シンゴジラネタバレあらすじをおさらい!
まずは簡単に映画シンゴジラのあらすじをカンタンにおさらいしていきましょう!
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それでは、「シン・ゴジラ」のネタバレあらすじを紹介します。
「シン・ゴジラ」ネタバレあらすじ
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東京湾羽田沖にて大量の水蒸気を発しながら現れた巨大生物。
蒲田から地上に侵入した巨大生物は進行先の町を破壊しながら進んでいく。
這いずり歩く巨大生物は、東京品川区に到達すると体を起こし姿を変えて二足歩行を始める。
急激な変化を起こした巨大生物は、進行を止め再び海へと戻っていくのであった。
生物の常識を覆す巨大生物の対応を迫られる政府は、未曽有の事態に後手を強いられることとなる。
若くして内閣官房副長官である矢口蘭堂(やぐちらんどう)は、巨大不明生物特設災害対策本部事務局長に任命され、再び巨大生物が現れることを予期して対策チームを率いる。
巨大生物の情報を持っているアメリカの特別大使カヨコ・アン・パタースンの協力を得た対策チームは巨大生物をゴジラと呼称。
ゴジラは核分裂を動力源とし放射能をまき散らしていることを知った対策本部は血液凝固剤を使ってゴジラの活動を停止させる作戦を立案する。
作戦の準備が行われる中、鎌倉の海に再度ゴジラが出現。
再び姿を変えたゴジラはさらに巨大に成長しており、進行を阻止するための自衛隊の攻撃も受け付けない。
東京に侵入したゴジラは米軍の爆撃機による猛攻に一瞬ひるむが、口内や背びれから照射される無数の放射熱線によってこれを撃破する。
熱線の甚大な被害に東京は火の海と化し、これに巻き込まれた総理含む内閣官僚は命を落としてしまう。
大量の放射線を含んだ熱線を発射したゴジラは、再度活動エネルギーを蓄えるために活動を停止。
高濃度の放射線を持つゴジラが進化によって日本以外にも被害を及ぼすと危惧した国連は、東京を熱核攻撃しゴジラを殲滅すると決断する。
矢口ら残った対策チームは、核攻撃を防ぐために凍結作戦の準備を急ぐ。
ゴジラの研究に関する謎の暗号化資料の解読に成功した対策チームは、各国の協力を得てゴジラ凍結プラン「ヤシオリ作戦」を決行。
凍結するために目覚めさせたゴジラは、激しく放射熱戦を発してこれに対抗する。
鉄道を使った爆撃攻撃や、軍の戦闘機を大幅に失う消耗戦の末ゴジラの凍結に成功。
人々が安堵する中、凍結したゴジラの尻尾には人間型の異形な何かがいくつも現れていた。
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次々に姿を変えるゴジラの形態
シン・ゴジラに登場するゴジラは何といっても姿を変化させていく点が特徴的。
これまでなかった新たなゴジラ像は話題を呼びました。
劇中のゴジラの変化について解説していきます。
海上からせりあがる大きな尻尾の第1形態
第一形態
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全長 |
??? |
身長 |
??? |
体重 |
??? |
東京湾にて突如登場しアクアラインのトンネルを崩落させた形態。
劇中で初めてゴジラが姿を現わす形態ですが、海からせり上がった尻尾しか確認することができず全体像を見ることはできませんでした。
今作に登場するゴジラは歴代と比べても長い尻尾が特徴で、それを印象付けるかのような登場の仕方であったのではないでしょうか。
余談ですがシン・ゴジラに登場するゴジラは、深海サメのラブカをモチーフにしているという説があります。
次に紹介する第二形態では、ラブカのようなデザインに四肢が生え始めていることからこの第一形態は足のないオタマジャクシのような姿をしていたのではないかと推測されています。
地上を這いずり回る第2形態、蒲田くん
第二形態
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全長 |
122m |
身長 |
28m |
体重 |
??? |
東京湾から出現した第一形態から変態した姿。
東京大田区蒲田からを上陸し首都圏めがけて進んでいきました。
前足は発達しておらず後ろ足を推進力に、体を引きずりながら這うようにして歩くのが特徴。
首元のエラからは大量の体液を排出しているのも含めて、地上にはまだ適応途中の姿と考えられます。
蒲田から侵入したことから、ファンの間では「蒲田くん」の名称で親しまれています。
進行上にある建物や車を押しのけて進んでいく模様は、日本における津波の災害を彷彿とさせる描写となっており逃げ惑う人々にリアリティを感じた人もいるのではないでしょうか。
予告では後に紹介する第四形態のみの登場となっていた反面、これまでのデザインと大きく異なる第二形態ゴジラは鑑賞者に大きなインパクトを与えました。
