ちんけな人間ドラマ？『雨が降ると君は優しい』無料で見れる配信サービス

『雨が降ると君は優しい』が視聴できる動画配信サービス

『雨が降ると君は優しい』はHuluオリジナルドラマなので、他の配信サービスでは観ることができません。

Huluには他にも面白いオリジナル作品がたくさんあるので、まずは2週間の無料トライアルで見たい作品があるかチェックしてみましょう。

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『雨が降ると君は優しい』あらすじ・キャスト

出版社に勤める立木信夫は、副編集長としてまじめに働きながら、妻の彩と幸せな結婚生活を送っているかのように見えていた。しかし、彩はセックス依存症を患っており、出会い系サイトで知り合った男達とその場限りの関係を持つ日々を送っていたのだった。

引用：Wikipedia

立木信夫(役：玉山鉄二)

月刊文芸誌『ストーリーファイル』の副編集長。かつては小説家を目指していたが挫折し、書籍編集者となった。真面目な性格で、一度決めたことや約束を守りぬく誠実な男。どんな過酷な状況下に置かれても穏やかな笑顔を絶やさない。妻・彩を心から愛し、大切に思っている。ところがある日、彩が不特定多数の男と肉体関係を持ってしまう「セックス依存症」だと知ることに。 この残酷な事実を知っても彩への愛は決して揺るがず、それゆえに、計り知れない苦悩の渦に巻き込まれていく。

立木彩(役：佐々木希)　

信夫の妻。もとは女性誌で読者モデルをしていたが、結婚後は、老人ホームの介護助手をしている。少女の可憐さをにじませる美人。信夫を心から愛している。夫の愛も日々実感しており、家庭生活に不満は何ひとつない。だが、実はセックス依存症に陥っており、なぜか眩しく晴れた日には抗えない衝動を覚えて、見知らぬ男と肉体関係を持ってしまう。もちろん、信夫にはその事実をひた隠しにしてきた。ところが、ある出来事からその秘密が夫の知るところとなり、激しい苦悩と呵責にさいなまれていく。

倉田和馬(役：陣内孝則)　

『ストーリーファイル』の編集長。仕事においては、先見の明があって強引なやり方も厭わず、カリスマ編集者として名を馳せている。プライベートは謎に包まれているが、実は心に大きな闇を抱えており、それが原因で長きにわたりアルコール依存症に陥っている。志保とは依存の治療がきっかけで知り合い、現在、恋人関係にある。

小早川志保(役：木村多江)　

メンタルクリニックを開業しているカウンセラー。テレビ出演や講演会も多数こなす著名人。彩のカウンセリングを引き受けるが、困難を極める治療に苦戦する。頭脳明晰でクールに見えるが、実は心の闇を誘発しそうな秘密を抱えている。彩の夫・信夫の圧倒的な自己抑制に興味を覚えていく。

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『雨が降ると君は優しい』はつまらない？ネタバレレビュー

評価サイトでの総評は☆3.2とまずまずな評価。

みんなのレビューを見てみると「絶賛」「酷評」「まあまあ」がまんべんなく分かれているイメージでした。

こういう評価の作品はえてして「合う」「合わない」があるものですが、『雨が降ると君は優しい』はどんな人にオススメできる作品なのでしょう。

エンタメとして見る人からは高評価

●登場キャラもれなく全員変！

この作品は、なんというか「狂気」や「偏愛」を混ぜて「純愛」の皮を被せたような恋愛ドラマなんです。公式では『悲劇的純愛』って騙ってるけど、純愛と呼ぶにはみんなキモチ悪い。

セックス依存性に向き合う真面目な話じゃないんですよ。あくまでそれがスパイスになってる恋愛ドラマなんです。物語の本筋は「純愛によって狂っていく人間たち」。

この”純愛”がなんとも気持ち悪い。この場合、気持ち悪いは褒め言葉だということを、念の為言っておきます。

夫(玉山鉄二)が、どんなに愛情を注いでも変わらない妻に発狂するシーンは、観てる側の笑顔がこぼれるくらい可哀想で可哀想でたまりません。

キモくて狂気的で、ちょっとセクシャルな悲劇的恋愛を楽しむ作品としては、高評価と言えるでしょう。

メッセージ性のある人間ドラマとしては低評価

『セックス依存症を題材にした恋愛ドラマ』と題しているので、どうしてもそういったメッセージ性を期待して観る人もいます。

しかし、そう思って観た人の大半は、思ったよりも共感性の低いシナリオ・セリフ・キャラクターで肩透かしを食らうのです。

●シナリオの不自然さ

この作品って、大前提に「脚本家のやりたいこと」っていう項目がいくつもあって、その「やりたいこと」に向かうようにシナリオが作られているんですよね。(まぁ大体の物語がそうか)

そこになんとか持っていこうとするから、ちょっとツッコミどころと言うか、いまどきそんなことある？みたいなシナリオが出来てる気がします。

例えば、とある女性編集者が原稿を持ったまま飲みに行って、そして原稿を紛失するんですが…。

いや、電子データでやり取りしよ？そもそも、大事な原稿持ったまま飲みに行かないで？？

と、こんな風に「なんかこの展開作るために無理してるな～」ってところがちょいちょいあるのが、残念ポイントなんでしょう。

結論：ハッピーエンドな泣ける恋愛が好きな人向け

●少女漫画のような一途な恋愛

妻が浮気してるのにもかかわらず

「セックス依存症と言う病気だからしかたない。」

「原因が母親からの虐待にあるならしかたない。」

「子供が自分の子供じゃなくても受け入れよう。」

って、なんで夫さん浮気する妻に寛大になれるの…？病気だろうが過去が悲劇だろうが、自分の愛を裏切られてるのは事実だろうに…。

“セックス依存症”という大人向けな題材を扱っているのにもかかわらず、このブレなささは少女漫画を観ているかのよう。これが良いか悪いかは、たしかに人を選ぶかもしれません。

ただ、奪い奪われな泥沼愛憎劇がないのは、すっきりしてて個人的には好きですね。

●ド直球に泣かせに来るストーリー

私はひねくれた人間なので、この『悲劇的純愛』って謳っているドラマのシナリオは「ほら、夫さんこんなに妻を愛してるのにかわいそうでしょ？ここ、泣けるポイントだよ？」と、匂わせ通り越して「泣け！」って鼻に突き付けられているような気持ちになってしまうんですよね。

そういう押し売りも、「泣ける恋愛ドラマが見たい、ただしハッピーエンドがいい」という、恋愛作品が好きな人には刺さる作品なんじゃないでしょうか。

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まとめ

夫さんには

「うるせーーーー！セックス依存症だろうが、過去の虐待が原因だろうが、俺の愛を裏切り続けてるのは事実だろーが！かわいそうな過去があるんだから許せってか？じゃあ浮気され続けてる俺はかわいそうじゃねーのかよ、ってなるだろ！」

って怒って欲しかったな。