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映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ネタバレ解説!ラストのフジツボは何?バルボッサは最後どうなった?

おさとう

更新日:2023-1-13

<プロモーション>

ディズニー実写映画の中でも屈指の人気を誇る、海賊アクション・アドベンチャー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ。これまでに全5作品が公開されており、累計興行収入は日本だけでも約370億円にも達する大人気シリーズです。

今回はそんな『パイレーツ』シリーズの中から、過去作の人気キャラクターが再登場したことでも話題になったシリーズ5作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』についてご紹介!

 

・『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ってどんなストーリーだった?

・バルボッサって結局どうなったの?

・ラストに登場したあの影って誰?

 

などの疑問にネタバレありで答えていこうと思います!

 

また、記事後半ではシリーズ続編『パイレーツ・オブ・カリビアン 6』の最新情報についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください!
 

ディズニープラスなら『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が見放題!

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のネタバレ解説の前に、まだ映画を視聴していない方や再視聴したい方に向けて、映画本編を視聴できる動画配信サービスをご紹介します!

 

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』を視聴できる動画配信サービスは以下の通りです。

配信サービス

月額料金

配信状況・追加料金

Disney+

(ディズニープラス)

990円(税込)

見放題

music.jp

1,958円(税込)

レンタル

299円(税込)

Amazon

プライムビデオ

600円(税込)

レンタル

400円(税込)

クランクイン!ビデオ

990円(税込)

レンタル

440円(税込)

 

※過去にはU-NEXTでも配信されていましたが、2023年1月に配信終了しています。

気になる方は以下の記事をチェック!

上記の中でも、特におすすめの動画配信サービスがディズニープラスです。

ディズニープラスは、ディズニー作品だけでなくピクサー作品やマーベル作品など、豊富なラインナップの動画を楽しめることから、着々とユーザーを増やし続けている今注目の動画配信サービス。

 

月額料金990円(税込)のみで、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ全5作品はもちろんのこと、ディズニーランドのアトラクションから着想を得た映画『ジャングル・クルーズ』など、配信されている全ての作品を見放題で視聴できるサービスとなっています。

 

ディズニープラス内_ジャングルクルーズ

 

ディズニー作品は権利の都合上、他の動画配信サービスでは月額料金とは別途課金が必要になる「レンタル作品」となっていることがほとんど。

 

しかし、ディズニーが公式に運営している動画配信サービスディズニープラスであれば、他ではレンタル扱いになっている作品や配信されていない作品を、見放題で視聴することができます。

 

見放題ということは、「いつでもどこでも好きなだけ見れる」ということ!

 

他の配信サービスでレンタルした場合、視聴できる期間は再生開始から2日~3日であることがほとんどなので、そういった制限なしに視聴できる点もディズニープラスのメリットと言えるでしょう。

 

さらにディズニープラスでは、映画本編に加えて未公開シーンやサイドストーリーなどの特典映像がたくさん配信されており、ディズニーファンなら絶対に加入しておきたいサービスとなっているのです。

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの配信状況について詳しく解説した記事では、シリーズ全5作品を実質無料で視聴する方法もご紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください!


 

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』作品概要

 

パイレーツオブカリビアン_最後の海賊_タイトル画像

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』概要

原題

『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』

公開日

アメリカ:2017年5月26日

日本:2017年7月1日

監督

ヨアヒム・ローニング

エスペン・サンドベリ

キャスト

ジョニー・デップ、ブレントン・スウェイツ、

カヤ・スコデラリオ、ハビエル・バルデム

ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム、

キーラ・ナイトレイ他

上映時間

129分

興行収入

世界:約7億9477万ドル

日本:67.1億円

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、シリーズ5作目として2017年に公開されました。

 

前作『パイレーツ~/生命の泉』のロブ・マーシャルに代わって監督を務めたのは、2008年公開の映画『ナチスが最も恐れた男』と2012年公開の映画『コンティキ』で、2度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートの経験を持つノルウェー人監督コンビのヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリです。

 

新キャストに加え、シリーズの人気キャラクターを演じたオーランド・ブルームやキーラ・ナイトレイがシリーズ復帰を果たしたことで話題になりました。

 

