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【ネタバレ注意!】『この世界の片隅に』の気になるポイントを考察!

エンタミート編集部

更新日:2021-8-16

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『この世界の片隅に』は、世界的にも話題になった作品です。戦時中を描いている作品ではありますが、どこか牧歌的な情景を見せてくれる作品ので、映像の美しさも必見です。当記事ではあらすじの紹介やネタバレ考察をしていきます。

『この世界の片隅に』のあらすじ

 

広島県に住む主人公・浦野すずは、天真爛漫でのんびりした性格の三浦家の長女として誕生しました。手先が器用だったすずは、絵を描くのが得意です。

 

鉛筆が小さくなって握れなくなるくらい夢中になって絵を描いているような少女でした。幼少期には、祖母の家で座敷童に遭遇したり、町ではバケモノに遭遇したりと、不思議な体験をしていました。

 

すずが18歳になった時に突然縁談が持ち上がります。父が連れてきた相手は、幼少期のころに一度だけ会ったことがある北條周作という青年でした。

 

周作は、すずが住んでいる広島から2時間ほど離れた場所にある呉に住む北條家の長男です。たちまち話は進み、縁談を断る理由も見つからず、1944年にすずは周作の元へお嫁に行くことになりました。

 

マイペースでおっちょこちょいなすずは、持ち前の性格を活かし、北條家の人々と打ち解け、妻として家事をこなす生活を送っていました。そんな時、周作の姉である怪子が自分の子供・晴美を連れて、北條家に出戻りで現れます。

 

当初は、怪子はすずに対し強く当たっていましたが、娘である晴美も良く懐き、すずのマイペースさに呆れ、次第に親しくなっていきます。

 

昭和19年8月、砂糖の配給が停止された日、すずはうっかり砂糖を水がめの中に入れてしまい、闇市に砂糖を買いに行くことにしました。その帰り、道に迷ってしまいますが遊郭で働く白木リンという若い女性に助けられます。

 

太平洋戦争末期の広島県は戦争が激化していき、空襲も激しくなる一方でした。そんな中、周作の父・北條円太郎が空襲によって大怪我を負い入院することになったり、周作が3ヶ月ほど実家から離れることになったりと、北條家の人々の生活にも大きく変化が見られるようになります。

 

このように、事態が深刻になっていく戦争に、怪子は晴美を連れて疎開することを決めました。すずはそんな2人を見送るために、一緒についていきますが、怪子が汽車の切符を買うまでの待ち時間に、晴美を連れて円太郎のお見舞いに行きます。しかし、2人はその帰りに空襲に遭遇してしまいます。

 

とっさに近くにあった防空壕に逃げたことで、空襲による被害は免れますが、防空壕から出た時に時限爆弾が爆発してしまうのです。この爆発により、晴美は死に、すずは絵を描くための右手を失ってしまいます。

 

怪子は「人殺し」とただひたすらに責め続け、すずはそれに対し謝ることしかできませんでした。天真爛漫の明るい性格だったすずは、晴美の死により自暴自棄になってしまい、ついには自責の念に堪え切れず、生まれ故郷である広島に帰りたいと周作に訴えます。

 

8月6日の朝、怪子はすずの髪をとかしながら、「人殺し」と責めたことを謝ります。2人は無事に和解しましたが、それもつかの間、衝撃が走るほどの地響きが聞こえ、空には大きなキノコ雲が立ち昇りました。広島に原爆が落とされたのです。

 

その後、8月15日に終戦を迎え、軍も解体されました。すずは原爆により、両親を亡くし、唯一生き延びたのは妹のすみだけでした。

 

年は明け、周作とすずは激しい戦争によって焼野原になった地元のベンチに腰掛け、食事をします。2人のもとに、原爆によって親を失ったヨーコという少女が現れます。

 

すずはヨーコに食事を与えると、北条家に連れて帰り、新たな家族として迎え入れるのでした。

 

 

登場人物とキャスト

 

 

ここでは、作中に登場するキャラクターや、声優を務めたキャスト陣をご紹介します。

 

