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映画「猿の惑星」シリーズのおすすめの視聴順と各作品のあらすじを解説

ak

更新日:2022-11-7

<プロモーション>

映画「猿の惑星」シリーズは、1968年に公開された「猿の惑星」をはじめとしたSF映画シリーズです。

精巧な猿の特殊メイク・効果だけでなく、冷戦や人種差別問題といった社会風刺を孕んだシナリオなど、作品全体を通して高く評価されています。

 

当記事では、「猿の惑星」シリーズの作品情報やおすすめの視聴順を紹介していきます。

映画「猿の惑星」シリーズを配信中の動画配信サービス

 

人気の動画配信サービスで「猿の惑星」シリーズが配信されているか調査してみました。

 

◇2023年2月現在の配信状況

 

Disney+

U-NEXT

プライムビデオ

Hulu

dTV

Netflix

猿の惑星

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続・猿の惑星

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新・猿の惑星

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猿の惑星・征服

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最後の猿の惑星

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猿の惑星(2001)

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猿の惑星: 創世記

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猿の惑星: 新世紀

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猿の惑星: 聖戦記

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猿の惑星シリーズを楽しむなら、Disney+がおすすめです。

 

Disney+では、一部抜けている作品がありますが、「猿の惑星」シリーズの核となる作品は見放題なので、大まかな流れを掴むことができます。

 

またプライムビデオ(1本299円~)など、レンタル形式で配信しているサービスもあるので、残りの作品が気になった際は合わせて利用するといいでしょう。

 

◇Disney+とは

Disney+は、月額990円(税込)からディズニー作品が見放題な動画配信サービス。

ラインナップはディズニー作品だけでなく、他にもマーベル・ピクサー・スターウォーズ・20世紀スタジオといった映像ブランドの作品も配信されており、約1万本以上の動画を楽しめます。

 

 

◇U-NEXTでは視聴できない?

以前は下記の5作品を視聴することができました。

  1. 猿の惑星
  2. 猿の惑星・征服
  3. 猿の惑星:創世記
  4. 猿の惑星:新世紀
  5. 猿の惑星:聖戦記

 

しかし、こちらは2023年1月28日をもって配信終了…。

詳しくは以下の記事で解説しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

映画「猿の惑星」シリーズのおすすめの視聴順

 

「猿の惑星」シリーズは全9作品からなりますが、当記事では以下のようにグループ化して紹介していきます。

 

オリジナル5部作

リ・イマジネーション

リブート3部作

1)猿の惑星

2)続・猿の惑星

3)新・猿の惑星

4)猿の惑星・征服

5)最後の猿の惑星

PLANET OF THE APES 猿の惑星

1)猿の惑星: 創世記

2)猿の惑星: 新世紀

3)猿の惑星: 聖戦記

 

さて、映画「猿の惑星」シリーズですが、基本的に作品の公開順に鑑賞していくのがおすすめです。

しかし、初期の作品はどうしても映像が古くなっており、そういった作品が苦手な方もいるかと思います。
 

なので、そういった方は以下の視聴順がおすすめです。

 

新旧交互見たい人向け
 

1)猿の惑星

2)続・猿の惑星

3)猿の惑星: 創世記

4)猿の惑星: 新世紀

5)猿の惑星: 聖戦記

6)新・猿の惑星

7)猿の惑星・征服

8)最後の猿の惑星

9)PLANET OF THE APES 猿の惑星

 

この見方は公開順とは異なりますが、本シリーズの面白さやテーマが分かり易い作品を中心となっています。

 

個人的にこのシリーズの鍵は「猿惑星」(1968年)なので、間違っても本作を後から見ることがないようにしましょう。

 

 

オリジナル5部作の公開順と時系列

 

「猿の惑星」シリーズのオリジナル5部作の公開順と時系列は以下のようになります。

3作目「新・猿の惑星」のタイムリープが発生します。

しかし、1・2作品目の前日譚を描くというよりは新たな時間軸が生まれる形なので、そのまま公開順に視聴することをおすすめします。

公開順

時系列

猿の惑星 新・猿の惑星
続・猿の惑星 猿の惑星・征服
新・猿の惑星 最後の猿の惑星
猿の惑星・征服 猿の惑星
最後の猿の惑星 続・猿の惑星

 