若き日のジャック・スパロウのエピソードや、バルボッサに焦点を当てたサブストーリーが盛り込まれており、『パイレーツ』シリーズの集大成と言っても過言ではない作品となっています。

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』あらすじ(ネタバレなし)

 

若き日のジャック・スパロウによって“魔の三角海域”に幽閉された“海の処刑人”サラザールが復活し、ジャックへの復讐を企んでいた。


ジャックがサラザールの魔の手から逃れる方法はただ1つ、海での呪いを解くことができる宝“ポセイドンの槍”を見つけ出すことだけ。


父親ウィル・ターナーの呪いを解くため“ポセイドンの槍”を求めていたヘンリーと、“ポセイドンの槍”の在り処が示された手帳を読み解くことができる天文学者カリーナと共に、ジャックは海の冒険へと繰り出す……!

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』では、復活した“海の処刑人”サラザールに狙われるジャックと、父親の呪いを解きたいヘンリー、自身のルーツを知りたい天文学者カリーナの3人が、共に“ポセイドンの槍”を求めて海を旅することになります。

 

さらには、アン女王の復讐号の船長として悠々自適な海賊暮らしをしていたバルボッサもサラザール打倒のために参戦。それぞれの思惑が入り乱れる海の上の戦いがどんな結末を迎えるのか、最後まで目を離せない展開となっています。
 

 

【微ネタバレ】『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』登場人物&キャスト

ここからは『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の主な登場人物とそのキャストをご紹介していきます。

 

※ストーリーのネタバレを若干含みますので、本作を未鑑賞の方はご注意ください!

 

ジャック・スパロウ(演:ジョニー・デップ)

ジャック・スパロウ_キャラ画像

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの主人公。海賊船「ブラックパール号」の船長。女癖が悪く嘘吐きですが、実は剣の名手で頭の回転も速いです。

 

本作では、過去に因縁のある“海の処刑人”サラザールに命を狙われます。サラザールの魔の手から逃れるため、海での呪いを全て解くことができるという“ポセイドンの槍”を求めて海を旅することになるのでした。

 

【演:ジョニー・デップ】

言わずと知れた人気ハリウッド俳優ジョニー・デップが、本作でもジャックを演じています。

 

1984年に公開されたホラー映画『エルム街の悪夢』で映画デビュー。その後1990年公開のティム・バートン監督作品『シザーハンズ』で主演を務めたことで注目を集めました。

 

これまでに計8回ティム・バートンとタッグを組んでおり、『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』は、日本でも大変人気のある作品ですよね。

 

ジョニー・デップは「ジャック・スパロウ」というキャラクターを大変気に入っており、元々3部作の予定だったにもかかわらず、「もう一度ジャック・スパロウを演じたい」とジョニー・デップが懇願したことで4作目、5作目の製作が決定したんだとか。

 

若き日のジャック・スパロウ(演:アンソニー・デ・ラ・トーレ)

若い頃のジャック_キャラ画像

 

本作では、ジャック・スパロウの青年時代が回想として描かれています。

 

若き日のジャックは、当時スペイン海軍の将校として海賊狩りをしていたサラザールと対峙。ジャックは機転を利かせ、サラザールを“魔の三角海域”に誘い出し閉じ込めることに成功しました。

 

【演:アンソニー・デ・ラ・トーレ】

そんな若き日のジャックを演じたのは、アメリカ・オハイオ州出身の俳優兼ミュージシャンのアンソニー・デ・ラ・トーレ。2008年に『Go Diego Go!』というTVアニメで声優としてキャリアをスタートさせます。

 

その後2016年にTVドラマ『100 オトナになったらできないこと』に出演して俳優デビュー。

 

 

翌年2017年に『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で映画初出演を果たしました。初めて出演した映画が『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで、しかも若い頃のジャック・スパロウの役なんて凄いですよね!