北條すず(CV:のん)

 

物語の主人公である北條すず(旧姓:浦野すず)は、天真爛漫でおっちょこちょいな性格の少女です。小さい頃には、座敷童やバケモノに遭遇するといった不思議な経験をしています。

 

遭遇したバケモノの正体は、人さらいだったためすずは誘拐されそうになってしまいます。この時助けてくれたのが、少年時代の周作だったのです。

 

すずの声優を務めたのは、女優として活躍するのんさんです。

 

北條周作(CV:細谷佳正)

 

幼少期の頃にすずに会ったことを覚えており、すずが18歳になった時に縁談を申し込み、再会します。これまでまともに会話をしていなかった2人は、結婚式の夜初めて言葉を交わし、そこから徐々に打ち解けていくのです。

 

呉鎮守府の軍法会議録事という役職を務めています。周作の声優を務めたのは、映画「心が叫びたがってるんだ。」や、TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」などでお馴染みの細谷佳正さんです。

 

黒村径子(CV:尾身美詞)

 

周作の姉である黒村怪子は、黒村時計店の若旦那と恋をし、長男の久夫と長女の晴美をもうけます。しかし、夫が亡くなってしまい、義理の両親との折り合いも悪くなり、実家である北條家に出戻りました。

 

晴美の死により、一時はすずを責め立てますが、しばらくしてから落ち着き始めます。怪子の声優を務めたのは、女優7人による演劇ユニット「On7(オンナナ)」に在籍している尾身美詞さんです。数々のテレビ番組や舞台にも出演し、活躍を遂げています。

 

黒村晴美(CV:稲葉菜月)

 

怪子の娘である晴美は、5歳と幼いながらに、兄の久夫に教わったことから、軍艦に詳しいです。怪子に連れられて実家へと出戻りした際には、すずに良く懐き、一緒に絵を描いて遊びました。

 

汽車の切符を買いに行った際に、晴美はすずと円太郎のお見舞いに行きます。しかし、その帰り道、空襲によって投下された時限爆弾によって命を落としてしまいます。

 

晴美の声優を務めたのは、映画「アナと雪の女王」の日本語吹替版や、「思い出のマーニー」などの人気作品に出演した稲葉菜月さんです。

 

白木リン(CV:岩井七世)

 

朝日遊郭「二葉館」で働く遊女である白木リンは、登場シーンこそ短いですが、物語の重要な人物です。すずが幼少期の頃に祖母の家で見た座敷童は、幼い頃のリンでした。

 

また、作中では周作の元想い人だったことが随所で匂わされています。リンの声優を務めたのは、女優やモデルとして活動している岩井七世さんです。

 

水原哲(CV:小野大輔)

 

すずの小学生時代の幼馴染である水原哲は、小学生の頃に兄を亡くしています。兄は海軍の訓練で亡くなってしまい、これにより両親も哲も無気力になりました。

 

しかしその後、自身も海軍に入隊し、兄の七回忌で里帰りをした際に、周作がすずに縁談を申し込みにきたことを知ります。嫁入りしたすずのことを一度は求めますが、拒まれたことによってすずがまともであると感じ、そのままでいてほしいと伝えます。

 

哲の声優を務めたのは、アニメ「進撃の巨人」や、「おそ松さん」、「ジョジョの奇妙な冒険」など、数々の人気作品に出演している小野大輔さんです。

 

 

完全版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』との違いは?

 

 

2016年に公開された「この世界の片隅に」は、口コミから評判を広げ、世界的にも注目される作品となりました。その後、2019年に公開された完全版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は、2016年に公開された作品に250カット以上を追加して制作されました。

 

ただカットが増えただけではなく、新たなテーマを持った作品となっています。主人公・すずの人生をより深く掘り下げた完全版にも注目です。

 

では、具体的には一体どのような違いがあるのかみていきましょう。

 

すずの妊娠について

 

体調が優れないすずに対し、円太郎は妊娠したのではないかと問いかけます。しかし、この妊娠は戦時下の栄養失調による生理不順だったことが明らかにされています。

 

