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ホラー映画「ドント・ブリーズ」のあらすじ・ネタバレを解説! ラストシーンの視線の先は?

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更新日:2024-7-10

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究極のシチュエーションホラー映画「ドント・ブリーズ」

観ている視聴者も思わず息を止めてしまうほどの緊張感が魅力の映画です。

 

また物語の後味や余韻の残す終わり方に、考察しがいがある作品でもあります。

そこで本記事では、「ドント・ブリーズ」のあらすじや気になるラストシーンの考察を紹介していきます。

 

▲ネタバレを多分に含むので、未視聴の方は注意です▲

ホラー映画「ドント・ブリーズ」の作品概要・キャスト紹介

映画「ドント・ブリーズ」の物語のあらすじ(ネタバレなし)、キャストなど作品概要をまとめてみました。

 

また2021年9月現在、無料視聴できるVODサービスを紹介します。

 

物語のあらすじ(ネタバレなし)

 

多額の現金を隠し持つ盲目の老人を狙う、3人の素人強盗。簡単に大金が手に入るはずだった。思わぬ誤算により、”息もつかせぬ”鬼ごっこが始まるまでは…。 ( 参考元:Netflix)

製作・出演陣

【製作】

  スタッフ
監督 フェデ・アルバレス
製作 サム・ライミ、ロブ・タパート
脚本 フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス

【キャスト】

  キャスト 吹替
ロッキー ジェーン・レヴィ 水樹奈々
アレックス ディラン・ミネット 梶裕貴
マネー ダニエル・ゾヴァット 江口拓也
盲目の老人 スティーブン・ラング 沢木侑也

 

「ドント・ブリーズ」を視聴するならNetflix

「ドント・ブリーズ」を視聴できる動画配信サービスをまとめてみました。

 

配信状況

Netflix

Hulu

レンタル(Huluストア)

U-NEXT

×

dTV

×

Prime Video

レンタル

 

「ドント・ブリーズ」はU-NEXTやHuluなどの無料トライアルがあるVODでは配信されておらず、無料トライアルがないNetflixのみになります。

 

しかし、たった1つだけ「ドント・ブリーズ」を無料視聴する方法があります。

 

それは、TSUTAYA DISCASを利用すること

 

TSUTAYA DISCASとは、レンタルビデオ店TSUTAYAが運営するネット上でDVDなどをレンタルできるサービスです。月額2,200円(税込)でDVD/CDを月4本レンタルすることが可能です。

 

もちろん、送料0円で自宅まで届けてくれるので、実店舗に脚を運ぶ必要はありません。見終わったらポストに返却でOK!

 

このTSUTAYA DISCASは30日間無料体験があるので、この間であれば無料で「ドントブリーズ」を視聴することが可能です!

 

TSUTAYA DISCASの特徴

・動画配信作品もあるからレンタルしなくても楽しめる

・TSUTAYAの品ぞろいと同じなので観たい作品が必ず見つかる

・R-18作品も借り放題

 

「ドント・ブリーズ」の登場人物

 

映画に登場する4人の登場人物について紹介してきます。

ロッキー:本作の主人公、自分と妹のために盗みを働くクズ女

ロッキー(ジェーン・レヴィ)は本作の主人公。

 

デトロイトの街に母親と妹と暮らしているが、母親は男に現を抜かし、育児を放棄している。

 

劣悪な家庭から妹を連れて抜け出すために盗みで金を稼いでいる。

子供の頃からてんとう虫を希望の印と思っており、劇中でもちらほら登場する。

アレックス:ロッキーに好意を抱く青年、やや頼りない計画担当

アレックス(ディラン・ミネット)はロッキーに好意を抱く青年。

 

父親が警備会社のセキュリティ担当のため、防犯の仕様に詳しく、盗み入る邸宅のセキュリティ解除コードを知っている。

 

捕まっても重窃盗罪で起訴されないように物品を狙い、盗む額をを少額に抑えたり、暴力を極力避けたり、強盗3人組の中では一番気真面目かつ臆病な人物。

マネー:ロッキーの恋人で怖いもの知らずの不良青年

マネー(ダニエル・ゾヴァット)はロッキーの恋人の不良。

 

少額しか儲けられていない現状を快く思ってなく、今回の老人宅への盗みを計画する。

 

思ったことが口にも手にも出るタイプなので、ホラー映画的に改心して良い奴キャラになるか、犠牲者になるか、定番のキャラクター。

 

