2022年に公開された映画「死刑にいたる病」は、櫛木理宇による長編サスペンス小説を原作とした作品です。
この記事では「死刑にいたる病」を配信している動画配信サービスを紹介するとともに、レビューやおすすめポイントを紹介していきます。
更新日:2022-12-14
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2022年に公開された映画「死刑にいたる病」は、櫛木理宇による長編サスペンス小説を原作とした作品です。
この記事では「死刑にいたる病」を配信している動画配信サービスを紹介するとともに、レビューやおすすめポイントを紹介していきます。
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史上最悪の連続殺人鬼からの依頼…それは一件の冤罪証明だった。
ある大学生・雅也のもとに届いた一通の手紙。
それは世間を震撼させた稀代の連続殺人鬼・榛村からだった。
「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人が他にいることを証明してほしい」。
過去に地元のパン屋で店主をしていた頃には信頼を寄せていた榛村の願いを聞き入れ、事件を独自に調べ始めた雅也。
しかし、そこには想像を超える残酷な事件の真相があった―。
引用:https://siy-movie.com/
(演:阿部サダヲ)
稀代の連続殺人鬼。24件の殺人容疑(実際はもっと多い可能性あり)で逮捕され、そのうち9件で立件・起訴・死刑判決を受ける。かつてはパン屋を営んでいた。歯が異様に白い。 ある一件の事件だけ冤罪を主張し、筧井雅也に「このままでは殺人犯が野放しになる。他人の罪をかぶって死にたくはない。」と、冤罪の証明を依頼する。 |
(演:岡田健史)
教育熱心な父親により、幼い頃は神童とまで言われた優等生だったが、大学受験で失敗してからは、理想とかけ離れた自分と環境に鬱屈した毎日を過ごしていた。大学の同級生たちを見下していたので、もちろん大学で馴染むことも出来なかった。 そんな日々を送る中で榛村からの手紙を受け取る。 |
■ネットでの評価
『死刑にいたる病』感想
— たぬき🐺💫 (@tada111000) May 16, 2022
良かった…。阿部サダヲさんはやっぱり天才。唯一無二の不気味な存在感を持った俳優なので、私は10年以上前からこういう役を熱望してた。『彼女がその名を知らない鳥たち』の阿部さんが大好きなので期待感も上がってたけど、超えてきた〜。すごく怖くてすごく魅力的だった… pic.twitter.com/lR7780KQkM
映画の感想を。死刑にいたる病
— 莉月 読書&日常 (@misayochan8) May 6, 2022
阿部サダヲさん怖い、演技が上手すぎて人を拷問するシーンは本当に怖かった。大好きな作家の岩井志麻子さんが出ていてびっくりしました。最後のシーンは本当に鳥肌の恐怖なので気になっている方オススメです#死刑にいたる病 pic.twitter.com/m97gaCki9V
評価★★★☆☆3.0 評判が良かったから期待してみたけど、なんか微妙だった。テンポが悪い。 |
評価★★★☆☆3.0 グロシーン容赦ないです。耐性ない人注意。 グロシーンが生々しく、撮影に力入れてる。ストーリーはそれほど。犯人の犯罪するに至った背景がふわっとしている。サイコパスならサイコパスであるとわかる決定打が欲しかった。それ以外も、どこか大事なところがふわっとしていて描ききれていない印象。 |
(イヤミス:嫌な気持ちになるミステリー)
主人公は「この事件の冤罪を証明する」という結論をもって事件を探るので、どんどん間違った真実にたどりついてしまいます。それが人間の「見たいものをみる」という側面を表していて、嫌な気持ちにさせられます。
また、作品的にはハッピーエンドではあるものの、終わり方が「その後主人公は幸せになれるのだろうか…?」という不穏な締め方だったのも、この作品の後味の悪さですね。
榛村大和は「相手を気持ちよくさせる話術」に長けた、多くの人に好かれる才能を持ったサイコパスです。
主人公の筧井雅也も、褒めてくれない文句ばかりの父親よりも、自分を褒めてくれる殺人鬼に傾倒するようになっていきます。
事件を探るうちに判明していく榛村大和の人間関係・秘密・間違いだらけの真実、それに思考を絡め取られる主人公の変化が、不気味ながらも魅力的な作品です。
個人的にこの作品は、サイコパスに踊らされて泥沼化していく主人公のかわいい姿を楽しむエンタメな気がします。実際、主人公の奔走する姿は”エンタメ”でしたしね。
物語の真実は「せやろな」という感じなので、そのへんのミステリーに期待すると裏切られることになります。この作品のジャンルは、あくまでもサスペンスですからね。
「死刑にいたる病」が気に入った!という人向けに、同監督の似た作品を一部ご紹介。
あらすじ
ある日、雑誌「明朝24」の編集部に1通の手紙が届く。それは獄中の死刑囚・須藤による、まだ白日の下にさらされていない殺人事件についての告発だった。ジャーナリストの藤井は、彼の証言の裏付けを取るうちに事件にのめり込んでいき…。
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あらすじ
土砂降りの雨が降る夜、タクシー会社を営む稲村家の母・こはる(田中裕子)は最愛の子どもたち三兄妹の幸せのため、愛した夫を手にかけた。そして子どもたちに15年後の再会を誓い、姿を消した。その日から家族の運命は一変し、長男・大樹(鈴木亮平)、次男・雄二(佐藤健)、長女・園子(松岡茉優)の三兄妹は心の傷を隠し持ったまま大人になった。事件の夜にそれぞれが想い願った未来とは違う人生を歩む三兄妹。そんな時間が止まってしまった一家のもとに、こはるが帰ってくる。
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あらすじ
ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓の故郷・石巻に戻る決心をした郁男。亜弓は美容院を開業し、郁男は印刷会社で働くなど、新しい生活が始まる。ところがある日、亜弓と衝突した娘の美波が家を飛び出してしまう。その夜、戻らない美波を心配した亜弓はパニックとなり、郁男と衝突。車から追い出した亜弓は何者かに殺されてしまう。
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なんでしょうね、この作品。ジャンルはサスペンスですけど、ミステリーの皮をかぶったエンタメという印象です。だってあらすじの時点で真犯人おおよそ察せますから…。
たぶん、「主人公が可哀想な作品が好き」という人は気にいると思います。
人に頼られて、自己肯定感が上がって、素晴らしい理想の真実にたどり着いたと思ったときに突き落とされる主人公。まさに愉悦。
(一部の人にとっては)結果が分かっていても過程が楽しい作品でしょう。
火薬とファンタジーと筋肉が好き。趣味はボディメイク。ポケットに無限大な夢を詰め込んで冒険に出かけたい人生だった。アウトラインギリギリをアクロバティックに疾走したい。