当時の生活がどのような状況にあるか分かるシーンです。

 

より立体的な表現へと変更された

 

完全版では、リンとのやり取りも詳細に描かれており、リンと触れ合うことによって、すずの人柄がより立体的に見えてきます。片渕監督は、一枚の板のように平面ではなく、裏も横も、上も下もある立体的な存在になることを意識していたと言います。

 

『この世界の片隅に』の気になるところを考察

 

 

この作品を観終わってみると、いくつか気になる点が出てくるでしょう。すずの身に起きた出来事や、身の回りで起きた出来事など、様々な展開が繰り広げられます。

 

ここでは、気になる点について解説していきます。

 

すずが不妊や流産をしたという説について

 

作中では、主人公・すずが食欲をなくし、周作に妊娠したのではないかと言われるシーンがあります。しかし、特にお腹が大きくなることもなく終わってしまったことから、不妊や流産をしたのではないかという説が浮上しました。

 

これについては、戦時下による栄養失調と、生活環境の変化におけるストレスで生理不順になっていたことが原因とされています。不妊や流産をしたわけではなく、すずの単なる勘違いだったのです。

 

作中でもあるように、赤ちゃんを含めた2人分の朝ご飯が、夜になるとまた1人分に戻っているという描写があります。妊娠に対するはっきりとした説明がなかったので、様々な説が浮上しているのです。

 

水原哲とすずの関係について

 

すずの小学生時代の幼馴染として登場した水原哲ですが、一体2人はどのような関係にあるのでしょうか?哲は、海軍兵学校に通っていた4歳上の兄の死によって心が荒れてしまい、学校では乱暴なガキ大将的な存在でした。

 

学生時代には、おっちょこちょいな性格のすずに意地悪をしたこともありましたが、すずが哲の代わりに絵を描いてあげたことがきっかけとなり、2人は急接近しました。作中では、2人は友達以上恋人未満のような関係で描かれています。

 

しかし、哲の海軍兵への入隊と共に関係は自然消滅してしまいます。お互いに未練を残したまま、別々の道を歩むことになりました。

 

すずは周作の元へ嫁入りしますが、なんとそこに突如として哲が現れるのです。学生時代はガキ大将のような存在だった哲も、立派な好青年に成長し、2人は再会を果たしました。

 

しばらく会っていなかった2人でしたが、相変わらず息の合ったやり取りを見せます。その様子を見た周作は、自分と哲に対する態度の違いに明らかな嫉妬心を見せるのでした。

 

その表れが、宿を探していた哲に母屋ではなく、納屋に泊まらせたシーンです。このような嫉妬心を露にしながらも周作は、すずと哲を2人きりで納屋に泊まらせるという計らいを見せました。

 

一晩共に過ごすことになった2人ですが、すでにすずの気持ちは周作に傾き始めていたので、何も起こりませんでした。この作品を観た方は、「なぜ嫉妬心がありながらも2人きりで泊まらせるのだろう」と疑問に思う方も多いでしょう。

 

その理由は、当時の戦時下における時代背景を見ると分かります。戦争が続く中で、いつ死んでもおかしくない立場にいる兵隊の願いは、可能な限り叶えてあげようという風潮がありました。

 

哲もまた、一人の兵隊だったため、周作は自分の気持ちを押し殺してこのような計らいを見せたのではないでしょうか?

 

周作はすずが好きなのか否かという点について

 

詳しく触れられることはありませんでしたが、周作には結婚したい相手がいました。その相手とは、すずが闇市から帰ってくる途中に助けてくれた白木リンだったのです。

 

周作はリンと結婚したいと思っていましたが、遊郭であるリンと結ばれることに対して、北條家の人々は猛反対しました。その結果、周作とリンは結ばれることなく終わってしまいます。

 

周作はすずと結婚した当初、まだリンへの想いを断ち切れていませんでしたが、すずと口づけを交わし、夫婦になることを決意します。では、未練が残っていた周作は、すずに対して好意はあったのでしょうか?

