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【ネタバレあり】「ザ・スーサイド・スクワッド」をわかりやすく解説!前作との違いやネズミ登場の意味深な結末は?

クマミ

更新日:2021-9-27

<プロモーション>

2021年8月に公開された「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」。

スーパーマンやバットマンが活躍するDCコミックスで登場する悪役(ヴィラン)が多く登場する、アクション大作映画となっています。

 

2016年公開の前作「スーサイド・スクワッド」のリブートであり、続編。

 

「リブートであり、続編ってどういうこと…?」

 

という声が聞こえてきそうですが、いろいろワケがあるのです…!

今記事では、そんな「ザ・スーサイド・スクワッド※」にまつわる作品の位置づけやネタバレ解説をしていきます。

(※前作「スーサイド・スクワッド」との区別をつけるため、本記事では今作を「ザ・スーサイド・スクワッド」や「新スースク」と表記しています。)

 

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2021年版スースク!「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」概要

 

 

映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」の概要

タイトル:The Suicide Squad (邦題:ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結)


日本公開:2021年8月13日
 

制作会社:DCフィルムズ、アトラス・エンターテイメント、ザ・サフラン・カンパニー、トロール・コート・エンターテインメント
 

配給会社:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ(日本配給: ワーナー ブラザース ジャパン)


監督:ジェームズ・ガン
 

原作:DCコミックス
 

DCエクステンデッドユニバース:11作品目

 

原作コミックはスーパーマンやバットマンが登場するDCコミックス

 

DCコミックスのロゴ

 

「ザ・スーサイド・スクワッド」の原作はスーパーマンバットマンが活躍し、長年多くの人に愛されているアメコミ誌、DCコミックス

その他にもワンダーウーマンアクアマンなど、様々なヒーローが同じ世界線を共有する世界観には同時に多くの悪役(ヴィラン)も登場します。

 

有名どころでは、単独映画がアカデミー賞や金獅子賞など多くの賞を受賞し評価されたジョーカーなど。


今作では原作でジョーカーの恋人役であるハーレイ・クインが登場するなど、DCコミックスを代表する有名ヴィランが総登場し大活躍する痛快エンターテイメント作品となっているのが特徴です。

 

ヴィラン大集結!ワーナーがおくる「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」11(10)作品目

 

DCEUのロゴ

 

DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)とは、前項で紹介したDCコミックスのキャラクター達を実写映画化したシリーズ。

 

いろいろなヒーローたちが活躍すると聞くとマーベル映画を思い浮かべるかもしれませんが、DCコミックスもマーベル映画のヒットを受けて後発でDCEUをスタートさせました。

 

マーベル映画ほど毎年何本も映画が公開されるというワケではありませんが、2013年に公開されたスーパーマン単独映画「マン・オブ・スティール」を皮切りに徐々にシリーズが増えているシリーズになっています。

 

現在制作されたDCEU作品は、10作品。

ザ・スーサイド・スクワッドはそんなDCEUの最新11作品目に含まれる物語となります。

 

DCエクステンデッド・ユニバース作品一覧

作品名

公開年

1.マン・オブ・スティール

2013年

2.バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

2016年

3.スーサイド・スクワッド

2016年

4.ワンダーウーマン

2017年

5.ジャスティス・リーグ

2017年

6.アクアマン

2018年

7.シャザム!

2019年

8.ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY

2020年

9.ワンダーウーマン1984

2021年

10.ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット

2021年

11.ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結

2021年

 

2021年に劇場スルー(配信サイトやブルーレイなどでの発売)で鑑賞できるようになったジャスティスリーグ:ザック・スナイダーカットは、元々2017年に公開したジャスティス・リーグ監督であったザック・スナイダーが諸事情で監督を降板した後、再度完成させたバージョンです。

 

スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンなどの人気キャラがオールスター出演する大筋の物語は変わりありませんがキャラクターのバックストーリーや、新キャラクター登場など大きな追加要素がある作品でもあるので、1作品にカウントしています。

 

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続編でありリブート作品?前作「スーサイド・スクワッド」とのややこしい位置づけと違い

 

2016年に公開された「スーサイド・スクワッド」

 

2016年版スーサイドスクワッドのポスター

 

タイトルがほとんど同じこともあり、今作「ザ・スーサイド・スクワッド」は続編であるように思われるかもしれませんがリブート要素もある作品でもあり、位置づけがやや難しい。

 

なぜ、正当な続編ではないのか理由を解説していきます。

 

前作「スーサイド・スクワッド」は評判がいいとは言えない作品

 

前作「スーサイド・スクワッド」は2016年にDCEUの3作品目として公開されました。

今作同様、DCコミックスに登場するヴィランたちで結成された政府非公式の部隊「タスクフォースX」に属するメンバーが危険なミッションに挑むアクション映画となっていますが、その評判は賛否両論が多く手放しに傑作と言えない要素がいくつかあります。

 

視聴した方で不評だった多くの理由は、予告編と本編のギャップ。

 

 

クイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」が挿入歌に使われた軽快な予告映像は、ヒーローではないヴィラン達のドタバタアクションを描いており、倫理観のないルール無用の新たなアメコミ映画が見れるという前評判に多くの人が期待を膨らませていました。

 

しかし実際の本編は政府に管理された部隊である側面が全面に出ていたことで、極悪非道なヴィランというよりも無理矢理雇わされた個性の強い集団を印象付けます。

 