品川くん第3形態
第三形態
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全長 |
168.25m |
身長 |
57m |
体重 |
??? |
第二形態で進行したゴジラがさらに変態をして、直立した状態の第三形態。
蒲田から進行して品川区でこの姿になったことからファンに「品川くん」と親しみを込められて呼ばれています。
地面を這いずり回っていた第二形態と比べ体表が赤黒く変わったことで、より往年のゴジラに近づいたデザインになりました。
成長を遂げた上で直立したことにより、身長は57mに。
昭和ゴジラの身長は50mなのでそれに近い身長となっています。
京急本線の線路に放置していた電車を破壊しながら進行を続けるなど、1954年に公開された初代ゴジラを思い起こさせる描写が見られました。
初代ゴジラではビル群よりも大きい上背で迫力を誇っていたゴジラですが、シンゴジラでは発展した現代のビル群が50mよりも遥かに大きいため、そんなに巨大に見えなくなっているのがチャーミングでしたね笑。
禍々しい姿をした鎌倉さん、シンゴジラを代表する第4形態
第四形態
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全長 |
333m |
身長 |
118.5m |
体重 |
92000t |
今作のポスターでもその姿が確認できるシンゴジラと言えば!な第四形態。
第三形態の急激な変態に対応ができず、一旦海中に息を潜めたゴジラが鎌倉にて再び姿を現わした姿です。
それまでの姿から大幅に成長しており、第三形態と比べて約2倍ほどの大きさとなっています。
蒲田くん、品川くんと呼ばれていたファンからの愛称も第四形態からは「鎌倉さん」となっており成熟具合が伺えます笑。
第四形態はこれまでの歴代ゴジラを踏襲したデザインをしつつも小さい手、直立すると身長と同じくらいになる長い尻尾、禍々しい牙などオリジナル要素も多くあることが特徴。
黒くごつごつした皮膚はミサイルや砲弾などのあらゆる攻撃を無効化する硬度を誇り、進行を妨げる自衛隊をいとも簡単に退けました。
また、第四形態となって初めてゴジラの代名詞ともいえる放射熱線を披露しました。
第四形態のゴジラは放射熱線を口からだけでなく尻尾や背びれからも放出することが可能で、一直線に伸びる熱線は数キロメートル先のビルをも破壊する威力を持ちます。
この放射熱線は総理大臣を含む内閣官僚を乗せたヘリコプターに直撃し、乗っていた役人を全て始末したことから「内閣総辞職ビーム」という俗称がファンの間でつけられています笑。
第5形態?ラストで尻尾から現れた異形の形態
第五形態?
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全長 |
??? |
身長 |
??? |
体重 |
??? |
物語終盤「ヤシオリ作戦」の成功で凍結されたゴジラ第四形態でしたが、ラストシーンでは凍結した尻尾部分から人の骨格を持ったような異形の存在が先端に何体も群がっている様子が見られました。
映画はその尻尾に現れた存在を映し出してそのまま終わってしまうので、これが何なのか明確には説明されていません。
しかし映画を制作した庵野監督が所属する株式会社カラーの展示会情報によるとこれが第五形態雛形とされているようです。
ヤシオリ作戦による凍結直後、ゴジラの尻尾に変化はありませんでした。
しかし、その後に続くラストシーンではこのように尻尾に変化が見られています。
さらなる変態直後に凍結してしまった残留変化なのか、凍結を解除するための新たな変態が着々と進行してしまっているのか、一考の余地がありますね。
全部で第8形態?変態を続けるゴジラや第0形態も?
ネットでシンゴジラに関連する記事をみていくと、シンゴジラに登場するゴジラは今後もさらに形態を変化し続け最終的に第8形態にまで達すると言われているものまであります。
残念ながら公式からこのような発表はないようで、第五形態から考察した第6形態の説を発表した「日経サイエンス」の記事を元にファンなどの憶測や考察による説が多くあるようです。
未知の新元素を持つゴジラという存在は現代の科学的観点からみても興味深いもので、これまでなかった新元素から行われるゴジラの進化は本格SF映画としても楽しめるようですね。
また、現代版神話と言われているエヴァンゲリオンを作り出した庵野監督の作品であることからファンの間では最終的にゴジラは宇宙の外を抜け出て神の次元に突入するという考察もあります。
かなりぶっとんだ考察になりますが、庵野監督であればそこまで考えているかも…と思わせてしまいます。
第0形態をただの深海生物とすれば放射能を摂取したことで適応したゴジラは、急激に進化して人間を超えるまさに神と言える存在なのかもしれません。
シンゴジラのラストシーンを7つのポイントで考察
シンゴジラは作中明らかにならなかった謎が多く、鑑賞後結局どういうこと?
