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【ネタバレあり】ダークナイトはどんな内容?気になる部分を解説!

エンタミート編集部

更新日:2021-10-18

<プロモーション>

アメコミ映画であるバットマンシリーズの2作目であるダークナイトは、バットマンとジョーカーの激しい戦いが繰り広げられる作品です。アメコミの歴史を変えたと称されるダークナイトの内容を解説していきます。

 

ダークナイトの作品情報

 

 

「ダークナイト」は、2008年にアメリカとイギリスの共同制作で作られた映画です。アメリカンコミックで有名なバットマンを原作としたものですが、「ダークナイト」は2005年に公開された「バットマン ビギンズ」に続く作品となります。

 

監督はクリストファー・ノーランで「バットマン ビギンズ(2005年)」、「ダークナイト(2008年)」、「ダークナイト ライジング(2012)」を手掛けました。このバットマンシリーズ3部作は、「ダークナイト トリロジー」と呼ばれていて、「ダークナイト ライジング」が3部作の完結となっています。

 

日本円で約185億円の製作費を投じて制作された作品で、2008年当時世界興行収入10億ドルを突破した人気作です。さらに評論家からも絶賛され、第81回アカデミー賞では助演男優賞、視覚効果賞、美術賞、撮影賞、メイクアップ賞、音響編集賞、編集賞にノミネート、助演男優賞と音響編集賞を受賞しました。

 

ブルース・ウェイン/バットマン役をクリスチャン・ベール、ジョーカー役をヒース・レジャーが演じています。ハリウッド俳優のクリスチャン・ベールは演技の鬼と呼ばれるくらい役作りに徹底する人物で、子役時代は天才と呼ばれていました。

 

「リベリオン」や「マシニスト」、「ザ・ファイター」などに出演しています。ヒース・レジャーは、1999年に「恋のからさわぎ」でハリウッドデビューし、「ダークナイト」ではアカデミー助演男優賞を受賞しました。

 

「ダークナイト」は、ジョーカーに惑わされながらもバットマンとして活躍する信念、そして平穏な日々のために活躍するヒーローの姿が描かれています。

 

 

ダークナイトはシリーズになっている?

 

 

「ダークナイト」は「バットマン ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」の3部作で「ダークナイト トリロジー」と呼ばれています。ここでは、「ダークナイト トリロジー」と呼ばれる3つの作品について紹介していきます。

 

バットマン・ビギンズ(2005)

 

「バットマン・ビギンズ」はシリーズ1作目の作品です。のちにバットマンとなるブルース・ウェインは、幼い頃に敷地内のある古い井戸に落ちてしまいます。

 

落ちた井戸には暗い闇が広がっており、その奥には数えきれないくらいのコウモリがいました。井戸の奥にいたコウモリをとても怖く感じたブルース・ウェインは、すっかりコウモリ恐怖症になってしまうのです。

 

ある日、ブルース・ウェインは両親と一緒にオペラを鑑賞しました。その中で役者たちがコウモリに扮して踊る姿があったのですが、井戸に落ちて以来、コウモリが怖くなったため、公演の途中でしたが両親に頼み込んで外に出ることになりました。

 

帰宅しようと外へ出たブルース・ウェインと両親を強盗が待ち構えていました。強盗は両親から金品を奪い取り、持っていた銃で両親を殺害してしまったのです。

 

両親が殺された原因は自分だとトラウマを抱えながら大学生になったブルース・ウェインは、両親を殺害した犯人の公聴会に出向きます。そこで両親の仇を打ちたいと考えていたものの、犯人はマフィアに暗殺されてしまいました。

 

ブルース・ウェインは、幼馴染のレイチェルに犯人の暗殺を考えていたことを告白しますが、レイチェルは「もしあなたのお父さんが生きていたらどう思うのか?」と問います。そこで、ブルース・ウェインは犯人を暗殺したマフィアの所へ行き、悪を恐れない人間もいると宣戦布告しました。

 

その後、犯罪者の心理を知るために世界中を旅し、各国で犯罪をしてきたブルース・ウェインは、警察に拘束されて刑務所に入ってしまいます。そこで出会った影の同盟は組織に入るようにブルース・ウェインを誘いました。

 