 

ちなみに本作の青年ジャックは、CGを使用してジョニー・デップとアンソニー・デ・ラ・トーレが合成されているのだそう。

 

ヘンリー・ターナー(演:ブレントン・スウェイツ)

ヘンリー・ターナー_キャラ画像

 

シリーズ1作目~3作目でジャック・スパロウと共に冒険したウィル・ターナーの息子。呪いによって10年に1度しか陸に上がることができない父親ウィルを救うため、ジャックを連れて“ポセイドンの槍”を求め海に出ます。

 

【演:ブレントン・スウェイツ】

ジャックの新たな旅の仲間となるヘンリーを演じたのは、若手イケメン俳優として人気急上昇中のオーストラリア人俳優ブレントン・スウェイツ。

 

オーストラリアで経験を積んだ後、2012年にアメリカに進出。2014年にはディズニー実写映画『マレフィセント』で、エル・ファニング演じるオーロラと恋に落ちるフィリップ王子役を演じました。

 

また、近年はDCTVシリーズ『タイタンズ』シリーズで主演を務めており、バットマンの相棒ロビン役の好演が注目されています。

 

カリーナ・スミス(演:カヤ・スコデラリオ)

カリーナ_キャラ画像

 

ジャックとヘンリーと共に“ポセイドンの槍”を探す冒険に出ることになった天文学者。優れた才能から魔女狩りに遭い、処刑されそうになっているところをヘンリーに救われました。“ポセイドンの槍”の在り処が示された古文書「ガリレオ・ガリレイの日記」を持っており、それを解読できるのがカリーナだけだったので、ジャックたちに同行することになります。

 

【演:カヤ・スコデラリオ】

本作のヒロインであるカリーナを演じたのは、イギリスの女優カヤ・スコデラリオ。記憶を失くした若者たちが巨大な迷路からの脱出に挑むSFスリラー映画『メイズ・ランナー』で、物語のカギを握る女テレサを演じハリウッドデビューを果たしました。

 

カヤは本作が公開された当時のインタビューで「1本目(『最後の海賊』)の出演にサインした時、2作品ぶんの契約をしました」とコメントしています。現在製作中であると噂される続編(詳しくは後述)にも、もしかすると出演することになるかもしれませんね。

 

アルマンド・サラザール(演:ハビエル・バルデム)

サラザール_キャラ画像

 

若き日のジャックによって、“魔の三角海域”に囚われてしまった亡霊。生前はスペイン海軍の将校として海賊狩りをしており、“海の処刑人”として恐れられていました。“魔の三角海域”から脱出し、復讐を遂げるためジャックを探し始めます。

 

【演:ハビエル・バルデム】

本作の悪役、海賊が恐れる“海の処刑人”サラザールを演じたのは、スペインの俳優ハビエル・バルデム。1992年公開のビガス・ルナ監督作品『ハモンハモン』での演技が注目されスペイン国内での人気を確立。

 

2007年に公開された映画『ノーカントリー』では、冷酷な殺し屋アントン・シガー役を演じ、映画史に残る悪役として称賛されます。同作でスペイン人初となるアカデミー賞 助演男優賞を受賞しました。

 

ちなみに、ハビエルの妻は『ハモンハモン』で共演したスペイン女優のペネロペ・クルス。ペネロペは『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』でジャックの元恋人アンジェリカを演じています。本作にハビエルが出演したことで、夫婦揃ってのシリーズ出演となりました。

 

ヘクター・バルボッサ(演:ジェフリー・ラッシュ)

バルボッサ_キャラ画像

 

ジャックの宿敵であり悪友でもあるキャプテン・バルボッサ。本作では、サラザールが復活したことで海を支配されることを恐れ、ジャックと手を組んで“ポセイドンの槍”を探します。作中ではヒロインのカリーナとの意外な関係が明らかに……!?

