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ディズニー映画『ピーター・パン』を配信している動画配信サービスはここ!無料で視聴する方法や見どころを解説!

おさとう

更新日:2022-12-29

<プロモーション>

誰もが1度は見たことがあるであろうディズニーの名作アニメーション映画『ピーター・パン』。

 

作品をちゃんと見たことがないという方も、年齢的には大人だけれども、精神的に大人になれない人物を指す「ピーターパン症候群」や、物語の舞台となる歳をとらない「ネバーランド」など、日常的に作品に関連する言葉に触れる機会は多いことでしょう。

 

そんな映画『ピーター・パン』を見たいと思っている方の中には、どの動画配信サービスで見ればいいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、映画『ピーター・パン』が視聴可能な動画配信サービスをまとめて解説するとともに、作品のあらすじや登場キャラクターをご紹介していこうと思います。

 

記事後半では、映画『ピーター・パン』が「怖い」と評判なのはなぜか、その理由と見どころを解説しています。

 

さらに、2023年に配信される実写リメイク映画『ピーター・パン』の情報や、これまでに公開された『ピーター・パン』関連のおすすめ作品もご紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください!

 

年額プランで登録すると2ヶ月分が実質無料!

ディズニー映画『ピーター・パン』の動画が配信されているサービス一覧

さっそくですが、映画『ピーター・パン』の動画が見られる主な動画配信サービスを以下の表にまとめました。

動画配信サービス

月額料金

配信状況/レンタル料金

ディズニープラス

月額990円(税込)~

見放題

Amazonプライムビデオ

月額600円(税込)

レンタル/407円(税込)

music.jp

月額1,958円(税込)

レンタル/299円(税込)

TELASA

月額618円(税込)

レンタル/330円(税込)

 

※過去にはU-NEXTでも配信されていましたが、2023年1月に配信終了しています。

気になる方は以下の記事をチェック!

上記の中で特におすすめしたい動画配信サービスが、ディズニープラスです。

 

表を見ていただくと分かるように、映画『ピーター・パン』が見放題で配信されているのはディズニープラスだけとなっています。

 

他の動画配信サービスでは、月額料金の他に追加課金が必要だったり、再生できる期間が限られていたりする「レンタル作品」扱いとなっているのに対し、見放題作品として配信されているディズニープラスなら、好きなときに好きなだけ作品を楽しむことが可能です。

 

『ピーター・パン』を視聴する際は、ぜひディズニープラスを利用してみてください!

 

 

次項以降では、ディズニープラスをはじめとしたおすすめの動画配信サービスについて詳しく解説していきます。

 

dailymotionなどで動画を違法ダウンロードして視聴するのは危険

「動画配信サービスに登録しなくても、動画サイトで無料で見れるんじゃない?」と考えている方は注意してください。

 

以前は、dailymotionやpandoraなどの動画サイトに映画『ピーター・パン』の動画が違法にアップロードされていました。しかし、現在はそのほとんどが取り締まられています。

 

仮にアップロードされた動画があったとしても、それらは全て違法にアップロードされたものです。それらの動画をダウンロードすると法的措置の対象となる場合があります。

 

令和2年著作権法改正

① リーチサイト対策

【第113条第2項~第4項、第119条第2項第4号・第5号、第120条の2第3号等】

・リーチサイト等を運営する行為等を、刑事罰の対象とする。

・リーチサイト等において侵害コンテンツへのリンクを掲載する行為等を、著作権等を侵害する行為とみなし、民事上・刑事上の責任を問いうるようにする。

(※)侵害コンテンツ:違法にアップロードされた著作物等

(※)リーチサイト:侵害コンテンツへのリンク情報等を集約したウェブサイト

② 侵害コンテンツのダウンロード違法化

【第30条第1項第4号・第2項、第119条第3項第2号・第5項等】

・違法にアップロードされたものだと知りながら侵害コンテンツをダウンロードすることについて、一定の要件の下で私的使用目的であっても違法とし、正規版が有償で提供されているもののダウンロードを継続的に又は反復して行う場合には、刑事罰の対象にもする。