ブルース・ウェインは影の同盟で戦うための技を習得したものの、組織そのものが悪だったことに気が付き、組織のトップを殺して逃げてきました。ブルース・ウェインはゴッサムの自宅に秘密の基地を作り、自分自身の恐怖の原点に立ち向かうためにコウモリスーツを作ります。

 

コウモリになることで自分自身に恐怖を与えながら、自警活動を行っていくことを始めたのです。当時ゴッサムは、カーマイン・ファルコ―ニというマフィアが支配していて警察も手が出せない状態でした。

 

バットマンの登場によってゴッサムで起こる悪事を正していったのですが、そこに死んだと思っていた影の同盟のトップが現れます。過去に死んだと思っていたのは影武者であり、本物はかつて技を教えてくれたヘンリー・デュカードだったのです。

 

ヘンリー・デュカードは、ゴッサムをカオス状態にするとバットマンに宣言し、2人は格闘を始めました。格闘の最中にモノレールが崩落するのですが、バットマンは1人脱出して戦いは終わりました。

 

事件解決後、変装した人物がトランプのジョーカーを現場に残していきました。そこには「警察が力を付ければ犯人も対抗してくる。マスクをつけて飛べば、同じような犯人が出てくる。」と意味深な言葉が記されています。

 

 

ダークナイト(2008)

 

ゴッサムの安全を守るためにバットマンと警察のジム・ゴードン、地方検事のハービー・デントはそれぞれ正義を守る活動をしていました。そんなある日、狂ったピエロ集団が銀行を襲撃しましたが、それぞれが自分の取り分を増やすために同士討ちをしてしまいます。

 

最後に残ったピエロは、銀行にあるマフィアのお金を奪って逃走。そして、そのピエロは自らをジョーカーと名乗ります。

 

ブルース・ウェインは中国系企業の社長と会合していました。会合の後、中国系企業の社長はなぜかマフィアの会合に参加し、銀行から盗まれたお金について話していたのです。

 

そこにお金を盗んだジョーカーが突然現れ、残ったお金を半分渡すならバットマンを殺すとマフィアに提案します。この提案の後、ジョーカーの脅しに怖くなった中国系企業の社長は香港へ逃亡します。

 

しかし、マフィアの主犯格である中国系企業の社長を香港からバットマンが連れ戻し、ゴッサム警察へ引き渡したことをきっかけにマフィアはジョーカーの提案を受け入れることに決めます。その後、中国系企業の社長は司法取引に応じて、マフィアは裁判にかけられることになりました。

 

裁判終了後、ジョーカーが現れてバットマンが素顔を見せない限り人を殺していくと宣言します。このジョーカーの脅迫を受けて、バットマンが受け入れようとしましたが、ハービー・デントは自分がバットマンであると言ってしまったのです。

 

この告白にジョーカーはハービー・デントを殺害しようとしますが、本物のバットマンが妨害し、警察に逮捕されました。しかし、これはジョーカーの罠であり、この間にハービー・デントとレイチェルを監禁し、どちらか一方しか助けられないゲームを始めてしまいます。

 

監禁されている2人の元にバットマンが向かい、ハービー・デントを連れて建物から脱出しますが、爆発してしまったためハービー・デントは顔の半分を火傷します。そしてレイチェルは救出が間に合わず、爆破に巻き込まれて亡くなってしまったのです。

 

バットマンの乗るバットモービルがウェイン産業で作られたことを発見し、バットマンの正体に気がついたコールマン・リースは、正体をテレビで明かしてしまおうと考えましたが、ジョーカーに阻まれてしまいます。そして、ジョーカーはコールマン・リースを殺さなければ病院を吹き飛ばすと宣言しました。

 

警察のジム・ゴードンが入院患者の移送指示を出している頃、ジョーカーは入院しているハービー・デントの所にいました。ジョーカーは、レイチェルを失ったハービー・デントを言葉巧みに誘ってヴィラン(悪者)トゥーフェイスとして操ることにしたのです。

 

ハービー・デントは、コインの裏表を使ってジョーカーへの復讐を決めようとしますが結果的にジョーカーは生き残り、病院は爆破されました。トゥーフェイスとなったハービー・デントは、自分自身を監禁場所に連れていった警官のワーツの所に現れ、自分自身の運命を決めさせました。