予告を見て非人道的でありながらもスカッとする爽快アクションを期待していた方たちにとって、大暴れできない環境下で身動きのとれないヴィランたちを見るのはストレスだったたのではないでしょうか。

 

それでもヴィラン達が活躍するという魅力的な設定や、公開と同時に日本でも人気キャラとなり2016年のハロウィンではコスプレする人たちが激増したハーレイ・クインなど評価された部分も多くあり、DC側は方向性をシフトして新たな映画の制作を開始。

 

それが今回紹介している「ザ・スーサイド・スクワッド」になるワケです。

 

前作「スーサイド・スクワッド」からの設定は引継ぎながらも、ハーレイ・クインを除くヴィランたちがほとんどが一新されたことや、より毒のあるポップな作風になったことで、視聴者が見たかったヴィランたちの正統派?な爽快アクションが詰まった作品となりました。

 

実は前作の生みの親?一時的にディズニーから解雇されたジェームズ・ガン監督にワーナーがオファー

 

そんな経緯をたどって制作された今作「ザ・スーサイド・スクワッド」のメガホンをとったのは、なんとマーベル映画の人気シリーズ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を作り上げたジェームズ・ガン監督。

 

ジェームズガン監督写真

 

アメコミ誌の二大巨頭とも言えるDCとマーベルはいわば互いに意識するライバル会社。

そんなマーベル側のジェームズ・ガン監督が起用されたことには一つのドラマがあります。

 

2018年に10年ほど前に発信した過激なSNS投稿の指摘されたことによって、ジェームズ・ガン監督はマーベル映画の配給会社であるディズニーから解雇されてしまいます。

 

これによって監督作ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズの最終3作品目「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOL.3」を担当できなくなったことは、映画界で波紋を呼び、ガン監督の復帰を望むファンの署名活動や、出演キャストら9名の連名によるガン監督への愛のこもった声明文が発表されるなど大きな話題になりました。

 

ディズニーを追われたガン監督にDC側は企画段階であった本作への監督を交渉。

2019年1月には監督契約を結び、「ザ・スーサイド・スクワッド」への監督業に着手し始めます。

また、2か月後の2019年3月にはディズニーとの再契約することにもなります。

引き続き「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズを監督できるようになった上、DC作品の監督も担当するという異例の事態になるワケです。

 

そんな紆余曲折のあったジェームズ・ガン監督ですが、前作「スーサイド・スクワッド」の賛否両論を生む元凶でもあるかもしれません。

 

2016年の「スーサイド・スクワッド」公開前、2014年に公開した1作目「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は元々バンドマンであったジェームズ・ガン監督の音楽センスが光り、SFアクション映画に80年代のオールディーズ音楽をマッチさせるという発明的な演出が高く評価されました。

 

「スーサイド・スクワッド」の予告でのボヘミアン・ラプソディーの使い方や劇中歌などは正に、ガーディアンズシリーズから影響を受けているものと考えることができます。

 

こういった観点から言えば、本編と予告のギャップによって微妙な評価となってしまった「スーサイド・スクワッド」をその影響を生むきっかけとなったジェームズ・ガン監督が作り出すというのは、いろいろな意味で縁があるように感じます。

 

【キャスト情報】前作からの続投や新キャラクターを豪華俳優陣が主演!

 

映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」のキャスト情報

【監督・脚本】:ジェームズ・ガン
 

【キャスト】

イドリス・エルバ

マーゴット・ロビー

ダニエラ・メルシオール

ジョン・シナ

デヴィッド・ダストマルチャン

シルヴェスター・スタローン

ジョエル・キナマン

ピーター・カパルディ

ジェイ・コートニー

マイケル・ルーカー

ヴィオラ・デイヴィス

ショーン・ガン

 

前作「スーサイド・スクワッド」から約5年を経て公開された「ザ・スーサイド・スクワッド」。

 

主演キャストは前作から続投と、新たにキャスティングされた豪華俳優たちが並びます。

 

前作最大の功績とも言われるハーレイ・クインは、お馴染みのマーゴット・ロビーが続投。

今作でも、予測不能なイカれたヒロイン?を演じます。

 

マーゴット・ロビーとジェームズ・ガン監督

 

その他、前作からはリック・フラッグを演じたジョエル・キナマン、タスクフォースを取り仕切るアマンダ・ウォラーを演じるヴィオラ・デイヴィス、キャプテン・ブーメランを演じるジェイ・コートニーが続投。

 

今作から登場する主要人物のブラッドスポートは「マイティ・ソー」「ワイルド・スピード」「パシフィック・リム」などの数多くの大作映画に出演するイドリス・エルバが出演しています。

 

 

ブラッドスポートのライバル的な立ち位置であるピースメイカーには、WWE所属の人気プロレスラージョン・シナが演じています。

鋼の意思を体現する屈強な体格が見事にハマっていました。

(イドリス・エルバとジョン・シナが並ぶと昨今のワイルド・スピードじゃん!と思ってしまうのは筆者だけではないはず…笑)

 

 

また、初期のジェームズ・ガン作品から出演しておりガン監督とは公私ともに交流のあるマイケル・ルーカー、ガン監督作品でCGキャラを多く演じる実の弟ショーン・ガンも出演。

さらには、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOL.2」にてまさかの出演を果たした映画界のスター、シルヴェスター・スタローンがキングシャークのアフレコを務めるなど超豪華。

