「センセイ君主」に登場する人物を紹介!
センセイ君主には、多くの魅力あふれるキャラクターが登場します。ヒロインはもちろん、ヒロインに関わる全ての登場人物が個性的なのも作品が人気になった理由の1つでしょう。
ここでは、センセイ君主に登場するキャラクターをご紹介します。
ヒロイン・佐丸あゆは
主人公のあゆはは、素直で正直、ポジティブな性格の女子高校生です。彼氏を作ることに全力を注いでいますが、一途な姿はとても魅力的になっています。
映画で佐丸あゆは役を務めるのは、浜辺美波さんです。
先生・弘光由貴
あゆはがロックオンする高身長イケメンで、高校の数学の先生です。しかし、性格はひねくれ者で塩対応が多く、扱いが難しい登場人物の1人となっています。
映画で弘光由貴役を務めるのは、竹内涼真さんです。
幼なじみ・澤田虎竹
あゆはと幼馴染でありながら、密かにあゆはへ思いを寄せているツッコミ役です。あゆはを人一倍気に掛ける健気な姿に、思わず応援したくなってしまう方も多いかもしれません。
映画で澤田虎竹役を務めるのは、佐藤大樹さんです。
あゆはの親友・中村葵
あゆはの親友で、アオちんと呼ばれているオタク気質の女子高生です。あゆはの恋を誰よりも応援しており、なくてはならない存在となっています。
映画で中村葵役を演じるのは、川栄李奈さんです。
弘光の幼なじみ・柴門秋香
フランスでも活躍する美人有名ピアニストで、あゆはの高校の臨時講師として赴任してきます。映画で柴門秋香役を演じるのは、新川優愛さんです。
あゆはのクラスメイト①・夏穂
高女子力で弘光を狙うあゆはのライバル的存在です。映画で夏穂役を務めるのは福本莉子さんです。
あゆはのクラスメイト②・詩乃
夏穂と同じく、弘光を狙うあゆはのライバルです。映画で詩乃役を務めるのは佐生雪さんです。
「センセイ君主」はどんな内容?ネタバレありで紹介!
センセイ君主は、ヒロインあゆはが数学教師である弘光に恋をするストーリーです。恋に恋するあゆはは、弘光にありとあらゆる方法を使って猛アタックしますが、冷徹な性格の弘光はなかなか振り向いてくれません。
それでも真正面からぶつかるあゆはに、弘光はだんだん心を動かされていくのですあゆはに惹かれていく弘光ですが、ストーリーが進んでいくと様々な困難があゆはに襲い掛かっていきます。
特にヒヤヒヤしてしまうのは、あゆはと同じく弘光を狙うライバルが登場するシーンです。物語終盤では弘光に叶えたい夢があることを知ったあゆはは、弘光に先生を続けて欲しい思いと夢を叶えてほしいという思いで困惑してしまいます。
ここからはネタバレありで作品の内容を詳しくご紹介していきます。
助けてくれたイケメンと運命の出会い!?
あゆはは7連敗中の恋を消化させようと、親友の葵と電話をしながら牛丼屋でやけ食いをしていました。やけ食いで多少の鬱憤が晴れたことは良かったのですが、会計時自分では払えない会計金額に絶望してしまいます。
そこへ高身長のイケメンが颯爽とやってきて、あゆはの分と共にお会計をしてくれたのです。あゆははお礼をしようとしますが、彼はそのまま去っていってしまいます。
先ほどまで失恋で凹んでいたあゆはですが、イケメンと出会い、優しさに触れたことで新しい恋が始まったと一気に立ち直ります。
本当に学校の先生だった!?
イケメンとの出会いから数日後、担任が病気療養をすることになり、新しい先生がやってきます。何とその先生は、牛丼屋で会計をしてくれたイケメン、弘光だったのです。
思わずあゆはは「あのときの!」と声を上げてしまいます。あゆははこの出会いは運命だと感じ、頭の中は弘光先生で埋め尽くされていきます。
すっかり自分の世界に入ってしまったあゆはに対し、葵や虎竹は呆れた表情を向けるのです。
無謀な猛アタック!へこまないあゆは
弘光先生は、牛丼屋での態度とは打って変わって冷たくひねくれた性格を前面に出しているものの、あゆははそんなことも気にせず猛アタックを繰り返します。それでも「イチャイチャしたいから」という理由で彼氏をほしがるあゆはに対し、弘光は変わらず冷たく接します。
そんな弘光の態度に腹を立てたあゆはは、必ず彼氏を作ってみせると宣言するのです。弘光はようやくあゆはに対して興味を持ったのか、一途に突き進める理由を聞きます。
あゆはは堂々と後悔しないためだと言い切りますが、その後気になってすらいなかった男子からの告白を舞い上がって受け入れてしまうのです。案の定、初めてのデートは失敗に終わり、あゆはは別れを切り出しますが、逆上した男子に噴水に突き落とされてしまいます。
突き落とされたあゆはを助けたのは何と弘光先生でした。結局あゆはは、簡単に恋を手に入れようとしているズルい部分がバレてしまい、弘光からは「本当の自分の気持ちを大切にしろ」と厳しく言われてしまうのです。
その言葉に心を動かされたあゆはは、弘光の本当の魅力に気が付き始めます。
委員になってさらに猛アタック!