となってしまう方も多くいたかと思います。
ここからは、意味深なラストシーンとそれに付随する描写をシンゴジラにまつわる様々な観点から考察していきたいと思います。
カンタンに終盤をまとめると以下のようになります。
「シン・ゴジラ」終盤の展開ポイント
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●首都圏で放射熱線を大量に放射したゴジラは活動エネルギーを蓄えるために、一時的に活動を停止する
●さらなる変態によってゴジラが増殖する可能性が推測された国連は、日本だけでなく他国に被害が及ぶことを危険視し、核攻撃によってゴジラを抹殺することを決定する
●熱核攻撃は東京の復興を排除してしまう選択であるため、矢口ら対策チームは熱核攻撃の期日までに当初進めていた凍結作戦を決行
●凍結作戦によって目覚めたゴジラの反撃により、多くの犠牲を払いながらも対策チームのゴジラの凍結作戦は成功を収める
●ゴジラによる被害の発生は終わりを迎えたが、ゴジラに関する法案や災害の復興に向けて矢口は働き続けることを誓う
●凍結したゴジラの尻尾部分には、人に似た異形の群体が現れ始めていた
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以上のポイントを踏まえて上で考察していきましょう!
1.尻尾が本体?最後のシーンからその後を考える
シンゴジラにおいて最も意味深なシーンはやはりラストシーンではないでしょうか。
凍結したゴジラの尻尾部分に現れる謎の異形な群体。
ゴジラの活動停止に安堵する世界中の人々、復興に向けて志新たにする矢口たちでしたがラストの異形の存在でかなり不穏さを与えたのではないでしょうか。
このシーンから今後劇中の日本における展開を考えると以下2つのパターンがあると考えます。
●ゴジラは完全に活動を停止しているわけではなく、さらなる変態を着々と進めている
●第五形態への変態直後にゴジラは完全に活動を停止してしまっていた
2つのパターンから今後の展開を考察していきましょう!
無性生殖を続ける第五形態・ゴジラ人間が蔓延し、世界中が大パニックに陥る
ゴジラの活動が完全に停止していないのであれば、尻尾に現れた人間型のゴジラが増殖を繰り返し、世界中にゴジラ人間が現れることになりそうです。
物語終盤でゴジラは無性生殖を行うことが推測されており、実際にそのことを危惧した国連は熱核攻撃によってゴジラを始末しようと計画を進めていました。
また、小型化や飛翔能力を持つことなども想定されていることから日本だけでなく世界中に被害が及ぶのではないでしょうか。
第四形態を凍結させたことで、危機から逃れたと安堵した人々でしたが人知を超えた存在であるゴジラに人間は太刀打ちすることはできないのかもしれませんね。
第五形態からさらなる変態を遂げるともされているゴジラ。
仮に第五形態への対抗策を人類が打ち出したとしても、第6形態、第7形態とそれを上回る進化を遂げて人類は絶滅してしまうのではないでしょうか。
ゴジラの新元素を巡って世界中で覇権争いが大勃発
海洋生物が放射能をとりこんだことによって凄まじい進化をとげたゴジラ。
そんなゴジラの遺伝子情報は人間の8倍であり、未知の新元素を持つとされていました。
ゴジラの情報を持つアメリカは、序盤のゴジラ日本上陸の報道からいち早く行動を開始しパタースンを日本に派遣しています。
米国で牧教授がゴジラの研究を進めていたことから、アメリカ側はすでにゴジラが遺伝子情報や新元素について知っていてそれを利用して新たなテクノロジーを生み出そうと画策していたのかもしれません。
また、ヤシオリ作戦決行のためのデータ解析には日本だけでなく世界中のスーパーコンピュータが利用されていることもあり、ゴジラの様々な情報は世界各国に出回っていると考えられます。
さらに劇中で矢口は「ゴジラは人類の存在を脅かす脅威であり、人類に無限の物理的な可能性を示唆する福音でもある」と言っているシーンがありました。
以上のことから、ゴジラの活動が停止し脅威がなくなった今後ゴジラの細胞を使った研究を巡って世界中で覇権争いが勃発するのではないでしょうか。
日本を救うためにドイツがゴジラ凍結への協力を惜しまなかったシーンはシナリオの流れからみればアツい展開ですが、その他の国も含めて各国はできればゴジラを殺さずに研究対象にしたいという思惑があったのかもしれません。
もしゴジラの力を利用した兵器を各国が作れば世界中で冷戦のような状態が巻き起こり、いずれはゴジラの力を故意に利用してしまったことで、人類は滅びてしまうでしょう。
ラストの尻尾から溢れる異形の怪物は、力を欲する人間達が尻尾(ゴジラの能力)を手に入れるために争っているようにも見えます。
ゴジラ自身が今後巻き起こる人間たちのエゴを予期して、作中のメタファーとして表現されているシーンなのかもしれませんね。
2.タイトル「シン・ゴジラ」の「シン」に込められた意味とは?