 

ジェームズ・ガン監督の力量や人柄が、多くのハリウッド俳優たちに愛を持って認められているのがわかる部分であります。

 

 

 

「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」登場キャラクター

 

「ザ・スーサイド・スクワッド」には魅力的なヴィランキャラクターやそのキャラに関わる様々な登場人物が登場。

 

主要キャラクターを紹介していきます。

 

ブラッドスポート/ロバート・デュボア(演:イドリス・エルバ)

 

ブラッドスポートのキャラ写真

 

特殊なスーツを変形させ様々な銃火器を扱う凄腕のスナイパーであり、本作の主人公的立ち位置のキャラクター。

スーパーマンを病院おくりにしたことがあり、その罪を問われて服役をしています。
 

娘のタイラとは自身が暗殺者として育てられたが故にギクシャクした関係ですが、ウォラーに人質にとられたことを理由にタスクフォースXを取り仕切るリーダーをやらされる羽目に。

スナイパーでありながらも、肉弾戦に対応した武器や戦闘経験も豊富で現場を仕切っていきます。

 

ハーレイ・クイン/ハーリーン・クインゼル(演:マーゴット・ロビー)

 

ハーレイクインのキャラ写真

 

好奇心旺盛でクレイジーな紅一点キャラクター。

 

前作「スーサイド・スクワッド」ではジョーカーの恋人として登場しましたが、次作である「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」で彼と別れた後の話が描かれました。

 

今作ではその設定を引き継いで登場し、さらにパワーアップした「悪カワ」な魅力全開で物語を引っ搔き回します。
 

ジョーカーと別れ、絶賛恋人募集のハーレイが今作で出会う人物との恋路はいかに…?

 

ラットキャッチャー2/クレオ・カゾ(演:ダニエラ・メルシオール)

 

ラットキャッチャー2のキャラ写真

 

ネズミを操ることのできる特殊装置を用いて戦う2代目ラットキャッチャー。

様々なネズミを操ることができますが、相棒のネズミ・セバスチャンとの仲の良さは別格です。

ネズミの習性が反映されているのか、昼になかなか行動を起こすことができないぐらい眠ってしまう夜行性持ち。

 

初代ラットキャッチャーであるクレオの父から装置を受け継ぎラットキャッチャー2と名乗るも、銀行強盗中に逮捕されてしまいました。

 

死んでしまった父を忘れることができずにいることと、同じように娘を持つブラッドスポートとの関係が物語のキーになっていきます。

 

ピースメイカー/クリストファー・スミス(演:ジョン・シナ)

 

ピースメイカーのキャラ写真

 

「平和のためならヒーローも殺す」を信条としている、筋骨隆々の射撃名手。

 

接近戦も得意かつ、暗殺者として育てられたため人間らしさもない性格がブラッドスポートとほぼ同じ設定であるため、たびたびお互い意識して張り合うことになります。

 

今回の任務参加には何やらチームメンバーには隠しているワケがあるようで…?

 

ポルカドットマン/アブナー・クリル(演:デヴィッド・ダストマルチャン)

 

ポルカドットマンのキャラ写真

 

母親のヒーローを生むという実験を受けた結果、体からカラフルな水玉模様のチップを発射できるようになった気弱なヴィラン。

 

水玉攻撃は当たった対象物を溶かす強力な力であるが自身の体から自然発生してしまうため、定期的に水玉を嘔吐しないと体中に水玉の発疹が出現してしまいます。

 

この力を授けた母親を酷く憎み、彼女を殺したことで収監されていました。

殺害後にも母親の恨みは消えず、そのトラウマから周囲の人間が全て母親に見えてしまっているという気の毒なキャラクター。

 

キング・シャーク/ナナウエ(声:シルヴェスター・スタローン)

 

キングシャークのキャラ写真

 

サメ人間。

 

怪力と頑丈な皮膚を持ち、ライフル銃程度の攻撃は無傷で跳ね返してしまうほど。

人間の肉が好物で丸呑みにしてしまう様は、「ジョーズ」などの往年のサメ映画を彷彿とさせます。

 

人語を扱うことができるが、知能は低い。

初登場シーンでは哲学者ウィリアム・ジェームズの「宗教的経験の諸相」を読むふりをして本を逆さに持っているなど、自分が頭いいアピールをしている点があり様々なシーンでキュートな一面が見られます。

 

リック・フラッグ大佐(演:ジョエル・キナマン)

 

リックフラッグのキャラ写真

 

ウォラーに雇われたタスクフォースXで唯一犯罪者ではない軍人。

ミッションに参加するヴィランを現場で監視する役目を担います。

 

前作「スーサイド・スクワッド」では持ち前の正義感からヴィランを反感の目で見ていましたが、今作では何度も任務をこなしている結果、ヴィランたちにもある程度の理解を示したような接し方に変化しています。

 

シンカー/ガイウス・グリーヴス(演:ピーター・カパルディ)

 

シンカーのキャラ写真

 

頭から無数の機械が飛び出しているマッドサイエンティスト。

彼が長年行っている極秘研究「スターフィッシュ計画」を阻止することが今回のミッションです。

 

タスクフォースXは「スターフィッシュ計画」の全貌を解き明かすため、シンカーを捜索していきます。

 

キャプテン・ブーメラン/ジョージ・”ディガー”・ハークネス(演:ジェイ・コートニー)

 

キャプテンブーメランのキャラ写真

 

前作「スーサイド・スクワッド」メンバーであるブーメラン使い。

前作のずる賢い性格は健在であり、何度も同じタスクフォースXで仕事をしているハーレイ・クインからは「ブーマー」と親しみをこめて呼ばれている。

 

今回のミッションでは、新参メンバーを小ばかにする一面を見せるがそんな彼の見せ場は…?