あることがきっかけで弘光の笑顔を見たあゆはは、さらに弘光に惹かれていきます。しかし、先生と生徒である限りこの恋は実らないと考えたあゆはは、先生を好きにならないための3カ条を作り、先生を避けて新たな好きな人を見つけようと奮闘するのです。
ある日、大雨で家に帰れなくなってしまったあゆはは、弘光の家で数学を教えてもらうことになります。弘光が時折見せる優しさや頭をなでられるなどのサプライズに、結局あゆはは弘光への思いが止まらなくなってしまいます。
その瞬間、弘光に告白しようとするあゆはでしたが、弘光は先回りしてあゆはを軽くあしらうのです。そんな弘光を絶対に手に入れると宣言するあゆはですが、弘光は絶対にあり得ないと自信を持って答えました。
その後、あゆははあらゆる方法で弘光を振り向かせようとします。文化祭の時期になりましたが、あゆはのクラスはなかなか実行委員が決まりません。
虎竹から「先生が喜びそうなことをすると振り向いてもらえるかも」というアドバイスを貰ったあゆはは、ここぞとばかりに立候補し、弘光の役に立とうと頑張ります。実行委員になったあゆはは合唱する曲を決めるため、弘光と休日に出かけることになり、ワクワクが止まりません。
しかし当日は同じく実行委員になった虎竹も一緒でした。あゆはは虎竹に対して空気を読め!と思いながらも楽しく音楽ショップを満喫します。
虎竹は弘光と2人になったタイミングで、「これ以上あゆはをからかうな」と忠告します。しかし、大人の余裕で切り返された虎竹は怒りが収まらず、一足先に帰宅してしまいます。
あゆはは虎竹が空気を読んでくれたと勘違いし、そのまま秋香というピアニストのコンサートへ行くことになります。秋香は演奏前、「ユキ」に捧げる曲としてJUDY AND MRRYの「OVER DRIVE」を演奏します。あゆはは感動し、その曲を合唱曲にすると決意します。
まさかのライバル登場!?
合唱を成功させようと奮闘しているあゆはのクラスに、臨時講師として音楽の先生が赴任してきました。その先生は、以前弘光と2で行ったピアノのコンサートで「ユキ」に向けて演奏をした紫門秋香だったのです。
その上、秋香が弘光の幼馴染であることや、秋香が曲を捧げた「ユキ」という人物が弘光のことを指していた事実も発覚します。さらに秋香は弘光をフランスに呼び戻すつもりで日本へやってきたと言います。
お互いを分かり合っているような雰囲気の2人を見て嫉妬したあゆはは、秋香が見ている前で弘光に対し、「大好きで仕方ない」と伝え叫び、その場から逃げてしまうのです。あゆはが自分のしてしまったことに落ち込み、例によって牛丼屋でやけ食いをしていると、そこへ弘光がやってきます。
弘光はあゆはからのあまりにも真っすぐな告白に、こちらも真実を伝えるべきだと考え、秋香のことを語り始めます。
あゆははそこで初めて弘光にとって秋香は、唯一無二の存在ということを知るのです。
何を優先!?恋心と先生の将来
あゆはは秋香に対し、「弘光先生には先生でいてほしい」と抗議しますが、自分の幸せだけを考えていると指摘され、何も言えなくなってしまいます。確かに、数学と向き合っている弘光は生き生きとしていて幸せそうなのです。
そんな先生を自分の気持ちだけで引き留めても良いのか、先生の幸せを考えて送り出した方が良いのか、どちらにせよ、あゆはにとって究極の選択であることには変わりありません。
やっぱり先生が好き!!でも・・・
あゆはは合唱本番、弘光とのできごとを思い出し、涙を流します。弘光への思いは誰よりも強いものだと確信しますが、あゆはは弘光の本当の幸せを願うことに決めます。
弘光は、合唱が終わり、後夜祭が始まっても姿を見せないあゆはを心配していました。
そこへ秋香が訪れ、フランスへ戻ろうと告白するのです。しかし弘光はあゆはを放っておけないと言葉を残し、彼女を探しに行きます。
数学準備室であゆはを見つけた弘光は、あゆはに話しかけました。ところがあゆはは弘光に対し、まくし立てるように「フランスへ行くべきだ」ということを伝え、走り去ってしまいます。
結局弘光はあゆはの言う通り、教師を辞め、フランスへ旅立つことになります。あゆはは失恋をきっかけに、弘光とのできごとを綴ったLOVEノートを燃やそうとしますが、その役目を虎竹に任せることにしました。
捨てたはずの”LOVEノート”
弘光がフランスへ旅立って1年半後、あゆはは高校を卒業しました。卒業式のあと、あゆはは虎竹に処分をお願いしたはずのLOVEノートを見つけます。
ノートを開くとそこには弘光からのメッセージが所々にちりばめられていました。何と、虎竹はLOVEノートを処分せず、弘光に手渡ししていたのです。
最後のページには「数学準備室で待っています」の文字が書かれており、あゆはは一目散に数学準備室へ向かいます。数学準備室には本当に弘光の姿がありました。
ラストはどうなる?原作との違いは?