本作タイトルの「シン・ゴジラ」。
このタイトルは庵野監督が命名したものだそうです。
「シン」には10数年ぶりに日本で制作されたゴジラの新作であるという「新」。
巨大な怪獣たちと戦うゴジラではなく、初代ゴジラのような日本を襲う災害を想起させる原点回帰的な「真」。
作中でも言及された人間の想像を超える生物であるとしての「神」という意味など、様々な捉え方ができるようにカタカナ表記で「シン」と名づけられたのだとか。
劇中ゴジラは何度も姿かたちを変えて人類に立ちはだかることや、次項で詳しく紹介する地震を思わせる表現の数々から、進化の「進」や震災の「震」も意味に含まれているのではないかと感じました。
鑑賞した方は「シン」に当てはまるどのような漢字を思い浮かべましたか?
3.東日本大震災が元ネタ?ゴジラが起こした被害と日本における災害の関係性
シン・ゴジラの物語は2011年に起こった大震災、「東日本大震災」になぞられているという説が存在します。
日本において観測史上最大の震災と言われている東日本大震災。
激しい揺れ、津波、そして福島原発など…。
シンゴジラにおけるゴジラの行動を見ていきましょう。
震災の被害はゴジラ出現の東京アクアラインでも起きていた
第一形態の尻尾が現れた東京湾アクアラインは、東日本大震災による被害もありました。
東日本大震災ではアクアライン周辺で震度4.6の揺れを観測し、木更津市から海ほたるパーキングエリアまでの4.4キロもの橋が波打ったそうです。
これを受け橋上にいた通行車両は次々に停止をしました。
ゴジラ登場による被害のはじまりは、この東京アクアラインにおけるトンネルの崩落事故からです。
トンネルを走っていた車は崩落により足止めされ、車から降りた乗客は避難をしていました。
この描写での人々が困惑しながらも、また地震…?かのように事態の重要性を理解していないことやニコニコ動画風に作成されたライブ映像を見ると当時の状況を意識しているように思われます。
揺れの後に上陸したゴジラ第二形態は津波のメタファーか?
ゴジラ第二形態は蒲田の呑川から日本に上陸しました。
このシーンでは船などの障害物や壊した橋を押しのけながら進んでおり、川から溢れたそれらが土砂のようになって道路に散布されていることが伺えます。
海底から大きな揺れを発して出現したゴジラを地震とするのであれば、日本に上陸した姿の第二形態は地震の後にくる強大な津波に似ているように思えます。
地震による被害に加えて巨大な津波を引き起こした東日本大震災。
ゴジラが移動した跡地はまさに津波によって更地になってしまった被災地のようでした。
放射能の塊であるゴジラを止める術は凍結
放射能を動力源とするゴジラは歩くだけで放射能を発散し、ときには放射能を熱線に変えて攻撃を行いました。
これも東日本大震災における福島第一原子力発電所事故を彷彿とさせます。
また、劇中でゴジラの活動を停止させる手段としてはエネルギー源である核分裂を冷却し凍結させるという方法でした。
この作戦にはゴジラの口へ凍結剤を経口摂取させるために、大型の放水ポンプ車が利用されました。
ゴジラ凍結のため大量の放水ポンプ車が、ゴジラのまわりに集まり一斉に放水するシーンは福島原発凍結作業を思い起こさせます。
原発の汚染によって居住区を奪われた大事件、福島第一原発事故。
シンゴジラはそんな歴史的に重要な位置づけがなされる問題から復興していく日本が表現された物語でもあるのではないでしょうか。
その他にも、熱線によって激しい火災を起こすシーンなどシンゴジラでは日本における災害をゴジラという強大な恐怖によって、可視化することに成功した作品であるように感じます。
4.「彼は最後に何を好きにしたんだ」牧教授の真意は?
