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【ネタバレ解説】オーシャンズ12|時系列順あらすじ・難解シーンを考察!

やぐち

更新日:2021-7-12

<プロモーション>

「オーシャンズ12は前作に比べて難しい…。」「時系列が複雑だし、どこまで演技だったのか分からない」という方に向けた記事です。

 

大まかな記事の内容は以下の通り。

・オーシャンズ12人の役割 / 参加した作戦

・登場人物の整理 / 正体のネタバレ

・返済期限順 ネタバレあらすじ解説(どこからが演技か記載)

・“作中で解明されている” 難しいポイントを解説

・“ハッキリと明かされていない” 難しいポイントを考察

 

難しいポイントの解説 / 考察では、

・逮捕されたのは計画だった?

・マツイとの交渉(隠語)の内容

・イエンはわざと運ばれた?

 

など、ストーリーを楽しむうえで重要な部分のみ解説。

 

あらすじではストーリーの時系列ではなく、オーシャンズの行動を返済期限順に並べなおしています。

 

すぐに『オーシャンズ12』を楽しめるよう、演技や計画はどこからなのか記載。

要点を整理しているので、登場人物の多さやストーリーについてのモヤモヤを解消します。

 

コミカルな演出に散らばった「オーシャンズの意味ある動き」を確認して、何度でも『オーシャンズ12』を楽しみましょう!

オーシャンズ12とは|作品詳細・簡易解説

 

オーシャンズ11の続編であり、オーシャンズシリーズ2作目。2004年に公開された『オーシャンズ12』

 

ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンなど“もう二度とあり得ない豪華キャスト”と言われたオーシャンズが帰ってきました。

前作の費約90億円を大幅に超えた約120億円で制作されるなど、全てがパワーアップしています!

 

 

カジノ王・ベネディクトの金庫を強奪し、平和に暮らしていたオーシャンら11人のメンバー。しかし、事件の真相を知ったベネディクトは利子付きで金の返済を要求。困ったオーシャンたちは再び危険なヤマを踏むことになり、アムステルダムへ飛ぶが…。

 

 

『オーシャンズシリーズ』を配信しているVOD

VOD名

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プライムビデオ

無料期間

31日間

30日間

シリーズの配信

オーシャンズ11:〇

オーシャンズ13:〇

オーシャンズ11:〇

オーシャンズ13:〇

オーシャンズ11:〇

オーシャンズ13:〇

オーシャンズ8:〇

※2021年7月1日 現在

 

オーシャンズ〇〇の数字は、犯罪のスペシャリスト集団“オーシャンズ”のメンバー人数。今回は、11人から12人に増えていますよ!

 

オーシャンズ12 登場人物|オーシャンズ11人・役割

 

左:ジョージ・クルーニー 右:ジュリアロバーツ(テス役)

①ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)

主人公。前作で刑務所に入った際、テスと離婚。最近よりを戻したばかり。

12では交渉・計画などを担当。裏社会で名を馳せる泥棒・詐欺師でもある。この時、年齢は43~44歳。

 

②ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)

ダニーの右腕。刑事の元カノ・イザベルに未練あり。

12では交渉・計画・実行を担当。トラブった時に1番に相談するのはラスティと、オーシャンズメンバーが口を揃えるほど信頼されている。

 

③ライナス・コールドウェル(マット・デイモン)

「黄金の指を持つスリ」の異名を持つ青年。犯罪一家の息子。

12では計画実行を担当。卵が入ったバックパックを見事すり替える。若手で経験が少ないが、向上心が高い。マツイとの初交渉は苦い思い出。ジュリアロバーツ作戦の発案者。

 

④バシャー・ター(ドン・チードル)

爆発物・兵器の専門家であり、本業ラッパー。大体ヘッドホンをつけている。

電子技術系・実行担当。“家持ち上げ作戦”では、金庫の電子ロック装置を作りボーガンで設置する。ジュリアロバーツ作戦に参加。

 

⑤バージル・モロイ(ケイシー・アフレック)⑥ターク・モロイ(スコット・カーン)

バージルが兄・タークが弟の双子。兄弟仲は悪いが、いつも2人で仕事をこなす。

 