センセイ君主は、映画と原作でかなり違ったラストが見られます。原作は13巻で完結しており、あゆはと弘光は3巻の時点で交際がスタートしています。
あゆはと弘光のラブラブな関係をもっと見たいという方は、ぜひ原作もチェックしてみてください。ここでは、映画のラストと原作のラストの内容をご紹介します。
映画のラスト
卒業式の日、フランスにいるはずの弘光と再会したあゆはは、弘光の本当の気持ちを知ることになります。弘光は何事にも真っすぐぶつかるあゆはを見て、自分も数学から逃げたくないと思い、しっかりとやり切って帰ってきたと言うのです。
あゆはも弘光がフランスに渡ってから1年半、ずっと弘光を想い続けていました。弘光は、LOVEノートに綴った「センセイとしたいこと」を叶えようと言います。
あゆはは、すぐにキスのことだと思い、心を躍らせます。しかし実際は弘光が先生を務めていた時代に使っていた「大変よくできました」と書かれたハンコを頬に押されただけでした。
あゆはは思わず、「なんで?」と声を上げてしまいます。思わず吹き出してしまうようなこのシーンは、映画ならではのラストとなっています。
原作のラスト
高校卒業後、あゆはと弘光は卒業祝いとして江の島デートを楽しみます。しかし、車が故障するなどのトラブルが重なったため、日帰りデート予定のはずが近くの旅館に宿泊することになるのです。
翌日、市役所に寄って帰る?というプロポーズの言葉で、あゆはと弘光は結婚し、ハッピーエンドとなります。
ただの恋愛猛アタック作品でない!?気になる関係性を説明
センセイ君主は、あゆはが暴走するシーンが多くなっていますが、それぞれのキャラクターにしっかりとした関係性が描かれているのも見どころの1つとなっています。ここでは、センセイ君主で描かれているキャラクター同士の関係性をいくつかご紹介します。
あゆははモテる!?クラスメイト小林の存在」
弘光に振り向いてもらえずに悩んでいたあゆはですが、そんな時にクラスメイトの小林から告白されます。「小林をこれから好きになる」と宣言するあゆはですが、初デートでは小林の嫌な部分ばかりが目につきます。
その後、小林のことを好きになる自分が想像できないと別れを切り出すのです。結局2人は上手くいかずに関係が終わってしまいましたが、一途で素直なあゆはがモテるのは必然なのではないでしょうか。
先生と秋香(しゅうか)の関係は?
秋香は弘光と幼馴染であると同時に、弘光の初恋相手でもありました。さらに、秋香も弘光のことを想っており、弘光が先生になる前まではお互い知らない間に両想いの関係になっていたのです。
秋香は数年ぶりに弘光に再会すると、隠していた弘光への思いが溢れ、告白を決意します。しかし、弘光のあゆはへの思いは揺るがず、秋香は最終的に振られてしまいます。
ちなみに映画では、秋香は変わり者であった弘光にとって、唯一の理解者だったと語られています。
マンガではその後が描かれている
漫画では、プロポーズから4年後の未来までが描かれています。弘光にプロポーズされた後、身も心も結ばれた2人は、あゆはの体調不良に気づきます。
「もしかしたら妊娠かも」というあゆはは、自分が母になれるのか不安だと泣いてしまいます。弘光はそんなあゆはに、必ず幸せになれるよと優しい言葉をかけるのです。
結局妊娠はあゆはの勘違いで、そのまま時が流れます。次に、結婚式について描かれます。
結婚式では、あゆはが行うはずだったスピーチを弘光が請け負うことになります。ここで結婚式から4年後の未来が描かれ、3歳になったあゆはの娘(恵麻)が登場するのです。
あゆはの友人たちが恵麻にあゆはの結婚式について語っており、4年後も様々なキャラクターたちと仲良く過ごしているのが分かります。結婚式のシーンに切り替わり、弘道がスピーチを続けます。
あゆはは弘光のスピーチを聞いて感動し、2人は抱き合い、会場には大きな拍手が響き渡り、物語が終了します。気になる弘光とあゆはの未来、他キャラクターとの関係がしっかりと描かれているため、とてもスッキリした終わり方になっています。
まとめ
今回は、センセイ君主のあらすじや登場人物、作品の詳しい内容をご紹介してきました。センセイ君主は、正直者のあゆはとひねくれ者の弘光がだんだん惹かれ合っていくところが見どころの1つです。
他にも、個性的なキャラクターやキャラクター同士の関係性など、魅力たっぷりの作品となっています。映画と原作のラストが違うため、2回ワクワク感を楽しめるのも人気がある理由でしょう。
映画を観たという方でも、あゆはと弘光のその後が知りたいという方は、ぜひ漫画も手に取ってみてください。U-NEXTであれば自宅で両方楽しめるのでおすすめです。