 

【演:ジェフリー・ラッシュ】

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ作品には欠かせないバルボッサを演じるのは、おなじみオーストラリア出身の俳優ジェフリー・ラッシュです。

 

大学卒業後にロンドンで演劇を学び、帰国後はクイーンズランド・シアター・カンパニーに所属して数多くの舞台に出演します。そして1981年に映画『Hoodwink(原題)』でスクリーンデビュー。1996年に映画『シャイン』でアカデミー賞主演男優賞に輝きました。

 

また、ジェフリー・ラッシュは、演劇界における三大賞(アカデミー賞、エミー賞、トニー賞)をすべて獲得した俳優としても知られています。

 

本作ではジャックに負けず劣らずの活躍を見せるバルボッサを好演していました。

 

ウィル・ターナー(演:オーランド・ブルーム)

シリーズ1作目から3作目まで、準主役としてジャックと共に冒険したウィル・ターナー。3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の最後、訳あって(詳しくは『パイレーツ~/ワールド・エンド』をご覧ください!)「フライング・ダッチマン号」の船長となったことで、10年に1度しか陸に上がることができなくなっていました。

 

【演:オーランド・ブルーム】

『パイレーツ~/ワールド・エンド』以来のシリーズ登場となったウィルを演じるのはもちろんこの人、オーランド・ブルームです。

 

イギリスの俳優で、日本ではオーリーの愛称で慕われています。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにエルフ族のレゴラス役で出演したことで国際的な人気を獲得。2007年『パイレーツ~/ワールド・エンド』出演以降は、舞台演劇を中心に活躍しています。

 

エリザベス・スワン(演:キーラ・ナイトレイ)

シリーズ1作目から3作目まで、ヒロインとしてジャックと共に冒険したエリザベス・スワン。英国総督の娘という高貴な生まれですが、ジャックやウィルとの冒険を経て、貴族の身分を捨てます。一時は海賊の“王”にまでなったエリザベスはウィルと結婚。10年に1度しか陸に上がれないウィルを、彼との間に生まれた息子と共に待つことになるのでした。

 

【演:キーラ・ナイトレイ】

ウィルと共に『パイレーツ~/ワールド・エンド』以来の登場となったエリザベスを演じるのはキーラ・ナイトレイ。

 

1999年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でナタリー・ポートマンが演じたアミダラ女王の影武者役を務め注目を集めた後、2002年に出演した映画『ベッカムに恋して』がアメリカで大ヒット。アメリカでの人気を確立しました。

 

2005年には、イギリス文学史上最も偉大な作家の1人、J・オースティンの小説を原作とした映画『プライドと偏見』で主人公エリザベス役を好演。史上3番目の若さでアカデミー賞 主演女優賞にノミネートされました。

 

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』3つの謎をネタバレ解説

ここからは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』を鑑賞した方が気になるであろう点を3つピックアップして、ネタバレありで解説していきますよ!

 

【ネタバレ】バルボッサは死んだ?カリーナとの関係は?

銃を構えるバルボッサ

 

本作のヒロインであるカリーナは、実はバルボッサがかつて「マーガレット・スミス」という恋人との間に生まれた娘でした。

 

バルボッサは、カリーナが持っている手帳が「ガリレオ・ガリレイの日記」だったこと、フルネームが「カリーナ・スミス」であったことから、カリーナが実の娘であることに気が付きます。

 

なぜバルボッサは「ガリレオ・ガリレイの日記」を持っていることから、カリーナが娘であると気が付いたのか。

 

それは、カリーナを出産後すぐにマーガレットが死亡し、1人では育てられないと考えたバルボッサがカリーナを孤児院に預ける際に一緒に託したのが、表紙に赤い宝石が埋め込まれた「ガリレオ・ガリレイの日記」だったからです。

 

そんなバルボッサは本作の最後、サラザールに襲われそうになっているカリーナを身を挺して庇い、サラザールもろとも海の底へと沈んでいきました。直接的に描かれてはいないものの、バルボッサは死んでしまったと考えるのが妥当でしょう。(1度死んで蘇るという前例があるので、今後続編に登場しないとは言い切れませんが……笑)

 

サラザールを道連れにする直前、バルボッサの腕に掘られた星座のタトゥーが「ガリレオ・ガリレイの日記」の表紙に描かれた星座と同じであることに気が付いたカリーナは、バルボッサに対して「私はあなたの何?」と問いかけます。

 

それに対してバルボッサが「宝さ」と答えるシーンは、あらゆる財宝を追い求めて海賊として生きてきた彼にとっても、娘という存在は何物にも代えがたい宝であったことを示しており、バルボッサの人間らしい温かな一面が垣間見える感動シーンとなっていました。
 

 

なぜサラザールは“魔の三角海域”から解放された?

