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〈物語〉シリーズを見る順番を解説!初見なら放送順と時系列順どちらがおすすめ?

エンタミート編集部

更新日:2024-6-14

<プロモーション>

『化物語』を始めとする西尾維新さん原作の長編ファンタジー作品「〈物語〉シリーズ」。2009年に『化物語』がアニメ化されたのを皮切りにゲームやパチンコなどさまざまな媒体で展開され、今もなお絶大な人気を誇っているシリーズです。

 

2024年1月に映画『傷物語 -こよみヴァンプ-』が公開されたことや、シリーズ新作アニメ『オフ&モンスターシーズン』が2024年7月に放送開始することで、再び注目を集めています。

 

しかしこれまでに11作品がアニメ化されておりタイトルも似ていることや、放送順と時系列順が異なることから、「どの順番で見ればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで本記事では、

 

・〈物語〉シリーズを見る順番は放送順?時系列順?

・原作小説はどの順番で読めば良い?

・そもそもどんな物語?各作品のあらすじは?

 

などといった疑問にお答えしていきます。

 

結論だけ先にお伝えすると、〈物語〉シリーズは「初めて見るなら放送順」、「1度見ているなら時系列順」で視聴することをおすすめします!

 

記事内では〈物語〉シリーズが見放題で一気見できる動画配信サービスもご紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください!

 

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【初心者必見】〈物語〉シリーズとは?

化物語_タイトル画像

 

〈物語〉シリーズとは、西尾維新さんによる長編ファンタジー小説シリーズです。

 

2024年1月現在、「ファーストシーズン」「セカンドシーズン」「ファイナルシーズン」「オフシーズン」「モンスターシーズン」「ファミリーシーズン」の6部構成・全29巻の小説が発刊されており、これらを原作とするアニメ作品が11作品制作されています。

 

主人公の高校生・阿良々木暦(あららぎこよみ)が、周囲の少女の身に起こる“怪異”騒動を解決するために奔走する物語が描かれており、ファンタジー、ミステリー、青春など、さまざまな要素が楽しめる作品となっています。

 

【“怪異”とは】


〈物語〉シリーズにおける“怪異”とは、人の心の歪みや欠落、トラウマなどによって生み出される非現実的で不可思議な事柄や、それを引き起こす超自然的な存在のことを指します。


作中ではこれらの“怪異”と戦って倒すといった展開はほとんどなく、その“怪異”が出現した原因を探ったり、謎を解明したりすることで騒動を解決に導いていきます。

 

原作は西尾維新の人気ライトノベル小説

〈物語〉シリーズの原作を手掛けたのは、人気作家の西尾維新さんです。

 

西尾維新さんは、2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で「第23回メフィスト賞」を受賞し小説家デビュー。その後は「戯言シリーズ」「世界シリーズ」「〈物語〉シリーズ」「伝説シリーズ」など、長編シリーズを中心にコンスタントに作品を発表し続けています。

 

豊富なボキャブラリーと巧みな言葉遊び、メタフィクショナルな表現などが特徴的な作風で主に若者を中心に人気を集めている作家です。〈物語〉シリーズでも個性的なキャラクターたちによる軽快でコミカルな会話劇が繰り広げられています。

 

新房昭之監督&シャフトが編む独特な雰囲気が魅力のアニメ

アニメ〈物語〉シリーズの制作は、『魔法少女まどか☆マギカ』や『さよなら絶望先生』などで知られるアニメスタジオのシャフトが担当。また多くのシャフト作品を手掛けた新房昭之さんが監督を務めました。

 

新房昭之監督とシャフトのタッグは、奥行きのない平面構成を基本としたレイアウトや、極端なコントラストをつけた奇抜な色遣い、カットごとのアスペクト比の変形など、独創的な画作りで知られています。

 

その独特な画作りによって、原作の持つ“西尾維新ワールド”の魅力が引き出されたアニメ〈物語〉シリーズは、怪しさといかがわしさ満載の唯一無二な作品に仕上がっています。

 

 

アニメ〈物語〉シリーズのおすすめの見る順番を紹介

アニメ〈物語〉シリーズのおすすめの見る順番は以下の通りです。

 

・初めて視聴するなら「放送順」

・1度見ている人は「時系列順」

 

それぞれの見る順番について詳しく解説していきます。

 

初めて見るなら「放送順」で視聴しよう!