老人に銃を突きつけられ尋問されてもロッキー達のことを吐かなかったり、意外と仲間思いなところもある。

盲目の老人:古びた館に犬と住む盲目の老人、人には言えない秘密がある

盲目の老人(スティーブン・ラング)は古びた館に犬と住む男性。

 

湾岸戦争に従軍し、手榴弾が炸裂したことにより目を負傷し視力を失う。

 

視力を失ってもなお、銃器の扱いや体術に長けており、聴覚・嗅覚・触覚をフル活用し3人を追い詰めていく。

 

劇中では老人の本名は明かされていない。ちなみにクレジットにはブラインドマンと明記されています。

 

「ドント・ブリーズ」のネタバレ解説

それでは、物語を起承転結で紹介していきます。

 

前半の緊張感たっぷりのシーンと終盤の怒涛の展開に注目していきましょう。

【起】退廃的な街、人生を変えるために必要な金

舞台は過疎化が進むデトロイトの街。

1人の男性が女性の頭を掴んで道路を引きずって行く。

 

場面が変わり、3人の若者(ロッキー、マネー、アレックス)が空き巣を働いていきます。

 

セキュリティアラームを解除し、高額な品や足がつくものは置いて行くことから思いつきの犯行ではないことが伺えます。

空き巣を終えて盗んだ品を闇のマーケットで金に換えるマネーだが、少額にしかなりませんでした。

 

職がなければ未来もない街に嫌気がさしたロッキーとマネーは街を飛び出したい気持ちが強く、とある老人宅の強盗を計画します。

 

マネーは「老人は交通事故の示談金をたんまり持っている」とアレックスに告げます。

 

アレックスは重窃盗罪に繋がると計画から一度は身を引くものの、ロッキーの将来への思いを聞いて決意し直します。

【承】老人の超人的な聴覚・本能に追い詰められていく3人

事前調査から身寄りのない盲目の老人宅が判明し、少し躊躇するアレックス。

 

あたりが暗い中3人は老人宅に侵入すると、いつも通りアラームを解除。靴を脱ぎ物色していきます。

 

マネーは2階に上がり老人が寝ているのを確認し、お手製の催眠ガスでより深い眠りへと誘う。

 

手当たり次第に探すものの、大金は見つかりません。しばらくすると、厳重にロックされた扉を発見します。

 

きっと中に大金があると信じた3人は鍵をこじ開けますが、びくともしません。

 

熱くなったマネーは拳銃を取り出し、アレックスの静止を振り切り発砲します。

 

この銃声に気づいた老人は、マネーを巧みに取り押さえ拳銃を奪い逆に射殺。

 

一方、クローゼットの中に隠れているロッキーの元に老人が金庫の金を確認してきますが、すんでのところでバレずに済みます。

 

老人が過ぎ去るのを待ち金庫から大金を回収するロッキー。

異変に気づいたアレックスは合流しようと廊下に出た矢先、老人と遭遇。息を殺し耐えます。

 

老人は脱ぎ捨てた靴から強盗は複数いると断定し、彼らを追跡していきます。

 

【転】死闘、逃げた先の地下室には…

合流したロッキーとアレックスは地下室から裏口への出口を探します。

 

しかし、地下室の構造は迷路のように入り組んでおり、薄暗く簡単には進めせん。

 

しばらく、地下室を彷徨っていたところ驚くべき光景が目に飛び込んでいます。

 

なんと、1人の女性が監禁されていたのです。地下室の一画を不自然に照らす照明と防音対策なのだろうか、クッションで囲いがなされ、まるでペットを鑑賞するゲージのごとく。

 

ロッキーは彼女の仕草と古い新聞記事から、老人の身内を殺した運転手だと推測。

 

鎖から助け出し裏口から逃げようとしたその瞬間、扉の外に立っていたのは老人でした。

老人はそのまま発砲しますが、ロッキーとアレックスに当たらず、監禁されていた女性を射殺してしまいます。

 

激昂した老人は裏口のドアを施錠し、照明を落とし、さらに追跡の手を強めます。

【結】窮地から生還、カリフォルニアに旅立つロッキー

地下室からではなく地上から逃げることを選んだ2人。

 

家中を番犬と老人に追いかけ回され別行動を取りますが、小部屋へと逃げ込んだアレックスが老人と揉み合いになり刺殺されてしまいます。

 

アレックスとはぐれた、ロッキーはダクトへと逃げ込み脱出を図りますが、老人に先回りされ拘束されてしまいます。

 