 

サバント/ブライアン・ダーリン(演:マイケル・ルーカー)

 

サバントのキャラ写真

 

ロングの白髪が特徴の接近戦の達人。

刑務所を出るための減刑を求めてタスクフォースXの極秘任務に参加することになります。

 

ジェームズ・ガン監督の親友マイケル・ルーカーが演じていることや、物語冒頭部分は彼視点から描かれることを踏まえるとカギを握る人物であるように見えますが…?

 

アマンダ・ウォラー(演:ヴィオラ・デイヴィス)

 

アマンダのキャラ写真

 

前作「スーサイド・スクワッド」でタスクフォースXを組織し、ヴィランであるメンバーを画面越しに管理するチームのボス。

 

政府のものですが犯罪者であるメンバーが命令を無視するようなことがあれば、即座に体内に埋め込まれている遠隔爆弾を作動させ抹殺してしまう非情な性格の持ち主です。

 

ウィーゼル(演:ショーン・ガン)

 

ウィーゼルのキャラ写真

 

狼男やイタチと言われている謎の生物。

27人の子供を殺した罪で投獄されていました。

 

サバントやハーレイ・クインと共にタスクフォースXの極秘ミッションに同行します。

 

 

「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」ネタバレあらすじ

 

ザスーサイドスクワッド映画ポスター

 

それではここから、「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」のネタバレあらすじを紹介していきたいと思います。

 

まだ、未鑑賞の方は結末部分などを含む内容となりますのでご注意ください。
 

※↓ネタバレ注意↓※↓ネタバレ注意↓※↓ネタバレ注意↓※↓ネタバレ注意↓※

 

【起】タスクフォースXの極秘任務が始動

 

極悪人が収監されているベルレーヴ刑務所で退屈な日々を過ごしていたサバント。

 

接近戦を得意とする彼に政府の人間アマンダ・ウォラーがタスクフォースXへの勧誘に現れる。

タスクフォースXとは犯罪者で組織された政府非公式の戦闘部隊。

囚人たちは任務成功の報酬として減刑を受けられることを引き換えに、首元に小型爆弾を埋め込まれ命令を無視すれば抹殺されてしまうという危険なミッションに挑むことになる。

 

小型爆弾を埋め込まれるサバント

 

サバントがヴィラン(悪党)達を現場で監視するエリート軍人リック・フラッグの元に到着すると同じく小型爆弾を埋め込まれた犯罪者たちが続々と集い始めていた。

 

これまでの任務に参加していたハーレイ・クインキャプテン・ブーメランから新参者たち、ブラックガードT.D.Kジャベリンモンガルウィーゼル

名だたる特殊能力を持つヴィランが集結し、彼らを乗せたヘリは危険な任務が待つ目的地へと向かっていく。

 

タスクフォースXの集結

 

目的地である島の付近に到着した彼らは、海から島に上陸を試みる。

しかし、イタチの風貌をしたウィーゼルは泳ぐことができず絶命。

 

開始早々一人目の犠牲を出してしまったタスクフォースXであったが、島の上陸に成功する。

だが、部隊員のブラックガードは敵のスパイであり上陸場所の情報を漏らしていた。

自分がスパイだと知らせ降伏するブラックガードの前にある森林には、無数のライトが照らし出される。

ブラックガードは、そこから放たれた銃弾により死亡。

 

いきなり劣勢を強いられるタスクフォースXは戦闘を開始するが、T.D.K、モンガル、キャプテン・ブーメラン、ジャベリンはそれぞれ混戦の末、死亡。

ジャベリンは死の間際持っていた槍をハーレイに託すが、ハーレイも的勢力に囲まれてしまう。

 

その光景を見ていたサバントはあまりの惨状に取り乱し、海へ逃げ込むが命令を無視したために小型爆弾を起動され頭部が吹き飛ぶ。

 

物語冒頭でタスクフォースXは壊滅してしまうのであった…。

 

【承】スーサイド・スクワッド2の幕開け

 

サバントの死亡と同時刻。

島の反対側で5人の影が静かに上陸に成功する。

 

タスクフォースXBチームの写真

 

彼らはタスクフォースXのBチーム。

 

極秘任務は2チーム体制で展開されていた。

 

軍人のリック・フラッグの代わりに指揮をとるのは同じ部隊に所属していたことがあり、スーパーマンを病院おくりにした罪で収監されていたブラッドスポート

一人娘をウォラーによって人質にされたブラッドスポートは、命令に従わざるを得なかった。

 

彼が率いる残りの4人は、狙撃の名手であるピースメイカー、ネズミを操る特殊装置を使用するラットキャッチャー2、カラフルな水玉を発射することができるポルカドットマン、サメと人間のハーフである人食いサメ・キングシャーク

 

狙撃手でありネズミが苦手なブラッドスポートは能力被りのピースメイカーと張り合ったり、ラットキャッチャー2の相棒ネズミ・セバスチャンに恐れおののきながらも任務遂行のために行動を開始する。