バージル(兄):実行担当。トゥルアーの絵画を盗み出した際に、防犯カメラに写ってしまい逮捕。

ターク(弟) :実行担当。卵すり替えの際に、喧嘩騒動を起こす役割を担う。ジュリアロバーツ作戦に参加。

 

⑦イエン(シャオボー・チン)

元・中国雑技団曲芸師。英語は理解できるが中国語しか話さないため、字幕・翻訳共にされていない。

実行担当。小柄で柔軟性があり、狭い場所や一般的には難しそうな場所への侵入を行う。12では、スポーツバックに詰められ移動した。

 

⑧リヴィングストン・デル(エディ・ジェイミソン)

実家暮らしのコメディアン。気弱に見えるが、元FBI組織犯罪対策部の嘱託技師で凄腕。

電気・通信・実行担当。トゥルアーの絵画を盗み出した際に、防犯カメラに写ってしまい逮捕されてしまう。

 

⑨ルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド)

ホテル経営者・実業家。占い好き。返済金に困ってはいないが、オーシャンズを案じて作戦に参加。ダニーの恩師でもある。

前作のベネディクト計画では、資金面を援助するなどサポート役。バージル逮捕の際に、巻き添えで逮捕される。

 

⑩ソール・ブルーム(カール・ライナー)

詐欺師。現在は高級リゾート地でのんびり隠居生活中のため、今回の作戦を降りた。オーシャンズの計画が成功するか心配しており、終盤から作戦に復帰する。

ジュリアロバーツ作戦では、ジュリアの主治医役を担当。

 

⑪フランク・キャットン(バーニー・マック)

手・爪・フェチでネイルサロン好き。ラスティとイザベルの関係を唯一知っている。

実行担当。家持ち上げ作戦で捕まるため、12ではほぼ留置場。

 

オーシャンズ12 登場人物| 主要人物2人について

 

①テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)

3大カジノのオーナーで、11でオーシャンズの標的となった人物。3年前、1億6,000万ドルを盗まれるが損害額分は保険がおりている。

 

今作では「2週間後に1億6,000万ドル+利子を返済、さもなくば命は無い」と、オーシャンズを脅迫。トゥルアーと取引し、オーシャンズの情報を得ている。

 

②イザベル・ラヒリ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)

ラスティの元カノ。窃盗専門の刑事。ルマーク・ナイトフォックスに詳しく、追っている。

父親は泥棒で既に亡くなっていると、母に教えられ育ってきた。

頭の回転が速く優秀だが、文書偽造をしたり目的のためには手段を選ばない。

 

正体ネタバレ|オーシャンズ12人目 / ルマーク / ライナス母

 

①世界一の泥棒?『フランソワ・トゥルアー(ヴァンサン・カッセル)』

怪盗ナイト・フォックス。モレッティという名前でも窃盗をしている。

金と暇を持て余し、泥棒をはじめた大富豪。

 

伝説の大泥棒ルマークを師匠と慕っている。ベネディクトやイザベルに情報を売り、オーシャンズを敵視。世界一の泥棒の座をかけて、“ファベルジェの卵を先に盗んだ方が優秀”とダニーに勝負を仕掛ける。

 

②12人目のオーシャンズ『テス・オーシャン(ジュリア・ロバーツ)』

ダニーの妻。泥棒や犯罪には反対している、一般的な奥様。前作で離婚するが、よりを戻して幸せに暮らしていた。

逮捕されたダニーを救うため、妊婦のジュリアロバーツになりきるも失敗。犯罪計画に参加した事で「12人目のオーシャンズ」になる。

 

③伝説の大泥棒・イザベルの父『ギャスパー・ルマーク(アルバート・フィニー)』

トゥルアーの師匠であり、イザベルの父親。死亡説が流れているが、隠居し優雅に暮らしている。義理堅い性格で、オーシャンズを手助けしてくれる。

 

イザベルの母と離婚する際、娘に近づいたら全てを警察にバラすと言われた事で疎遠に。ずっとイザベルと再会する日を待っていた。

 