ロッキーを地下室に監禁した老人は、交通事故の事や監禁していた女性の事を告白(詳細は次の見出しにて)。

 

老人がロッキーにある行動をしようとした時、死んだと思われたアレックスが奇襲をかけ、老人を逆に拘束します。

 

その後、2人は玄関から脱出しようと扉を開けようとするものの、拘束を抜け出した老人にアレックスは射殺されます。

 

家の外に逃げたロッキーは車に隠れますが、犬に見つかり、老人に捕まってしまいます。

 

再び老人宅に引き戻されるロッキーですが、アレックスの残した防犯アラームを作動させ、老人の聴力を奪います。

 

ロッキーの隙をついた攻撃に老人は地下室へと落下していき、ロッキーは今度こそ家から脱出することに成功。

 

そこに防犯アラームの通報により警察が駆けつけ、老人は保護されます。

 

場面は変わりロッキーはカリフォルニアへと向かう駅の中で、「盲目の退役軍人の家に2人組みの強盗が押し入り、盲目の男性は身を守るために2人を射殺した」というニュースを耳にします。

 

テレビに老人が保護され治療を受ける様子が映し出され、画面越しに目があう2人。

 

ロッキーは不安な表情を浮かべながらも、妹ともに新天地へと旅立っていくのでした。

 

盲目の老人と地下室の女性の謎

地下室に逃げ込んだ先にいた監禁された女性。

 

この秘密により、身寄りのない可哀想な盲目の老人から狂人へと、がらっと印象が変わります。

 

マネー「知っているんだぞ、あんたがこの家に隠しているものをなぁ!」

 

マネーは地下室の中に金目もがあると思い込み、老人を脅すわけですが、それが返って老人に火をつけることに…。

 

それでは、女性は一体どうしてこんな場所で監禁されていたのでしょうか?

 

詳細は映画内にて説明がありますので、簡単にまとめていきます。

 

湾岸戦争で視力を、交通事故で娘を失う

盲目の老人には、妻に先立たれ、一人娘も交通事故で亡くなっており、その事故を引き起こした張本人が監禁されていた女性「シンディ」でした。

 

老人によると、シンディは罰せられることなく、大金を積むことで罪を免れたそうです。

 

それを許せなかった老人は彼女を監禁し、ある計画を進めます。

 

余談ですが、映画冒頭で老人に道路を頭から引きずられている女性はロッキーなので、どうやって「シンディ」を拉致監禁したかは謎のままです。

 

最愛の娘の死を償わせる注射器、その中身は…

娘の仇である「シンディ」を地下室に監禁していた老人ですが、単に復讐のために生かしていたわけではありません。

 

目的は新しい子供をシンディに身籠らせることで、娘の代わりを用意させることでした。

 

映画の時点でシンディのお腹には老人の子供が誕生しており、目的は達成されたように思えましたが、逃走劇のさなかシンディは流れ弾に倒れてしまいます。

 

また命を失ってしまった老人は、注射器のような物を持っておもむろにロッキーに近づきます。

 

(暗くて分かりにくいですが、正確には注射器ではなくスポイトやピペットのようですね。)

 

中身は老人の精液のようで、その矛先をロッキーに向け、次の命を要求するのでした。

「ドント・ブリーズ」のラストシーンの考察・解釈

物語は激闘の末、老人を地下室に叩き落とし、ロッキーが妹ともにカリフォルニアに旅立って幕がおります。

 

この後のシーンは語られていませんが、ファンの間では2つの展開が考察されています。

 

どちらの解釈にせよ、強盗は2人組みだったと証言していることがポイントとなります。

 

解釈①:胸糞老人との闘いはまだ終わっていない?

まずの1つ目の解釈は「老人はロッキーを狙っている」というもの。

 

劇中で語られた老人の娘への強い思いが、シンディの監禁に繋がりました。

 

テレビ越しに向けられるあの力強いまなざし、ロッキーの次の行動を見透かしているかのようにも思えます。

 

またラストシーンに「ロッキーが妹の手を引き歩くシーン」がありますが、これも冒頭の「老人がロッキーを引きずるシーン」と同じく画面手前から奥に人物が動き、カメラが引いていく構図になっています。

 

老人がどんな追跡の仕方をするか分かりませんが、あの老人なら出来ても不思議ではないと思えてしまいます。

 

解釈②:取引は遂行されロッキーの安全と地下室の秘密は保たれた

2つ目の解釈は「老人とロッキーの決着はついた」というもの。

 