 

一筋縄ではいかない個性的な部隊が任された今回の任務は、独立国家コート・マルティーズで研究されている生物兵器を破壊し、その研究「スターフィッシュ計画」の痕跡を全て抹消すること。

研究が行われている要塞「ヨトゥンヘイム」への潜入には、研究の責任者であり天才科学者であるシンカーを捕らえることが必要であった。

 

シンカーを捜索するために街へ移動する一行は、道中の村で生き残っていたフラッグと会合。

 

フラッグとコート・マルティーズの反政府組織から助力を経てシンカーの現れるナイトバーに潜入したブラッドスポートたちは、情報を得た独立国家軍の攻撃を受けながらもシンカーの捕獲に成功。

 

ブラッドスポートたちBチームはそこで、ハーレイ・クインが生きていることを知る。

 

ハーレイ・クインはアメリカに反旗を翻す存在として、コート・マルティーズの人々から英雄視されていた。

指導者ルナ将軍から求婚を受けたハーレイは束の間のランデブーに幸せを感じるが、ルナ将軍の支配思想を知ると殺してしまう。

 

脱出を図るために銃を放つハーレイ

 

監禁されたハーレイは、自力で独立国家政府からの脱出を図りブラッドスポートたちと合流。

 

生き残ったAチームのハーレイ、フラッグとBチームのメンバーはシンカーを連れて要塞「ヨトゥンヘイム」へ潜入していく…。

 

【転】スター・フィッシュ計画の真相

 

スーサイドスクワッド集合写真

 

一行はシンカーを連れて生物兵器の真相を暴こうとするフラッグ、ラットキャッチャー2と研究機関でもある「ヨトゥンヘイム」を爆破するために爆弾を仕掛けるブラッドスポートたちに別れる。

 

地下の研究機関で巨大な触手を持つ生物が監禁されているのを発見したフラッグはそこでシンカーから恐ろしい「スターフィッシュ計画」の全貌を聞かされる。

 

30年前にアメリカの宇宙飛行士によって捕獲されたヒトデ型の生物スターロは、アメリカの援助を受けたシンカーが長年研究していたものであった。

小型のヒトデを寄生させ生物の行動を操るスターロ研究のため、無数の人間を人体実験に利用し、それにアメリカも加担していた事実を知ったフラッグはデータを持ち帰り公表しようとする。

 

しかし今回の任務である証拠隠滅の命令に背くと判断したピースメイカーに見つかり、フラッグとピースメイカーはデータの入ったハードディスクを巡って交戦。

 

一方、爆破のために「ヨトゥンヘイム」の上階で爆弾を仕掛けていたブラッドスポートたちは室内で国家兵と交戦。

ポルカドットマンが誤って爆破装置を起動させてしまい「ヨトゥンヘイム」内にいたブラッドスポートたちは爆破で散り散りになってしまう。

 

爆破の影響で解放されたスターロは長年自分を閉じ込め傷つけてきたシンカーを引きちぎって殺害。

フラッグとピースメイカー、二人の戦いはピースメイカーがフラッグの心臓を刺したことで決すが、爆破の影響でハードディスクは惨状を目のあたりにしていたラットキャッチャー2のもとに。

事実を知ってしまったラットキャッチャー2を殺しハードディスクも奪おうと銃を構えるピースメイカーの前に、爆破で流れ着いたブラッドスポートが現れる。

 

対峙するブラッドスポートとピースメイカー

 

対峙した二人は、互いに銃を放つ。

ブラッドスポートの弾丸はピースメイカーの銃弾を打ち抜き、ピースメイカーの首元に命中。

ラットキャッチャー2とハードディスクを守ることに成功する。

 

【結】スーサイド・スクワッド VS. スターロ大王

 

スーサイドスクワッド対スターロ大王

 

フラッグやピースメイカー、シンカーなどの犠牲者を出しつつも爆撃で生き残ったタスクフォースXのメンバーであったが、「ヨトゥンヘイム」が崩壊したことで地下に幽閉されていた巨大スターロ、スターロ大王が地上に現れてしまう。

 

長年の拷問に怒りを燃やすスターロ大王は小型のヒトデを放ち、街の人々を支配しながら破壊の限りを尽くし始めた。

 

ブラッドスポートたちはスターロ大王を止めるべく戦闘を開始しようとするが、反アメリカであるコート・マルティーズの人々たちを助けることはないと、ウォラーが小型爆弾を起動させようとする。

しかし、起動目前で部下の裏切りによってウォラーは失神。

 

自由に動けるようになったタスクフォースXは、スターロへ総攻撃を仕掛ける。

 

スターロ大王への総攻撃

 

これまで気弱で活躍の場のなかったポルカドットマンが、トラウマである母親への怒りを爆発させる。

巨大な母親に見えるスターロ大王へ強力な水玉攻撃を連発するが、警戒したスターロ大王の一撃で死亡。

 

その他のメンバーは、既にスターロに寄生された大量の人々に囲まれ万事休すとなる。

しかし、街中のネズミを集めたラットキャッチャー2の攻撃により形勢逆転。

 

ネズミに取り囲まれて身動きの取れなくなったスターロ大王の目玉に、ジャベリンから渡された槍をハーレイ・クインが突き刺しスターロ大王は息絶えた。

 