(※)音楽や映像については既に違法化・刑事罰化がされている。


引用:日本著作権教育研究会

 

また、違法動画サイトには悪質なウイルスが仕掛けられていることもあり、お使いのパソコンやスマートフォンが破壊される恐れがあります。

 

近年では違法動画サイトへのアクセスが制限されたり、著作権保護法が強化されたりと、政府は違法動画への規制を強めています。「ダウンロードをしてないから処罰の対象にはならない」と言い切れない時代になりました。

 

ウイルス感染のリスクも高いので、違法動画サイトで視聴するのは絶対にやめておきましょう。

 

映画『ピーター・パン』を視聴する際は、ぜひ上記の表にある動画配信サービスを利用してくださいね!

 

ディズニープラスでは映画『ピーター・パン』が見放題で配信中!

ピーター・パン_ディズニープラス

 

ディズニープラス概要

月額料金

990円(税込)~

無料トライアル

なし

特徴

ディズニー作品が見放題!

おすすめ度

★★★★★

 

映画『ピーター・パン』を見るなら、動画配信サービスディズニープラスがおすすめです!

 

ディズニープラスは、ディズニー作品やピクサー作品はもちろんのこと、マーベル作品やスター・ウォーズ作品、さらには国内アニメ作品や韓国ドラマ作品など、豊富なコンテンツが見られることから着々とユーザーを増やし続けている、今注目の動画配信サービス!

 

月額料金を支払うことで、配信されている映画やドラマ、アニメなどの作品が全て見放題で視聴できます。

 

前述した通り、映画『ピーター・パン』を見放題で視聴できるのはディズニープラスだけ!

 

ディズニー作品は権利の都合上、他の動画配信サービスでは月額料金とは別に追加料金が発生する「レンタル作品」となっていることがほとんどです。

 

しかし、ディズニーが公式で運営しているディズニープラスであれば、他ではレンタル扱いになっている作品や配信すらもされていない作品を、見放題で視聴することができます。

 

そんなディズニープラスには、「スタンダードプラン」と「プレミアムプラン」がそれぞれ月額と年額、計4つの料金プランが用意されています。

「ディズニープラス」料金プラン

スタンダードプラン(月額)

990円(税込)

スタンダードプラン(年額)

9,900円(税込)

プレミアムプラン(月額)

1,320円(税込)

プレミアムプラン(年額)

13,200円(税込)

 

1年以上契約を継続する場合は、実質2ヶ月分無料になる年額プランの方がおすすめです!

 

以下の記事では、ディズニープラスの支払い方法について詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。


2023年に実写映画『ピーター・パン&ウェンディ(原題:Peter Pan & Wendy)』が配信予定!

 

ディズニープラスでは、2023年4月28日に実写リメイク映画『ピーター・パン&ウェンディ(原題:Peter Pan & Wendy)』が配信される予定です。

 

監督を務めたのは、『ピートと秘密の友達』や『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』などのファンタジー作品で知られるデヴィッド・ロウリー

 

デヴィッドは製作にあたり、「ピーター・パンは長い間私のお気に入りの物語の1つでした。これは、私が常に成長に抵抗してきたこともありますが、J.Mバリーの原作が、心のこもった、好奇心、冒険、想像力に溢れた色褪せない名作だからです。また、象徴的なキャラクターを新しい世代のために再定義する機会を得ることができてとても嬉しく、そしてまた、並外れたキャストとクルーでお届けできることに興奮しています」と語っています。

 

すでに主要キャストも発表され、ピーター・パン役には気鋭の子役アレクサンダー・モロニーが抜擢。ティンカー・ベル役にはモデルとしても活躍しているヤラ・シャヒディ、ウェンディ役には『ブラック・ウィドウ』で主人公の少女時代を演じたエヴァー・アンダーソンが起用されるなど、注目の若手キャストが集結しました。

 

また、ピーター・パンの宿敵フック船長役を、『シャーロック・ホームズ』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズでお馴染みの俳優ジュード・ロウが演じることも明らかになっています。

 

不朽の名作『ピーター・パン』が、今勢いのあるキャスト&制作陣によってどのように生まれ変わるのか、期待が高まりますね!

