映画『マイ・エレメント』基本情報
映画『マイ・エレメント』はピクサー・アニメーション・スタジオが制作する第27作目の長編映画です。
映画『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)の脚本担当や、映画『アーロと少年』(2015年)の監督・声優として知られるピーター・ソーンが、本作の監督を務めました。
音楽は、映画『ショーシャンクの空に』(1994年)や映画『グリーンマイル』(1999年)、映画『ファインディング・ニモ』(2003年)など数多くの映画音楽を手掛けてきたトーマス・ニューマンが担当しています。
劇場公開の同時上映は『カールじいさんのデート』です。
ピクサー作品で同時上映がされたのは、映画『インクレディブル・ファミリー』(2018年)/同時上映『Bao』以来の、およそ5年振りとなります。
映画『マイ・エレメント』基本情報
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原題
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Elemental
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監督
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ピーター・ソーン
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脚本
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ジョン・ホバーグ
キャット・リッケル
ブレンダ・シュエ
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音楽
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トーマス・ニューマン
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制作会社
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ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ピクサー・アニメーション・スタジオ
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公開日
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アメリカ:2023年6月16日
日 本:2023年8月4日
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上映時間
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101分
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映画『マイ・エレメント』簡単なあらすじ【ネタバレなし】
ここは火・水・風・土のエレメント(元素)が暮らす街、エレメント・シティ。エレメント・シティでは「違うエレメントとは関わらない」というルールのもと、たくさんのエレメントたちが暮らしている。
父の店を継ぐ夢に向かって日々奮闘していた火のエレメント・エンバーは、ある日、水のエレメントである青年・ウェイドと出会った。
優しく自由な心を持ったウェイドに惹かれていくと同時に、自分の世界が広がったエンバーは、次第に「自分が本当にしたいことは何か」を考えるようになる。
お互いの距離が縮まっていく中、エレメント・シティではとある事件が勃発する…。
エンバーとウェイドは突如巻き起こった事件と、「異なるエレメントである」という試練を乗り越えることができるのか―?
映画『マイ・エレメント』登場キャラクター&キャスト(声優)
エンバー・ルーメン
本作の主人公。火のエレメントである女性。
短気ですぐ癇癪を起してしまうが、家族思いで賢くユーモアに溢れている。
父が営んでいる「ファイアプレイス」を引き継ぐために日々努力しているが、客の態度にイライラしてしまいトラブルを度々起こしてしまうため、難航している模様。
キャスト(声優):リーア・ルイス
日本語吹き替え版:川口春奈/幼少期:境葵乃
ウェイド・リップル
本作のもう1人の主人公。水のエレメントの青年。
流れる水のように自由な心を持っており、思いやりに溢れた優しい性格。感受性が豊かで涙もろい。
父が亡くなってからは気力がなく、色々な職を転々としているらしい。
現在はエレメント・シティの市役所で検査官として働いている。
キャスト(声優):マムドゥ・アチー
日本語吹き替え版:玉森裕太
ゲイル・キュミュラス
ウェイドの上司である風のエレメント。
市役所での仕事を懸命におこなっており、どんな困難も吹き飛ばしてくれる頼れる存在。ウェイドの働きにも期待してくれている。
ガスケットボールのチーム「ウィンディーズ」の大ファンで、フットワークが軽い。
キャスト(声優):ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ
日本語吹き替え版:MEGUMI
クロッド
エンバーをはじめ火のエレメントが暮らすファイアタウンに住んでいる、土のエレメントの子供。
エンバーに恋心を抱いており、エンバーの前によく現れては何度もエンバーに思いを伝えているが、その度に断られている。しかし、諦める様子はない。
キャスト(声優):メイソン・ヴェルトハイマー
日本語吹き替え版:大谷育江
バーニー・ルーメン
エンバーの父でありシンダーの夫である火のエレメント(画像左)。
エンバーが生まれる前、シンダーとともに祖国であるファイアランドを出てきてエレメント・シティにやってきた。
現在はエレメント・シティのファイアタウンで「ファイアプレイス」を営んでいる、働き者で非常に家族思いな人物。
エレメント・シティにやってきてからは偏見に苦労しており、そのためにバーニー自身も他のエレメントに対して強い偏見を抱くようになった。
特に水のエレメントを嫌悪している。
キャスト(声優):ロニー・デル・カルメン
日本語吹き替え版:楠見尚己
シンダー・ルーメン
エンバーの母でありバーニーの妻である火のエレメント(画像右)。
ロマンスが大好きで、愛を嗅ぎ取る才能を生かしてファイアタウンに住む人々を占い、仲を取り持っている。
エンバーが自分自身の愛を見つけることを夢見ているほど、家族思い。
伝統を尊重する真面目な性格だが、バーニーと同様に火以外のエレメントを嫌っている。
キャスト(声優):シーラ・オンミ
日本語吹き替え版:塩田朋子
ブルック・リップル
ウェイドの母であり、建築家として活躍している水のエレメント。
愛情深く、家族に対して協力的であるほか、人の才能を見極めて導くことが得意。
火のエレメントなど、水以外のエレメントに対して偏見がなく、温かい人物。
ウェイドと同じく涙もろい。
キャスト(声優):キャサリン・オハラ
日本語吹き替え版:山像かおり
アラン・リップル
ウェイドの兄である水のエレメント。
