親に“舐められている” “大切にされていない”と、幼少期から葉子は感じています。
そのため、自分は男にいいように扱われないようにと生きてきたのではないでしょうか。
ナカハラを都合よく扱ってしまうのは、“大切にされない”ことへの恐怖心と言い訳。
テルコほど真っ直ぐになれない、自分が一番大切、男には負けないと強くあろうとした葉子の核心に触れたような気がしました。
自分を大きく見せないといけない女性のリアルさがずっしりと来ます…。
ナカハラ(若葉竜也)|「そうっすね」が苦しすぎる忠犬
葉子に片思いする青年。写真家志望で、映画では人物の写真を多く撮っている。
心優しく真面目・控え目な性格で、忠犬の様に葉子に従順。
葉子の実家によく訪れており、葉子の母やテルコとも親交がある。
葉子が無性に寂しくなるような瞬間、いつでも呼び出してもらえるような所に居たいと語っている。
葉子を諦めると決意したのは「自分が好きでいることで葉子をダメにしている」と感じてしまったことがきっかけ。
● ピックアップおすすめシーン
「俺ほんっとに好きなんすよ、葉子さんのこと。諦めることぐらい自由に決めさせてくださいよ…。」
ナカハラとテルコが、コンビニの駐車場で感情をぶつけ合うシーンです。
「手に入りそうもないから諦めましたって正直に言えばいいじゃんか!」
とテルコに責められ、苦しさを受け入れながら絞り出した言葉。
ずっと泣きそうなのに、無理に微笑む表情に胸を締め付けられます。
自分の苦しさを“葉子のため”と全うな言い訳を用意して、一方的に連絡を絶つナカハラの弱さ。
どうせ離れるなら…と当たって砕けられない意気地のなさ。
「幸せになりたい」と前を向こうとする気持ちと、永遠に消化できない想いを抱えて生きていくという決意をした矛盾が痛く切ないです。
塚越すみれ(江口のりこ)|35才・美術予備校事務員・肌荒れ赤髪
見た目も中身もファンキーで自由奔放の34歳、美術予備校・事務。
マモルとは合コンで出会い、テルコを含めた3人でよく飲んでいる。
マモルから好意を抱かれているが、眼中にない模様。また、テルコがマモルを好きなことに気が付いている。
テルコを可愛がっているため、マモルからの誘いには「テルちゃんがいるなら行く!」と返答。基本3人で集まっている。
サッパリした性格でドストレートな物言いなので、ガサツに見えるが温かい人柄。
● ピックアップおすすめシーン
「ナカハラっち~、アスパラあったよ。」
BBQ旅行の夜、すみれが無神経にナカハラと葉子の関係を否定するシーン。
ナカハラを思うと苦しく、テルコ・マモルの気まずさが地獄の様でした…。
その後「腹立った!パスタ作る!」と、ナカハラのために料理し始めるすみれ。
面白がってナカハラと葉子を否定したわけでもなく、本心からの忠告だったと「アスパラ」の声色で気が付かされます。
ネタバレ『愛がなんだ』|あらすじ① 山田さんとマモちゃん
一目惚れをしたマモちゃんが、熱を出してSOSの電話をくれた。
山田テルコは嬉々としてマモちゃんのマンションに向かう。
マモちゃんとテルコの出会いは、友人の結婚式。
その場に馴染めていなかったテルコに、同じく馴染めていなかった田中マモルが声をかけてくれたのだ。
背が高くひょろっとして手の綺麗なマモルに、テルコは一目惚れ。
2人は“マモちゃん”と“テルちゃん”として、結婚式後も交流するようになった。
マモちゃんのマンションについたテルコは、味噌煮込みうどんを作ったり、散らかった部屋を掃除したり…。
まるで彼女のように甲斐甲斐しく世話をする。そんなテルコに、「山田さんもう帰って」と、言い放つマモル。
いつしかマモちゃんはテルコを「テルちゃん」と呼ばなくなっていた。
深夜・半ば強引に追い出されたテルコは所持金もなく、親友・坂本葉子に電話をする。
葉子ちゃんは呆れながらも、タクシー代出すからとテルコを実家に招いてくれた。
実家には、恋人のようで恋人ではない年下の男・ナカハラがいた。
葉子に「ビール買ってきて」と頼まれると、「はい。」とうれしそうに答えるナカハラ。
そして買ってきたビールをテルコに渡すと、ナカハラは葉子の実家を後にするのであった。
ネタバレ『愛がなんだ』|あらすじ② バラバラの靴下と象の飼育員
ある日を境に、マモルとテルコは恋人のようになった。