④救世主!ライナスの母『モリー・スター(チェリー・ジョーンズ)』

オーシャンズの一員、ライナスのお母さん。詐欺師。

FBIの女性捜査主任に扮し、オーシャンズを保釈してくれた救世主。

犯罪者一家で、夫は伝説の大泥棒ボビー・コールドウェル。ライナスの成長を心から喜んでいる、優しいお母さん。

 

オーシャンズ12 ネタバレ・解説|時系列順あらすじ

 

オーシャンズ12_作品画像

画像引用元:Amazon

 

オーシャンズが過ごした時系列順に並べ、解説します。

 

今回は『オーシャンズ11』で標的だった、カジノ王・テリー・ベネディクトの復讐劇。に見せかけた、窃盗勝負がメインのお話です。

● メイン時系列順 ~簡易バージョン~ ●

①ルマークから情報提供

( ここから演技 )

②卵を盗む / レプリカにすり替える

③トゥルアーと勝負開始 

④ジュリアロバーツ作戦 (レプリカを盗むふり)

⑤オーシャンズ全員逮捕

⑥ネタばらし

 

敵をあざむくため、オーシャンズのテクニックが後半から複雑に…。

 

時系列に加え、オーシャンズ・トゥルアー、そして卵の動きを整理して各見出しで解説しています。

どこからが計画・演技なのかチェックしてみてください!

 

ネタバレあらすじ|返済期限まで13日「カジノ王から脅迫!」

 

オーシャンズ12_ベネディクト脅し_画像

 

ベネディクトから「1億6000万ドルと3年分の利子、2週間以内に返せ!」と脅された次の日、オーシャンズ11人が再集結。

それぞれベネディクトから奪った金を使い込んでしまった為、返済方法を相談し合います。

 

犯罪集団であるオーシャンズは、ハイリターンな“仕事”を求めアムステルダムへ飛び立つことを決意。

11人のうち、ソールのみ作戦を降ります。

 

ちなみに、アムステルダムはラスティの刑事で元カノ・イザベルがいる国。

フランクだけが、イザベルについて知っていました。

 

ネタバレあらすじ|返済期限まで8日「大泥棒と家持上げ作戦」

 

アムステルダムで斡旋してもらった仕事をこなすべく、「家持上げ作戦(シューマン・スペシャル)」を決行します。

無事家に侵入し金庫を開けると、空っぽ!ナイトフォックスが中身を奪った後でした。

 

金庫に唯一残されていた“プレーを押せ”という紙と音声プレイヤー。

再生するとオーシャンズをベネディクトに売り、この家に誘きだした犯人がナイトフォックスだと分かります。

 

ラスティが提案した「家持上げ作戦」は、過去の大泥棒マックス・シューマンが実践した犯罪。

 

刑事で元カノ・イザベルから聞いた作戦でした。そのため、翌日捜査に来たイザベルにラスティの仕業だとバレてしまします。

 

勘のいいイザベルは現場に残してあったドリルを見て、ラスティは何も盗んでいない事・ナイトフォックスが来たことを悟ります。
 

ネタバレあらすじ|返済期限まで6日「命の恩人ルマークと卵窃盗」

オーシャンズ12_あらすじ_バス画像

 

この日は、キーポイントとなる出来事が2つ起きています。

 

①ルマークに会い、ファベルジェの卵の情報を提供してもらう。

②サッカー選手に紛れ込み逃走を図るが、イエンだけが別の場所に運ばれてしまう。

 

①ルマークに会い、ファベルジェの卵の情報を提供してもらう。

ナイトフォックスの恩師ルマークに会いに行ったダニーとラスティ。ルマークは

ファベルジェの卵の在処・運搬の流れなど、情報を提供してくれます。

 

ルマークの情報通り、卵輸送に使われる列車に乗り込み喧嘩騒動を起こすオーシャンズ。騒動に紛れ、本物の卵とレプリカをすり替えたのでした。

 

②サッカー選手に紛れ込み逃走を図るが、イエンだけが別の場所に運ばれてしまう。

(トゥルアーをあざむくための演技)

 

イザベルに顔が割れてしまったラスティ・ダニー・イエン。オーシャンズはヨーロッパ中の警察に指名手配されると予測し、逃走を決意します。

 