非常に心優しく、家族と同じく涙もろい。
社交的な性格で、水以外のエレメント―特に火のエレメントを尊敬している。
キャスト(声優):マシュー・ヤン・キン
日本語吹き替え版:間宮康弘
レイク・リップル
ウェイドとアランの弟妹であり、リップル家の末っ子(画像右)。
芸術学校に通う学生で、ノンバイナリー(自分の性認識を男女どちらにも当てはめていない)。
家族と同じく偏見を持たずに広い心を持っている。
キャスト(声優):エヴァ・ケイ・ハウザー
日本語吹き替え版:濱口綾乃
ファーン
市役所の職員である土のエレメント。
物静かで落ち着いた性格。
ほとんど机から離れることがないため、彼のオフィスでは彼の身体から伸びた木や葉の触毛が絡まり合っている。
葉や花で本音を隠してしまうことも。
キャスト(声優):ジョー・ペラ
日本語吹き替え版:伊達みきお(サンドウィッチマン)
映画『マイ・エレメント』を視聴できるのはディズニープラスだけ!
2023年11月1日(水)よりディズニープラスにて、映画『マイ・エレメント』の独占配信が開始されました!
独占配信であるため、現在『マイ・エレメント』を視聴できるのはディズニープラスだけとなっています。
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ディズニープラス基本情報
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詳細
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スタンダードプラン
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プレミアムプラン
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料金
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スタンダードプラン(月額)
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スタンダードプラン(年額)
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プレミアムプラン(月額)
:1,320円(税込)
プレミアムプラン(年額)
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最高画質
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1080P Full HD
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4K UHD &HDR
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最高音質
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5.1サラウンド
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ドルビーアトモス
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同時視聴
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2台まで
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4台まで
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支払い方法
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クレジットカード・デビットカード/PayPal/ドコモ決済(ドコモユーザーのみ)/App Store決済/Google Play Store決済/Amazonアプリ決済
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ダウンロード
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可能(アプリのみ)
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取り扱い
ブランドと
主な配信作品
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ディズニー
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『アナと雪の女王』『アラジン』など
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ピクサー
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『マイ・エレメント』『トイ・ストーリー』など
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マーベル
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『アベンジャーズ』MCUオリジナルドラマなど
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スターウォーズ
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全エピソード、オリジナルドラマなど
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ナショナルジオグラフィック
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『ディズニーアニマルキングダムの魔法』『リミットレス』など
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スター
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『タイタニック』『アバター』など
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おすすめ
ポイント
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・配信作品が全て見放題!
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ディズニープラス登録方法
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▼『マイ・エレメント』の詳しい配信状況やディズニープラスで視聴できるおすすめ作品を知りたい方はこちらの記事をチェック!
映画『マイ・エレメント』ストーリー解説・考察【ネタバレあり】
ここからは映画『マイ・エレメント』のストーリーを解説&考察していきます!