 

ワーツは結果的にトゥーフェイスに殺されてしまい、次にジム・ゴードンの家族をレイチェルが亡くなった建物へ連れて行き、人質として捕らえます。バットマンが駆け付けた時、ジム・ゴードンの息子に手を掛けようとしました。

 

隙をついてバットマンがジム・ゴードンの息子ジミーを助けた時、トゥーフェイスとなったハービー・デントは地面に落下し死亡してしまいます。ホワイトナイトと慕われていたハービー・デントが行った犯罪行為を公表してしまうと、ゴッサムの市民は絶望してしまうと考えたバットマンは、ハービー・デントの罪は全て自分が背負うと言います。

 

そして、警官のジム・ゴードンがバットマンの無実を訴える息子のジミーに対して「彼はヒーローではない。ダークナイトだ」と言います。結果的に警察にバットマンは追われる身となりました。

 

 

ダークナイト・ライジング(2012)

 

「ダークナイト・ライジング」は、ホワイトナイトと呼ばれていたハービー・デントの死、そしてバットマンが姿を消して8年の時間が経過したゴッサムを舞台にしています。ハービー・デントの死をきっかけに、新たに「デント法」という法律が制定され、犯罪者は街から取り除かれました。

 

しかし、トゥーフェイスの事件は隠ぺいされたままであったため、事件の一部を知っているゴッサム市警のジム・ゴードン本部長は、本当のことを伝えるべきか迷っていました。そんな時に、新たな事件が起こります。

 

CIAに保護されていたロシアの物理学者であるレオニード・パヴェル博士を乗せた飛行機がマスクの男達に襲撃されます。マスクの男ベインは博士を拉致して、飛行機を墜落させてしまったのです。

 

その頃、ブルース・ウェインはバットマンとして登場することもなく、表舞台から姿を消し、気力もなくなった状態で屋敷での生活を送っていました。唯一心を開ける執事に来客対応を任せて、ただ日々を過ごしている状態です。

 

そんな時、怪盗キャットウーマンがメイドとして屋敷に潜り込み、ブルース・ウェインの指紋を盗んで母親の形見であるネックレスを奪ってしまいます。怪盗キャットウーマンであるセリーナ・カイルは、ウェイン産業のライバルであるジョン・ダゲットが雇ったのです。

 

セリーナ・カイルは形見のネックレスが欲しいのではなく、過去の過ちや犯罪歴を消すために取引に応じただけですが、バイロン・ギリー議員に誘拐にも関わっています。市警のジム・ゴードン本部長は、警官のジョン・ブレイクと一緒に捜査を行うことに決めました。

 

警官のジョン・ブレイクは、孤児院の少年が遺体となって発見された事件についても捜査しています。捜査の中で、孤児達がベインに雇われていることを知ったのです。

 

セリーナ・カイルはジョン・ダゲットの部下に会い、過去の経歴を消去できるソフトの引き渡しを求めました。しかし、依頼主であるジョン・ダゲットは彼女を裏切り、襲い掛かってきたのです。

 

ジム・ゴードン本部長は警官を連れて現場に向かいましたが、ベインに雇われている集団に全滅させられ、セリーナ・カイルにも逃げられてしまいます。そしてベインは、ジム・ゴードン本部長が持っていたデントの真実が書かれたスピーチ原稿を奪ってしまうのです。

 

ジム・ゴードン本部長を助けた警官のジョン・ブレイクは、ブルース・ウェインの所へ向かい、自分自身が孤児院の出身であること、バットマンの正体を知っていることを伝えます。そして、協力を求めてきたのです。

 

入院しているジム・ゴードン本部長の所に向かったブルース・ウェインは、バットマンが必要である気持ちに応え、再びバットマンとなることを決めました。その後、ウェイン産業の社長であるルーシャス・フォックスから、孤児院への援助ができないくらい会社が傾いていること、その理由がクリーンエネルギーへの投資であることを聞きました。

 

ブルース・ウェインは、執事からベインが奈落から生まれ、影の同盟を指導していたラーズ・アル・グールの弟子であったが狂暴な性格から追放されたことを知ります。その時、ベインは集団で証券取引所を襲い、盗んだブルース・ウェインの指紋でシステムに入り込み、株価の操作を行って破産させたのです。