サッカー選手に紛れ込み逃亡を図りますが、イエンは目立つためスポーツバックに隠れることに。結果、イエンだけが別の場所に運ばれてしまう失態をおかします。

 

ストーリーの後半で明かされる①パートですが、1日の時系列に並べ替えると「ルマークから情報提供 → イエンが別の場所に運ばれるミス(全て演技)」となっています。

 

ネタバレあらすじ|返済期限まで5日「大泥棒とオーシャンズが対決!」

オーシャンズ12_あらすじ_ナイトフォックス勝負

 

ナイトフォックス(トゥルアー)は、師匠ルマークがダニーを褒めたことに嫉妬。

どちらか1番か証明するため、「ファベルジェの卵を先に盗んだ方が優秀!」と勝負を仕掛けます。

 

挑戦に勝てばベネディクトの借金を肩代わりするというトゥルアーの案にのり、ダニーは勝負を引き受けることに。

 

この時、オーシャンズはファベルジェの卵」を既に盗み出しています

トゥルアーに悟られない様に、ダニーは勝負を引き受ける“演技をしていました。

 

ネタバレあらすじ|返済期限まで4日「レプリカを盗むナイトフォックス」

 

イザベルはラスティから盗んだ携帯電話により、“オーシャンズがまた動く”事を察知します。

 

次の狙いがファベルジェの卵だと勘づき、イタリア警察に捜査書類の承認を求めますが却下。イザベルは後に、捜査書類を偽装します。

 

この日の夜、ナイトフォックスは「ファベルジェの卵」を窃盗。

本人は気が付いていませんが、レプリカでした。(本物の卵は、2日前にオーシャンズが窃盗済み。)

 

ネタバレあらすじ|返済期限まで1日「ジュリアロバーツ作戦決行!」

 

オーシャンズ12_あらすじ_ネタばらし画像

 

返済期限を明日に控えたオーシャンズ。この日は3つの出来事が、次々に起こります。

 

①「ジュリアロバーツ作戦」で卵を窃盗

②イザベルに作戦がバレ、5人全員逮捕。そして釈放

③トゥルアーにネタばらし

 

①「ジュリアロバーツ作戦」で卵を窃盗

トゥルアーのタレコミにより9人の内7人が逮捕され、作戦は失敗…。

残りの3人で作戦を練り直します。何をするにも人が足りないため、ダニーの妻テスを呼びだすはめに。

 

ジュリアロバーツにそっくりなテスを、無理やり巻き込み「野次馬&おめでた作戦」を決行します。(妊婦のジュリアが美術館を訪れ、産気づいた騒動の隙に卵を盗む戦法。)

 

ここでジュリアの主治医として、ソールが仕事に復帰。ジュリアを支えてくれます。

 

テスは産気づく演技を難なくこなし、騒動に乗じて卵も無事すり替え完了。

 

しかし、イザベルが本物のジュリアロバーツのマネージャーに連絡を取っており、作戦は失敗に終わります。

 

②イザベルに作戦がバレ、5人全員逮捕。そして釈放。

イザベルが1枚上手だったため、テスを含めた5人を逮捕。

ですが、イザベルは文書偽造がバレてしまい、FBIのモリースターに捜査を引き継ぐことに…。

 

FBIのモリースターはライナスに目をつけ、本国送還・仮釈放を条件にベネディクト事件を自白させようとします。その後、どこかに連れられて行くオーシャンズ。

 

もはやこれまでか…と思った矢先、FBIのモリースターこそがライナスの母である事が分かります。

詐欺師でもあるライナスの母が、FBIに扮してオーシャンズを釈放したのでした。

 

③トゥルアーにネタばらし

夜、トゥルアー邸に訪れるダニー夫婦。オーシャンズが本物の卵を盗み、トゥルアーが盗んだ卵はレプリカだったとネタばらしをします。

トゥルアーは全てを察し、約束の金をオーシャンズに支払うのでした。

 

オーシャンズ12 ネタバレ・解説|【難しいポイント4選】ストーリー編

 

オーシャンズ12で難しいと言われる4つの点を解説します。

 

①「ファベルジェの卵」窃盗計画の発端・仕掛け人

②ナイトフォックスがオーシャンズを敵視する理由

③「ファベルジェの卵」窃盗方法・時系列

④逮捕されたのは計画?レプリカを盗もうとした理由 

 