魔法のコンパス

 

若き日のジャックによって、迷い込んだ船の多くが忽然と姿を消してしまうという“魔の三角海域”に閉じ込められたサラザール。かつてスペイン海軍の将校として海賊狩りをしていたサラザールは“海の処刑人”として海賊たちから恐れられていました。

 

本作では“魔の三角海域”から解放され、復讐に燃えるサラザールの魔の手から逃れるために“ポセイドンの槍”を探すジャック。ここで観客にとって少し分かりづらかったのではないかと思う点が、「どうしてサラザールは“魔の三角海域”から解放されたのか」です。

 

結論から言うと、ジャックがラム酒の代金として“コンパス”を手放してしまったことが直接的な原因となります。

 

ジャックの持つ“北を指さないコンパス”は、シリーズを通して重要な役割を担ってきたアイテム。「持ち主が一番欲しいもの」の方向を指すこの“魔法のコンパス”は、時には財宝を、時には愛する人の居場所を指し示してきました。

 

実はこの“魔法のコンパス”には「持ち主が故意に手放した時、その人物が“もっと恐れる災い”をもたらす」という呪いがあったのですが、そのことをすっかり失念していたジャックはあっさりとコンパスを手放してしまいます。

 

その結果、サラザールは“魔の三角海域”から解放されたのでした。
 

 

【ネタバレ】ラストにデイビージョーンズが登場?フジツボの意味は?

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ恒例となった、エンドロール後に流れるポストクレジットシーン。

 

本作では、フライング・ダッチマン号の呪いが解けたウィルが、エリザベスと寝ている寝室に何者かの怪しげな影が忍び寄るシーンが描かれています。気配を感じ取ったウィルが目を覚ましますが、そこには誰もいません。再びウィルは眠りにつきますが、床には水に濡れたフジツボが転がっていました。

 

壁に映ったシルエットとフジツボから、多くの人がデイヴィ・ジョーンズだったのではないかと推測しているようです。

 

デイヴィ・ジョーンズとは、シリーズ2作目、3作目に登場する敵でフライングダッチマン号の船長だった人物。3作目『パイレーツ~/ワールド・エンド』の最後、ジャックがウィルの手を使ってナイフで心臓を突き、デイヴィ・ジョーンズは死んでいます。

 

本作で“ポセイドンの槍”が破壊されたことが影響し、何らかの理由でデイヴィ・ジョーンズが復活したのでしょうか。詳細は分かりませんが、続編に登場する可能性も少なくないかもしれませんね。
 

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』トリビアを紹介

ここからは『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』にまつわる撮影秘話や、知られざるトリビアをご紹介していきます。

 

【ネタバレ】ジャックの叔父役でポール・マッカートニーが出演!

 

シリーズ3作目『パイレーツ~/ワールド・エンド』と4作目『パイレーツ~/生命の泉』には、ジャックの父親キャプテン・ティーグ役として伝説的ロックバンドであるローリング・ストーンズのキース・リチャーズが出演していました。

 

それに続いて、本作ではジャックの叔父アンクル・ジャック役を、ビートルズのポール・マッカートニーが演じています。

 

ポールは、友人でもあるジョニー・デップに熱心に誘われての出演だったらしく、作中ではその歌声を披露していました。

 

撮影時、ジョニー・デップは夫婦喧嘩で指を切断していた!?

 

本作の撮影期間中、ジョニー・デップが右手中指の先端を切断する事故に遭っていたことが明らかになっています。

 

事件が起きたのは、2015年3月7日の夜。当時結婚して間もなかった元妻のアンバー・ハードと口論になったジョニーは、アンバーに投げつけられた割れたウォッカの瓶が指にヒットし、切り落とされるという悲劇に見舞われました。

 

この怪我が影響し、本作の撮影は2週間ほどの遅れが生じたそう。さらに、包帯を巻いたジョニーの右手を隠すため、ジャックにはCG処理が随所で施されているんだとか。

 

ちなみに2人は2017年1月に離婚。その後、アンバーがジョニーからDV被害を受けていたと暴露したことをきっかけに、ジョニーは名誉棄損で訴訟を起こしました。

 

イギリスのタブロイド紙を相手にした裁判では敗訴してしまったジョニーでしたが、2022年6月1日にアンバーとの裁判に勝訴し、DV騒動は事実無根であったことが証明されています。

 

処刑シーンで映った生首のモデルは監督の2人だった!?