〈物語〉シリーズを初めて見るという方には、放送順で見ることをおすすめします。

 

そもそも〈物語〉シリーズは放送順と時系列が異なります。これは物語上の伏線であったり謎を効果的に演出するために制作者によって意図的になされたものです。

 

そのため、初めて〈物語〉シリーズを見る場合は放送順に視聴することで、まっさらな状態だからこそ味わえる感覚をじっくりと楽しむことをおすすめします。

 

〈物語〉シリーズの【放送順】

順番

タイトル

放送時期

全話数

1

『化物語』

2009年

全15話

2

『偽物語』

2012年

全11話

3

『猫物語(黒)』

2012年

全4話

4

『〈物語〉シリーズ

セカンドシーズン』

2013年

全28話

5

『憑物語』

2014年

全4話

6

『終物語』

おうぎフォーミュラ/

そだちリドル・ロスト/

しのぶメイル

2015年

全12話

7

『暦物語』

2015年

全12話

8

『傷物語〈I 鉄血篇〉』

2016年1月8日

64分

9

『傷物語〈Ⅱ熱血篇〉』

2016年8月19日

69分

10

『傷物語〈III 冷血篇〉』

2017年1月6日

83分

11

『終物語』

まよいヘル/

ひたぎランデブー/

おうぎダーク

2017年

全7話

12

『続・終物語』

2018年

全6話

13

『傷物語 -こよみヴァンプ-』

2024年1月12日

144分

14

〈物語〉シリーズ

オフ&モンスターシーズン

2024年7月6日

未定

 

2024年1月12日に、『傷物語〈I 鉄血篇〉』『傷物語〈Ⅱ熱血篇〉』『傷物語〈III 冷血篇〉』の劇場3部作を、総集編として再構成した劇場アニメ『傷物語 こよみヴァンプ』が公開されました。

 

そのため劇場3部作は見ずに、「『暦物語』→『傷物語 こよみヴァンプ』→『終物語』まよいヘル/ひたぎランデブー/おうぎダーク」という順番で視聴してもいいでしょう。

 

また、詳しくは後述しますが2024年7月にシリーズ続編となる「オフ&モンスターシーズン」の放送決定が発表されました。

 

今からでも遅くはないので、ぜひこの機会に〈物語〉シリーズを見始めましょう!

 

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1度見たことがあるなら「時系列順」で見るのがおすすめ!

すでに〈物語〉シリーズを完走している方は、時系列順で見直すことをおすすめします。

 

時系列順で視聴することで、初見時には気が付かなかったキャラクターたちの心情や、物語の裏で動いていたキャラクターの存在、巧妙に張られた伏線などに気がつくことができ、よりストーリーを深く理解することができますよ!

 

〈物語〉シリーズの【時系列】

順番

タイトル

時系列

1

『傷物語』

高校2年生 3月

2

『猫物語(黒)』

高校3年生

ゴールデンウィーク

3

『化物語』

5月8日~6月13日

4

『偽物語』

7月29日~8月14日

5

「傾物語」※

8月20日

6

「鬼物語」※

8月21日

7

「猫物語(白)」※

8月21日

8

『終物語』

(しのぶメイル)

8月23日

9

『終物語』

(おうぎフォーミュラ/

そだちリドル/

そだちロスト)

10月24日

10

「囮物語」※

10月31日

11

「恋物語」※

1月1日

12

『憑物語』

2月13日

13

『暦物語』

3月13日

14

『終物語』

(まよいヘル/
ひたぎランデブー/
おうぎダーク)

3月13日~3月14日

15

『続・終物語』

3月16日

16

「花物語」※

4月9日~4月21日

(※『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』収録エピソード)

 

『暦物語』に関しては、4月から翌3月までの物語を、1話1ヶ月ごとに振り返るという内容になっているので、表では最終話の3月13日としていますが、正確に時系列順に視聴したい方は『暦物語』の各話を挟みながら視聴するといいでしょう。

 

【サクッと見たい人向け】傷物語まで見ておけばとりあえずOK!

