【ネタバレ】「鑑定士と顔のない依頼人」のあらすじ|衝撃の結末を解説&考察

すずき

更新日:

映画「鑑定士と顔のない依頼人」は、2013年に公開されたミステリー作品です。

オークション鑑定士が主人公として描かれていて、多くの美術品が作中に登場し、そちらも魅力の作品です。


今回は、ネタバレを含む映画のあらすじや、結末を解説&考察をご紹介していきます。


一度映画を視聴したことのある方で、「結末がよくわからなかった」という方も、是非読んでみてくださいね!


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目次

「鑑定士と顔のない依頼人」とは?視聴できる動画配信サービス


オークション専門の美術鑑定士ヴァージルは、決して姿を見せようとしない女性から亡き両親の屋敷に遺した美術品の鑑定を依頼される。屋敷に赴いて鑑定をするなか、依頼人の女性が隠し部屋に潜んでいるのを知ったヴァージルは、彼女に激しい興味を持つように。 


作品名

鑑定士と顔のない依頼人/THE BEST OFFER

公開日

2013年12月13日

監督・脚本

ジュゼッペ・トルナトーレ

主演

ジェフリー・ラッシュ

上映時間

131分


監督・脚本は、「ニューシネマパラダイス」を手掛けた、ジュゼッペ・トルナトーレが務め、作品賞や監督賞、音楽賞をはじめとする6部門を受賞している作品です。


視聴できる動画配信サービスは、以下の通り。


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無料トライアル期間

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31日間

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30日間


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「鑑定士と顔のない依頼人」登場人物


ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)

潔癖症なオークション鑑定士


クレア・イベットソン(シルヴィア・フークス)

「広場恐怖症」を患うヴィラの家主


ビリー(ドナルド・サザーランド)

ヴァージルの友人で仕事(詐欺)のパートナー


ロバート(ジム・スタージェス)

機械職人でヴァージルの友人


フレッド(フィリップ・ジャクソン)

ヴィラの元使用人


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【ネタバレ】「鑑定士と顔のない依頼人」あらすじ

鑑定士と顔のない依頼人_表紙_画像

引用元:amazon


「鑑定士と顔のない依頼人」のネタバレを含むあらすじをご紹介しています。

ネタバレをしたくないという方は、お気をつけくださいね!