ネタバレありの内容となっているため、まだ視聴していない方は注意してください。
※※※以下ネタバレ注意※※※
物語の結末
【結末に至るまでの大まかなストーリー】
ここは火・水・風・土のエレメントたちが暮らす街「エレメント・シティ」。
火のエレメント・エンバーは父の店「ファイアプレイス」を継ぐために奮闘していたが短気でお客さんに怒ってばかり。
店番を頼まれた日も癇癪を起してしまい、店内の水道管を破裂させてしまう。
そこに、水道管の調査をしていた市の検査官である水のエレメント・ウェイドが現れる。
ウェイドはファイアプレイスの水道管は基準値を満たしていないこと、このままでは営業停止になることをエンバーに告げた。
エンバーは店が父の夢であることを必死に訴え、心打たれたウェイドは上司・ゲイルに交渉することに。
そしてゲイルから「週末までに水漏れの大元の原因を突き止め、封鎖できれば営業停止を取り消す」という厳しい条件が出される。
エンバーとウェイドは協力し、水漏れの大元となっている穴を見つけ、土壌で埋めた。
しかし土壌では塞ぎ切れなくなり、エンバーは“砂をガラスに変える”能力を使い、土壌よりさらに強度のあるガラスで穴を埋めることに。
この働きはゲイルに認められ、営業停止は取り消された。
ウェイドとともに過ごしていくうちに、自分の怒りを抑えられるようになったエンバー。
それだけでなく、「本当は店を継ぎたくない」という自分でも気づいていなかった本心に気づく。
しかし、エンバーの父はエンバーを一人前だと認め、とうとう店を引き継ぐパーティーがおこなわれることに…。
【結末】
父の熱い思いを知ったエンバーは、自分の気持ちを押し殺し店を継ぐ覚悟を決めてパーティーに臨んでいたが、そこにウェイドが現れ、皆の前でエンバーに告白する。
しかし、話の中でそれまで隠していた事実―ファイアプレイスのパイプを壊したのはエンバーだということを、口を滑らせて明かしてしまった。
エンバーはウェイドを拒絶し、エンバーの父バーニーは嫌悪している水のエレメントと会っていたこと、パイプを壊したことから、店をまだ継がせられないと怒りをあらわにする。
そんな中、水漏れを塞いでいたガラスが壊れ、ファイアタウンに水が流れ出してしまう。
いち早く異変に気付いたエンバーは店に急ぎ、父が大切にしている、伝統を象徴する聖なる炎「ブルーファイア」を守りに行った。
しかし、1人ではどうにもできそうにない―絶望しかけたそのとき、エンバーにひどい言葉をかけられたウェイドが助けに駆けつける。
ウェイドのおかげでブルーファイアを守ることに成功したが、2人は店の一室に閉じ込められてしまう。
密室にはどんどん熱がこもっていき、ウェイドは蒸発してしまった。
洪水が引くも、ウェイドを失った悲しみに暮れるエンバーは、父に店を継ぎたくないこと、ウェイドを好きだったことを明かす。
するとどこからかウェイドの声が聞こえた。
ウェイドが天井に染み込んでいることに気づいたエンバーは、悲しい話や自分の本当の思いを告げ、涙もろいウェイドを泣かせる。
壺に涙が溜まったことでウェイドは元の姿に戻り、遂に2人は結ばれた。
数ヶ月後。
エンバーはインターンのため、恋人になったウェイドとともにエレメント・シティを旅立つことになった。
エンバーは父に、火のエレメントの伝統的で最上級のお辞儀をする。
父もエンバーに辞儀を返すのだった。
エンバーとウェイドが旅立った理由
エンバーとウェイドがエレメント・シティを旅立ったのは、エンバーがガラス会社のインターンに参加するためと、2人で世界中を旅するためです。
エンバーはウェイドの家に行った際、ウェイドの家族の前で熱で割れたガラスを溶かし、新たなガラス製品を生み出す才能を見せました。
エンバーの才能を賞賛したウェイドの母が、世界一のガラス会社に務めている知人に電話してエンバーのことを伝えたところ、インターンにこないかとオファーがきたのです。
インターンのオファーを受けたガラス会社は、エレメント・シティからは遠かったものの、エンバーは「店を継ぐ」のではなく「自分が本当にやりたいこと」を選び、両親のもとを離れることを決意しました。
ウェイドはエンバーほどの深い理由は語られていませんでしたが、晴れて恋人となったエンバーと一緒にいることを選んだのです。
また、ウェイドは「父が亡くなってから職を転々としている」と語っていたり、エンバーに振られた際に旅に出ようとしていたことから、自分のやりたいことを見つけるため、広い世界を見ることを夢見ていたとも考えられます。
映画『マイ・エレメント』に関する疑問
ここからは、映画『マイ・エレメント』の作品や曲、字幕や吹き替えに関する疑問点について解説していきます。
ネタバレはない内容となっているため、まだ視聴していない方は今後の視聴の参考にしてくださいね。
本作のポリコレ描写は過激?