 

好きなのか否かという点について明らかになるのが、北條家に突如として現れた哲の存在です。周作は哲に対して嫉妬心を燃やしている様子が伺える描写があり、すずに恋心を抱いていることが分かります。

 

また、すずがどこにいてもすぐに分かると、愛を伝えたシーンからも好意があると分かります。同じ時間を過ごしていく中で、すずの魅力に惹かれていったのでしょう。

 

 

『この世界の片隅に』の名言集

 

 

広島弁で繰り広げられるこの物語は、人々の心に残るような印象的なセリフが数多く登場します。ここでは、作中に登場する名言をご紹介します。

 

「この世界でずっと、おまえは普通で、まともでおってくれ」

 

このセリフは、哲が巡洋艦に戻る際にすずに放ったセリフです。水兵になった哲は、北條家を訪れ、周作の計らいによってすずと納屋で一晩を過ごすことになります。

 

この時、哲は口づけ求めますが、周作に気持ちが傾いていたため、断られてしまいます。結婚をしているすずのまともな判断に、このような言葉をかけたのです。

 

普通ではない体験を日常的にしている哲にとって、普通で、まともでいられることがどれだけ大切なのか理解しているからこそ言えるセリフなのではないでしょうか?

 

「過ぎた事、選ばんかった道、みな、覚めた夢とかわりやせんな すずさん、あんたを選んだんは、わしにとって多分最良の選択じゃ」

 

周作と一緒に街を歩くすずは、広島から呉へ嫁に来て、生活環境が大きく変わりました。右も左も分からない土地に来て、すずは夢でも見ているような気分だったと言います。

 

そんな時、船が帰ってきて、街は水兵で溢れかえります。もし、この地で知っている人に会ったら夢から覚めてしまったように感じるのではないかと思い、すずはそれは嫌だと周作に言います。

 

これは、今の生活に満足しているということの表れです。そんな気持ちを聞いた周作がかけた言葉です。

 

「素直に笑えんのは、うちだけか」

 

畑の近くで軍艦をスケッチしていたすずは、そこに現れた憲兵にスパイなのではないかと疑いをかけられ、持っていたスケッチブックを取り上げられてしまいます。真相を確かめるために、憲兵はすずを連れて北條家へと向かいます。

 

家にいた女性たちに尋問していきますが、下を向いたまま答えようとしませんでした。夕方になり帰宅した周作にその出来事を話すと、のんびりした性格のすずがスパイなわけがないと大笑いします。

 

尋問された時に黙っていた女性たちも、笑いを堪えるのに必死だったと言い、その場にいた全員が大笑いしました。すずは、1人いじけたような様子でこのセリフを放ったのです。

 

「誰でもこの世界でそうそう居場所は無うならせんのよ」

 

空襲によって大怪我を負った円太郎のお見舞いに行くために、すずと晴美は2人で向かいます。しかし、その途中で空襲に遭い、近くにあった防空壕へと避難しました。

 

その後、防空壕を出ると空襲によって仕掛けられてあった時限爆弾が爆発し、晴美は死に、すずは右手を失ってしまいます。そんな時に、以前闇市に行った帰りに助けてもらったリンに言われた言葉を思い出します。それがこのセリフでした。

 

「すずさんの居場所はここでもええし、どこでもええ。くだらん気がねなどせんと、自分で決め」

 

不発弾のせいで亡くなってしまった晴美の母・怪子は、一緒にいたすずのことを「人殺し」と責め立てます。晴美の死をきっかけに自暴自棄になってしまったすずは、妹のすみに広島に帰ってきたらどうかと言いました。

 

その言葉の通り、すずは生まれ故郷へ帰ることを決断しました。広島へ帰るその日の朝、すずは怪子に髪をとかしてもらいながら、責め立てたことを謝られます。

 

その時に、怪子はこのようなセリフを放ったのです。すずは今まで、自分の意思ではなく、周りの意見に従って生きてきました。このように言われたことで、すずは自分の意思で呉に残ることを決意します。

 

「晴美さんのことは笑うて思い出してあげよう思います」

 

哲に言われた「笑うてわしを思い出してくれ」という言葉を思い出し、終戦後、すずはこのようなセリフを放ちます。思い出して悲しむのではなく、笑ってほしいという哲の願いの意味がここですずにも理解できたのではないでしょうか?