牧教授は米国でゴジラの研究を担当していた人物。
作中では、人命と写真のみ登場しゴジラ対策の要となる謎の暗号データと「私は好きにした、君らも好きにしろ」という遺書のような文字を残していました。
ヤグチがパタースン議員から受け取った資料から一瞬だけ映る顔写真は「日本のいちばん長い日(1967年版)」で知られる岡本喜八監督。
故人である岡本監督ですが、庵野監督が大ファンだと公言しているため起用されたと考えられます。
しかし、ポツダム宣言受諾が知らされ終戦を告げる物語「日本のいちばん長い日」を監督し、その他にも戦争批判をライフワークとしていた岡本監督を取り上げているのには、やはり原爆や放射線と絡めているのではないでしょうか。
牧教授は、自分の妻を放射性物質によって亡くしておりその点でも原爆につながります。
作中で放射能を憎み、それを生み出した人間と妻を守らなかった日本を恨んでいたと示唆されている牧教授。
以上のことから、今作でゴジラが日本に出現した元凶は間違いなく牧教授でしょう。
そして、解析表を残していたことからただ人間を滅ぼすだけではなく牧教授は人類に今一度選択を委ねたのかもしれません。
自分はもう人間を救おうとは思わない。私と同じ境遇を人類にもう一度提示したとき、君たちはどう選択するのか。
牧教授はそれを見定めたかったのかもしれませんね。
また作中でたびたび登場する上記の牧教授の遺書のようなセリフは、赤坂が総理に向かって「そろそろ好きにされたらいかがでしょう」という風に使われることもありました。
結果的にゴジラの脅威から逃れられた日本。
人類に新たな進化をも与えると言われたゴジラを次に好きにするのは、誰なのか。
それによって起こりうる出来事は災害か救いか、牧教授は神にも似た存在なのかもしれませんね。
5.1954年版初代「ゴジラ」との関係性から「シン・ゴジラ」を考える
ゴジラといえば、様々な大怪獣と戦う怪獣の王様のようなイメージがありますが本作ではゴジラ以外の怪獣は現れません。
これは同様にゴジラだけしか登場しなかった1954年版の初代ゴジラを彷彿とさせます。
突如現れたゴジラが日本を襲うという点だけでなく、シンゴジラは初代ゴジラを再解釈して現代版にアップデートさせたものである点も興味深いです。
シンゴジラと初代ゴジラの共通点と相違点を見ていきましょう。
冒頭で描写される船上の共通点
シンゴジラの冒頭では、牧教授が乗っていたとされる「グローリー丸」を救助隊が捜索するシーンから始まっていきました。
同様に、初代ゴジラでも船上のシーンから始まっておりここでは「栄光丸」と呼ばれる船がゴジラによって沈められる描写になっています。
シンゴジラに登場した「グローリー丸」はこの「栄光丸」をオマージュした名前であるようです。
どちらのシーンでも海上から物語が始まっていることを考えると、ゴジラは海からやってくるという部分が強調されているとわかるシーンなのではないでしょうか。
古来の伝承によるゴジラの紹介の仕方
シンゴジラ作中でゴジラが命名されたのには、牧教授の地元である大戸島での言い伝え、神の化身と呼ばれる呉爾羅 (ごじら)に由来されていました。
英語で表記されるゴジラには、牧教授が荒ぶる神を表すためにGOD(神)を入れた「GODZILLA」とも説明しています。
初代ゴジラの伝承は同様に大戸島から伝えられているとされており、昔の島民達はゴジラが魚を食べ尽くしてしまったことで魚をとることができないと考え、若い娘を生贄として沖へ流したとされていました。
また、その伝承の名残から大戸島では厄払いの神楽(神を祭るために楽器を演奏して踊る議事起)が存在していました。
どちらの作品でも、神という意味合いを持たせる伝承が残っていることと大戸島に由来があることが分かります。
放射能の考え方の違い
多くの点でシンゴジラは初代ゴジラを踏襲している設定が多く見受けられましたが、異なる描かれ方をしているものもあります。
その中でも、かなり特出しているのが放射能です。
どちらの作品でもゴジラは放射能を纏って進行します。
初代ゴジラでは、初めて大戸島に出現したゴジラの巨大な足跡からは放射能が発見されていましたが、島民や調査員はマスクをしておらず、放射能が検出された後にもその場を離れずじっくり観察している様子が描かれています。
対するシンゴジラでは、放射能の検出が政府の発表よりも先に市民たちのSNS発信によって提示されており、より現代の性質が表現されていました。
そして、初代ゴジラでは放射能を発する生物ゴジラをなるべく早く撃退するためにあらゆる戦力を使ってゴジラを抹殺する様子が描かれていきますが、シンゴジラでは放射能を有する新たな生物を捕獲し研究対象にするために凍結させるという手法がとられています。
これは、現在の私たちが原子力の力を利用して日々のインフラを成り立たせていることを表現しているのではないでしょうか。
原発事故が引き起った現代の私たちの生活でも、そのエネルギーを危険だと思いつつも稼働しているものがあります。
シンゴジラで描かれるゴジラに対する人々の描かれ方は、そんな現代を表象する今の価値観と問題提起により近くアップデートされているのではないでしょうか。
6.ゴジラは使徒だった?エヴァンゲリオンとの共通点
シンゴジラの総監督を務めた庵野秀明さんは、アニメ「エヴァンゲリオン」の監督を務めたことで有名です。