 

以下の記事では、実写リメイクの作品詳細や配信概要について詳しくまとめていますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください!

 

Amazonプライムビデオでも映画『ピーター・パン』が配信中!

Amazonプライムビデオ

 

Amazonプライムビデオ概要

月額料金

600円(税込)

無料トライアル

30日間

特徴

Amazonの配送料無料など豊富な特典がある!

おすすめ度

★★★

 

映画『ピーター・パン』は、Amazonプライムビデオでも配信されています。

 

Amazonプライムビデオは、大手通販サイトAmazonが運営するサービス「Amazonプライム」の特典の1つで、月額料金600円(税込)で配信されている動画を視聴することが可能です。

 

「Amazon プライム」の特典は他に、

 

・Amazonで買い物をした際の配送料無料

・音楽聴き放題(Amazon Music)

・Kindle(電子書籍)読み放題(Kindle Unlimited)

・ベビー用おむつとおしりふきの15%割引

 

などがあります。

 

Amazonプライム公式:会員特典一覧

 

これらの特典がたった月額600円(税込)で全て受けられる「Amazon プライム」は、“コスパ最強サブスク”と言っても過言ではありません!

 

そんな「Amazonプライム」には、30日間の無料トライアル期間が用意されています。無料トライアル期間中であっても、特典は全て無料で受けられるので、まだ無料トライアルを利用していないという方は絶対に利用したほうがお得ですよ!

 

なお、映画『ピーター・パン』はレンタル作品のため、月額料金とは別に400円(税込)のレンタル料が発生することだけ留意しておいてください。

 

以下の記事では、Amazonプライムビデオ並びにAmazon Primeについて詳しく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください!


 

music.jpで映画『ピーター・パン』が無料で見れる!

music.jp_無料お試し

 

music.jp「1780コース」概要

月額料金

1,958円(税込)

無料トライアル

30日間

特徴

無料おためし期間に1600ポイントもらえる!

おすすめ度

★★★

 

映画『ピーター・パン』は、music.jpでも配信されています。

 

music.jpとは、新作映画や話題のヒット曲、さらに人気のマンガまで835万点以上も楽しめる、知る人ぞ知る注目の総合エンタメサービスです。

 

選べるコースが4種類あり、コースによって付与されるポイントや月額料金が変わってきます。その中の「1780コース」には30日間の無料おためし期間が用意されており、music.jp内で利用できる1600ポイントが付与されます。

 

music.jpのポイントは、1ポイント=1円として使うことが可能。つまり実質1,600円分のコンテンツを無料で楽しめるということになります。

 

映画『ピーター・パン』を見るのに必要なポイントは299ポイントなので、最初に付与される1600ポイントを使用すれば、映画『ピーター・パン』を無料で視聴することができるのです!

 

music.jpの無料おためしについてもっと知りたい方は、より詳しく解説したこちらの記事をぜひチェックしてみてください!


 

TSUTAYAディスカスで映画『ピーター・パン』のDVDを無料レンタルできる!

TSUTAYAディスタス_無料お試し

 

TSUTAYAディスカス概要

月額料金

2,052円(税込)

無料トライアル

30日間

特徴

「新作」・「準新作」は8枚まで、

「まだまだ話題作」・「旧作」は借り放題!

おすすめ度

★★★

 

TSUTAYAディスカスは、月額料金2,052円(税込)でDVD/CDの宅配レンタルができるサービスです。

 

35万作品以上のDVD//Blu-rayと25万作品以上のCDの中から好きな作品を、「新作」・「準新作」8枚まで「まだまだ話題作」・「旧作」枚数制限なしで借りることが可能です。

 

TSUTAYAディスカスには返却期限や延滞料金がありません。DVDを見終わったらポストに投函するだけでいいので、店舗に行って作品を探す手間が省け、時間の節約にもなるとても便利なサービスです。

 

そんなTSUTAYAディスカスには、30日間の無料トライアルがあります。

 

無料トライアル期間中は「新作」はレンタル対象外となりますが、映画『ピーター・パン』は「旧作」扱いなので問題なく借りることが可能。もちろん配送料などもかからないので、完全無料で映画『ピーター・パン』を視聴することができますよ!