2001年版「PLANET OF THE APES 猿の惑星」の時系列

 

2001年に公開された『PLANET OF THE APES 猿の惑星』は「猿の惑星」シリーズの設定や要素を元に新たに物語を再構築した映画です。

そのため、他のどの作品とも時間軸が繋がっていません。本作品で完結する映画となっています。

 

リブート3部作の公開順と時系列

 

2011年に公開された『猿の惑星: 創世記』を皮切りに新たな「猿の惑星」シリーズが再始動(リブート)しました。

 

オリジナルシリーズ4作目『猿の惑星・征服』に登場した猿「シーザー」を物語の中心として再構成され、現代を舞台に猿の進化と人間社会の没落を描いています。

また既存のシリーズに登場した用語や設定が多く登場しますが、過去のシリーズに繋がる作品ではなく、本3部作で独立したストーリーとなっています。

 

例えば、旧作では猿の惑星が誕生した理由は核戦争でしたが、本シリーズでは猿由来の感染症によって人類が衰退したと設定されています。

 

公開順

時系列

猿の惑星: 創世記 猿の惑星: 創世記
猿の惑星: 新世紀 猿の惑星: 新世紀
猿の惑星: 聖戦記 猿の惑星: 聖戦記

 

 

映画「猿の惑星」シリーズ9作品のあらすじ 

 

ここからは各作品のあらすじを紹介していきます。ネタバレ要素も含みますので、本編未視聴の方は、注意してください。

 

【オリジナル5部作】猿の惑星(1968年)

 

猿の惑星(1968年)画像

 

・あらすじ

地球を飛び立った宇宙船が、ある惑星に不時着する。だがそこは猿たちが支配する惑星で、人間は知能も低く、動物のように扱われていた。猿たちに捕まった宇宙飛行士テイラーは、チンパンジーの科学者コーネリアスやジーラと親しくなり、脱出を図るが…。

 

https://youtube.com/watch?v=y1BTo6_Dkjc

 

「猿の惑星」は同名のフランス小説が原作の映画作品。

人間が家畜のように扱われ生態系の頂点に猿が君臨する惑星に不時着し、人間狩りに巻き込まれた宇宙飛行士たちのドラマが描かれています。

CGのない時代に精巧な猿の衣装を用いたり、セリフに応じて猿の口の開き方を工夫したり美術・映像面でも優れ、後年にはアカデミー名誉賞を受賞しました。

また当時の核戦争への恐怖や体制を風刺したシナリオは以降の作品にも受け継がれています。

 

【オリジナル5部作】続・猿の惑星(1970年)

 

続・猿の惑星(1970年)画像

 

・あらすじ

消息を絶ったテイラーを追って猿の惑星にたどり着いた宇宙飛行士ブレントは、友好的な猿のジーラとコーネリアスの夫婦に出会う。だが、他の猿たちに捕えられて脱走。禁断地帯へと向かうが、そこには最終兵器コバルト爆弾を神と崇めるミュータントたちがいた。

 

「続・猿の惑星」は1970年に公開された映画。

前作の直後を描いており、前作の主人公テイラーに加えて新たな人間として「ブレント」も登場します。

また「アルファオメガ」と名付けられたコバルト爆弾(核爆弾)を神として崇めるミュータント勢力も登場します。前作以上に核戦争の恐ろしさを直接的に表現しているのが特徴です。

 

【オリジナル5部作】新・猿の惑星(1971年)

 

新・猿の惑星(1971年)画像

 

・あらすじ

カリフォルニア沖に謎のロケットが着水。その中から姿を現したのは、コーネリアスやジーラなど、3人の猿だった。調査の結果、高度な知能を持つことが判明した猿たちは歓迎されるが、やがて彼らの世界で人間が虐待を受けていたことが明らかになり…。

 

「新・猿の惑星」は1971年に公開されたシリーズ3作品目。

前作から舞台ががらっと変わり1970年代の地球に訪れた3人の猿を中心にドラマが展開されます。

前作までの人間と猿の構図が逆転しています。当時の人種差別者問題を、猿の進化を恐れた人間たちが現代の猿たちを迫害していく様子に見立てて描かれています。

 