人類を滅ぼす使徒と呼ばれる生命体に立ち向かうエヴァンゲリオンはシンゴジラとの物語構造とも似ています。
エヴァンゲリオンに登場する使徒は何度も人類を滅ぼすために攻め込んできますが、それらは全て単一の存在であり、彼ら自体には協力性などなく特徴も様々。
それぞれが、人類を滅ぼすために攻撃を仕掛けてきます。
物語の構造はあくまでも、人類という集団と使徒という個体の戦いなのです。
この構造は、シンゴジラにも当てはまります。
人類の8倍以上の遺伝子情報を持ち個体増殖が予期されているゴジラは正に究極の個体生物。
強大すぎる一個体に人類が力をあわせて集団の力で立ち向かう構造は、人間が協力することで解決することのできる生物であることを表現しているのではないでしょうか。
作中では、日本を舞台に様々な国の思惑や個人間の衝突なども多く描かれます。
人間ひとりひとりに考え方があり、それぞれが全てを理解しあうことは至難の業であると描きつつも協力が生む力の大きさを物語っているように感じます。
7.「巨神兵東京に現わる」監督庵野秀明から見えるシンゴジラ
「巨神兵東京に現わる」は2012年に行われた庵野秀明監督の展覧会「館長 庵野秀明特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」で上映された短編実写映像作品。
物語では東京に突如現れた巨神兵が世界を崩壊させる様子が、最新のCGと庵野監督が多大な影響を受けている往年の特撮表現を用いて描かれています。
シンゴジラが公開された当初、この物語に登場する巨神兵がゴジラ第五形態に共通するようなデザインであることからシンゴジラの後のストーリーなのではないかと話題になりました。
また、巨神兵と聞いて思い起こさせるのがジブリの名作「風の谷のナウシカ」。
「巨神兵東京に現わる」では、明らかにナウシカを彷彿させるオマージュがあることから、この物語はナウシカの冒頭で描かれていたプロローグにもつながるのではないかとも言われています。
ナウシカの冒頭シーン
巨神兵東京に現わるのシーン
庵野監督がアニメーターだった時代、ナウシカの作画で巨神兵の攻撃シーンを手伝ったときあの宮崎駿監督が一発OKしたのは有名な話。
往年の古き良き特撮作品に思い入れがあり、昨今では「シン・ウルトラマン」や「シン・仮面ライダー」などに着手している庵野監督。
彼の作り出す作品には、過去の名作のリスペクトにあふれています。
それは「シン・ゴジラ」にも同じことが言えるのではないでしょうか。
【筆者感想】日本と海外におけるゴジラの捉え方の違い
昨今ハリウッド版ゴジラが公開されている中、公開された今作は日本と海外におけるゴジラの扱い方の違いが如実に現れているのが面白いと感じました。
どちらの作品でもゴジラは人類から神として扱われているのは共通ですが、海外におけるゴジラは激しく獰猛でCGを生かした迫力のある動きでその他の怪獣とプロレスを繰り広げます。
しかし、「シン・ゴジラ」におけるゴジラはどちらかといえば荘厳な佇まいであらゆる攻撃をものともせず、ただゆっくり歩いた結果ビルなどを破壊していく印象が強くありました。
海外版は生き物のように描かれており、シンゴジラは感情が見えない得体のしれない何かというイメージです。
シンゴジラにおける感情の見えないゴジラは、その動向により人類の視点から推測される必要があり多角的に描かれる物語は海外版のエンタメよりの作品よりもメッセージ性のある作品になっていたと感じます。
どちらのゴジラが好きかとは一概には言えませんが、神に近い表現がなされた作品は「シンゴジラ」にあると思いました。
「シン・ゴジラ」はゴジラを通して、人知の及ばない領域があることを思い知らせる正に「神」と言わざるを得ない存在だったのではないでしょうか。
「シン・ゴジラ」にまつわる小ネタや裏設定
シンゴジラは、物語のメインとは別の部分でもマニアックな要素が散りばめられていて、イースターエッグ的な発見が豊富。
そのいくつかをご紹介したいと思います!
ヤグチの成長物語は日本の進化でもあった?
物語中盤でゴジラの攻撃により、総理大臣含む政府関係者の多くが命を失いました。
ゴジラ対策の役職に務めていたヤグチは生き残り、実質的に未曾有の大災害対処に向けた実権を握ることになります。
彼はいち早くゴジラの脅威に気づき対応の遅れる政府の動きに不信感を抱きつつも、後に総理大臣になるという目標を持つ野心家でもあります。
作中の政府は、会見を開くにも会見を開くための工程の遅さから最新の情報を届けられないといった悪い面も目立っていました。
また、巨大生物対策課が活動をする中で「この国はまだまだやれる」というセリフがあることや、ゴジラ凍結後のヤグチと赤坂の会話の中では「せっかく崩壊した首都と政府だ まともに機能する形に作り替える」といっていたのも印象的でした。
以上のことから、ゴジラという大きな障壁を乗り越えたヤグチと日本政府は復興に向けて改革をすることが予想されます。
今後のヤグチと日本政府の動向は、ゴジラを巡ってどのように改革されていくのか。
ヤグチが言っていた「人類に無限の物理的な可能性を示唆する福音でもある」というセリフがカギになっているように思います。
野心家であるヤグチは日本の力を示すためにゴジラを利用するのか、それともその野心がもとの政府のような保守的な考え方になってしまうのか。
考えてみるのも面白いかもしれません。
前田敦子やKREVAも?隠れキャストが超豪華!