ブラッドスポートは意識を取り戻したウォラーに、生き残ったメンバーの解放しなければ「スターフィッシュ計画」にアメリカが絡んでいた事実を公表すると取引を設ける。

しぶしぶ了承したウォラーの声を聞いたブラッドスポートはハードディスクを破壊。
 

迎えのヘリに乗り込み長いミッションを終えたブラッドスポートは、恐る恐るネズミを撫でるのだった。
 

 

映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」のネタバレ解説6選

 

「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」のあらすじを紹介していきました。

ここからはネタバレあらすじを元に、作品の解説をしていきます。

 

1.開幕早々の衝撃!マーベル映画では絶対にできないゴア描写×ブラックジョーク

 

今作で何といっても衝撃的だったのが、冒頭Aチームの全滅シーン。

ジェームズ・ガン監督作に必ず登場するマイケル・ルーカーが演じたサバントや前作にもメインで登場したキャプテン・ブーメランが無残にも殺されてしまうシーンは圧巻でした。

 

予告でも見られるオープニングの星条旗前での集合カットやサバントたちのイカれたツワモノども感的な立ち振る舞いが、全て前振りになっているというのが個人的にはかなりツボです。笑

 

今作はR15+となっており、死亡シーンやゴア描写がふんだんに盛り込まれたヴィランらしい倫理観が外れたハイテンションアクション映画となっていました。

ブラッドスポートたちBチームがフラッグと合流する際に、実は味方であった反国家組織たちを誤って壊滅させてしまっていたのもヒーロー映画では絶対できない描写だと感じました。笑

 

ジェームズ・ガン監督は有名になる以前、エログロ描写などのニッチな魅力を売りにしたB級映画会社トロマで活動をしています。

その後に公開された初監督作品「スリザー」やブラックなヒーローコメディ「スーパー!」でもそういったB級感のある描写がガン監督の魅力でもありました。

 

スーパー映画ポスター

 

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を経て一躍スターダムに上がることになったガン監督ですが、彼の魅力は不謹慎なブラックジョーク。

 

今作「ザ・スーサイド・スクワッド」では大作映画でありながらも、そういったガン監督のインディペンデント精神が遺憾なく発揮されており、長年彼のファンである方からは「これぞ、俺たちのジェームズ・ガン!」となること間違いなしな映画に仕上がっていました。

 

こういった皮肉が得意なガン監督による冒頭のAチーム全滅シーンは、前作「スーサイド・スクワッド」の微妙な評判を表現しているようにも感じられます。

前作に登場したキャプテン・ブーメランが即死するのが意味深ですし、スーサイド・スクワッド(直訳=決死隊)というように前作ではなかなか死人が出なかった部分を皮肉って「今回はいっぱい死ぬよ!」と冒頭で印象付けているのではないでしょうか。

個人的にポルカドットマンが死んでしまうのは残念でしたが…ちと能力がチート過ぎたか…笑

 

ストーリー的にも衝撃度を与えつつ、「前のメンバーは殺したからなしにしてもらっていいよ!こっから来るBチームがみんなの見たかったスーサイド・スクワッド!」

というヴィランさながらの笑顔を見せて話すジェームズ・ガン監督の顔が思い浮かんできました笑。

 

2.前作「スーサイド・スクワッド」を踏襲しながらもアップデートした悪党どものストーリー

 

開幕部分から死人がバンバンでるというところは前作と大きく違う部分ではありましたが、Bチームのメンバーが登場してからのストーリーは、前作「スーサイド・スクワッド」と物語の構造はほとんど同じというのも注目したい部分。

 

以下の図で前作と今作のストーリー共通点を記載してみます。

「ザ・スーサイド・スクワッド」

「スーサイド・スクワッド」

スナイパーのブラッドスポートが主人公 スナイパーのデッドショットが主人公
一人娘を人質にとられたブラッドスポートが極秘ミッションに挑む 娘に一流の教育を受けさせるためにデッドショットが極秘ミッションに挑む
アメリカ政府がコート・マルティーズの「スターフィッシュ計画」に加担していた事実をもみ消すための任務 アメリカ政府が極秘で管理していたエンチャントレスがタスクフォースXを裏切りその尻ぬぐいをするための任務
任務の詳細はメンバーには知らされていない 任務の詳細はメンバーには知らされていない

 

このようにスナイパーキャラである主人公が、アメリカ政府にとって不都合な事実をもみ消すためのミッションに挑むという構造は、どちらにも共通しています。

前作のストーリーや要素をなぞりながらも、ガン監督ならではの軽快なテンポが爽快なヴィランアクションを生んだのではないでしょうか。

 

また、前作「スーサイド・スクワッド」の監督を務めたデヴィッド・エアー監督はロス市警のリアルな現場を描いた「エンド・オブ・ウォッチ」や第二次世界大戦下で一台の戦車の乗組員たちのドラマを描いた「フューリー」などシリアスで過酷な作風を得意としています。

その点を踏まえると、ダークポップなジャンルのスーサイド・スクワッドとは少々ミスマッチが起こっていたのかもしれません。

 

フューリー映画ジャケット写真

 

漂う超シリアス濃厚人間ドラマが描かれそうな前作「スーサイド・スクワッド」監督作「フューリー」のポスター。

様々なレビューサイトで3.5以上を記録している好評作品であり、筆者も好きな作品です。

ポスターからもわかるようにやはりスーサイド・スクワッドとは畑違いのような…。

 