 

TSUTAYAディスカスについてより詳しく解説した記事があるので、興味のある方はぜひ読んでみてください!


 

映画『ピーター・パン』の作品概要

ピーター・パン_タイトル画像

映画『ピーター・パン』概要

監督

ウィルフレッド・ジャクソン

ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ

公開日

1953年2月5日(日本:1955年3月22日)

上映時間

77分

製作

ウォルト・ディズニー

 

映画『ピーター・パン』は、1953年2月5日にアメリカでウォルト・ディズニー・プロダクション創立30周年記念作品として公開された長編アニメーション作品

す。

 

イギリスの劇作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パン:大人にならない少年』を原作とし、3年の歳月と約14億4000万円の費用をかけて制作されました。

 

ピーター・パンやフック船長などの性格を改変することで、原作のアイロニーを含んだ作風をマイルドに仕上げ、子供が見ても楽しめる作品となっています。

 

作中で流れる『右から2番目の星』『きみもとべるよ!』などの楽曲は、映画とともに注目され今なお愛される曲となりました。

 

映画『ピーター・パン』のあらすじ

 

ロンドン郊外に暮らすウェンディと2人の弟たち。ある日、自分の影を探しに来たピーター・パンと出会った3人は、妖精ティンカー・ベルの粉を浴びて空を飛び、大人にならない夢の島・ネバーランドへと向かう。そこには海賊・フック船長が待ち受けていて…。

 

映画『ピーター・パン』は、ロンドン郊外に暮らすウェンディと2人の弟たちが空飛ぶ少年ピーター・パンに出会い、ネバーランドで冒険する物語です。

 

逃げ出した自分の影を探してダーリング家にやってきたピーター・パンは、長女のウェンディが大人になってしまうという話を聞き、ネバーランドに連れて行くことを決めます。弟のジョンとマイケルと一緒に、空を飛んでネバーランドへと向かうウェンディ。

 

ウェンディたちがインディアンの村や人魚の入り江など夢のような世界の冒険を楽しむ一方で、ピーター・パンは海賊のフック船長に命を狙われているのでした。

 

 

映画『ピーター・パン』の登場キャラクター

映画『ピーター・パン』に登場するキャラクターたちは、原作をモチーフとしつつもディズニーらしいアレンジが加えられています。

 

主な登場キャラクターたちをご紹介していきます!

 

ピーター・パン

ピーター・パン

 

ネバーランドに暮らす永遠の少年で、公式の設定によると年齢は12歳。

 

ティンカー・ベルと行動をともにすることが多く、空を自在に飛ぶことができます。

 

ネバーランドではロストボーイたちと一緒に暮らしており、彼らのリーダー的な存在です。

 

基本的には正義感があって明るい性格をしていますが、過去に「ただの遊び」としてフック船長の左手を切り落としワニに食べさせるなど、残酷な一面も持っています。

 

ティンカー・ベル

ティンカー・ベル

 

手のひらサイズの金髪が魅力的な妖精。背中には羽が生えていて、いつも体が輝いています。

 

ウェンディたちはネバーランドに向かうため、ティンカー・ベルを振ることで舞う“妖精の粉”を利用しました。

 

ピーター・パンと親しくするウェンディに嫉妬して彼女を殺そうとするなど、感情的になりやすい一面を持っています。

 

ウェンディ

ウェンディ

 

水色のナイトドレス姿が可愛らしい少女。しっかり者で落ち着きがあります。『ピーター・パン』の物語を信じていて、弟のジョンとマイケルにお話を聞かせるなどしていました。

 

父親から子供部屋を出て大人になるよう言われた夜、ピーター・パンと出会いネバーランドに行くことになります。

 

優しい心の持ち主でありながら、初対面の相手にも物怖じしない芯の強さを持った人物です。

 

ジョン

ジョン

 

ウェンディの弟でマイケルの兄。縁の太い丸メガネが特徴的な少年です。

 

マイケルとともに、いつもピーター・パンごっこを楽しんでいます。頭脳派で、行動するよりも前にまずは計画を練る慎重な性格をしています。

 