 

ブルース・ウェインはバットマンとなり、ベインを追いながら怪盗キャットウーマンを確保して話を聞こうとするも逃げられます。その結果、ブルース・ウェインは資産を失い、執事も屋敷から去ってしまったのです。

 

核施設がベインに悪用されると考えたブルース・ウェインとルーシャス・フォックスは、バットマンに専念するために役職をミランダ・テイトに譲ります。警官のジョン・ブレイクも、セリーナ・カイルの逮捕に成功します。しかし、バットマンの正体を知るベイン達に「ゴッサムが滅びる姿を見せてやる」と言われ、奈落に監禁させられるのです。

 

バットマンを監禁したベインはタンブラーを奪い、5ヶ月後にメルトダウンするように設定し、警察をおびき寄せて閉じ込め、アメフト会場を襲って市長を殺害します。さらにレオニード・パヴェル博士の殺害など、ゴッサムを壊滅状態にしたのです。

 

そしてデントの真実を公表し、デント法によって捕まった囚人を釈放、富裕層の財産没収などやりたい放題です。その頃、奈落にいたブルース・ウェインは見張り役からベインの過去を聞いてしまいます。

 

それから3ヶ月後に奈落から脱出したブルース・ウェインは、ベインに宣戦布告します。メルトダウン当日、バットマンはベインに戦いを挑むのですが、突然現れたテイトに刺されてしまいます。

 

実はテイトは奈落から脱出した子どもで、ラーズ・アル・グールの本当の娘であるタリア・アル・グールでした。さらに、ベインを仲間にして事件を引き起こしてきた首謀者でもあったのです。

 

タリア・アル・グールは父の願いを果たすために動いていたのです。爆発までの時間がない中、バットマンは爆弾と共に空へ飛び立ち、ゴッサムから離れた場所で爆発を起こします。

 

その後、ブルース・ウェインの葬儀が行われ、自宅は孤児院になることが決まりました。執事であったアルフレッドが相続し、ゴッサムは再び平和な街になりました。

 

 

ダークナイトシリーズの気になる終わり方は? 

 

 

ダークナイトシリーズは、「バットマン ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」の3部作で構成されています。3つの作品を見て完成するストーリーです。

 

ダークナイトシリーズは、どのような結末を迎えるのでしょうか?

 

イタリアへ向かった目的は?

 

ダークナイトシリーズの最終作品である「ダークナイト ライジング」では、ブルース・ウェインの葬儀の後、元執事であったアルフレッドが残りの資産を相続することになりました。そしてウェイン邸は、孤児院になることが決まっています。

 

その後、毎年家族旅行で訪れていたイタリアにアルフレッドが向かいます。アルフレッドは今年も旅行という目的で向かっていたのですが、そこで目にしたのは亡くなったはずのブルース・ウェインの姿でした。

 

ブルースは生きている?

 

イタリアのフィレンツェのカフェで、アルフレッドはブルース・ウェインの姿を目撃します。しかし、ブルース・ウェインはバットマンとなり、爆弾をゴッサムから遠く離れた場所まで連れて行き、海の上で爆発させました。

 

その後、ブルース・ウェインの葬儀が行われ、お墓で執事のアルフレッドは彼を失ったことをとても後悔しています。しかし、その後毎年訪れているイタリアでブルース・ウェインとセリーナ・カイルが楽しそうに話している姿を目撃したことから、実は生きていたのではと考えられます。

 

 

ダークナイトはどんな内容?あらすじをネタバレ含めて紹介!