近年ではディズニー・ピクサー作品が公開されると、「ポリコレ描写が過激なのではないか」という点が話題になりがちです。
「ポリコレ」とは、「ポリティカル・コレクトレス(Political Correctness)」の略称で、特定のグループ(人種など)に対して差別的な表現をせず、政治的・社会的に公正で中立な表現をすることを指します。
例えば、映画『バズ・ライトイヤー』(2022年)では同性カップルが登場したり、実写版『リトル・マーメイド』(2023年)では原作アニメと異なる黒人の女優がアリエル役に起用されました。
これに対し、世間では「ディズニー作品はポリコレの度が過ぎているのではないか」と批判が相次いでいます。
映画『マイ・エレメント』も、「お互いに関わってはいけない火のエレメントと水のエレメントのラブロマンス」という点から、ポリコレ描写が過激なのではないかと心配する声が挙がっていました。
しかし、実際には人間ではなく火・水・風・土のエレメントが登場するため、ポリコレ描写が緩和されているように感じた方が多いようです。
火は燃える、水は濡れるなどのわかりやすい特性があり、お互いに傷つけかねない存在となっているため、「異なるエレメントは関わらずに生きている」「火のエレメントは危険視されがち」というポリコレ的な要素も受け入れやすいのではないでしょうか。
幻想的な作風な『マイ・エレメント』は、きっと“ポリコレっぽさ”を感じずに楽しめるはずですよ。
エンディング曲が「やさしい気持ちで」なのはなぜ?
『マイ・エレメント』の日本語吹き替え版のエンディング曲は、Superflyの「やさしい気持ちで(マイ・エレメントver.)」です。
2009年にリリースされたSuperflyの「やさしい気持ちで」を、本作のためにアレンジして新たに収録したものとなっています。
なぜこの曲が起用されたのか具体的な理由は発表されていませんが、「あなたがいて、わたしがいる」という歌詞をはじめ、「やさしい気持ちで」という曲が『マイ・エレメント』の世界観や物語にマッチしていたからでしょう。
ディズニー・ピクサー作品で既存曲が主題歌やエンディング曲に起用されることは多くはないものの、『マイ・エレメント』が初めてではありません。
例えば、
・映画『ベイマックス』(2014年):AI「Story」
・映画『2分の1の魔法』(2020年):スキマスイッチの「全力少年」
・映画『あの夏のルカ』(2021年):suis「少年時代 あの夏のルカver.」
これらの作品も既存曲が主題歌・エンディング曲になっています。
『マイ・エレメント』のエンディング曲となった「やさしい気持ちで」は、作品にピッタリだと高い評価を得ているため、ぜひ曲の歌詞にも注目して見てくださいね。
日本語吹き替え版は下手?字幕・吹き替えどちらがおすすめ?
『マイ・エレメント』の主人公であるエンバーとウェイドの声優には、タレントが起用されています。
エンバーは女優として活躍する川口春奈が、ウェイドはアイドルグループ「Kis-My-Ft2」のメンバーである玉森裕太が担当しました。
タレントが声優を務めると、どうしても本業が声優の方と比較して棒読み感が目立ってしまうことも…。
そのため、吹き替え版に関して不安を感じている方も少なくないようです。
しかし、実際に吹き替え版を視聴した方の評価は高く、「違和感がなかった」という感想が多く見られました。
特にウェイド役の玉森裕太の演技が好評のようです。
「声優が担当していないのはちょっと…」という方でも、吹き替え版を視聴してみる価値はあるかもしれません。
一方で、このような意見も見られました。
やはりどうしても違和感を抱いてしまう方もいるようです。
特にエンバーに対して苦手だと感じる方が多く、筆者もエンバーの怒りのシーンでは多少の違和感を覚えました。
違和感なく楽しみたい方は字幕版を、字幕を追うのが苦手という方や賞賛されているウェイドの吹き替えが気になる方は吹き替え版を視聴してみてください。
配信作品が全て見放題のディズニープラスなら追加課金の心配がないため、安心して『マイ・エレメント』の字幕版・吹き替え版の両方を楽しむことができますよ!