日本エンターテイメントを引っ張る豪華キャスト陣によって作られたシンゴジラ。
主役の矢口を演じた長谷川博己さん、竹ノ内豊さんや石原さとみさんなどの演技派俳優から大杉連さんや柄本明さんなどの大御所俳優さんといった錚々たるメンツが重要な役を占めました。
しかしそれだけではないのがシンゴジラ!
ストーリーで密接にかかわってくる政府の人間以外にもかなりの有名人がカメオ出演をしています。
一部取り上げて見ていきましょう!
【前田敦子】
物語の始まり、海底トンネルの崩落で逃げ惑う人々のシーンにはあの国民的アイドルグループAKB48のセンターを務めた前田敦子さんが確認できます。
その後、重要な役があるわけではないワンカットのみの登場となりましたが贅沢な起用の仕方だと感じました笑
【小出恵介】
ゴジラが日本到着後、逃げ惑う市民を誘導する消防士役として小出恵介さんも出演しています。
混乱を極める市民に消防隊では対応が間に合わないというリアルな緊迫感を演出していました。
【片桐はいり】
個性派女優として数々の作品に出演している片桐はいりさん。
ゴジラ対策で休むことなく働く矢口ら対策班をねぎらう給仕役としてカメオ出演していました。
本当にこういう方がやっていそう!と思わせる見事な配役でしたね!
【斎藤工】
ゴジラ迎撃のために多摩川付近に出動した自衛隊。
斎藤工さんはその中の戦車に乗っている隊員として出演していました。
最後はゴジラによって破壊された橋の下敷きになってしまいますが、生死は不明…。
庵野監督が手がける次回作「シン・ウルトラマン」で斎藤工さんは主演を務めるので、期待しましょう!
【KREVA】
日本のラップスターといわれるアーティストのKREVAさんもなんと出演!
斎藤工さんと同じく自衛隊の戦車を操縦する隊員としてカメオ出演していました。
ワイルドな風貌が迷彩服とマッチ。
KREVAさんを知らない人が見たら、普段はラップしている人だとは全く見えないはず笑
【野村萬斎】
現代における能楽師の第一人者野村萬斎さんはなんと劇中の顔、ゴジラを演じています。
人の動きをデジタルに変換するモーションキャプチャーという技術を駆使して野村萬斎さんが現代にゴジラを蘇らせました。
どっしりとした構えで進行していく姿は日本の伝統芸能を彷彿とさせます。
人類の想像を超える存在であったゴジラ。
そのゴジラの動きを日本伝統芸術である能に精通した表現を加えることによって、より神々しく演出されているように感じました。
この他にも様々なキャストが出演し物語に彩りを与えています。
どこでどの役者さんが出演しているか探してみるのも面白いかもしれませんね!
鉄道マニアや自衛隊マニア歓喜!リアルに忠実な車体や兵器一覧!
キャッチコピーにもなっている「現実 対 虚構。(ニッポン 対 ゴジラ)」の通り、ゴジラ以外の設定は忠実に現代の日本が描かれているのが今作の魅力の一つ。
特に、劇中に登場する鉄道や自衛隊兵器はマニアの方々なら「おっ!?」と反応すること間違いなしな実在のものが再現されています。
ゴジラを爆撃する無人在来線爆弾
ゴジラ凍結のためのヤシオリ作戦では、東京を走る鉄道たちに爆弾を詰め込んでゴジラに衝突させるという大胆な攻撃方法が用いられました。
ここではまずゴジラを目覚めさせるために、新幹線N700系電車がゴジラに体当たりします。
眠りから目覚め暴れるゴジラに凍結薬を投入しますが、再度抵抗するゴジラに止めを刺すきっかけになったのは、JRの在来線車両による無人爆撃でした。
作中ではE233系・E231系電車と称されており、いずれも実際にJRを走っている車両になります。
筆者もよく利用する車両だったので、まさか決め手がよく乗る電車たちとは…と驚きました笑。
左から中央快速線車両、山手線車両、京浜東北線、上野東京ライン車両になります。
人類の叡智ィ!!!と言えばそれはそうなのですが、自衛隊兵器でも全く歯が立たなかったゴジラに電車って…というツッコミがいもあるのが絶妙です笑。
通勤を可能にする電車、ほんと頭が上がりません…。
無人在来線爆弾以外にもシンゴジラでは序盤に第三形態となったゴジラが京急本線の車両を吹き飛ばすシーンもあり、関東近辺を走っている鉄道が多く見られます。
タバ作戦などで登場した自衛隊兵器
ゴジラへ攻撃を仕掛ける自衛隊兵器は、実際にある車両や戦闘機などが登場し正に現実対虚構が描かれた印象的なシーンではないでしょうか。
タバ作戦で最初にゴジラに攻撃を開始したヘリコプターはAH-1Sと呼ばれるものだそうです。
AH-1Sが搭載している20㎜バルカン砲が通じないと判断した自衛隊は、30㎜の機関砲を装備したAH-60Dでゴジラを攻撃します。
筆者は、自衛隊ファンというわけではないので詳しい違いなどはわからないのですがこういった作りこみがマニアの方には嬉しい要素ですよね!
