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【ネタバレあり】あの頃、君を追いかけたは切ない映画?あらすじを紹介!

エンタミート編集部

更新日:2021-11-8

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「あの頃、君を追いかけた」は、2018年に日本で公開された映画です。台湾で2011年に公開された同じタイトルの作品を2000年代の日本に置き換えて描いています。「海賊戦隊ゴーカイジャー」などに出演していた山田裕貴さんや乃木坂46の斎藤飛鳥さんのW主演で大きな注目を集めました。

 

魅力的なキャストによって作り出される日本版「あの頃、君を追いかけた」がどのような作品か気になっている人も多いでしょう。そこで今回は、「あの頃、君を追いかけた」のネタバレあらすじやキャストなどをご紹介します。

 

 

「あの頃、君を追いかけた」はどんな内容?あらすじは? 

 

「笑われる夢にこそ価値がある」とノートに書いた水島浩介は、仲間と一緒にとある人の結婚式に出席しようとしていたのです。

 

高校生だった10年前に浩介は旅館の息子である秋山寿音、ふくよかな体型でありながら愛想が良くて女子からの人気が高い杉山一樹、幼馴染で魅惑的な魅力を持つ松原詩子、中華料理屋を営む家の息子である大野陽平、学校内でも運動神経が抜群でスポーツマンとして知られている町田健人と良くつるんでいました。浩介たちが通う学校は校則がとても厳しく、天然パーマの浩介は先生から注意されることが多くありました。

 

ある日、事業中に不真面目な態度を取っていた浩介は、先生の命令で学校一の優等生として知られる早瀬真愛の前の席に座らせられ、真愛は浩介の面倒を見るように言いつけられたのです。浩介は真愛に対して苦手意識を持っていて、真愛も浩介やその仲間たちの態度が幼稚だと感じて見下していました。しかし、詩子だけは真愛の理解者として信頼を寄せていたのです。そして真愛が詩子に浩介のことを聞いてみると、「内面に芸術家と犯罪者が同居していて自分でも困っているのだろう」と答えます。

 

その後、真愛と詩子は別れて神社で猫を抱きます。浩介から寿音の家に行こうと誘われますが、「あなたにさよならを言うために、私は少しだけ死ぬ」と意味深な言葉を残し、一緒に行くことはありませんでした。

 

実家の豆腐屋に戻った浩介は、家に帰るとすぐ全裸になります。母親からは受験について問われ、父親からは天然パーマをどうするか問われます。その後、寿音の家に向かい、寿音、一樹、陽平と遊びながら、真愛について語り合いました。

 

優等生の真愛が教科書を忘れてきた日がありました。その時に浩介は自分自身の教科書を真愛に貸し、自分が教科書を忘れたことにしたのです。

 

いつも不真面目で先生から目を突けられていた浩介は常行を受ける資格はないと罰を与えられますが、真愛は浩介から借りた教科書に「オレは天才だ、やればできる」とか「マジメぶってなきゃ早瀬はかわいい」いった落書きはあることに気が付きます。

 

お昼休みに、真愛が浩介に教科書を返してお礼を言います。そして、どうして受験科目の勉強をしないのかと問いかけるのです。それに対して浩介は「何の役に立つ?」と聞き返し、真愛は「何の役に立つかわからないから意味があるんだと思う。

 

話すこととは違う純粋な言葉で答えを探すことこそが重要だと思う」と返答しますが、「数学の教科書を開くと自分が自分じゃなくなって、まるで町医者の娘にでもなった気分になる」と言われて真愛は気分を害してその場を離れていきます。

 

そんな毎日を送っていると、浩介は健人から「浩介にも何か才能があるといいね」と言われ、真愛からは「自分は果たして将来は医者に向いているのかな?」と悩みを打ち明けられました。また、浩介は教師への感謝が足りないという真愛に対して歴史の教師が言っていた言葉(「日本が戦争に負けた時のイギリスの首相は“愉快なことを理解できない人間に世の中の深刻なことが理解できるはずがない”と言った」)を引用して真愛をからかいました。

 

それに対して真愛は、「怒ることは容易い。しかし、適切な相手に適切な怒り方をすることは容易くない」というアリストテレスの名言を引用して言い返します。

 

その後浩介は、真愛から手作りした数学のテストや参考書を受け取りますが、まったく勉強しませんでした。それを見抜かれてしまいますが、それ以降はまるで別人かのように勉強に取り組み、成績もぐんぐん上がっていきました。

 

そんな中、浩介は親から店を畳むかもしれないと言われ、浩介が学校を卒業するまでは何とか持たせると約束をします。成績が上がり始めた浩介は調子に乗って真愛と勝負をしますが、負けてしまい丸坊主にしなければいけなくなりました。

 

浩介が丸坊主にした床屋が跡形もなく消えてしまい、それを仲間内で話していると真愛はポニーテールにしてやってきたのです。それを見た一同は驚きを隠せません。

 

その後、学校で学費が盗まれるという事件が起こります。先生たちは生徒たちを疑いますが、犯人は最後まで分からずじまいでした。そして高校を卒業する日がやってきます。

 

 

「あの頃、君を追いかけた」キャストを紹介!