映画『マイ・エレメント』評価・感想
ここからは、映画『マイ・エレメント』の評価や感想を紹介していきます。
気になる興行収入や作品の魅力についても解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
ネタバレなしの内容となっているため、未視聴の方も感想や魅力を参考にしてみてください。
本作の興行収入と評価
『マイ・エレメント』の全世界における興行収入は4億8,950万ドルです。
公開から最初の週末(金・土・日の3日間)に3,500万~4,000万ドルの興行収入を見込んでいましたが、公開初日の興行収入は1,180万ドルと低く、予想を3,000万ドルに引き下げる結果となりました。
ピクサー作品の中で2番目に低い興行収入でオープニング週末を迎えた『マイ・エレメント』。
2週目の週末も良い成績を残すことができず、赤字になるのではないかと噂されました。
しかし、全米公開から2ヶ月経った8月上旬に事態は好転し、世界興行収入が4億円を突破します。
制作費の2億ドルを上回るヒットを遂げ、前代未聞の“カムバック”を高く評価される結果となりました。
日本での興行収入は25億円を突破しており、観客動員数は200万人を超えています。
評論家の意見は賛否両論あり、アメリカの映画評論サイト「Rotten Tomatoes」における批評家のレビューは74%が肯定的で、平均評価は10点中6.4点です。
批評家以外の一般視聴者は93%が肯定的な感想を述べており、平均評価は☆4.5(最大☆5)と非常に高く評価される結果に。
日本のレビューサイト「映画.com」では☆3.8、「Filmarks」では☆4と、日本でも高い評価を得ています。
視聴者の感想
実際に『マイ・エレメント』を視聴した方の感想を紹介します。
視聴した方の評価は非常に高く、「面白かった」「感動した」という感想が多く見られました。
また、映像の美しさを評価している意見も目立ちます。
火・水・風・土のエレメントが暮らす世界が舞台で、主人公が火と水ということもあり、幻想的なシーンが多い『マイ・エレメント』。
カラフルで鮮やかな色使いが施されていたり、意図的にキャラクターが歪んでいたりと、人間ではなくエレメントだからこそ見せられる美しさが映し出されていました。
一方で、「つまらなかった」と感じた方もいます。
「つまらなかった」という感想に至った理由としては、「吹き替えの違和感があること」や「大作ではなく普通の作品だから」という意見が見られました。
実際、『マイ・エレメント』のストーリーには大きな捻りはなく、年齢問わず楽しめる非常にわかりやすい物語になっていると感じます。
人種差別や多様性を描きながらも子供でも楽しめる作品
ストーリーがわかりやすい『マイ・エレメント』ですが、根底では人種差別や多様性、家族との問題を描いた作品です。
火のエレメントであるエンバーは、「他のエレメントたちに避けられている」という理由で、火のエレメントたちが集うファイアタウンから出たことがありませんでした。
さらに幼少期には、「火のエレメントは立ち入り禁止」という理由で、美しい花が生えている駅に入ることができませんでした。
彼女の両親も故郷を出てエレメント・シティにやってきたものの、火のエレメントに対する差別に苦しんでいた描写があり、そういった経験から他のエレメント―特に水のエレメントを嫌悪しています。
しかし、そんな中でも別のエレメントであるエンバーとウェイドが恋に落ちたり、風のエレメントである子供がエンバーに惹かれている描写がありました。
“エレメント”という垣根を越えて親しくなる様子は、人種差別問題に切り込んでいると捉えて良いでしょう。
また、ウェイドの弟妹であるレイクは、ノンバイナリー(自分の性認識を男女どちらにも当てはめていない)のキャラクターです。
登場が一瞬であるため、気づかなかった方も多いのではないでしょうか。
人間による人種差別ではなく、エレメントによる属性による差別や偏見などを描いているため、過激なポリコレ描写が苦手な方でも受け入れやすく、視覚的にわかりやすいため子供でも楽しめる作品となっています。
ロマンチックなラブストーリーに注目
人種差別や多様性、家族との問題を描いた『マイ・エレメント』ですが、決して説教臭い作品ではなく、大筋はむしろロマンチックなラブストーリーとなっています。
火のエレメント・エンバーと、水のエレメント・ウェイドが惹かれ合っていく様子は必見!
怒りっぽいエンバーが心優しいウェイドに魅力を感じ、彼に倣って次第に怒りを制御していく様子や、ウェイドがエンバーのためを思って行動する姿には、「心から愛しているんだな…」と感じられます。
火と水という正反対のエレメントであり、「触れたらお互いに傷ついてしまうかもしれない」という葛藤を抱えながらも、次第に距離を縮めていく2人。
恋路に障壁のある2人を、エレメントだからこそできる幻想的な描写で彩っています。
純粋なラブロマンスと火と水の美しい出会いに、きっと心奪われるでしょう。
映画『マイ・エレメント』はディズニープラスで独占配信中!
映画『マイ・エレメント』は、2023年11月1日(水)よりディズニープラスで独占配信されました!
本作を視聴できるのはディズニープラスだけ!
ディズニープラスにはスタンダードプラン(月額)とプレミアムプラン(月額)、それぞれの年額プランの計4種類のプランがあります。
スタンダードプラン(月額)の場合、月額990円(税込)で利用でき、プレミアムプラン(月額)
の場合は月額1,320円(税込)で利用できますよ。
どちらのプランも年額プランの場合、実質2ヶ月分無料のお得な価格となっているため、長期間の利用を考えている方は年額プランでの契約がおすすめです!
幻想的でロマンチックなラブストーリーと、エレメントの属性に葛藤する2人をぜひその目で見届けてくださいね。
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