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鑑定士ヴァージルの元にかかってくる電話

鑑定士と顔のない依頼人_クレアからの電話_画像

ヴァージル・オールドマンは、凄腕のオークション鑑定士。

いつも手袋をつけ、レストランでは自分専用の食器やグラスを使うほどの潔癖症で変わり者だった。

一度も恋をしたことがなく、趣味は美女の肖像画をコレクションすること。


自身が担当するオークションで、友人のビリーと手を組み、高額な作品を安く競り落とさせて、転売したり、コレクションしていたのだった。


ある日、ヴァージルの元に「両親が残した家具や絵画を全て鑑定して欲しい」という依頼の電話がかかってくる。


約束の日になり、ヴァージルが指定されたヴィラを訪ねるが、依頼人の女性クレアが現れることはなかった。


雨の中外で待たされたことに腹を立てたヴァージルは、翌日依頼人の女性クレアからの電話で怒りを露にし、鑑定は行わないとして電話を切った。


しかし、その後も電話がかかってきて、事故に遭っていたと泣きながら話すクレアに同情し、彼女のヴィラにもう一度向かう約束をした。


ヴィラへの訪問と見つけた歯車

鑑定士と顔のない依頼人_歯車_画像

二度目の約束の日、ヴィラに訪問するが、またもやクレアが出迎えることはなかった。

二度も約束を破られたヴァージルは帰ろうとするが、長く使用人として働いていたというフレッドが現れ、ヴィラ内へと案内をしてくれた。


ヴィラ内は、埃だらけで人が住んでいるような気配はなく、見るも無残な状態だったが、たくさんの家具や絵画が置かれていた。


物色している中で手のひらサイズの歯車を発見したヴァージルは、歯車のサビからずっとヴィラに置かれていたものではないことを感じ、心惹かれ、こっそりと持ち帰ることに。

ヴィラを後にしたヴァージルは、仲の良い機械職人のロバートの元へと持ちより、調べてもらう。


その歯車はかなり巧妙に作られているものだった。


顔を見せないクレアとの出会い 


別日にヴィラを訪れた時でも、クレアは一向に姿を現さなかった。

ヴィラの中では、以前なかった物が置かれていたりして、ヴァージルは違和感を感じていたが、クレアの指示通り作業員達を使い屋敷の外へと荷物を運び出す。


ヴァージルは、他にも歯車に関係する部品があるのではないかとヴィラを探し回っていた。


すると突然、使用人フレッドの携帯にクレアから電話が掛かってくる。

電話を代わったヴァージルは、クレアと電話で話すうちにヴィラの中にクレアが住んでいることに気付く。


顔を見せなければ取引を進められないと言うと、今夜9時に電話をかけると言い、一方的に電話を切られてしまった。


ヴァージルは、ロバートの店へと向かい、ヴィラで見つけた歯車の別の部品を渡す。

ロバートは歯車を入念に調べていて、18世紀に作られた貴重な何かであることが判明したのだった。


ヴァージルはその夜、使用人のフレッドにクレアのことを聞き出していた。


・歳は27歳くらい

・11年働いていたが会ったことがない

・奇妙な病気”広場恐怖症”を患っている


ますます謎が深まるばかりだった。


クレアが気になるヴァージル


夜の9時になり、電話をするクレアとヴァージル。

クレアは、顔を出さない理由は明かさず、取引は中止にして欲しいと一方的に電話を切ってしまった。


ヴァージルは、歯車のことや、クレアのことが気になっていた。

ヴィラの向かいにある奇妙な数字を数える女性がいるバーに訪れて、ヴィラを眺めたりもした。


ロバートの店に向かうと歯車の新たな発見を聞くヴァージル。

歯車には、18世紀のオートマタ(機械人形)制作者の名前が刻まれていたのだ。

ロバートは、部品が全て揃えばオートマタを完全に再現してみせると言った。


ヴァージルは、クレアから取引を断られたことを伝え、残りの部品を入手するチャンスを失ったと残念そうに言うと、ロバートは、部品の80%が揃えば再現できると続けた。