 

 

3部作で完結するとされるダークナイトシリーズの中の「ダークナイト」は、バットマンとジョーカーの戦いが中心の物語です。ここでは、あらすじをポイントごとに解説していきます。

 

悪が動きだす

 

ゴッサムの街は、バットマンと市警のそれぞれの働きによって平和が保たれていました。そこにピエロのマスク姿の集団が襲いかかり、銀行を襲撃します。

 

集団で襲撃したものの、この集団は仲間ではなく、お金の取り合いが始まります。そこで最後に生き残ったのがジョーカーです。

 

銀行の襲撃で狙われたのはマフィアのお金です。マフィア達は盗まれたお金について相談していましたが、そこにジョーカーが現れ、金をよこせばバットマンを殺すと提案してその場を去ります。

 

その後、バットマンがマフィアのボスである中国人実業家のラウを警察に引き渡したことをきっかけにジョーカーの提案を飲み込むことにしたのです。

 

バットマンを追い詰めるジョーカー

 

ジョーカーは、バットマンの正体を明かさない限り市民を殺すと声明を出します。ジョーカーは声明通り、市警察の本部長殺害、裁判担当の判事を殺害し、さらにハービー・デントの殺害も予告しました。

 

ハービー・デントの殺害は阻止できたものの、次にジョーカーはゴッサム市長の殺害を予告します。そこで市長をかばった警察のジム・ゴードンが打たれます。

 

ブルース・ウェインは正体を明かすことを決め、自分が狙われようとしたのです。しかし、ジョーカーが再度ハービー・デントを狙ったためバットマンとして駆け付けます。

 

そこに亡くなったと思われていた警察のジム・ゴードンが現れ、ジョーカーの逮捕となりました。

 

ジョーカーの逮捕

 

ジョーカーの逮捕によって平和が訪れたと思いきや、ジョーカーはハービー・デントとレイチェルを監禁していると言います。バットマンは慌ててレイチェルの元へ向かうと、そこにいたのはハービー・デントです。

 

ハービー・デントを連れて建物から出ると、直後に爆破してしまったのです。結局ハービー・デントは顔に火傷を負い、レイチェルは亡くなってしまいました。

 

そして事前に仕掛けた爆弾により、ジョーカーは中国人実業家のラウを連れて逃亡したのです。さらに、入院しているハービー・デントの元へ行き、レイチェルを失くした彼の心の隙に入り込むことに成功しました。

 

バットマンが悪者に!?

 

ジョーカーはゴッサム市民にゲームに参加することを呼びかけます。参加しないなら街を出るように伝え、市民はフェリー乗り場に集まってきました。

 

実はジョーカーはフェリーに爆弾を仕掛けていて、市民にどちらかのフェリーを爆発させれば助かると言い始めました。バットマンがジョーカーと乱闘しましたが、バットマンもジョーカーに押し倒され、爆発を一緒に見ようと誘われます。

 

フェリーは大混乱になりますが、市民がボタンを押さないと決めたことにジョーカーが腹を立ててボタンを押そうとします。しかしバットマンに抑えられたためバットマンが有利に見えましたが、ジョーカーは切り札となるのはハービー・デントだといいました。

 

ハービー・デントは、レイチェルが亡くなった場所で警察のジム・ゴードン家族を人質にしていました。説得しても話に耳を傾けることはありません。彼はジョーカーに操られてトゥーフェイスとなっていたからです。

 

バットマンが家族を助けた時、ハービー・デントは落下して死亡しますが、いくらトゥーフェイスになったとはいえ、今までホワイトナイトと呼ばれていた人物です。真実を伝えれば、ゴッサム市民の光が消えると考え、バットマンは悪者になると決めました。

 

 

ダークナイトに登場する人物のポイントと解説 

 

「ダークナイト」には、ストーリーの中で重要な人物や注目したい人物が登場します。ここでは、登場人物に関する内容とポイントを紹介していきます。

 

バットマンは普通の人間

 

悪に向かって全力で戦うバットマンは、物語の中でとても強靭な肉体を持った人物のように見えます。しかし、バットマンは普通の人間であり、自分の体をボロボロにしながらも悪に向かっていく姿が描かれています。

 

そして、気力だけでなくバットマンスーツを身に付けることで、衝撃が分散できたり防弾効果があったり、様々なアイテムが使えたりするのがポイントです。そもそもバットマンになっているブルース・ウェインはコウモリに対して恐怖心を抱いています。

 

自分自身がバットマンになることで、コウモリへの恐怖とも戦っているのかもしれません。

 

自分のことは語らない敵・ジョーカー 

 

ジョーカーは、「ダークナイト」で登場する謎の敵です。人を殺すことに全く抵抗がなく、むしろ誰かと衝突させるように仕組んでいくのが得意なようです。

 