マモちゃんのご飯を作り、同じシャンプーを使って同じベットで眠る。
動物園デートでは
「33歳になって仕事辞めたら、象の飼育員になろ」
と適当なことを言い出すマモちゃん。
テルコはその言葉に「マモちゃんの33歳以降の未来には私も含まれている」と強く確信。
2人で生きていく未来は何もかもが完璧で、テルコは幸せのあまり泣き出してしまうのであった。
大好きなマモちゃんの為に生きるテルコは、仕事も上の空。とうとうクビになった。
マモちゃんとの未来を見たテルコは、無職になってもハッピー。
2人用の土鍋を買い、マモちゃんのバラバラになった靴下をペアに直し、気分は新妻だった。
しかし、ペアになった靴下を見てからマモルはテルコに冷たくあたった。
いつもと同じ朝。マモルに追い出されるように起こされ、大荷物を抱えてマンションを後にするテルコ。
必死にマモルの後を追おうとするが、ドンドン遠くなるだけだった。
この日を境に、マモルからの連絡は途絶えた。
ネタバレ『愛がなんだ』|あらすじ③ 好きでいてごめんなさい
前に進もうと就職活動を始めたテルコだったが、久しぶりにマモルから連絡があり会いに行ってしまう。
呼び出された店に行くと、塚越すみれという女を紹介される。
35才・美術予備校事務員・赤髪、ガサツでヘビースモーカー。2人の出会いは合コン。
マモルは、すみれさんに片思いしていた。
恋敵のすみれに、なぜか好かれてしまったテルコ。
すみれのイケイケな飲み仲間たちと、マモルの友人の別荘にBBQ旅行に行くことになってしまう。
BBQ当日。すみれのイケイケな飲み仲間は誰一人来なかった。
来たのは、すみれ・マモル・テルコ。そして、ナカハラの4人だった。
テルコは葉子ちゃんを誘いに行ったが、テルコを心配した葉子が半強制的にナカハラを召喚。
奇妙な4人だったが、和気あいあいと夏を楽しんだ。その晩、ナカハラの恋をすみれは“おかしい”と言い放つ。
すみれはナカハラが雑に扱われていることに腹を立てたが、ナカハラは葉子が悪く聞こえる言い方に腹を立てた。
普段は温厚なナカハラだったが、
「説明しても分かんないですよアンタには。葉子さん最低じゃないんで。」
とキレてしまう。
旅行から帰宅後、ナカハラに呼び出されたテルコ。
ナカハラは「葉子を好きでいることを辞める。」と切り出す。
4人で行った旅行からナカハラは「好きでいてごめんなさい」と思い始めていた。
すみれが“おかしい”と指摘したことで、自分が葉子をダメにしていると感じてしまったのだ。
「手に入りそうもないから諦めましたって正直に言えばいいじゃんか!」
と、テルコに責められるナカハラ。
ナカハラは、
「俺じゃなくてもいい、誰でもいいっていうのが正直もう辛いんすよ。俺ほんっとに好きなんすよ、葉子さんのこと。諦めることぐらい自由に決めさせてくださいよ…。」
とテルコに悲しく笑いかけるのであった。
ネタバレ『愛がなんだ』|あらすじ④ 私はいまだに“田中マモルではない”
ナカハラの思いを知ったテルコは、葉子に直談判をするが「自分がうまくいってないからって八つ当たりしないで!」と反論され、2人は大喧嘩。
和解することなく、テルコは葉子の元を後にするのであった。
体調を崩し寝込んでいるテルコの元に、マモルから「話がある。家の前に来ている。」と連絡が入る。
マモルはテルコの部屋に上がると、鍋焼きうどんを作ってくれた。
うどんを食べているテルコを横目に、別れを切り出すマモル。
葉子から「あなたのしていることはイカレてる。」と言われて、はじめてテルコに酷いことをしていると気がついたのだ。
そのことを聞いたテルコは「ずっと好きなわけないじゃん」と嘘をついてしまう。
「俺を好きじゃなくって良かった。」と安心するマモルに、「イケメン紹介してよ。」と笑うテルコ。
そんな日でも、マモちゃんの手だけは綺麗だった。
ある日、ナカハラの個展に葉子が訪れる。「中原青って検索したら出てきた。」と言う葉子。
うれしさを隠し切れないナカハラは、今にも泣きそうであった。
マモルは約束通り、テルコにイケメン・神林を紹介。
テルコはマモルと離れたくないあまり、神林を好きなフリをして気丈に振舞うのであった。
「マモちゃんへの執着は一体何なのだろう。これはもはや恋でも愛でもない。けれど、そんなことはとっくにどうでも良くなっている。」