〈物語〉シリーズはエピソード数が膨大なので、「今から全部見るのは面倒だな」という方もいるでしょう。

 

そこで最低限見ておくことでキャラクターや物語の大筋を把握できる作品を選出して表にまとめました。

 

タイトル

全話数

↓最低限の知識を得られる↓

『化物語』

全15話

『傷物語』

全11話

↓キャラクターに対する知識を深める↓

『猫物語(黒)』

全4話

『〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』

全28話

↓物語のそもそもの始まりを知ることができる↓

『傷物語』劇場3部作

劇場3部作

『傷物語 -こよみヴァンプ-』

144分

 

とりあえず『傷物語』までを視聴しておけば、最低限のストーリーやキャラクターなどを理解することができます。

 

なお『傷物語』は劇場3部作か『傷物語 -こよみヴァンプ-』のどちらかを視聴すればOKです。

 

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〈物語〉シリーズを今から見るならDMM TVがおすすめ

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また、内田理央さんと生駒里奈さんがマンガについて語り合う「ウチコマ」や、人気声優の下野紘さんと山下大輝さんがロケをする「下下紘輝」など、魅力的なオリジナル作品も盛りだくさんです。

 

そんなDMM TVには30日間の無料トライアルが用意されています。この無料トライアルを利用することで、〈物語〉シリーズを見放題で視聴することが可能です!

 

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2024年7月にシリーズ新作アニメ『オフ&モンスターシーズン』が放送開始!

 

高校を卒業し、

阿良々木暦の物語は終わった。

今度こそ、本当に終わった。

 

しかし暦に助けられた

彼女たちの物語は、

終わってはいなかった。

 

青春の中でもがく彼女たちの、

前日譚、あるいは後日談。

 

引用元:〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン公式サイト

 

〈物語〉シリーズの続編となる新作アニメ『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』が、2024年7月に放送されます。公式サイトでは特報映像とキービジュアルも解禁されています。

 

原作の「オフシーズン」(「愚物語」「業物語」「撫物語」「結物語」)と「モンスターシーズン」(「忍物語」「宵物語」「余物語」「扇物語」「死物語」)では、主人公の阿良々木暦やヒロインたちが高校を卒業し大学生になった後のストーリーが描かれています。

 

アニメーション制作は引き続きシャフトが担当、新房昭之さんは総監督に、監督には、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final Season‐浅き夢の暁‐』で副監督を務めた吉澤翠さんが抜擢されるとのこと。

 

 

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小説〈物語〉シリーズのおすすめの読む順番を紹介

原作となった西尾維新さんの小説〈物語〉シリーズは6部構成となっています。

 

①ファーストシーズン

②セカンドシーズン

③ファイナルシーズン

④オフシーズン

⑤モンスターシーズン

⑥ファミリーシーズン

 

それぞれのシーズンごとに大きな謎があり、各巻を通して明らかになっていきます。シーズンごとに読破することで、区切りよく物語を楽しむことができますよ。

 

ファーストシーズンの読む順番について

ファーストシーズンは、全6巻、全9話構成となっています。

 

①化物語(上)

②化物語(下)

③傷物語

④偽物語(上)

⑤偽物語(下)

⑥猫物語(黒)

 

という順番で読み進めるのがおすすめです。

 

セカンドシーズンの読む順番について

セカンドシーズンは、全6巻、全6話構成となっています。

 

①猫物語(白)

②傾物語

③花物語

④囮物語

⑤鬼物語

⑥恋物語

 

という順番で読んでみてください。

 

ファイナルシーズンの読む順番について

①憑物語

②暦物語

③終物語(上)

④終物語(中)

⑤終物語(下)

⑥続・終物語

 

この順番でファイナルシーズンを読み進めるのがおすすめです。

 

オフシーズンの読む順番について

オフシーズンは、全4巻、全12話構成となっています。

 

①愚物語

②業物語

③撫物語

④結物語

 

この順で読み進めるのがおすすめです。

 

モンスターシーズンの読む順番について

モンスターシーズンは、全6巻、全9話構成の予定となっています。

 

①忍物語

②宵物語

③余物語

④扇物語

⑤死物語(上)

⑥死物語(下)

 

上記の順番で読み進めましょう。

 

ファミリーシーズン

ファミリーシーズンは、2023年5月に『戦物語』の1巻が発刊されています。

現状『戦物語』が〈物語〉シリーズの最新刊です。

 

①『戦物語』

 

時系列順に読む場合の順番

物語シリーズの時系列は、刊行された順番とは異なります。

 

時系列順に読みたい場合は以下の順番で読んでみてください!