マイケル

マイケル

 

ダーリング家の末っ子。ピンクのパジャマが可愛らしい小さな男の子です。

 

クマのぬいぐるみを気に入っており、ネバーランドにも持っていきます。このぬいぐるみは、クマに襲われそうになったときや海賊との戦いの場面で、マイケルがピンチを切り抜けるのに役立つアイテムとして活用されています。

 

フック船長

フック船長

 

ネバーランドの海賊の船長。過去にピーター・パンに左手を切り落とされたことがあり、ピーター・パンへの復讐心を燃やしています。

 

陽気に歌を歌う船員を銃で撃ち殺すなど、冷淡で残虐な性格をした人物です。一方で、自分を狙うワニを恐れていて、側近のスミーに助けを求める情けない姿が垣間見える場面もあり、どこか憎めないキャラクターとしてファンから愛されています。

 

右手を切り落とされている原作とは異なり、本作では左手が鉤爪(フック)とされ、以後ディズニー版に倣って左手を鉤爪とした作品が増えることとなりました。

 

スミー

スミー

 

フック船長の側近。サイズの合っていない水色のボーダーTシャツが印象的な、小太りの男性です。

 

臆病でうっかり者なスミーは、作中で何度かフック船長を手助けしようとしますが、ドジを踏んでフック船長に迷惑をかけてしまいます。

 

しかし、その忠誠心はフック船長にも認められており、身の回りの世話を任されている程です。

 

ロストボーイ

ロストボーイ

 

ネバーランドでピーター・パンとともに暮らす少年たち。それぞれ異なる動物の形をした衣装を身にまとっています。

 

原作には孤児であったり何らかの理由で親とはぐれてしまった迷子であったりという設定がありますが、映画では詳しく語られず「母親」を知らないという共通点のみ明かされていました。

 

映画『ピーター・パン』は怖い?子供の頃からずっと本作が怖かった筆者がネタバレなしで見どころを解説!

窓から侵入するピーター・パン

 

ネット上の感想などを調べてみると、映画『ピーター・パン』に対して「怖い」という感情を抱く方も少なくないようです。かくいう筆者も子供の頃に本作を見た際、「なんて恐ろしい物語なんだ……」という感想を抱きました。

 

当時はなんとなく「怖いな」としか思っていませんでしたが、本記事を執筆するにあたって再鑑賞し、なぜ「怖い」と感じたのかが分かりました。そして、その怖さこそが本作の魅力であると感じたので、解説していきたいと思います。

 

さっそくですが、なぜ映画『ピーター・パン』を見ると怖いと感じるのか、それは、好感が持てるキャラクターがほとんど登場しないからではないかと考えました。

 

ピーター・パンは一見すると、空を自由に飛び回り、凶悪なフック船長に対して怖気づくことなく立ち向かう勇敢な少年です。しかし、その言動をよく見ていくと実際には稚拙な人格の持ち主でしかないことが分かります(“永遠の子供”なので、当然と言えば当然ですが)。

 

フック船長の片腕をナイフで切り落としワニに食べさせたことに対し、罪悪感などを抱くこともなく面白がっている暴力性を備えているところ。ティンカー・ベルが悪さをした際にカッとなって“永久追放”を言い渡してしまう短気なところ。ウェンディと意見が割れ、自分の思い通りにならないと拗ねてしまい顔や態度で不満を示す利己的なところ。

 

こうした傍若無人な振る舞いが、ピーター・パンが人を惹きつける理由と捉えることもできますが、筆者は“思慮に欠け聞き分けのない子供”でしかないなと感じました。

 

また、ティンカー・ベルは嫉妬心に駆られた行動が目立ち、ウェンディたちを危機に陥れる原因をつくってばかりです。鑑賞した方のなかには、ティンカー・ベルにイライラしたという方も多いと思います。

 

ジョンやマイケルは、ネバーランドにやってきたことに浮かれ、状況を冷静に判断することができなくなり、ウェンディに対する思いやりを忘れてしまいます。

 