「どうしてだろう。私は未だに田中マモルではない。」
テルコは、象の飼育員になった。
ネタバレ・考察『愛がなんだ』|なぜ?すみれがマモちゃんに選ばれた理由
マモルは、すみれの「自分を好きにならなそうな部分」に惹かれたのだと思います。
理由は、マモルの低い自己肯定感。
確かにマモルは“自分系”ではあると思いますが、好意を持たれている人物だけに発揮するのかなと感じました。
グラスが空けば新しい飲み物を注文し、端っこにいる人間にも寄り添える。
本来は、気遣いができる優しい人だと思います。
しかし、いつもそうやって周りを見てみんなの求める田中マモルを選んで生きてきた。
そこに120%の好意を向けられても、これ以上の田中マモルは出せないわけです。
そうなるとどうでもいい・機嫌を取らなくていい部類に入ってしまい、クズ過ぎる言動に…。
マモルの友達の少なさも性格が悪いというより、“理想の田中マモル像”が保てる距離の付き合いしかしないからだと思います。
だから、期待値が低いすみれは心地よい存在で惹かれていったのです。
唯一の気楽な人間。「自分を好きにならなそう」な存在に弱いのかなと思いました。
きっとすみれとマモルが両想いになった時、マモルは“自分系”になってしまうのではないでしょうか…。
ネタバレ・考察『愛がなんだ』|すみれがテルコを気に入った理由
すみれもテルコも「都合よく扱われる側」だったからだと考察します。
恐らく、BBQ旅行の全員がそっち側だと思います…。
すみれの交友関係は広く派手ですが、浅い印象。その場の楽しさだけの関係に思えます。
そして「34歳なのに20代の合コンに人数合わせで呼ばれる」ことや「ノリよく賛同していた旅行に誰一人来ない」など、すみれも都合のいい人間に過ぎないのです。
テルコもマモルと会うために、すみれを利用しています。
しかし、テルコがすみれを嫌いになれないのも事実。
当たり障りない交友を楽しむすみれにとって、好意が分かりやすいテルコは安心するのかもしれませんね。
ネタバレ・考察『愛がなんだ』|ラストの象が表現「マモちゃんの未来を生きる」
ラストシーンで、テルコは象の飼育員になっています。
「マモちゃんと見るはずだった景色を見ること」と「マモちゃんになりたい」という2つの夢を叶えるためです。
このシーンの象には、「群盲、象を評す」という意味があると監督は語っています。
「群盲、象を評す」とは、大きなことの一部しか理解できないというたとえ。
テルコの盲目状態・視野の狭さを、表現しているそうです。
多くの盲人が象を撫でて、自分の触った部分だけで感想を言い合うと皆バラバラの事を言います。
足を触った人は「柱だ!」といい耳を触った人は「扇のようなもの」と言いますが、2人とも象の特徴を捉えており正解なのです。
テルコが触れた“マモルへの想い”も同じ。
「マモちゃんへの執着は一体何なのだろう。これはもはや恋でも愛でもない。けれど、そんなことはとっくにどうでも良くなっている。」
経験から愛や恋ではないと感じていますが、テルコ自身も分かっていません。
ただマモちゃんと離れないために、マモちゃんになりたいテルコ。
そして、泣くほどうれしかった“象の飼育員になったマモルとの未来”。
見たかった景色を再現するテルコは、一見異常です。
「私は未だに田中マモルではない。」という発言からも、テルコは満たされていないことが分かります。
テルコが真似するマモちゃんはマモちゃんではないし、テルコが見たかった景色はマモちゃんとの未来。どちらも、叶わないのです。
そんなテルコの事をおかしい!と思うのは、まだ触れたことがない部分だからなのでしょう。
愛とは?という問いに答えはなく、それぞれが模索していくもの。
あえて愛と呼ばなくていいし、まさに「愛がなんだ」を象が表現していると感じました。
ネタバレ・感想『愛がなんだ』|「幸せになりたいっすね」が刺さって抜けない大人たち
『愛がなんだ』を象徴する「幸せになりたいっすね」というセリフ。苦しくなってしまった方、多いのではないでしょうか…。
なぜあんなにも刺さってしまうのか、感想をまとめました。
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