 

「周作さん、ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて」

 

原爆が落ちた広島の橋の上で、すずは周作と話をします。そこは、幼少期の頃、人さらいに誘拐されそうになった場所でした。

 

2人の出会った大切な場所で、すずは周作にこのような言葉をかけます。その後、2人の背後にいつかの人さらいが通りすがりますが、背負っていたカゴの中から一匹のワニがこちらに向かって手を振っていました。

 

この表現がどのような意味を示しているのか不思議に思った方もいるのではないでしょうか? 原爆という悲惨な運命を人さらいに見立て、最後には終戦したことによって、人さらいは何もしてこないと読み取ることもできます。

 

観た人の感じ方によりますが、様々な表現の仕方があることに気づけるでしょう。

 

 

海外の反応は?

 

 

映画「この世界の片隅に」は、日本国内だけではなく、世界的にも注目が集まった作品となりました。戦争は決して日本だけの問題ではありません。

 

海外の人々はこの作品を観てどのような反応を示したのでしょうか?以下では、各国のメディアで取り上げられた報道についてご紹介します。

 

L.A. Times

 

アメリカ合衆国カリフォルニア州のロサンゼルスで発行されている日刊紙「L.A. Times」では、この作品が非常に高い評価を得ていました。実際に記事には、片渕監督が4000枚以上の写真を集め、戦時下にあった広島と呉について調べていたことが取り上げられ、美しいビジュアルやストーリーを絶賛する内容が書かれています。

 

この作品は、私たちを1933年から1946年の日本に連れて行くような感覚にさせ、お互いが助け合う秩序のある世界を見せてくれる、と褒めています。

 

New York Times

 

ニューヨーク・タイムズ・カンパニーが発行している「New York Times」では、着ている服や作中に登場する音楽、街並みなど、戦時下の日常が細かく描かれていることが高く評価されています。しかし、その一方で主人公・すずの描写が大雑把であることも取り上げられています。

 

San Francisco Chronical

 

アメリカ合衆国で発行されている「San Francisco Chronical」も、この作品を取り上げました。終戦の知らせを聞いたすずが、怒りを露にする様子から、日本人の性質が垣間見える印象的なシーンだったと書かれています。

 

これをアメリカ人の立場で考えた時、恐らく違う反応を見せるだろうという意見がありました。しかし、アニメ映画で129分は長すぎるとし、途中で早く戦争が始まらないかと矛盾した意見を持ってしまう可能性があると述べました。

 

San Francisco Chronicalは、これには日米の文化の違いがあるからかもしれないと言います。

 

thewrap.com

 

Verve Wireless, Inc.が配信するスマホニュースアプリ「thewrap.com」では、戦時中の日常を生きている日本人女性の様子が良く分かる作品だったと書かれています。死と隣り合わせの世界で、ただ生き残るだけではなく、しっかり生きると伝えた映画は滅多に見ないと述べています。

 

また、日常で起こる恐怖を静かに描かれていることも、当時の日本にとって大した出来事ではなかったかのように思えるとも書いていました。

 

 

日本人の反応は?

 

 

このように、世界各国で話題になりましたが、日本の人々はこの作品に対しどのような反応を見せたのでしょうか?

 

 

 

『この世界の片隅に』の考察に関するまとめ

 

 

今回は、戦時中の女性の日常を描いた映画「この世界の片隅に」について解説しました。当時の生活や、悲惨な運命などが嘘偽りなく描かれており、どのような状況下で暮らしていたかということがよく分かる作品になっています。

 

また、改めて戦争は2度と繰り返してはいけないことだと思わせてくれます。現代の人間模様にも重なって見える新鮮な映画になっているので、気になる方はぜひU-NEXT(ユーネクスト)でチェックしてみてください。

 

 

※本ページの情報は2021年8月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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