メイクもインパクトがあり、ジョーカーの語るエピソードには統一感もありません。そのため、本当か嘘かも分からない、ジョーカーの目的や本心さえもハッキリと見えてこない相手です。

 

物語の中でなぜか看護師の服装をしていたり、ハービー・デントの乗っている護送車を一気に襲うのではなく徐々に追い詰めたり、何かを楽しんでいるようなシーンもありました。しかし、どこか人間の汚い部分をさらけ出させるような選択を迫る場面もあったので、人間の心の中を知りたかったのかもしれません。

 

バットマンの協力者・刑事ゴードン

 

バットマンの協力者なのが、警察のジム・ゴードンです。物語にも頻繁に登場し、市長をかばって亡くなったと思いきや、ハービー・デントの乗っている護送車の運転手になっているなど、ここぞという時に登場していました。

 

 

ダークナイトの見どころはどこ?

 

 

「ダークナイト」は、バットマンとジョーカーの迫力とスピードのある戦いが魅力ですが、どのような所に注目してみると楽しめるのでしょうか?

 

迫力のある演出

 

「ダークナイト」では登場人物だけでなく、バットマンの使うアイテムやマシンも迫力があります。バットモービルに関しては見た目のかっこよさに加えて、自動操縦機能や攻撃ができ、バイク部分には人が乗れるなど、まさに未来の乗り物と呼べるような差先端技術が使われていました。

 

またバイクに搭乗者がいた時に狙撃されても無事でいられるのは、完璧な安全設計がされているからでしょう。スピード感や迫力のあるシーンは、バットマンの見どころです。

 

混乱が目的!?ジョーカーが出す選択肢

 

「ダークナイト」に登場するジョーカーは、物語の中で正義と悪が紙一重であることが分かるセリフを言っています。「人が持っている”本心”を暴きたい」という言葉からも分かるように、バットマンの本心そして、人間の本心を知るために様々な選択肢を与えています。

 

ジョーカー自身は、人を殺すことも悪いこともためらいもなくしてしまいますが、語る内容は本心か嘘かも分からない、そして常に究極の選択肢を突き出すことで見ている方も考えてしまう場面があります。ジョーカーの目的や混乱に陥るシーンはドキドキしてしまうでしょう。

 

バットマンも自分自身との戦い

 

バットマンとなるブルース・ウェイン自身も、過去のトラウマを抱えています。そのトラウマとはコウモリが怖いこと、コウモリを怖がって演劇を途中退席したことで両親が亡くなったことです。

 

自分自身がバットマンになることで、コウモリへの恐怖心に立ち向かいながら戒めの気持ちを持っている姿が見られます。そして、バットマンは辞めることができる立場であるというのも「ダークナイト」で描かれているバットマンの姿です。

 

これまでのヒーロー映画で、正義のヒーローをいつでも辞められるというのはあまりありません。しかし、「ダークナイト」は自分自身の生い立ちなどからヒーローの存在について描かれています。

 

 

ダークナイトシリーズに登場するジョーカーは何者?正体を考察 

 

「ダークナイト」に登場するジョーカーは、つかみどころがない悪者です。ジョーカーは一体何者なのでしょうか?

 

史上最高の悪役・ジョーカー 

 

本心か嘘か、ジョークなのか、語る言葉から心の内が見えてこない史上最高の悪役と呼ばれているのがジョーカーです。正義と悪が紙一重であることを語る場面もあることから、相手が混乱しているのを見るのが好きなことが分かります。

 

さらに残虐さはあるものの、どこか知的な所もあり、むやみに殺していく脅威もあまり感じません。本当の目的さえもハッキリわからず、結局掴めないことから史上最高の悪役とも呼ばれています。

 

ジョーカーには何の目的がある?

 

本来の悪役なら正義のヒーローに立ち向かい、攻撃をしかけて倒すことを考えるでしょう。しかし、ジョーカーは違います。

 

バットマンを殺す気は全くないのは、物語の中で「お前を殺したくない」、「バットマンがいないと俺は完成しない」などというセリフからも分かります。ただ、ジョーカーはどこが本心は嘘かもわかりません。

 

しかし、この言葉はジョーカーの本心であり、バットマンがいて自分の存在が成り立つのだと相手を認めているのかもしれません。そのことからジョーカーの目的は永遠の鬼ごっこのように、バットマンの所へ行って惑わせるのが好きなのかもしれないと考察できます。

 

ジョーカーの考えていることは?