次の日、ヴァージルの元にクレアからもう一度会いたいと電話が掛かってくる。


ヴァージルが再びヴィラに訪れると、クレアはとても反省している様子で鑑定をして欲しいと言った。


ヴァージルが直接会って話をしようと壁越しに伝えるが、クレアは人とは会いたくないと答えるだけだった。

オートマタの部品を集めたいヴァージルは、またもや鑑定を引き受けることに決めたのだった。


少しずつ打ち解け合う二人だが


鑑定の契約をするために、頻繁にヴィラに通うヴァージルは、ヴィラの壁越しでクレアと会話をするようになった。

一方で、少しずつオートマタの部品を見つけてはロバート元に持っていき、再現してもらっていた。


クレアからの信頼を得て、使用人のフレッドから鍵を預かるヴァージル。

”必ず音を立ててヴィラに入ること、でないとクレアはパニックになる”と忠告を受ける。


ある日、何度電話をかけても応じないクレアを心配に思ったヴァージルは、ロバートが体調を崩し寝込んでいることを知る。

食材がクレアの元に届けられていないことを知り、食材を買い込みヴィラへと駆けつける。


クレアは、怪我をして一人取り乱していた。

ヴァージルが部屋の外からなだめるが、クレアが部屋の外に出てくることはなかった。


ヴァージルは、「広場恐怖症」のことを調べたり、ロバートにクレアのことを相談したりするようになった。


そして携帯電話を持ちたがらなかったヴァージルが、クレアと連絡がとれるように携帯電話を使い始めた。


”クレアの姿が見たい”そう思うようになっていた。


ヴァージルの恋心

鑑定士と顔のない依頼人_恋をするヴァージル_画像

クレアの所有する家具や絵画は、パンフレットにして見やすく販売することになった。

パンフレットを作成するに当たって、ヴィラへと通い相談を進めるヴァージル。


すっかり信用されたヴァージルは、てクレアを一目見てみようと思い立つ。


帰ると伝えた後、そっと物陰に隠れてクレアが部屋から出てくるのを待つヴァージル。


部屋から出てきたクレアは、とても綺麗で魅力的な女性だった。

一目見て、ヴィラから抜け出すことができたヴァージルは、ますますクレアのことが気になっていた。


ヴァージルは、ロバートにクレアについて相談をしに通っていた。

一方で、屋敷から少しずつ持ち出している部品は、オートマタの姿を現し始めていた。


別の夜にも、クレアの姿を見るために、帰ったふりをして物陰に隠れた。

しかし、ヴァージルは物音を立ててしまい、クレアはパニックに。


慌ててヴィラを出るヴァージルの元にクレアから「屋敷の中に誰かがいるみたい、助けて」と、電話が掛かってくる。

ヴァージルはヴィラへと戻り、さっきの物音は自分だったと正直に話した。

案の定激高するクレアだったが、部屋から出てきてヴァージルと対面する。


ヴァージルは、傷つけるつもりはなかったと謝り、クレアと和解することができたのだった。


その後もロバートにクレアのことを相談し続けて、クレアに恋をしていることを自覚し始める。


ヴァージルは、クレアに尽くすようになっていった。

出張は断り、ヴィラへと通いつめクレアにのめり込んでいた。


ある日、ヴァージルは”ロバートにもクレアを見てもらいたい”と思い立つ。

ヴァージルが初めてクレアを見た物陰にロバートを隠れさせ、クレアと食事を楽しむヴァージル。

ロバートは、初めて見るクレアに好印象を抱き、その後自身の彼女サラにまでクレアのことを話すほど、クレアを気に入った様子だった。


ヴァージルは、嫉妬と裏切られた気持ちになり、ロバートを突き放す。


パンフレットの完成と始まる二人の暮らし

鑑定士と顔のない依頼人_パンフレットの作成_画像

ある日、クレアに指輪をプレゼントしようとヴィラを訪れると、クレアの姿はそこになかった。

外へは出られないはずのクレアがいなくなり、慌てるヴァージル。


どこを探しても見つからないクレアを血眼で探し続ける。

ヴィラの向かいにあるバーで、「ヴィラから出てきた女性を見なかったか?」と聞くと、見たという人がいた。