 

「あの頃、君を追いかけた」には、魅力的な登場人物が出てきます。そのキャストもまた魅力的なので、どのようなキャラクターなのか、誰が演じているのかみていきましょう。

 

水島浩介

 

水島浩介は、「あの頃、君を追いかけた」の主人公である男子高校生です。豆腐店の1人息子で中国拳法のマニアでもあります。作中では問題児として描かれています。

 

水島浩介役は山田裕貴です。山田裕貴さんは、台湾版を観て、泣いてしまうほど心が揺さぶられる作品に携わることにプレッシャーを感じたと言いっています。しかし、周りのスタッフや共演者と相談しながらより良い作品にするための努力を重ねてきたそうです。

 

早瀬真愛

 

早瀬真愛は、ベートーヴェンとアリストテレスを尊敬している優等生です。双子の兄がいます。

 

早瀬真愛を演じるのは斎藤飛鳥さんです。齋藤飛鳥さんは、この作品が初めての主演映画となっています。舞台などでの経験を活かし、ヒロインとして魅力的なキャラクターを演じています。

 

小松原詩子

 

小松原詩子は、芸術的な才能に恵まれている猫好きな女の子です。浩介とは保育園からの幼馴染で、密かに恋心を抱いていました。

 

小松原詩子を演じるのは、松本穂香さんです。松本穂香さんは、日本版の「あの頃、君を追いかけた」で自分たちにしかできない表現を込めたいと語っていました。

 

大野陽平

 

大野陽平は、台湾人の父親と日本人の母の間に生まれました。中華料理屋を親が営んでいて、店は浩介たちのたまり場になっています。浩介たちには憧れています。

大野陽平を演じているのは、佐久本宝さんです。佐久本宝さんは、演技力の高さから注目を集めている人物です。第40回日本アカデミー賞では新人杯優勝を受賞しています。

 

町田健人

 

町田健人は、父親の会社で作っているタイヤをエクスパンダーとして使い、筋トレをしています。スポーツが得意で、県大会では上位の常連となっています。

 

町田健人を演じるのは、國島直希さんです。國島直希さんは、これまでに数々の作品に出演してきました。「あの頃、君を追いかけた」では、初恋を思い出しながら青春ラブストーリーを作り上げたいと語っていました。

 

秋山寿音

 

秋山寿音は、親がジュノンボーイに憧れていたことから「じゅのん」と名付けられたと言います。ジュノンボーイに対する親の憧れという宿命を背負っている彼は、家業の温泉旅館を継ぎたいと考えています。

 

秋山寿音を演じるのは、中田圭祐さんです。中田圭祐さんは、「第29代メンズノンノモデルオーディション」でフランプリに輝いた後、数々の作品で活躍してきました。ドラマのレギュラー出演も経験しています。

 

杉村一樹

 

杉村一樹は、愛想が良くいつも社交的です。ピアノ教師である母親と2人暮らしをしていて、大きな愛情を注がれて育ちました。浩介だけが一樹の想い人を知っています。

 

杉村一樹を演じるのは、遊佐亮介さんです。遊佐亮介さんは、インプロビゼーションコメディアン(即興コント芸人)として活動しています。演技力や歌唱力、英語力にも定評があり、幅広く活動しています。

 

 

切ない!なぜ別れたのかわからないと言われる理由は? 

 

浩介と真愛は、お互いに好意を持っており、友達以上恋人未満のような関係になっていました。しかし、2人が付き合うことはなく、距離は遠ざかってしまいました。それに対して切ないと感じる人が多いですが、どうして付き合わなかったのかわからないと感じる人も多いです。

 

なぜ付き合わなかったのかというと、真愛は恋愛が成就する前の方が美しいと感じ、付き合い始めたからといって気を抜かれたくなかったからだと思っていたからです。浩介はまだ考え方がどちらかというと幼く、真愛は大人っぽい考えの持ち主でした。それがすれ違いの理由となっていたのです。

 

 

「あの頃、君を追いかけた」の原作は小説?違う所は?