物語の終盤、拘束されたロッキーに迫る老人をアレックスが助け出すシーンで、老人は「目的の金を持って消えろ」と吐き捨てます。

 

アレックスは大金と引き換えに地下室の秘密(シンディ)を黙秘しろと解釈。

 

つまり、一度はここで話に決着がついているのです。(その後また鬼ごっこが再開されるわけですが笑)

 

また、老人はロッキーの事情(強盗のあとはカリフォルニアに逃げること)までは知らないわけで、もしかしたら秘密をばらされたり、ゆすられたりすることも懸念していると考えられます。

 

そこで最後のシーンで「強盗は2人組だと」証言したことは、ロッキーに対して“こっちは筋を通したぞ”とも取れますよね。

 

個人的にはこの解釈が自然かと思えます。

 

「ドント・ブリーズ2」続編決定⁉︎

公式Twitterによると続編「ドント・ブリーズ2」が決定しました。

 

ストーリーは盲目の老人を主役に“誘拐された養女を助けに行く”というガラッと変わった展開になる模様。

 

前作のロッキーのその後に触れるかは分かりませんが、エンドロールに地下室の監禁部屋がコンクリで埋められているので、もしかしたら老人も真人間に戻ったかも知れません。

 

何れにせよ、ジョン・ウィックやイコライザーといったセミリタイアしたおじさんが頑張るアクションムービーとなるのか、今作同様にシチューションホラーになるのか、期待大ですね。

 

主演のスティーブン・ラング氏のツイートによると2020年8月に撮影が終了しており、2021年公開予定とのことです。

 

「ドント・ブリーズ」の意味と元ネタ

「ドント・ブリーズ」(原題:Don’t Breathe)そのタイトルにはどんな意味が込められているのでしょうか。

 

原題を直訳すると「呼吸をするな」「息をするな」という意味ですが、「息をひそめろ」や「沈黙せよ」とも読み取れますね。

 

狂気が渦巻く屋敷では、足音一つ許されません。

 

そんなシーンが随所に散りばめらた本作ですが、筆者的の好きなシーンが、真っ暗な地下室での攻防です。

 

照明が落とされた地下室、沈黙の中ヒートアップしていく鼓動、シャッターのようにマズルフラッシュで浮き上がる表情、観ているこちらまで呼吸ができないほど。

 

皆さんも、おもわず息を止めてしまったシーンがありましたよね?

【実話】元ネタになった事件があった?

 

ホラー映画は実際に起きた事件や事故をベースに製作されていることが多々あります。

 

例えば、『アナベル 死霊館の人形』や『エミリー・ローズ』などが挙げられます。

 

本作の場合は特にそういった“元ネタ”があるとは言われていないですが、「老人vs強盗」といった映画さながらの事件があったようです。

このニュースを目にした反応に実話版ドント・ブリーズと呼ぶ声も。

 

2009年の事件なので、もしかしたらインスパイアされているかも知れませんね。

「ドント・ブリーズ」の感想・みんなのレビュー

Twitter上の「ドント・ブリーズ」に簡単に集めてみました。

 

全体的に高評価な意見が多かったですが、中でも「老人側の視点で見るか、ロッキー側の視点で見るかで楽しみ方が変わる」という感想が印象的でしたね。

 

確かにロッキー視点だとシチュエーションホラーで楽しめ、盲目の老人視点だとアクションスリラーを楽しめる作品だと頷けました。

 

1)面白かった!

 

2)怖かった…

 

3)続編が気になる!

 

ホラー映画「ドント・ブリーズ」のまとめ 

傑作ホラー映画「ドント・ブリーズ」のあらすじと考察を解説しました。

 

緊張感溢れるシーンとアクションシーンのバランスがよく、約80分の上映時間でもテンポよく視聴できます。

 

またロッキー側、老人側の視点と何回でも楽しめる映画でもあります。

 

「ドント・ブリーズ」は続編も決定しているので、未視聴の方はもちろんのこと新作に合わせて復習してみてはいかがでしょうか?

 

「ドント・ブリーズ」を無料視聴するならTSUTAYA DISCASがおすすめ!

 

TSUTAYA DISCASの特徴

・動画配信作品もあるからレンタルしなくても楽しめる

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※本ページの情報は2024年7月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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執筆

ak

"映画・ゲーム・アニメが好きなライター。 お気に入りの映画は「インサイドマン」「トゥルーグリット」です。 最近では料理番組を見ては、夜な夜なキッチンを汚し中。 皆さんが作品を視聴するきっかけになる記事をお届けします!"

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