 

本作の序盤、ジャックがギロチン台で処刑されそうになるシーンで、バスケットに入れられた2つの生首が映ります。

 

実はこの生首は、監督コンビのヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリをモデルに作られたものなんです!

 

かなり狂気的でユーモアの効いた登場の仕方ですよね!笑

 

ほんの一瞬しか映らないので、ぜひ注目して見てみてください!

 

 

【最新情報】続編を製作中?『パイレーツ・オブ・カリビアン 6』

大人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作は製作されているのか、気になる情報を調べてみました。

 

結論から言うと、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作は、現在2つのプロジェクトが進行中です!

 

2つのプロジェクトはどちらも、シリーズ5作品の製作を務めたジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーを務めることが明らかになっていました。

 

ここからは、それぞれのプロジェクトの詳細をご紹介していきますよ!

 

続編はマーゴット・ロビー演じる「女海賊版パイレーツ」!

 

1つ目のプロジェクトは、女海賊を主人公とした「女性版パイレーツ」となる予定で、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』でハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーが主演を務めることが発表されています。

 

マーゴット・ロビーは「シリーズの世界に女性的な要素を取り入れられそう」と語っているそうです。ハーレイ・クインを演じた際には、痛快で予測不能なアクションを披露していた彼女。今度の女海賊役でも、そのアクションシーンに期待してしまいますね!

 

また、前述したように『パイレーツ~/最後の海賊』でヒロインのカリーナを演じたカヤ・スコデラリオも、まだ契約が残っているということなので出演する可能性があります。

 

バルボッサの遺志を継いで海賊となったカリーナの姿を見ることができるのか、期待が膨らむばかりです!

 

『パイレーツ』続編にジョニー・デップが出演する可能性は?

船に乗るジャックスパロウ

 

2つ目のプロジェクトは、これまでのシリーズの連続性や繋がりを捨てたリブート作品として製作される予定とのこと。

 

こちらのプロジェクトに関してはほとんど情報がなく、プロジェクトが進行しているのかも定かではありません。しかし、仮にリブート作品だとすると、ジョニー・デップがジャック・スパロウとして出演する可能性は低いかもしれませんね。

 

DV騒動が解決した今、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで復活したジョニーの姿を見たいというファンも多いことでしょう。

 

今後の情報をチェックしつつ、これまでのシリーズ作品を見返しながら気長に待つしかありませんね。

 

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ネタバレ解説まとめ

今回は映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』をネタバレありで解説しました。

 

最後に記事の内容をまとめます。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ネタバレ解説まとめ

・『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、2017年に公開されたシリーズ5作目


・新たに監督を務めたのはヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリのコンビ。
 

・オーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイが10年ぶりにシリーズ復帰。
 

・新ヒロインのカリーナはバルボッサの娘だった。
 

・『パイレーツ』新作は2つのプロジェクトが進行中。


・『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを見るならディズニープラスがおすすめ!

 

人気キャラクターのウィルやエリザベスの再登場で注目された『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、ジャックとバルボッサの共闘や、若き日のジャックのエピソードが描かれており、まさにシリーズの集大成と言える作品でした。

 

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを通して鑑賞したいという方には、ディズニー作品が月額料金のみで見放題の動画配信サービス、ディズニープラスがおすすめですよ!

 

※本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

おさとう

純文学・詩・エッセイなどを好み、深夜に散歩することを日々のささやかな楽しみとする20代。スマホのロック画面は『ナイト・オン・ザ・プラネット』のウィノナ・ライダー。読者の皆さんが新たな気付きを得られる記事を目指して書きます。

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