 

結局ジョーカーは正義と呼ばれるバットマン、そして人間の正義を否定して本当は自分と同じ悪の心を持っていると考え、それを証明したいのかもしれません。このことを証明するためなのか、ホワイトナイトと呼ばれたハービー・デントをトゥーフェイスにしてしまいます。

 

トゥーフェイスとは善と悪の2つの顔を持っていることで、どんな正義もバランスを崩せばトゥーフェイスになると言いたいのかもしれません。人間にも欲望があり、窮地に追い込まれたことで本性が出てしまうのを楽しんでいるのがジョーカーです。

 

正義でも悪になる瞬間を待ち望んでいるのでしょう。

 

 

ダークナイトシリーズでジョーカー役が死亡?ジョーカーの呪い?

 

「ダークナイト」でインパクトのある悪役・ジョーカーですが、演じていたのはオーストラリア出身の俳優であるヒース・レジャーです。ヒース・レジャーは顔立ちのよい俳優だったため、ジョーカー役は似合わないという声もありました。

 

しかし、ヒース・レジャーが演じたジョーカーは、あまりにも圧倒的な存在感を出し、周囲からは賞賛の声があがりました。その後、ヒース・レジャーは「ダークナイト」の公開を待たずに自宅で亡くなっています。

 

ベッドの上で発見された時、全裸で周囲に睡眠薬が散らばっていたことから薬物による死だといわれています。ただ、ヒース・レジャーがジョーカーを演じた時のインタビューで、精神的にも肉体的にも疲れていて睡眠時間が2時間くらいであったことと、睡眠薬を服用していることも分かっています。

 

ちょうど私生活で婚約を解消した時期でもあったため、様々な憶測がありましたがジョーカーの呪いではないということです。

 

ダークナイトシリーズでレイチェルが嫌われる理由を解説&考察!

 

ダークナイトシリーズではブルース・ウェインの恋人であり、その後ハービー・デントの恋人になったレイチェルは見た人から嫌われています。なぜ、こんなに嫌われてしまうのでしょうか?

 

察しない女・レイチェル

 

レイチェルは、シリーズの中でヒロインとして登場しています。ブルース・ウェインの幼馴染であり、地方検事の補佐役として働いています。

 

ダークナイトの中では、ブルース・ウェインとずっと一緒にいたにも関わらず、察しない姿が多くありました。また「ダークナイト」の中では、ハービー・デントの起こすアクションの意味を全く理解していないだけでなく、ブルース・ウェインを責めたり、執事に対して悪口を言ったりしたのです。

 

このような行動が、周りから嫌われている要因でしょう。

 

ブルースに対して曖昧な態度だから

 

レイチェルは、ブルース・ウェインに対して曖昧な態度を取っている所も嫌われている要因の1つです。この中でレイチェルは、ブルース・ウェインとハービー・デントの間で気持ちが揺れていました。

 

そしてブルース・ウェインを好きなのに、ハービー・デントと付き合ってしまうのです。しかも、ハービー・デントと付き合いながらもブルース・ウェインにバットマンを辞めるならあなたと一緒になると言っています。

 

「ダークナイト」ではハービー・デントはレイチェルにプロポーズしていますが、ブルース・ウェインへの気持ちを捨てきれず最後まで迷っていました、最終的にはハービー・デントを選び、その気持ちを書いてブルース・ウェインの執事に渡しますが、執事はその手紙を処分しました。

 

このはっきりしない態度から、ブルース・ウェインはレイチェルが自分を選んだと勘違いしています。

 

 

ダークナイトについてのまとめ

 

アメリカンコミックのバットマンを原作とした「ダークナイト」は、「バットマン ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」のシリーズ3部作で物語が構成されています。これはダークナイトトリロジーと呼ばれ、多くのファンを魅了してきました。

 

全ての作品が少し暗くて、人間臭い部分も表現されていますが、濃厚でスピード感のある作品です。興味がある人はU-NEXT(ユーネクスト)でお楽しみください。

 

 

※本ページの情報は2021年10月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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