タバ作戦では、さらに10式戦車が見られます。
10式戦車の他に、90式戦車と呼ばれるものがあるそうですがこちらは自重が重いため一般道路を走れないことから今回の作中では登場しなかったと言われています。
そこまで、考えられて作られているのか…!と驚きました。
このシーン以外にも、ゴジラを海中で探す戦艦や米国の戦闘機など様々な場面で実際の兵器が登場します。
現実対虚構を謳うだけあって、戦闘描写へのこだわりを感じる部分でした!
「ヤシオリ作戦」と「ヤシマ作戦」
ゴジラの活動停止のための凍結プランは劇中で「ヤシオリ作戦」と名づけられました。
このヤシオリには八塩折という意味があり、日本古来の伝承に八塩折之酒というお酒が登場することが由来になっています。
日本書紀においてヤマタノオロチを倒すために用いられたお酒、八塩折之酒。
ゴジラ凍結作戦には血液凝固剤と活動抑制剤の接種が条件になっていたため、お酒に見立てられたのではないのかと推測できます。
意味がわかるとなかなか粋なネーミングだったんだとわかりますね!
また、庵野監督を知っている人であれば〇〇作戦で思う浮かび上がるのはエヴァンゲリオンの劇中で展開された「ヤシマ作戦」ではないでしょうか。
すべての地域を停電させ、日本全国の電気を一点に集めて決行されたヤシマ作戦。
こう考えると、日本の生産ラインや世界中のスーパーコンピュータを接続して行われたヤシオリ作戦と共通点を見出せます。
ゴジラ、使徒…神かと見間違うほどの力を持つ圧倒的強者に人類が一丸となって戦う展開は熱く滾ります!
ゴジラの代名詞である伊福部音楽とエヴァの鷺巣詩郎曲
ゴジラ登場の代名詞といえば重低音で迫りくる恐怖が演出された伊福部昭による「ゴジラのテーマ」ですよね。
「ダダダーン ダダダーン」と繰り返されられるメロディは巨大なゴジラの重量感と存在感のある足音を彷彿させ印象的。
シンゴジラではお馴染みのこの曲がゴジラ第四形態登場時に流れる他、「ヤシオリ作戦」のスタートでは怪獣大戦争マーチも流れ、往年のファンにはタイミングも含めて感慨深いものとなっているのではないでしょうか。
伊福部音楽に加えてシンゴジラでは、庵野監督の作品に長年携わっている作曲家の鷺巣詩郎も参加しており、庵野監督作としての世界観をも表現されているところが特徴です。
特に、エヴァンゲリオンで使用され印象に残るヤシマ作戦BGM「Decisive Battle」がアレンジされて流れるのはファン歓喜ではなかったでしょうか。
(Decisive Battleは5:02~から)
作戦遂行のシーンに流れるのもお馴染みで、現代を舞台とした日本でエヴァの世界観が感じられるのは新鮮でした。
「シン・ゴジラ」考察まとめ
シン・ゴジラについて解説していきました。
最後に記事をまとめていきたいと思います。
映画「シン・ゴジラ」考察について
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●形態変化を遂げるゴジラが最後に見せた姿から物語のその後を考える
●東日本大震災や猛威を振るった実際にある災害とゴジラを関連付けて考える
●初代ゴジラとの共通点と相違点から、現代の放射能に対する考え方や問題点が見えてくる
●庵野秀明総監督の作風からシンゴジラを考える
●現実描写の細かい描かれ方から、ゴジラのメタファーやメッセージを考える
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エンタメ作品としても、いろいろな要素からメッセージ性や謎を考察することでも楽しめるシンゴジラ。
何度見ても楽しめること間違いなしな傑作!
あなた自身の独自な見解などを追求するためにも再度鑑賞しなおしてみてください!