どれも作中で明かされている事柄ですが、少し複雑なため時系列・どこから計画なのか…など詳しくご紹介します。

 

①「ファベルジェの卵」窃盗計画の発端・仕掛け人

 

 

発端・仕掛け人共に、ナイトフォックスの正体であるトゥルアーです。理由は、自分とダニーのどちらが泥棒として優秀か証明するため。

 

1番の泥棒は自分だと証明したいトゥルアーは、ダニーと“窃盗勝負“をして決着を付けようと考えつきます。

 

オーシャンズの逃げ道を徹底的に潰し、生き残るにはトゥルアーとの勝負のみ!この状況を作り上げる為に、ベネディクトを焚き付け仕事を横取り…。

 

短期間に大金が必要なうえ命の危険があるとなれば、ダニーもトゥルアーの案にのるしかありません。

 

ベネディクトやオーシャンズは、トゥルアーのゲームに巻き込まれただけ。

「盗んだ現金を返済するきっかけ」「ファベルジェの卵窃盗計画」どちらも、トゥルアーが自分が一番の泥棒だ!と証明したかっただけに発生したイベントでした。

 

②ナイトフォックスがオーシャンズを敵視する理由

 

恩師ルマークがダニー(オーシャンズ)を褒めた事が、相当悔しかったナイトフォックス(トゥルアー)。

嫉妬によって、オーシャンズを敵視していたのです。

 

きっかけは、恩師ルマークとビジネスマンの会話。「ダニー・オーシャンは世界一の大泥棒」とビジネスマンが発言し、それをルマークは否定しませんでした。

 

むっとしたトゥルアーは、「オーシャンは私には勝てない」と言い返しますが、ルマークは「(盗みの)勝ち負けは決められない」と返答。

 

この言葉が頭から離れなかったトゥルアーは、同じものを盗めばダニーと自分どちらが優秀かルマークに証明できると考えました。

 

オーシャンズを邪魔していた理由が “嫉妬”…。勝負の決着がつくまで、トゥルアーはオーシャンズを敵視し続けます。

 

③「ファベルジェの卵」窃盗方法・時系列

 

オーシャンズ12_解説_ファベルジェの卵

 

ファベルジェの卵の動きとあわせて、オーシャンズ・ナイトフォックスが卵(レプリカ)を盗んだ方法・時系列を解説します。

 

● ファベルジェの卵の動き ●

「パリ北駅・午前9:30 (返済期限6日前)」→「ローマの美術館」→「展示 (返済期限の2日前)」

■ オーシャンズと卵の動きと窃盗方法 窃盗完了:返済期限6日前

「パリ北駅・午前9:30 (卵窃盗完了 / レプリカにすり替え)」→「ローマの美術館 (レプリカ)」→「展示 (レプリカ)」


●オーシャンズの卵窃盗方法

卵が輸送される列車「パリ北駅・午前9:30」に乗り込み、郵送人の近くにスタンバイ。

喧嘩騒動を起こし、騒ぎに乗じて卵の入ったバックパックとレプリカが入ったバックパックを入れ替える。

■ トゥルアーと卵の動きと窃盗方法 窃盗完了:返済期限4日前

「パリ北駅・午前9:30 (オーシャンズにレプリカとすり替えられる)」

「ローマの美術館 (レプリカと気が付かず窃盗)」→「展示 (トゥルアーが用意したレプリカ)」
 

●トゥルアーの卵窃盗方法

小細工なし!抜群の身体能力で、レーザーセンサーをかいくぐり卵を窃盗。

 

突破不可能と言われた美術館のレーザーセンサーを、トゥルアーは身体能力だけで乗り切ります。ルマークのお陰でオーシャンズは先手を打てましたが、世界一の泥棒を自負しているのも納得の腕前!