使用人のフレッドとロバートも捜索に加わり、三人で探すヴァージル。

すると、ヴァージルに電話がかかってくる。


ヴァージルは、競売の仕事のことをすっかり忘れていた。


慌てて会場向かうも、動揺や混乱を隠せず今までにないミスを繰り返してしまい、笑いものになってしまう。


競売を終えたヴァージルは、ロバートが誘拐したのではないかと疑いを持ち始める。


そんなロバートから電話がかかってくる。

「ヴィラに隠し部屋があるのではないか?」

その言葉を受け、ヴァージルは使用人フレッドを連れてヴィラを捜索することに。


その言葉通り、クレアは隠し部屋に一人でうずくまり、泣いていた。


クレアは、”愛する人と行った「ナイト&デイ」というレストラン”の話を始める。

「レストランに行き、繁華街を歩いていた時に、車が飛び込んできた。意識が戻るとそこには彼はいなかった。その日を境にヴィラから出なくなった」と。


ヴァージルはクレアを優しく抱き寄せた。


クレアとより親密になったヴァージルは、嫉妬から突き放してしまったロバートに謝罪と今までのアドバイスに感謝をし、和解したのだった。


最後の競売と大どんでん返し

鑑定士と顔のない依頼人_最後の競売_画像

ロバートにより、オートマタが完成していた。

しかし、ヴァージルはオートマタよりもクレアのことで頭がいっぱいだった。


ある雨の日、ヴィラに向かうヴァージルは暴漢に襲われる。

外で倒れるヴァージルは、もだえ苦しみながらクレアに電話をかける。


何も話さないヴァージルを不審に思ったクレアが窓の外を見ると、誰かが倒れているのが見えた。


クレアは外へ飛び出した。

外に出られないクレアがヴァージルを救ったのだった。


ヴァージルは自宅で、クレアと一緒に住むことになった。

今まで誰も入れたことのない肖像画のコレクション部屋に命の恩人であるクレアを招き入れる。


クレアは、ヴァージルが生涯をかけて集めた肖像画に圧倒され、「たとえ何が起きようと、あなたを愛しているわ」と言い抱きしめた。


そしてついに、ヴァージルが作ったクレアの所有する家具や絵画のパンフレットが完成した。

しかしクレアは、パンフレットを見て「ヴァージルと暮らし始めて、売るのは辞めようと考え始めていた。元の姿のまま残しておきたい」と言い出した。


ヴァージルはクレアの意見を受け入れ、パンフレットを破り捨て、すぐにヴィラに戻すことを約束した。

そのやりとりを見ていたロバートと彼女のサラは、ヴァージルの男気に拍手を送った。


そして、ヴァージルはロンドンでの競売を最後にして引退することを話す。


最後の競売の日、ロンドンからクレアに電話をするヴァージル。

クレアはまだ旅行ができないため、ロンドンには同行せずヴァージルの自宅で待つことに。

ヴァージルは、早く家に帰りたいと言い電話を切った。


最後の競売は、有終の美を飾り終えることができた。

友人のビリーも駆けつけてくれ、「会えなくなると寂しいよ」と言い、自身が描いた絵をプレゼントしてくれた。


競売も終わり、すぐに自宅に帰るヴァージル。

しかし、自宅に戻るとクレアの姿はどこにもなかった。

クレアがヴィラから持ち出したクレアの母親の肖像画を見つけたヴァージルは、コレクションの部屋に飾ろうと部屋に向かう。


部屋に入ると、生涯をかけて集めた肖像画は全てなくなり、オートマタだけが部屋に置かれていた。


「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」

「そのとおりだ」

「会えなくて寂しいよ」


オートマタが繰り返し、そう話し続けた。


ナイト&デイに向かうヴァージル

鑑定士と顔のない依頼人_車いす_画像

やつれたヴァージルは、介護施設で看護師さんに車いすを押してもらっていた。

気品があったヴァージルの姿はなく、髭はのび白髪も増えてやつれた様子だった。


肖像画が消えた後、クレアを探すためヴァージルはヴィラの屋敷を訪ねていた。門にはチェーンが取り付けられ、入ることさえできなかった。