今作「ザ・スーサイド・スクワッド」では、アメリカ政府の汚点が明らかになるのが物語終盤であることや部隊を二つの視点で描くことによって時系列をずらして描くなど、時間軸をずらした手法が多く用いられたことによって前作で一辺倒であったストーリーにも起伏がついています。

 

これは、日本で大ヒットした「カメラを止めるな!」から影響を受けたのではないでしょうか。

ジェームズ・ガン監督は「カメラを止めるな!(外国版タイトル:One Cut of the Dead)」を「私がこの10年間で見た最高の映画の一つです」と自身のツイートで明かしています。

カメラを止めるな!で効果的に使われた時系列トリックにガン監督はインスパイアを受けているように感じました。

 

 

3.ジェームズ・ガン監督はやっぱりディズニーが好き?ラストに活躍した意味深なネズミたち

 

一時的にディズニーから解雇されて「ザ・スーサイド・スクワッド」を作り出すことになったジェームズ・ガン監督。

 

遊び心たっぷりのガン監督であれば作中で必ず「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を匂わせるメタ的な発言や解雇ネタを入れてくるんだろうなぁ~と期待していましたが、まさかネズミで物語を完結させるとは!笑

 

個人的にはメタというか直接的過ぎるガン監督のメッセージだと受け取ってしまいました。

ディズニー=〇ッ〇ーのイメージそのままですもん!

 

主人公的立ち位置のブラッドスポートは大のネズミ嫌いであることもかなり意味深。

ラストシーンでブラッドスポートは大嫌いなネズミたちに助けられたということで、恐れながらも優しくラットキャッチャー2の相棒ネズミを撫でているシーンが見られます。

これはガン監督とディズニーの和解のしるし…?

 

また、ラットキャッチャー2がスターロ大王へ攻撃を仕掛ける際に回想シーンが挟まれます。

塔の上で父親である初代ラットキャッチャーと会話する空撮風カットは正にディズニーの定番オープニング、シンデレラ城のようです。

 

以上のことから、ディズニーに対する意図的な描写なのではないかなぁと感じました。

異例のDC映画となりましたが、その中でもこういったガン監督の人生が垣間見えるという解釈できる作りになっているのは面白いと感じました。

 

P.S. …それにしても、大量のネズミの「物量」で勝つというのは少し皮肉感があるような…。スターロ大王の死に際のセリフが「星を見ながら宇宙を漂っていた頃が幸せだった」というのも何というか…。食われたのはスターロ大王なのか、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのことなのか、それともディズニーに食われたガン監督自身なのか…んぅ…考えすぎか…。

 

4.ジェームズ・ガン監督の真骨頂!物語を盛り上げる名曲の数々

 

ガン監督作品といえば、劇中シーンとリンクさせた音楽が光る点ではないでしょうか。

今作も類に漏れず様々なシーンで、登場人物の心情が表される形で様々な楽曲が使用されています。

 

今作のプレイリストはこちら!

 

曲名/アーティスト

劇中シーン

Folsom Prison Blues/Johnny Cash 冒頭ワーナーのロゴ登場から
People Who Died/The Jim Carroll Band Aチームが惨殺されるオープニングシーン
Sucker’s Prayer/The Decemberists ブラッドスポートが刑務所で掃除をしているシーン
Samba Na Sola/Céu フラッグとソル・ソリア(抵抗勢力のキャラクター)がお茶を飲んでいるシーン
Concierto de Aranjuez for Guitar and Orchestra: 2. Adagio ハーレイ・クインとルナ将軍が対面するシーン
Whistle for the Choir/The Fratellis ハーレイ・クインとルナ将軍のラブロマンスシーン
Point of Know Return/Kansas  Bチームが街に向かったバンのスピーカーで流れている曲
Sola/Jessie Reyez Bチームが乗り込んだバス内
Can’t Sleep/K.FLAY クラブ「天使の子猫ちゃん」で
Quem Tem Joga/Drik Barbosa feat. Gloria Groove, Karol Conka クラブ「天使の子猫ちゃん」で
Meu Tambor/Marcelo D2 feat. Zuzuka Poderosa & DJ Nut クラブ「天使の子子猫ちゃん」で
Rain/grandson&Jessie Reyez 囮として捕まったブラッドスポートたちの運ばれる護送車シーン
I Ain’t Got Nobody/spencer williams 囚われたハーレイが口ずさんでいる曲
Just a Gigolo~I Ain’t Got Nobody/Louis Prima 脱走を図るハーレイの戦闘シーン
Hey/Pixies 雨の中要塞「ヨトゥンヘイム」に向かうスーサイド・スクワッドが現れるシーン
So Busted/Culture Abuse 生き残ったメンバーが帰路に向かっているヘリ内で
Oh No!!!/grandson エンドクレジット
Dirty Work/steely dan 予告映像

 

今作の劇中歌の特徴は、ブラジルの曲が多用されていることです。

物語の舞台はコート・マルティーズという架空の島国でしたが、南米風に描かれていたことからブラジルが意識されているのかもしれません。

 

また、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のように主人公が持っているカセットテープ内で劇中歌が構成されているという縛りがないため年代関係なく、最近の曲も使用されているのもジェームズ・ガン監督作の中では新鮮でした。

 

オープニングでAチームが死んでいく様をコミカルに描いたThe Jim Carroll Bandの「People Who Died」はジェームズ・ガン脚本のゾンビ映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」でも扱われており、ニンマリする粋な演出。

 

今作ラストシーンで流れるCulture Abuseの「So Busted」や予告で使われたsteely danの「Dirty Work」が個人的にビビッときた選曲でした!