他にも粗暴で短絡的なロストボーイたちや、復讐心に囚われているフック船長、その日暮らしの生活を無責任に楽しんでいるだけの海賊たちなど、本作には見ていると不安になったり苛ついたりするキャラクターばかりが登場しているのです。

 

ピーター・パンとフック船長の戦い

 

なぜこのように幼稚な人格の持ち主ばかりが登場するのか。そこには「子供は怖い」「いつまでも子供でいてはいけない」と見る者に感じさせる狙いがあるのではないでしょうか。

 

ネバーランドはそこにいる限り「永遠に歳を取らない=大人にならない」という設定です。つまり、ネバーランドに登場する人々は子供であるということを、見ている側は意識させられています。

 

そこで、暴力的だったり利己的だったりする“子供たち”の無秩序な姿を描くことで、「子供って怖い」「子供はみっともない」という感情を誘発しようとしているのです。

 

さらに、彼らの対比として、常に自制心を持って行動するウェンディが登場します。

 

彼女は姉としてジョンやマイケルを守ろうとする責任感や、暴力を良しとしない優しさを持った人物で、本作で唯一好感が持てるキャラクターです。

 

こうした印象を与えることで、「“子供”は怖い」「ウェンディのように“大人”になろう」と見る者に思わせたかったのだと思います。

 

本作は、ディズニーが「いつまでも子供のままでは駄目だよ」というメッセージを子供たちに伝えようとした結果、「なんだか怖い」物語に仕上がったのかもしれませんね。

 

 

これまでに公開された『ピーター・パン』に関連する映画を紹介!

ここからは『ピーター・パン』に関連するおすすめの映画を3つピックアップしてご紹介していきます。

 

作品によっては、これまでにご紹介した動画配信サービスで視聴することができますのでチェックしてみてください!

 

ディズニーによる続編|『ピーター・パン2 ネバーランドの秘密』

ピーター・パン2_タイトル

 

第二次世界大戦下のロンドン。前作でピーター・パンに導かれ、夢の島ネバーランドを訪れた少女ウェンディは、今では大人に成長し2人の子どもの母親になっていた。


子どもたちに毎夜語り聞かせるのは、ネバーランドで体験した素晴らしい冒険の物語。ところが、娘のジェーンは戦争という厳しい現実の中で夢見る心を忘れ、ピーター・パンやティンカー・ベルの存在を信じようとしない。


ある夜のこと、ピーター・パンを宿敵と狙う海賊フック船長がウェンディと間違えてジェーンをネバーランドに連れ去ってしまう。すぐにピーター・パンに救出され、仲間として歓迎を受けるジェーン。しかし、ジェーンにはなかなか夢の島ネバーランド、そしてピーター・パンや妖精ティンカー・ベルの存在を信じることができない。だが、夢を信じることができないジェーンが、ネバーランドの運命の鍵を握っていることをまだ誰も知らなかった…。

 

映画『ピーター・パン2 ネバーランドの秘密』は、前作の続編としてディズニーが製作した2002年公開の作品です。

 

大人となったウェンディの娘であるジェーンがヒロインとして登場します。

 

ピーター・パンをおびき出そうとしたフック船長が、ウェンディと間違えてジェーンをさらうことから物語は始まり、ネバーランドでの冒険を通してジェーンが夢を信じる心を取り戻していく様子が描かれた作品です。

 

ティンカー・ベルやロストボーイたちなどおなじみのキャラクターたちも登場するので、ファンの方は必見の作品となっていますよ!

 

 

ピーター・パンの誕生譚を描いた|『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』

PAN_ネバーランド、夢のはじまり_タイトル

 

第二次世界大戦下のロンドン。いつか母が迎えに来ると信じながら孤児院で暮らす少年・ピーターは、ネバーランドへ連れ去られ、支配者の海賊に追われる身に。そんななかで謎の男・フックや戦うプリンセスのタイガー・リリーと出会い、自らの宿命を知る…。

 

2015年に公開された映画『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』は、ピーター・パンの生い立ちから、ネバーランドを訪れ、“永遠の少年”となるまでが描かれた作品です。

 

なぜピーター・パンはネバーランドに行くことになったのか、ピーター・パンに課せられた宿命は何なのか、その秘密が明らかになる物語となっています。

 

まだ船長になる前のフックと出会い、友情を育む様子などが描かれているので、『ピーター・パン』を見たことがある方も新鮮な気持ちで鑑賞することができると思いますよ!