 

「あの頃、君を追いかけた」の原作は、台湾版の監督を務めている小説家ギデンズ・コーの自伝小説です。原作と違う部分がいくつかあるので、ピックアップしてみていきましょう。

 

原作との大きな違いは、高校時代のクラスが同じかそうでないかという点です。原作版では、中学2年生として描かれていて、前の席に座る理由は騒がしいから壁と向かい合わせに座らせたけど結局うるさいからという理由でした。

 

将来の夢を語るシーンに関しても、原作では夏休みに行われている仏教キャンプとなっています。大学入試に関しても、結果が異なっています。

 

このように、原作と映画には様々な違いがあります。映画ならではのストーリーになっているため、見比べることができれば新しい発見ができるでしょう。

 

 

「あの頃、君を追いかけた」は実話って本当!?

 

「あの頃、君を追いかけた」は、前述したように台湾版の監督を務めている小説家ギデンズ・コーの自伝小説が原作となっています。好きになった女性も実在する人物をモデルに描いているため、とても臨場感のある仕上がりになっているのだと考えられます。

 

「あの頃、君を追いかけた」は英語でりんご?

 

「あの頃、君を追いかけた」は、英語で「You are the apple of my eyes.」となります。これは、「あなたは私にとってかけがえのない存在です。」という意味になるため、浩介の真愛に対する思いが凝縮されたタイトルだと言えるでしょう。

 

りんごの意味があるって本当!?

 

「あの頃、君を追いかけた」は英語で「You are the apple of my eyes.」となるため、りんごは重要な意味を持つと考えられます。おそらく、浩介が真愛のことをとても大切に思っていたことを言葉で伝えるのではなく、りんごに込めたのだと考察できます。りんごが作中に良く出てきますが、その意味が分からなかった人はこの考察を踏まえてもう1度観てみてください。

 

アリストテレスの名言が使われている?

 

本作には、「怒ることは容易い。しかし、適切な相手に適切な怒り方をすることは容易くない」というアリストテレスの名言がでてきます。ヒロインである真愛がアリストテレスを尊敬しているから引用されているのでしょう。

 

ファンなら知りたい!ロケ地はどこ?

 

この作品が好きな人なら、ロケ地についても知りたいと思うものです。最後に、「あの頃、君を追いかけた」のロケ地についてみていきましょう。

 

長野県立田川高校

 

長野県立田川高校は、浩介たちが通っている高校の校舎として使われました。教室や駐輪場などが使われています。

 

台湾 十分(シーフェン)

 

浩介と真愛がデートするシーンは、台湾の十分で撮影されました。天燈を飛ばすシーンが印象に残っている人も多いでしょう。オリジナル版は台湾が舞台となっていますが、日本版はデートシーンだけが台湾で撮影されています。

 

JR川岸駅

 

JR川岸駅は、真愛が東京の大学に進学する時に浩介が見送るシーンで使われました。長野県の郊外にある無人駅、豊かな自然に囲まれています。

 

富士見高原リゾート

 

富士見高原リゾートは、浩介と真愛の間に亀裂が入るきっかけとなる口論をしたシーンが撮影された場所です。富士見高原リゾートのジュネス八ヶ岳がロケ地となっています。

 

吉田若宮公園

 

吉田若宮公園は、真愛が大学受験の時に第一志望に落ちてしまい、落ち込んでいるシーンが撮影されました。泣いている真愛に浩介が服を渡すシーンです。

 

ホテル八峯苑鹿の湯

 

ホテル八峯苑鹿の湯は、作品の冒頭で温泉に入るシーンがありますが、その撮影で利用されました。富士見高原リゾートの中にあるホテルとなっています。

 

村井バッティングセンター

 

村井バッティングセンターは、真愛の結婚式に行く前に男子メンバーがバッティングセンターで打ち込んでいるシーンを撮影しました。長野県松本市にあります。

 

 

まとめ

 

2018年に公開された「あの頃、君を追いかけた」は、台湾の映画をリメイクした作品です。青春群青劇を描いたこの作品は、切ない気持ちになったり、過去の恋愛を思い出させてくれたりします。1度観たけどもう1度観たいと思う人もいるでしょう。

 

もう1度観てみたいと思っているなら、U-NEXTがおすすめです。「あの頃、君を追いかけた」はU-NEXTで配信されているので、観たことがない人も要チェックです。

 

 

※本ページの情報は2021年11月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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