大作映画にありがちの壮大な雰囲気にせずに、あえてチープさを感じさせるガレージバンドソングで締めたり、ムーディな曲がオシャレさを引き立てていて流石ガン監督!と言わざるを得ません。

 

あなたのお気に入りの曲はなんでしたか?

 

5.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの小ネタ満載!あの有名女優やクリス・プラットもカメオ出演?

 

「ザ・スーサイド・スクワッド」には「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の小ネタが盛りだくさん!

 

なんとカメオ出演には、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でマンティス役を務めたあのポム・クレメンティエフが!

気になる登場場所は、タスクフォースXがシンカーを探すために入ったクラブでのシーン。

数人のダンサーが踊っている描写がありますが、ここで踊っている赤い服を着た女性がポム・クレメンティエフです。

 

また、今後公開されるマーベル映画でガーディアンズのメンバーが出演することが決定している「マイティ・ソー/ラブ&サンダー」監督タイカ・ワイティティも初代ラットキャッチャーとして出演。

DCとマーベルの壁を超えて共演する姿が見られるのは嬉しい限りでした。

 

あのクリス・プラットも出演している!?との噂がありましたが、これはラットキャッチャー2の相棒役セバスチャンを演じたネズミの名前が「クリスプ・ラット」であることから来ているようです笑

 

 

名前の区切り方を替えてラットと読ませるのはうまい!

ガン監督がいかにガーディアンズメンバーを愛しているのかがわかるほのぼのエピソードです。

 

セバスチャンを演じたネズミは2匹、もう1匹には「ジョーズ」という名前がつけられているそう。

B級映画を作ってきたガン監督ならサメにも強い思い入れがありそうですね。笑

 

6.続編確定?エンドクレジットに挟まれたピースメイカーとウィーゼルのシーンの意味

 

シリーズもの恒例のお楽しみとなったエンドクレジット後のシーンでは、ブラッドスポートとの対決に破れ死んだと思われていたピースメイカーが生存していたことが明らかになりました。

 

このシーンは、今後放送されるDCドラマシリーズでありザ・スーサイド・スクワッドのスピンオフ的位置づけである「piecemeker(原題)」につながります。

 

ドラマピースメイカーのポスター

 

こちらのドラマシリーズでは引き続きジョン・シナがピースメイカーを演じるほか、ジェームズ・ガンが全8話の脚本を担当し複数のエピソードの監督も務めるのだとか。

クセの強かった強キャラクターのピースメイカーが再びジェームズ・ガンが作り出す世界でどのような活躍を見せるのか、今から楽しみでなりません!

 

また、もう一つのエンドクレジットシーンでは冒頭に溺れて死んでしまったとされていたイタチのような生物ウィーゼルが息を吹き返すシーンが描かれました。

 

「ザ・スーサイド・スクワッド」では全く活躍の場のなかったいいとこなしのネタキャラでしたが、もしかするとピースメイカーの単独ドラマで登場するかもしれません。

 

 

映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」ネタバレ解説まとめ

 

映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」をネタバレありで解説していきました。

最後に記事をまとめていきます。

 

映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」の基本情報

●2021年公開、悪党(ヴィラン)が大活躍する倫理観無視の爽快アクションムービー
 

●前作「スーサイド・スクワッド」の続編でありながらも、再スタート的な立ち位置のリブート作品
 

●DCコミックスの手がける実写映画シリーズ「DCエクステンデッド・ユニバース」11作品目
 

●マーベル大ヒット映画シリーズ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を作ったジェームズ・ガンが紆余曲折を得て監督になった
 

●前作人気キャラ、ハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーが続投。その他新たな新キャラをイドリス・エルバやジョン・シナなどの豪華俳優が出演
 

 

映画「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結」のネタバレあらすじ

●タスクフォースXの極秘任務が始動するが、Aチームはスパイの裏切りによってほとんどのメンバーが死亡
 

●ブラッドスポート率いるBチームは、生き残ったフラッグとハーレイを加えて目的地である「ヨトゥンヘイム」への潜入に成功する
 

●今回の任務である「スターフィッシュ計画」の抹消は、アメリカ政府にとって不都合な事実を隠ぺいすることであった


●暴れだした巨大な怪獣スターロ大王にタスクフォースXは追い詰められるが、ラットキャッチャー2が集めた大量のネズミ攻撃とハーレイクインの槍によって危機を乗り越える

 

ジェームズ・ガン監督が新たに作り出した世界観でハチャメチャアクションが楽しめた「ザ・スーサイド・スクワッド」。

 

今後のDCエクステンデッド・ユニバースにも大きく影響を受けるような作品であったのではないでしょうか。

 

まだ見ぬ新たな作品や続編などにも期待したいところ。

過去のDCEU作品を見直して今後も拡がりを見せるシリーズを楽しみにしましょう!

 

※本ページの情報は2021年9月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

クマミ

トイストーリーと共に育ち、大人になってしまった人。 好きな映画はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーです。 おいしいウィスキーを飲みながらオシャレな映画が見たいこの頃。 皆さんが作品を見たくなるような記事を書くため精進中!

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