 

④逮捕されたのは計画?レプリカを盗もうとした理由

 

レプリカを盗もうとした事・逮捕された事、すべてオーシャンズの計画です。トゥルアーに勝利を確信させるための演技でした。

 

時系列を整理すると、序盤からオーシャンズのパフォーマンスだった事が分かります。

 

● 簡易時系列 ●

①ルマークから情報提供

( ここから演技 )

②卵を盗む / レプリカにすり替える

③トゥルアーと勝負開始 

④ジュリアロバーツ作戦(レプリカ)

⑤オーシャンズ全員逮捕

 

裏付けするように、ダニーとラスティは作戦会議の際「10時45分 全員逮捕」と発言

一件皮肉に聞こえるセリフですが、逮捕されることも計画だった事が分かります。

 

レプリカを盗もうとした理由は、オーシャンズが捕まった事・卵を盗めていない事をトゥルアーに信じ込ませるためです。

 

作戦会議後の「トゥルアーは?」「予想通り」というラスティとダニーの会話からも、トゥルアーの動きを見越しての計画だと理解できます。

 

この作戦と演技のお陰で、トゥルアーは最後までレプリカを盗んだことに気が付きませんでした。

 

オーシャンズ12 ネタバレ|【難しいポイント4選】考察編

 

オーシャンズ12で難しいと言われる5つの点を考察・解説します。

 

①マツイとの交渉(隠語)内容は?

②イエンはわざと違う目的地に運ばれた?

③ルマークがオーシャンズに協力した理由は?

④イザベルの動きは計画通り? 偶然?

⑤ダニー・ラスティはどこまで計画していた?

 

作中ではハッキリと解明されていない点ですが、時系列・登場人物の動き・心情から考察していきます。

 

①マツイとの交渉(隠語)内容は?

オーシャンズ12_マツイ隠語_画像

 

マツイとの交渉シーンで使われた隠語と訳した内容を、ストーリーの展開から読解・解説します。

 

ラスティ:ある皮膚病の専門医の夢の話だ。彼はテレビの前で寝てしまう夢をみる。やがて、医者はテレビの前で目をさます。でも、夢は思い出せない。

隠語の意味:常にセキュリティが作動している金持ちの家に、家主が就寝中に盗みに入りたい。でも、盗難があった事自体は気が付かれたくない。

・テレビの前で(つけたまま):常にセキュリティが作動している家 

・医者:金持ち

・夢を見る:就寝中に盗みに入りたい

・夢は思い出せない:盗難があった事自体気づかれたくない

 

ダニー:もし赤道直下の全ての動物がお世辞を言えたら、感謝祭とハロウィンは同じ日に来ることになるだろう。

隠語の意味:オーシャンズ全員にしたくない仕事(ベネディクトに借金を返すための仕事)を斡旋してくれたら、謝礼は相当な額を払うよ。

・全ての動物:オーシャンズ全員

・お世辞を言えたら:したくない仕事(ベネディクトに借金を返すための仕事)

・感謝祭とハロウィンは同じ日に来る:謝礼は相当な額を払うよ

 

マツイ:俺が4歳の時おふくろが蜘蛛を殺したんだ。ポットカバーで。何年かして、蜘蛛じゃなかったと分かった。殺されたのは叔父のハロルドだった。

隠語の内容:最初の仕事は、単価の安い仕事。その仕事が成功すれば、ハイリターンな仕事を紹介する。

・4歳:最初の仕事は

・蜘蛛を殺した:簡単 / 単価の安い仕事

・何年かして:その仕事が成功すれば

・殺されたのは叔父:大きな仕事 / ハイリターンな仕事を紹介する

 

初めての交渉で相当緊張していたライナスは、レッド・ツェッペリン「カシミール」の歌詞を引用。

マツイの姪を売春婦と侮辱する内容でしたが、トゥルアーが仕掛けた仕事なので交渉決裂は無かったはずです…。

 

②イエンはわざと違う目的地に運ばれた?

オーシャンズ12_イエン_バックパック画像

 

トゥルアーをあざむく為に、“わざと”手違いを起こし混乱しているように見せていました。

しかもこの日、ダニーとラスティはルマークに情報提供してもらい卵を盗み出します。

 

ラスティ・ダニー・イエンはイザベルに顔を見られたため、指名手配を恐れ逃走を決意。

サッカー選手に紛れ込み、バスに乗り込みます。イエンは目立つため、スポーツバックに隠れる形になりました。

 

この後イエンが皆と違う場所に運ばれてしまう最大のミスこそ、計画の意図。

トゥルアーに監視されている状況を逆手に取った、作戦でした。

 

積み重ねてあざむく事で、レプリカを盗んでいる事やルマークと通じていることが一切バレなかった訳です。

 

③ルマークがオーシャンズに協力した理由は?