 

①『傷物語』

②『猫物語(黒)』

③『化物語(上)』

④『化物語(下)』

⑤『偽物語(上)』

⑥『偽物語(下)』

⑦『傾物語』

⑧『鬼物語』

⑨『猫物語(白)』

⑩『終物語(中)』

⑪『終物語(上)』

⑫『囮物語』

⑬『恋物語』

⑭『憑物語』

⑮『暦物語』

⑯『終物語(下)』

⑰『続・終物語』

⑱『花物語』

⑲『忍物語』

⑳『宵物語』

㉑『余物語』

㉒『愚物語』

㉓『撫物語』

㉔『業物語』

㉕『扇物語』

㉖『死物語(下)』

㉗『死物語(上)』

㉘『結物語』

㉙『戦物語』

 

 

〈物語〉シリーズの主要キャラクター

〈物語〉シリーズの主要登場キャラクターをご紹介していきます。

 

阿良々木暦(あららぎこよみ)/声優:神谷浩史

阿良々木暦

 

〈物語〉シリーズの主人公で、私立直江津高校の3年生。『化物語』以前に怪異の事件に巻き込まれ、その過程で吸血鬼のような不死身に近い体質を手に入れました。

 

正義感が強くお人好しな性格で、女子からも好意を寄せられやすいですが、物語が進むにつれ、クールでニヒルな一面も見え隠れします。

 

シリアスなパートでは事件解決に尽力し、ギャグなパートではツッコミ役として精力的に活躍する愛すべきこじらせ男子です。

 

戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)/声優:斎藤千和

戦場ヶ原ひたぎ

 

〈物語〉シリーズのメインヒロインで、阿良々木暦の同級生。蟹の怪異に巻き込まれ「重さ」を喪失してしまったことが、偶然にも阿良々木暦の知るところとなり、〈物語〉シリーズが開幕します。

 

トップクラスの成績と儚げな美貌で、まさに深窓の令嬢という言葉が相応しいが、実は自他共に認めるツンデレで、毒舌家。

 

羽川翼(はねがわつばさ)/声優:堀江由衣

羽川翼

猫に魅せられた少女で、阿良々木暦のクラスメイト。阿良々木暦とは春休みやゴールデンウィークの頃から親交があり、ある意味で戦場ヶ原ひたぎよりも重要なヒロインです。

 

クラス委員長を務めるほど品行方正で博識な人物で、常に学年トップの成績を誇る超優等生。阿良々木暦のこじらせ具合を案じ、更生を試みるために彼をクラスの副委員長に任命します。

 

八九寺真宵(はちくじまよい)/声優:加藤英美里

八九寺真宵

蝸牛の怪異に見舞われたツインテールの小学5年生。丁寧な言葉遣いでかなり慇懃無礼な発言をするというギャップがかわいいヒロインです。

 

〈物語〉シリーズは、本筋とは違う小気味いい会話劇によるコメディパートも魅力の1つですが、八九寺真宵と阿良々木暦のやりとりはその中でも屈指の面白さを誇ります。

 

特に暦と真宵が出会う→真宵が名前を言い間違える(例:あらららぎさん)→暦が指摘する→「失礼、噛みました」という展開はもはやお約束です。

 

神原駿河(かんばるするが)/声優:沢城みゆき

神原駿河

阿良々木暦の後輩で、バスケットボール部のエース。

 

戦場ヶ原ひたぎとは中学時代からの仲で、当時は「ヴァルハラコンビ」と呼ばれていました。あけすけな性格で基本的にハイテンション。実は百合で腐女子という一面を持っています。

 

千石撫子(せんごくなでこ)/声優:花澤香菜

千石撫子

中学2年生で阿良々木暦の中学時代の後輩。

 

極度の恥ずかしがり屋で、人に見られることすら恥ずかしいため、外出する時は常に帽子を深くかぶっています。一方で好意を寄せている阿良々木暦に対しては「暦お兄ちゃん」と呼びかけるなど、妹系ヒロインとして絶大な人気を誇るキャラクターです。

 