向かいのバーのオーナーにヴィラにいたものはどこに行ったのか問いかけると、近くにいるクレアという小さい女性が質問に答えてくれる。


「一年半で3回の運び込みと3回の運び出し。231回見た、一年半の間に彼女は237回外へ出たわ。あなたは63回ヴィラへ」と。


更には「ヴィラは空き家よ。興味があれば安く貸すわ」と言った。


ヴァージルが、「ヴィラの持ち主は誰?」と聞くと、

クレアは「私よ、良く映画関係者に貸すわ。この二年間は技術者に貸していたの。とても親切な何でも作れる青年。」と言った。


ヴァージルは急いでロバートの店を尋ねると、もぬけの殻となっていた。


一枚だけ残されていたクレアの母親が描かれている肖像画の裏には、「ヴァージルへ 親愛と感謝を込めて ビリー」とメッセージが入れられていた。


全てが嘘であるのかを確かめるために、以前クレアが話をしていた「ナイト&デイ」というレストランに向かうヴァージル。


「ナイト&デイ」は確かに存在していた。


ヴァージルは時計だらけの奇妙な店内で、「連れを待っている」と店員に伝え、一人寂しくメニューを見るのだった。


ハッピーエンドで終わらない!胸糞なラストシーンを解説&考察


「鑑定士と顔のない依頼人」は、歳の離れた二人の恋愛映画かと思いきや、予想できないラストシーンを迎えます。


張り巡らされた伏線を回収していきましょう!


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裏切りの首謀者はビリー?どこまでがグルだったのか

ヴァージルが最後の競売の場として向かったロンドン。

帰ってくると、コレクションしていた絵画と共にクレアまでもがいなくなっていました。


一体誰が首謀者でどこまでが共犯だったのでしょうか。作中に描かれることはありませんでした。


映画は全てヴァージル視点。

鑑定士と顔のない依頼人_ヴァージル視点の相関図_画像

ヴァージルから見ると、周りはみんな友人や仕事仲間。

しかし実際は、ヴァージル以外の全員が共犯者の可能性が考えられます。


鑑定士と顔のない依頼人_実際の相関図_画像

ヴァージル以外が全員グルだという可能性について、一人ずつ理由もご紹介していきます。


ビリー:(ヴァージルの仕事仲間)

犯行の首謀者の可能性が高い

・ヴァージルの肖像画コレクションを知る唯一の人物

・クレアの母親の肖像画にビリーのメッセージ

・競売の最後の日、別れの挨拶を言っていた


ロバート:(ヴァージルの友人で機械職人

首謀者とグルの可能性が高い

・ビリーに雇われた共犯者の一人

・本物のクレアからヴィラを借りていた技術者

・クレアが失踪時、隠し部屋がある可能性を助言していた

・オートマタの録音機器を作成していた

・肖像画が消えた後、店を閉めていた


クレア:(ヴァージルの想い人)

首謀者とグルの可能性が高い

・ビリーに雇わた共犯者の一人

・本物のクレアの証言通り、ヴィラから200回以上出ていた

・広場恐怖症を患ってはいない

・ロバート共に肖像画を運び出した可能性がある

ヴァージルを想う気持ちがあった可能性もあり

・ヴァージルに「たとえ何が起きようと、あなたを愛しているわ」と発言

・「ナイト&デイ」が実在していて、発言全てが嘘ではなかったこと

フレッド:(ヴィラの使用人)

首謀者とグルの可能性が高い

・ロバートの作った発信機をヴァージルの車に取り付けた

・使用人にしてはヴィラのことを知らなすぎる

・11年働いていたのにクレアのことを見たことがないと発言


サラ:(ロバートの彼女)

首謀者とグルの可能性が高い

・ロバートがクレアの話をいているとヴァージルに伝えた

・ロバートと共に肖像画を運び出した可能性がある


ヴィラの所有者は「本物のクレア」/クレアの正体とは?


作中では、ヴィラの向かいのバーの常連客である小人症の女性が、ヴィラを所有する本物のクレアだと明かされます。


では、ヴァージルと親しくしていた”クレア”は一体誰だったのでしょうか?