 

弟子であるトゥルアーが起こした面倒事、自身の発言が発端であった事が理由です。

 

トゥルアーがオーシャンズを巻き込んでいるのは、「自身(ルマーク)がオーシャンズを褒めたこと」がきっかけだと分かっています。

 

2人のちょっとした会話が厄介事を引き起こしたと、ルマークは謝罪とともにオーシャンズを手助けをしてくれたのでしょう。

 

また、身内を売らないルールを破ったトゥルアーを守るためでもあったのかな…とも思います。

 

④イザベルの動きは計画通り? 偶然?

 

ストーリーに照らし合わせて、イザベルの動きを“偶然”と“計画”に分けて解説します。

 

計画だと考察できる点は5つ。偶然だと考察できる点が1つ。よってイザベルの動きは、ほぼ計画通りだと思います。

 

オーシャンズの計画だと考察するシーン

・「家持ち上げ作戦」をラスティの仕業だと気が付かせる

・ラスティの携帯を盗ませる

・オーシャンズの標的がファベルジェの卵だと勘づかせる

・オーシャンズの7人を指名手配 / 逮捕させる

 

ラスティ個人の計画

・ルマークとイザベルを引き合わせる

 

偶然だと考察するシーン

・捜査書類の偽造

 

捜査書類の偽造は、予想はできても計画は難しいのではないでしょうか。

 

それ以外4のシーンは、トゥルアーをあざむく為に必要な動きです。

ラスティがアムステルダムに行こうと提案した時点で、イザベルを巻き込む気満々。

 

イザベルに未練があったので、トゥルアーとの勝負を利用しつつ、再び親密になる機会を待っていたと考えます!

 

⑤ダニー・ラスティはどこまで計画していた?

 

ルマークに情報を提供されてから、逮捕・トゥルアーにネタばらしをするまで全て計画済み。

 

トゥルアーをあざむくには演技が必須だった為、2人以外は詳細は知らなかったと考えます。

 

オーシャンズ12はつまらない?|口コミ・評判(ネタバレあり)

 

オーシャンズ12は「前作と比べてつまらない」という感想を多く目にしますが、その理由を探っていきます。

 

つまらない / 難しいという人に多かった感想

・作戦 / 展開が凝っているのにテンポが早い

・時系列が複雑で難しい

・登場人物が次々と出てくるので整理が難しい

 

 

解説 / ネタバレを読んで、スッキリしたという方が沢山いました!

前半は時系列順。後半がネタばらしのため、前半パートと同じ日・違う時間のストーリーが判明…。確かに複雑です。ネタバレなしだとややこしく感じますよね。

 

「前作と比べて」時系列が複雑な点が、つまらないと言われる一つの要因でした。

 

オーシャンズ12 ネタバレ・解説|まとめ

 

オーシャンズ12は、時系列 / 登場人物を整理するとグッと面白さが増す作品です!

「ストーリーの内容が分からなくてつまらない」と感じた方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

● メイン時系列順 ~簡易バージョン~ ●

①ベネディクトに脅される

②金庫を破るがナイトフォックスに先を越される

③ルマークから情報提供

( ここから演技 )

④卵を盗む / レプリカにすり替える

⑤トゥルアーと勝負開始 

⑥ジュリアロバーツ作戦 (レプリカを盗むふり)

⑦オーシャンズ全員逮捕

⑧ネタばらし

 

 

『オーシャンズシリーズ』を配信しているVOD

VOD名

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無料期間

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オーシャンズ11:〇

オーシャンズ13:〇

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※2021年7月1日 現在

 

※本ページの情報は2021年7月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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やぐち

チョコパンと大きい犬、映画が好き~!お気に入りは、土曜の朝にハッピーな映画を見ること。 皆さんのお役に立てるよう、分かりやすく温かい記事を目指して毎日頑張ります!

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