忍野メメ(おしのめめ)/声優:櫻井孝宏

忍野メメ

阿良々木暦たちに怪異への対処法をアドバイスする怪異の専門家。 怪異を求めて全国を放浪しており、現在は、学習塾跡の廃ビルを根城にしています。

 

忍野忍(おしのしのぶ)/声優:坂本真綾

忍野忍

廃墟ビルで忍野メメと同居している吸血鬼のなれの果て。 8歳くらいの金髪の少女で、登場回数やセリフこそ多くありませんが、〈物語〉シリーズにおいて重要な役割を担っているキャラクターです。

 

 

〈物語〉シリーズのあらすじ

 

〈物語〉シリーズがどのようなストーリーなのか気になるという人もいることでしょう。

 

最期に〈物語〉シリーズの簡単なあらすじを時系列順にご紹介します。主人公である阿良々木暦を中心にどのような事件が起き、どのようなキャラクターが登場するのかを解説するので、これを読んで興味を持った方は是非アニメを見てくださいね。

 

傷物語

 

傷物語は阿良々木暦が瀕死となっている吸血鬼の“キスショット”に出会うところから物語が始まります。キスショットは手足を失っており、今にも命を落としてしまいそうでした。初めて遭遇した怪異に阿良々木暦は恐怖しますが、瀕死の彼女を見捨てられずに自らの血液を捧げてしまいます。

 

この行動によりキスショットは一命を取り留めます。しかし、かわりに阿良々木暦も吸血鬼となってしまいました。どうにかして人間に戻りたい阿良々木暦ですが、キスショットは人間に戻るためには自分の奪われた手足を取り戻す必要があると言います。

 

こうして阿良々木暦は人間に戻るべく、キスショットの手足を奪った3人のヴァンパイアハンターと戦闘を繰り広げていきます。

 

猫物語(黒)

 

阿良々木暦が羽川翼と一緒に、車に轢かれてしまったしっぽのない猫を発見し、埋葬します。些細な出来事ではありますが、ここから様々な出来事が2人襲うことになるのです。

 

しっぽのない猫を埋葬したことを忍野メメに話すと、羽川翼の様子を見てくるように告げられます。そこで障り猫という怪異がとりついていることを目の当たりにします。そして、人を襲っている羽川翼と阿良々木暦は対峙することになるのです。

 

化物語

 

阿良々木暦は、怪異に体重をとられてしまった戦場ヶ原ひたぎに出会います。怪異にとりつかれた彼女を救うために阿良々木暦は手を差し伸べるのです。

 

怪異による事件を解決するために忍野メメという人物の力を借りることになります。忍野メメの元へ相談するために足を運ぶと、どうすれば怪異との問題を解決できるのかというアドバイスをもらえます。そして戦場ヶ原ひたぎにとりついた怪異と再会することになるのですが、その背景には戦場ヶ原ひたぎ自身が抱えている問題はあったのです。

 

そこから怪異が周りに現れるようになります。また戦場ヶ原ひたぎは好意を寄せるようになりますが、2人が親しくなることで周囲はざわつくようになっていきます。

 

偽物語

 

怪異によって起こった事件を解決した後、阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎに忍野メメが居城にしていたビルに監禁されてしまいます。どうしてそうなってしまったのか阿良々木暦は考えることになります。

 

阿良々木暦の妹である阿良々木火憐は、中学校で流行しているおまじないを流行らせた元凶である貝木泥舟に返り討ちにあってしまうのです。妹を助けるために阿良々木暦は、貝木泥舟と対決します。

 

傾物語

 

八九寺真宵の忘れ物を阿良々木暦が届けにいきます。その時に、式神の童女である斧乃木余接と遭遇するのです。斧乃木余接にアイスをおごってあげただけ、八九寺真宵を見つけることはできませんでした。そして家に帰ってきた時に、宿題をまったくやっていないことに気が付くのです。

 

そこでタイムスリップするのですが、行先は思っても見ないタイミングでした。さらに、元の世界に戻ってくると衝撃的な状況になっていたのです。

 

鬼物語

 

阿良々木暦と忍野忍がタイムスリップから戻ってきて、北白蛇神社から八九寺真宵と一緒の帰り、リュックサックを返すことになります。その直後、2人は謎のくらやみに襲われてしまうのです。逃げ切ることができたのですが、逃げた先ではくらやみの正体が自分の過去だったことを忍野忍が語り始めます。