こちらは作中で明かされることがありませんでしたが、おそらくビリーが雇った女性だと考えられます。


実際はヴィラには住んでおらず、「広場恐怖症」も患ってもおりません。


クレアが一度ヴィラから姿を消してしまった事件がありましたが、その時はヴァージルがアポなしで訪ねたため、クレアは外出していたのです。

その後ロバートからの「ヴィラに隠し部屋があるのではないか」との助言を受けて、ヴィラ内で発見されるクレア。


突然ヴィラに訪れたヴァージルに焦りつつも、ヴィラ内の隠し部屋に閉じこもっていたことにしようとロバートとビリーが考えついた作戦だと思います。

普通に外出をしていたことから、ビリーに雇われていた一般女性である可能性が高いですね。


最後の競売でビリーの残した言葉の意味


ヴァージルとビリーは、協力して安く仕入れた作品を高額で転売して儲けていました。

ビリーは協力金には不満はなく、二人の関係性は上手くいっていたように思えましたが、これほど手の込んだ犯行を行うにはそれほどの恨みがあってのこと、のはずですよね。


考えられる可能性として、ビリーは作中で絵描きを目指していたと発言しています。

しかし、ヴァージルに「ビリーが描く絵には、”内なる神秘性”が欠けている」と言われ続けていたため、憎んでいた可能性がありそうです。


ヴァージルの最後の競売にてビリーは、「会えなくなると寂しいよ」とうっかり発言。

ヴァージルが仕事を引退しても、友人だったら会うことができるはず。


しかしビリーは、ヴァージルのコレクションを盗み、姿を消す予定だったために、このような発言をしてしまったのではないでしょうか。


オートマタは結局なに?メッセージの意味


ヴァージルの肖像画コレクションが盗まれた部屋には、ロバートによって復元されたオートマタが置かれていました。


そんなオートマタが発していた言葉、


「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」

「そのとおりだ」

「会えなくなると寂しいよ」


はどのような意味があるのでしょうか。


「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」

”偽物の恋愛も真実の愛のように見えてしまう”というヴァージルに向けた嫌味


「そのとおりだ」

いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む”に対してのそのとおりだ


「会えなくなると寂しいよ」

ヴァージル最後の競売の日、ビリーが最後に言った言葉


「ナイト&デイ」は実在していた!ヴァージルが訪れた理由


ヴァージルはクレアと愛し合っていると思っていましたが、裏切られた上に、大切な肖像画も全てを失いました。


クレアが以前に話をしていた「ナイト&デイ」が存在していなかったら、クレアのことを諦めるつもりでいたのかもしれません。


しかし、「ナイト&デイ」は実在しており、クレアの発言全てが嘘だった訳ではないと気付かされるヴァージル。


初めて肖像画のコレクション部屋を見せた際、たとえ何が起きようと、あなたを愛しているわ」とヴァージルに伝えたクレア。


演技が上手な怖い女性だったという可能性もありますが、あの発言が嘘だったとは思えなかったヴァージルは、まだ心のどこかでクレアを信じているような気がしますね。


ヴァージルは、わずかな可能性を信じて「ナイト&デイ」の近くに引っ越し、クレアが現れるのを毎日待つつもりなのかもしれません。


ヴァージル オールドマンの人生の結末とは? 


この映画のラストは、「ナイト&デイ」でヴァージルが誰かを待ちながらメニューを見ているシーンと、病院で過ごすヴァージルの姿を交互に映して終わります。


捉え方によっては、ハッピーエンドと解釈する方もいるようです。




一方でバッドエンドだという意見も多く見受けられます。




ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか視聴した方に委ねられるラストシーン。


視聴した方の感想にもあるように、いつまでも肖像画に恋をしているよりも、恋心を知ることができてよかったと思いますし、「ナイト&デイ」にクレアが訪れてくれるかもしれないですよね。


何度か視聴してみると違った点を発見することができますし、一度見た人は二度目を見てみることをおすすめします!


まとめ

映画「鑑定士と顔のない依頼人」のネタバレを含むあらすじや、解説&考察をご紹介いたしました。


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真実を知ってから映画を視聴してみても面白いと思うので、是非一度視聴してみてくださいね。


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※本ページの情報は202108月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

執筆
すずき

海外ドラマ・お散歩・犬が好きです。「ウォーキングデッド」や「ストレンジャーシングス」にドはまりして、7回は観ました。皆さまのお役に立てる情報を届けられるよう、日々勉強中です!よろしくお願いします!

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