 

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40歳の大人になった永遠の子供ピーター・パンが主人公|『フック』

フック_タイトル

 

仕事人間のピーター・バニングは、クリスマス休暇に一家揃って妻の祖母・ウェンディの元で過ごすことにする。ある夜、子供たちが何者かにさらわれてしまい、脅迫文だけが残された。途方に暮れるピーターだったが、ウェンディに真実を明かされる。

 

1991年に公開された映画『フック』は、アメリカ企業付きの弁護士として仕事に明け暮れる40歳のピーター・バニングが、実はかつてのピーター・パンだった!という秀逸な設定が魅力の作品です。

 

監督をスティーヴン・スピルバーグが務め、ピーター・パン(ピーター・バニング)役を『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のロビン・ウィリアムズが、フック船長役を『レインマン』のダスティン・ホフマンが演じています。

 

童心を失わないことの大切さがコメディタッチで描かれており、名優たちの活き活きとした快演にも注目したい作品です!

 

 

ジョニー・デップ主演!実話ベースで『ピーター・パン』の制作秘話が語られる|『ネバーランド』

ネバーランド_タイトル

 

1903年のロンドン。劇作家のバリは、若く美しい未亡人・シルヴィアと4人の息子たちと出会う。父の死を受け、心の傷とひとり格闘する三男・ピーターに、バリは空想の素晴らしさと物を書く喜びを教える。ピーターは次第に純粋さを取り戻すが…。

 

2004年に公開された映画『ネバーランド』は、『ピーター・パン』の原作者であるジェームス・マシュー・バリーが、ピーター・パンのモデルとなった少年と出会い物語を完成させるまでを描いた実話ベースのファンタジー作品です。

 

うだつの上がらない劇作家ジェームス役をジョニー・デップが名演し「アカデミー賞 主演男優賞」を受賞。映画も「作品賞」、「脚色賞」を受賞しました。

 

父親を亡くし心を閉ざした少年ピーターと出会ったジェームスは、彼に子供らしさを取り戻してほしいと考え、彼を主人公とした戯曲『ピーター・パン』を書き始めます。

 

奇抜なメイクや衣装の印象が強いジョニー・デップですが、本作では派手さとは無縁の地味な役を演じており、繊細な人間の内面を巧みに表現した演技を見ることができますよ!

 

 

ディズニー映画『ピーター・パン』配信まとめ

今回はディズニー長編アニメーション映画『ピーター・パン』の配信情報やあらすじ、見どころなどを解説しました。

 

動画配信サービス

月額料金

特徴

ディズニープラス

月額990円(税込)~

ディズニー作品が見放題!

Amazonプライムビデオ

月額600円(税込)

コスパ最強!

music.jp

月額1,958円(税込)

ポイントで無料視聴!

 

2023年には新作となる実写リメイク『ピーター・パン&ウェンディ(原題:Peter Pan & Wendy)』が公開される予定で、すでにSNS上では期待するファンの投稿が多く見られます。

 

新作を最大限に楽しむためにも、今のうちから映画『ピーター・パン』を始めとした関連作品を見ておきたいところですよね!

 

ディズニープラスでは『ピーター・パン』『ピーター・パン2 ネバーランドの秘密』はもちろんのこと、妖精ティンカー・ベルを主人公とした映画『ティンカー・ベル』や『ティンカー・ベルと輝く羽の秘密』なども、全て見放題で視聴できます!

 

ぜひこの機会にディズニープラスに登録して、ネバーランドでの冒険を楽しんでみてください!

 

年額プランで登録すると2ヶ月分が実質無料!

※本ページの情報は2022年12月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

おさとう

純文学・詩・エッセイなどを好み、深夜に散歩することを日々のささやかな楽しみとする20代。スマホのロック画面は『ナイト・オン・ザ・プラネット』のウィノナ・ライダー。読者の皆さんが新たな気付きを得られる記事を目指して書きます。

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