舞台が現代となったのは低予算に悩み、大勢の猿を登場させることが難しくなったからと言われています。

しかし、オリジナルシリーズの続編の中でもは本作が最も興行的にヒットし、人種差別をテーマとした続編が決定しました。

 

【オリジナル5部作】猿の惑星・征服(1972年)

 

猿の惑星・征服(1972年)画像

 

・あらすじ

1991年。コーネリアスとジーラの子、シーザーは成長し、育ての親であるサーカス団のアーマンドと共に大都会を訪れる。そこで、猿が人間の奴隷として虐待されている現実を目の当たりにしたシーザーは怒りに駆られ、やがて仲間を革命へと導いてゆく…。

 

1972年に公開された「猿の惑星・征服」は前作に引き続き(当時の)現代を舞台にしています。

猿は訓練次第でペットから人間の代わりになると気がついた人類は、猿を奴隷として使役。

しかし、前作で未来から地球に訪れた猿たちの子供「シーザー」が猿たちを束ねて、人間たちに戦いを挑みます。

 

人語を話せる猿「シーザー」による反乱は、後年のリブート作『猿の惑星: 創世記』のテーマとなっています。

 

【オリジナル5部作】最後の猿の惑星(1973年)

 

最後の猿の惑星(1973年)画像

 

・あらすじ

猿たちの反乱後、核戦争を経た世界。わずかに生き残った人類は、猿たちと共に小さな村で暮らしていた。リーダーとなったシーザーは、両親の記録を求めて廃墟と化した街へ向かう。だがそこには、放射能に冒され、ミュータント化した人間たちがいた…。

 

「最後の猿の惑星」はオリジナルシリーズ最終作。

前作で登場したシーザーの反乱は核戦争へと発展。荒廃した世界で猿と人間たちの最後の生き残りをかけた戦いを描きました。

放射能が原因でミュータントと化した人類が登場し、2作目「続・猿の惑星」のオマージュも見受けられます。

 

本作の公開後、約30年ほど映画「猿の惑星」シリーズは休眠することになります。

 

【2001年版】PLANET OF THE APES 猿の惑星

 

PLANET OF THE APES 猿の惑星 画像

 

・あらすじ

2029年。通信を絶ったチンパンジーのパイロットを追って宇宙ステーションを飛び出した宇宙飛行士レオは、事故に遭遇。とある惑星に不時着した彼が目にしたのは、逃げ惑う原始的な人間たちと、それを追いかける言語堪能な猿たちの光景だった…。

 

「PLANET OF THE APES 猿の惑星」は2001年に公開された映画。

『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』などで知られる「ティム・バートン」が監督を務めています。

本作は猿の惑星の完全なリメイクではなく、猿と人間の構図を基に新たなシナリオが展開されています。

そのため、本作はリ・イマジネーション作品と呼ばれることも。

本作は既存作品のテーマと少し離れているところもありますが、ダイナミックな合戦シーンなど他作品では見られなかった映像表現やエンタメ色の強いシナリオが話題となりました。

 

【リブート3部作】猿の惑星: 創世記(2011年)

 

猿の惑星: 創世記(2011年) 画像

 

・あらすじ

製薬会社でアルツハイマー用の新薬を投与された猿が暴れ出し、射殺される。だが、その猿は妊娠しており、研究者のウィルは、生まれたばかりの赤ん坊を自宅に連れ帰る。シーザーと名付けられたその猿は、やがて高度な知能を発揮するようになるが…。

 

 

「猿の惑星: 創世記」は2011年に公開されたリブートシリーズ第1弾。

オリジナル4作品目から登場した猿「シーザー」を物語の核として再設定し、現代のサンフランシスコを舞台に猿の進化の過程が描かれています。

最新のCGで描かれた猿の表情とシーザー役の「アンディ・サーキス」の演技が高く評価され、旧来のファンだけでなく、多くの映画ファンからも注目を集めました。

 

【リブート3部作】猿の惑星: 新世紀(2014年)

 

猿の惑星: 新世紀(2014年) 画像

 

・あらすじ

シーザーが仲間とともに人類に反旗を翻してから10年。猿たちはサンフランシスコの山奥に、独自の文明を築き上げていた。ある日、シーザーの息子・ブルーアイズが人間に遭遇。ウィルス感染からわずかに生き残った人類は、猿たちと共存の道を探ろうとするが…。