 

猫物語(白)

 

羽川翼は、通学路で幽霊の少女・八九寺真宵と話をします。そのすぐ後に、トラの怪異を目撃することになります。それと同じ日に、なんと自宅が火事で全勝してしまうという事態に陥ってしまうのです。

 

家を失ってしまったため、戦場ヶ原ひたぎの家で生活をすることになりました。学校へも復帰します。そんなある日、戦場ヶ原ひたぎの家に羽川翼が帰宅すると思いもよらない人物が出迎えたのです。

 

終物語シリーズ

 

阿良々木暦は、神原駿河から転校生の忍野扇を紹介されます。忍野扇は直江津高校の図面を作成した時に不思議な部分があるとして、阿良々木暦に相談を持ち掛けました。それを機に、これまで語られてこなかった阿良々木暦の高校時代が明らかになるのです。

 

阿良々木暦という存在について知るヒントが図面から明らかになりました。そこから孤立していた理由などが判明していきます。

 

囮物語

 

詐欺師である貝木泥舟のおまじないの効果で、千石撫子のクラスはぎすぎすした状態になってしまいました。憂鬱な気分で学校に通っていた千石撫子ですが、ある日を境に白い蛇を頻繁に目にするようになったのです。そして、蛇の神様であるクチナワからご神体を探してもらえないかと頼まれます。

 

最終的にご神体を見つけるのですが、阿良々木暦はご神体を手放すように説得します。願いを叶えてくれるというのに手放すように説得した背景にはいったい何があるのでしょうか。

 

恋物語

 

戦場ヶ原ひたぎは、宿敵である貝木泥舟に電話をかけます。その電話は、阿良々木暦と自分自身を死の宣告から救うためのもので、苦渋の決断でした。戦場ヶ原ひたぎからの依頼を受けて北白蛇神社の神になった千石撫子のことを貝木泥舟はリサーチします。

 

しかし、貝木泥舟は尾行されたり、脅迫状を送られたりするようになってしまうのです。それでも千石撫子を騙そうとしますがなかなかうまくいかず、瀕死の状態になってしまいます。

 

憑物語

 

受験シーズンの佳境を迎え、阿良々木暦は勉強に追い込みをかけていきます。小さい妹・阿良々木月日とお風呂に入っている時に、自分自身の身体に現れたある変化に気が付くのです。変化の原因を探るために忍野忍から助言してもらい、影縫余弦・斧乃木余接との接触を試み、原因が判明しました。

 

その状況から抜け出すためには、その力を使わないようにしなければいけません。しかし、妹に危険が迫ります。

 

暦物語

 

暦物語は、4月から12月までの様子を描いた短編アニメーションです。直江津高校にある噂の話を聞くところから始まり、怪異について探っていきます。中学生の間で流行したおまじないや茶道部の部室に現れるお化けのことなどを調べ、北白蛇神社で臥煙伊豆湖に出会うのです。

 

続・終物語

 

朝起きて顔を洗おうとして洗面谷向かった阿良々木暦は、なんとなく鏡に触ります。すると、指が鏡の中に沈み込んでいき、まるで反転したような世界に入り込んでしまったのです。その後、様々な人物に出会って解決策を探しますが、なかなかその方法を見つけることができません。

 

斧乃木余接の助言により、解決のヒントを見つけます。そして阿良々木暦は、忍野扇に疑問をぶつけ、思いがけないことを口にするのです。

 

花物語

 

神原駿河は、忍野扇から願い事を叶えてくれる悪魔に関する噂を聞きます。その正体を突き止めるために神原駿河は会いに行きますが、驚きの人物が目に前に現れたのです。その後、不幸の蒐集や悪魔の蒐集を止めるために、神原駿河らはとある条件を提示し、バスケットボールの試合を挑むのです。

 

まとめ:〈物語〉シリーズを初めて見るなら放送順がおすすめ!

 

〈物語〉シリーズは、刊行順や放送順で読んだり、観てみたりしても楽しめる作品です。しかし、より深く物語に没入したいのであれば、時系列順でチェックしてみるのもおすすめです。

 

アニメ版の〈物語〉シリーズは、DMM TVやdアニメストアなどで配信されています。気になっている人はぜひ視聴してみてください。

 

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