 

 

2014年に公開された「猿の惑星: 新世紀」は前作の10年後を描いた作品。

猿インフルエンザによって人類は大きく衰退し、猿たちは自分達のコミュニティを形成するようになります。

荒廃した街を猿が人間たちと同じく馬に乗り、武器や道具を扱う姿は過去のシリーズを彷彿とさせます。

また再び人類と接点を持ったシーザーがひと時の絆を結ぶ様子が印象的な作品です。

 

【リブート3部作】猿の惑星:聖戦記(2017年)

 

猿の惑星:聖戦記(2017年) 画像

 

・あらすじ

猿と人類が全面戦争に突入して2年。猿の群れを率いるシーザーは、軍隊を統率する大佐の奇襲によって妻子を殺されてしまう。大佐への憎悪に駆られたシーザーは、わずかな仲間と共に復讐の旅に出る。やがてシーザーは大佐のアジトにたどり着くが…。

 

 

「​​猿の惑星:聖戦記」は2017年に公開されたリブート3部作目にして最終作。

本編では、今までは人間に復讐する猿たちを諌める側だったシーザーが、家族を殺されて復讐の炎を燃やす側に回る様子が描かれました。

また人間サイドでは猿たちの恐れ憎む人物『大佐』が登場し、シーザーに痛烈なメッセージを残します。

 

本作は大佐が率いる部隊名が「アルファ・オメガ部隊」と名付けられていたり、オリジナル1・2作目に登場した人間たちを彷彿とさせる新型ウイルスなど、もしかすると「旧作への繋がりもあるのではないか」と伺える作品となっています。

 

主要な登場人物・エピソード紹介

 

最後に映画「猿の惑星」シリーズの主要な登場人物を簡単に紹介します。

 

 

ジョージ・テイラー大佐/チャールトン・ヘストン

 

 

映画「猿の惑星」「続・猿の惑星」に登場する人物。地球に帰還する途中に猿の惑星に不時着し、人間狩りに巻き込まれました。

 

その後、動物病院で人間を調査していた「ジーラ」から禁断の地を知り、不可解な伝承の真実を求めて足を踏み入れます。

彼を演じた俳優「チャールトン・ヘストン」は人種差別が激しかった当時、キング牧師とともに公民権運動の担い手として活躍しました。

 

ジーラ博士

 

「猿の惑星」「続・猿の惑星」「新・猿の惑星」に登場したチンパンジー。本編では動物(人間)心理学者で知性の低い人間を猿に近づける研究を行なっています。他の猿たちよりも人間寄りの姿勢や進歩的な思想を持っており、猿は人間から進化したという仮説を述べていました。

また、3作目では恋人である考古学者の「コーネリアス」との間に「シーザー」を産んでいます。

 

シーザー

 

 

「猿の惑星: 創世記」「猿の惑星: 新世紀」「猿の惑星: 聖戦記」に登場したチンパンジー。アルツハイマー薬の治験を受けていた母「ブライトアイズ」から生まれた猿で小猿の頃から人間の子供たちが遊ぶ様子を眺めては感傷に浸ったり、製薬研究者のウィルと手話を通して意思疎通するなど、高い知性を披露しました。

 

家族と種を生存させるためには「人間と猿のパワーバランスを保つこと」が大事であると独自の思想を持っており、それが希望でもあり同時に重圧にもなっています。

 

シーザーを演じた「アンディ・サーキス」は『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラムを演じていたり、2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』モーションキャプチャーを務めるなど、特殊効果を使った映像制作に多く携わっています。

 

映画「猿の惑星」シリーズのおすすめの見る順番まとめ 

 

映画「猿の惑星」シリーズのおすすめの視聴順や各作品の紹介を行いました。

繰り返しになりますが、本シリーズを鑑賞する際は第1作目「猿の惑星」(1968年)から視聴していきましょう。

 

※本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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"映画・ゲーム・アニメが好きなライター。 お気に入りの映画は「インサイドマン」「トゥルーグリット」です。 最近では料理番組を見ては、夜な夜なキッチンを汚し中。 皆さんが作品を視聴するきっかけになる記事をお届けします!"

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